JP4596830B2 - 四方弁 - Google Patents

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Description

本発明は空調装置、冷凍装置の冷凍サイクル等に用いられる四方弁に関する。
従来、四方弁は下記の特許文献1に開示されているように公知である。
四方弁は、冷凍サイクルにおいて冷媒の流れ方向の切り換え手段として使用され、高温の高圧冷媒と低温の低圧冷媒が、1つの弁本体内で近接して流動するために高圧冷媒の温度が低圧冷媒に伝わることで熱損失が発生するという不具合があった。また、従来の四方弁では、このような熱損失を発生させないための遮熱に関する配慮が必ずしも十分でなかったために、熱損失が大きい不都合があった。
特開2003−214551号公報
本発明は、かかる問題を解消するために発明されたもので、その課題とするところは、低熱損失の四方弁を提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明は下記の手段を採用した。即ち、
本発明による四方弁は、弁本体内部、或いは、当該弁本体に配管接続される継手内部又は配管の一部を含む継手内部を含めた弁本体部分に、当該弁を流れる高温流体又は低温流体のための流路が形成される四方弁において、上記弁本体部分に形成される内壁に対して空隙を置いて隔壁を設け、当該隔壁の反空隙側を上記流路とし、上記空隙に上記流路中の流体を導入させて該流体が滞留する遮熱構造とすることを特徴とする。
この四方弁において、上記隔壁は、遮熱管によって構成することができる
隔壁を遮熱管によって構成した上記四方弁において、上記遮熱管と当該遮熱管の上記本体へのサポートとの少なくとも一方は、樹脂成形あるいはインサート樹脂成形により形成することができる
また、この四方弁において、上記遮熱管は、樹脂等の極低熱伝導材で積層又はコーティングすることができる
上記いずれかの四方弁において、上記弁本体には、上記流路に連通する弁ポートに加えて弁室が形成され、流体の流動時において、記弁ポート及び弁室が上記遮熱構造となることができる
更に、この四方弁において、上記弁本体に形成された上記流路に、電磁弁部と、流体の差圧により作動する差圧弁部と、チェック弁部とを設け、上記差圧弁部は上記電磁弁部の作動により作動させ、上記チェック弁部は上記差圧弁部の作動により作動させて流路の流れの方向を切り換える四方弁であって、上記電磁弁部に形成された上記流路、並びに、上記差圧弁部及び上記チェック弁部にそれぞれ形成された上記弁室が、流体の流れ方向に応じて滞留部となるように構成することができる
そして、上記本発明の四方弁によれば、隔壁(遮熱管)の内側が、流れていることで熱伝達量が大きくなる高温又は低温の流動流体が流れる流路となり、弁本体部分の内壁と隔壁との間に形成される空隙に静止していることで熱伝達量が小さくなる流体(静止ガス)を導入することで、高温又は低温の流体から弁本体内部を通しての熱の内部移動量(熱損失量)、或いは高温流体から本体内部を通して低温流体への熱の内部移動量(熱損失量)が低減抑制される。そして、ステンレス鋼などの低熱伝導材や樹脂などの極低熱伝導材を配置した熱伝導プロセスよりも、流体(静止ガス)の熱伝達、ガス自身の熱伝導・熱伝達という伝熱プロセスの方の熱抵抗が大きく、そのため、熱損失の少ない四方弁を提供できる。
以下、図面により本発明に係る四方弁の実施形態について説明する。
この四方弁は、図2に示すように、弁本体部Aと、該弁本体部Aに装着されるパイロット式の電磁弁部Bとからなり、例えば、冷凍サイクルの冷媒の流れ方向の切換弁として用いられる。
弁本体部Aは、1つのブロック状の弁本体10に支持される。図2,3に示すように、該弁本体10の上面には、電磁弁部装着孔17が所定深さで形成され、該電磁弁部装着孔17の下面中央には、弁本体10の下面に貫通しない深さで横断面円形状の差圧弁部孔10aが穿設され、該差圧弁部孔10aに差圧弁部40が配置される。また、該弁本体10の下面からは、上面に向けて且つ前記差圧弁部孔10aと平行にチェック弁部孔10bが所定深さで且つ貫通しない状態で穿設される。そして、上記差圧弁部孔10aの上端部開口縁には後述の電磁弁体62の弁座部10cが形成される。
更に、図2に示すように、弁本体10の右面上部には第1出入口ポート13が形成されると共に、該第1出入口ポート13に連通して上連通孔15aが横方向に形成され、該上連通孔15aはチェック弁部孔10bの上部と差圧弁部孔10aの上部とにそれぞれ分岐状に連通している。また、図2に示すように、弁本体10の右面下部には第2出入口ポート12が形成されると共に、該第2出入口ポート12に連通して下連通孔15bが横方向に形成され、該下連通孔15bはチェック弁部孔10bの下部と差圧弁部孔10aの下部とにそれぞれ分岐状に連通している。更に、弁本体10の左右両側部の上下方向の中間部には、ボルト孔19が穿設されている。なお、上記第2出入口ポート12には遮熱管12aがサポート16に支持されて連結される。また、上記第2出入口ポート12には、図9に示すように配管70が継手71を介して連結される。遮熱管12a又はサポート16は、樹脂成形あるいはインサート樹脂成形により形成することができる。また、遮熱管12aは、遮熱効果を高めるため、樹脂等の極低熱伝導材で積層又はコーティングすることができる。
また、図3に示すように、弁本体10の一側面には、高圧冷媒の流入ポート11が形成され、差圧弁部孔10a(主弁室47b部分)に連通していると共に、該差圧弁部孔10aの端部には弁本体10内でその縦方向に縦連通孔15cが穿設され、その上端部は前記電磁弁部装着孔17に連通している。なお、図3に示すように、高圧冷媒の流入ポート11にはサポート11aを介してストレーナ11bが配置される。
また、図4に示すように、弁本体10の他側面には、低圧冷媒の流出ポート14が形成され、チェック弁部孔10b(チェック弁中間室25部分)に連通している。更に、弁本体10の他側面の前記低圧冷媒の流出ポート14の上下には、ボルト孔19が穿設されている。なお、上記低圧冷媒の流出ポート14には遮熱管からなる低圧送出管14aがサポート16に支持されて連結される。なお、この四方弁の冷凍サイクルへの配置状態においては、上記高圧冷媒の流入ポート11は圧縮機の高圧冷媒流出口に、また、低圧冷媒の流出ポート14は圧縮機の低圧冷媒流入口にそれぞれ連結されることになる。低圧送出管14a又はサポート16は、樹脂成形あるいはインサート樹脂成形により形成することができる。また、低圧送出管14aは、遮熱効果を高めるため、樹脂等の極低熱伝導材で積層又はコーティングすることができる。
次に、電磁弁部Bについて説明する。
電磁弁部Bは、図2,3に示すように、弁本体10の前記電磁弁部装着孔17に螺合され、且つシール材17bを介して装着される電磁弁本体60、電磁弁部装着孔17と電磁弁本体60との間に形成される流路17a、該電磁弁本体60に装着されているキャン51、該キャン51の内部下方に装着・固定される吸引子54、該吸引子54の中心孔内で上下に摺動可能に配置される弁棒61a、該弁棒61aの上端部に装着されるプランジャ52と該弁棒61aの下端部に装着されるパイロット弁体61、前記吸引子54とプランジャ52との間に配置されプランジャ52を上動勝手に付勢する開バネ55、パイロット弁体61の下部で電磁弁本体60下部に形成された径大孔内に設けられ上下に摺動可能に配置されて上記弁座部10cへの当接部62bを有する電磁弁体62、該電磁弁体62の上部に形成される電磁弁室63、キャン51の外部に配置される電磁コイル53等からなる駆動部50、副弁座体44と電磁弁体62との間に介装され電磁弁体62を上方(開方向)に付勢する開バネ62c等からなる。
そして、上記構成において、図2乃至図5に示すように、駆動部50に対して通電オフのときは、パイロット弁体61は、開バネ55の弾発力により上動し、パイロット弁体61は弁本体10に当接して上死点位置にある電磁弁体62から離れている(したがって、パイロット弁体61は「開」であり、電磁弁室63と差圧弁部孔10aの径大部とは弁体孔62aを介して連通することになる)。
また、駆動部50に対して通電オンのときは、図6乃至図9に示すように、パイロット弁体61は、吸引子54の磁力により下動し、パイロット弁体61は電磁弁体62に当接する(したがって、パイロット弁体61は「閉」であり、電磁弁室63と差圧弁部孔10aの径大部とは遮断されることになる)。
前記差圧弁部孔10aは、図2,3に示すように、その内径の大きさによって三段階(上から、径大部、中間部、径小部となる。)に形成され、その中間部内に差圧弁体40は配置される。そして、中間部内の内壁にパイプ状の副弁座体44がシール材を介して螺合配置されると共に、その下方には差圧弁体40が上下摺動可能に配置される。また、差圧弁部孔10aの異径の段部によって主弁座10dが構成されている。
差圧弁体40は、上下に所定長さの円柱状の差圧弁基体42と、その差圧弁基体42の上下面に形成される端面が球面状に形成された副弁体41と主弁体43との一体物からなり、上動して副弁座体44の下面縁部に当接し、下動して主弁座10dに当接するように配置される。そして、図2に示すように、差圧弁基体42の上下に差圧弁基体42によって仕切られる副弁室47aと主弁室47bとが形成される。また、副弁室47a内で副弁体41と副弁座体44の下面との間には、副弁バネ42aが縮装されている。
そして、前記高圧冷媒の流入ポート11は上記主弁室47bに開口し、副弁室47aは副弁座体44の軸部に形成された弁ポート45に連通し、更に差圧弁部孔10aの径大部分を介して電磁弁体62の弁体孔62aに連通している。また、主弁室47bは、差圧弁部孔10aの最小径部である弁ポート46を介して下連通孔15bに連通している。なお、弁体は必ずしも球面である必要はなく、必要に応じてテーパ状、鋼球かしめ形態、弾性体付設形態など、任意の弁形態でよい。
チェック弁部20は、図2,4に示すように、前記チェック弁部孔10b内に配置される。チェック弁部孔10bは、下方から、つまり下連通孔15bに開口する側から上連通孔15aに開口する側に向けて、3段階に内径が順次小さくなるように形成され、この異径のチェック弁部孔10b内にそれぞれ筒状のチェック弁上弁座21とチェック弁下弁座22とがシールを介して配置・固定される。なお、本実施形態では、チェック弁上弁座21とチェック弁下弁座22とは、連結され一体物となっている。また、上記チェック弁上弁座21とチェック弁下弁座22との間の空隙、即ち、チェック弁中間室25に前記低圧冷媒の流出ポート14が開口している。また、チェック弁部孔10bの下連通孔15b近傍の径大部とチェック弁下弁座22との間には隙間22aが形成されている。
そして、更に、チェック弁上弁座21の上部には、空隙、即ちチェック弁上室23が上連通孔15aから分岐するように形成され、チェック弁下弁座22の下部には、空隙、即ちチェック弁下室24が下連通孔15bから分岐するように形成される。なお、上記チェック弁上室23及びチェック弁下室24は対称的ではあるものの同一形状となっている。
そして、このチェック弁上弁座21及びチェック弁下弁座22にチェック弁体30が上下動可能に配置される。チェック弁体30は、同一形状で上下に対称的に配置されるチェック弁上弁体31及びチェック弁下弁体32とからなり、チェック弁上弁座21或いはチェック弁下弁座22に当接する部分は球面状に形成され、チェック弁連結体33により連結されている。また、チェック弁上弁体31及びチェック弁下弁体32は、その横断面が方形状に形成され、その角部がチェック弁上室23或いはチェック弁下室24の内周面に摺動可能に当接している。そして、チェック弁上弁体31の端面には、内面形状が円柱状の上弁体内空隙(図示せず)が、また、チェック弁下弁体32の端面には下弁体内空隙32aが、それぞれ形成されている。これらの上弁体内空隙(図示せず)及び下弁体内空隙32aは、冷媒の滞留部を形成することになる。なお、前記チェック弁連結体33はその中間位置において分離させてもよい。
なお、弁体は必ずしも球体である必要はなく、必要に応じてテーパ形状、鋼球かしめ形態、弾性体付設形態など、任意の弁形態でよい。
また、本発明は、図1に示すように、上記弁ポート46の内壁に所定の隙間をもって遮熱管46aが配置され、内壁と遮熱管46aとの間の空隙に冷媒を導入して冷媒の滞留部を形成して弁ポート46内の冷媒熱が弁本体10に伝わらないようになっている。また、下連通孔15bにもその長さ方向に沿って内壁と遮熱管12aとの間に冷媒が滞留可能な空隙73をもって構成されている。なお、符号16,72は、遮熱管12aのサポートである。
また、符号18はチェック弁部孔10bの入口の栓であり、溶接部18aが形成されている。
次に、作動について説明する。
電磁弁部オフでは、図2乃至図4に示されるように、プランジャ52は吸引子54に吸引されないから、パイロット弁体61は開バネ62cのバネ力により電磁弁体62と共に上動しており、電磁弁体62は弁座部10cから離れて「開」状態となる。この状態において、高圧冷媒の流入ポート11から弁本体10内に作用する高圧冷媒(実線矢印参照)は、主弁室47bから縦連通孔15cを介して流路17aに至り、弁ポート45から副弁体41に作用(加圧)し、副弁バネ42aの弾発力と相俟って差圧弁体40を押し下げる(図2,3の状態)。また、仮に一時的に差圧弁体40に上下から同一圧の高圧冷媒が作用することがあっても、副弁バネ42aの作用により差圧弁体40を押し下げることになる。
このために、差圧弁部孔10a内の高圧冷媒は、上連通孔15aを介して第1出入口ポート13から流出することになる。このとき、上連通孔15a内の高圧冷媒はチェック弁上室23からチェック弁体30のチェック弁上弁体31に対して下方に作用してチェック弁体30を押し下げる。
その結果、冷凍サイクル内を流動した冷媒が第2出入口ポート12から低圧冷媒(破線矢印参照)となって流入し、チェック弁下弁体32は「開」の状態にあるから、低圧冷媒はチェック弁中間室25を介して低圧冷媒の流出ポート14から流出する。このとき、低圧冷媒は、チェック弁体30のチェック弁下弁体32に対して上向きに作用するが、当然のことながら低圧冷媒は高圧冷媒により低圧であるから、チェック弁体30を上動させるには至らない。また、この状態において、低圧冷媒は、差圧弁体40の主弁体43に対しても上向きに作用するが、差圧弁体40を上動させるには至らない。
また、弁本体10内における高圧冷媒の流れにおいて、弁ポート45、チェック弁上室23に高圧冷媒の滞留部が、また、低圧冷媒の流れにおいて、弁ポート46、チェック弁下室24、チェック弁中間室25に低圧冷媒の滞留部ができるから、高圧冷媒と低圧冷媒の流路が互いの滞留部を介して配置されることになり、更にこの間、遮熱管46a,12aの配置により、両冷媒間の熱伝導(熱損失)が少なくなる。
電磁弁部オンでは、図6,7に示すように、プランジャ52は吸引子54に吸引されて下動し、パイロット弁体61は下動して、開バネ62cのバネ力に抗して電磁弁体62を下動させ、電磁弁体62は弁座部10cに当接して「閉」状態となる。この状態において、高圧冷媒の流入ポート11から弁本体10内に流入し、主弁室47bから縦連通孔15cを介して流路17aに至り、弁ポート45から副弁体41に作用(加圧)していた高圧冷媒は、電磁弁体62の「閉」により、副弁体41への下向きの作用が消失し、その結果、主弁室47b内の高圧冷媒の冷媒圧が差圧弁基体42に作用して差圧弁体40を副弁バネ42aに抗して上動させる。このために、図6,7に示すように、主弁室47b内の高圧冷媒(実線矢印参照)は、弁ポート46及び下連通孔15bを介して第2出入口ポート12から流出することになる。このとき、下連通孔15b内の高圧冷媒はチェック弁下室24からチェック弁体30のチェック弁下弁体32に対して上方に作用して押し上げる。
その結果、第2出入口ポート12から流出した高圧冷媒は低圧冷媒となって第1出入口ポート13から流入し、チェック弁上弁体31は「開」の状態にあるから、低圧冷媒(破線矢印参照)はチェック弁中間室25を介して低圧冷媒の流出ポート14から流出する。このとき、低圧冷媒は、チェック弁体30のチェック弁上弁体31に対して下向きに作用するが、チェック弁体30を下動させるには至らない。また、この状態において、低圧冷媒は、差圧弁体40の副弁体41に対しても下向きに作用するが、差圧弁体40を下動させるには至らない。
また、弁本体10内における高圧冷媒の流れにおいて、チェック弁下室24、縦連通孔15c及び流路17aに滞留部が、また、低圧冷媒の流れにおいて、弁ポート45、差圧弁部孔10a及びチェック弁中間室25に低圧冷媒の滞留部ができるから、高圧冷媒と低圧冷媒の流路が互いの滞留部を介して配置されることになり、更にこの間、遮熱管46a,12aの配置により、両冷媒間の熱伝導(熱損失)が少なくなる。
なお、本実施例は、流動する高温冷媒と弁本体10との熱伝導を少なくして、四方弁での熱損失が少なくなるようにしたものであるが、逆に、流動する低温冷媒と弁本体10との熱伝導を少なくして、四方弁での熱損失が少なくなるようにしてもよく、また、これらの両方であってもよい。
また、本発明の構成要件である「隔壁」は、実施例においては、弁本体側に形成された内壁に対して空隙を介して配置された遮熱管12a,46aである場合を示したが、更に、弁本体10に装着される流出ポート14aに加えて、チェック弁上弁座21、チェック弁下弁座22、副弁座体44、電磁弁本体60等の弁本体10に装着される流路形成部材も、その一部或いは全てを、弁本体側に形成された内壁に対して空隙を介して配置された「隔壁」として遮熱構造に構成してもよいことはいうまでもない。また、本発明は、四方弁に配管接続する継手71内部の断熱構造に加えて、配管70の一部を含む継手内部を含めた四方弁の断熱構造として適用されることはいうまでもない。
本発明の要部(図6のV部分)拡大図。 同四方弁(無通電状態)の縦断面図。 図2のA−A断面図。 図2のB−B断面図。 図2のC−C断面図。
同四方弁(通電状態)の縦断面図。 図6のA−A断面図(図3と同一部分の断面図)。 図6のB−B断面図(図4と同一部分の断面図)。 図1に示す部分の利用形態説明図。
符号の説明
A・・弁本体部、B・・電磁弁部、10・・弁本体、10a・・差圧弁部孔、
10b・・チェック弁部孔、10c・・弁座部、10d・・主弁座、
11・・ポート(流入ポート)、11a・・サポート、
11b・・ストレーナ、12・・ポート(第2出入口ポート)、
12a・・隔壁(遮熱管)、13・・ポート(第1出入口ポート)、
14・・ポート(流出ポート)、14a・・低圧送出管、15a・・上連通孔、
15b・・下連通孔、15c・・縦連通孔、16・・サポート、
17・・電磁弁部装着孔、17a・・流路、17b・・シール材、
18・・栓、18a・・溶接部、19・・ボルト孔
20・・チェック弁部、21・・チェック弁上弁座、22・・チェック弁下弁座、
22a・・隙間、23・・チェック弁上室、24・・チェック弁下室、
25・・チェック弁中間室、30・・チェック弁体、31・・チェック弁上弁体、
32・・チェック弁下弁体、32a・・下弁体内空隙、33・・チェック弁連結体
40・・差圧弁部(体)、41・・副弁体、42・・差圧弁基体、
42a・・副弁バネ、43・・主弁体、44・・副弁座体、
45,46・・弁ポート、46a・・隔壁(遮熱管)、46b・・(滞留)空隙、
47a・・副弁室、47b・・主弁室、
50・・駆動部、51・・キャン、52・・プランジャ、53・・電磁コイル、
54・・吸引子、55・・開バネ、60・・電磁弁本体、
61・・パイロット弁体、61a・・弁棒、
62・・電磁弁体、62a・・弁体孔、62b・・当接部、62c・・開バネ、
63・・電磁弁室、70・・配管、71・・継手、
72・・サポート、73・・(滞留)空隙

Claims (6)

  1. 弁本体内部、或いは、当該弁本体に配管接続される継手内部又は配管の一部を含む継手内部を含めた弁本体部分に、当該弁を流れる高温流体又は低温流体のための流路が形成される四方弁において、
    上記弁本体部分に形成される内壁に対して空隙を置いて隔壁を設け、当該隔壁の反空隙側を上記流路とし、上記空隙に上記流路中の流体を導入させて該流体が滞留する遮熱構造とすることを特徴とする四方弁。
  2. 上記隔壁は、遮熱管によって構成してあることを特徴とする請求項1記載の四方弁。
  3. 上記遮熱管と当該遮熱管の上記本体部分へのサポートとの少なくとも一方は、樹脂成形あるいはインサート樹脂成形により形成されていることを特徴とする請求項2記載の四方弁。
  4. 上記遮熱管は、樹脂等の極低熱伝導材で積層又はコーティングされていることを特徴とする請求項2又は3記載の四方弁。
  5. 上記弁本体には、上記流路に連通する弁ポートに加えて弁室が形成され、流体の流動時において、上記弁ポート及び弁室が上記遮熱構造となることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載のいずれかの四方弁。
  6. 上記弁本体に形成された上記流路に、電磁弁部と、流体の差圧により作動する差圧弁部と、チェック弁部とを設け、上記差圧弁部は上記電磁弁部の作動により作動させ、上記チェック弁部は上記差圧弁部の作動により作動させて上記流路の流れの方向を切り換える四方弁であって、上記電磁弁部に形成された上記流路、並びに、上記差圧弁部及び上記チェック弁部にそれぞれ形成された上記弁室が、流体の流れ方向に応じて滞留部となるように構成されていることを特徴とする請求項5記載の四方弁。
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