JP2002115937A - 複合弁 - Google Patents

複合弁

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JP2002115937A
JP2002115937A JP2000305631A JP2000305631A JP2002115937A JP 2002115937 A JP2002115937 A JP 2002115937A JP 2000305631 A JP2000305631 A JP 2000305631A JP 2000305631 A JP2000305631 A JP 2000305631A JP 2002115937 A JP2002115937 A JP 2002115937A
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Hiroyuki Ezaki
広幸 江崎
Kazuhiro Miyamoto
和弘 宮本
Masayuki Imai
正幸 今井
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Fujikoki Corp
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Fujikoki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調機の冷凍サイクルの切り換えを行う複合
弁であって、該複合弁のみで冷凍サイクルの機能部品と
して成立することができる複合弁を提供する。 【解決手段】 第一の弁と、第二の弁と、第三の弁とが
一つのボディに組込まれた複合弁であって、前記第一の
弁の開弁動作が行われることによって第一の冷媒通路が
形成され、該第一の冷媒通路の形成に伴って、前記第二
の弁の閉弁動作が行われて第二の冷媒通路が遮断される
とともに、前記第三の弁の開弁動作が行われてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合弁に係り、特
に、空調機の冷凍サイクルの切り換えを行うことができ
る複合弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍サイクルにおいてホットガス
デフロストを行うために、三方弁、電磁弁及び逆止弁等
を用いることが特開昭50−115349号公報及び特
開昭57−47829号公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、冷凍サイクル
を構成する電磁弁、差圧弁、及び逆止弁等が各々別々に
配置されていることは、特に車載用の冷凍システムのコ
ンパクト化を図ることができないという不都合が生ず
る。本発明は、このような問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、空調機の冷凍サイクルの
切り換えを行う複合弁であって、該複合弁のみで冷凍サ
イクルの機能部品として成立することができる複合弁を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係る複合弁は、第一の弁と、第二の弁と、第三
の弁とが一つのボディに組みまれた複合弁であって、前
記第一の弁の開弁動作が行われることによって第一の冷
媒通路を形成し、該第一の冷媒通路の形成に伴って、前
記第二の弁の閉弁動作が行われて第二の冷媒通路が遮断
されるとともに、前記第三の弁の開弁動作が行われるこ
と、又は前記第一の弁の閉弁動作が行われることによっ
て第一の冷媒通路が遮断され、該第一の冷媒通路の遮断
に伴って、前記第二の弁の開弁動作が行われて第二の冷
媒通路が形成されるとともに、前記第三の弁の閉弁動作
が行われることを特徴としている。
【0005】前記の如く構成された本発明の複合弁は、
冷凍サイクルを構成する弁を一つのボディに組込んでい
るので、前記複合弁のみで冷凍サイクルの機能部品を構
成し、冷凍サイクルのコンパクト化を図ることができ
る。
【0006】また、本発明に係る複合弁の具体的態様
は、前記第一の冷媒通路は、前記第一の弁側の冷媒流入
路と、前記第一の弁側の冷媒流出路と、前記第三の弁側
の冷媒流入路と、前記第三の弁側の冷媒流出路とを連通
すること、又は前記第二の冷媒通路は、前記第一の弁側
の冷媒流出路及び前記第三の弁側の冷媒流入路を遮断
し、前記第一の弁側の冷媒流入路と、前記第三の弁側の
冷媒流出路とを連通することを特徴としている。
【0007】さらに、本発明に係る複合弁の他の具体的
態様は、前記第一の弁側の冷媒流入路及び前記第三の弁
側の冷媒流出路は、前記ボディの同一側面に形成され、
該一側面にて各配管と連通すること、若しくは前記第一
の弁側の冷媒流出路は、前記第一の弁側の冷媒流入路が
前記配管と連通される前記ボディの一側面に向かい合う
面に形成され、該向かい合う面にて配管と連通するこ
と、又は前記第三の弁側の冷媒流入路は、前記第一の弁
側の冷媒流入路が形成される前記ボディの一側面に隣り
合う面に形成され、該隣り合う面にて配管と連通するこ
とを特徴としている。
【0008】さらにまた、本発明に係る複合弁のさらに
他の具体的態様は、前記第一の弁は、前記ボディの一側
面に隣り合う面側に配置されること、若しくは前記第二
の弁は、前記ボディにおいて、前記第一の弁が配置され
た面に隣り合う面側に配置されること、又は前記第三の
弁は、前記ボディにおいて、前記第一の弁が配置された
面に向かい合う面側に配置されることを特徴としてい
る。また、前記第一の弁が電磁弁であり、前記第二の弁
が差圧弁であり、前記第三の弁が逆止弁であることを特
徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施形
態について説明する。図1乃至図3は、本実施形態の複
合弁を示すものであり、図1は該複合弁の縦断面図、図
2及び図3は、図1の複合弁の部分拡大縦断面図であ
る。前記複合弁1は、冷凍サイクルの機能部品として用
いられるものであり、一つのボディである複合弁本体1
0には後述する三つの弁が組込まれている。
【0010】複合弁本体10は、図1に示すように、ボ
ディ基準面20と、該ボディ基準面20に向かい合うボ
ディ対面22と、該ボディ対面22若しくはボディ基準
面20に隣り合うボディ上面21及びボディ下面23と
を有する略直方体の例えばアルミニウム等の金属ブロッ
クである。そして、ボディ上面21には、第一の弁の一
態様である電磁弁30が配置され、ボディ対面22に
は、第二の弁の一態様である差圧弁60が配置され、ボ
ディ下面23には、第三の弁の一態様である逆止弁80
が配置されている。
【0011】また、複合弁本体10の一側面であるボデ
ィ基準面20には、電磁弁30側の冷媒流入路の一態様
であって、図示しない圧縮機(以下同様である)から出
た冷媒が流入される圧縮機側冷媒流入路11と、逆止弁
80側の冷媒流出路の一態様であって、図示しない蒸発
器(以下同様である)に入る冷媒が流出される蒸発器側
冷媒流出路14とが形成されており、圧縮機側冷媒流入
路11は、蒸発器側冷媒流出路14の上方にて平行に配
置され、圧縮機から延びる配管と、前記蒸発器に延びる
配管とそれぞれ連通している。
【0012】ボディ基準面20に向かい合うボディ対面
22には、電磁弁30側の冷媒流出路の一態様であっ
て、図示しない凝縮器(以下同様である)に入る冷媒が
流出される凝縮器側冷媒流出路12が、圧縮機側冷媒流
入路11と同一軸線上に形成され、差圧弁60の上方に
配置されており、前記凝縮器に延びる配管と連通してい
る。
【0013】ボディ基準面20に隣り合うボディ下面2
3には、逆止弁80側の冷媒流入路の一態様であって、
凝縮器から出た冷媒が、図示しない絞り機構(以下同様
である)より流入する絞り機構側冷媒流入路13が形成
され、前記凝縮器から延びる配管と連通し、絞り機構側
冷媒流入路13は、逆止弁側冷媒導出路18を介して蒸
発器側冷媒流出路14に連通している。また、ボディ下
面23には、複合弁1を固定するための弁本体取付けね
じ穴19が設けられている。
【0014】圧縮機側冷媒流入路11と凝縮器側冷媒流
出路12とは、後述するように、第一の冷媒通路の一部
をなし、電磁弁30を介して連通・遮断される。この第
一の冷媒通路とは、図1の実線で示すように、圧縮機側
冷媒流入路11、凝縮器側冷媒流出路12、絞り機構側
冷媒流入路13、逆止弁側冷媒導出路18、及び蒸発器
側冷媒流出路14が連通して冷媒を流す通路である。
【0015】一方、圧縮機側冷媒流入路11には、複合
弁本体10の下方に向かって延びる前記圧縮機からの冷
媒が流入する第二の冷媒通路の高圧導入孔15が形成さ
れており、第一の冷媒通路の遮断に伴って前記圧縮機か
ら出た冷媒が高圧冷媒として差圧弁60側に導入され
る。さらに、凝縮器側冷媒流出路12にも、複合弁本体
10の下方に向かって延びる差圧弁側冷媒導入孔16が
形成されており、差圧弁60の背圧として利用される。
この第二の冷媒通路とは、図1の点線で示すように、前
記電磁弁30側の冷媒流入路の一態様である圧縮機側冷
媒流入路11、高圧導入孔15、差圧弁側冷媒導出路1
7及び前記逆止弁80側の冷媒流出路の一態様である蒸
発器側冷媒流入路14が連通し、前記圧縮機から出た冷
媒を、前記凝縮器等を介することなく、前記蒸発器に流
す通路である。
【0016】電磁弁30は、図2に示すように、圧縮機
側冷媒流入路11と凝縮器側冷媒流出路12とを連通・
遮断するパイロット式電磁弁であり、電磁弁取付けねじ
39を介して固定されるフランジ状の電磁弁取付け部3
1と、該電磁弁取付け部31に取付け固定されたヨーク
35、該ヨーク35内に配置されたコイル36を有する
ソレノイド37と、該ソレノイド37に外嵌される略有
底円筒状のキャン34とを備えている。なお、キャン3
4は、その外側上部にて固定部材38を介してヨーク3
5に固定される。
【0017】キャン34の内側には、電磁弁取付け部3
1に固定されるステータ32と、該ステータ32の上部
に副スプリング42を介して配置されるプランジャ33
と、該プランジャ33とキャン34の頂部間に配置され
ているスプリング40と、ステータ32の内側にてプラ
ンジャ33の移動に伴って上下動するブシュロッド41
とが配置されている。
【0018】ブシュロッド41は、その上部にてプラン
ジャ33に外嵌固定され、その下側内部にてスプリング
45を介してパイロット弁体43が配置されており、ス
テータ32の内側をプランジャ33とともに上下動す
る。複合弁本体10のボディ上面21には、主弁体50
が固定されており、電磁弁取付け部31の下側であって
主弁体50の上側には、パイロット弁室52が形成さ
れ、主弁体50の下側には、主弁室53が形成される。
【0019】主弁体50は、ダイアフラム弁46及びパ
イロットシート48から構成されている。ダイアフラム
弁46の両端は、ボディ上面21と電磁弁取付け部31
との間に挟持固定され、ダイアフラム弁46は、パイロ
ット弁室52と主弁室53との間の圧力差に応じて電磁
弁シート24と接離し、圧縮機側冷媒流入路11と凝縮
器側冷媒流出路12とを遮断・連通する。
【0020】パイロットシート48は、ダイアフラム弁
46の中央部にて固定されており、その略中央にてパイ
ロット弁室52と凝縮器側冷媒流出路12とを連通する
パイロットオリフィス51が形成されている。なお、パ
イロット弁室52は、ダイアフラム弁46の冷媒導入口
47及びパイロットシート48の冷媒導入口49を介し
て圧縮機側冷媒流入路11と連通する。
【0021】差圧弁60は、図3に示すように、電磁弁
30の閉動作に伴って、前記圧縮機から出た冷媒を圧縮
機側冷媒流入路11から蒸発器側冷媒流出路14に直接
に流すものであり、ボディ対面22側から挿入され、ボ
ディ基準面20(複合弁本体10内側)に向けて細くな
る段付きの例えば樹脂製の差圧弁本体61と、該差圧弁
本体61の先端に取付けられるダイアフラム弁69とか
らなり、差圧弁60は、所定の圧力になるよう工具挿入
穴62に工具を係合させて所定の位置まで組み付けられ
ている。なお、差圧弁60は、その外側にてOリング6
3を介してシールされる。
【0022】差圧弁本体61には、背圧導入路65及び
背圧導入室64が設けられており、該背圧導入室64
は、背圧導入路65を介して差圧弁側冷媒導入孔16に
連通し、差圧弁本体61内部には、凝縮器側冷媒流出路
12の冷媒が背圧としてダイアフラム弁69側に導入さ
れている。このダイアフラム弁69は、差圧弁室70と
背圧導入室64とのシール作用を兼ねている。また、差
圧弁本体61内部には、差圧弁閉付勢ばね66が設けら
れ、該差圧弁閉付勢ばね66の先端には、穴68を有す
るばね受67が配設され、該ばね受67に前記ダイアフ
ラム弁69が接触している。
【0023】ダイアフラム弁69の両端は、複合弁本体
10と差圧弁本体61との間に挟持固定され、ダイアフ
ラム弁69からみてボディ基準面20側には、差圧弁室
70が形成されている。そして、ダイアフラム弁69
は、圧縮機側冷媒流入路11に連通する高圧導入孔15
と凝縮器側冷媒流出路12に連通する背圧導入室64と
の間の圧力差に応じて差圧弁シート25と接離し、高圧
導入孔15と蒸発器側冷媒流出路14に連通する冷媒導
出路17とを遮断・連通する。
【0024】逆止弁80は、図3に示すように、電磁弁
30の開動作に伴って、前記圧縮機から出た冷媒を圧縮
機側冷媒流入路11から、凝縮器側冷媒流出路12、絞
り機構側冷媒流入路13を介して蒸発器側冷媒流出路1
4に流すものであり、ボディ下面23側から挿入され、
複合弁本体10に固定された逆止弁取付け部材26に係
止させる係合爪83付きのストッパ82を有する逆止弁
本体81と、冷媒の流れに伴って上下動する逆止弁体8
6と、この逆止弁体86に具備されたOリング84とか
らなる。
【0025】逆止弁体86は、電磁弁30の開動作に伴
って、冷媒が、第一の冷媒通路である圧縮機側冷媒流入
路11、凝縮器側冷媒流出路12、絞り機構側冷媒流入
路13を介して冷媒導出路18に連通する蒸発器側冷媒
流出路14に流すことによって上方向に移動する一方
で、電磁弁30の閉動作に伴って、冷媒が、第二の冷媒
通路である圧縮機側冷媒流入路11から冷媒導出路17
に連通する蒸発器側冷媒流出路14に流れることよっ
て、上方向から押さえられ、Oリング84により冷媒通
路85が遮断され、絞り機構側冷媒流入路13からの冷
媒が流れないようにされる。
【0026】次に、本実施形態の複合弁1の動作を説明
する。該複合弁1に組込まれた電磁弁30のソレノイド
37を通電励磁せずにOFF状態にすると、図1及び図
2に示すように、プランジャ33がスプリング42によ
りキャン34の上部側(上側)に位置し、パイロット弁
体43が主弁体50のパイロットシート48から離れて
パイロットオリフィス51を開く。
【0027】これにより、電磁弁取付け部31と主弁体
50との間に形成されたパイロット弁室52の冷媒が、
パイロットオリフィス51を通じて凝縮器側冷媒流出路
12に排出されてパイロット弁室52の圧力が低下、す
なわち、パイロット弁室52の圧力が凝縮器側冷媒流出
路12及び主弁室53の圧力より小さくなり、主弁体5
0が、パイロット弁室52の圧力と主弁室53の圧力と
の差圧によって上方にリフトせしめられて弁シート24
から離間し、開弁状態となって第一の冷媒通路が形成さ
れる。この開弁状態では、圧縮機側冷媒流入路11から
主弁室53に流入した冷媒が、主弁体50と弁シート2
4との間を通って凝縮器側冷媒流出路12に流出する。
【0028】また、凝縮器側冷媒流出路12に流出する
冷媒は、前記凝縮器に向けられるとともに、差圧弁側冷
媒導入孔16及び背圧導入路65を介して差圧弁本体6
1内部の背圧導入室64に背圧として導入される。つま
り、電磁弁30の開弁状態においては、差圧弁60のダ
イアフラム弁69の両側における圧縮機側冷媒流入路1
1に連通する高圧導入孔15と背圧導入室64との間の
圧力差がないことから、ダイアフラム弁69が差圧弁シ
ート25から離間せずに差圧弁60が閉弁し、圧縮機側
冷媒流入路11に連通する高圧導入孔15と蒸発器側冷
媒流出路14に連通する冷媒導出路17とで構成される
第二の冷媒通路が遮断される。
【0029】そして、電磁弁30の開弁状態に伴って、
第一の冷媒通路が形成されて第二の冷媒通路が遮断され
るので、逆止弁80の逆止弁体86は、図1及び図3に
示すように、絞り機構側冷媒流入路13からの冷媒によ
って上方向に移動して逆止弁80を開弁させ、冷媒を蒸
発器側冷媒流出路14に流す。
【0030】一方、前記蒸発器が着霜した場合に、複合
弁1に組込まれた電磁弁30のソレノイド37を通電励
磁してON状態にすると、プランジャ33が副スプリン
グ41の付勢力に抗してステータ32側(下側)に移動
し、パイロット弁体43が主弁体50のパイロットシー
ト48に接してパイロットオリフィス51を閉じる。
【0031】これにより、パイロット弁室52の冷媒
が、冷媒導入口47、49を介して圧縮機側冷媒流入路
11から流入されるのに対し、凝縮器側冷媒流出路12
に排出されずにパイロット弁室52の圧力が上昇、すな
わち、パイロット弁室52の圧力が凝縮器側冷媒流出路
12及び主弁室53の圧力と同等になり、主弁体50
が、弁シート24に接し、閉弁状態となって第一の冷媒
通路が遮断される。この閉弁状態では、圧縮機側冷媒流
入路11からの冷媒が、凝縮器側冷媒流出路12に流出
せず、高圧導入孔15にのみ流出する。
【0032】また、凝縮器側冷媒流出路12の圧力は低
下し、その冷媒は、差圧弁側冷媒導入孔16及び背圧導
入路65を介して差圧弁本体61内部の背圧導入室64
に背圧として導入される。つまり、電磁弁30の閉弁状
態においては、差圧弁60のダイアフラム弁69の両側
における圧縮機側冷媒流入路11に連通する高圧導入孔
15と背圧導入室64との間の圧力差が生じ、高圧導入
孔15の圧力が背圧導入室64の圧力よりも大きくなる
ことから、ダイアフラム弁69が差圧弁シート25から
離間して差圧弁60が開弁し、圧縮機側冷媒流入路11
に連通する高圧導入孔15と蒸発器側冷媒流出路14に
連通する冷媒導出路17とで構成される第二の冷媒通路
が形成される。これにより、圧縮機側冷媒流入路11か
らのホットガス(高温高圧のガス冷媒)が蒸発器側冷媒
流出路14により前記蒸発器に流入し、該蒸発器の除霜
が行われる。
【0033】そして、電磁弁30の閉弁状態に伴って、
第二の冷媒通路が形成されて第一の冷媒通路が遮断され
るので、逆止弁80の逆止弁体86は、上方向から押さ
えられ、冷媒導出路17からの冷媒によって下方向に移
動して逆止弁80を閉弁させ、前記凝縮器からの冷媒が
蒸発器側冷媒流出路14に流れない。以上のように、本
発明の前記実施形態は、上記の構成としたことによって
次の機能を奏するものである。
【0034】すなわち、前記実施形態の複合弁1は、略
直方体の複合弁本体10のボディ基準面20に圧縮機側
冷媒流入路11及び蒸発器側冷媒流出路14が配置さ
れ、ボディ基準面20に向かい合うボディ対面22に凝
縮器側冷媒流出路12が配置され、ボディ基準面20に
隣り合うボディ下面23に絞り機構側冷媒流入路13が
配置され、複合弁本体10内部にて、圧縮機側冷媒流入
路11からボディ下面23に向けて高圧導入孔15、凝
縮器側冷媒流出路12からボディ下面23に向けて冷媒
導入孔16、絞り機構側冷媒流入路13からボディ上面
21に向けて冷媒導入路18、蒸発器側冷媒流出路14
からボディ対面22に向けて冷媒導出路17がそれぞれ
配置され、ボディ上面21にて電磁弁30を配置して圧
縮機側冷媒流入路11と凝縮器側冷媒流出路12とを開
閉し、ボディ対面22にて差圧弁60を配置して冷媒導
入孔16の圧力と高圧導入孔15との圧力差に応じて第
一の冷媒通路と第二の冷媒通路とを確実に切り換え、第
一の冷媒通路の形成時においては、ボディ下面23にて
配置された逆止弁80を開弁させ、第二の冷媒通路の形
成時においては、逆止弁80を閉弁させるので、本実施
形態の複合弁1のみで冷凍サイクルの機能部品となり、
冷凍サイクルのコンパクト化を図ることができる。さら
に、この冷媒通路のレイアウトによって、冷凍システム
の設計においても一層のコンパクト化を図ることができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明の複合弁は、冷凍サイクルに必須構成の弁を一つのボ
ディに組込んでいるので、前記複合弁のみで冷凍サイク
ルの機能部品を構成し、冷凍サイクルのコンパクト化を
図ることができる。また、本発明の複合弁本体のレイア
ウトによって、冷凍サイクルの一層のコンパクト化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の複合弁の縦断面図。
【図2】図1の複合弁の部分拡大縦断面図。
【図3】図1の複合弁の部分拡大縦断面図。
【符号の説明】
1 複合弁 10 複合弁本体(ボディ) 11 圧縮機側冷媒流入路 12 凝縮器側冷媒流出路 13 絞り機構側冷媒流入路 14 蒸発器側冷媒流出路 20 ボディ基準面 22 ボディ対面 23 ボディ下面 30 電磁弁 60 差圧弁 80 逆止弁
フロントページの続き (72)発明者 今井 正幸 東京都世田谷区等々力7丁目17番24号 株 式会社不二工機内 Fターム(参考) 3H051 AA01 BB10 CC11 FF08 3H056 AA07 BB32 CA08 CB03 CD06 DD01 DD04 GG01 GG13 3H106 DA08 DB02 DB12 DB22 DB32 DC02 DC19 DD09 EE34 GC10 KK23 KK31

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の弁と、第二の弁と、第三の弁とが
    一つのボディに組込まれた複合弁において、 前記第一の弁の開弁動作が行われることによって第一の
    冷媒通路が形成され、該第一の冷媒通路の形成に伴っ
    て、前記第二の弁の閉弁動作が行われて第二の冷媒通路
    が遮断されるとともに、前記第三の弁の開弁動作が行わ
    れることを特徴とする複合弁。
  2. 【請求項2】 第一の弁と、第二の弁と、第三の弁とが
    一つのボディに組みまれた複合弁において、 前記第一の弁の閉弁動作が行われることによって第一の
    冷媒通路が遮断され、該第一の冷媒通路の遮断に伴っ
    て、前記第二の弁の開弁動作が行われて第二の冷媒通路
    が形成されるとともに、前記第三の弁の閉弁動作が行わ
    れることを特徴とする複合弁。
  3. 【請求項3】 前記第一の冷媒通路は、前記第一の弁側
    の冷媒流入路と、前記第一の弁側の冷媒流出路と、前記
    第三の弁側の冷媒流入路と、前記第三の弁側の冷媒流出
    路とを連通することを特徴とする請求項1又は2記載の
    複合弁。
  4. 【請求項4】 前記第二の冷媒通路は、前記第一の弁側
    の冷媒流出路及び前記第三の弁側の冷媒流入路を遮断
    し、前記第一の弁側の冷媒流入路と、前記第三の弁側の
    冷媒流出路とを連通することを特徴とする請求項3記載
    の複合弁。
  5. 【請求項5】 前記第一の弁側の冷媒流入路及び前記第
    三の弁側の冷媒流出路は、前記ボディの同一側面に形成
    され、該一側面にて各配管と連通することを特徴とする
    請求項3又は4記載の複合弁。
  6. 【請求項6】 前記第一の弁側の冷媒流出路は、前記第
    一の弁側の冷媒流入路が前記配管と連通される前記ボデ
    ィの一側面に向かい合う面に形成され、該向かい合う面
    にて配管と連通することを特徴とする請求項5記載の複
    合弁。
  7. 【請求項7】 前記第三の弁側の冷媒流入路は、前記第
    一の弁側の冷媒流入路が形成される前記ボディの一側面
    に隣り合う面に形成され、該隣り合う面にて配管と連通
    することを特徴とする請求項6記載の複合弁。
  8. 【請求項8】 前記第一の弁は、前記ボディの一側面に
    隣り合う面側に配置されることを特徴とする請求項5乃
    至7のいずれか一項に記載の複合弁。
  9. 【請求項9】 前記第二の弁は、前記ボディにおいて、
    前記第一の弁が配置された面に隣り合う面側に配置され
    ることを特徴とする請求項8記載の複合弁。
  10. 【請求項10】 前記第三の弁は、前記ボディにおい
    て、前記第一の弁が配置された面に向かい合う面側に配
    置されることを特徴とする請求項8又は9記載の複合
    弁。
  11. 【請求項11】 前記第一の弁が電磁弁であり、前記第
    二の弁が差圧弁であり、前記第三の弁が逆止弁であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載
    の複合弁。
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