JPH11175019A - 表示装置の駆動回路及び駆動方法 - Google Patents

表示装置の駆動回路及び駆動方法

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JPH11175019A
JPH11175019A JP34287897A JP34287897A JPH11175019A JP H11175019 A JPH11175019 A JP H11175019A JP 34287897 A JP34287897 A JP 34287897A JP 34287897 A JP34287897 A JP 34287897A JP H11175019 A JPH11175019 A JP H11175019A
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signal
circuit
display device
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Application number
JP34287897A
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English (en)
Inventor
Makoto Kitagawa
誠 北川
Mitsugi Kobayashi
貢 小林
Yusuke Tsutsui
雄介 筒井
Hisao Uehara
久夫 上原
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバー内蔵型LCDにおいて、LCD内
での信号遅延を防ぐ。 【解決手段】 タイミングコントローラ30内のシフトク
ロック作成部に供給される水平同期信号HSYNCを、調整
回路32にて適量遅延させて水平制御信号発生回路33に供
給する。水平制御信号PCONも同量遅延され、これに基づ
いて作成される水平シフトクロックCKHも同量遅延され
る。LCD内で原画信号が遅延しても、あらかじめシフ
トクロックCKH適量遅延させることで、原画信号とサン
プリングパルスとのタイミングが合わせられ、良好な表
示が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置の駆動方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置(LCD)、有機エレクト
ロルミネッセンス(EL)ディスプレイ、プラズマディ
スプレイ等、フラットパネルディスプレイの開発が盛ん
に行われている。中でも、LCDは薄型、低消費電力の
点で優れており、AV機器、OA機器の分野におけるモ
ニターディスプレイの主流となっている。以下、表示装
置としてLCDを挙げて説明する。
【0003】LCDは一対の対向基板間に液晶を封入を
してなる。各基板の対向内面には、液晶に電界を付与し
て駆動するための電極が多数が形成されており、液晶を
誘電層にしたコンデンサとして表示画素が構成されてい
る。表示画素は、マトリクス(行列)状に配列される
が、特に、各々にスイッチング素子として薄膜電界効果
型トランジスタ(TFT)を接続形成してなる表示素子
をマトリクス状に配列したものはアクティブマトリクス
型と呼ばれる。アクティブマトリクス型では、表示画素
電圧を順次に印加するとともに、非選択期間には、表示
画素電圧を保持することで表示を継続することが可能と
なり、高画質の表示画面が得られる。
【0004】近年、TFTとして、それまで能動層に用
いられた非晶質半導体、特に、アモルファスシリコン
(a−Si)に換わり、多結晶半導体、特に、ポリシリ
コン(p−Si)を用いることでスイッチング動作速度
が上昇し、これに伴い、TFTの小型による有効表示領
域の拡大、あるいは、表示素子の小型化による高精細化
等が達成され、極めて高い画質を得るに至っている。更
に、表示素子を駆動するための周辺駆動回路(ドライバ
ー)は、表示素子よりも高速動作が要求されるが、p−
SiTFTによりCMOSを形成することで、ドライバ
ーを同一基板上に一体的に作り込むことができる。この
ような、ドライバー内蔵型LCDは、製造コストが低
く、また、表示画面周辺の額縁部を小さくすることがで
きるなどの利点があり、量産化が望まれている。
【0005】図7に、LCDモジュールの構成を示す。
信号処理回路(10)は、外部よりR、G、Bの映像信
号VIDEOを受けて、所定の原画信号R,G,Bを作成する。こ
の原画信号はバッファ回路(20)を介して、LCD
(40)の水平駆動回路であるドレインドライバー(6
0)へ供給される。一方、タイミングコントローラ(3
0)には、外部より同期信号SYNCが供給され、各種のタ
イミング制御信号が作成される。信号処理回路(10)
では、タイミングコントローラ(30)にて作成される
サンプルホールド信号に基づいて、後に詳述するよう
に、R、G、Bの映像信号VIDEOが複数相に分割されて
原画信号R,G,Bが得られる。ドレインドライバー(6
0)では、サンプリング動作動作を制御すべくタイミン
グコントローラ(30)にて作成された制御信号である
水平シフトクロック及び水平スタートパルスに基づい
て、後に述べるように、原画信号のサンプリングが行わ
れる。また、LCD(40)のゲートドライバー(5
0)には、タイミングコントローラ(30)から垂直シ
フトクロック及び垂直スタートパルスが供給されて、垂
直走査が行われる。
【0006】図8に、LCD(40)及びドレインドラ
イバー(60)のより詳細な構成を示す。図の下段はL
CD(40)部であり、ゲートラインGLとドレインラ
インDLが縦横に配置され、その各交点には、スイッチ
素子SE、スイッチ素子SEに接続された表示画素容量
LC及び補助容量SCからなる表示素子が配列され、表
示部(41)が構成されている。図の上段は、ドレイン
ドライバー(60)であり、水平シフトレジスタ(6
1)、信号処理回路(10)より送られた2相のR、
G、B原画信号R,G,Bが供給されるビデオライン(6
2)、及び、各ビデオライン(62)に接続されるとと
もに、シフトレジスタ(61)によりON/OFFが制
御されるサンプリングスイッチ(63)が配置されてい
る。サンプリングスイッチ(63)は、また、表示部
(41)のドレインラインDLに接続されている。シフ
トレジスタ(61)は、シフトクロックCKHに従って、
各段S/Rより順にサンプリングスイッチ(63)をオン
するためのサンプリングパルスSPを発生し、サンプリン
グスイッチ(63)はこれに従って、原画信号R,G,Bよ
り各表示素子に供給すべき画素信号PXをサンプリング
し、各々のドレインラインDLへと供給する。
【0007】LCD(40)は、スイッチ素子SEや画
素容量LC及び補助容量SCを構成すべく所定の電極配
線が形成された一組の基板が液晶を挟んで貼り合わされ
てなる。特に、スイッチ素子SEとして、p−SiTF
Tを使ったp−SiTFTLCDでは、TFTを表示部
(41)のみならず同一基板上の周辺にもCMOS構造
を成すべく作り込むことで、ゲートドライバー(50)
及びドレインドライバー(60)をLCD(40)に内
蔵した構成のドライバー一体型とすることができる。
【0008】なお、ここに挙げた構成では、ビデオライ
ン(62)は、R、G、B毎に2本ずつ、計6本設けら
れており、信号処理回路(10)にて、R、G、Bの映
像信号VIDEOをサンプルホールドすることにより2相に
分割されて得られた原画信号R,G,Bが供給されている。
これにより、ドレインドライバー(60)に要請される
周波数が1/2に低減され、単結晶シリコンを用いたド
ライバーICに比べて、速度の遅いp−SiTFTを用
いたドライバーにあって、遜色のない良好な表示を可能
としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ドライバー一体型LC
Dは、ドライバーICを外付けする必要が無く、製造コ
ストの削減、モジュールの小型化が実現され、開発が盛
んに行われている。しかしながら、p−SiTFTは、
a−SiTFTに比べれば動作速度が格段に速いもの
の、単結晶シリコンからなるドライバーICに比べれば
依然として速度が遅い。また、LCD内部において、定
量的に調べることのできない各種信号遅延を免れること
ができない。特に、各種クロック信号と原画信号とのタ
イミングがずれた場合、各表示素子に供給すべき最適な
画素信号が得られず、表示品位が悪化する問題があっ
た。
【0010】NTSC等の表示においては、映像信号VI
DEOのサンプルホールドのタイミングを位相調整するこ
とで対応することができる。これは、例えば、同期信号
SYNCを基にして作成されるサンプルホールド信号の位相
を調整することで可能となる。しかしながら、映像信号
VIDEOに含まれた表示情報がドットクロックと厳密に1
対1に対応したVGA、XGA等、コンピュータのモニ
ター等の用途においては、映像信号VIDEOのサンプルホ
ールドタイミングを変えることは、表示画像の変化に結
びつく。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題に鑑
みて成され、映像信号より原画信号を作成する信号処理
回路と、同期信号に基づいて前記原画信号より画素信号
をサンプリングするタイミングを制御するための制御信
号を作成する制御回路と、を有し、表示素子が行列状に
配列されてなる表示装置に前記原画信号及び前記制御信
号を供給することにより、前記原画信号より前記画素信
号をサンプリングして、垂直走査により選択された水平
行の各列に位置する前記表示素子へ供給する表示装置の
駆動回路において、前記制御回路内には、遅延量が可変
の調整回路が設けられ、前記同期信号の遅延量を調整す
ることにより、前記原画信号のサンプリングのタイミン
グを調節する構成である。
【0012】また、表示素子が行列状に配列されてなる
表示装置と、映像信号より原画信号を作成して前記表示
装置に供給する信号処理回路と、同期信号に基づいて前
記原画信号より画素信号をサンプリングするタイミング
を制御するための制御信号を作成する制御回路と、を有
し、前記原画信号より前記画素信号をサンプリングし、
垂直走査により選択された水平行の各列に位置する前記
表示素子へ供給する表示装置の駆動方法において、前記
制御回路内には、遅延量が可変の調整回路が設けられ、
前記同期信号の遅延量を調整することにより、前記原画
信号のサンプリングのタイミングを調節する構成であ
る。
【0013】これにより、表示装置において原画信号と
サンプリング動作のタイミングがずれても、あらかじ
め、サンプリング動作を逆にずらせることにより、最終
的に表示装置における原画信号とサンプリング動作のタ
イミング合わせが行われる。特に、調整回路は複数の遅
延部を有し、これらの遅延部を通過する数が異なる複数
の信号経路を切り換えることにより、前記制御信号の遅
延量を調節する構成である。
【0014】これにより、実際に良好な表示が得られる
ことをもって、原画信号とサンプリング動作とのタイミ
ングが合わせられることを確認するまで、遅延量を調節
することができる。特に、前記遅延部は積分回路である
構成である。これにより、制御信号の周期以下の微量の
遅延量の調節を行うことができる。
【0015】特に、前記遅延部はフリップフロップ手段
である構成である。これにより、制御信号の周期以上の
大幅な遅延量の調節を行うことができる。特に、前記表
示装置は、表示画素である画素容量を構成すべく所定の
電極配線が形成された一対の基板間に光学部材を挟んで
なり、前記表示素子は前記画素容量を駆動するための第
1の薄膜トランジスタが前記画素容量に接続されてな
り、前記第1の薄膜トランジスタ群と、それらの周辺に
前記第1の薄膜トランジスタを駆動するための第2の薄
膜トランジスタ群とが同一基板上に形成されている構成
である。
【0016】これにより、表示素子に供給すべき画素信
号が表示素子に供給されるので、良好な表示が行われ
る。特に、前記第1及び第2の薄膜トランジスタは、能
動層に多結晶半導体を用いている構成である。これによ
り、駆動回路を内蔵した表示装置で、外から供給された
原画信号と表示装置のサンプリング動作とのタイミング
が合わせられ、良好な表示が行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態にか
かる信号処理回路(10)、バッファ回路(20)及び
タイミングコントローラ(30)の要部の構成である。
信号処理回路(10)は、第1から第3のサンプルホー
ルド回路(11,12,13)と、第1及び第2のD/
Aコンバータ(14,15)からなる。サンプルホール
ド回路(11,12,13)は、デジタル処理回路にお
いては、D−FFを用いることができる。また、D/A
コンバータ(14,15)はアナログ処理においては不
要とされる。バッファ回路(20)は第1及び第2の反
転増幅アンプ(21,22)からなる。これら第1のサ
ンプルホールド回路(11)、第2のサンプルホールド
回路(12)、第1のD/Aコンバータ(14)及び第
1の反転増幅アンプ(21)は一方の系列を構成し、第
3のサンプルホールド回路(13)、第2のD/Aコン
バータ(15)及び第2の反転増幅アンプ(22)は他
方の系列を構成している。また、タイミングコントロー
ラ(30)は、サンプルホールド信号を発生するサンプ
ルホールド信号発生回路(31)、本発明の調整回路
(32)、水平制御信号発生回路(33)、及び、制御
信号である水平シフトクロック及び水平スタートパルス
を発生する水平動作制御回路(34)からなる。サンプ
ルホールド信号発生回路(31)は、ここでは、1/2
分周を行うフリップフロップを用い、その出力信号と反
転信号によりサンプルホールド信号SH1,SH2,SH3を得て
いる。なお、ここで挙げた信号処理回路(10)は一色
分についての構成であるが、R、G、Bについて同じ構
成の信号処理回路(10)が設けられる。
【0018】この構成で、他から与えられた映像信号VI
DEOは、第1のサンプルホールド回路(11)及び第3
のサンプルホールド回路(13)に供給される。第1の
サンプルホールド回路(11)は、タイミングコントロ
ーラ(30)にて作成される第1のサンプルホールド信
号SH1に基づいて、ある1ドットクロック期間に同期し
て到来した映像信号VIDEOを保持する。第2及び第3の
サンプルホールド回路(12、13)は、第1のサンプ
ルホールド信号SH1と1ドットクロック期間分ずれた第
2のサンプルホールド信号SH2に基づいて、各々、第1
のサンプルホールド回路(11)からの出力、及び、映
像信号VIDEOをサンプリングする。即ち、第3のサンプ
ルホールド回路(13)は、第1のサンプルホールド回
路(11)に保持された映像信号VIDEOに続くドットク
ロック期間に同期して到来した映像信号VIDEOを保持す
る。第1のサンプルホールド信号SH1は、タイミングコ
ントローラ(30)内のサンプルホールド信号発生回路
(31)にて作成され、ドットクロックの1/2の周波
数を有し、第2のサンプルホールド信号SH2は、第1の
サンプルホールド信号SH1を1ドットクロック期間ずら
したものである。こうして、映像信号VIDEOがR、G、
B毎に2分割されて2倍の周期を有した2相の原画信号
R,G,Bが得られる。これらの信号は、各々、第1のD/
Aコンバータ(14)と第1の反転増幅アンプ(2
1)、及び、第2のD/Aコンバータ(15)と第2の
反転増幅アンプ(22)を介して取り出され、2系列の
原画信号R,G,Bがパラレルに、LCD(40)に内蔵さ
れたドレインドライバー(60)へ送られる。
【0019】一方、他から与えられた水平同期信号HSYN
Cは、タイミングコントローラ(30)内に設けられた
本発明の調整回路(32)に供給され、ここで、所望量
遅延されて、水平制御信号発生回路(33)に送られ
る。遅延量は、後に詳述するように、外部より供給され
た切換信号CHGにて調整される。水平制御信号発生回路
(33)では、水平同期信号に基づいて1ドットクロッ
ク期間分の水平制御信号PCONが作成され、水平動作制御
回路(34)に送られ、水平シフトクロックCKH及び水
平スタートパルスSTHが生成される。シフトクロックCKH
は、ドットクロックの1/4倍の周波数を有している。
このシフトクロックCKHは、ドレインドライバー(6
0)の水平シフトレジスタ(61)に送られ、原画信号
R,G,Bのサンプリングタイミングを制御する。後に、詳
述するように、遅延された水平同期信号HSYNCに基づい
て作成された水平制御信号PCONは同じく遅延され、この
水平制御信号PCONにより制御された水平シフトクロック
CKH及び水平スタートパルスSTHの位相が制御される。
【0020】図2に、本発明にかかる調整回路(32)
の構成を示す。複数、例えば、第1から第4の4つの遅
延部(71,72,73,74)と、第1の選択回路
(75)を有している。これら第1から第4の遅延部
(71,72,73,74)は、例えばD−FFからな
る。第1の遅延部(71)の出力DL1が、第2の遅延部
(72)のD入力と選択回路(75)の第1入力に接続
され、第2の遅延部(72)の出力DL2が第3の遅延部
(73)のD入力と選択回路(75)の第2入力に接続
され、第3の遅延部(73)の出力DL3が第4の遅延部
(74)のD入力と選択回路(75)の第3入力に接続
され、第4の遅延部(74)の出力DL4が選択回路(7
5)の第4入力に接続されている。水平同期信号HSYNC
は、第1の遅延部(71)のD入力に供給される。ま
た、選択回路(74)へは切換信号CHGが供給される。
【0021】第1及び第3の遅延部(71,73)で
は、ドットクロックの立ち上がりエッジでD入力を出力
し、第2及び第4の遅延部(72,74)では、ドット
クロックの立ち下がりエッジでD入力を出力する。この
ため、第1から第4の遅延部(71,72,73,7
4)の出力は、半ドットクロック期間分ずつだけ遅延さ
れたものとなる。従って、切換信号CHGにより制御する
ことにより、これら遅延部(71,72,73,74)
の出力DL1,DL2,DL3,DL4を選択回路(75)にて切り換
えることで、水平同期信号HSYNCの遅延量を、半ドット
クロック期間、1ドットクロック期間、3/2ドットク
ロック期間、2ドットクロック期間のいずれかに調節す
ることができる。
【0022】また、調整回路(32)内には、ドットク
ロックDCK及び反転ドットクロック*DCKを入力とした第
2の選択回路(76)が設けられ、第1の選択回路(7
5)の切換動作と連動して、ドットクロックDCKと反転
ドットクロック*DCKのいずれかを切換出力する。即ち、
第1の選択回路に(75)にて、第1及び第3の遅延部
(71,73)の出力DL1,DL3を選択出力する場合は、
第2の選択回路(76)にて反転ドットクロック*DCKが
切換出力され、第2及び第4の遅延部(72,74)の
出力DL2,DL4を選択出力する場合は、ドットクロックDCK
が切換出力される。これは、半ドットクロック期間の奇
数倍遅延させた場合、それ以降の動作の反転、非反転
と、それが基づくドットクロックの位相とを合わせるた
めである。
【0023】図3に、水平制御信号発生回路(33)及
び水平動作制御回路(34)の構成を示す。水平制御信
号発生回路(33)は第1及び第2のD−FF(81,
82)とNANDゲート(83)を有している。第1の
D−FF(81)のQ出力が第2のD−FF(82)の
D入力に接続され、第1のD−FF(81)のQ出力
と、第2のD−FF(82)の反転Q出力が、NAND
ゲート(83)に反転入力されている。調整回路(3
2)にて遅延量が調整された水平同期信号HSYNCは、第
1のD−FF(81)のD入力に供給されている。これ
により、水平同期信号HSYNCの加工が行われ、NAND
ゲート(82)の出力として水平制御信号PCONが得られ
る。
【0024】一方、水平動作制御回路(34)はドット
カウンタ(91)とデコーダ(92)を有している。ド
ットカウンタ(91)にてドット数がカウントされ、こ
れの出力に基づいてデコーダ(92)より水平シフトク
ロックCKH及び水平スタートパルスSTHが生成される。水
平シフトクロックCKHは、例えば、ドットカウンタ(9
1)の2ビット目の出力に基づいて作成される。水平制
御信号PCONは、ドットカウンタ(91)のクリア入力に
供給されている。従って、調整回路(32)において水
平同期信号HSYNCの遅延量を調整することで、水平シフ
トクロックCKH及び水平スタートパルスSTHは、半ドット
クロック期間を単位として4段階に位相のずれが調節さ
れることとなる。
【0025】図4に、以上の動作のタイミングチャート
を示す。タイミングコントローラ(30)に供給される
水平同期信号HSYNCは、水平制御信号発生回路(33)
にて1ドットクロック期間の周期を有した水平制御信号
PCONに整形され、これに基づいて、水平動作制御回路
(34)にてドットクロックDCKが1/4分周された水
平シフトクロックCKH及び水平スタートパルスSTHが作成
される。ドレインドライバー(60)内のシフトレジス
タ(61)では、1段おきに、このシフトクロックCK
H、または、反転シフトクロック*CKHに従って、サンプ
リングパルスSPを出力して、対応するサンプリングスイ
ッチ(63)をオンする。オン期間中、ビデオライン
(62)上の原画信号R,G,Bは、各々のドレインライン
DLに導通され、サンプリングスイッチ(63)がオフ
する瞬間の電圧を、画素信号PXとしてサンプリングし、
各列に印加する。
【0026】原画信号R,G,B及びシフトクロックCKHは、
信号処理回路(10)、及び、タイミングコントローラ
(30)より同期してLCD(40)と一体のドレイン
ドライバー(60)に供給される。しかしながら、p−
SiTFTを用いてドライバーを内蔵形成したLCDに
おいては、素子抵抗の高さ、寄生容量等から相当の信号
を遅延を招く。最終的に、LCD(40)上において、
サンプリングパルスSPと原画信号R,G,Bの位相とがずれ
た場合、各表示画素に所望の画素信号PXが供給されず
に、表示品位が低下する。ドライバー内蔵型LCDで
は、TFT素子の動作速度を補うために、原画信号R,G,
Bを2相、あるいはそれ以上とすることにより、要求さ
れる周波数を低減する構成としている。即ち、サンプリ
ングスイッチ(63)がオフするまでのオン時間を十分
に長く、本実施の形態では、2ドットクロック期間とす
ることで、信号遅延による充電量が不足するといった事
態を回避している。しかしながら、原画信号R,G,Bの位
相が、何らかの原因で、サンプリングパルスSPよりも遅
れた場合、サンプリング時間が短くなり、各列に印加す
べき電圧が十分な値に到達しなくなる。例えば、対応す
る列へ印加すべき画素信号PXをサンプリングするための
サンプリング期間が2ドットクロック期間である場合、
原画信号R,G,BがサンプリングパルスSPよりも1ドット
クロック期間遅れると、サンプリングに充てられる期間
が1ドットクロック期間に短縮してしまう。このため、
各ドレインラインDLに印加される画素信号PXの振幅が
減少してコントラスト比が低下したり、遅延した原画信
号R,G,Bが次の列の画素に与えるべき画素信号PXに影響
を与え、表示画像のにじみ感が生じる等の問題を招く。
【0027】本発明は、このような問題を解決するため
に、調整回路(32)にて、水平同期信号HSYNNCを適量
遅延させ、この遅延量に従って、ドレインドライバー
(62)へ供給される水平シフトクロックCKH及び水平
スタートパルスSTHを遅延させることで、最終的に、サ
ンプリングパルスSPを遅延させ、原画信号R,G,Bとのタ
イミングの合致を図るものである。
【0028】図4において、例えば、LCDに供給され
た原画信号R,G,BがLCD内で1/2ドットクロック期
間遅延しているとする(D-R,G,B)。この場合、従来通
り、シフトクロックCKHに基づくサンプリングパルスSP
によりサンプリングを行ったのでは、前述の如く、サン
プリング期間が短縮してしまう。本発明では、選択回路
(75)を切り換えることにより、調整回路(32)に
おいて最適な遅延量に調節する。選択回路(75)の切
換は、例えば、外部操作にて行い、肉眼による画面の観
察等により、第3の遅延出力DL3を選択する。これによ
り、調整回路(32)は、1/2ドットクロック期間遅
れた水平同期信号D-HSYNCを出力し、これに基づいて、
1/2ドットクロック期間遅延された水平制御信号D-PC
ONが出力される。更に、これに従って、1/2ドットク
ロック期間遅延された水平シフトクロックD-CKH及びス
タートパルスSTHが得られて、ドレインドライバー(6
2)へ供給され、サンプリングパルスD-SPが1/2ドッ
トクロック期間遅らされて、原画信号D-R,G,Bの位相と
合わせられる。このような調整操作は、例えば、機種毎
に行われる。
【0029】ここでは、調整回路(32)に遅延部(7
1,72,73,74)を4つ設けて遅延量を4段階に
調節する構成を示したが、本発明は、これに限定される
ことはない。例えば、3相以上の原画信号R,G,Bのサン
プリングにおいて、3ドットクロック期間のサンプリン
グ期間を有した構成では、最大で1周期、即ち、6ドッ
トクロック期間の遅延が可能とすべく、12個の遅延部
を設けることで、サンプリングパルスSPの遅延量の調節
により、原画信号R,G,Bの位相のあらゆるずれに対応す
ることができる。例えば、原画信号R,G,Bの位相が、サ
ンプリングパルスSPよりも3/2ドットクロック期間進
んでいる場合、即ち、サンプリングスイッチ(63)が
オフする3/2ドットクロック期間前に、原画信号R,G,
Bが変化する時、サンプリング期間が著しく短縮し、表
示不良を招く。本発明では、この場合、水平同期信号HS
YNCを遅延させて、サンプリングパルスSPを4・1/2
ドットクロック期間遅らせることで、結果的に、サンプ
リングパルスSPを3/2ドットクロック期間進めたと同
等となり、良好な表示が得られる。
【0030】LCD(40,60)での、このような遅
延量を定量的に求めることは困難であり、また、機種毎
に、遅延量を考慮した設計とすることはコスト的にも好
ましくない。従って、本発明では、外部よりシフトクロ
ックの遅延量を変えながら、同時に、目視による映像検
査を行って最適な遅延量に調節する方法により、上述の
問題を解決する。
【0031】図5に、本発明の他の実施の形態にかかる
調整回路(32)の構成を示す。本実施の形態では、第
1から第4の遅延部(71,72,73,74)は、抵
抗、積分回路等の抵抗手段であり図6に示すように水平
同期信号HSYNCを4通りに歪ませる。また、選択回路
(75)あるいは水平制御信号発振回路(33)は、波
形整形回路を兼ねている。この構成で、遅延部(71,
72,73,74)にて4通りに歪まされた水平同期信
号HSYNC'を選択回路(75)にて切換出力する際、選択
回路(75)内の素子の閾値Vthに達するまでの期間の
差により4段階に遅延された水平制御信号D-HSYNC1,2,
3,4が得られる。
【0032】本実施の形態では、遅延量を1ドット期間
よりも短い期間で調節することができるので、原画信号
R,G,Bの分割相数が少なく、あるいは、分割無しで、ド
レインドライバーの周波数が比較的大きく、サンプリン
グパルスと原画信号R,G,Bの位相を更に高精度に合わせ
ることが必要な場合、サンプリングパルスSPを微量遅延
することが求められるときに、最適である。
【0033】
【発明の効果】以上の説明より明らかな如く、水平同期
信号を遅延させることで、水平同期信号に基づいて行わ
れるサンプリング動作と、原画信号との位相とのタイミ
ングを制御することができるようになった。このため、
表示素子の駆動回路を内蔵した表示装置において、表示
装置内部での信号遅延に起因する表示品位の低下が防が
れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるLCDの一部構成
図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかるLCD一部詳細構
成図である。
【図3】LCDの一部詳細構成図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかるタイミングチャー
トである。
【図5】本発明の他の実施の形態にかかるLCDの一部
詳細構成図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる波形図である。
【図7】LCDの構成図である。
【図8】LCDの一部詳細構成図である。
【符号の説明】
10 信号処理回路 11,12,13 サンプルホールド回路 13,15 D/Aコンバータ 20 バッファ回路 21,22 反転増幅アンプ 30 タイミングコントローラ 31 サンプルホールド信号発生回路 32 調整回路 33 水平制御信号発生回路 34 水平動作制御回路 40 LCD 50 ゲートドライバー 60 ドレインドライバー 61 水平シフトレジスタ 62 ビデオライン 63 サンプリングスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上原 久夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号より原画信号を作成する信号処
    理回路と、同期信号に基づいて前記原画信号より画素信
    号をサンプリングするタイミングを制御するための制御
    信号を作成する制御回路と、を有し、表示素子が行列状
    に配列されてなる表示装置に前記原画信号及び前記制御
    信号を供給することにより、前記原画信号より前記画素
    信号をサンプリングして、垂直走査により選択された水
    平行の各列に位置する前記表示素子へ供給する表示装置
    の駆動回路において、 前記制御回路内には、遅延量が可変の調整回路が設けら
    れ、前記同期信号の遅延量を調整することにより、前記
    原画信号のサンプリングのタイミングを調節することを
    特徴とする表示装置の駆動回路。
  2. 【請求項2】 表示素子が行列状に配列されてなる表示
    装置と、映像信号より原画信号を作成して前記表示装置
    に供給する信号処理回路と、同期信号に基づいて前記原
    画信号より画素信号をサンプリングするタイミングを制
    御するための制御信号を作成する制御回路と、を有し、
    前記原画信号より前記画素信号をサンプリングし、垂直
    走査により選択された水平行の各列に位置する前記表示
    素子へ供給する表示装置の駆動方法において、 前記制御回路内には、遅延量が可変の調整回路が設けら
    れ、前記同期信号の遅延量を調整することにより、前記
    原画信号のサンプリングのタイミングを調節することを
    特徴とする表示装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記調整回路は複数の遅延部を有し、こ
    れらの遅延部を通過する数が異なる複数の信号経路を切
    り換えることにより、前記制御信号の遅延量を調節する
    ことを特徴とする請求項2記載の表示装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記遅延部はフリップフロップ手段であ
    ることを特徴とする請求項3記載の表示装置の駆動方
    法。
  5. 【請求項5】 前記遅延部は積分回路であることを特徴
    とする請求項3記載の表示装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】 前記表示装置は、表示画素である画素容
    量を構成すべく所定の電極配線が形成された一対の基板
    間に光学部材を挟んでなり、前記表示素子は前記画素容
    量を駆動するための第1の薄膜トランジスタが前記画素
    容量に接続されてなり、前記第1の薄膜トランジスタ群
    と、それらの周辺に前記第1の薄膜トランジスタを駆動
    するための第2の薄膜トランジスタ群とが同一基板上に
    形成されていることを特徴とする請求項2から請求項5
    記載の表示装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の薄膜トランジスタ
    は、能動層に多結晶半導体を用いていることを特徴とす
    る請求項6記載の表示装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】 前記サンプリングは、前記第2の薄膜ト
    ランジスタ群により構成され前記制御信号に従って動作
    する水平シフトレジスタ、前記原画信号が供給されるビ
    デオライン、及び、前記ビデオラインと前記第1の薄膜
    トランジスタ間に介在され、前記水平シフトレジスタよ
    り供給されるサンプリングパルスにより導通が制御され
    るサンプリングスイッチよりなる水平駆動回路にて行わ
    れ、前記サンプリングパルスの遅延量が調節されること
    を特徴とする請求項6または請求項7記載の表示装置の
    駆動方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001166743A (ja) * 1999-12-07 2001-06-22 Seiko Epson Corp 電気光学装置のデータ線駆動装置及びこれを用いた電気光学装置、並びにデータ線駆動信号の位相調整方法
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JP2018025663A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 セイコーエプソン株式会社 表示ドライバー、電気光学装置及び電子機器

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