JP2002110019A - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
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Abstract
に,ハンドルをON位置とOFF位置の中間位置に停止する
ようにして,開路状態であるとの誤認を防止できる回路
遮断器を得る。 【解決手段】固定接点板4の固定接点6と可動接点板7
の可動接点8が溶着した状態で,係合部が解除されてロ
ーラ軸13のクロスバー30に対する押し圧が解除され
ているとき,ハンドル3がON位置からOFF位置へ移動せ
ずON位置とOFF位置の中間位置に停止するように,クロ
スバーとハンドルのリンク軸支部間に連結部材31を設
けた。
Description
し,特に,その開閉機構の改良に関するものである。
り,回路遮断器が閉路状態を示す。図2は,図1の回路
遮断器のクロスバーに可動接点板を組み込んだ状態を示
す斜視図である。図3は,図1の回路遮断器が開路状態
であるときを示す側断面図である。図4は,図1の回路
遮断器の接点が溶着しトリップした状態を示す側断面図
である。
台であり,いずれも合成樹脂で形成され,回路遮断器の
絶縁筐体を構成している。3はハンドルであり,外部か
ら回路遮断器の接点の開閉をおこなう。4は基台2に固
定された固定接点板であり,固定接点6が固着されてい
る。7は可動接点板であり,固定接点6に対向して接離
する可動接点8が固着されている。
可動接点板7間に装着され,可動接点板7を固定接点板
4から開離する方向に付勢する。10は絶縁材で形成さ
れたクロスバーであり,図2に示すように可動接点板7
を脱落防止して組み付けてあり,基台2に設けられた溝
2b内を可動接点8が固定接点6に対向して接離する方
向に摺動する。
にリンク軸12で軸支され,他端部はローラ軸13によ
りクロスバー10の上部端面10dと接離自在に当接す
る。14は爪片であり,ハンドル3の回転軸15に一端
部を軸支され,かつ爪片先端部14aがローラ軸13に
当接する。16は作動板であり,ほぼ中心部分を軸17
で回転自在に軸支され,一端部は前記爪片14aに当接
する。なおハンドル3と,リンク11と,リンク軸12
と,ローラ軸13と,クロスバ−10と,爪片14とに
より開閉機構が構成されている。19は電磁石装置であ
り,可動鉄片20を有する。図1に示す状態において
は,ハンドルはON位置にある。
接点が閉路状態になっている図1において,ハンドル3
をOFF方向(時計方向)に倒せば,ハンドル3とリンク1
1とリンク軸12とローラ軸13で構成されるリンク機
構がく字状に屈曲され,クロスバー10は接点ばね9の
付勢力により可動接点板7とともに図1において上方向
に押し上げられ,可動接点8が固定接点6から開離さ
れ,図3に示す開路状態となる。この状態においては,
ハンドル3はOFF位置にある。
れると,電磁石部19により可動鉄片20が固定鉄心2
1に吸引され,可動鉄片20の可動部20aが作動板1
6の作動部18を蹴ることにより,作動板16が軸17
を中心に反時計方向に回動し,作動板16と爪片14と
の係合が外れ,ローラ軸13はクロスバー10の上部端
面10dから外れる。クロスバー10は,接点ばね9の
付勢力により可動接点板7とともに接点開離方向に押し
上げられ,可動接点8が固定接点6から開離され,図3
に示すようにハンドル3およびリンク機構はOFF状態の
位置になり,自動引き外しを完了する。
路遮断器は,開閉機構部のローラ軸13が,クロスバー
10の上部端面10dに可動接点板7の閉路方向のみに
押圧し,接離自在に当接する分離した構成である。この
ため,図3に示すように異常電流が発生して可動接点8
と固定接点6が溶着し閉路状態にあっても,ハンドル3
はOFF位置に移動してしまう。ハンドルがOFF状態にある
ために,使用者はハンドルの位置から,接点は開路状態
であるとの誤認を生じ,安全性が低下している。
と固定接点が溶着時に開路状態であるとの誤認を防止で
きることができる回路遮断器を得ることである。
基台からなる絶縁筐体の内部に配設され外部からON,OF
F操作可能なハンドルと,基台に装着された固定接点板
と,この固定接点板に対向して接離する可動接点板と,
この可動接点板を駆動するクロスバーとを備え,一方を
ハンドルのリンク軸支部に軸支された第一のリンクと,
該リンクの他方にはローラ軸と,異常電流がない状態で
はローラ軸の移動を規制し,異常電流を検出した状態で
はローラ軸の移動規制を解く係合部を備え,異常電流が
ない状態ではハンドルのON操作によりローラ軸がクロ
スバーを押さえて可動接点板を固定接点板に接触させる
構造を備えた回路遮断器において,固定接点板の固定接
点と可動接点板の可動接点が溶着した状態で,前記係合
部が解除されてローラ軸のクロスバーに対する押し圧が
解除されたとき,ハンドルがON位置からOFF位置へ移動
せずON位置とOFF位置の中間位置に停止するように,ク
ロスバーとハンドルのリンク軸支部間に連結部材を設け
たことを特徴とする回路遮断器を提供したものである。
リンクであって,片方または両方の穴は長穴であること
としたものである。
〜図10により説明する。図5は開路遮断器の外観斜視
図,図6は回路遮断器が閉路状態を示す内部側断面
図,。図7は,図6の回路遮断器が開路状態であるとき
を示す側断面図である。図8は,図6の回路遮断器のハ
ンドルをON方向に保持した状態でのトリップ状態を示す
側断面図である。図9は,図6の回路遮断器の接点が溶
着した状態でのトリップ状態を示す側断面図である。図
10は,図6の回路遮断器のクロスバーに可動接点板を
組み込んだ状態を示す斜視図である
0は上記従来装置と同様なものであり,その説明を省略
する。30は可動接点板7を駆動するクロスバーであ
り,図10に詳細構造を示すように,絶縁材で形成さ
れ,可動接点板7の脱落を防止し保持するための□状の
貫通孔30aと,可動接点板7の抜けを防止し回動自在
に保持する突起30bが複数形成され,全極に併設され
たそれぞれの可動接点板7の略中央部を可動軸受け7a
で突起30bに係支している。30dはローラ軸13が
係合するローラ係合部である。また,30eは連結部材
31を連結する引掛け部である。なお,クロスバー30
は基台2に形成された溝部2b内を可動接点8が固定接
点6に対向して接離する方向,すなわち図6において上
下方向に摺動する。31はリンク軸12とクロスバー3
0の引掛け部30eを連結する連結部材であり,連結部
材31には両端に連結用の穴を設け一端部の穴31a
は,ハンドルを外部からON状態に保持した状態において
も,異常電流発生時には可動接点8の開極を阻害するこ
とがないように長穴としたものである。
態になっている図6において,ハンドル3をOFF方向
(時計方向)に倒せば,ハンドル3とリンク11とリン
ク軸12とローラ軸13で構成されるリンク機構がく字
状に屈曲され,クロスバー30は接点ばね9の付勢力に
より可動接点板7と共に図6において上方向に押し上げ
られ,可動接点8が固定接点6から開離され,図7に示
す開路状態となる。
れると,電磁石部19により可動鉄片20が固定鉄心2
1に吸引され,可動鉄片20の作動部20aが作動板1
6の作動部18を蹴ることにより,作動板16が軸17
を中心に反時計方向に回動し,作動板16と爪片14と
の係合が外れ,ローラ軸13はクロスバー30のローラ
当接部30dから外れる。クロスバー30は,接点ばね
9の付勢力により可動接点板7とともに接点開離方向に
押し上げられ,可動接点8が固定接点6から開離され,
図7に示すようにハンドル3およびリンク機構はOFF状
態の位置になり自動引き外しを完了する。
した状態においても,異常電流発生時には図8に示すよ
うにクロスバー30の引掛け部30eが連結部材31の
長穴31a内を,接点閉路状態の位置(図6に示す位置)
から可動接点8の開極を阻害することなく移動する。
れ,可動接点8と固定接点が溶着した状態で,作動板1
6と爪片14との係合が解除されて,可動接点8が固定
接点6から開離しない場合をしめす。この状態におい
て,図9に示すように作動板16と爪片14との係合が
解除されると,ローラ軸13はクロスバー30のローラ
当接部30aから外れ,ハンドル3は,図示しないハン
ドルばねの付勢力によりOFF方向(時計方向)へ駆動さ
れるが,可動接点8と固定接点6の溶着力により固定さ
れたクロスバー30の引掛け部30eとリンク軸12
を,連結部材31で連結しているため,ハンドル3はOF
F位置まで移動できずON位置とOFF位置の中間位置で停止
する。
態であることを表示できるとともに,接点溶着状態であ
ることが表示されることとなり,開路状態であるとの誤
認を防止できる。
における,ハンドル3と連結部材31とクロスバー30
の関係のみを抽出して説明した図であり,(A)は図6
に,(B)は図7に,(C)は図8に,(D)は図9に
それぞれ対応している。
路の異常により,機構はトリップ状態であっても,可動
接点と固定接点が溶着している場合は,ハンドルがON
とOFFの中間位置に停止して,接点が開いているとの
誤認を防止できることができる回路遮断器を提供でき,
安全性を向上できる。
組み合わせ図。
プした状態の図。
図。
図。
てトリップしたときの図。
プしたときの図。
材の組み合わせ説明図。
Claims (2)
- 【請求項1】カバーと基台からなる絶縁筐体の内部に配
設され外部からON,OFF操作可能なハンドルと,基台に
装着された固定接点板と,この固定接点板に対向して接
離する可動接点板と,この可動接点板を駆動するクロス
バーとを備え,一方をハンドルのリンク軸支部に軸支さ
れた第一のリンクと,該リンクの他方にはローラ軸と,
異常電流がない状態ではローラ軸の移動を規制し,異常
電流を検出した状態ではローラ軸の移動規制を解く係合
部を備え,異常電流がない状態ではハンドルのON操作
によりローラ軸がクロスバーを押さえて可動接点板を固
定接点板に接触させる構造を備えた回路遮断器におい
て,固定接点板の固定接点と可動接点板の可動接点が溶
着した状態で,前記係合部が解除されてローラ軸のクロ
スバーに対する押し圧が解除されたとき,ハンドルがON
位置からOFF位置へ移動せずON位置とOFF位置の中間位置
に停止するように,クロスバーとハンドルのリンク軸支
部間に連結部材を設けたことを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項2】前記連結部材は,両端に穴を備えた第二の
リンクであって,片方または両方の穴は長穴であること
を特徴とする請求項1の回路遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000295567A JP4633904B2 (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000295567A JP4633904B2 (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 回路遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002110019A true JP2002110019A (ja) | 2002-04-12 |
JP4633904B2 JP4633904B2 (ja) | 2011-02-16 |
Family
ID=18777976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000295567A Expired - Lifetime JP4633904B2 (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | 回路遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4633904B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5852857U (ja) * | 1981-09-25 | 1983-04-09 | 日東工業株式会社 | 回路遮断器 |
-
2000
- 2000-09-28 JP JP2000295567A patent/JP4633904B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
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