JP2002110654A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002110654A
JP2002110654A JP2000304517A JP2000304517A JP2002110654A JP 2002110654 A JP2002110654 A JP 2002110654A JP 2000304517 A JP2000304517 A JP 2000304517A JP 2000304517 A JP2000304517 A JP 2000304517A JP 2002110654 A JP2002110654 A JP 2002110654A
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film
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Atsuhiro Ando
厚博 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リードタイムの悪化や製造コストの上昇を招
くことなく、微細マスクパターンを形成することがで
き、更にこの微細マスクパターンを用いて微細加工を行
うことができる半導体装置の製造方法を提供することを
目的とする。 【解決手段】 平行平板タイプのプラズマ処理装置の反
応室16内にて、CF系ガスを含むプラズマ18を発生
させ、基体全面にポリマー膜20を堆積し、LP−Si
N膜12の露出面並びにレジストパターン14の表面及
び側面を被覆し、引続き同一の反応室16内にて、O2
ガスを含むプラズマ22を発生させ、ポリマー膜20に
対する異方性エッチングを行い、レジストパターン14
の側面のみにポリマー膜20aを残存させる。こうし
て、レジストパターン14及びその側面のポリマー膜2
0aからなり、レジストパターン14側面にポリマー膜
20aが付設された分だけ開口部寸法が狭くなっている
微細マスクパターン24を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に係り、特に選択的なエッチングや不純物拡散を行う
際に使用する微細マスクパターンの形成方法、及びこの
微細マスクパターンを用いて行うエッチング方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば絶縁膜を選択的なエッチン
グ除去して接続孔を形成するためのマスクパターンを形
成する場合には、フォトリソグラフィ技術を用いて、下
地の被加工絶縁膜上に塗布したレジスト膜を所定の形状
にパターニングし、レジストパターンを形成することが
一般的であった。このため、半導体装置の高集積化、高
密度化に伴って微細加工が必要になるにつれて、微細レ
ジストパターンの形成が要求されてきた。
【0003】また、微細加工を行うためには、フォトリ
ソグラフィ技術を用いる方法以外にも、層間膜との選択
比の高い薄膜、例えばシリコン窒化膜(SiN膜)や多
結晶シリコン膜(Poly Silicon膜)等を用いたSAC
(Self Allinde Conact )法やPSC(Polly Shrunken
Conactact)法を用いる方法も開発されてきた。
【0004】しかし、上記従来のフォトリソグラフィ技
術を用いて微細レジストパターンを形成する方法におい
ては、特別により短波長の光源を用いることが必要とな
り、しかもそのような特別な短波長の光源は高価になる
ため、この高価な装置が主要因となって製造コストの上
昇を招いていた。また、SAC法やPSC法を用いる場
合には、必要となる加工工程数が増加するため、同様に
製造コストの上昇やリードタイムの悪化を招いていた。
【0005】このため、通常の波長の光源を使用するフ
ォトリソグラフィ技術を用いつつ、その解像限界以下の
微細マスクパターンを形成する方法として、次のような
提案がなされている(特開昭62−120030号公報
参照)。
【0006】即ち、例えばシリコン基板上にBPSG
(Boro-Phospho-Silecate Glass )膜を堆積して層間絶
縁膜を形成した後、この層間絶縁膜上に、フォトリソグ
ラフィ技術を用いて所定のレジストパターンを形成す
る。続いて、例えばCVD(Chemical Vapor Depositio
n ;化学的気相成長)法を用いて、基体全面に有機膜を
堆積し、層間絶縁膜の露出面並びにレジストパターンの
表面及び側面を被覆する。
【0007】続いて、異方性ドライエッチング法による
エッチバックを行い、層間絶縁膜の露出面及びレジスト
パターンの表面を被覆する有機膜を除去すると共に、レ
ジストパターンの側面を被覆する有機膜を残存させる。
こうして、レジストパターン及びその側面の有機膜から
なるマスクパターンを形成する。続いて、このレジスト
パターン及びその側面の有機膜からなるマスクパターン
をマスクとして、層間絶縁膜を選択的にエッチング除去
して、シリコン基板表面の所定の不純物領域に達するコ
ンタクトホールを形成する。
【0008】このように上記特開昭62−120030
号公報に係るマスク形成方法によれば、選択的エッチン
グに使用するマスクパターンの開口部寸法が当初のレジ
ストパターンの開口部寸法よりもレジストパターン側面
に形成された有機膜の膜厚の分だけ小さくなり、フォト
リソグラフィ技術の解像限界以下の微細マスクパターン
の形成が可能になる。そして、この微細マスクパターン
を用いて、下地の層間絶縁膜を選択的にエッチング除去
することにより、微細なコンタクトホールの形成が可能
になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開昭6
2−120030号公報に係る微細マスクパターンの形
成方法においては、直接にマスクを形成する工程だけで
も、層間絶縁膜上にフォトリソグラフィ技術を用いて所
定のレジストパターンを形成する工程、基体全面に有機
膜を堆積して、層間絶縁膜の露出面並びにレジストパタ
ーンの表面及び側面を被覆する工程、異方性ドライエッ
チング法による有機膜のエッチバックを行い、レジスト
パターンの側面のみに有機膜を残存させる工程が必要と
なる。このため、工程数が大幅に増加して、リードタイ
ムの悪化や製造コストの上昇を招いていた。
【0010】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたものであって、リードタイムの悪化や製造コストの
上昇を招くことなく、微細マスクパターンを形成するこ
とができ、更にこの微細マスクパターンを用いて微細加
工を行うことができる半導体装置の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記特開昭6
2−120030号公報に係る微細マスクパターンの形
成方法をベースにしつつ、その工程数の増加に伴うリー
ドタイムの悪化を改善する方法として、同一装置を用い
た工程の連続化を図ることを想到した。そして、鋭意実
験を重ねた結果、当初に形成するレジストパターンの側
面のみに形成する有機膜としてポリマー膜を採用するこ
とにより、基体全面に有機膜を堆積する工程及びこの有
機膜を異方性ドライエッチング法によりエッチバックす
る工程を同一反応室内において連続的に行うことが可能
であることが判明した。更に、こうして形成した微細マ
スクパターンをマスクとして下地の被加工層のエッチン
グを行う場合においても、この被加工層のエッチングを
更に同一反応室内において連続的に行うことも可能であ
ることが判明した。
【0012】従って、上記課題は、以下に述べる本発明
に係る半導体装置の製造方法によって達成される。即
ち、請求項1に係る半導体装置の製造方法は、被加工層
上に、所定の形状のマスクパターンを形成する第1の工
程と、所定の反応室内において、基体全面にポリマー膜
を堆積して、被加工層の露出面並びにマスクパターンの
表面及び側面を被覆する第2の工程と、反応室内におい
て、連続的に、ポリマー膜に対する異方性エッチングを
行い、被加工層の露出面上及びマスクパターンの表面上
のポリマー膜を除去する一方、マスクパターンの側面に
ポリマー膜を残存させる第3の工程と、を有することを
特徴とする。
【0013】このように請求項1に係る半導体装置の製
造方法においては、被加工層上に当初のマスクパターン
を形成する第1の工程の後、基体全面にポリマー膜を堆
積して被加工層の露出面並びに当初のマスクパターンの
表面及び側面を被覆する第2の工程と、このポリマー膜
に対する異方性エッチングを行ってマスクパターンの側
面のみにポリマー膜を残存させる第3の工程との2つの
工程を、同一反応室内において連続的に行うことによ
り、当初のマスクパターン及びその側面のポリマー膜か
らなる微細マスクパターン、即ち当初のマスクパターン
の側面にポリマー膜が付設された分だけ開口部寸法が狭
くなっている微細マスクパターンが最終的に形成される
と共に、その際のリードタイムが大幅に短縮される。
【0014】なお、上記請求項1に係る半導体装置の製
造方法において、前記第1の工程の際、即ち被加工層上
に当初のマスクパターンを形成する際には、この当初の
マスクパターンとしてレジストパターンをリソグラフィ
技術を用いて形成することが好適である(請求項2)。
【0015】この場合、この当初のレジストパターンを
リソグラフィ技術の解像限界ぎりぎりの微細パターンに
形成すると、この当初のレジストパターンの側面にポリ
マー膜が付設された最終的なマスクパターンを、容易に
リソグラフィ技術の解像限界以下の微細パターンにする
ことが可能になる。
【0016】また、この当初のレジストパターンをリソ
グラフィ技術の解像限界内において余裕をもって形成す
ると、その際のパターン精度が安定的に向上して、精度
バラツキが低減されるため、当初のマスクパターン及び
その側面のポリマー膜からなる最終的な微細マスクパタ
ーンの精度バラツキも低減される。
【0017】但し、被加工層上に形成する当初のマスク
パターンはレジストパターンに限定されるものではな
く、レジスト膜以外のマスク材からなる当初のマスクパ
ターンを形成することも可能である。
【0018】例えば後の工程の処理条件によってはレジ
スト膜をマスク材として用いることが不適当であったり
不可能であったりする場合には、被加工層上に所定のマ
スク材層を形成し、このマスク材層を予めリソグラフィ
技術を用いて形成したレジストパターンをマスクとして
選択的にエッチングし、レジスト膜以外のマスク材から
なる当初のマスクパターンを形成してもよい。
【0019】また、上記請求項1に係る半導体装置の製
造方法において、所定の反応室内にて基体全面にポリマ
ー膜を堆積する際には、CF系ガスを用いてポリマー膜
を堆積することが好適である(請求項3)。
【0020】また、上記請求項1に係る半導体装置の製
造方法において、そのポリマー膜に対する異方性エッチ
ングを同一反応室内にて連続的に行う際には、O2 を含
むプラズマを用いて異方性エッチングを行うことが好適
である(請求項4)。
【0021】また、請求項5に係る半導体装置の製造方
法は、被加工層上に、所定の形状のマスクパターンを形
成する第1の工程と、所定の反応室内において、基体全
面にポリマー膜を堆積して、被加工層の露出面並びにマ
スクパターンの表面及び側面を被覆する第2の工程と、
反応室内において、連続的に、ポリマー膜に対する異方
性エッチングを行い、被加工層の露出面上及びマスクパ
ターンの表面上のポリマー膜を除去する一方、マスクパ
ターンの側面にポリマー膜を残存させる第3の工程と、
反応室内において、連続的に、マスクパターン及びマス
クパターンの側面のポリマー膜をマスクとして、被加工
層を選択的にエッチングする第4の工程と、を有するこ
とを特徴とする。
【0022】このように請求項5に係る半導体装置の製
造方法においては、基体全面にポリマー膜を堆積して被
加工層の露出面並びに当初のマスクパターンの表面及び
側面を被覆する第2の工程と、このポリマー膜に対する
異方性エッチングを行ってマスクパターンの側面のみに
ポリマー膜を残存させる第3の工程とを、同一反応室内
において連続的に行った後、引き続き、同一反応室内に
おいて、当初のマスクパターン及びその側面のポリマー
膜からなる微細マスクパターン、即ち当初のマスクパタ
ーンの側面にポリマー膜が付設された分だけ開口部寸法
が狭くなっている微細マスクパターンを用いて、被加工
層を選択的にエッチングすることにより、下地の被加工
層が微細マスクパターンに対応して微細加工されると共
に、その際に微細マスクパターン形成工程のみならず、
その微細マスクパターンを用いた被加工層の微細加工工
程を含めて、リードタイムの短縮が実現される。
【0023】なお、請求項1に係る半導体装置の製造方
法により形成された当初のマスクパターン及びその側面
のポリマー膜からなる微細マスクパターンは、請求項5
の場合のようにエッチングマスクとしての使用に限定さ
れるものではない。この微細マスクパターンを例えば不
純物イオンの選択的な注入の際のマスクとして使用する
ことも可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。図1〜図8はぞれぞれ
本発明の一実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説
明するための概略工程断面図である。
【0025】先ず、図1に示されるように、シリコン基
板10上に、LP(Low Pressure;減圧)−CVD法を
用いて、被加工層となるLP−SiN膜12を形成す
る。
【0026】次いで、図2に示されるように、このLP
−SiN膜12上に、フォトリソグラフィ技術を用い
て、所定の形状のレジストパターン14を形成する。即
ち、LP−SiN膜12上に、レジストコータを用い
て、レジスト膜を塗布した後、露光装置を用いて露光
し、更に現像して、所定の形状のマスクパターンを転写
する。こうして、LP−SiN膜12上に所定の形状の
レジストパターン14を形成する。
【0027】次いで、図3に示されるように、このLP
−SiN膜12上に所定の形状のレジストパターン14
を形成したシリコン基板10を、平行平板タイプのプラ
ズマ処理装置の反応室16内に移載する。そして、下記
の条件により、反応室16内にCF系ガスを含むプラズ
マ18を発生させ、基体全面にポリマー膜20を堆積し
て、LP−SiN膜12の露出面並びにレジストパター
ン14の表面及び側面を被覆する。
【0028】(ポリマー膜20の堆積条件) ガス流量:C4 8 /CH2 2 /Ar/O2 =7/5
/600/4cm3 /min 圧力:5.3Pa RF電力(上部電極/下部電極):2000/750W ウェーハ温度:20℃ 但し、ガス流量は、温度25℃、大気圧1.013×1
5 Paの条件下におけるものとする。また、これ以降
に記載するガス流量も同一条件下におけるものとする。
【0029】次いで、図4に示されるように、引続き同
一の反応室16内において、下記の条件により、O2
スを含むプラズマ22を発生させ、基体全面に堆積した
ポリマー膜20に対する異方性エッチングを行い、LP
−SiN膜12の露出面上及びレジストパターン14の
表面上のポリマー膜20をエッチング除去する一方、レ
ジストパターン14の側面にポリマー膜20aを残存さ
せる。こうして、レジストパターン14及びその側面の
ポリマー膜20aからなり、レジストパターン14側面
にポリマー膜20aが付設された分だけ開口部寸法が狭
くなっている微細なマスクパターン24を最終的に形成
する。
【0030】 (ポリマー膜20の異方性エッチング条件) ガス流量:Ar/O2 =200/20cm3 /min 圧力:10.6Pa RF電力(上部電極/下部電極):500/200W ウェーハ温度:20℃
【0031】次いで、図5に示されるように、引続き同
一の反応室16内において、下記の条件により、CF系
ガスを含むプラズマ26を発生させ、レジストパターン
14及びその側面のポリマー膜20aからなるマスクパ
ターン24をマスクとして、LP−SiN膜12を選択
的に異方性エッチングする。こうして、LP−SiN膜
12にシリコン基板10表面にまで達するコンタクトホ
ール28を形成する。
【0032】 (LP−SiN膜12のエッチング条件) ガス流量:CF4 /CHF3 /Ar/O2 =90/10
/500/20cm3 /min 圧力:8Pa RF電力(上部電極/下部電極):2000/1500
W ウェーハ温度:20℃
【0033】次いで、図6に示されるように、シリコン
基板10を反応室16から取り出して、レジストパター
ン14及びその側面のポリマー膜20aからなるマスク
パターン24を剥離する。こうして、シリコン基板10
上のLP−SiN膜12にコンタクトホール28が開口
された半導体装置が得られる。
【0034】以上のように本実施の形態によれば、基体
全面にポリマー膜20を堆積して、LP−SiN膜12
の露出面並びにレジストパターン14の表面及び側面を
被覆する工程と、このポリマー膜20に対する異方性エ
ッチングを行って、レジストパターン14の側面のみに
ポリマー膜20aを残存させる工程と、更にこのレジス
トパターン14及びその側面のポリマー膜20aからな
るマスクパターン24を用いて下地のLP−SiN膜1
2を選択的に異方性エッチングして、コンタクトホール
28を形成する工程とを、平行平板タイプのプラズマ処
理装置の反応室16内において連続的に行うことによ
り、当初のレジストパターン14の側面のポリマー膜2
0aが形成された分だけ開口部寸法が狭くなる微細なマ
スクパターン24を形成し、更にこの微細なマスクパタ
ーン24を用いて微細なコンタクトホール28を形成す
ることができると共に、この微細なマスクパターン24
の形成を含むLP−SiN膜12の微細加工全体のリー
ドタイムを大幅に短縮することができる。従って、ウェ
ーハ処理のスループットを高め、製造コストの低減を達
成することができる。
【0035】また、このとき、当初のレジストパターン
14をリソグラフィ技術の解像限界ぎりぎりに形成する
と、このレジストパターン14及びその側面のポリマー
膜20aからなるマスクパターン24をリソグラフィ技
術の解像限界以下の微細なパターンとすることができ、
極めて微細なコンタクトホール28を形成することがで
きる。
【0036】また、当初のレジストパターン14をリソ
グラフィ技術の解像限界内において余裕をもって形成す
ると、このレジストパターン14のパターン精度が安定
的に向上して精度バラツキが低減されるため、レジスト
パターン14及びその側面のポリマー膜20aからなる
マスクパターン24の微細化された開口部寸法の精度バ
ラツキも低減することができる。
【0037】なお、上記実施の形態においては、レジス
トパターン14及びその側面のポリマー膜20aからな
る微細なマスクパターン24を、LP−SiN膜12に
微細なコンタクトホール28を形成するためのエッチン
グマスクとして使用しているが、この微細なマスクパタ
ーン24の用途は、エッチングマスクに限られるもので
はない。
【0038】例えばこの微細なマスクパターン24をシ
リコン基板に不純物イオンを注入する際のマスクとして
使用することも可能である。この場合には、上記図4に
示される工程において、レジストパターン14及びその
側面のポリマー膜20aからなる微細なマスクパターン
24を形成した後、シリコン基板10を反応室16から
取り出して、イオン注入装置に移載すればよい。
【0039】また、上記実施の形態においては、ポリマ
ー膜20aを側面に付設する当初のマスクパターンとし
て、フォトリソグラフィ技術によりレジストパターン1
4を形成しているが、この当初のマスクパターンはレジ
ストパターン14に限定されるものではない。
【0040】例えば後の工程の処理条件によってはレジ
スト膜をマスク材として用いることが不適当であったり
不可能であったりする場合には、被加工層上に所定のマ
スク材層を形成し、このマスク材層を予めリソグラフィ
技術を用いて形成したレジストパターンをマスクとして
選択的にエッチングして、レジスト膜以外のマスク材か
らなる当初のマスクパターンを形成することも可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明に係る
半導体装置の製造方法によれば、次のような効果を奏す
ることができる。即ち、請求項1に係る半導体装置の製
造方法によれば、基体全面にポリマー膜を堆積して被加
工層の露出面並びに当初のマスクパターンの表面及び側
面を被覆する工程と、このポリマー膜に対する異方性エ
ッチングを行ってマスクパターンの側面のみにポリマー
膜を残存させる工程との2つの工程を、同一反応室内に
おいて連続的に行うことにより、当初のマスクパターン
及びその側面のポリマー膜からなる微細マスクパター
ン、即ち当初のマスクパターンの側面にポリマー膜が付
設された分だけ開口部寸法が狭くなっている微細マスク
パターンを最終的に形成することができると共に、この
微細マスクパターンの形成の際のリードタイムを大幅に
短縮することができる。従って、ウェーハ処理のスルー
プットを高め、製造コストの低減を達成することができ
る。
【0042】また、請求項5に係る半導体装置の製造方
法によれば、基体全面にポリマー膜を堆積して被加工層
の露出面並びに当初のマスクパターンの表面及び側面を
被覆する工程と、このポリマー膜に対する異方性エッチ
ングを行ってマスクパターンの側面のみにポリマー膜を
残存させる程とを、同一反応室内において連続的に行っ
た後、引き続き、同一反応室内において、当初のマスク
パターン及びその側面のポリマー膜からなる微細マスク
パターン、即ち当初のマスクパターンの側面にポリマー
膜が付設された分だけ開口部寸法が狭くなっている微細
マスクパターンを用いて、被加工層を選択的にエッチン
グすることにより、下地の被加工層を微細マスクパター
ンに対応して微細加工することができると共に、その際
に、微細マスクパターン形成工程のみならず、その微細
マスクパターンを用いた被加工層の微細加工工程を含め
て、微細加工全体のリードタイムを大幅に短縮すること
ができる。従って、ウェーハ処理のスループットを高
め、製造コストの低減を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る半導体装置の製造
方法を説明するための概略工程断面図(その1)であ
る。
【図2】本発明の一実施の形態に係る半導体装置の製造
方法を説明するための概略工程断面図(その2)であ
る。
【図3】本発明の一実施の形態に係る半導体装置の製造
方法を説明するための概略工程断面図(その3)であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態に係る半導体装置の製造
方法を説明するための概略工程断面図(その4)であ
る。
【図5】本発明の一実施の形態に係る半導体装置の製造
方法を説明するための概略工程断面図(その5)であ
る。
【図6】本発明の一実施の形態に係る半導体装置の製造
方法を説明するための概略工程断面図(その6)であ
る。
【符号の説明】
10……シリコン基板、12……LP−SiN膜、14
……レジストパターン、16……プラズマ処理装置の反
応室、18……CF系ガスを含むプラズマ、20、20
a……ポリマー膜、22……O2 ガスを含むプラズマ、
24……レジストパターン及びその側面のポリマー膜か
らなるマスクパターン、26……CF系ガスを含むプラ
ズマ、28……コンタクトホール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H096 AA25 HA24 4M104 AA01 DD04 DD08 DD17 DD20 EE05 EE17 EE18 HH14 5F004 AA16 BB18 DA01 DA02 DA03 DA15 DA16 DB07 EA04 EA13 EB01 5F033 QQ09 QQ16 QQ28 QQ37 QQ58 RR06 RR21 SS13 SS15 TT06 XX03 XX34

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工層上に、所定の形状のマスクパタ
    ーンを形成する第1の工程と、 所定の反応室内において、基体全面にポリマー膜を堆積
    して、前記被加工層の露出面並びに前記マスクパターン
    の表面及び側面を被覆する第2の工程と、 前記反応室内において、連続的に、前記ポリマー膜に対
    する異方性エッチングを行い、前記被加工層の露出面上
    及び前記マスクパターンの表面上の前記ポリマー膜を除
    去する一方、前記マスクパターンの側面に前記ポリマー
    膜を残存させる第3の工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第1の工程が、被加工層上に、リソグラフィ技術を
    用いて、所定の形状のレジストパターンを形成する工程
    であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第2の工程における前記ポリマー膜の堆積の際、C
    F系ガスを用いて前記ポリマー膜を堆積することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第2の工程における前記ポリマー膜に対する異方性
    エッチングの際、O2を含むプラズマを用いて前記ポリ
    マー膜に対する異方性エッチングを行うことを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 被加工層上に、所定の形状のマスクパタ
    ーンを形成する第1の工程と、 所定の反応室内において、基体全面にポリマー膜を堆積
    して、前記被加工層の露出面並びに前記マスクパターン
    の表面及び側面を被覆する第2の工程と、 前記反応室内において、連続的に、前記ポリマー膜に対
    する異方性エッチングを行い、前記被加工層の露出面上
    及び前記マスクパターンの表面上の前記ポリマー膜を除
    去する一方、前記マスクパターンの側面に前記ポリマー
    膜を残存させる第3の工程と、 前記反応室内において、連続的に、前記マスクトパター
    ン及び前記マスクパターンの側面の前記ポリマー膜をマ
    スクとして、前記被加工層を選択的にエッチングする第
    4の工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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