JP2002113064A - 入浴用ストレッチャー - Google Patents
入浴用ストレッチャーInfo
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- JP2002113064A JP2002113064A JP2000306289A JP2000306289A JP2002113064A JP 2002113064 A JP2002113064 A JP 2002113064A JP 2000306289 A JP2000306289 A JP 2000306289A JP 2000306289 A JP2000306289 A JP 2000306289A JP 2002113064 A JP2002113064 A JP 2002113064A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 扱いが容易で安全に使用できる入浴用ストレ
ッチャーを提供することにある。 【構成】 入浴する担架部(48)と、該担架部(4
8)を支持する担架フレーム部(53)と、該担架フレ
ーム部(53)の両端部に構成され且つ入浴時に浴槽
(28)の縁部(54)を跨ぐ跨ぎ部(3)と、該跨ぎ
部(3)に繋がり担架フレーム部(53)を支持する脚
部(2)とで構成され、浴槽(28)を跨いで入浴する
ゲート型のストレッチャーであって、前記ストレッチャ
ー(1)の前脚(2a)と後脚(2b)との間に、機能
的に可動するところの連結構造部(8)を設け、ストレ
ッチャー(1)を少なくとも二分割の主幹部分割構成と
したことを特徴とする入浴用ストレッチャーである。
ッチャーを提供することにある。 【構成】 入浴する担架部(48)と、該担架部(4
8)を支持する担架フレーム部(53)と、該担架フレ
ーム部(53)の両端部に構成され且つ入浴時に浴槽
(28)の縁部(54)を跨ぐ跨ぎ部(3)と、該跨ぎ
部(3)に繋がり担架フレーム部(53)を支持する脚
部(2)とで構成され、浴槽(28)を跨いで入浴する
ゲート型のストレッチャーであって、前記ストレッチャ
ー(1)の前脚(2a)と後脚(2b)との間に、機能
的に可動するところの連結構造部(8)を設け、ストレ
ッチャー(1)を少なくとも二分割の主幹部分割構成と
したことを特徴とする入浴用ストレッチャーである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、身体障害者や養護老人
等(以下患者という)の入浴のための入浴用ストレッチ
ャーに関する。
等(以下患者という)の入浴のための入浴用ストレッチ
ャーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として実登第2599268
号公報に、昇降式浴槽と、入浴用ストレッチャーと、片
側にのみ設けられる湾曲部と、フレームと、座部と、ピ
ンと、背凭れ部と、補強部材と、ロック機構とからなる
入浴装置用ストレッチャーが開示されている。
号公報に、昇降式浴槽と、入浴用ストレッチャーと、片
側にのみ設けられる湾曲部と、フレームと、座部と、ピ
ンと、背凭れ部と、補強部材と、ロック機構とからなる
入浴装置用ストレッチャーが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来装置は、
昇降式浴槽を跨いで使用するものであるから、前後脚の
間隔が広く、前後に長尺なものとなる。故に、従来装置
は搬入時に長尺すぎて扱いにくいものであり、扱い易い
ものが要求されていた。
昇降式浴槽を跨いで使用するものであるから、前後脚の
間隔が広く、前後に長尺なものとなる。故に、従来装置
は搬入時に長尺すぎて扱いにくいものであり、扱い易い
ものが要求されていた。
【0004】また、ストレッチャーに載せられた患者が
転落せず、水没せず、又、安全に楽に仰臥できるもの、
及び、水滴滴下が少なく扱い易い入浴用ストレッチャー
が要求されていた。
転落せず、水没せず、又、安全に楽に仰臥できるもの、
及び、水滴滴下が少なく扱い易い入浴用ストレッチャー
が要求されていた。
【0005】本発明の目的は、上記要求を満足したもの
であり、扱いが容易で安全に使用できる入浴用ストレッ
チャーを提供することにある。
であり、扱いが容易で安全に使用できる入浴用ストレッ
チャーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、入浴する
担架部(48)と、該担架部(48)を支持する担架フ
レーム部(53)と、該担架フレーム部(53)の両端
部に構成され且つ入浴時に浴槽(28)の縁部(54)
を跨ぐ跨ぎ部(3)と、該跨ぎ部(3)に繋がり担架フ
レーム部(53)を支持する脚部(2)とで構成され、
浴槽(28)を跨いで入浴するゲート型のストレッチャ
ーであって、前記ストレッチャー(1)の前脚(2a)
と後脚(2b)との間に、機能的に可動するところの連
結構造部(8)を設け、ストレッチャー(1)を少なく
とも二分割の主幹部分割構成としたことを特徴とする入
浴用ストレッチャーである。又、脚(2)に係る跨ぎ部
(3)の一方端は、脚(2)に回動可能に、又は、回動
可能及び連結分離可能に軸支部(45)で軸支され、前
記跨ぎ部(3)の他方端は、担架フレーム部(53)に
連結構造部(8)で回動可能及び連結・分離可能に軸支
され、該連結構造部(8)は、分離・連結を可能とする
連結機能、及び、回動可能に軸支する回動機能とを有す
る。更に、担架部(48)は背凭れ部(14)と下体載
置部(4)とから構成され、前脚(2a)に係る跨ぎ部
(3)には、跨ぎ部(3)から下体載置部(4)に向か
って突出するサイド手摺り(27)が設けられる。更に
又、前記担架部(48)は背凭れ部(14)と下体載置
部(4)とから構成され、前記前脚(2a)に係る跨ぎ
部(3)と背凭れ部(14)とにわたって、背凭れ部
(14)の傾斜状態を保持するロック機構(17)が設
けられ、前記ロック機構(17)は、跨ぎ部(3)に開
設されるロック穴(23)と、背凭れ部(14)に設け
られ掛り機能を有するロックピン(20)とでなる。
又、前記脚(2)に、ストレッチャー(1)を浴槽(2
8)の所定位置に案内するガイドローラー(29)が設
けられる。更に又、前記担架部(48)の下方に巻き取
り収納可能な水受けシート(30)が張設せられる。更
に、前記担架部(48)は背凭れ部(14)と下体載置
部(4)とから構成され、前記後脚(2b)に係る跨ぎ
部(3)に、該跨ぎ部(3)から下体載置部(4)上に
向かって突出して足受け(33)が位置調節可能に設け
られる。
担架部(48)と、該担架部(48)を支持する担架フ
レーム部(53)と、該担架フレーム部(53)の両端
部に構成され且つ入浴時に浴槽(28)の縁部(54)
を跨ぐ跨ぎ部(3)と、該跨ぎ部(3)に繋がり担架フ
レーム部(53)を支持する脚部(2)とで構成され、
浴槽(28)を跨いで入浴するゲート型のストレッチャ
ーであって、前記ストレッチャー(1)の前脚(2a)
と後脚(2b)との間に、機能的に可動するところの連
結構造部(8)を設け、ストレッチャー(1)を少なく
とも二分割の主幹部分割構成としたことを特徴とする入
浴用ストレッチャーである。又、脚(2)に係る跨ぎ部
(3)の一方端は、脚(2)に回動可能に、又は、回動
可能及び連結分離可能に軸支部(45)で軸支され、前
記跨ぎ部(3)の他方端は、担架フレーム部(53)に
連結構造部(8)で回動可能及び連結・分離可能に軸支
され、該連結構造部(8)は、分離・連結を可能とする
連結機能、及び、回動可能に軸支する回動機能とを有す
る。更に、担架部(48)は背凭れ部(14)と下体載
置部(4)とから構成され、前脚(2a)に係る跨ぎ部
(3)には、跨ぎ部(3)から下体載置部(4)に向か
って突出するサイド手摺り(27)が設けられる。更に
又、前記担架部(48)は背凭れ部(14)と下体載置
部(4)とから構成され、前記前脚(2a)に係る跨ぎ
部(3)と背凭れ部(14)とにわたって、背凭れ部
(14)の傾斜状態を保持するロック機構(17)が設
けられ、前記ロック機構(17)は、跨ぎ部(3)に開
設されるロック穴(23)と、背凭れ部(14)に設け
られ掛り機能を有するロックピン(20)とでなる。
又、前記脚(2)に、ストレッチャー(1)を浴槽(2
8)の所定位置に案内するガイドローラー(29)が設
けられる。更に又、前記担架部(48)の下方に巻き取
り収納可能な水受けシート(30)が張設せられる。更
に、前記担架部(48)は背凭れ部(14)と下体載置
部(4)とから構成され、前記後脚(2b)に係る跨ぎ
部(3)に、該跨ぎ部(3)から下体載置部(4)上に
向かって突出して足受け(33)が位置調節可能に設け
られる。
【0007】
【作用】本発明に係るストレッチャー1に患者を乗せ、
本発明を浴槽28に跨がらせ、浴槽28を上昇させ入浴
を行なう。
本発明を浴槽28に跨がらせ、浴槽28を上昇させ入浴
を行なう。
【0008】担架部48と、パイプフレーム部材でなる
担架フレーム部53と、担架フレーム部5の両端部に構
成される跨ぎ部3と、前脚2aと、後脚2bとを有する
前記ストレッチャー1は、少なくとも構成主幹部にて二
分割される。
担架フレーム部53と、担架フレーム部5の両端部に構
成される跨ぎ部3と、前脚2aと、後脚2bとを有する
前記ストレッチャー1は、少なくとも構成主幹部にて二
分割される。
【0009】上述の分割に係る分割部位における連結構
造部8は、連結・解除可能、及び、回動可能である等の
機能的に可動するものであって、前記ストレッチャー1
は、適宜に分割又は連結合体され、及び平面視曲折す
る。
造部8は、連結・解除可能、及び、回動可能である等の
機能的に可動するものであって、前記ストレッチャー1
は、適宜に分割又は連結合体され、及び平面視曲折す
る。
【0010】跨ぎ部3の一方端は脚2に回動可能に、又
は、回動可能及び連結分離可能に軸支部45で軸支さ
れ、前記跨ぎ部3の他方端は担架フレーム部53に連結
構造部8で軸支され、該跨ぎ部3は起立位置と垂下位置
との間で回動する。
は、回動可能及び連結分離可能に軸支部45で軸支さ
れ、前記跨ぎ部3の他方端は担架フレーム部53に連結
構造部8で軸支され、該跨ぎ部3は起立位置と垂下位置
との間で回動する。
【0011】後記する具体例では、担架フレーム部51
を構成する右フレーム50側のみに連結構造部8が設け
られるが、左フレーム49側に連結構造部8が設けられ
るもの、及び、左・右フレーム49・50共に設けられ
ものも有り得る。連結構造部8は、ストレッチャー1を
分離・連結すると共に、跨ぎ部3を回動可能に支持す
る。
を構成する右フレーム50側のみに連結構造部8が設け
られるが、左フレーム49側に連結構造部8が設けられ
るもの、及び、左・右フレーム49・50共に設けられ
ものも有り得る。連結構造部8は、ストレッチャー1を
分離・連結すると共に、跨ぎ部3を回動可能に支持す
る。
【0012】更に、連結構造部8に係る他の回動機能の
例は、ストレッチャー1を前部と後部に二分しこれらを
連結構造部8で回動可能に連結する。又、ストレッチャ
ー1を平面視でくの字形に曲折できるもの、更に、左右
後脚2bを担架フレーム部53に連結構造部8でそれぞ
れ回動可能に設け、平面視で左右後脚2bの相互間隔を
拡大しストレッチャー1を後部開脚形態にできるもの等
がある。更に、軸支部45で脚2と跨ぎ部3を分離する
ことも可能である。
例は、ストレッチャー1を前部と後部に二分しこれらを
連結構造部8で回動可能に連結する。又、ストレッチャ
ー1を平面視でくの字形に曲折できるもの、更に、左右
後脚2bを担架フレーム部53に連結構造部8でそれぞ
れ回動可能に設け、平面視で左右後脚2bの相互間隔を
拡大しストレッチャー1を後部開脚形態にできるもの等
がある。更に、軸支部45で脚2と跨ぎ部3を分離する
ことも可能である。
【0013】担架部48は背凭れ部14と下体載置部4
とからなり、前脚2aを構成する跨ぎ部3から下体載置
部4に向かって突出して背凭れ部14に設けられるサイ
ド手摺り27は、跨ぎ部3と共に回動して上方起立位置
又は下方垂下位置に回動できるが、起立位置にある時
は、患者が背凭れ部14から転落することを防止する。
とからなり、前脚2aを構成する跨ぎ部3から下体載置
部4に向かって突出して背凭れ部14に設けられるサイ
ド手摺り27は、跨ぎ部3と共に回動して上方起立位置
又は下方垂下位置に回動できるが、起立位置にある時
は、患者が背凭れ部14から転落することを防止する。
【0014】跨ぎ部3に設けられるロック機構17は、
担架フレーム部53の枠内に回動可能に設けられる背凭
れ部14を傾斜状態に保持する。前記跨ぎ部3にロック
受け部材18が設けられ、該ロック受け部材18に形成
される案内形状部24は、背凭れ部14と共に上昇する
ロックピン20をロック穴23へ案内する。
担架フレーム部53の枠内に回動可能に設けられる背凭
れ部14を傾斜状態に保持する。前記跨ぎ部3にロック
受け部材18が設けられ、該ロック受け部材18に形成
される案内形状部24は、背凭れ部14と共に上昇する
ロックピン20をロック穴23へ案内する。
【0015】ロックピン20の先部には掛り機能が設け
られる。即ち、ロックピン20の先部に形成される拡幅
部25は、ロック受け部材18のロック穴23に挿入さ
れた時ロック穴23の突状縁部26に掛止され、ロック
ピン20は容易に外れない。
られる。即ち、ロックピン20の先部に形成される拡幅
部25は、ロック受け部材18のロック穴23に挿入さ
れた時ロック穴23の突状縁部26に掛止され、ロック
ピン20は容易に外れない。
【0016】脚2に設けられるガイドローラー29は、
ストレッチャー1を浴槽28へドッキングする時に該浴
槽28に当接してストレッチャー1を案内する。
ストレッチャー1を浴槽28へドッキングする時に該浴
槽28に当接してストレッチャー1を案内する。
【0017】担架部48の下方に張設せられる水受けシ
ート30は、退浴後に患者、及び担架部48から滴下す
る水を受け止める。水受けシート30は、適宜、巻き取
り収納され、ストレッチャー1の脚2へ収納形態で取着
される。
ート30は、退浴後に患者、及び担架部48から滴下す
る水を受け止める。水受けシート30は、適宜、巻き取
り収納され、ストレッチャー1の脚2へ収納形態で取着
される。
【0018】後脚2bを構成する跨ぎ部3に、該跨ぎ部
3から下体載置部4に向かって突出して設けられる足受
け33は、患者の足裏を受け止める。介助者の手で、患
者の体格や姿勢に応じて前記足受け33を適宜位置を変
更調節ししかる後に固定する。
3から下体載置部4に向かって突出して設けられる足受
け33は、患者の足裏を受け止める。介助者の手で、患
者の体格や姿勢に応じて前記足受け33を適宜位置を変
更調節ししかる後に固定する。
【0019】
【実施例】図1、2、3、4に本発明第1実施例に係る
ストレッチャー1を示しており、該ストレッチャー1
は、担架を兼ねた略M字形状のストレッチャー1であ
り、担架フレーム部53、跨ぎ部3、脚2、担架部48
で構成される。
ストレッチャー1を示しており、該ストレッチャー1
は、担架を兼ねた略M字形状のストレッチャー1であ
り、担架フレーム部53、跨ぎ部3、脚2、担架部48
で構成される。
【0020】更に詳しくは、前記ストレッチャー1の枠
組みは、前部(=患者頭載置方向)から後部(=患者足
載置方向)に向かって、前脚2a、前左・右跨ぎ部12
・13、担架フレーム部53、湾曲フレーム5、後脚2
bの順に構成される。前記担架部48は、背凭れ部14
と下体載置部4とからなり担架フレーム部53で支持さ
れる。
組みは、前部(=患者頭載置方向)から後部(=患者足
載置方向)に向かって、前脚2a、前左・右跨ぎ部12
・13、担架フレーム部53、湾曲フレーム5、後脚2
bの順に構成される。前記担架部48は、背凭れ部14
と下体載置部4とからなり担架フレーム部53で支持さ
れる。
【0021】前記ストレッチャー1は、前部1aと後部
1bとに分離可能に構成される。当該分離部位を連結構
造部8とし、連結構造部8における前部1a側(=前左
・右跨ぎ部12・13側)を被連結部10とし、後部1
b側(=担架フレーム部53側)の端を連結部9とす
る。
1bとに分離可能に構成される。当該分離部位を連結構
造部8とし、連結構造部8における前部1a側(=前左
・右跨ぎ部12・13側)を被連結部10とし、後部1
b側(=担架フレーム部53側)の端を連結部9とす
る。
【0022】前記連結部9と被連結部10とは、互いに
着脱可能であり連結機能と回動機能を有する。連結部9
と被連結部10を連結する時は、連結部9に被連結部1
0を外嵌した後、固定具11を連結部9の芯に螺着して
抜け止めし、連結部9に被連結部10を連結固定する。
着脱可能であり連結機能と回動機能を有する。連結部9
と被連結部10を連結する時は、連結部9に被連結部1
0を外嵌した後、固定具11を連結部9の芯に螺着して
抜け止めし、連結部9に被連結部10を連結固定する。
【0023】上述の連結により前部1aと後部1bが合
体し、ストレッチャー1が形成される。又、固定具11
を外せば、連結部9から被連結部10を抜いて分離で
き、ストレッチャー1を前部1aと後部1bに分離でき
る。
体し、ストレッチャー1が形成される。又、固定具11
を外せば、連結部9から被連結部10を抜いて分離で
き、ストレッチャー1を前部1aと後部1bに分離でき
る。
【0024】前記背凭れ部14は、担架フレーム部53
を構成するパイプ材でなる左・右フレーム49・50の
間に位置し、患者の上体を支持するものである。
を構成するパイプ材でなる左・右フレーム49・50の
間に位置し、患者の上体を支持するものである。
【0025】跨ぎ部3の具体例である右前跨ぎ部13
は、その前端が軸支部45で、前脚2aに軸支される。
右前跨ぎ部13は、その後端が担架フレーム部53の連
結構造部8部分に軸支され、回動可能である。右前跨ぎ
部13は上向きに凸状となる位置と下方に凸状となる位
置とに位置を変更し固定できる。前記連結構造部8は軸
支機能と連結機能を併せ持つ。
は、その前端が軸支部45で、前脚2aに軸支される。
右前跨ぎ部13は、その後端が担架フレーム部53の連
結構造部8部分に軸支され、回動可能である。右前跨ぎ
部13は上向きに凸状となる位置と下方に凸状となる位
置とに位置を変更し固定できる。前記連結構造部8は軸
支機能と連結機能を併せ持つ。
【0026】背凭れ部14は、後端が下体載置部4に軸
支され水平位置から約30度傾斜まで起立方向へ傾動で
き、患者を仰臥姿勢、及び仰臥姿勢から前傾リクライニ
ング姿勢に変更支持できる。
支され水平位置から約30度傾斜まで起立方向へ傾動で
き、患者を仰臥姿勢、及び仰臥姿勢から前傾リクライニ
ング姿勢に変更支持できる。
【0027】左前跨ぎ部12と背凭れ部14との二部材
にわたって、背凭れ部14の傾斜状態を保持するロック
機構17が設けられる。
にわたって、背凭れ部14の傾斜状態を保持するロック
機構17が設けられる。
【0028】ロック機構17は、左前跨ぎ部12に設け
られるロック受け部材18と、背凭れ部14に設けられ
るロックピン機構19とからなる。該ロックピン機構1
9は背凭れ部14の前側部における左前跨ぎ部12寄り
位置に設けられる。
られるロック受け部材18と、背凭れ部14に設けられ
るロックピン機構19とからなる。該ロックピン機構1
9は背凭れ部14の前側部における左前跨ぎ部12寄り
位置に設けられる。
【0029】ロックピン機構19は、横方向(=ストレ
ッチャー1の短尺方向)に進退可能に保持されるロック
ピン20と、ロックピン20を前記横方向に進出付勢さ
せるバネ21と、ロックピン20を前記横方向に退入さ
せるスライド板40及びハンドル22とを有している。
ッチャー1の短尺方向)に進退可能に保持されるロック
ピン20と、ロックピン20を前記横方向に進出付勢さ
せるバネ21と、ロックピン20を前記横方向に退入さ
せるスライド板40及びハンドル22とを有している。
【0030】前記スライド板40には、斜状面を有する
穴43が開設され、この穴43にロックピン20に取着
されるスライドピン41が貫通し且つ斜状面に接触して
いる。ハンドル22を引き、スライド板40を前方へス
ライドさせると、スライドピン41が斜状面に押されて
移動し、ロックピン20が退動する。
穴43が開設され、この穴43にロックピン20に取着
されるスライドピン41が貫通し且つ斜状面に接触して
いる。ハンドル22を引き、スライド板40を前方へス
ライドさせると、スライドピン41が斜状面に押されて
移動し、ロックピン20が退動する。
【0031】ロック受け部材18は、ロックピン20が
嵌入するロック穴23と、ロックピン20を案内する案
内形状部24を有する。該案内形状部24は、背凭れ部
14の回動に伴って接近するロックピン20をスムーズ
に前記ロック穴23へ挿入できるように斜面をもって案
内する。ロックピン20は、ロック穴23へ至るとバネ
21の付勢力で自動的に嵌入する。
嵌入するロック穴23と、ロックピン20を案内する案
内形状部24を有する。該案内形状部24は、背凭れ部
14の回動に伴って接近するロックピン20をスムーズ
に前記ロック穴23へ挿入できるように斜面をもって案
内する。ロックピン20は、ロック穴23へ至るとバネ
21の付勢力で自動的に嵌入する。
【0032】ロックピン20は掛り機能を有する。即
ち、ロックピン20の先部側壁には拡幅部25が形成さ
れ、ロックピン20がロック穴23に嵌ると拡幅部25
がロック穴23の突条縁部26に被さる。ロックピン2
0は背凭れ部14を傾斜状態に保持している。又、ロッ
クピン20は、拡幅部25の凹状段部が突条縁部26に
引っ掛かっているので僅か持ち上げない限りロック穴2
3から容易に抜け外れない。
ち、ロックピン20の先部側壁には拡幅部25が形成さ
れ、ロックピン20がロック穴23に嵌ると拡幅部25
がロック穴23の突条縁部26に被さる。ロックピン2
0は背凭れ部14を傾斜状態に保持している。又、ロッ
クピン20は、拡幅部25の凹状段部が突条縁部26に
引っ掛かっているので僅か持ち上げない限りロック穴2
3から容易に抜け外れない。
【0033】下体載置部4上には患者の下体が載置され
る。左・右前跨ぎ部12・13に、該左・右前跨ぎ部1
2・13から下体載置部4へ向かって突出するサイド手
摺り27が設けられる。
る。左・右前跨ぎ部12・13に、該左・右前跨ぎ部1
2・13から下体載置部4へ向かって突出するサイド手
摺り27が設けられる。
【0034】ストレッチャー1を浴槽28へドッキング
する時に、該浴槽28に当接して該ストレッチャー1を
好適位置へ案内するガイドローラー29が前・後脚2a
・2bのそれぞれに設けられる。
する時に、該浴槽28に当接して該ストレッチャー1を
好適位置へ案内するガイドローラー29が前・後脚2a
・2bのそれぞれに設けられる。
【0035】担架部48の下方位置に存在するように水
受けシート30が前・後脚2a・2b間に張設される。
該水受けシート30は巻き取り可能であって、巻き取っ
た収納形態では後脚2b側に在り、前脚2aには水受け
シート30の先端を引っ掛けるシート掛け具31が設け
られる。
受けシート30が前・後脚2a・2b間に張設される。
該水受けシート30は巻き取り可能であって、巻き取っ
た収納形態では後脚2b側に在り、前脚2aには水受け
シート30の先端を引っ掛けるシート掛け具31が設け
られる。
【0036】湾曲フレーム5は、後脚2bの上端に連結
される跨ぎ部3の具体例であって、逆U字型に形成され
るパイプ材であり、該湾曲フレーム5における下体載置
部4側に足受け機構32が設けられる。
される跨ぎ部3の具体例であって、逆U字型に形成され
るパイプ材であり、該湾曲フレーム5における下体載置
部4側に足受け機構32が設けられる。
【0037】前記足受け機構32は、下体載置部4に向
かって突出する足受け33が垂直面に回動可能に設けら
れて構成される。足受け33の下部辺は、仰臥した患者
の足裏に当てる平板でなり、患者が後方(=足方向)へ
移動することを阻止するものである。
かって突出する足受け33が垂直面に回動可能に設けら
れて構成される。足受け33の下部辺は、仰臥した患者
の足裏に当てる平板でなり、患者が後方(=足方向)へ
移動することを阻止するものである。
【0038】尚、図1中、15はクッション材、16は
水受けシート30を巻き取るゼンマイ部、47は蝶番
部、52は水受けシート30に形成される排水口、図2
中、42はスライド板用バネ、図4中、34はキャスタ
ー、35は足受け33に設けられる突起片、36は突起
片35が掛止される掛止凹部、37は右前跨ぎ部止めピ
ン、38は足受け33を足受け機構32に軸支する足受
け軸、39は湾曲フレーム5に設けられる補強部材、4
4はスライド枕、46はセンサー、54は縁部である。
水受けシート30を巻き取るゼンマイ部、47は蝶番
部、52は水受けシート30に形成される排水口、図2
中、42はスライド板用バネ、図4中、34はキャスタ
ー、35は足受け33に設けられる突起片、36は突起
片35が掛止される掛止凹部、37は右前跨ぎ部止めピ
ン、38は足受け33を足受け機構32に軸支する足受
け軸、39は湾曲フレーム5に設けられる補強部材、4
4はスライド枕、46はセンサー、54は縁部である。
【0039】第1実施例を使用するに際し、介助者は、
ロック機構17のロック作用を解除し、背凭れ部14を
傾斜位置から水平位置に変更にする。即ち、背凭れ部1
4を僅か持ち上げ、ハンドル22を引き、ロックピン2
0をロック穴23から抜き、ロック作用を解除した状態
下で、背凭れ部14を降ろし下方へ回動させる。背凭れ
部14の前部をクッション材15上に載せ該背凭れ部1
4を水平状態にする。
ロック機構17のロック作用を解除し、背凭れ部14を
傾斜位置から水平位置に変更にする。即ち、背凭れ部1
4を僅か持ち上げ、ハンドル22を引き、ロックピン2
0をロック穴23から抜き、ロック作用を解除した状態
下で、背凭れ部14を降ろし下方へ回動させる。背凭れ
部14の前部をクッション材15上に載せ該背凭れ部1
4を水平状態にする。
【0040】次に、右前跨ぎ部止ピン37を抜き、上向
き位置(=起立状態の位置)の右前跨ぎ部13を回動さ
せて下向き位置(=垂下状態の位置)に変更し、患者を
ストレッチャー1に乗せ易い状態にする。次に、背凭れ
部14及び下体載置部4に患者を療養ベッド(図示省
略)から移乗させる。
き位置(=起立状態の位置)の右前跨ぎ部13を回動さ
せて下向き位置(=垂下状態の位置)に変更し、患者を
ストレッチャー1に乗せ易い状態にする。次に、背凭れ
部14及び下体載置部4に患者を療養ベッド(図示省
略)から移乗させる。
【0041】次に、右前跨ぎ部13を下向き位置から上
向き位置へ回動させる。この時、右前跨ぎ部13に設け
られるサイド手摺り27も、右前跨ぎ部13と一緒に回
動して患者載置面より上位置に至り右前跨ぎ部13から
下体載置部4に向かって存在することとなり、ストレッ
チャー1上の患者が転落し難い形状になる。
向き位置へ回動させる。この時、右前跨ぎ部13に設け
られるサイド手摺り27も、右前跨ぎ部13と一緒に回
動して患者載置面より上位置に至り右前跨ぎ部13から
下体載置部4に向かって存在することとなり、ストレッ
チャー1上の患者が転落し難い形状になる。
【0042】次に、背凭れ部14を持ち上げ、患者を前
傾リクライニング姿勢に支持する。前記背凭れ部14を
持ち上げるとロックピン20がロック穴23へ至る。こ
の時、バネ21力で自動的にロックピン20がロック穴
23に嵌り、ロック機構17がロック作用をなし、背凭
れ部14が傾斜位置で掛止固定される。
傾リクライニング姿勢に支持する。前記背凭れ部14を
持ち上げるとロックピン20がロック穴23へ至る。こ
の時、バネ21力で自動的にロックピン20がロック穴
23に嵌り、ロック機構17がロック作用をなし、背凭
れ部14が傾斜位置で掛止固定される。
【0043】次に、足受け33を好適位置へ移動調節し
て掛止する。即ち、介助者は、足受け軸38から垂下状
にある足受け33を僅か持ち上げ、足受け33の下端を
前方(=ストレッチャー1の長尺方向における背凭れ部
14の方向)へ移動させ患者の足裏へ当てる。そのよう
にした後、足受け33を僅か下方へずらし突起片35を
掛止凹部36へ嵌め、足受け33を当該位置に掛止固定
する。
て掛止する。即ち、介助者は、足受け軸38から垂下状
にある足受け33を僅か持ち上げ、足受け33の下端を
前方(=ストレッチャー1の長尺方向における背凭れ部
14の方向)へ移動させ患者の足裏へ当てる。そのよう
にした後、足受け33を僅か下方へずらし突起片35を
掛止凹部36へ嵌め、足受け33を当該位置に掛止固定
する。
【0044】足受け33の位置調節は、上述の様に、足
受け33を僅か持ち上げ、複数の掛止凹部36の一つを
選択し、足受け33を僅か下方へずらし、選択した掛止
凹部36に突起片35を嵌めるという操作で行なう。以
上の諸操作で患者をストレッチャー1に乗せセッティン
グしたのである。
受け33を僅か持ち上げ、複数の掛止凹部36の一つを
選択し、足受け33を僅か下方へずらし、選択した掛止
凹部36に突起片35を嵌めるという操作で行なう。以
上の諸操作で患者をストレッチャー1に乗せセッティン
グしたのである。
【0045】次に、ストレッチャー1を移動し、浴槽2
8に接近させ、ガイドローラー29を浴槽28に当接
し、浴槽28を跨らせ、ガイドローラー29のガイド作
用を得て、ストレッチャー1を適正位置へ移動させ、浴
槽28にストレチャー1をドッキングする。
8に接近させ、ガイドローラー29を浴槽28に当接
し、浴槽28を跨らせ、ガイドローラー29のガイド作
用を得て、ストレッチャー1を適正位置へ移動させ、浴
槽28にストレチャー1をドッキングする。
【0046】ストレッチャー1が浴槽28の適正位置に
至った時、ガイドローラー29がセンサー46に設けた
特定形状箇所に嵌り、ガイドローラー29が前記浴槽2
8側に設けられたセンサー46に作用し、操作者にクリ
ック感を生じさせる。
至った時、ガイドローラー29がセンサー46に設けた
特定形状箇所に嵌り、ガイドローラー29が前記浴槽2
8側に設けられたセンサー46に作用し、操作者にクリ
ック感を生じさせる。
【0047】次に、湯を満たした前記浴槽28を油圧駆
動力等により上昇させストレッチャー1上の患者を浴槽
28内に入れ入浴を行なう。
動力等により上昇させストレッチャー1上の患者を浴槽
28内に入れ入浴を行なう。
【0048】なお、ストレッチャー1が適正に配置され
ていないとセンサー46が作動せず、浴槽28は所期の
昇降作動をしない。退浴時には、浴槽28を下降させ、
患者を浴槽28から出し、ストレッチャー1を横方向に
移動し、浴槽28から離間させる。
ていないとセンサー46が作動せず、浴槽28は所期の
昇降作動をしない。退浴時には、浴槽28を下降させ、
患者を浴槽28から出し、ストレッチャー1を横方向に
移動し、浴槽28から離間させる。
【0049】次に、介助者は後脚2bに収納形態(=円
柱形状)に取着された水受けシート30の先端を引き出
し、前脚2aのシート掛け具31に水受けシート30の
先端を引っ掛け、後脚2bから前脚2aの間に張設す
る。張設後、ストレッチャー1を所望の場所へ移動し、
入浴作業を終了する。背凭れ部14、下体載置部4等か
ら垂れる水を水受けシート30で受け、ストレッチャー
1の移動中に、水滴が床面に落ちるのを防止する。水受
けシート30に溜まった水は適宜排水処理する。
柱形状)に取着された水受けシート30の先端を引き出
し、前脚2aのシート掛け具31に水受けシート30の
先端を引っ掛け、後脚2bから前脚2aの間に張設す
る。張設後、ストレッチャー1を所望の場所へ移動し、
入浴作業を終了する。背凭れ部14、下体載置部4等か
ら垂れる水を水受けシート30で受け、ストレッチャー
1の移動中に、水滴が床面に落ちるのを防止する。水受
けシート30に溜まった水は適宜排水処理する。
【0050】水受けシート30を収納する時は該シート
30の先端をシート掛け具31から外す。水受けシート
30はゼンマイ部16の巻き力で巻かれ、柱形状になっ
て後脚2bに取着される。
30の先端をシート掛け具31から外す。水受けシート
30はゼンマイ部16の巻き力で巻かれ、柱形状になっ
て後脚2bに取着される。
【0051】第1実施例を施設等へ納入する際や移送す
る際には、連結構造部8の連結具11を外し、連結部9
から被連結部10を抜き外し、ストレッチャー1を前部
1aと後部1bとに分離し、小型軽量化を図ったうえ、
納入又は移送する。
る際には、連結構造部8の連結具11を外し、連結部9
から被連結部10を抜き外し、ストレッチャー1を前部
1aと後部1bとに分離し、小型軽量化を図ったうえ、
納入又は移送する。
【0052】尚、前述の浴槽28は昇降式浴槽であった
が、該浴槽28が非昇降式の場合はストレッチャー1を
昇降式のものにして入浴を行なう。図示を省略するが、
昇降式ストレッチャーの一例は、前脚と後脚にそれぞれ
電動伸縮体を設け、各電動伸縮体を同期作動させ、患者
載置部を昇降させる。又、浴槽28もストレッチャー1
も共に昇降式のものを用いて入浴装置を構成してもよ
い。
が、該浴槽28が非昇降式の場合はストレッチャー1を
昇降式のものにして入浴を行なう。図示を省略するが、
昇降式ストレッチャーの一例は、前脚と後脚にそれぞれ
電動伸縮体を設け、各電動伸縮体を同期作動させ、患者
載置部を昇降させる。又、浴槽28もストレッチャー1
も共に昇降式のものを用いて入浴装置を構成してもよ
い。
【0053】図5に示す第2実施例は、第1実施例にお
けるストレッチャー1の前部1aと後部1bの間に、縦
連結構造部55を設け、ストレッチャー1を、平面視で
くの字形に折れ曲がる曲折ストレッチャー7としたもの
である。
けるストレッチャー1の前部1aと後部1bの間に、縦
連結構造部55を設け、ストレッチャー1を、平面視で
くの字形に折れ曲がる曲折ストレッチャー7としたもの
である。
【0054】前記曲折ストレッチャー7は、左・右フレ
ーム49・50のそれぞれの後端に横掛フレーム56が
掛け渡され、該横掛フレーム56の略中央部に縦連結構
造部55が設けられる。
ーム49・50のそれぞれの後端に横掛フレーム56が
掛け渡され、該横掛フレーム56の略中央部に縦連結構
造部55が設けられる。
【0055】前記曲折ストレッチャー7の湾曲フレーム
5のそれぞれの前端に横枠57が掛け渡され、該横枠5
7の略中央部から前方へ突設して連結フレーム58が設
けられ、該連結フレーム58の前端は前記縦連結構造部
55に連結・回動を可能に連結される。
5のそれぞれの前端に横枠57が掛け渡され、該横枠5
7の略中央部から前方へ突設して連結フレーム58が設
けられ、該連結フレーム58の前端は前記縦連結構造部
55に連結・回動を可能に連結される。
【0056】前記曲折ストレッチャー7は、該曲折スト
レッチャー7の後部1bが縦連結構造部55を支点にし
て、前部1aに対して平面視くの字形に折れ曲がるの
で、体幹がくの字形に曲がった患者を乗せる際には、曲
折ストレッチャー7を患者形態に応じたくの字形の平面
形状にしておけば、該患者を安楽に乗せることができ
る。
レッチャー7の後部1bが縦連結構造部55を支点にし
て、前部1aに対して平面視くの字形に折れ曲がるの
で、体幹がくの字形に曲がった患者を乗せる際には、曲
折ストレッチャー7を患者形態に応じたくの字形の平面
形状にしておけば、該患者を安楽に乗せることができ
る。
【0057】図6に示す第3実施例は、第1実施例のス
トレッチャー1を、該ストレッチャー1の左・右フレー
ム49・50と湾曲フレーム5・5を連結した部分に、
旋回連結構造部51を設け旋回式ストレッチャー6とし
たものである。
トレッチャー1を、該ストレッチャー1の左・右フレー
ム49・50と湾曲フレーム5・5を連結した部分に、
旋回連結構造部51を設け旋回式ストレッチャー6とし
たものである。
【0058】旋回式ストレッチャー6は、湾曲フレーム
5が平面視で旋回連結構造部51を支点にして回動し、
該旋回式ストレッチャー6の後部1bが拡幅する(=後
部開脚形態)。旋回式ストレッチャー6では後脚2bを
互いに離間方向へ回動させ前述後部開脚形態になせば介
助者は患者足側の方向から接近が容易となり介助をし易
い。
5が平面視で旋回連結構造部51を支点にして回動し、
該旋回式ストレッチャー6の後部1bが拡幅する(=後
部開脚形態)。旋回式ストレッチャー6では後脚2bを
互いに離間方向へ回動させ前述後部開脚形態になせば介
助者は患者足側の方向から接近が容易となり介助をし易
い。
【0059】
【発明の効果】本発明に係るストレッチャー1は分割で
き、当該分割部位は着脱可能であり、分割操作、或い
は、連結操作のいずれの操作も容易であり、分割すれば
小型軽量にできる。
き、当該分割部位は着脱可能であり、分割操作、或い
は、連結操作のいずれの操作も容易であり、分割すれば
小型軽量にできる。
【0060】それ故に、移送時に外形が邪魔にならず移
送し易く楽であり、製造・販売者にとっては在庫スペー
スを減少でき、又、塗装作業も容易になり製造工程上有
利でありコストダウンが図れ、好都合である。
送し易く楽であり、製造・販売者にとっては在庫スペー
スを減少でき、又、塗装作業も容易になり製造工程上有
利でありコストダウンが図れ、好都合である。
【0061】又、ストレッチャー1の前部1aには右前
跨ぎ部13の回動に係る左右勝手があるので通常在庫数
が増量するが、ストレッチャー1が少なくとも前・後部
1a・1bに二分割できるので、前部1aのみの数量増
で済み、在庫に係る省スペース化を図れ、好都合であ
る。
跨ぎ部13の回動に係る左右勝手があるので通常在庫数
が増量するが、ストレッチャー1が少なくとも前・後部
1a・1bに二分割できるので、前部1aのみの数量増
で済み、在庫に係る省スペース化を図れ、好都合であ
る。
【0062】本発明は、跨ぎ部3の一方端は、左・右フ
レーム49・50に回動可能に連結構造部8で軸支さ
れ、連結構造部8は、分離・連結を可能とする連結機
能、及び、回動可能に軸支する回動機能との二機能を有
するので、当該構成部に係る経費の低減化及び小型化が
図れ、好都合である。又、軸支部45で脚2と跨ぎ部3
を分離するものでは、主幹構成部材が細分化でき、搬送
時に小型軽量化が図れ、好都合である。
レーム49・50に回動可能に連結構造部8で軸支さ
れ、連結構造部8は、分離・連結を可能とする連結機
能、及び、回動可能に軸支する回動機能との二機能を有
するので、当該構成部に係る経費の低減化及び小型化が
図れ、好都合である。又、軸支部45で脚2と跨ぎ部3
を分離するものでは、主幹構成部材が細分化でき、搬送
時に小型軽量化が図れ、好都合である。
【0063】本発明は、背凭れ部14から下体載置部4
に向かって突出するサイド手摺り27が、跨ぎ部3に設
けられるので、患者の転落を防止でき、しかも、該手摺
り27は低コストに製作でき、好都合である。
に向かって突出するサイド手摺り27が、跨ぎ部3に設
けられるので、患者の転落を防止でき、しかも、該手摺
り27は低コストに製作でき、好都合である。
【0064】又、サイド手摺り27は患者がストレッチ
ャー1に乗降する時は、跨ぎ部3と共に垂下状態の位置
へ回動できるので邪魔にならず、乗降が容易であり、好
都合である。
ャー1に乗降する時は、跨ぎ部3と共に垂下状態の位置
へ回動できるので邪魔にならず、乗降が容易であり、好
都合である。
【0065】本発明は、跨ぎ部3と背凭れ部14の上部
との間にわたってロック機構17が設けられ、該ロック
機構17で背凭れ部14の傾斜状態を保持するので、背
凭れ部14の下部(=蝶番部47)をロックする構造
(図示省略)のものに比して背凭れ部14の撓みを減少
できる。
との間にわたってロック機構17が設けられ、該ロック
機構17で背凭れ部14の傾斜状態を保持するので、背
凭れ部14の下部(=蝶番部47)をロックする構造
(図示省略)のものに比して背凭れ部14の撓みを減少
できる。
【0066】又、ロック機構17に係るロック受け部材
18に対してロックピン20が抜けにくく掛止される。
従って、背凭れ部14の振動や撓みによってロックピン
20がロック受け部材18から外れることはないので、
背凭れ部14が誤まって傾斜位置から水平位置に急降下
するといった危険を回避でき、安全であり安心であり、
好都合である。
18に対してロックピン20が抜けにくく掛止される。
従って、背凭れ部14の振動や撓みによってロックピン
20がロック受け部材18から外れることはないので、
背凭れ部14が誤まって傾斜位置から水平位置に急降下
するといった危険を回避でき、安全であり安心であり、
好都合である。
【0067】本発明は、脚2にガイドローラー29が設
けられるので、介助者によるストレッチャー1の粗い接
近操作であっても、又、浴槽28の左右どちらからで
も、浴槽28へストレッチャー1を容易に適正位置へド
ッキングでき、介助能率を向上でき、好都合である。
けられるので、介助者によるストレッチャー1の粗い接
近操作であっても、又、浴槽28の左右どちらからで
も、浴槽28へストレッチャー1を容易に適正位置へド
ッキングでき、介助能率を向上でき、好都合である。
【0068】本発明は、背凭れ部14及び下体載置部4
の下方に、巻き取り可能な水受けシート30が適宜に簡
便に張設・収納できる構成であるから、ストレッチャー
1に付着した水を、水受けシート30に受け、ストレッ
チャー1の移動時に床面に水滴を垂らさず、床面をきれ
いに維持できる。従って、床面を濡らさず、床面を誤っ
て滑ることを防ぎ、安全であり、好都合である。
の下方に、巻き取り可能な水受けシート30が適宜に簡
便に張設・収納できる構成であるから、ストレッチャー
1に付着した水を、水受けシート30に受け、ストレッ
チャー1の移動時に床面に水滴を垂らさず、床面をきれ
いに維持できる。従って、床面を濡らさず、床面を誤っ
て滑ることを防ぎ、安全であり、好都合である。
【0069】本発明は、湾曲フレーム5に、湾曲フレー
ム5から下体載置部4に向かって突出する足受け33が
回動可能に設けられる。該足受け33は容易に位置変更
調節できるので、患者の個人差や姿勢形状に対応して当
該患者を適正に安全に位置させることができ、入浴時に
患者が水没するといった事故を防止でき、好都合であ
る。
ム5から下体載置部4に向かって突出する足受け33が
回動可能に設けられる。該足受け33は容易に位置変更
調節できるので、患者の個人差や姿勢形状に対応して当
該患者を適正に安全に位置させることができ、入浴時に
患者が水没するといった事故を防止でき、好都合であ
る。
【図1】本発明の実施例の斜視図である。
【図2】本発明の実施例におけるロック機構の部分平面
図である。
図である。
【図3】本発明の実施例におけるロック機構の部分断面
図である。
図である。
【図4】本発明の実施例に係るストレッチャーに浴槽を
付加した右側面図である。
付加した右側面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す細部省略平面図であ
る。
る。
【図6】本発明の第3実施例を示す細部省略平面図であ
る。
る。
1 ストレッチャー 1a 前部 1b 後部 2 脚 2a 前脚 2b 後脚 3 跨ぎ部 4 下体載置部 5 湾曲フレーム 7 座部 8 連結構造部 8a 左連結構造部 8b 右連結構造部 9 連結部 10 被連結部 11 連結具 12 左前跨ぎ部 13 右前跨ぎ部 14 背凭れ部 15 クッション材 17 ロック機構 18 ロック受け部材 20 ロックピン 23 ロック穴 24 案内形状部 25 拡幅部 26 突状縁部 27 サイド手摺り 28 浴槽 29 ガイドローラー 30 水受けシート 33 足受け 45 軸支部 48 担架部 49 左フレーム 50 右フレーム
Claims (7)
- 【請求項1】 入浴する担架部(48)と、該担架部
(48)を支持する担架フレーム部(53)と、該担架
フレーム部(53)の両端部に構成され且つ入浴時に浴
槽(28)の縁部(54)を跨ぐ跨ぎ部(3)と、該跨
ぎ部(3)に繋がり担架フレーム部(53)を支持する
脚部(2)とで構成され、浴槽(28)を跨いで入浴す
るゲート型のストレッチャーであって、 前記ストレッチャー(1)の前脚(2a)と後脚(2
b)との間に、機能的に可動するところの連結構造部
(8)を設け、ストレッチャー(1)を少なくとも二分
割の主幹部分割構成としたことを特徴とする入浴用スト
レッチャー。 - 【請求項2】 脚(2)に係る跨ぎ部(3)の一方端
は、脚(2)に回動可能に、又は、回動可能及び連結分
離可能に軸支部(45)で軸支され、前記跨ぎ部(3)
の他方端は、担架フレーム部(53)に連結構造部
(8)で回動可能及び連結・分離可能に軸支され、 該連結構造部(8)は、分離・連結を可能とする連結機
能、及び、回動可能に軸支する回動機能とを有すること
を特徴とする請求項1記載の入浴用ストレッチャー。 - 【請求項3】 担架部(48)は背凭れ部(14)と下
体載置部(4)とから構成され、 前脚(2a)に係る跨ぎ部(3)には、跨ぎ部(3)か
ら下体載置部(4)に向かって突出するサイド手摺り
(27)が設けられることを特徴とする請求項2記載の
入浴用ストレッチャー。 - 【請求項4】 入浴する担架部(48)と、該担架部
(48)を支持する担架フレーム部(53)と、該担架
フレーム部(53)の両端部に構成され且つ入浴時に浴
槽(28)の縁部(54)を跨ぐ跨ぎ部(3)と、該跨
ぎ部(3)に繋がり担架フレーム部(53)を支持する
脚部(2)とで構成され、浴槽(28)を跨いで入浴す
るゲート型のストレッチャーであって、 前記担架部(48)は背凭れ部(14)と下体載置部
(4)とから構成され、前記前脚(2a)に係る跨ぎ部
(3)と背凭れ部(14)とにわたって、背凭れ部(1
4)の傾斜状態を保持するロック機構(17)が設けら
れ、 前記ロック機構(17)は、跨ぎ部(3)に開設される
ロック穴(23)と、背凭れ部(14)に設けられ掛り
機能を有するロックピン(20)とでなることを特徴と
する入浴用ストレッチャー。 - 【請求項5】 入浴する担架部(48)と、該担架部
(48)を支持する担架フレーム部(53)と、該担架
フレーム部(53)の両端部に構成され且つ入浴時に浴
槽(28)の縁部(54)を跨ぐ跨ぎ部(3)と、該跨
ぎ部(3)に繋がり担架フレーム部(53)を支持する
脚部(2)とで構成され、浴槽(28)を跨いで入浴す
るゲート型のストレッチャーであって、 前記脚(2)に、ストレッチャー(1)を浴槽(28)
の所定位置に案内するガイドローラー(29)が設けら
れることを特徴とする入浴用ストレッチャー。 - 【請求項6】 入浴する担架部(48)と、該担架部
(48)を支持する担架フレーム部(53)と、該担架
フレーム部(53)の両端部に構成され且つ入浴時に浴
槽(28)の縁部(54)を跨ぐ跨ぎ部(3)と、該跨
ぎ部(3)に繋がり担架フレーム部(53)を支持する
脚部(2)とで構成され、浴槽(28)を跨いで入浴す
るゲート型のストレッチャーであって、 前記担架部(48)の下方に巻き取り収納可能な水受け
シート(30)が張設せられることを特徴とする入浴用
ストレッチャー。 - 【請求項7】 入浴する担架部(48)と、該担架部
(48)を支持する担架フレーム部(53)と、該担架
フレーム部(53)の両端部に構成され且つ入浴時に浴
槽(28)の縁部(54)を跨ぐ跨ぎ部(3)と、該跨
ぎ部(3)に繋がり担架フレーム部(53)を支持する
脚部(2)とで構成され、浴槽(28)を跨いで入浴す
るゲート型のストレッチャーであって、 前記担架部(48)は背凭れ部(14)と下体載置部
(4)とから構成され、前記後脚(2b)に係る跨ぎ部
(3)に、該跨ぎ部(3)から下体載置部(4)上に向
かって突出して足受け(33)が位置調節可能に設けら
れることを特徴とする入浴用ストレッチャー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000306289A JP2002113064A (ja) | 2000-10-05 | 2000-10-05 | 入浴用ストレッチャー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000306289A JP2002113064A (ja) | 2000-10-05 | 2000-10-05 | 入浴用ストレッチャー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002113064A true JP2002113064A (ja) | 2002-04-16 |
Family
ID=18787005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000306289A Pending JP2002113064A (ja) | 2000-10-05 | 2000-10-05 | 入浴用ストレッチャー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002113064A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011062480A (ja) * | 2009-09-21 | 2011-03-31 | Og Giken Co Ltd | 入浴用担架 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0675466U (ja) * | 1993-04-16 | 1994-10-25 | オージー技研株式会社 | 膝立て式担架 |
JPH0728544U (ja) * | 1993-11-08 | 1995-05-30 | 酒井医療株式会社 | 入浴装置用ストレッチャー |
JP2000175985A (ja) * | 1998-12-15 | 2000-06-27 | Sakai Medical Co Ltd | 浴槽及び入浴装置 |
-
2000
- 2000-10-05 JP JP2000306289A patent/JP2002113064A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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