JP2002114108A - ヘッドライニングとピラートリムの合せ構造 - Google Patents

ヘッドライニングとピラートリムの合せ構造

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JP2002114108A
JP2002114108A JP2000308195A JP2000308195A JP2002114108A JP 2002114108 A JP2002114108 A JP 2002114108A JP 2000308195 A JP2000308195 A JP 2000308195A JP 2000308195 A JP2000308195 A JP 2000308195A JP 2002114108 A JP2002114108 A JP 2002114108A
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Japan
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pillar trim
headlining
joining
airbag
head lining
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JP2000308195A
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English (en)
Inventor
Naoki Kashiwagi
直樹 柏木
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーフ側縁部に配設されるカーテン式のエア
バッグを覆うヘッドライニング及びその下側に取り付け
られるピラートリムの合せ構造であって、エアバッグの
展開動作の支障とならず、良好な外観意匠性が得られる
合せ構造を提供する。 【解決手段】 ヘッドライニング10とピラートリム2
0の接合部分に接合用フランジ11,21を形成し、上
下方向のスキを解消し、ヘッドライニング10側の接合
用フランジ11の縁部11aと当接する縦壁部22をピ
ラートリム20側の接合用フランジ21に設けることに
より、前後左右方向のスキを解消する。また、双方の接
合用フランジ11,21を接合させる係着手段はエアバ
ッグ30からの展開力により係着状態が解除でき、エア
バッグ30の展開動作を有効に制御する。係着手段とし
ては、係合孔23内に係着する係止片12や切欠き13
内に係着するフック26がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ルーフ側縁部に
装備されるカーテン式エアバッグを覆うヘッドライニン
グと、それと連接するピラートリムの合せ構造に係り、
エアバッグの動作時、上記合せ部分の接合が断たれ、ヘ
ッドライニングとピラートリムが容易に分離し、円滑な
エアバッグの動作が確保できるとともに、合せ部分の外
観見栄えも向上させたヘッドライニングとピラートリム
の合せ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、乗員の安全保護を図るために、
ステアリングホイールやインストルメントパネル等にエ
アバッグを内蔵する構成が採用されているが、最近で
は、車両の側方からの衝撃に対しても乗員を安全に保護
できるように、車両のルーフ側部に前後方向に沿って装
備されるカーテン式のエアバッグが実施されている。
【0003】図17に示すように、カーテン式のエアバ
ッグは、ヘッドライニング1の側縁部内側にエアバッグ
2が内蔵され、このエアバッグ2は図示しないルーフパ
ネル縁部に沿って取り付けられており、ヘッドライニン
グ1と隣接する部品は、ヘッドライニング1の長手方向
略中央部にセンターピラートリム3が設けられ、フロン
ト縁部にフロントピラートリム4a、リヤ縁部にリヤピ
ラートリム4bが配設されている。
【0004】図18は、ヘッドライニング1とセンター
ピラートリム3との合せ部分を示すもので、上記エアバ
ッグ2の膨張展開動作を円滑に行なうために、センター
ピラートリム3には、薄肉部3a等の剛性低下部が設定
されており、エアバッグ2の動作時、この薄肉部3aが
破断することにより、ヘッドライニング1とセンターピ
ラートリム3との接合状態が解除され、エアバッグ2が
室内側に円滑に膨張できるようになっている。
【0005】また、図18に示す合せ構造においては、
ヘッドライニング1に段部1aが形成されており、この
段部1a上にセンターピラートリム3が上載せされるこ
とにより、ヘッドライニング1とセンターピラートリム
3の製品表面が略面一状になるように設定されている。
【0006】更に、図19に示すように、ヘッドライニ
ング1とセンターピラートリム3とがラップすることが
ない突合せ構造を採用したものもあり、この場合には、
エアバッグ2の動作時にはヘッドライニング1側のみ変
形してエアバッグ2が室内側に展開動作する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、カーテン
式のエアバッグ2を装備した車両において、ヘッドライ
ニング1とセンターピラートリム3との合せ部分の従来
構造では、例えば、センターピラートリム3に薄肉部3
aを設けるという構成では、エアバッグ2の動作と関連
しない他からの外力によってセンターピラートリム3が
変形を誘発しやすく、合せ部分の良好な外観意匠性が得
られないとともに、薄肉部3aの厚みバラツキにより、
センターピラートリム3の変形を制御するのが難しく、
そのため、円滑なエアバッグ2の展開動作を確保しづら
いという欠点が指摘されている。
【0008】また、突合せ構造とした場合には、ヘッド
ライニング1及びセンターピラートリム3の車幅方向の
位置規制がないため、両者の合せ部分に段差や隙間等が
生じ易く、これもまた外観意匠性の低下を招くという欠
点がある。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、カーテン式のエアバッグを装備した車両に
おいて、エアバッグの円滑な展開動作を保証しつつ、ヘ
ッドライニングとピラートリムの合せ部分の外観意匠性
を高めたヘッドライニングとピラートリムの合せ構造を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ルーフパネルの室内面側の縁部に沿って
カーテン式のエアバッグが配設され、上記エアバッグが
ヘッドライニングに覆われ、ヘッドライニングの下縁に
ピラートリムが接合されるヘッドライニングとピラート
リムの合せ構造であって、ヘッドライニング並びにピラ
ートリムの合せ部に設けられている係着手段により、ヘ
ッドライニングとピラートリムを係着して、双方の合せ
を達成するとともに、エアバッグの作動時には上記係着
手段の係合状態が解除され、ヘッドライニングとピラー
トリムとが分離することを特徴とする。
【0011】ここで、上記係着手段は、ヘッドライニン
グ並びにピラートリムの合せ部に対向して形成されてい
る接合用フランジに設けられている。
【0012】上記係着手段としては、ヘッドライニング
側の接合用フランジに係止片を形成し、ピラートリム側
の接合用フランジに係合孔を開設した縦壁部を設け、エ
アバッグの動作時、上記係止片が変形することで係合孔
から外れ、ヘッドライニングとピラートリムとを分離さ
せるようにしても良い。
【0013】また、別の係着手段として、ピラートリム
側の接合用フランジにフックを設け、ヘッドライニング
側の接合用フランジに上記フックと係着する切欠きを設
け、エアバッグの動作時、フックが切欠きから強制的に
脱落することにより、ヘッドライニングとピラートリム
とを分離させるようにしても良い。
【0014】更に、ヘッドライニングとピラートリムの
合せ部において上下方向の移動を規制するために、縦壁
部の両側上縁に上下規制片を設けるか、あるいは縦壁部
の上縁の全長に沿って上下規制条片を設ければ、他方側
の接合用フランジを挟み込んで両者の上下方向の移動を
規制できる。
【0015】以上の構成から明らかなように、ヘッドラ
イニングとピラートリムの合せ部に設けた係着手段によ
り、合せ部の接合状態をロックできるとともに、エアバ
ッグの動作時には、上記係着手段の係合状態が解除され
ることにより、ヘッドライニング側が室内側に向けて変
形して、エアバッグの動作が円滑に行なわれる。
【0016】更に、ヘッドライニング及びピラートリム
の相互の接合用フランジを突き合せることにより、両部
品の上下方向のスキを解消できるとともに、双方の接合
用フランジに設けられている係着手段により、前後左右
方向のスキも解消できる。
【0017】また、ピラートリム側の縦壁部の上端に上
下方向の移動を規制する上下移動規制片を設けるか、あ
るいは縦壁部の上縁に沿って上下移動規制条片を全長に
沿って設けることにより、ヘッドライニング側の接合用
フランジが挟持され、上下方向の確実な位置規制がなさ
れる。
【0018】更に、本発明は、ルーフパネルの室内面側
の縁部に沿ってカーテン式のエアバッグが配設され、上
記エアバッグがヘッドライニングに覆われ、ヘッドライ
ニングの下縁にピラートリムが接合されるヘッドライニ
ングとピラートリムの合せ構造であって、ヘッドライニ
ングには、上記ピラートリムの上縁と当接する接合用フ
ランジが形成されるとともに、この接合用フランジと一
体に下方に伸びる延長フランジが形成され、この延長フ
ランジに切欠きが形成され、エアバッグの動作時、上記
切欠きの幅が狭まる方向に延長フランジが変形すること
により、ヘッドライニングとピラートリムを分離させる
ことを特徴とする。
【0019】以上の構成から明らかなように、ヘッドラ
イニング側に延長フランジを形成し、この延長フランジ
の中央に切欠きを設けるという構成を採用し、ヘッドラ
イニングの接合用フランジとピラートリムの上縁とを接
合させるため、ヘッドライニングとピラートリムの合せ
部における上下方向のスキを解消でき、ピラートリムの
内面とヘッドライニング側の延長フランジ外側面とを一
致させることにより、前後左右方向の位置ズレを解消で
き、前後左右方向並びに上下方向に沿ってスキが発生す
ることがない良好な合せラインが得られる。
【0020】また、エアバッグの動作時には、切欠き幅
を狭める方向に延長フランジが変形するため、延長フラ
ンジがピラートリムの内面から受ける拘束から解除さ
れ、ヘッドライニングとピラートリムとが分離し、エア
バッグが円滑に動作する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るヘッドライニ
ングとピラートリムの合せ構造の実施形態について、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】図1乃至図8は本発明の第1実施形態を示
すもので、図1はヘッドライニングとセンターピラート
リムの合せ部を示す正面図、図2は同ヘッドライニング
とセンターピラートリムの合せ部の構成を示す分解斜視
図、図3乃至図5は同合せ部の構成を示す説明図並びに
断面図、図6はエアバッグ作動時の状態を示す説明図、
図7,図8は第1実施形態の変形例を示すヘッドライニ
ングとセンターピラートリムの合せ部の構成を示す各分
解斜視図である。
【0023】また、図9乃至図16は本発明に係るヘッ
ドライニングとピラートリムの合せ構造の第2実施形態
を示すもので、図9は合せ部の構成を示す分解斜視図、
図10はヘッドライニングとセンターピラートリム同士
を接合した状態を示す正面図、図11乃至図13は同合
せ部の構成を示す各断面図、図14はエアバッグの動作
時の状態を示す説明図、図15,図16は本発明の第2
実施形態における延長フランジの変形例を示す各斜視図
である。
【0024】まず、図1乃至図8に基づいて、本発明の
第1実施形態について説明する。
【0025】尚、本発明を適用する車両は、従来例の図
17に示すルーフ側縁に車両の長手方向に沿って配設さ
れるカーテン式のエアバッグを装備した車両に内装され
るヘッドライニングとセンターピラートリムの合せ構造
に適用したものである。
【0026】図1,図2に示すように、ヘッドライニン
グ10の下縁にセンターピラートリム20の上縁が接合
され、図1に示すように、この合せ部Aにおいて、前後
左右及び上下方向にスキが発生することがない美麗な合
せが達成されており、また、ヘッドライニング10内部
には、車両の長手方向に沿ってカーテン式のエアバッグ
30が内装されている。
【0027】そして、ヘッドライニング10とセンター
ピラートリム20の合せ部Aにおいては、図2に示すよ
うに、ヘッドライニング10は芯材の表面にクロス表皮
を貼付して構成され、このヘッドライニング10の下縁
に接合用フランジ11が形成され、この接合用フランジ
11には、略矢尻状で先端が内方に向く係止片12が一
体形成されている。
【0028】一方、センターピラートリム20は、PP
(ポリプロピレン)樹脂の射出成形体、あるいはモール
ドプレス成形体から構成され、上縁に沿って接合用フラ
ンジ21が一体形成されているとともに、この接合用フ
ランジ21と延長して縦壁部22が形成され、中央に上
記係止片12が係着する係合孔23が横方向に細長状に
開設され、更に縦壁部22の上縁の両側に外方に向けて
延びる上下移動規制片24が一体形成されている。
【0029】ここで、ヘッドライニング10とセンター
ピラートリム20を図示しない車体パネルの適正位置に
位置決め固定した際、図3乃至図5に示すように、ヘッ
ドライニング10の接合用フランジ11とセンターピラ
ートリム20の接合用フランジ21がそれぞれ当接する
ことにより、上下方向にスキが発生することがないよう
に調整されており、かつヘッドライニング10の接合用
フランジ11の縁部11aがセンターピラートリム20
の接合用フランジ21に設けられている縦壁部22の外
側面に当接することにより、ヘッドライニング10とセ
ンターピラートリム20との合せ部Aにおいて前後左右
方向のスキも解消できるようになっている。
【0030】また、ヘッドライニング10に設けられて
いる係止片12がセンターピラートリム20に設けられ
ている係合孔23内に係着することにより、ヘッドライ
ニング10とセンターピラートリム20との接合状態が
維持される。
【0031】このように、本実施形態におけるヘッドラ
イニング10とセンターピラートリム20の合せ構造に
よれば、双方の接合用フランジ11,21を当接させる
ことにより、上下方向のスキを解消するとともに、セン
ターピラートリム20の縦壁部22の外側面に沿ってヘ
ッドライニング10側の接合用フランジ11の縁部11
aを当接させることにより、前後左右方向のスキを解消
でき、合せ部Aの外観意匠性を良好に維持できる。
【0032】また、図5に示すように、縦壁部22の上
縁両側に設けられている上下移動規制片24により、ヘ
ッドライニング10側の接合用フランジ11の両側11
bが上方に移動するのを規制できるため、熱変形等によ
り収縮歪みが作用しても両者間にスキ等が発生すること
がない。
【0033】更に、側突等、外部からの衝撃が加わった
際、図6に示すように、エアバッグ30の動作時には、
エアバッグ30からの展開力がヘッドライニング10の
下部側を室内側に向けて押圧し、係止片12が変形して
係合孔23から離脱することにより、センターピラート
リム20に対してヘッドライニング10が図中点線で示
す位置から実線で示す位置に外れ、エアバッグ30が室
内側に円滑に展開動作できる。
【0034】次いで、図7,図8は、本発明に係る合せ
構造の第1実施形態の変形例を示すもので、図7に示す
ように、上下方向に沿う移動を規制する上下移動規制条
片25を縦壁部22の上縁の全長に沿って設けても良
く、そうした場合、ヘッドライニング10とセンターピ
ラートリム20との合せ部Aの全長に沿ってスキを皆無
とできる。
【0035】また、図8に示すものは、上記係止片12
と係合孔23による係着構造に替えて、フック26と切
欠き13とを採用したもので、ヘッドライニング10の
接合用フランジ11の左右2箇所に切欠き13が形成さ
れているとともに、センターピラートリム20の接合用
フランジ21には上記切欠き13に収容できるように断
面L字状のフック26が形成されている。そして、切欠
き13は、開口13aの幅がフック26の幅よりもやや
狭く設定されている。
【0036】従って、ヘッドライニング10とセンター
ピラートリム20との接合状態時、切欠き13内にフッ
ク26が確実に収容され、合せ部Aの良好な外観性能が
得られるとともに、エアバッグ30の展開時にはその展
開力により切欠き13からフック26が強制的に外れ、
ヘッドライニング10がセンターピラートリム20から
分離するため、エアバッグ30の円滑な動作を保証でき
る。
【0037】次に、図9乃至図16は、本発明の第2実
施形態を示すもので、この実施形態においては、ヘッド
ライニング10の接合用フランジ11とセンターピラー
トリム20の上縁20aとが当接することにより、ヘッ
ドライニング10とセンターピラートリム20との間で
上下方向のスキを解消するとともに、上記ヘッドライニ
ング10の接合用フランジ11には、下方に延びる延長
フランジ14が一体形成され、この延長フランジ14を
センターピラートリム20の内面に当接させることによ
り、前後左右方向のスキを解消できる。また、この延長
フランジ14の中央に切欠き15が形成されている。
【0038】尚、センターピラートリム20の上部側に
は、図示しないセンターピラーパネルに係着するクリッ
プ27aを装着するクリップ取付座27が一体に形成さ
れている。
【0039】そして、ヘッドライニング10とセンター
ピラートリム20を接合した状態は、図10に示すよう
に、ヘッドライニング10の延長フランジ14の外側面
がセンターピラートリム20の内面に当接するととも
に、ヘッドライニング10の接合用フランジ11がセン
ターピラートリム20の上縁20aと当接しているた
め、上下方向はもとより、前後左右方向でのスキが両者
間に発生することがない。
【0040】更に、ヘッドライニング10とセンターピ
ラートリム20との合せ部Aの外観意匠性を良好に維持
できる一方、カーテン式のエアバッグ30の動作時に
は、図13,図14に示すように、ヘッドライニング1
0の内面側を押圧するようにエアバッグ30からの展開
力が作用した場合、切欠き15の切欠き幅を狭める方向
に延長フランジ14が中央側に向けて変形するため、結
果的にヘッドライニング10とセンターピラートリム2
0の合せ部Aにおいてヘッドライニング10は上方に持
ち上がることになり、ヘッドライニング10がセンター
ピラートリム20から分離してエアバッグ30が室内側
に円滑に膨張動作できる。
【0041】従って、この第2実施形態においても、エ
アバッグ30の円滑な動作を保証しつつ、良好な合せ部
Aの外観意匠性を確保できる。
【0042】更に、図15,図16に示すように、エア
バッグ30の動作方向を考慮して、延長フランジ14に
形成する切欠き15に加えて、補助用切欠き16a,1
6bを図示する部位に形成しても良い。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係るヘッド
ライニングとピラートリムの合せ構造によれば、エアバ
ッグの展開時、エアバッグからの展開力がヘッドライニ
ングの内面に作用した際、ヘッドライニングが変形して
ヘッドライニングとピラートリムとの接合状態が解除さ
れ、エアバッグが室内側に円滑に展開動作するため、エ
アバッグの動作信頼性を高めることができるという効果
を有する。
【0044】更に、本発明に係るヘッドライニングとピ
ラートリムの合せ構造によれば、ヘッドライニングの接
合用フランジとピラートリム上縁、あるいはピラートリ
ムの接合用フランジを接合させることにより、上下方向
のスキ解消を図るとともに、前後左右方向に位置規制を
図る手段として、一方側の接合用フランジ縁部と当接す
る縦壁部を他方側の接合用フランジに設けるか、あるい
は他方側の製品内面に当接する延長フランジを接合用フ
ランジと一体に設けるという構成にしたため、前後左右
上下方向、それぞれのスキを有効に解決でき、合せ部の
外観意匠性を良好に保ち、車室内の美観向上に大きく貢
献できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すもので、ヘッドラ
イニングとセンターピラートリムの合せ部を示す正面図
である。
【図2】本発明に係る合せ構造の第1実施形態を示すも
ので、ヘッドライニングとセンターピラートリムの合せ
部の構成を示す分解斜視図である。
【図3】図2に示すヘッドライニングとセンターピラー
トリムの合せ部における接合用フランジの接合状態を示
す説明図である。
【図4】図2に示すヘッドライニングとセンターピラー
トリムの合せ部を示す断面図である。
【図5】図2に示すヘッドライニングとセンターピラー
トリムの合せ部を示す断面図である。
【図6】図2に示すヘッドライニングとセンターピラー
トリムの合せ構造におけるエアバッグの展開動作を示す
説明図である。
【図7】本発明に係る合せ構造における第1実施形態の
変形例を示す分解斜視図である。
【図8】本発明に係る合せ構造における第1実施形態の
変形例を示す分解斜視図である。
【図9】本発明に係る合せ構造における第2実施形態を
示すもので、ヘッドライニングとセンターピラートリム
の合せ部を示す分解斜視図である。
【図10】図9に示すヘッドライニングとセンターピラ
ートリムを接合した状態を示す正面図である。
【図11】図10中XI−XI線断面図である。
【図12】図10中XII −XII 線断面図である。
【図13】図10中XIII−XIII線断面図である。
【図14】図10に示す合せ構造におけるエアバッグ作
動時の作用を示す説明図である。
【図15】本発明に係る合せ構造の第2実施形態におけ
る延長フランジの変形例を示す説明図である。
【図16】本発明に係る合せ構造の第2実施形態におけ
る延長フランジの変形例を示す説明図である。
【図17】従来のカーテン式エアバッグの車両への配置
構造を示す説明図である。
【図18】従来のカーテン式エアバッグを装備した車両
におけるヘッドライニングとセンターピラートリムの合
せ部の構成を示す断面図である。
【図19】従来のカーテン式エアバッグを装備した車両
におけるヘッドライニングとセンターピラートリムの合
せ部の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ヘッドライニング 11 接合用フランジ 12 係止片 13 切欠き 13a 開口 14 延長フランジ 15 切欠き 16a,16b 補助用切欠き 20 センターピラートリム 21 接合用フランジ 22 縦壁部 23 係合孔 24 上下移動規制片 25 上下移動規制条片 26 フック 27 クリップ取付座 27a クリップ 30 エアバッグ(カーテン式) A 合せ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフパネルの室内面側の縁部に沿って
    カーテン式のエアバッグ(30)が配設され、上記エア
    バッグ(30)がヘッドライニング(10)に覆われ、
    ヘッドライニング(10)の下縁にピラートリム(2
    0)が接合されるヘッドライニングとピラートリムの合
    せ構造であって、 ヘッドライニング(10)並びにピラートリム(20)
    の合せ部(A)に設けられている係着手段により、ヘッ
    ドライニング(10)とピラートリム(20)を係着し
    て、双方の合せを達成するとともに、エアバッグ(3
    0)の作動時には上記係着手段の係合状態が解除され、
    ヘッドライニング(10)とピラートリム(20)とが
    分離することを特徴とするヘッドライニングとピラート
    リムの合せ構造。
  2. 【請求項2】 上記係着手段は、ヘッドライニング(1
    0)並びにピラートリム(20)の合せ部(A)に対向
    して形成されている接合用フランジ(11,21)に設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載のヘッド
    ライニングとピラートリムの合せ構造。
  3. 【請求項3】 上記接合用フランジ(11,21)の係
    着手段は、ヘッドライニング(10)側の接合用フラン
    ジ(11)に係止片(12)が形成され、ピラートリム
    (20)側の接合用フランジ(21)には、上記一方側
    の接合用フランジ(11)の縁部(11a)と当接する
    縦壁部(22)が形成されるとともに、上記縦壁部(2
    2)に係止片(12)を係合する係合孔(23)が形成
    され、上記係止片(12)は、エアバッグ(30)の動
    作時、エアバッグ(30)の展開力により変形して、係
    合孔(23)から離脱することにより、ヘッドライニン
    グ(10)とピラートリム(20)を分離させることを
    特徴とする請求項2に記載のヘッドライニングとピラー
    トリムの合せ構造。
  4. 【請求項4】 上記接合用フランジ(11,21)の係
    着手段は、ピラートリム(20)側の接合用フランジ
    (21)にフック(26)が上方に向けて突設形成さ
    れ、ヘッドライニング(10)側の接合用フランジ(1
    1)には、上記フック(26)を係着する切欠き(1
    3)が形成され、エアバッグ(30)の動作時、該エア
    バッグ(20)の展開力によりフック(26)が切欠き
    (13)から強制的に外れることにより、ヘッドライニ
    ング(10)とピラートリム(20)を分離させること
    を特徴とする請求項2に記載のヘッドライニングとピラ
    ートリムの合せ構造。
  5. 【請求項5】 ピラートリム(20)側の接合用フラン
    ジ(21)には、上下方向に移動するのを規制する規制
    片(24)、あるいは規制条片(25)が設けられてい
    ることを特徴とする請求項2又は3に記載のヘッドライ
    ニングとピラートリムの合せ構造。
  6. 【請求項6】 ルーフパネルの室内面側の縁部に沿って
    カーテン式のエアバッグ(30)が配設され、上記エア
    バッグ(30)がヘッドライニング(10)に覆われ、
    ヘッドライニング(10)の下縁にピラートリム(2
    0)が接合されるヘッドライニングとピラートリムの合
    せ構造であって、 ヘッドライニング(10)には、上記ピラートリム(2
    0)の上縁(20a)と当接する接合用フランジ(1
    1)が形成されるとともに、この接合用フランジ(1
    1)と一体に下方に伸びる延長フランジ(14)が形成
    され、この延長フランジ(14)に切欠き(15)が形
    成され、エアバッグ(30)の動作時、上記切欠き(1
    5)の幅が狭まる方向に延長フランジ(14)が変形す
    ることにより、ヘッドライニング(10)とピラートリ
    ム(20)を分離させることを特徴とするヘッドライニ
    ングとピラートリムの合せ構造。
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