JPH0876953A - データ処理システム - Google Patents

データ処理システム

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JPH0876953A
JPH0876953A JP6213342A JP21334294A JPH0876953A JP H0876953 A JPH0876953 A JP H0876953A JP 6213342 A JP6213342 A JP 6213342A JP 21334294 A JP21334294 A JP 21334294A JP H0876953 A JPH0876953 A JP H0876953A
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command
icon
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JP6213342A
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Inventor
Masahito Noguchi
正仁 野口
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コマンド/アイコンによって選択された機能を
実行するデータ処理システムに関し,実行不可能なコマ
ンドが選択された場合に,実行不可能な理由や実行可能
にする方法等を表示し,分かりやすく使いやすいユーザ
インタフェースを提供することを目的とする。 【構成】選択されたコマンドが実行可能かどうかを実行
可否判別処理手段11により判定し, 実行不可能な場合に
は,メッセージ情報記憶手段13に記憶された該当する
「実行不可能な理由」または「実行可能にする方法」等
のメッセージを表示する。また,コマンド/アイコン表
示処理手段14は,プルダウンメニュー22中に操作手順上
またはユーザ権限上実行不可能なコマンドが混在してい
れば, 両者の表示態様を変えて表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ処理システムであ
って,特にパソコンやUNIXシステム上で主流となっ
ているユーザインタフェースにおけるメッセージ出力処
理方式およびコマンド等の表示処理方式に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図13は従来技術を説明する図である。
従来の技術では,メニューバーのコマンドが選択されて
オープンしたプルダウンメニューの中に実行可能なコマ
ンドと実行不可能なコマンドがある場合には,それらコ
マンドの表示を書体,色等により区別して表示する。ま
た,タイトルバーまたはステータスバーに,マウスカー
ソル等によって選択されたコマンドの機能や内容を表示
するものもある。
【0003】例えば図13(A)において,プルダウン
メニュー92にゴシック体で表示された「新規(N) 」は
実行可能なコマンド,明朝体で表示された「返信(R) 」
〜「再発信(A) 」は実行不可能なコマンドを示す。プル
ダウンメニュー92の「返信(往信メールを複写)(C)
」にマウスカーソルが位置すると,ステータスバー9
3に「返信(往信メールを複写)(C) 」の「受信したメ
ッセージを複写して返信します」というコマンドの機能
を表すメッセージを表示する。
【0004】また,図13(B)において,ツールバー
94に表示されたアイコン1〜4のうち,アイコン3は
マスク表示され実行不可能であることを示す。ここで,
アイコン3上にマウスカーソルが位置すると,同様にコ
マンドの機能や内容を表すメッセージをステータスバー
93に表示する。
【0005】従来技術では,コマンドの実行可/不可の
状態にかかわらず,そのコマンドの機能や内容がステー
タスバーに表示されるだけで,ユーザは,なぜそのコマ
ンドが実行不可能であるかを知ることができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし,ユーザにとっ
ては,コマンドの機能や内容よりも,どうすればそのコ
マンドが実行できるようになるのかを知りたい場合がし
ばしばある。特に,グループウェアソフトにおいては,
そのコマンドの実行不可能な状態が,単なる操作手順上
の問題によるものであるか,使用するユーザにそのコマ
ンドを実行する権限が付与されていないことによるもの
であるかの区別がつかないため,ユーザは非常に混乱す
ることが多かった。さらに,コマンドの実行権限が付与
されていない場合には,その権限を付与する役割(人
物)が誰かということがわからないために,ユーザは即
時に権限取得の交渉に着手できないという問題があっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の問題を
解決するため,図1に示すような以下の手段を備える。
図1は,本発明の原理構成図である。1は処理装置(C
PU/メモリ),2は表示装置,3はメッセージ音声出
力装置,4はキーボードやマウス等の入力装置,11は
実行可否判別処理手段,12はメッセージ表示処理手
段,13はメッセージ情報記憶手段,14はコマンド/
アイコン表示処理手段,15はコマンド/アイコン表示
属性情報記憶手段,16はメッセージ音声出力処理手
段,21はメニューバー,22はプルダウンメニュー,
23はステータスバー,24はウィンドウを表す。
【0008】実行可否判別処理手段11は,コマンドま
たはアイコンが選択された場合に,実行可能であるかど
うかを判別する手段である。メッセージ表示処理手段1
2は,選択されたコマンドまたはアイコンが実行不能で
ある場合に,メッセージ情報記憶手段13に記憶されて
いる実行不能な理由または実行を可能にする方法に関す
るメッセージ情報を,表示装置2の所定の領域に表示す
る手段である。
【0009】また,メッセージ表示処理手段12は,選
択されたコマンドまたはアイコンが実行不能である場合
に,コマンドまたはアイコンが実行不能である理由が操
作手順上の理由によるものかユーザ権限上の理由による
ものかを判別して,その判別結果に応じたメッセージを
出力する。
【0010】さらに,メッセージ表示処理手段12は,
選択されたコマンドまたはアイコンがユーザ権限上の理
由により実行不能である場合に,ユーザ権限を付与する
ことのできる者の情報を,登録されているユーザ権限の
管理情報から抽出し,メッセージ内に埋め込んで出力す
る。
【0011】メッセージ情報記憶手段13は,アプリケ
ーションの状態とコマンドまたはアイコンの各種類とに
対応して,少なくとも選択されたコマンドまたはアイコ
ンが実行不能な場合における実行不能な理由または実行
を可能にする方法に関する情報を含むメッセージ情報を
あらかじめ記憶する手段である。
【0012】コマンド/アイコン表示処理手段14は,
コマンドメニューまたはアイコンを表示する際に,コマ
ンド/アイコン表示属性情報記憶手段15に従って,実
行不能なコマンドまたはアイコンについて,実行不能な
理由が操作手順上の理由によるものと,ユーザ権限上の
理由によるものとで,色,書体,輝度またはデザインの
異なる表示態様により表示する手段である。
【0013】コマンド/アイコン表示属性情報記憶手段
15は,アプリケーションの状態とコマンドまたはアイ
コンの各種類とに対応して,選択対象のコマンドまたは
アイコンが実行不能な場合にその実行不能である理由が
操作手順上の理由によるものかユーザ権限上の理由によ
るものかを区別する表示属性情報をあらかじめ記憶する
手段である。
【0014】メッセージ音声出力処理手段16は,選択
されたコマンドまたはアイコンが実行不能である場合
に,メッセージ情報記憶手段13に記憶されている実行
不能な理由または実行を可能にする方法に関するメッセ
ージ情報を,音声に変換して出力する手段である。
【0015】また,メッセージ音声出力処理手段16
は,選択されたコマンドまたはアイコンが実行不能であ
る場合に,コマンドまたはアイコンが実行不能である理
由が操作手順上の理由によるものかユーザ権限上の理由
によるものかを判別して,その判別結果に応じたメッセ
ージを出力する。
【0016】さらに,メッセージ音声出力処理手段16
は,選択されたコマンドまたはアイコンがユーザ権限上
の理由により実行不能である場合に,ユーザ権限を付与
することのできる者の情報を,登録されているユーザ権
限の管理情報から抽出し,メッセージ内に埋め込んで出
力する。
【0017】表示装置2には,メニューバー21のコマ
ンドの1つが選択されて表示されるプルダウンメニュー
22のコマンドのうち,実行可能なものと実行不可能な
ものが区別して表示され,選択されたコマンドが実行不
可能な場合には,オープンしたウィンドウ24に「実行
不可能な理由」または「実行可能にする方法」またはそ
の両方が表示される。
【0018】
【作用】マウスカーソルにより選択されたコマンドが実
行可能かどうかを実行可否判別処理手段11により判別
し,実行不可能なコマンドの場合には予めメッセージ情
報記憶手段13に記憶された選択対象のコマンドに対応
する「実行不可能な理由」,「実行可能にする方法」ま
たはその両方をタイトルバー,ステータスバー23また
はオープンしたウィンドウ24に表示し,または音声に
より出力する。
【0019】また,グループウェアソフトにおいて,ア
プリケーションの状態またはコマンド/アイコンの種類
に対応して,選択対象のコマンドまたはアイコンが実行
不能な場合に,その実行不能である理由が操作手順上の
理由によるものかユーザ権限上の理由によるものかを区
別する表示属性情報に基づいて,色,書体,輝度または
デザインの異なる表示態様により表示する。
【0020】さらに,グループウェアソフトにおいて,
コマンドの実行不可能な理由がユーザ権限によるもので
ある場合には,ユーザ権限を付与することができる者の
情報を,メッセージ内に埋め込んで表示,または音声出
力する。
【0021】
【実施例】以下,本発明の実施例を説明する。 〔第1の実施例〕第1の実施例は,スタンドアローンで
使用するソフトウェアにおけるコマンドまたはアイコ
ン,およびグループウェアとして使用するソフトウェア
におけるコマンドまたはアイコンを表示する場合に共通
に適用できる例であり,具体的には以下のようなものが
ある。
【0022】 実行不可能なコマンド部分をマウス操
作(ダブルクリック等)すると,ステータスバー23の
「機能説明」を「実行不可能な理由」または「実行可能
にする方法」に変更して表示する。
【0023】 実行不可能なコマンド部分をマウス操
作(ダブルクリック等)すると,タイトルバーの「機能
説明」を「実行不可能な理由」または「実行可能にする
方法」に変更して表示する。
【0024】 実行不可能なコマンド部分をマウス操
作(ダブルクリック等)すると,ウィンドウ24をオー
プンし,その中に「実行不可能な理由」または「実行可
能にする方法」を表示する。
【0025】 ツールバーの実行不能状態のアイコン
をマウス操作(ダブルクリック等)すると,ステータス
バー23の「機能説明」を「実行不可能な理由」または
「実行可能にする方法」に変更して表示する。
【0026】 ツールバーの実行不能状態のアイコン
をマウス操作(ダブルクリック等)すると,タイトルバ
ーの「機能説明」を「実行不可能な理由」または「実行
可能にする方法」に変更して表示する。
【0027】 ツールバーの実行不能状態のアイコン
をマウス操作(ダブルクリック等)すると,ウィンドウ
24をオープンし,その中に「実行不可能な理由」また
は「実行可能にする方法」を表示する。
【0028】図2は,第1の実施例の表示例を示す図で
ある。ツールバー25に表示されたアイコン1〜4のう
ちアイコン3は実行不可能である。マウスカーソルの位
置を移動させると,マウスカーソルが位置するアイコン
1〜4の機能の説明をステータスバー23にそれぞれ表
示する。
【0029】ここで,アイコン3が選択されると,ステ
ータスバー23にアイコン3の機能の説明を表示すると
ともに,ウィンドウ24にアイコン3の「実行可能にす
る方法」を表示する。ウィンドウ24には,「実行不可
能な理由」を表示する場合もある。
【0030】図3は,第1の実施例における処理フロー
チャートである。図3に示す処理は,マウス操作をダブ
ルクリックとした場合の例を示している。ステップS1
では,あるメニューの1つのコマンド上にカーソルがあ
ることを検出する。ステップS2では,ステータスバー
かタイトルバーにコマンド機能を表示する。ステップS
3では,そのコマンドが実行可能であるかどうかを判定
する。実行可能である場合にはステップS4の処理を行
い,実行不可能である場合にはステップS5の処理を行
う。
【0031】ステップS4では,ユーザが左ボタンを離
した時点でコマンドを実行する。この処理は従来と同様
である。ステップS5では,ユーザがそのコマンドをダ
ブルクリックしたかどうかを判定する。ダブルクリック
しなかった場合にはステップS6の処理を行い,ダブル
クリックした場合にはステップS7の処理を行う。
【0032】ステップS6では,メニューのトップコマ
ンドにカーソルを戻す。ステップS7では,コマンドが
「実行不可能な理由」または「実行可能にする方法」
を,ステータスバーもしくはタイトルバーに表示する。
またはウィンドウをオープンしてその中に表示する。
【0033】〔第2の実施例〕第2の実施例は,グルー
プウェアのようなユーザ権限設定を含むソフトにおい
て,コマンドまたはアイコンの実行不可能の理由が操作
手順上の問題によるものかユーザ権限によるものかを判
別して,それぞれの理由に対応する「実行不可能な理
由」または「実行可能にする方法」等のメッセージを表
示する。
【0034】図4は,第2の実施例の表示例を示す図で
ある。図4(A)に示す「フォルダ(F)」のコマンドの
プルダウンメニュー22中,「切り替え (X)」のコマン
ド以外は,実行不可能なコマンドである。ここで,「作
成 (C)」のコマンドをダブルクリックすると,実行不可
能な理由を判別して,図4(B)に示すメッセージM
1,M2−1〜3をステータスバー,タイトルバーまた
はウィンドウをオープンして表示する。
【0035】図4(B)のメッセージM1は,フォルダ
を作成するライブラリが未指定であるために,「作成」
コマンドを実行することができないというように,コマ
ンドの実行不可能の理由が操作手順上の問題によるもの
である場合に表示する。
【0036】メッセージM2−1〜3は,フォルダを作
成するライブラリが指定されていても,作成を実行する
権限がユーザに与えられていないというように,コマン
ドの実行不可能の理由がユーザ権限によるものである場
合に表示している。
【0037】メッセージM2−2では,権限を付与する
役割が誰であるか(ここでは,このライブラリの作成
者)を共に表示する。メッセージM2−3では,権限を
付与する役割と氏名(ここでは,このライブラリの作成
者である○○××氏)をメッセージ中に共に表示する。
権限付与者の氏名は,サーバ側のユーザ権限管理テーブ
ルを参照して権限付与者氏名等の該当する情報を抽出
し,メッセージに埋め込んで表示している。これによ
り,ユーザは権限付与者が誰であるかをすぐに知ること
ができる。なお,ユーザ権限管理テーブルは,システム
の利用者毎または資源毎にユーザIDとパスワードや計
算機資源等の各種の利用権限を記憶するテーブルであ
る。
【0038】図5は,第2の実施例の処理フローチャー
トである。図5(A)において,ステップS21では,
ユーザが実行不可能なコマンドをダブルクリックしたこ
とを検出する。ステップS22では,ユーザは本コマン
ドを実行する権限を与えられているかどうかを判定す
る。権限を与えられている場合にはステップS23の処
理を行い,権限を与えられていない場合にはステップS
24の処理を行う。
【0039】ステップS23では,実行可能にする方法
(操作手順)を表示する。例えば,図4(B)に示すメ
ッセージM1を表示する。ステップS24では,権限が
ない旨を通知するメッセージを表示する。例えば,図4
(B)に示すメッセージM2−1またはM2−2などを
表示する。
【0040】図5(B)は,第2の実施例において,メ
ッセージ中にユーザ権限を付与することができる者の情
報を埋め込んで表示する場合の処理フローチャートを示
している。図5(B)において,ステップS31〜ステ
ップS33の処理は,前述したステップS21〜ステッ
プS23の処理と同様である。
【0041】ステップS32の判定により,ユーザが本
コマンドを実行する権限がないと判断された場合,ステ
ップS34により,権限を与える人物名等をユーザ権限
管理テーブル(図示省略)の該当するフィールドから持
ってくる。そして,ステップS35により,権限がない
旨とそれを与える役割とその人物名を含むメッセージ,
例えば図4(B)に示すメッセージM2−3を表示す
る。
【0042】〔第3の実施例〕第3の実施例は,グルー
プウェアのようなユーザ権限設定を含むソフトにおい
て,実行不可能なコマンドまたはアイコンのうち操作手
順上の問題によるものかユーザ権限によるものかを判別
して,色,書体,輝度またはデザインの異なる表示態様
により実行可能なコマンドと区別して表示する。
【0043】図6は,第3の実施例の表示例を示す図で
ある。図6(A)に示す「フォルダ(F) 」のコマンドの
プルダウンメニュー22中,「切り替え(X) 」のコマン
ド以外は,実行不可能なコマンドであり,イタリック体
で表示された「作成 (C)」のコマンドは,ユーザ権限が
与えられていないことにより実行不可能となっているコ
マンドであることを示す。
【0044】「作成(C) 」のコマンドをダブルクリック
すると,図6(B)に示すような権限付与相談先のメッ
セージをステータスバー,タイトルバー,またはウィン
ドウをオープンしてその中に表示する。また,図6
(C)に示すように,権限付与相談先の権限を付与する
役割と氏名(ここでは,このライブラリの作成者である
○○××氏)を含むメッセージを同様に表示するように
すると,さらに分かりやすい。権限付与者の氏名は,サ
ーバ側のユーザ権限管理テーブルを参照して該当する氏
名を抽出し,埋め込んで表示する。これにより,ユーザ
はユーザ権限を付与する役割が誰であるかをすぐに知る
ことができる。
【0045】〔第4の実施例〕第4の実施例では,第1
ないし第3の実施例において表示装置2に表示する各種
メッセージを,メッセージ音声出力処理手段16によ
り,メッセージ音声出力装置3から出力する。この場
合,音声による出力だけでも,または表示装置への出力
と合わせて音声による出力も実施可能である。さらに,
表示するメッセージの一部だけを音声出力することも可
能である。
【0046】図7ないし図11は,実施例においてメッ
セージ情報記憶手段13またはコマンド/アイコン表示
属性情報記憶手段15に保持する各種テーブルまたはそ
の内容を示す図である。
【0047】図7は,状態管理テーブルの例を示す図で
ある。処理装置1は,サーバ側のユーザ権限管理テーブ
ルを参考にしながら,現在の状態を,図7に示す状態管
理テーブル中の一状態として認識する。具体的には,選
択されたコマンドまたはアイコン,コマンド選択直前の
アプリケーションソフトの状態,選択されたライブラリ
/フォルダ/オブジェクト等の作成者,作成者が他人の
場合の更新権の有無等の組み合わせにより,その状態を
認識する。例えば,マウスカーソルにより「フォルダを
開く」というコマンドが指示され,他人が作成したライ
ブラリが選択され,選択されたライブラリの更新権がな
い場合の状態は,「3−h」となる。
【0048】図8および図9は,表示情報対応テーブル
の例を示す図である。表示情報対応テーブルは,図7の
状態管理テーブルに示された各状態における実行可能
性,コマンド文字列の表示属性,アイコンの表示属性,
メッセージ内容,音読指定(範囲)等の表示に関する情
報が設定され記憶しているテーブルである。表示情報対
応テーブルの内容は,予め設定されるが,例えば,コマ
ンド文字列表示属性,アイコン表示属性,メッセージ内
容,音読指定のフラグ等は,ユーザカスタマイズ機能を
利用してユーザが任意に指定するようにしてもよい。
【0049】この例では,図7の状態管理テーブルで状
態が「3−h」の場合には,「実行可能性:×1,コマ
ンド文字列の表示属性の書体種:明,同書体色:緑,ア
イコン表示属性:緑マスク,メッセージ内容(機能説
明):M011,メッセージ内容(実行可能にする方法
の説明):M101,音読指定:2」というように設定
されている。
【0050】従って,「3−h」の状態は,操作手順上
の理由で実行不可能であり,コマンド文字列を明朝体お
よび緑色で,アイコンは緑マスクで,メッセージの機能
説明としてM011(図10)を,実行可能にする方法
の説明としてM101(図11)を表示し,実行可能に
する方法の説明のメッセージを音声出力するように設定
されている。
【0051】図8および図9の表示情報対応テーブルの
メッセージ内容に設定された,表示または音声出力する
メッセージの内容を図10および図11に示す。図10
は,機能説明として設定されるメッセージ,図11は実
行可能にする方法の説明として設定されるメッセージの
例である。図11のメッセージ内容のうち,権限付与者
の氏名を含むメッセージを表示する場合には,サーバ側
のユーザ権限管理テーブルを参照して対応する権限付与
者氏名等の情報を埋め込んで表示する。
【0052】図12は,実施例のシステム構成例を示す
図である。図12中,30はクライアント側処理装置,
40はサーバ側処理装置,31は表示制御部,32は状
態管理テーブル,33は表示情報対応テーブル,34は
テキスト音声変換処理部,35は音声制御部,36はキ
ーボード,マウス等,37はディスプレイ,38はスピ
ーカ,41はユーザ権限管理テーブルを表す。
【0053】グループウェアソフトにおいて,ユーザが
選択したコマンドが実行不可能な場合,以下のような処
理が行われる。 今ログインしているユーザの権限をユーザ権限管理
テーブル41へ問い合わせる。
【0054】 の問い合わせに対する回答を得る。 メッセージに権限付与者に関する情報を埋め込む場
合には,その情報を問い合わせる。
【0055】 の問い合わせに対する回答を得る。 音声指定のフラグにより音声出力対象のメッセージ
がある場合には,音声出力するメッセージの範囲をテキ
スト音声変換処理部34へ転送する。
【0056】 表示制御部31によりディスプレイ3
7にメッセージを表示する。 また,音声出力対象のメッセージがある場合には,
テキスト音声変換処理部34により合成された音声を,
音声制御部35を介してスピーカ38に出力する。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば,コマンドが実行不可能
である場合に,実行不可能な理由または実行可能にする
方法を表示することにより,ユーザは実行不可能の理由
を瞬時に知ることができ,マニュアルを調べたり,他人
に問い合わせたりする手間から解放される。特に,グル
ープウェアソフトの場合には,コマンドの実行不可能の
理由を,操作手順上のものか,ユーザ権限によるものか
を判別して表示するので有効である。
【0058】さらに,ユーザ権限による場合には,権限
付与者に関する情報をメッセージに埋め込んで表示する
ことにより,ユーザは権限付与者に関する情報を取得す
る手間からも解放される。
【0059】また,プルダウンメニュー等によりコマン
ドを表示する場合に,実行不可能なコマンドの表示を,
その理由により区別して表示することにより,ユーザは
プルダウンメニューを一見するだけで,コマンドの実行
不可能の理由を知ることができ,分かりやすいユーザイ
ンタフェースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】表示例を示す図である。
【図3】実施例における処理フローチャートである。
【図4】表示例を示す図である。
【図5】実施例における処理フローチャートである。
【図6】表示例を示す図である。
【図7】実施例の状態管理テーブルを示す図である。
【図8】実施例の表示情報対応テーブルを示す図であ
る。
【図9】実施例の表示情報対応テーブルを示す図であ
る。
【図10】実施例のメッセージ内容を示す図である。
【図11】実施例のメッセージ内容を示す図である。
【図12】実施例のシステム構成例を示す図である。
【図13】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 処理装置(CPU/メモリ) 2 表示装置 3 メッセージ音声出力装置 4 入力装置 11 実行可否判別処理手段 12 メッセージ表示処理手段 13 メッセージ情報記憶手段 14 コマンド/アイコン表示処理手段 15 コマンド/アイコン表示属性情報記憶手段 16 メッセージ音声出力処理手段 21 メニューバー 22 プルダウンメニュー 23 ステータスバー 24 ウィンドウ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コマンドまたはアイコンによって選択さ
    れた機能を実行するデータ処理システムにおいて,アプ
    リケーションの状態とコマンドまたはアイコンの各種類
    とに対応して,少なくとも選択されたコマンドまたはア
    イコンが実行不能な場合における実行不能な理由または
    実行を可能にする方法に関する情報を含むメッセージ情
    報をあらかじめ記憶するメッセージ情報記憶手段と,コ
    マンドまたはアイコンが選択された場合に,実行可能で
    あるかどうかを判別する実行可否判別処理手段と,選択
    されたコマンドまたはアイコンが実行不能である場合
    に,前記メッセージ情報記憶手段に記憶されている実行
    不能な理由または実行を可能にする方法に関するメッセ
    ージ情報を,表示装置の所定の領域に表示するメッセー
    ジ表示処理手段とを備えたことを特徴とするデータ処理
    システム。
  2. 【請求項2】 コマンドまたはアイコンによって選択さ
    れた機能を実行するデータ処理システムにおいて,アプ
    リケーションの状態とコマンドまたはアイコンの各種類
    とに対応して,少なくとも選択されたコマンドまたはア
    イコンが実行不能な場合における実行不能な理由または
    実行を可能にする方法に関する情報を含むメッセージ情
    報をあらかじめ記憶するメッセージ情報記憶手段と,コ
    マンドまたはアイコンが選択された場合に,実行可能で
    あるかどうかを判別する実行可否判別処理手段と,選択
    されたコマンドまたはアイコンが実行不能である場合
    に,前記メッセージ情報記憶手段に記憶されている実行
    不能な理由または実行を可能にする方法に関するメッセ
    ージ情報を,音声に変換して出力するメッセージの音声
    出力処理手段とを備えたことを特徴とするデータ処理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のデータ処
    理システムにおいて,前記メッセージ表示処理手段また
    は前記メッセージの音声出力処理手段は,選択されたコ
    マンドまたはアイコンが実行不能である場合に,コマン
    ドまたはアイコンが実行不能である理由が操作手順上の
    理由によるものかユーザ権限上の理由によるものかを判
    別して,その判別結果に応じたメッセージを出力するこ
    とを特徴とするデータ処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデータ処理システムにお
    いて,前記メッセージ表示処理手段または前記メッセー
    ジの音声出力処理手段は,選択されたコマンドまたはア
    イコンがユーザ権限上の理由により実行不能である場合
    に,ユーザ権限を付与することのできる者の情報を,登
    録されているユーザ権限の管理情報から抽出し,メッセ
    ージ内に埋め込んで出力することを特徴とするデータ処
    理システム。
  5. 【請求項5】 コマンドまたはアイコンによって選択さ
    れた機能を実行するデータ処理システムにおいて,アプ
    リケーションの状態とコマンドまたはアイコンの各種類
    とに対応して,選択対象のコマンドまたはアイコンが実
    行不能な場合にその実行不能である理由が操作手順上の
    理由によるものかユーザ権限上の理由によるものかを区
    別する表示属性情報をあらかじめ記憶するコマンドまた
    はアイコンの表示属性情報記憶手段と,コマンドメニュ
    ーまたはアイコンを表示する際に,前記コマンドまたは
    アイコンの表示属性情報記憶手段に従って,実行不能な
    コマンドまたはアイコンについて,実行不能な理由が操
    作手順上の理由によるものと,ユーザ権限上の理由によ
    るものとで,色,書体,輝度またはデザインの異なる表
    示態様により表示するコマンド/アイコン表示処理手段
    とを備えたことを特徴とするデータ処理システム。
JP6213342A 1994-09-07 1994-09-07 データ処理システム Pending JPH0876953A (ja)

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