JP2002108299A - 画像表示装置、液晶表示装置および液晶プロジェクタ - Google Patents
画像表示装置、液晶表示装置および液晶プロジェクタInfo
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Abstract
関係の調整を、サンプル/ホールドパルスの位相の巡回
によって行うと画像の位置も動くことになる。 【解決手段】 画素がマトリクス状に配列されてなる画
素部に対して、複数の画素ずつ同時に映像信号を書き込
む方式の画像表示装置において、タイミングジェネレー
タ23から、映像信号のサンプル/ホールド処理および
並列化処理を行うサンプル/ホールド回路17に対して
基準信号を供給するとともに、映像信号の書き込みのた
めのスイッチパルスの発生基準となる水平スタートパル
スHSTおよび水平クロックパルスHCKをLCDパネ
ル16に供給する。そして、タイミングジェネレータ2
3では、水平スタートパルスHSTおよび水平クロック
パルスHCKの位相を調整することで、映像信号とスイ
ッチパルスとの位相関係を、映像信号の表示位置を変え
ることなく変化させる。
Description
晶表示装置および液晶プロジェクタに関し、特に画素が
マトリクス状に配列されてなる表示部に対して複数画素
ずつ同時に映像信号を書き込む方式を採る画像表示装
置、液晶表示装置および液晶プロジェクタに関する。
置(LCD;Liquid Crystal Display)においては、そ
の信号処理系としてゲートアレイのMOSプロセスで構
成されるデジタル信号処理(DSP;Digital Signal P
rocessor)ICを用いるのが一般的となっている。この
デジタル信号処理ICで所定の信号処理がなされたデジ
タルデータは、D/A(デジタル/アナログ)コンバー
タでアナログ信号に変換された後、LCDドライバを介
してLCDパネルに与えられることになる。LCDパネ
ルには、液晶セルを含む画素がマトリクス状に配列され
ている。
即ち液晶セルに映像信号を書き込む速度は、入力される
映像信号を1ドット(1画素)ずつ順に書き込んでいけ
るほど速くないため、一般に、複数画素ずつ同時に映像
信号を書き込む方式が採られている。この複数画素同時
書き込み方式の液晶表示装置では、複数画素に対して同
時に映像信号を書き込むためには、時系列で順に入力さ
れてくる映像信号を並列信号に変換する必要がある。
に書き込む方式の液晶表示装置の場合、時系列で入力さ
れた映像信号を6画素分ずつ同タイミングになるように
6並列の映像信号に変換し、6画素分の時間で信号線に
映像信号を書き込むことになる。この並列化の処理は、
LCDドライバにおいて、映像信号をサンプル/ホール
ド処理する際に行われる。
ールドパルスは、水平同期信号に同期したタイミング信
号として作られる。また、6並列化された映像信号を伝
送する信号線は、物理的にLCDパネルに配線として接
続されている。このため、上記タイミング信号およびL
CDパネルへの表示開始タイミング信号により、映像の
開始位置は一意的に定まることになる。
つ同時に書き込むために、信号線を6本ずつ同時に選択
する信号線選択スイッチが6本の信号線単位で設けられ
ている。そして、これら信号線選択スイッチは、映像信
号に同期して順に発生されるスイッチパルスによって順
次選択される。信号線選択スイッチが順に選択されるこ
とで、選択された信号線選択スイッチを通して6本の信
号線に映像信号が同時に書き込まれることになる。
パルスおよび映像信号が、それらを伝送する信号線の抵
抗分や容量分などの影響によってそれぞれ歪むため、こ
のスイッチパルスと映像信号との位相関係を調整しなけ
れば、最適な画像は得られない。もし、最適な位相関係
になっていない場合、図11に示すように、本来あるべ
き位置に対して隣接する6画素前または後ろに映像信号
が漏れ込み、二重の絵となって見えてしまうことにな
る。例えば、1本の縦線を表示する場合には、この位相
関係がずれていると、本来あるべき位置から6画素前ま
たは後ろにも縦線が映し出されるようになる。
映像信号との位相関係を調整するために、それぞれのチ
ャンネルに対応するサンプル/ホールドパルスを巡回さ
せることで、スイッチパルスとの位相をマスタークロッ
クMCKの1クロック単位で調整するようにしていた。
ョンの設定において、図12のタイミングチャートに示
すように、チャンネル1に対応するサンプル/ホールド
パルスをS/Hパルス60、同様にチャンネル2はS/
Hパルス61、チャンネル3はS/Hパルス62、チャ
ンネル4はS/Hパルス63、チャンネル5はS/Hパ
ルス64、チャンネル6はS/Hパルス65、そして6
ドット同時出力のためのリサンプリングパルスをS/H
パルス66とする。ここで、サンプル/ホールドポジシ
ョンの設定とは、並列化された映像信号とその映像信号
をLCDパネルへ書き込むためのタイミングとの位相を
調整するための設定のことを言う。
の設定を1変化させることにより、チャンネル1に対応
するサンプル/ホールドパルスがS/Hパルス60′、
同様にチャンネル2はS/Hパルス61′、チャンネル
3はS/Hパルス62′、チャンネル4はS/Hパルス
63′、チャンネル5はS/Hパルス64′、チャンネ
ル6はS/Hパルス65′、リサンプリングパルスはS
/Hパルス66′となり、並列出力されるタイミングが
スイッチパルスに対して位相が1画素分動くことにな
る。
パネルを駆動する書き込みタイミング信号と映像信号と
の位相の調整を、サンプル/ホールドパルスの位相を巡
回させることによって行っていた上記の従来技術では、
並列化された映像信号と書き込みタイミング信号との位
相の調整を行うことにより、LCDパネル上の画像の位
置も動くことになる。このため、先ずサンプル/ホール
ドパルスの位相を巡回し、並列化された映像信号と書き
込みタイミング信号との位相を調整した後、再度映像の
水平表示位置の設定をしなければならなく、その調整の
ための作業が繁雑であった。
信号とサンプル/ホールドパルスとの位相関係は、サン
プル/ホールドするための最適値によって決められてし
まうために、ドットクロック精度以上、換言すればマス
タークロックMCKのクロック周期以下の調整ができな
いという問題もあった。
であり、その目的とするところは、同時書き込みのため
のタイミング信号と映像信号との位相関係の調整を、映
像のセンター位置を変えることなく可能とした画像表示
装置、液晶表示装置および液晶プロジェクタを提供する
ことにある。
置は、画素がマトリクス状に配列されてなる表示部に対
し、複数の画素ずつ同時に映像信号を書き込むための複
数のスイッチ手段と、これら複数のスイッチ手段を順次
選択するためのスイッチパルスを発生するパルス発生手
段と、映像信号を複数の画素分を単位として並列化処理
する並列化手段と、並列化処理での基準となる基準信号
を生成して並列化手段に供給し、かつスイッチパルスの
発生の基準となるパルス信号を生成してパルス発生手段
に供給するとともに、そのパルス信号の位相を調整可能
なタイミング発生手段とを備えた構成となっている。
チパルスの発生の基準となるパルス信号の位相をタイミ
ング発生手段で調整することで、スイッチパルスの位相
が変化する。これにより、映像信号とスイッチパルスと
の位相関係をタイミング発生手段で調整可能となる。し
かも、アナログの映像信号部での調整ではないため、映
像信号とスイッチパルスとの位相関係を、映像信号の表
示位置を変えることなく変化させることができる。
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係
る液晶表示装置のシステム構成の一例を示すブロック図
である。
(赤)G(緑)B(青)に対応して設けられたA/Dコン
バータ11R,11G,11B、PLL(Phase Locked
Loop)回路12、デジタルシグナルドライバ(DSD)
IC13、D/Aコンバータ14R−1,14R−2,
14G−1,14G−2,14B−1,14B−2、L
CDドライバ15R−1,15R−2,15G−1,1
5G−2,15B−1,15B−2およびLCDパネル
16R,16G,16Bを有する構成となっている。
ドライバIC13へのデジタル入力を8ビットパラレ
ル、デジタルシグナルドライバIC2内部の信号処理と
そのデジタル出力を10ビットパラレル、LCDドライ
バ15R−1,15R−2,15G−1,15G−2,
15B−1,15B−2の出力のCH(チャンネル)数
を6本、そしてLCDパネル16R,16G,16Bの
信号線の本数を12本とする。ただし、これらの数値は
一例に過ぎず、特にLCDドライバとLCDパネルとの
間の信号線の本数、即ちLCDパネルの信号線の本数は
これに限定されない。
は、R,G,Bの各アナログ映像信号Rin,Gin,Bin
をそれぞれA/D変換するとともに、複数系統、例えば
2系統のデジタルデータとして出力する。すなわち、図
2に示すように、マスタークロックMCLKに同期した
デジタルデータDATAを、ポート1、ポート2の2系
統のデジタルデータにデマルチプレクスして出力する。
ここで、A/Dコンバータ11R,11G,11Bにお
いて、デジタルデータDATAを複数系統、例えば2系
統のデジタルデータにデマルチプレクスするのは、次の
理由による。
えた場合に、A/Dコンバータ11R,11G,11B
は通常バイポーラプロセスで構成されることから高速動
作が可能であるが、MOSプロセスで構成されるデジタ
ルシグナルドライバIC2は駆動周波数が高すぎると動
作できなくなったり、あるいは高周波クロックに起因す
る不要輻射によってノイズが増えたりする。このため、
入力されるアナログ映像信号Rin,Gin,BinをA/D
コンバータ11R,11G,11Bでデジタルデータに
変換する際に、各チャンネルごとに複数系統にデマルチ
プレクスすることによって以降の駆動周波数を低くして
いる。
像信号から同期分離されて与えられる水平同期信号HS
YNCおよび垂直同期信号VSYNCに基づいて、本シ
ステムで用いるマスタークロックMCLK、水平同期信
号HSYNCおよび垂直同期信号VSYNCを生成し、
デジタルシグナルドライバIC13に与える。
R,G,Bに対応して設けられたデジタル信号処理ブロ
ック21R,21G,21B、シリアルI/F(インタ
ーフェース)22およびタイミングジェネレータ(T
G)23を有する構成となっている。デジタル信号処理
ブロック21R,21G,21Bでは、ユーザ調整、ホ
ワイトバランス調整、OSD(On Screen Display)MI
X(表示画面上にメニュー画面などの別画面を表示する
処理)、ガンマ補正などの通常の画質調整を行う信号処
理が行われる。
の制御を司る図示せぬマイクロコンピュータ(以下、マ
イコンと略称する)から種々の情報がシリアルデータと
して与えられる。そして、シリアルI/F22は、この
シリアルデータを受けてデジタル信号処理ブロック21
R,21G,21Bでの信号処理に用いる係数を設定す
るとともに、タイミングジェネレータ23のタイミング
制御をなす。
回路12で生成されたマスタークロックMCLK、水平
同期信号HSYNCおよび垂直同期信号VSYNCが供
給される。タイミングジェネレータ23は、マスターク
ロックMCLKおよび各同期信号HSYNC,VSYN
Cに基づいて各種のタイミング信号を生成し、本システ
ムの全てのタイミング制御を行う。
2.14G−1,14G−2,14B−1,14B−2
は、デジタルシグナルドライバIC13のデジタル信号
処理ブロック21R−21G−21Bで各種の信号処理
がなされたR,G,Bの各2系統のデジタルデータを別
々にD/A変換してLCDドライバ15R−1,15R
−2,15G−1,15G−2,15B−1,15B−
2に供給する。
−2,15G−1,15G−2,15B−1,15B−
2は、D/Aコンバータ14R−1,14R−2,14
G−1,14G−2,14B−1,14B−2から供給
されるR,G,Bの各2系統のアナログ映像信号に対し
て増幅処理、1H(Hは水平走査期間)反転処理および
サンプル/ホールド処理などを行った後、LCDパネル
16R,16G,16Bに与えて表示駆動する。
R−2,15G−1,15G−2,15B−1,15B
−2でのサンプル/ホールド処理の際には、LCDパネ
ル16R,16G,16Bにおいて複数画素ずつ、例え
ば6画素ずつ同時に映像信号を書き込むために、時系列
で順に入力されるデジタルデータを6画素分を単位とし
て並列化する処理も並行して行われる。
成を図3に示す。図3において、映像信号(デジタルデ
ータ)は、サンプル/ホールド回路17においてサンプ
ル/ホールドされるとともに、時系列順から同時書き込
み数(本例では、6画素)に合わせて並列化されてLC
Dパネル16(16R,16G,16B)に供給され
る。ここで、映像信号を時系列信号から並列信号に変換
するときには、水平表示の基準となる基準信号が必要と
なる。この基準信号は、タイミングジェネレータ23で
生成される。
信号に加えて、LCDパネル16の駆動に用いる水平ス
タートパルスHSTや水平クロックパルスHCKなどの
各種のタイミング信号を生成する。このタイミングジェ
ネレータ23内部の具体的な構成については後で詳細に
説明する。
成例を示す回路図である。図4において、表示エリアに
は、画素トランジスタである薄膜トランジスタTFT、
液晶セルLCおよび保持容量Csを有する単位画素31
がマトリクス状に配列されている。ここで、液晶セルL
Cは、薄膜トランジスタTFTで形成される画素電極と
これに対向して形成される対向電極との間で発生する容
量を意味する。
TFTは、ゲート電極が垂直走査線32−1,32−
1,…に接続され、ソース電極が信号線33−1,33
−2,33−3,…に接続されている。液晶セルLC
は、画素電極が薄膜トランジスタTFTのドレイン電極
に接続され、対向電極がコモン線34−1,34−2,
…に接続されている。保持容量Csは、薄膜トランジス
タTFTのドレイン電極とコモン線34−1,34−
2,…との間に接続されている。
ずつ同時に書き込みを行う方式を採っていることから、
信号線33−1,33−2,33−3,…の一端には、
6本の信号線ごとに信号線選択スイッチ35−1,35
−2,…が配置されている。そして、これら信号線選択
スイッチ35−1,35−2,…の各6個の出力端が信
号線33−1,33−2,33−3,…の一端に接続さ
れている。
−2,…の各6個の入力端は、6本のデータ線36−1
〜36−6にそれぞれ接続されている。そして、これら
データ線36−1〜36−6を通して、図3のサンプル
/ホールド回路17で6並列化された映像信号ch1〜
ch6が信号線選択スイッチ35−1,35−2,…の
各6個の入力端に入力されるようになっている。
…には、スイッチパルス発生回路37からスイッチパル
スSWP1,SWP2,…が与えられる。これにより、
データ線36−1〜36−6を通して入力される6並列
化された映像信号ch1〜ch6が、信号線選択スイッ
チ35−1,35−2,…を介して信号線33−1,3
3−2,…に書き込まれる。そして、ゲート選択パルス
Gate1,Gate2,…が垂直走査線32−1,3
2−2,…を通して印加されているラインの6画素分の
液晶セルLCおよび保持容量Csに映像信号が書き込ま
れていく。
成の一例を示すブロック図である。同図から明らかなよ
うに、スイッチパルス発生回路37は、シフトレジスタ
371およびANDゲート群372を有する構成となっ
ている。
て、シフトレジスタ371には、先述したタイミングジ
ェネレータ23で生成される水平スタートパルスHST
および水平クロックパルスHCKが入力される。シフト
レジスタ371は、水平スタートパルスHSTが与えら
れると動作を開始し、水平クロックパルスHCKに同期
してシフト動作を行い、各転送段からシフトパルスSF
P1,SFP2,…を出力する。
…は、それぞれ隣同士が対となってANDゲート群37
2の各ANDゲート372−1,372−2,…の2入
力となる。各ANDゲート372−1,372−2,…
はそれぞれ、シフトパルスSFP1,SFP2,…の隣
同士の論理積をとることにより、6画素分の時間のスイ
ッチパルスSWP1,SWP2,…を生成し、図4の信
号線選択スイッチ35−1,35−2,…に供給する。
トパルスHST、水平クロックパルスHCK、シフトパ
ルスSFP1から,SFP2,…およびスイッチパルス
SWP1,SWP2,…のタイミング関係を示す。
る、タイミングジェネレータ23内部の要部の構成例を
示すブロック図である。同図から明らかなように、本実
施形態に係るタイミングジェネレータ23は、カウンタ
231、5つのデコーダ232〜236、2つのJKフ
リップフロップ237,238および6周期カウンタ2
39を有する構成となっている。
て、カウンタ231は、マスタークロックMCKに同期
してカウント動作を行うとともに、水平同期信号によっ
てリセットがかけられる。このカウンタ231のカウン
ト値は、5つのデコーダ232〜236に与えられる。
1のカウント値をデコードすることにより、サンプル/
ホールドパルス用の基準信号の立ち上がり位置、立ち下
がり位置のためのマスタークロックMCKの1クロック
分のパルスを生成し、この生成したパルスをJKフリッ
プフロップ237のJ,K端子にそれぞれ入力する。こ
れにより、JKフリップフロップ237のQ出力端子か
ら基準信号が出力される。
1のカウント値をデコードすることにより、スタートパ
ルスHSTの立ち上がり位置、立ち下がり位置のための
マスタークロックMCKの1クロック分のパルスを生成
する。このとき、デコーダ234,235には、先述し
たサンプル/ホールドポジションの設定情報も与えら
れ、この設定情報に連動してデコーダ234,235の
デコード値が変動するようになっている。
1クロック分のパルスは、JKフリップフロップ238
のJ,K端子にそれぞれ入力する。これにより、JKフ
リップフロップ238のQ出力端子からスタートパルス
HSTが出力される。なお、サンプル/ホールドポジシ
ョンの設定情報は、外部のマイコンから入力されるシリ
アルデータによってシリアルI/F22(図1を参照)
を通して設定される。
トクロック、即ちマスタークロックMCKを12分の1
分周したクロックであることから、この12分の1分周
するときのリセット位置を1水平期間で動作をとる必要
がある。この12分の1分周が6周期カウンタ239で
行われるため、デコーダ236は、カウンタ231のカ
ウント値をデコードすることによって6周期カウンタ2
39をリセットするリセットパルスを生成する。このと
きのデコーダ236のデコード値も、デコーダ234,
235の各デコード値と同様に、サンプル/ホールドポ
ジションの設定情報に連動して変動するようになってい
る。
おいては、サンプル/ホールドポジションの設定を変化
させることにより、図5に示すスイッチパルス発生回路
37でのスイッチパルスSW1,SW2,…の生成の基
準となる水平スタートパルスHSTおよび水平クロック
パルスHCKの位相を変化させることができるため、映
像信号とスイッチパルスSW1,SW2,…との位相関
係を、LCDパネル16上における映像信号の表示位置
を変えることなく、ドットクロック(マスタークロック
MCK)刻みの精度で調整することが可能となる。
て、サンプル/ホールド回路17でのサンプル/ホール
ド処理および並列化処理の際に用いられるサンプル/ホ
ールドパルスは、タイミングジェネレータ23から与え
られる基準信号の立ち上がり位置を基準にして、サンプ
ル/ホールドポジションの設定によって水平期間での位
相が決定される。
ルス発生回路37(図5を参照)で発生されるスイッチ
パルスSW1,SW2,…も同様に、タイミングジェネ
レータ23から与えられる水平スタートパルスHSTお
よび水平クロックパルスHCKに基づいて生成される。
ここで、画面の中心に合わせて映像を出力しようとする
場合に、サンプル/ホールドパルスの基準信号の出力位
置(出力タイミング)は、サンプル/ホールド回路17
の出力が物理的にどのチャンネルと接続されているかに
よって一意的に定まる。
ッチパルスSW1,SW2,…と映像信号との位相関係
の調整であるため、本実施形態に係るタイミングジェネ
レータ23を用いることで、スイッチパルスSW1,S
W2,…の生成の基準となる水平スタートパルスHST
および水平クロックパルスHCKの位相を、サンプル/
ホールドポジションの設定によって変化させることがで
きる。その結果、LCDパネル16上における映像信号
の表示位置を変えることなく、映像信号とスイッチパル
スSW1,SW2,…との位相関係を調整することが可
能となる。
W1,SW2,…の位相を可変とすることにより、LC
Dパネル16上における映像信号の表示位置を変えるこ
となく、映像信号とスイッチパルスSW1,SW2,…
との位相関係を調整可能とすることであるため、それを
実現するための手段としては、図7に示した回路構成に
限られるものではない。
イミングジェネレータ23の内部構成の変形例を示すブ
ロック図である。なお、図8中、図7と同等部分には同
一符号を付して示している。
3Aは、カウンタ231、5つのデコーダ232〜23
6、2つのJKフリップフロップ237,238および
6周期カウンタ239に加えて、それぞれ2つの切り替
えスイッチ240,241およびインバータ242,2
43を有する構成となっている。カウンタ231、デコ
ーダ232〜236、JKフリップフロップ237,2
38および6周期カウンタ239の機能については、先
述した実施形態の場合と同じなので、ここではその説明
を省略する。
れ、マスタークロックMCKを一方の入力とするととも
に、インバータ242,243を経た反転マスタークロ
ックMCKXを他方の入力としている。そして、これら
切り替えスイッチ240,241は、通常は、マスター
クロックMCKを選択する状態にあり、スイッチパルス
SW1,SW2,…の位相をドットクロック刻みの精度
以上で可変とするときに、切り替え信号に応答して反転
マスタークロックMCKXを選択する。
3Aにおいて、切り替えスイッチ240,241がマス
タークロックMCKを選択した状態では、先述した実施
形態に係るタイミングジェネレータ23の場合と同様
に、スイッチパルスSW1,SW2,…の位相を、ドッ
トクロック刻みの精度で調整することができる。
反転マスタークロックMCKXを選択したときには、J
Kフリップフロップ238および6分周カウンタ239
には反転マスタークロックMCKXがクロックとして与
えられることになるため、例えば6分周カウンタ239
から出力される水平クロックパルスHCK′を見た場合
に、図9のタイミングチャートに示すように、ドットク
ロック刻みの精度での調整の場合の水平クロックパルス
HCKに対して位相が、マスタークロックMCKの周期
Tの半分だけずれることになる。
でサンプル/ホールドされる前の映像信号とサンプル/
ホールドパルスとの位相関係が最適値に固定されていて
も、スイッチパルスSW1,SW2,…の位相を、ドッ
トクロック単位以上、即ちドットクロック刻みの精度以
上で変化させることができるため、映像信号とスイッチ
パルスSW1,SW2,…との位相を、LCDパネル1
6上における映像信号の表示位置を変えることなく、よ
り精度の高い位相調整が可能となる。
は、カラー液晶表示装置に適用した場合を例に採って説
明したが、本発明はカラー液晶表示装置への適用に限定
されるものではなく、モノクロ液晶表示装置であっても
良く、さらには表示デバイスとしてCRT(陰極線管)
や有機EL素子等を用いた表示装置など、複数画素ずつ
同時に映像信号を書き込む方式を採る画像表示装置全般
に適用可能である。
変形例に係るタイミングジェネレータ23,23Aを含
む信号処理系は、液晶プロジェクタの信号処理系として
用いることも可能である。図10に、液晶プロジェクタ
の構成の概略を示す。
白色光は、第1のビームスプリッタ42で特定の色成
分、例えば一番波長の短いB(青)の光成分のみが透過
し、残りの色の光成分は反射される。第1のビームスプ
リッタ42を透過したBの光成分は、ミラー43で光路
が変更され、レンズ44を通してBのLCDパネル11
Bに照射される。
光成分については、第2のビームスプリッタ45で例え
ばG(緑)の光成分が反射され、R(赤)の光成分が透
過する。第2のビームスプリッタ45で反射されたGの
光成分は、レンズ46を通してGのLCDパネル11G
に照射される。第2のビームスプリッタ45を透過した
Rの光成分は、ミラー47,48で光路が変更され、レ
ンズ49を通してRのLCDパネル11Rに照射され
る。
たR,G,Bの各光は、クロスプリズム50で光合成さ
れる。そして、このクロスプリズム50から出射される
合成光は、投射プリズム51によってスクリーン52に
投射される。
CDパネル11R,11G,11Bには、図1に示す信
号処理系でR,G,B毎に並列に信号処理された例えば
2系統の映像信号が、LCDドライバ15R−1,15
R−2,15G−1,15G−2,15B−1,15B
−2でのサンプル/ホールド処理の際に、複数画素、例
えば6画素分を単位として並列化処理されて入力され
る。
3に対して、先述した実施形態を適用することにより、
映像信号とスイッチパルスとの位相関係を、LCDパネ
ル16R,16G,16B上における映像信号の表示位
置を変えることなく調整できるため、良好な画像表示を
実現できるとともに、映像の表示位置が動かないことに
よって位相調整のためにかかる工程を減らすことも可能
である。さらに、先述した変形例を適用することによ
り、従来不可能であってドットクロック精度以上の精度
での位相調整が可能となるため、映像信号とスイッチパ
ルスとの位相の調整をより精密に行えることになる。
タに適用した場合を例に採って説明したが、モノクロの
液晶プロジェクタにも同様に適用可能である。このとき
は、当然のことながら、信号処理系は1チャンネル分で
良いことになる。
映像信号とその書き込みのためのパルス信号との位相関
係の調整を、アナログの映像信号部ではなく、タイミン
グ発生部で可能としているため、ロジカルな設定が可能
であるとともに、映像信号の表示位置を変えることなく
実現できる。
例を示すブロック図である。
タルデータにデマルチプレクスする動作を説明するため
のタイミングチャートである。
ブロック図である。
である。
ロック図である。
イミングチャートである。
ータ内部の要部の構成例を示すブロック図である。
の要部の変形例を示すブロック図である。
明のためのタイミングチャートである。
ある。
る。
ミング関係を示すタイミングチャートである。
ジタルシグナルドライバ、14R−1,14R−2,1
4G−1,14G−2,14B−1,14B−2…D/
Aコンバータ、15R−1,15R−2,15G−1,
15G−2,15B−1,15B−2…LCDドライ
バ、16,16R,16G,16B…LCDパネル、1
7…サンプル/ホールド回路、21,21R,21G,
21B…デジタル信号処理ブロック、23,23A…タ
イミングジェネレータ(TG)、31…単位画素、33
−1〜33−6…信号線、35−1,35−2…信号線
選択スイッチ、37…スイッチパルス発生回路
Claims (6)
- 【請求項1】 画素がマトリクス状に配列されてなる表
示部に対して、複数の画素ずつ同時に映像信号を書き込
むための複数のスイッチ手段と、 前記複数のスイッチ手段を順次選択するためのスイッチ
パルスを発生するパルス発生手段と、 映像信号を前記複数の画素分を単位として並列化処理す
る並列化手段と、 前記並列化処理での基準となる基準信号を生成して前記
並列化手段に供給し、かつ前記スイッチパルスの発生の
基準となるパルス信号を生成して前記パルス発生手段に
供給するとともに、そのパルス信号の位相を調整可能な
タイミング発生手段とを備えたことを特徴とする画像表
示装置。 - 【請求項2】 前記タイミング発生手段は、前記パルス
信号の位相をマスタークロックのクロック単位以上の精
度で設定することを特徴とする請求項1記載の画像表示
装置。 - 【請求項3】 液晶セルを含む画素がマトリクス状に配
列されてなる表示部に対して、複数の画素ずつ同時に映
像信号を書き込むための複数のスイッチ手段と、 前記複数のスイッチ手段を順次選択するためのスイッチ
パルスを発生するパルス発生手段と、 映像信号を前記複数の画素分を単位として並列化処理す
る並列化手段と、 前記並列化処理での基準となる基準信号を生成して前記
並列化手段に供給し、かつ前記スイッチパルスの発生の
基準となるパルス信号を生成して前記パルス発生手段に
供給するとともに、そのパルス信号の位相を調整可能な
タイミング発生手段とを備えたことを特徴とする液晶表
示装置。 - 【請求項4】 前記タイミング発生手段は、前記パルス
信号の位相をマスタークロックのクロック単位以上の精
度で設定することを特徴とする請求項3記載の液晶表示
装置。 - 【請求項5】 液晶セルを含む画素がマトリクス状に配
列されてなるLCDパネルに対して、複数の画素ずつ同
時に映像信号を書き込むための複数のスイッチ手段と、 前記複数のスイッチ手段を順次選択するためのスイッチ
パルスを発生するパルス発生手段と、 映像信号を前記複数の画素分を単位として並列化処理す
る並列化手段と、 前記並列化処理での基準となる基準信号を生成して前記
並列化手段に供給し、かつ前記スイッチパルスの発生の
基準となるパルス信号を生成して前記パルス発生手段に
供給するとともに、そのパルス信号の位相を調整可能な
タイミング発生手段とを備えたことを特徴とする液晶プ
ロジェクタ。 - 【請求項6】 前記タイミング発生手段は、前記パルス
信号の位相をマスタークロックのクロック単位以上の精
度で設定することを特徴とする請求項5記載の液晶プロ
ジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000299915A JP2002108299A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 画像表示装置、液晶表示装置および液晶プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000299915A JP2002108299A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 画像表示装置、液晶表示装置および液晶プロジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002108299A true JP2002108299A (ja) | 2002-04-10 |
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ID=18781662
Family Applications (1)
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- 2000-09-29 JP JP2000299915A patent/JP2002108299A/ja active Pending
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