JP2002109165A - 文書承認システム用サーバ、文書承認方法および記録媒体 - Google Patents

文書承認システム用サーバ、文書承認方法および記録媒体

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JP2002109165A
JP2002109165A JP2000289331A JP2000289331A JP2002109165A JP 2002109165 A JP2002109165 A JP 2002109165A JP 2000289331 A JP2000289331 A JP 2000289331A JP 2000289331 A JP2000289331 A JP 2000289331A JP 2002109165 A JP2002109165 A JP 2002109165A
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JP2000289331A
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Tadashi Yamada
正 山田
Shogo Endo
省吾 遠藤
Koji Kato
幸二 加藤
Ryogo Kanetani
亮吾 金谷
Ryosuke Matsuuchi
良介 松内
Yoshiko Miwa
宜子 三輪
Hiromi Kobayashi
浩美 小林
Yasuhiko Mori
泰彦 森
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Microsoft Corp
Original Assignee
Microsoft Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数決原理での承認を可能とする。 【解決手段】 複数の承認者が属するグループを用意
し、そのグループの承認者による承認/拒絶の数をサー
バ10で計数する。計数結果が所定数に達すると、文書
を前/後方向のステージのクライアントに転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
を使用して、複数のユーザが作成文書の承認を行う文書
承認システム用サーバ、方法および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サーバを介して複数のクライアン
ト間で書類の転送を行い、作成された書類の承認を行う
文書承認システムが提案されている。
【0003】従来のこの種の文書承認システムでは、あ
る担当者がクライアント上で書類を作成すると、その担
当者の上司に対して電子メールで作成書類を送付する。
上司は電子メールを受信すると上司のクライアント上で
書類を修正した上で、書類に対して署名を行う。必要が
あれば、上司はさらに上の上司に対して承認を受けるた
めに書類を転送する。
【0004】また、予め書類の転送順をサーバに登録し
ておいて、登録された転送順に書類を配信するシステム
も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の転送順をサーバ
に予め登録しておく文書承認システムでは、転送順が固
定的であるので、多種の転送経路で文書の承認を受けた
い場合に柔軟性にかけるきらいがあった。特に多数決原
理で、文書の承認を行うような場合にはオンラインで
は、文書書の承認を受けることはできず、せいぜい、電
子メールで、まとめ役の人に承認/拒絶を伝える程度し
かできなかった。
【0006】そこで、本発明の目的は、複数の承認者の
中の所定数の承認者が承認を行ったり、逆に所定数の承
認者が拒絶を行った場合にその複数の承認者の総意とし
てとして文書の承認や拒絶を行うことができる文書承認
システム用サーバ、文書承認方法および記録媒体を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、複数の承認者のクライア
ントにより文書に対する承認/拒絶を指示し、前記複数
のクライアント間で予め定めた承認経路に従って、文書
を転送する文書承認システム用サーバにおいて、1つの
グループに属する承認者を予め定めておき、該グループ
による承認ステージの前記承認経路中における位置の指
示を受け付ける手段と、当該受け付けたステージの位置
に承認段階が到達すると、文書を前記1つのグループに
属する複数の承認者のクライアントに転送する手段と、
前記複数のクライアントから指示される承認または拒絶
の指示の数を計数する計数手段と、当該計数結果と、予
め定めた判別条件とを比較する比較手段と、該比較手段
による比較結果が前記判別条件を満足する場合に、承認
については前方向のステージの承認者のクライアント
に、拒絶については後方向のステージの承認者のクライ
アントに前記文書を転送する手段とを具えたことを特徴
とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の文書
承認システム用サーバにおいて、前記判別条件を文書作
成者のクライアントまたは前記複数の承認者のクライア
ントから受け付ける手段をさらに具えたことを特徴とす
る。
【0009】請求項3の発明は、請求項2に記載の文書
承認システム用サーバにおいて、前記クライアントから
受け付けた判別条件をチェックする手段をさらに有し、
当該受け付けた判別条件の異常を該チェック手段により
検出した場合には、前記判別条件を送信したクライアン
トに対して警告を行う警告手段とをさらに具えたことを
特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、複数の承認者のクライ
アントにより文書に対する承認/拒絶を指示し、文書承
認システム用サーバの制御で前記複数のクライアント間
で予め定めた承認経路に従って、文書を転送する文書承
認方法において、前記文書承認システム用サーバは、1
つのグループに属する承認者を予め定めておき、該グル
ープによる承認ステージの前記承認経路中における位置
の指示を受け付けるステップと、当該受け付けたステー
ジの位置に承認段階が到達すると、文書を前記1つのグ
ループに属する複数の承認者のクライアントに転送する
ステップと、前記複数のクライアントから指示される承
認または拒絶の指示の数を計数する計数ステップと、当
該計数結果と、予め定めた判別条件とを比較する比較ス
テップと、該比較手段による比較結果が前記判別条件を
満足する場合に、承認については前方向のステージの承
認者のクライアントに、拒絶については後方向のステー
ジの承認者のクライアントに前記文書を転送するステッ
プとを具えたことを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項4に記載の文書
承認方法において、前記文書承認システム用サーバは、
前記判別条件を文書作成者のクライアントまたは前記複
数の承認者のクライアントから受け付けるステップをさ
らに具えたことを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項5に記載の文書
承認方法において、前記文書承認システム用サーバは、
前記クライアントから受け付けた判別条件をチェックす
るステップをさらに有し、当該受け付けた判別条件の異
常を該チェックステップにより検出した場合には、前記
判別条件を送信したクライアントに対して警告を行う警
告ステップとをさらに具えたことを特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、請求項4〜請求項6の
いずれかに記載のステップを実行するためのプログラム
を記録したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0015】図1は本発明を適用した全体コンピュータ
システムをを示す。図1において、サーバ10および複
数のクライアント20がLANなどの通信ネットワークに
接続されている。サーバ10は作成された書類をその書
類に関連付けられた承認者のクライアントに配信する。
サーバ10はその他、新規機能を有する。本願明細書で
は、サーバ10が本発明の文書承認システムとして機能
する。クライアント20は書類作成者および書類承認者
側に設置される。
【0016】サーバ10には図2に示すような、以下の
ソフトウェアプログラムやその他オブジェクトが搭載さ
れている。
【0017】メールサーバは、書類の作成者が作成した
書類を書類の承認者に電子メール(以下、メールと略記
する)の形態で配信する。本実施形態では、セキュリテ
ィのために、クライアント20は配信された書類を保存
しておくことはできず、配信後は、サーバ10内に書類
を保存し、その書類を読み出す。
【0018】WEBサーバは、サーバ10内に保存されて
いるマークアップランゲージ文書、たとえば、HTML文書
やXML文書(以下、MLDと略記する場合がある)などの文
書をクライアント20に提供するためのソフトウェアプ
ログラムであり、本実施形態ではさらに、クライアント
20からの指示で、マークアップランゲージ文書の記載
内容を書き換える機能およびクライアント20から指示
される情報処理を実行するゲートウェイプログラムの機
能を有するものを使用する。
【0019】ドキュメント(文書)データベースは、承
認前の作成文書、承認後の文書、文書作成に使用する雛
型文書を格納する。
【0020】オペレーティングシステム(OS)は、サ
ーバのシステム動作を実行し、OS上で上述のソフトウ
ェアプログラムが実行可能となる。
【0021】マークアップランゲージ文書(MLD)は
クライアント20側にインストールされたブラウザによ
り読み出されて、MLDに記載されたタグ命令がブラウ
ザに実行される。すでによく知られているタグには以下
のようなものがある。 ・MLD中に記載された文字列を表示するためのタグ ・MLD中で記憶場所が規定されたイメージまたは他の
MLDをその記憶場所から読み出して表示するためのタ
グ 後述するが、本実施形態では、文書作成および承認手続
きの条件設定のための画面を表示させるためのMLDお
よび承認を受けるべき文書そのもののMLDが用意され
る。また、文書作成に使用する雛型文書もMLDであ
る。 ・MLD中で定義された文字列あるいはサーバ10上に
保管されたイメージをクライアント20の表示画面に表
示させ、その文字列またはイメージがユーザのマウス操
作で指定されると、その指定に応じて情報処理を行なう
タグ。このような文字列またはイメージは一般的にボタ
ンと呼ばれる。また、ボタン操作に応じてクライアント
20側のブラウザが実行する情報処理は四則演算、他の
MLDの呼び出し、表の作成等がよく知られている。 ・サーバ10のゲートウェイプログラム(本実施形態で
はWEBサーバ)に対して、実行すべき情報処理内容を
指示するタグ。一般的によく知られている情報処理は、
パスワードの照合処理、データベースの検索処理、ゲー
トウェイプログラム側で定義されている情報処理に対し
て、入力情報を引渡す処理がある。 ・自己のMLDまたは他のMLDの記載内容の書き換え
を指示するタグ。
【0022】クライアント20にはブラウザが搭載され
る。ブラウザはMLDに記載されたタグを解析し、ML
Dのタグが指示する情報処理を実行する。
【0023】このような構成において実行される文書承
認方法を次に説明する。
【0024】図3は文書作成および文書承認のために表
示されるクライアント20側の表示画面の一例を示す。
図3の表示画面は、クライアント20のブラウザにより
MLDに基づき表示される。
【0025】図3において、50は文書の承認を指示す
るためのボタン、51は文書の拒絶および差し戻しを指
示するためのボタンである。52は承認を委任するかま
たは文書作成の相談のために書類の転送を指示するボタ
ンである。
【0026】100は承認者による承認の有無、承認者
の名前、承認経路などを示す承認手続き情報を表示する
欄である。この欄については図4を参照して後で説明す
る。
【0027】53は承認手続き設定用の表示画面を呼び
出すためのボタン、54はその他の条件、たとえば、詳
細設定用の表示画面を呼び出すためのボタンである。本
実施形態では、不図示の承認手続き設定画面で、下記の
承認手続きを設定する。
【0028】(1)1人の承認者の名前、または複数の
承認者が属するグループ名 本実施形態では、承認者を個人名で指定することができ
るとともに、たとえば、経理課というようなグループ名
を指定できる。
【0029】(2)承認経路、 承認経路は0,1,2、というように番号でユーザによ
り指示され、0(第1ステージ)は文書作成者が初期設
定される。1は最初に承認を受けるステージで、1の番
号に対応させてユーザはキーボードから承認者名または
グループ名を入力する。
【0030】54は承認手続き以外の条件設定画面を呼
び出すためのボタンである。このボタンの操作に応じて
文書承認に関わる種々の条件設定画面が現れる。
【0031】一例を紹介すると、1つのグループでの承
認の総意としてにグループに属する複数の承認者の承認
数や、拒絶の総意として必要な拒絶う数を設定する。
【0032】55は文書記載欄で、“Author”の
欄に文書作成者が名前をキーボードから入力すると、上
記承認経路の第1ステージの文書作成者として、入力さ
れた名前が自動設定される。
【0033】図3の署名表示欄100の詳細を図4に示
す。本実施形態では、日本語モードおよび英語モードの
2種類が用意されており、上記2つのモードは署名(承
認が行われたことを示す情報)の表示形態が異なる。符
号(A)は日本語モードの表示形態を示す。101はス
テージ番号を示す。文書作成ステージだけは“Subi
tter”の表記が使用される。
【0034】同一の番号(この場合“1”)が複数ある
ステージはそのステージがグループの形態で設定されて
いることを表す。103は設定された承認者の名前を示
す。なお、グループ名が設定された場合には、サーバ1
0内に搭載された、グループ名とそのグループ名に属す
る名前の対応表に基づいて、設定されたグループ名に対
応する名前および名前数が得られるので、名前数に対応
する署名表示欄が自動的に作成されて表示さされる。署
名表示欄の作成および表示はMLDに記載されたタグに
基づきブラウザで実行される。
【0035】102は承認が行われたか否かを色で表示
する部分(円形図形)である。承認前は円形図形102
内は灰色であり、図3のApproveボタン50が操
作されると、円形図形102の輪郭線が赤に変更され
る。104は承認者の欄を強調するための枠の表示であ
る。本実施形態では、承認が行われるごとに、カウンタ
(初期値0)をインクリメントすることにより、承認が
どこのステージで行われているかをカウンタの値で表
す。このカウンタの値は承認のための文書にパラメータ
として帯同される。
【0036】ブラウザは文書(MLD)中に記載されて
いるカウンタ値およびタグにしたがって、承認すべき承
認者の署名表示欄の枠を強調表示する。この強調表示に
より、承認者は、自分がこの書類を承認したか否かを知
ることができる。また、承認者はこれまでの承認者の名
前や承認経過を知ることができる。
【0037】図4において、符号(B)は英語モードで
の署名表示欄の一例を示す。
【0038】201はステージ番号の表記である。20
2はステージ番号に対応させたイメージである。なお、
ステージ番号に対応させる代わりにイメージとして承認
者の写真などを使用してもよい。イメージはサーバ10
内に保存され、MLD内に記載されたタグによりクライ
アント20側で表示される。203は承認、拒絶を示す
図形であり、レ印は承認、×印は拒絶を表す。承認およ
び拒絶の指示は図3のボタン50および51の操作によ
り行われる。204は承認者の名前である。
【0039】日本語モードおよび英語モードのどちらを
使用するかは、図3のボタン54を操作した後に表示さ
れる条件設定画面で設定される。この設定のためにはボ
タンのオン/オフを使用すればよい。
【0040】本実施形態で使用するHTML文書につい
て説明する。本実施形態では、表示画面に図3に示すよ
うな文書を表示するためのタグ記載欄と、そのHTML
文書中で設定されたパラメータ、あるいは入力された情
報を記載しておくパラメータ記憶領域を有する。また、
1つの文書に関わる複数のMLD、たとえば、承認文書
表示用、条件設定用、承認経路設定用のMLDは1つの
データファイルにまとめられてサーバ10内で管理され
る。雛型文書も、承認文書、条件設定用、承認経路設定
用のMLDが1組にまとめられてサーバ10内に保存さ
れる。
【0041】したがって、本実施形態では、作成文書を
管理するための、専用的なテーブルやデータベースはほ
とんど必要ない点に留意されたい。
【0042】本実施形態の書類の承認手続きを図5を参
照して説明する。
【0043】文書作成者は自己のクライアント20から
サーバ10に対してブラウザによりアクセスし、雛型文
書を読み出し、図3に示すように表示させる。文書作成
者は文書記載欄55に必要事項を記載する。また、ボタ
ン53を操作して、承認経路設定用の表示画面をクライ
アント20の表示画面上に表示させ、承認者および承認
順序を設定する。本実施形態では図4の符号(A)に示
すようにステージ1についてはグループ名、ステージ2
については個人名が設定されたものとする。
【0044】設定された承認者またはグループ名および
承認順序を示す情報はパラメータとして、現在表示され
ているMLDのパラメータ記憶領域に対してサーバ10
側で書き込まれる。
【0045】また、図4の符号(A)に示すような署名
表示欄がタグの指示により作成されて、クライアント2
0の表示画面に表示される。ここで、承認者数には制限
がない点に留意されたい。文書の書式に関する設定はデ
フォルト値が使用されるが、文書作成者が書式を変えた
い場合には、文書作成者は図3のボタン54を操作して
条件設定画面を表示させる。この表示画面上で、上述し
たグループによる承認に関する設定や、署名表示欄のモ
ード設定を行う。設定された情報により、サーバ10文
書データベースのMLD中の対応情報が書き換えられ
る。
【0046】文書作成および承認手続き関係の条件設定
を終了すると、文書作成者は、図3のApproveボ
タン50をマウスで操作する。
【0047】これにより文書作成が終了する。作成され
た文書は、サーバ10内の文書データベースに登録され
る(図5のステップ1000→ステップ1001)。こ
のとき、サーバ10側で、作成された文書の中の署名欄
の文書作成者の欄の表示色を示すパラメータが承認済み
を示す赤に変更される。
【0048】サーバ10は作成文書を文書データベース
に登録すると、作成文書中に記載されている設定経路情
報の中のグループ名に基づきグループ名に属する承認
者、この場合、“Tom”および“Bill”をグルー
プ名とその承認者名およびメールアドレスを記載したテ
ーブルから取得する。取得したメールアドレスに対し
て、作成文書をメールする。
【0049】本実施形態では“Tom”と“Bill”
のクライアント20に承認のための文書が配信される
(ステップ1001→1002)。
【0050】本実施形態では。承認手続きの設定におい
て、グループを指定すると、さらに次のような承認手続
きの条件を設定することができる。 (a)グループ内の所定人数(人間が人数を設定)の承
認が得られた場合には次のステージに承認文書を配布す
る。 (b)グループ内の所定人数(人間が人数を設定)の承
認が得られた場合には前のステージに拒絶文書を戻す。
【0051】上記(a)のモードを使用するか(b)の
モードを使用するかさらに双モードを使用するかは、承
認手続きの条件設定により定まる。たとえば、(a)モ
ードが設定され、1つのグループに属する承認者の中の
1人が承認すればよいという条件設定がなされたものと
する。図5において、“Bill”が届いたメールを開
くと図3の100内の署名表示欄には、“Bill”が
署名すべきことを示す枠が図4の符号104に示すよう
に表示される。
【0052】“Bill”は図3のRejectボタン
51を操作すると、サーバ10の文書データベースに保
存されているMLDには、“Bill”が拒絶したこと
を示すパラメータが書き込まれる。また、“Tom”が
Approveボタン50を操作した場合、サーバ10
内の文書データベースに保存されているMLDには“T
om”が承認のパラメータが書き込まれる。MLD内で
規定される条件、すなわち、承認者が1人あるという条
件が満たされたので、サーバ10は文書データベースの
承認された文書を次の承認者“Boss”のクライアン
ト20にメールする(ステップ1003→1004)。
【0053】“Boss”は自己のクライアント20で
承認を求められた文書を開き、承認または拒絶を上述と
同様にして行うと、その承認または拒絶を示す情報がサ
ーバ10内の文書データベース内の同じ文書内に書き込
まれる。
【0054】このように本実施形態では、マークアップ
ランゲージ文書を承認を受ける文書として取り扱うの
で、その文書の中に、承認内容の記述、承認内容を表示
したり、承認手続きを規定するコマンドやその他情報処
理のためのグラフィカルユーザインターフェースをも含
ませることができる。このため、従来のようにC言語や
C++言語で作成した専用のプログラムを用意する必要
がない。一般にC言語やC++言語のプログラムはCP
Uが実行可能なマシン語のプログラムに変換する必要が
あるが、マークアップランゲージはよく知られているよ
うに、ブラウザがインタープリターするので、ソフトウ
ェア製造メーカーはプログラム変換処理がなくなる分、
プログラム作成労力が低減される。
【0055】なお上述の説明ではステージ1の承認者の
内の1人が承認、他の1人が否定を行ったが、承認条件
が満足された時点、この場合、1人の承認者が承認を行
った時点で、他の承認者の承認、拒絶、あるいは応答な
しに関係なく文書は次(前方向)のステージの承認者に
配信される。
【0056】以上の処理のためにサーバ10で実行する
処理手順を図6に示す。なお、図6の処理手順は本発明
に関わる処理手順のみ記載している。サーバ10に対す
るクライアント20からの指示は上述したように文書に
記載されたタグにより行われるものとする。
【0057】図6において、クライアント20がグルー
プの総意の承認または拒絶の人数の設定を行うと、サー
バ10のWEBサーバはその設定内容を受信して文書デ
ータベースの、現在クライアント20で表示されている
文書同じ文書中に書き込む(ステップS100)。
【0058】以後、サーバ10は文書作成者が設定した
承認経路にしたがって、承認者のクライアント20に対
して文書を配信していく。1つのグループに属する複数
の承認者に対しては、ほぼ同時に配信が行われる。
【0059】1つのグループに属する承認者は同時に承
認/拒絶を行うことはなく、時刻を異にして承認/拒絶
を行う。承認/拒絶の指示はサーバ10のWEBサーバ
で受け付けられて、文書データベース上の文書に承認/
拒絶が書き込まれる(ステップS110)。
【0060】WEBサーバは、承認/拒絶の指示をクラ
イアント20から受けるごと承認・拒絶の受信数を計数
する。その計数結果と文書データベースの文書に記載さ
れた承認/拒絶の判別条件とを比較することによって、
グループ承認か拒絶か待機かを判別する。承認/拒絶の
判別条件を満たさない場合には待機扱いとなって、他の
クライアントから承認/拒絶の指示がくるのを待つ(ス
テップS120→S110)。
【0061】承認/拒絶の計数結果が判別条件を満足す
る場合には、承認については次(前方向)のステージの
承認者のクライアント20へ、拒絶については前(後方
向)のステージの承認者のクライアント20へ文書が転
送される。
【0062】上述の実施形態の他に次の形態を実施可能
である。 1)本実施形態の文書の概念の中には、表、伝票、メモ
書き、図面、イラストなど、印刷可能な書類がすべて含
まれる。 2)本実施形態で説明したWEBサーバを記録する記録
媒体は、ハードディスク、CDROM.ICメモリ、そ
の他情報を書き込むことが可能な記録媒体を対象とする
ことができる。
【0063】上述の実施形態に限定されず、上述の実施
形態に対して種々の変形が可能であるが、その変形が特
許請求の範囲に示す技術思想である限りその技術範囲は
本発明の権利範囲内となる。 3)グループ承認/拒絶を行うための判別条件は、マク
ロ命令で定義してもよい、複数の判別条件を表示して、
ボタンスイッチによりユーザが選択するようにしてもよ
い。さらに、判別に使用する数値はキーボードから入力
すればよい。 4)上述の判別条件ではたとえば、グループ内に承認者
が4人してそのうちの3人の承認でグループ承認また、
4人のうちの3人の拒絶で拒絶というような設定を行っ
てしまうと、承認者が2人拒絶者が2人の場合、承認も
拒絶もできないようになっている。
【0064】そこで、このような事態を避けるために文
書作成者または承認者のクライアント20で設定された
判別条件をサーバ10でのWEBサーバが受け取った時
に、WEBサーバによりチェックするとよい。具体的に
は設定された判別条件では通常とりえない数値範囲を定
めておき、クライアント20側で設定された人数と上記
数値範囲とを比較することで、数値の異常を検出するこ
とができる。
【0065】異常を検出した場合には、設定を行ったク
ライアントに対して警告メッセージをサーバ10のWE
Bサーバにより送ればよい。
【0066】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、グループ承認/拒絶するための人数を設定し、グル
ープに属する承認者の承認数または拒絶数が所定数に達
すると前方向または後方向に承認手続きを進める。した
がって、多数決原理での承認を行うことができるほか、
たとえば、グループ内の誰か1人の承認で承認手続きを
進めることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のシステム構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明実施形態のソフトウェア構成を示すブロ
ック図である。
【図3】クライアント20の表示画面の一例を示す説明
図である。
【図4】図3の署名表示欄の例を示す説明図である。
【図5】本発明実施形態の文書の流れを示す説明図であ
る。
【図6】本発明実施形態のサーバ10のグループ承認に
関わる処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 サーバ 20 クライアント 30 通信ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 省吾 東京都調布市調布ヶ丘1−18−1 マイク ロソフト調布技術センター内 (72)発明者 加藤 幸二 東京都調布市調布ヶ丘1−18−1 マイク ロソフト調布技術センター内 (72)発明者 金谷 亮吾 東京都調布市調布ヶ丘1−18−1 マイク ロソフト調布技術センター内 (72)発明者 松内 良介 東京都調布市調布ヶ丘1−18−1 マイク ロソフト調布技術センター内 (72)発明者 三輪 宜子 東京都調布市調布ヶ丘1−18−1 マイク ロソフト調布技術センター内 (72)発明者 小林 浩美 東京都調布市調布ヶ丘1−18−1 マイク ロソフト調布技術センター内 (72)発明者 森 泰彦 東京都調布市調布ヶ丘1−18−1 マイク ロソフト調布技術センター内 Fターム(参考) 5B049 AA02 BB00 CC00 EE02 GG04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の承認者のクライアントにより文書
    に対する承認/拒絶を指示し、前記複数のクライアント
    間で予め定めた承認経路に従って、文書を転送する文書
    承認システム用サーバにおいて、 1つのグループに属する承認者を予め定めておき、該グ
    ループによる承認ステージの前記承認経路中における位
    置の指示を受け付ける手段と、 当該受け付けたステージの位置に承認段階が到達する
    と、文書を前記1つのグループに属する複数の承認者の
    クライアントに転送する手段と、 前記複数のクライアントから指示される承認または拒絶
    の指示の数を計数する計数手段と、 当該計数結果と、予め定めた判別条件とを比較する比較
    手段と、 該比較手段による比較結果が前記判別条件を満足する場
    合に、承認については前方向のステージの承認者のクラ
    イアントに、拒絶については後方向のステージの承認者
    のクライアントに前記文書を転送する手段とを具えたこ
    とを特徴とする文書承認システム用サーバ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の文書承認システム用サ
    ーバにおいて、前記判別条件を文書作成者のクライアン
    トまたは前記複数の承認者のクライアントから受け付け
    る手段をさらに具えたことを特徴とする文書承認システ
    ム用サーバ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の文書承認システム用サ
    ーバにおいて、前記クライアントから受け付けた判別条
    件をチェックする手段をさらに有し、当該受け付けた判
    別条件の異常を該チェック手段により検出した場合に
    は、前記判別条件を送信したクライアントに対して警告
    を行う警告手段とをさらに具えたことを特徴とする文書
    承認システム用サーバ。
  4. 【請求項4】 複数の承認者のクライアントにより文書
    に対する承認/拒絶を指示し、文書承認システム用サー
    バの制御で前記複数のクライアント間で予め定めた承認
    経路に従って、文書を転送する文書承認方法において、
    前記文書承認システム用サーバは、 1つのグループに属する承認者を予め定めておき、該グ
    ループによる承認ステージの前記承認経路中における位
    置の指示を受け付けるステップと、 当該受け付けたステージの位置に承認段階が到達する
    と、文書を前記1つのグループに属する複数の承認者の
    クライアントに転送するステップと、 前記複数のクライアントから指示される承認または拒絶
    の指示の数を計数する計数ステップと、 当該計数結果と、予め定めた判別条件とを比較する比較
    ステップと、 該比較手段による比較結果が前記判別条件を満足する場
    合に、承認については前方向のステージの承認者のクラ
    イアントに、拒絶については後方向のステージの承認者
    のクライアントに前記文書を転送するステップとを具え
    たことを特徴とする文書承認方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の文書承認方法におい
    て、前記文書承認システム用サーバは、前記判別条件を
    文書作成者のクライアントまたは前記複数の承認者のク
    ライアントから受け付けるステップをさらに具えたこと
    を特徴とする文書承認方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の文書承認方法におい
    て、前記文書承認システム用サーバは、前記クライアン
    トから受け付けた判別条件をチェックするステップをさ
    らに有し、当該受け付けた判別条件の異常を該チェック
    ステップにより検出した場合には、前記判別条件を送信
    したクライアントに対して警告を行う警告ステップとを
    さらに具えたことを特徴とする文書承認方法。
  7. 【請求項7】 請求項4〜請求項6のいずれかに記載の
    ステップを実行するためのプログラムを記録したことを
    特徴とする記録媒体。
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