JP2002110780A - シャロートレンチアイソレーション構造の製造方法 - Google Patents

シャロートレンチアイソレーション構造の製造方法

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JP2002110780A
JP2002110780A JP2000286177A JP2000286177A JP2002110780A JP 2002110780 A JP2002110780 A JP 2002110780A JP 2000286177 A JP2000286177 A JP 2000286177A JP 2000286177 A JP2000286177 A JP 2000286177A JP 2002110780 A JP2002110780 A JP 2002110780A
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layer
trench
isolation layer
isolation
substrate
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JP2000286177A
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Suiyo Yu
萃蓉 遊
Katetsu Ro
火鐡 廬
Kokuji Yo
國璽 楊
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United Microelectronics Corp
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United Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】シリコン基板に欠陥の生じにくいSTIの製造
方法を提供する。 【解決手段】シリコン基板100上に酸化パッド層10
2とマスク層104を形成し、その上に形成されたフォ
トレジストのパターンでマスク層にマスク104aを形
成し、酸化パッド層102a及び基板100をエッチン
グし、トレンチを形成する。トレンチ内に酸化ライナー
層110を形成した後基板上に第1のアイソレーション
層112を形成しトレンチを部分的に埋め込む。この段
階でアニールを行い第1のアイソレーション膜112の
緻密化を行うので熱膨張系数の違いによるストレスはト
レンチ開口部を介して開放される。第2のアイソレーシ
ョン層116でトレンチを完全に埋め込んだ後平担化を
行いSTIが完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 発明の利用分野 本発明は半導体の製造方法に関する。本発明は特に、ア
イソレーション領域を製造する方法に関する。
【0002】従来の技術 集積回路には、基板の隣接するデバイス領域を分離する
ため、またキャリアが基板を通り抜けて隣接するデバイ
スに移動しないようにするためにアイソレーション領域
を設ける。動的ランダムアクセス記憶装置(DRAM)
において、例えば電界効果トランジスタ(FET)は、
FET間の漏れ電流を防ぐためにアイソレーション領域
によって互いに隔離される。従来、半導体産業において
は、シリコン局所酸化法(LOCOS分離法)が広く用
いられ、基板の種々のデバイスにわたってアイソレーシ
ョン領域が設けられる。LOCOS分離法は長い間用い
られてきたため、この方法は、デバイスのアイソレーシ
ョン領域を製造するための最も信頼できかつ安価な方法
の一つである。しかし、LOCOS分離法においても困
難な問題がある。これらの問題には内部的なストレスの
発生とバーズビークによる浸食が含まれる。高集積デバ
イスにおいては、アイソレーション領域によるバーズビ
ークの浸食の問題は特に避けにくい問題である。そのた
め、アイソレーション領域は効果的にデバイスを分離す
ることができない。
【0003】従来のアイソレーション領域を形成する他
の方法としてシャロートレンチアイソレーション(ST
I:Shallow Trench Isolatio
n)分離法がある。まず最初に異方性エッチングにより
基板にトレンチを形成し、その後トレンチに酸化膜を堆
積してアイソレーション領域を形成することによりシャ
ロートレンチアイソレーション構造(STI構造)が形
成される。STI構造は大きさの制御が可能であり、ま
た従来のLOCOS分離法に見られたバーズビークの浸
食の問題もないため、サブミクロンのCMOS回路を形
成するために広く用いられるようになってきた。
【0004】しかし、従来のSTI構造においてもいく
つかの欠点が生じる。従来のSTI製造プロセスにおい
ては、トレンチ上にライナー層を形成してから酸化シリ
コン層を形成してトレンチを埋める。まず高温下で緻密
化工程を行い、その後化学的機械研磨(CMP)工程を
行って酸化シリコンの一部を除去する。あるいは、まず
化学的機械研磨工程を行い、その後緻密化工程を行って
もよい。しかし、上記のいずれの方法においても、緻密
化工程によって欠陥が生じる。シリコン基板と酸化シリ
コンの熱膨張係数の違いにより、基板にラインの欠陥な
どの欠陥が簡単に生じ得る。一般にラインの欠陥の一種
である転移が起こる。この転移がソース/ドレイン領域
に拡がると、ソース/ドレイン領域のドーパントが容易
に転移に沿って散乱してしまう。そのため、漏れ電流及
びブリッジ効果が起こりやすくなる。そのためデバイス
の品質が低下する。高集積回路においては、このような
欠点は非常に深刻で、デバイス不良を起こし、製品の品
質を低下させる。
【0005】発明の概要 本発明は、STI構造の製造方法を提供する。基板上に
マスク層を形成する。マスク層及び基板をパターン処理
して基板にトレンチを形成する。トレンチは最小トレン
チを含む。マスク層に第1のアイソレーション層を形成
してトレンチを部分的に満たす。緻密化工程を行う。第
1のアイソレーション層に第2のアイソレーション層を
形成してトレンチを満たす。第1のアイソレーション層
及び第2のアイソレーション層をマスク層が露出するま
で除去する。マスク層を除去する。
【0006】第1のアイソレーション層の形成工程にお
いて、トレンチは全体的に満たされていないため、第1
のアイソレーション層にトレンチ開口部が形成される。
この方法によると、基板と第1のアイソレーション層と
の熱膨張係数の違いにより生じるストレスがトレンチ開
口部を通じて開放される。欠陥の形成、漏れ電流及びブ
リッジ効果が生じない。デバイスの不良も起こらない。
そのため製品の品質も改良できる。
【0007】以上の一般的な説明及び以下の詳細な説明
は具体例であって、特許請求の範囲に記載した発明をさ
らに説明することを目的としている。
【0008】発明の詳細な説明 以下に、本発明の好適な実施の形態を説明し、その具現
例を添付する図面に示す。図面及び明細書の記載のどの
部分においても、同じ又は同様の構成要素には可能な限
り同じ番号を用いる。
【0009】図1Aから図1Fは、本発明の一実施形態
に係るSTI構造の製造方法を示す模式的な断面図であ
る。
【0010】図1Aにおいて、シリコン層などの基板1
00を準備する。基板100上に酸化パッド層102を
形成する。酸化パッド層102は基板100の保護に用
いられる。酸化パッド層102上にマスク層104を形
成する。マスク層104の素材は窒化シリコンを含む。
マスク層104は、例えば化学気相成長法によって形成
される。マスク層上にパターン化されたフォトレジスト
層106を形成する。
【0011】図1Bにおいて、フォトレジスト層106
をエッチングマスクとしてエッチング工程を行う。マス
ク層104をエッチングしてパターン化されたマスク層
104aを形成する。マスク層104aをマスクとして
酸化パッド層102及び基板100をエッチングする。
酸化パッド層102aを形成する。基板100に、最小
トレンチ108を含むトレンチ108を形成する。フォ
トレジスト層106を除去する。
【0012】図1Cにおいて、基板100上にトレンチ
108中に露出する酸化ライナー層110を形成する。
酸化ライナー層110は例えば熱酸化法により形成す
る。基板上に第1のアイソレーション層112を形成
し、トレンチ108を部分的に埋める。第1のアイソレ
ーション層100はトレンチ108に対して実質的に等
角である。第1のアイソレーション層112の厚さは好
ましくは100オングストロームと最小トレンチ108
の半分の幅との間である。トレンチ108にトレンチ開
口部114を形成する。第1のアイソレーション層11
2の素材は酸化シリコンを含む。第1のアイソレーショ
ン層112は好ましくは常圧化学気相成長法(APCV
D)、減圧化学気相成長法(LPCVD)又は高密度プ
ラズマ化学気相成長法(HDP−CVD)によって形成
する。アニール工程などの緻密化工程を行う。緻密化は
インターフェースの電荷を減少し、第1のアイソレーシ
ョン層112の密度を高める。緻密化工程の温度は好ま
しくは約900℃から1200℃である。
【0013】第1のアイソレーション層112の製造方
法において、トレンチが完全に満たされないため、トレ
ンチ108にトレンチ開口部114が形成される。この
方法では、基板100と第1のアイソレーション層11
2の熱膨張係数の違いにより生じるストレスはトレンチ
開口部を介して開放される。欠陥の形成、漏れ電流及び
パンチスルーの問題は生じない。デバイスの欠陥も生じ
ない。そのため製品の品質が改善される。
【0014】図1Dにおいて、第1のアイソレーション
層112上に第2のアイソレーション層116を形成
し、トレンチ108を完全に満たす。第2のアイソレー
ション層116は例えば常圧化学気相成長法、減圧化学
気相成長法又は高密度プラズマ化学気相成長法(HDP
−CVD)によって形成する。
【0015】図1Eにおいて、第1のアイソレーション
層112及び第2のアイソレーション層116の一部
を、マスク層104aをエッチングストップとして、例
えば化学的機械研磨法によってエッチングする。第1の
アイソレーション層112から残った第1のアイソレー
ション層112aを形成する。第2のアイソレーション
層116から残った第2のアイソレーション層116a
を形成する。また、マスク層上の第1のアイソレーショ
ン層112及び第2のアイソレーション層116はエッ
チングと共に化学的機械研磨法によって除去され得、第
1のアイソレーション層112a及び第2のアイソレー
ション層116aを形成する。
【0016】図1Fにおいて、マスク層104aをリン
酸水溶液(HPO)により除去する。酸化パッド層
102aを除去する。同時に、第1のアイソレーション
層112a及び第2のアイソレーション層116aの一
部を除去して第1のアイソレーション層112b及び第
2のアイソレーション層116bを形成する。これによ
りSTI構造を形成する。
【0017】本発明が、その範囲又は概念から逸脱する
ことなく、種々の修正及び変更を加えることができるの
は、いわゆる当業者には明らかである。以上を考慮し
て、本発明は以下の特許請求の範囲及びその均等範囲に
属する変形や変更を含むことを意味する。
【図面の簡単な説明】
添付した図面は発明をより理解するために含まれ、本明
細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する。図面は
本発明の実施形態を示し、明細書の記載と共に本発明の
本質を説明する。
【図1】図1Aから図1Cは、本発明の一実施形態に係
るSTI構造の製造方法を示す模式的な断面図である。
【図2】図1Dから図1Fは、本発明の一実施形態に係
るSTI構造の製造方法を示す模式的な断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F032 AA34 AA44 AA45 AA70 AA77 CA17 CA20 DA02 DA03 DA04 DA24 DA33 DA74

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャロートレンチアイソレーション構造
    の製造方法であって、 基板上に酸化パッド層を形成する工程と、 前記酸化パッド層上にマスク層を形成する工程と、 前記マスク層と、前記酸化パッド層と及び前記基板にパ
    ターン形成して前記基板に最小トレンチを含むトレンチ
    を形成する工程と、 前記基板上に、前記トレンチに対して実質的に等角な第
    1のアイソレーション層を形成して前記トレンチを部分
    的に満たす工程と、 緻密化を行う工程と、 前記第1のアイソレーション層上に第2のアイソレーシ
    ョン層を形成して前記トレンチを完全に満たす工程と、 前記第1のアイソレーション層及び前記第2のアイソレ
    ーション層の一部を前記マスク層が露出するまで除去す
    る工程と、及び前記マスク層と前記酸化パッド層とを除
    去する工程とを備えることを特徴とするシャロートレン
    チアイソレーション構造の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のアイソレーション層の素材は
    酸化シリコンを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のアイソレーション層は常圧化
    学気相成長法により形成されることを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のアイソレーション層は減圧化
    学気相成長法により形成されることを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のアイソレーション層は高密度
    プラズマ化学気相成長法により形成されることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記第2のアイソレーション層は酸化シ
    リコンを素材として含むことを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 前記第2のアイソレーション層は常圧化
    学気相成長法により形成されることを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第2のアイソレーション層は減圧化
    学気相成長法により形成されることを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記トレンチの底面上の前記第1のアイ
    ソレーション層の厚さは100オングストロームと前記
    最小トレンチの半分の幅との間であることを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記緻密化工程はアニール工程を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7138817B2 (en) 2004-03-31 2006-11-21 Nec Electronics Corporation Method and apparatus for testing defective portion of semiconductor device
US7449393B2 (en) 2004-03-31 2008-11-11 Nec Electronics Corporation Method of manufacturing a semiconductor device with a shallow trench isolation structure
KR100898580B1 (ko) * 2002-12-07 2009-05-20 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 소자분리막 형성방법

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