JP2002108145A - 画像形成装置およびその制御方法ならびに記録媒体 - Google Patents

画像形成装置およびその制御方法ならびに記録媒体

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JP2002108145A
JP2002108145A JP2000297999A JP2000297999A JP2002108145A JP 2002108145 A JP2002108145 A JP 2002108145A JP 2000297999 A JP2000297999 A JP 2000297999A JP 2000297999 A JP2000297999 A JP 2000297999A JP 2002108145 A JP2002108145 A JP 2002108145A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省電力状態で、状態遷移前にユーザか設定し
た画像形成条件を保持することが可能な画像成形装置お
よびその制御方法ならびに記録媒体を提供する。 【解決手段】 待機状態から省電力状態へ遷移し、省電
力状態から待機状態へ復帰可能な画像形成装置100に
おいて、待機状態前に設定した最後の画像形成条件をR
AM23などに保存する。また、待機状態から省電力状
態を含めて予め設定した初期化時間が経過すると、コン
トローラ26は、RAM23などに保存した前記画像形
成条件を初期条件に変更する。さらに、操作部制御板1
5、LED/キースイッチ11、タッチパネル34、L
CD35、バックライト36などは、省電力状態におい
ても電源部31からの電源供給で駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱定着装置を具
備した電子写真装置などの画像形成装置およびその制御
方法ならびに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】熱定着方式で印刷する複写機やファクシ
ミリ装置の画像形成装置においては、転写紙上のトナー
像に熱を加えて転写紙に定着させるため、印刷中は定着
加熱ローラを185℃前後の温度に保つ必要があり、印
刷を行っていない待機状態でも、定着ヒータによって定
着加熱ローラを185℃に近い温度に保つようにしてい
た。しかしながら、この方法では、大きな電力を消費し
てしまうので、熱定着装置を使用しない期間の消費電力
を低減するために、すぐに印刷動作を開始出来る「待機
状態」が一定時間以上連続して続く場合は、熱定着装置
の定着ヒータや一部の制御回路への通電電力を低減もし
くは遮断する「省電力状態」に自動的に移行する制御が
提案され、実用化されている。
【0003】この省電力状態には、さらに「ローパワー
状態」と「オフモード状態」の2段階があった。ローパ
ワー状態では、熱定着装置の制御温度を待機状態から下
げて定着ヒータへの通電電力を低減することになる。ま
た、オフモード状態では、熱定着装置の定着ヒータへの
通電を完全に遮断し、かつ一部の制御板への通電も遮断
する。いずれの状態でも、熱定着装置の温度は待機状態
よりも下がっているので、コピー動作を始めるために
は、熱定着装置の温度を上げて待機状態と同じにする
「ウォームアップ動作」が必要になる。
【0004】前記ローパワー状態やオフモード状態で
は、操作部の電源LEDのみの点灯にし、電源キースイ
ッチや予熱キースイッチのみの受付を可能にして、他の
LEDやLCDの表示を消して他のキースイッチやタッ
チパネルの入力も受け付けない状態にすることで、待機
状態と比べて消費電力の低減を図っている。ここで、最
後のコピー動作を行う際にユーザが入力・設定したコピ
ー条件(給紙トレイの設定や変倍率の設定など)につい
ては、ローパワー状態やオフモード状態に移行した時点
でクリアされるので、これらの省電力状態から、電源キ
ースイッチや予熱キースイッチの押下により待機状態に
復帰したときには、初期条件に戻ることになる。
【0005】一方、熱定着装置の定着立上り時間を大幅
に短縮するよう装置の仕様が変更されつつあり、この仕
様変更に伴って、省電力状態から待機状態への復帰時間
および待機状態から省電力状態への移行時間の短縮に柔
軟に対応可能な制御方法が求められている。
【0006】なお、この種の装置として関連するものに
は、特開平11−157172号公報、特開平11−2
02690号公報がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
待機状態から省電力状態へ移行する時間を短縮した場
合、例えば、一連のコピー動作終了後、ユーザが次のコ
ピー作業の準備をしている間に、待機状態から省電力状
態に移行し、操作部の表示が消えてしまうという不都合
が生じる。この場合、ユーザは、特定のキースイッチを
操作し、省電力状態からウォームアップ動作を経て待機
状態に戻ってから、さらにコピー条件(画像形成条件)
を入力したり、コピースタートキーを押下してコピー動
作を再開する必要がある。特に、省電力状態から待機状
態に戻っても、その省電力状態への移行前にユーザが最
後に設定したコピー条件がクリアされているため、ユー
ザにとって操作のやり直しが煩わしいという問題があ
る。具体的には、省電力状態への移行時間が短いと、例
えば、ブック原稿のコピーをとるような場合、あるペー
ジのコピーが終わって次にコピーすべきページを開いて
いる間に省電力状態へ移行し、設定していたコピー条件
がクリアされてしまい、再度、コピー条件を設定し直さ
なければならないといったことが発生し得る。
【0008】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、省電力状態で、状態遷移前にユーザか設定した画像
形成条件を保持することが可能な画像成形装置およびそ
の制御方法ならびに記憶媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、全ユニットへ電源を供給する待機状態から、一部ユ
ニットへの電源供給を停止する省電力状態への遷移およ
びこの省電力状態から前記待機状態への復帰が可能な画
像形成装置であって、省電力状態への移行直前に設定さ
れていた画像形成条件を省電力状態移行後も保持する条
件保持手段を備えたことに特徴がある。
【0010】待機状態前に設定した最後の画像形成条件
(コピー条件など)を保存するので、省電力状態から待
機状態に戻ったときに、その画像形成条件を設定し直さ
なくても直ちに画像形成動作を開始できることとなる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記画像形成条件で最終の画像形成動作が終了して
から予め設定した初期化時間が経過すると、保持されて
いた前記画像形成条件を初期状態の画像形成条件に変更
する制御手段を備えたことに特徴がある。
【0012】待機状態と省電力状態を含め、最後の画像
形成動作が終了してから初期化時間以上経過した時は、
最後の画像形成条件をクリアして初期条件に戻すので、
他のユーザが画像形成条件を間違えることはない。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2において、前記画像形成条件を少なくとも表示し、画
像形成開始および画像形成条件の設定を指示するための
操作/表示手段と、省電力状態で、前記操作/表示手段
に電源を供給する電源供給手段とを備えたことに特徴が
ある。
【0014】操作部の表示機能を常時ON状態とするこ
とにより、ユーザは省電力状態においても、画像形成条
件などを認識して画像形成開始を指示できることとな
る。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項3におい
て、前記省電力状態で、画像形成開始の指示を受付けて
入力する受付入力手段と、この受付入力手段により、省
電力状態で前記指示を受付けて入力すると、省電力状態
からの復帰を行い、復帰後、保持されていた前記画像形
成条件もしくは前記初期状態の画像形成条件で画像形成
を開始する制御手段とを備えたことに特徴がある。
【0016】操作部の表示機能を常時ON状態とし、画
像形成開始の指示を受付けて入力可能とすることで、省
電力状態においても画像形成開始の指示があると、自動
的に待機状態に復帰して画像形成動作を実行することと
なる。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項4におい
て、前記受付入力手段により、省電力状態で画像形成開
始の指示を受付けて入力し、省電力状態からの復帰を行
い、復帰後、保持されていた前記画像形成条件もしくは
前記初期状態の画像形成条件で画像形成を開始する場
合、省電力状態から復帰中である旨を表示する復帰表示
手段を備えたことに特徴がある。
【0018】省電力状態にある時、スタートキースイッ
チの押下で画像形成開始が指示入力されると、画像形成
動作を開始する前にウォームアップ動作を行う。ユーザ
に対し、ウォームアップ期間中にあることを表示するこ
とで、ユーザがウォームアップ動作を誤操作と勘違いす
ることはない。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項3〜5の
いずれかにおいて、前記省電力状態で、画像形成条件の
設定の指示を受付けて入力する受付入力手段と、この受
付入力手段により、省電力状態で前記画像形成条件の設
定の指示を受付けて入力すると、前記指示を有効とし、
省電力状態から待機状態に復帰する制御手段とを備えた
ことに特徴がある。
【0020】省電力状態にある時、操作部の表示機能を
常時ON状態とし、画像形成開始の指示以外を受付けて
入力可能とすることで、特別な復帰キーを押すことな
く、例えば、画像形成条件を入力するためのキースイッ
チの押下、あるいはタッチパネルへの接触により、ウォ
ームアップ動作から待機状態に移行するように制御でき
ることとなる。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項6におい
て、前記受付入力手段により、省電力状態で画像形成条
件の設定の指示を受付けて入力し、前記指示を有効とし
て、省電力状態から待機状態に復帰する場合、省電力状
態から復帰中である旨を表示する復帰表示手段を備えた
ことに特徴がある。
【0022】省電力状態にある時、スタートキースイッ
チ以外のキースイッチを押下するか、あるいはタッチパ
ネルに接触すると、キー処理を行ってからウォームアッ
プ動作を行い、待機状態に復帰する。ユーザに対し、ウ
ォームアップ期間中にあることを表示することで、ユー
ザがウォームアップ動作を誤操作と勘違いすることはな
い。ここで、例えば画像形成動作に向けたウォームアッ
プ動作と、待機状態への復帰に向けたウォームアップ動
作とで表示方法を変更することにより、ユーザの誤操作
をさらに低減することとなる。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項2におい
て、前記画像形成条件を少なくとも表示し、画像形成開
始および画像形成条件の設定を指示するための操作/表
示手段と、省電力状態で、前記操作/表示手段に電源を
供給し、前記初期化時間が経過すると前記操作/表示手
段への電源供給を停止する電源供給手段とを備えたこと
に特徴がある。
【0024】画像形成条件を保持している間は、省電力
状態であってもキー入力が有効で、かつ表示部に画像形
成条件が表示されているので、ユーザはその表示を目視
して現在の画像形成条件を確認してから、スタート指示
あるいは画像形成条件設定(変更)を指示することがで
き、ミスコピーを防止できる。
【0025】請求項9に記載の発明は、請求項2におい
て、前記条件保持手段に前記画像形成条件を保持してい
るか否かを表示する保持表示手段を備えたことに特徴が
ある。
【0026】操作部の液晶表示器などによらず、画像形
成条件を保持しているか否かのみを表示するので、操作
部の表示機能による電力消費を抑制することとなる。
【0027】請求項10に記載の発明は、請求項9にお
いて、前記画像形成条件を少なくとも表示し、画像形成
開始および画像形成条件の設定を指示するための操作/
表示手段と、省電力状態で、前記操作/表示手段に対す
る電源供給を停止する電源供給手段とを備えたことに特
徴がある。
【0028】省電力状態において、ユーザが任意に設定
した画像形成条件を所定期間保持しながら、スタートキ
ースイッチ以外(電源スイッチ)の押下により待機状態
へ復帰することとなる。
【0029】請求項11に記載の発明は、請求項2にお
いて、前記条件保持手段に前記画像形成条件を保持して
いるか否かを表示する保持表示手段と、少なくとも前記
画像形成条件を表示する表示手段と、画像形成開始およ
び画像形成条件の設定を指示するための指示手段と、省
電力状態で、前記指示手段に電源を供給する電源供給手
段とを備え、省電力状態で、前記表示手段に対する電源
供給を禁止することに特徴がある。
【0030】操作部を、液晶表示器などの表示機能用の
操作部(第1の操作部制御板など)と指示入力機能用の
操作部(第2の操作部制御板など)とに分けることによ
り、省電力状態で表示機能に用いる電源供給を停止して
も、スタートキーなどの指示入力機能を活用できること
となる。さらに、LEDなどにより画像形成条件保持の
有無を独立に表示することで、ユーザは省電力状態で
も、待機状態移行前の画像形成条件を保持しているか否
かを視認できることとなる。
【0031】請求項12に記載の発明は、請求項2〜1
1のいずれかにおいて、前記待機状態から省電力状態に
移行する移行時間および前記初期化時間を任意に設定す
る設定手段を備えたことに特徴がある。
【0032】ユーザの使用方法や環境に応じて、前記移
行時間や初期化時間を適宜設定できることとなる。
【0033】請求項13に記載の発明は、全ユニットへ
電源を供給する待機状態から、一部ユニットへの電源供
給を停止する省電力状態への遷移およびこの省電力状態
から前記待機状態への復帰が可能な画像形成装置の制御
方法であって、省電力状態への移行直前に設定されてい
た画像形成条件を省電力状態移行後も保持する条件保持
ステップと、待機状態からの経過時間を計測する計時ス
テップと、前記画像形成条件を保持しながら、予め設定
した移行時間が経過すると、省電力状態へ移行する省電
力移行ステップと、省電力状態で、画像形成開始指示を
受けつけ、省電力状態からの復帰を行い、復帰後、保持
されていた前記画像形成条件で画像形成する画像形成ス
テップとを有することに特徴がある。
【0034】待機状態前に設定した最後の画像形成条件
(コピー条件など)を保存して利用することができ、ま
た、操作部の表示機能を常時ON状態として、省電力状
態で画像形成開始の指示を受付けるので、ユーザにとっ
て操作性が向上することとなる。
【0035】請求項14に記載の発明は、請求項13に
おいて、前記待機状態から予め設定した初期化時間が経
過すると、保持されていた前記画像形成条件を初期状態
の画像形成条件に変更する初期化ステップを有すること
に特徴がある。
【0036】所定の初期化期間経過後、待機状態以前の
最後の画像形成条件をクリアして初期条件に戻すので、
他のユーザが画像形成条件を間違えることはない。
【0037】請求項15に記載の発明は、請求項14に
おいて、前記待機状態で、少なくとも画像形成条件を表
示し、画像形成開始を指示するための電源を供給する表
示/指示ステップと、待機状態から予め設定した初期化
時間が経過すると、前記電源の供給を停止する表示/指
示停止ステップとを有することに特徴がある。
【0038】待機状態以前の最後の画像形成条件がクリ
アされると、操作部の表示機能などをOFFするので、
特に表示機能に用いる電源を削減して省電力化をはかる
こととなる。
【0039】請求項16に記載の発明は、請求項14に
おいて、前記省電力状態への移行直前に設定されていた
画像形成条件を省電力状態移行後も保持していることを
表示する保持表示ステップと、待機状態で、少なくとも
画像形成条件を表示し、画像形成開始を指示するための
電源を供給する表示/指示ステップと、待機状態から省
電力状態に移行すると、前記電源の供給を停止する表示
/指示停止ステップとを有することに特徴がある。
【0040】待機状態以前に設定した画像形成条件を保
持しているか否かを表示するので、ユーザが画像形成条
件を間違えることはない。また、待機状態からオフモー
ドなどの省電力状態に移行すると、操作部の表示機能な
どをOFFするので、待機状態以前に設定した画像形成
条件を保持しながら、表示機能などに用いる電源を削減
して省電力化をはかることとなる。
【0041】請求項17に記載の発明は、画像形成装置
で、全ユニットへ電源を供給する待機状態から、一部ユ
ニットへの電源供給を停止する省電力状態へ遷移し、こ
の省電力状態から前記待機状態へ復帰するためのプログ
ラムを記録した記録媒体であって、省電力状態への移行
直前に設定されていた画像形成条件を省電力状態移行後
も保持する条件保持ステップと、待機状態からの経過時
間を計測する計時ステップと、前記画像形成条件を保持
しながら、予め設定した移行時間が経過すると、省電力
状態へ移行する省電力移行ステップと、省電力状態で、
画像形成開始指示を受けつけ、省電力状態からの復帰を
行い、復帰後、保持されていた前記画像形成条件で画像
形成する画像形成ステップとを備えた制御方法を実行す
るプログラムを記録したことに特徴がある。
【0042】ここで、請求項13に記載の制御方法を実
行するプログラムをROMなどに記憶し、コントロー
ラ、RAMなどを用いて実行することとなる。なお、前
記プログラムは、例えばLAN上の外部装置からインタ
フェース介してROMなどにダウンロードしてもよい。
前述のように、待機状態前に設定した最後の画像形成条
件(コピー条件など)を保存して利用することができ、
また、操作部の表示機能を常時ON状態として、省電力
状態で画像形成開始の指示を受付けるので、ユーザにと
って操作性が向上することとなる。
【0043】請求項18に記載の発明は、請求項17に
おいて、前記待機状態から予め設定した初期化時間が経
過すると、保持されていた前記画像形成条件を初期状態
の画像形成条件に変更する初期化ステップを備えた前記
制御方法を実行するプログラムを記録したことに特徴が
ある。
【0044】ここで、請求項14に記載の制御方法を実
行するプログラムをROMなどに記憶し、コントロー
ラ、RAMなどを用いて実行することとなる。なお、前
記プログラムは、例えばLAN上の外部装置からインタ
フェース介してROMなどにダウンロードしてもよい。
前述のように、待機状態から予め設定した初期化期間経
過後、待機状態以前の最後の画像形成条件をクリアして
初期条件に戻すので、他のユーザが画像形成条件を間違
えることはない。
【0045】請求項19に記載の発明は、請求項18に
おいて、前記待機状態で、少なくとも画像形成条件を表
示し、画像形成開始を指示するための電源を供給する表
示/指示ステップと、待機状態から予め設定した初期化
時間が経過すると、前記電源の供給を停止する表示/指
示停止ステップとを備えた前記制御方法を実行するプロ
グラムを記録したことに特徴がある。
【0046】ここで、請求項15に記載の制御方法を実
行するプログラムをROMなどに記憶し、コントロー
ラ、RAMなどを用いて実行することとなる。なお、前
記プログラムは、例えばLAN上の外部装置からインタ
フェース介してROMなどにダウンロードしてもよい。
前述のように、待機状態以前の最後の画像形成条件がク
リアされると、操作部の表示機能などをOFFするの
で、特に表示機能に用いる電源を削減して省電力化をは
かることとなる。
【0047】請求項20に記載の発明は、請求項18に
おいて、前記省電力状態への移行直前に設定されていた
画像形成条件を省電力状態移行後も保持していることを
表示する保持表示ステップと、待機状態で、少なくとも
画像形成条件を表示し、画像形成開始を指示するための
電源を供給する表示/指示ステップと、待機状態から省
電力状態に移行すると、前記電源の供給を停止する表示
/指示停止ステップとを備えた前記制御方法を実行する
プログラムを記録したことに特徴がある。
【0048】ここで、請求項16に記載の制御方法を実
行するプログラムをROMなどに記憶し、コントロー
ラ、RAMなどを用いて実行することとなる。なお、前
記プログラムは、例えばLAN上の外部装置からインタ
フェース介してROMなどにダウンロードしてもよい。
前述のように、待機状態以前に設定した画像形成条件を
保持しているか否かを表示するので、ユーザが画像形成
条件を間違えることはない。また、待機状態からオフモ
ードなどの省電力状態に移行すると、操作部の表示機能
などをOFFするので、待機状態以前に設定した画像形
成条件を保持しながら、表示機能などに用いる電源を削
減して省電力化をはかることとなる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を用いて説明する。 [第1の実施形態]図1に、本発明の第1の実施形態の
複合機能複写機(画像形成装置)の概略構成を示し、図
2にその複合機能複写機の制御部の構成を示し、図3に
その複合機能複写機の操作部を示す。
【0050】複合機能複写機100は、公衆回線を介し
てファクシミリ装置(図示せず)などの通信装置と接続
される一方で、ネットワークを介してホストコンピュー
タ(図示せず)などの通信装置と接続されている。
【0051】図1において、プリンタ部1には、電子写
真方式であって熱定着方式のプリンタエンジン部(図示
せず)を備え、FAX通信部8で公衆回線から受信した
画像を記録(印刷)するファクシミリ機能と、スキャナ
部2から読み取り入力した画像を電子写真方式で記録
(印刷)するコピー機能と、ネットワークインタフェー
ス24、25を介して接続されたホストコンピュータか
らの画像を記録(印刷)するプリンタ機能とを有する。
これらの機能を実現するため、前記プリンタエンジン部
には、シリアル通信線を介してプリンタエンジン部の各
ユニットからの情報を受け取り、これに基づいて各ユニ
ットを制御するエンジン制御部(図2に示すエンジン制
御板17、エンジンドライブボード20、書込み制御板
30など)、スキャナモータ、レーザなどの光学系を制
御する光学系制御部、定着ヒータ32の温度制御および
異常検出を行う温度制御部、給紙部5、6、9の給紙カ
セット内の転写紙サイズを検出する転写紙サイズ検出
部、前記給紙カセット、手差し、オプションカセットの
各給紙口の転写紙有無を検出する給紙部有無検出部、転
写紙の搬送制御を行う転写紙搬送制御部、センサ入力部
(図2に示す圧板開閉センサ13、原稿セットセンサ1
4、読取センサ16などの検出情報を含む)などを備え
る。なお、定着加熱ローラ(図示せず)の定着立上り時
間は、ローラ温度、ローラの雰囲気温度、ローラの熱容
量、定着ヒータ32の出力などで決まるが、本実施形態
ではどのような状態からでも立上り可能な最長立上り時
間を10秒とする。
【0052】スキャナ部2(自動原稿搬送部(ADF)
を含む)は、ファクシミリ送信時に原稿を読み取り、符
号化して画像メモリ(RAM23など)に蓄積し、FA
X通信部8へ送る一方で、コピー時には、読み取った画
像情報を転写紙に出力するため、前記プリンタエンジン
部へ送る。また、スキャナ部2と併設した操作部(図2
に示す操作部制御板15などに相当)には、図3に示す
スタートキー39、テンキー38、クリア/ストップキ
ー37などのキー群、各種キーを表示するための発光ダ
イオード(LED)、タッチパネル34、液晶表示器
(LCD)35、バックライト36、電源スイッチ12
などを備え、ファクシミリ/コピー機能における動作モ
ードの設定/表示や動作開始/停止指示がユーザの操作
で可能なように構成されている。また、タッチパネル3
4には、画面ごとに適宜出現する機能キーを含む入力操
作部と、部数や装置状態などをメッセージ表示する表示
部とを併せ持つ。ユーザ操作による動作モードなどの設
定内容は、操作部制御板15からコントローラ26に送
信されてRAM23に更新可能に記憶される。
【0053】FAX通信部(図2に示すファックス制御
板28、NCU29など)8は、プリンタ部1の裏側に
配設されており、前記画像メモリに蓄積された画像情報
を公衆回線を通じて相手先通信端末へ送信する一方で、
相手先通信端末から受信した画像を転写紙に出力するた
め、前記プリンタエンジン部へ送る。
【0054】後処理部3は、前記ホストコンピュータか
らの印刷要求データを印刷した転写紙、あるいはスキャ
ナ部2で読み取った画像を出力した転写紙などを排出す
るものであり、複数の排紙トレイなどを備える。後処理
部7は、前記ファクシミリ装置からのファクシミリ受信
データを印刷した転写紙などを排出するものである。
【0055】給紙部5、9および大量給紙部6は、転写
紙を収容する給紙カセットを備える。両面部4は、両面
印刷を行うため、片面印刷後の転写紙を反転搬送するも
のである。手差し給紙部10は、転写紙を1枚ずつ手差
しで給紙するものであり、非使用時には折りたたんで収
容できるように構成されている。
【0056】図2において、操作部制御板15は、電源
部31からの+5VE電源で駆動し、前記省電力状態で
も動作を継続して、ユーザに対する表示とユーザからの
指示入力を受け付ける。また、操作部制御板15は、前
記操作部のキースイッチ(LED/キースイッチ11)
の押下やタッチパネル34に対する接触による指示入力
信号(UART)をコントローラ26へ通知する。な
お、電源スイッチ12、圧板開閉センサ13、ADF内
の原稿セットセンサ14は、操作部制御板15または/
およびエンジン制御板17を通してコントローラ26に
接続されており、これらの操作による指示入力信号はコ
ントローラ26へ直接、通知される。
【0057】コントローラ26は、複写機全体の制御と
FAX/プリンタ機能の制御を行うものであり、ハード
ディスク装置(HDD)21、ROM22、RAM23
などのメモリと、前記ホストコンピュータなどの外部装
置と接続するためのネットワークインタフェース24、
25とを備える。このネットワークインタフェース2
4、25は、例えばIEEE1394インターフェース
をサポートする「1394ボード」や、イーサネット
(登録商標)用の100/10BASE−Tインターフ
ェースをサポートする「PHYボード」であって、ホス
トコンピュータなどの外部装置からのデータを受信する
ためのものである。
【0058】また、コントローラ26は、ネットワーク
インタフェース24、25を介してホストコンピュータ
などから受信したデータを、プリンタ部1で印刷可能な
ラスタデータに変換して展開する。ここで、ホストコン
ピュータなどから送信される印刷データは、文字の種
類、印字幅、改行幅などをページ記述言語(PDL)で
記述したものであり、データの種類は、テキスト、ラス
タ・グラフィックス、ベクタ・グラフィックスなどであ
る。また、コントローラ26でラスタデータに変換され
た印刷データは、RAM23に書き込まれると共にコン
トローラ26に接続したHDD21に記憶され、印刷時
に画像信号バス27を経由してエンジン制御板17に送
られ、ここで書込みデータ(書込DATA)に変換され
て書込み制御板30に送られ、印刷出力される。
【0059】また、コントローラ26は、通常動作時
(待機状態)には、すべてのユニットに電源を供給して
動作可能とするが、原稿の読み取りや印刷を終了してか
ら10秒間経過すると、不要な電力消費を防ぐために、
電源部31へのPSU起動信号をネゲートし、自動的に
省電力状態(ローパワーモード、オフモード)に移行す
るように制御する。なお、待機状態から省電力状態へ移
行する際の移行条件(移行時間)、および後述する条件
初期化時間は、通常動作中に操作部(操作部制御板15
など)の操作で設定可能であり、その設定内容は操作部
制御板15からコントローラ26に送られてRAM23
に更新可能に記憶される。
【0060】また、コントローラ26には、前記省電力
状態においても+5VE電源が供給されるが、コントロ
ーラ26のCPUはタイマ監視に基づいて断続的に省電
力状態となり、クロックは止まらずに消費電力を低減す
るように駆動される。なお、前記CPUは、前記操作部
のキースイッチの押下やタッチパネル34への接触が操
作部制御板15から通知され、あるいは電源スイッチ1
2、圧板開閉センサ13、原稿セットセンサ14からの
指示入力情報が通知されると、コントローラ26のCP
Uは省電力状態から通常動作状態に復帰する。
【0061】ファックス制御板28は、モデム、通信制
御部、符号化復号化部(DCR)などからなり、網制御
部(NCU)29を介して公衆回線に接続されている。
公衆回線から受信したデータは、ファックス制御板28
で復号化処理などを施して印刷可能なデータに変換し、
画像信号バス27を経由して、一旦コントローラ26の
RAM23に書き込まれ、HDD21に記録される。そ
して、印刷時に画像信号バス27を経由して、エンジン
制御板17に送られ、書込みデータに変換されて書込み
制御板30に送られ、印刷出力される。
【0062】一方、スキャナ部2の読取センサ16で読
み取られた原稿像(読取DATA)は、エンジン制御板
17で画像処理を施した後、バスブリッジ18から画像
信号バス27を経由して、一旦コントローラ26のRA
M23に書き込まれ、HDD21に記憶される。さら
に、印刷時に画像信号バス27を経由し、エンジン制御
板17に送られて、書込みデータに変換されて書込み制
御板30に送られ、印字出力される。
【0063】また、電源部(PSU ACドライブ)3
1は、前記省電力状態で動作可能であり、コントローラ
26からのPSU起動信号によって定着ヒータ32を含
む各ユニットに電源を供給するものであって、図4に示
すように、主電源スイッチ41を介して電源を入力する
AC入力部42と、このAC入力部42に接続されて+
5VE電源および+5V電源を供給するメインコンバー
タ43と、AC入力部42に接続されて+12V電源、
−12V電源、+24V電源を供給するサブコンバータ
44とを備える。なお、+5VE電源は、前記省電力状
態で動作可能な各部に供給されるものであり、前述のよ
うに、LED/キースイッチ11、タッチパネル34、
LCD35、バックライト36、電源スイッチ12、圧
板開閉センサ13、原稿セットセンサ14などへ供給さ
れる。
【0064】前記省電力状態のうちのオフモード状態で
は、図2に示す各ユニットのうち、定着ヒータ32をは
じめ、エンジン制御板17、読取センサ16、エンジン
ドライブボード20、書込み制御板30などへの通電が
OFFされる一方で(ローパワーモードでは、定着ヒー
タ32、エンジン制御板17、エンジン制御板17、読
取センサ16、エンジンドライブボード20、書込み制
御板30などへの通電はOFFされない。)、コントロ
ーラ26、ROM22、RAM23、ネットワークイン
タフェース24、25、ファックス制御板28、NCU
29、電源部(PSU ACドライブ)31、操作部制
御板15、電源のON/OFFや各キーを表示するLE
D/キースイッチ11、タッチパネル34、LCD3
5、バックライト36、ユーザの操作で電源をON/O
FFするための電源スイッチ12、ADFの原稿セット
センサ14などには動作可能に電源が供給され、画像信
号バス27、バスブリッジ18、RAM19などは通電
のみ可能となる。なお、本実施形態では、バックライト
36付きのLCD35を用いているが、これを反射形の
ものに替えたり、あるいはLCDを用いずに操作部を構
成してもよい。
【0065】次に、図5を参照しながら、本実施形態に
おける制御状態遷移について説明する。
【0066】図5において、オフモード移行時間は、全
ユニットに電源を供給する待機状態(S2)から、所定
のユニットのみに電源を供給し、定着ヒータ32への電
源供給を停止するオフモード(S6)への移行条件、ま
たは、所定のユニットのみに電源を供給し、加熱定着装
置の設定温度を低減したローパワーモード(S5)から
前記オフモード(S6)への移行条件である。前記オフ
モード移行時間は、工場出荷時に「t2」と設定されて
いる。また、ローパワーモード移行時間は、前述の待機
状態(S2)からローパワーモード(S5)への移行条
件であって、工場出荷時に「t3」と設定されている。
また、図示しない条件初期化時間は、前述の待機状態
(S2)へ移行する直前に設定していたコピー条件を、
その待機状態(S2)へ移行してからクリアするまでの
時間(初期条件)であって、工場出荷時に「t1」と設
定されている。なお、前述のt1〜t3の値は、ユーザ
操作(例えば、前記操作部のキー操作など)で変更可能
なものとする。
【0067】さらに、移行条件1は、前述のローパワー
モード(S5)またはオフモード(S6)から、ウォー
ムアップ3への移行条件である。前記移行条件1には、
電源スイッチ12の押下、スタートキー39以外の
キースイッチの押下、タッチパネル34への接触、
圧板またはADFの開閉(圧板開閉センサ13のON/
OFF)、ADFへの原稿セットまたは原稿の取り除
き(原稿セットセンサ14のON/OFF)、あるいは
ホストコンピュータなどからの印刷要求データ受信
(プリントデータ受信)およびファクシミリデータ受信
(公衆回線からの呼出)などの印刷要求が含まれる。
【0068】さて、前記操作部の主電源スイッチ(図示
せず)が投入されると、コントローラ26は、主電源の
ON/OFFを表示するLED(図3に示す)を点灯
し、ウォームアップ1(S1)に移行する。ここで、電
源部31のサブコンバータ44は、+12V電源、−1
2V電源、+24V電源を供給し、メインコンバータ4
3は、スイッチ45の接続で+5V電源、+5VE電源
を供給する。こうしてウォームアップが終了すると待機
状態(S2)に移行し、コントローラ26は内蔵タイマ
(待ち時間タイマ)でカウントアップを開始する。な
お、このカウントアップは、待機状態(S2)でキース
イッチが押下されるか、あるいはタッチパネル34に接
触されるとクリアされる。また、予め設定した条件初期
化時間が経過してコピー条件が初期状態になり、かつオ
フモード(S6)の場合は、カウントしない。
【0069】この待機状態(S2)で、待ち時間タイマ
値がローパワーモード移行時間(T=t3)になると、
ローパワーモード(S5)に移行し、さらにローパワー
モード(S5)で、待ち時間タイマ値がオフモード移行
時間(T=t2)になると、オフモード(S6)に移行
する。あるいは、待機状態(S2)で、待ち時間タイマ
値がオフモード移行時間(T=t2)になると、オフモ
ード(S6)に移行する。ここで、コントローラ26が
PSU起動信号をネゲートすることにより、サブコンバ
ータ44はその動作を停止する。このサブコンバータ4
4の動作停止で、+12V電源、−12V電源、+24
V電源の供給が停止する。また、コントローラ26がP
SU起動信号をネゲートすると、スイッチ45が断状態
になり、メインコンバータ43からの+5V電源が供給
停止し、+5VE電源のみが所定のユニットに供給され
ることとなる。また、コントローラ26は、ローパワー
モード(S5)で加熱定着装置の設定温度を待機時の1
85℃から130℃へ下げ、定着ヒータ32への電力の
供給を低減する。なお、ローパワーモード(S5)での
加熱定着装置の設定温度は、ユーザの操作で任意に変更
することができるものとする。
【0070】前記ローパワーモード(S5)またはオフ
モード(S6)で、ユーザ操作により移行条件1が成立
した場合は、ウォームアップ3(S7)へ移行する。こ
こで、コントローラ26がPSU起動信号をアサートす
ると、サブコンバータ44は、+12V電源、−12V
電源、+24V電源の供給を再開し、メインコンバータ
43は、スイッチ45の接続で+5V電源の供給を再開
する。また、コントローラ26は、加熱定着装置の設定
温度を待機時の185℃に設定し、前記操作部のLCD
35に、例えば「ウォームアップ中です。スタートキー
を押すとコピー開始を受け付けます。」との表示を行
う。また、コントローラ26は、前記操作部のスタート
キー39に埋設したLEDを赤色表示する。この赤色表
示は、スタートキー39を押しても、直ちにコピー動作
を開始することができないことを示す。
【0071】こうしてウォームアップ動作が終了する
と、ウォームアップ3(S7)から待機状態(S2)へ
移行することになる。
【0072】一方、前記ローパワーモード(S5)また
はオフモード(S6)で、ユーザによりスタートキー3
9が押下された場合、ウォームアップ4(S8)へ移行
する。ここで、コントローラ26は、加熱定着装置の設
定温度を待機時の185℃に設定し、ウォームアップ動
作中は、前記操作部のLCD35に「ウォームアップ中
です。ウォームアップ後自動でコピーを開始します。」
との表示を行うとともに、スタートキー39に埋設した
LEDを赤色/緑色交互に点滅させる。この点滅動作
は、コピー開始を受け付けたことを示す。
【0073】こうしてウォームアップ動作が終了する
と、本実施形態では直ちにコピー動作(S3)を実行
し、一連のコピー動作が終了すると、待機状態(S2)
へ移行する。このように、省電力状態(オフモード、ロ
ーパワーモード)からユーザの1操作(スタートキー3
9の押下)でコピー動作を実行することができる。
【0074】ここで、本実施形態の省電力制御方法は、
図5に示す待機状態(S2)に移行すると開始されるも
ので、図6に示すように、コントローラ26は、待ち時
間タイマを初期設定した後(s101)、この待ち時間
タイマによる経過時間のカウントを開始する。ここで、
スタートキー39以外のキー押下あるいはタッチパネル
34への接触があった場合は(s103のYES)、必
要なキー処理を実行する(s109)。
【0075】例えば、待機状態(S2)で、スタートキ
ー39が押下された場合は、その時点で設定されている
画像形成条件(クリア前には保持されている画像形成条
件、クリア後には初期条件)で画像形成動作を開始し、
画像形成動作の終了後に待機状態(S2)に戻り、ま
た、待機状態(S2)で、タッチパネル34やテンキー
38などが押下され、画像形成条件の設定が指示された
場合には、その指示入力に従って画像形成条件を変更す
る。
【0076】また、省電力状態(ローパワーモード(S
5))で、スタートキー39以外のキー操作がなされた
場合には、ローパワーモードを解除してウォームアップ
動作(S7)を開始し、ウォームアップ動作終了後に待
機状態(S2)に移行する。これに対し、省電力状態
(ローパワーモード(S5))で、スタートキー39が
押下された場合には、ローパワーモードを解除してウォ
ームアップ動作(S8)を開始し、ウォームアップ動作
終了後に、その時点で設定されている画像形成条件(ク
リア前には保持されている画像形成条件、クリア後には
初期条件)で画像形成動作を開始し、画像形成動作の終
了後に待機状態(S2)に戻る。なお、ウォームアップ
動作中は、LCD35にその旨を表示する。
【0077】さらに、省電力状態(オフモード(S
6))で、スタートキー39以外のキー操作がなされた
場合には、オフモードを解除してウォームアップ動作
(S7)を開始し、ウォームアップ動作終了後に待機状
態(S2)に移行する。これに対し、省電力状態(オフ
モード(S6))で、スタートキー39が押下された場
合には、オフモードを解除してウォームアップ動作(S
8)を開始し、ウォームアップ動作終了後に、その時点
で設定されている画像形成条件(クリア前には保持され
ている画像形成条件、クリア後には初期条件)で画像形
成動作を開始し、画像形成動作の終了後に待機状態(S
2)に戻る。なお、ウォームアップ動作中は、LCD3
5にその旨を表示する。
【0078】また、コントローラ26は、スタートキー
39以外のキー押下あるいはタッチパネル34への接触
がない場合には(s103のNO)、次いで、コピー条
件が初期状態でかつオフモードであるか否かを判断し
(s104)、そうでない場合は、次いで、待機状態
(S2)で条件初期化時間t1が経過したか否かを判断
する(s105)。
【0079】その結果、条件初期化時間t1が経過した
場合には、設定されていたコピー条件をクリアする(s
110)。また、条件初期化時間t1が経過していない
場合は、次いで、待機状態(S2)でオフモード移行時
間t2が経過したか否かを判断する(s106)。その
結果、オフモード移行時間t2が経過した場合は、オフ
モード(S6)に移行する(s111)。また、オフモ
ード移行時間t2が経過していない場合は、次いで、待
機状態(S2)でローパワーモード移行時間t3が経過
したか否かを判断する(s107)。その結果、ローパ
ワーモード移行時間t3が経過した場合は、ローパワー
モード(S5)に移行する(s112)。また、待機状
態(S2)でローパワーモード移行時間t3が経過して
いない場合には、待ち時間タイマによるカウントを継続
し(s108)、s103〜s112の処理を繰り返
す。
【0080】より具体的には、例えば、オフモード移行
時間t2=10秒、ローパワーモード移行時間t3=1
5分と設定した場合、待機状態(S2)でキースイッチ
(LED/キースイッチ11)やタッチパネル34が操
作されない状態が10秒間続くと、待ち時間タイマ値T
=10秒となり、オフモード(S6)に移行することに
なる。なお、オフモード(S6)に移行してから、ロー
パワーモード(S5)に移行することはない。ここで、
オフモード移行時間を例えばt2=60分に変更する
と、待機状態(S2)で15分が経過すると、ローパワ
ーモード(S6)に移行し、さらに、ローパワーモード
(S5)でキースイッチ11やタッチパネル34が操作
されない状態が45分続くと、待機状態(S2)とロー
パワーモード(S5)での経過時間が合わせて60分以
上となり、オフモード(S6)に移行することとなる。
このように、オフモード移行時間t2およびローパワー
モード移行時間t3の設定値によっては、実質的にロー
パワーモードが不要となる場合がある。また、条件初期
化時間t1=1分の場合は、前述のように待機状態(S
2)で10秒経過して、オフモード(S6)に移行し、
50秒以上経過すると、待機状態(S2)とオフモード
(S6)での経過時間が合わせて1分以上となり、待機
状態(S2)に入る前に設定したコピー条件はクリアさ
れて初期条件に戻る。
【0081】以上のように、本実施形態の複合機能複写
機は、常に表示機能がON状態の操作部(操作部制御板
15およびこれに接続されたLED/キースイッチ1
1、タッチパネル34、LCD35、バックライト36
など)を設け、待機状態(S2)でオフモード(S6)
などに移行し、かつ待機状態(S2)から予め設定した
条件初期化時間t1が経過するまでは、待機状態(S
2)に移行する直前に設定したコピー条件を保持するの
で、ユーザの作業中に省電力状態に移行した場合でも、
条件初期化時間t1が経過するまで前記コピー条件を保
持して表示することができる。
【0082】なお、本実施形態に限らず、図5に示す状
態遷移、図6に示す省電力制御などの制御方法を実行す
るプログラムを記憶した記録媒体(ROMなど)を取付
け、コントローラ26、RAM23などで実行してもよ
い。この場合、前記ROMを容易に移動、交換すること
ができる。また、例えばLAN上の外部装置から、イン
タフェース(I/F)24、25を介して前記プログラ
ムをROM22にダウンロードして用いてもよい。
【0083】[第2の実施形態]図7に、本発明の第2
の実施の形態に係る画像形成装置の省電力制御方法を示
す。なお、装置の全体構成は第1の実施形態と概ね同様
であるため、図1〜図4を用いるとともに、同一構成に
は同一符号を付与して説明を省略する。
【0084】本実施形態は、第1の実施形態とは、待機
状態(図5のS2に相当)でオフモード(図5のS6に
相当)などに移行し、かつ待機状態から予め設定した条
件初期化時間t1が経過するまで、前記操作部をON状
態とし、次いで、前記条件初期化時間t1が経過し、待
機状態に移行する直前に設定したコピー条件がクリアさ
れると、前記操作部をOFFする点が相違している。こ
の方法により、前記コピー条件を保持しない場合は、特
に前記操作部の表示機能(タッチパネル34、LCD3
5、バックライト36などによる)による電力消費を抑
制することができる。
【0085】本実施形態において、省電力状態のうちの
オフモード状態では、定着ヒータ32をはじめ、エンジ
ン制御板17、読取センサ16、エンジンドライブボー
ド20、書込み制御板30などへの通電をOFFする。
なお、ローパワーモードでは、定着ヒータ32、エンジ
ン制御板17、エンジン制御板17、読取センサ16、
エンジンドライブボード20、書込み制御板30などへ
の通電はOFFされない。一方、コントローラ26、R
OM22、RAM23、ネットワークインタフェース2
4、25、ファックス制御板28、NCU29、電源部
(PSU ACドライブ)31、電源スイッチ12、A
DFの原稿セットセンサ14などには、動作可能に電源
が供給され、画像信号バス27、バスブリッジ18、R
AM19などは通電のみ可能となるが、特に、操作部制
御板15およびこれと接続したLED/キースイッチ1
1、タッチパネル34、LCD35、バックライト36
には、省電力状態において、待機状態(図5のS2に相
当)から条件初期化時間t1が経過し、待機状態への移
行直前に設定されていたコピー条件がクリアされるま
で、電源部31から+5VE電源が供給され、前記コピ
ー条件がクリアされると、前記+5VE電源の供給を停
止する。このように、省電力状態で前記コピー条件がク
リアされた場合は、前述の移行条件1から、スタート
キー39以外のキースイッチの押下、タッチパネル3
4への接触が除外されることとなる。
【0086】本実施形態の省電力制御方法は、図5に示
す待機状態(S2)に移行すると開始されるもので、図
7に示すように、コントローラ26は、待ち時間タイマ
を初期設定した後、この待ち時間タイマのカウントを開
始する(s101)。ここで、スタートキー39などの
キー押下あるいはタッチパネル34への接触があった場
合は、必要なキー処理を実行する(s109)。
【0087】例えば、待機状態で、スタートキー39が
押下された場合は、その時点で設定されている画像形成
条件(クリア前には保持されている画像形成条件、クリ
ア後には初期条件)で画像形成動作を開始し、画像形成
動作の終了後に待機状態に戻り、また、待機状態で、タ
ッチパネル34やテンキー38などが押下され、画像形
成条件の設定が指示された場合には、その指示入力に従
って画像形成条件を変更する。なお、後述のようにコピ
ー条件初期化(s110)がなされ、前記操作部がOF
Fされた場合(s201)には、前記操作部OFFの状
態でタッチパネル34への接触やテンキー38などの押
下があっても検知されず、ステップs103の結果はN
Oとなって、ステップs104へ進むことになる。
【0088】また、後述のコピー条件初期化前の省電力
状態(ローパワーモード(図5のS5に相当))で、ス
タートキー39以外のキー操作がなされた場合には、ロ
ーパワーモードを解除してウォームアップ動作(図5の
S7に相当)を開始し、ウォームアップ動作終了後に待
機状態に移行する。これに対し、省電力状態(ローパワ
ーモード)で、スタートキー39が押下された場合に
は、ローパワーモードを解除してウォームアップ動作
(図5のS8に相当)を開始し、ウォームアップ動作終
了後に、その時点で設定されている画像形成条件(クリ
ア前には保持されている画像形成条件、クリア後には初
期条件)で画像形成動作を開始し、画像形成動作の終了
後に待機状態に戻る。なお、ウォームアップ動作中は、
LCD35へその旨を表示する。
【0089】さらに、後述のコピー条件初期化前の省電
力状態(オフモード(図5のS6に相当))で、スター
トキー39以外のキー操作がなされた場合には、オフモ
ードを解除してウォームアップ動作(図5のS7に相
当)を開始し、ウォームアップ動作終了後に待機状態に
移行する。これに対し、省電力状態(オフモード)で、
スタートキー39が押下された場合には、オフモードを
解除してウォームアップ動作(図5のS8に相当)を開
始し、ウォームアップ動作終了後に、その時点で設定さ
れている画像形成条件(クリア前には保持されている画
像形成条件、クリア後には初期条件)で画像形成動作を
開始し、画像形成動作の終了後に待機状態に戻る。な
お、ウォームアップ動作中は、LCD35へその旨を表
示する。
【0090】また、スタートキー39などのキー押下あ
るいはタッチパネル34への接触がなく、コピー条件が
初期状態でかつオフモードでない場合には、次いで、待
機状態で条件初期化時間t1が経過したか否かを判断す
る(s104s、105)。
【0091】その結果、条件初期化時間t1が経過した
場合には、設定されていたコピー条件をクリアし(s1
10)、さらに、前記操作部に対する電源供給を停止す
る(s201)。したがって、前記操作部OFFの状態
でタッチパネル34への接触があっても検知されないこ
ととなる。このように、前記操作部に対する電源供給を
停止するのは、前記操作部の表示機能に要する電力消費
が他の部品に比べて大きく、また、ユーザに対して特に
初期条件を表示しなくても誤操作することはないと判断
したためである。この場合、タッチパネル34への接触
およびLED/キーSW11(スタートキー39、クリ
ア/ストップキー37など)の押下は、省電力状態から
ウォームアップ動作への移行条件(図5の移行条件1に
相当)とならないが、電源スイッチ12の押下は前記移
行条件となり、省電力状態から復帰することとなる。
【0092】また、条件初期化時間t1が経過していな
い場合(s105のNO)、待機状態に移行する直前に
設定したコピー条件は、第1の実施形態に準じてRAM
23の所定領域に保持されている。ここで、待機状態で
オフモード移行時間t2が経過した場合は、オフモード
に移行する(s106、s111)。また、待機状態で
オフモード移行時間t2が経過しておらず、ローパワー
モード移行時間t3が経過した場合には、ローパワーモ
ードに移行する(s107、s112)。また、待機状
態でローパワーモード移行時間t3が経過していない場
合には、待ち時間タイマによるカウントアップを継続す
る(s108)。
【0093】なお、本実施形態に限らず、図7に示す省
電力制御などの制御方法を実行するプログラムを記憶し
た記録媒体(ROMなど)を取付け、コントローラ2
6、RAM23などで実行してもよい。この場合、前記
ROMを容易に移動、交換することができる。また、例
えばLAN上の外部装置から、インタフェース(I/
F)24、25を介して前記プログラムをROM22に
ダウンロードして用いてもよい。
【0094】[第3の実施形態]図8に、本発明の第3
の実施の形態に係る画像形成装置の制御部の構成を示
し、図9にその省電力制御方法を示す。なお、装置の全
体構成は第1の実施形態と概ね同様であるため、図1、
図3、図4を用いるとともに、同一構成には同一符号を
付与して説明を省略する。
【0095】本実施形態は、第1の実施形態とは、操作
部制御板15を通過してコントローラ26と接続された
モードLED40を設け、このモードLED40を前述
の+5VE電源で駆動するとともに、このモードLED
40により、待機状態(図5のS2に相当)から予め設
定した条件初期化時間t1が経過するまで、待機状態に
移行する直前に設定したコピー条件を保持している旨を
表示し、一方で、待機状態でオフモードなどに移行する
と、前記操作部をOFFする点が相違している。この方
法により、前記コピー条件を保持しているか否かをモー
ドLED40で表示しながら、省電力状態において、前
記操作部の他の表示機能による電力消費を抑制すること
ができる。
【0096】図8において、モードLED40は、電源
部31から前述の+5VE電源を供給され、省電力状態
でもコントローラ26からコピー条件情報を得られるよ
うに構成されている。すなわち、モードLED40は、
ユーザが前記操作部のキー操作などで、待機状態(図5
のS2に相当)に移行する直前に設定したコピー条件を
RAM23に保持しているか否かを表示する。例えば、
前記コピー条件を保持している場合は点灯し、保持して
いない場合は消灯してもよい。この表示で、ユーザの作
業中に省電力状態に移行した場合でも、ユーザは前記コ
ピー条件が保持されていることを確認でき、復帰後に再
設定する必要がなくなる。
【0097】また、省電力状態のうちのオフモード状態
では、定着ヒータ32をはじめ、エンジン制御板17、
読取センサ16、エンジンドライブボード20、書込み
制御板30などへの通電をOFFする。なお、ローパワ
ーモードでは、定着ヒータ32、エンジン制御板17、
エンジン制御板17、読取センサ16、エンジンドライ
ブボード20、書込み制御板30などへの通電はOFF
されない。一方、コントローラ26、ROM22、RA
M23、ネットワークインタフェース24、25、ファ
ックス制御板28、NCU29、電源部(PSU AC
ドライブ)31、モードLED40、電源スイッチ1
2、ADFの原稿セットセンサ14などには、動作可能
に電源が供給され、画像信号バス27、バスブリッジ1
8、RAM19などは通電のみ可能となるが、特に、操
作部制御板15およびこれと接続されたLED/キース
イッチ11、タッチパネル34、LCD35、バックラ
イト36には、待機状態でオフモード移行時間がt2が
経過し、オフモードに移行するまで、電源部31から+
5VE電源が供給され、前記オフモードに移行すると、
前記+5VE電源の供給が停止される。このように、オ
フモードに移行した状態では、前述の移行条件1から、
スタートキー39以外のキースイッチの押下、タッ
チパネル34への接触が除外されることとなる。
【0098】本実施形態の省電力制御方法は、図5に示
す待機状態(S2)に移行すると開始されるもので、図
9に示すように、コントローラ26は、待ち時間タイマ
を初期設定した後、この待ち時間タイマのカウントを開
始する(s101、s102)。ここで、スタートキー
39などのキー押下あるいはタッチパネル34への接触
があった場合は、必要なキー処理を実行する(s10
3、s109)。
【0099】例えば、待機状態で、スタートキー39が
押下された場合は、その時点で設定されている画像形成
条件(クリア前には保持されている画像形成条件、クリ
ア後には初期条件)で画像形成動作を開始し、画像形成
動作の終了後に待機状態に戻り、また、待機状態で、タ
ッチパネル34やテンキー38などが押下され、画像形
成条件の設定が指示された場合には、その指示入力に従
って画像形成条件を変更する。
【0100】なお、後述のようにオフモード移行(s1
11)がなされ、前記操作部がOFFされた場合(s3
04)には、前記操作部OFFの状態でタッチパネル3
4への接触または電源スイッチ12以外のキースイッチ
の押下があっても検知されず、ステップs103の結果
はNOとなって、ステップs301へ進むことになる。
【0101】また、省電力状態(ローパワーモード(図
5のS5に相当))でキー操作がなされた場合にも、前
記操作部OFFの状態にあり、タッチパネル34への接
触または電源スイッチ12以外のキースイッチの押下は
検知されず、ステップs103の結果はNOとなって、
ステップs301へ進むことになる。
【0102】また、待機状態でスタートキー39などの
キー押下あるいはタッチパネル34への接触がなく、待
機状態に移行する直前にコピー条件がユーザによって設
定され、前述のようにRAM23に記憶されている場合
は、モードLED40を点灯する(s103、s30
1、s302)。さらに、待機状態に移行する直前にコ
ピー条件がユーザによって設定・記憶されておらず、コ
ピー条件が初期状態でかつオフモードでない場合には、
待機状態で条件初期化時間t1が経過したか否かを判断
する(s301、s104、s105)。その結果、条
件初期化時間t1が経過した場合には、RAM23に保
持されていたコピー条件をクリアし(s110)、モー
ドLED40を消灯する(s303)。
【0103】次いで、待機状態でオフモード移行時間t
2が経過したか否かを判断する(s106)。その結
果、オフモード移行時間t2が経過した場合は、オフモ
ードに移行するとともに、前記操作部をOFFする(s
111、s304)。ここで、LED/キースイッチ1
1、タッチパネル34、LCD35、バックライト36
に対する電源供給が停止されることになる。これは、前
記操作部の表示機能に要する電力消費が他の部品に比べ
て大きく、また、ユーザに対するコピー条件の設定有無
はモードLED40で表示できるためである。この場
合、前記操作部OFFの状態にあり、タッチパネル34
への接触およびLED/キースイッチ11(スタートキ
ー39、クリア/ストップキー37など)の押下は検知
されず、前記移行条件とならないが、電源スイッチ12
の押下はコントローラ26に通知されて前記移行条件と
なり、省電力状態から復帰することとなる。
【0104】次いで、待機状態でローパワーモード移行
時間t3が経過したか否かを判断する(s107)。そ
の結果、ローパワーモード移行時間t3が経過した場合
には、ローパワーモードに移行する(s112)。ま
た、待機状態でローパワーモード移行時間t3が経過し
ていない場合には、待ち時間タイマによるカウントアッ
プを継続する(s108)。
【0105】なお、本実施形態に限らず、図9に示す省
電力制御などの制御方法を実行するプログラムを記憶し
た記録媒体(ROMなど)を取付け、コントローラ2
6、RAM23などで実行してもよい。この場合、前記
ROMを容易に移動、交換することができる。また、例
えばLAN上の外部装置から、インタフェース(I/
F)24、25を介して前記プログラムをROM22に
ダウンロードして用いてもよい。
【0106】[第4の実施形態]図10に、本発明の第
4の実施の形態に係る画像形成装置の制御部の構成を示
す。なお、装置の全体構成は第1の実施形態と概ね同様
であるため、図1、図3、図4を用いるとともに、同一
構成には同一符号を付与して説明を省略する。
【0107】本実施形態は、第1の実施形態とは、タッ
チパネル34、LCD35、バックライト36を接続し
た第1の操作部制御板51(主に液晶表示用)と、LE
D/キースイッチ11を接続し、コントローラ26と接
続された電源スイッチ12およびモードLED40が配
置された第2の操作部制御板50(主にキースイッチ入
力用)とを設け、前記モードLED40を前述の+5V
E電源で駆動するとともに、前記モードLED40によ
り、待機状態(図5のS2に相当)から予め設定した条
件初期化時間t1が経過するまで、待機状態に移行する
直前に設定したコピー条件を保持している旨を表示し、
一方で、待機状態でオフモード(図5のS6に相当)な
どに移行すると、第1の操作部制御板51、タッチパネ
ル34、LCD35、バックライト36に対する電源供
給を停止し、第2の操作部制御板50、LED/キース
イッチ11、電源スイッチ12、モードLED40に対
する電源供給を継続する点が相違している。この構成に
より、前記コピー条件を保持しているか否かをモードL
ED40で表示しながらスタートキー39などのキース
イッチ入力を許可するとともに、省電力状態での液晶パ
ネル表示などによる電力消費を抑制することができる。
【0108】図10において、モードLED40は、第
3の実施形態に準じて電源部31から前述の+5VE電
源を供給され、省電力状態でもコントローラ26からコ
ピー条件の有無情報を得て、ユーザが待機状態に移行す
る直前に設定したコピー条件をRAM23に保持してい
るか否かを表示する。
【0109】また、操作部制御板51には、タッチパネ
ル34、LCD35、バックライト36が接続され、オ
フモードなどの省電力状態に移行するまで、液晶表示機
能を実現する。一方、操作部制御板50には、LED/
キースイッチ11が接続され、省電力状態で+5VE電
源を供給され、キースイッチ入力機能を実現する。特
に、モードLED40でコピー条件の保持が表示されて
いない場合、コントローラ26は、スタートキー39の
入力を許可し、この入力を定着立上りのトリガとする。
【0110】本実施形態において、省電力状態(オフモ
ード)では、定着ヒータ32をはじめ、エンジン制御板
17、読取センサ16、エンジンドライブボード20、
書込み制御板30、操作部制御板51、タッチパネル3
4、LCD35、バックライト36などへの通電をOF
Fする。なお、ローパワーモードでは、定着ヒータ3
2、エンジン制御板17、エンジン制御板17、読取セ
ンサ16、エンジンドライブボード20、書込み制御板
30などへの通電はOFFされない。したがって、省電
力状態からウォームアップ動作への移行条件(図5の移
行条件1に相当)から「タッチパネル34への接触」
が除外されることとなる。一方、コントローラ26、R
OM22、RAM23、ネットワークインタフェース2
4、25、ファックス制御板28、NCU29、電源部
(PSU ACドライブ)31、操作部制御板50、L
ED/キースイッチ11、モードLED40、電源スイ
ッチ12、ADFの原稿セットセンサ14などには、動
作可能に電源が供給され、画像信号バス27、バスブリ
ッジ18、RAM19などは通電のみ可能となる。
【0111】特に、操作部制御板50、LED/キース
イッチ11は、省電力状態でも電源部31からの+5V
E電源で駆動し、スタートキー39の入力を許可して、
スタートキー39の押下で省電力状態からウォームアッ
プ4(図5のS8に相当)に移行し、次いでコピー動作
(図5のS3に相当)に移行可能に制御する。また、ス
タートキー39以外の押下は、電源スイッチ12の押下
と同様に前記移行条件1となり、省電力状態からウォー
ムアップ3(図5のS7に相当)に移行し、次いで待機
状態に復帰するようにしている。これは、タッチパネル
34、LCD35、バックライト36などによる表示機
能の電力消費が、他の部品(LED/キースイッチ11
など)の電力消費に比べて大きく、また、ユーザに対す
るコピー条件の設定有無はモードLED40で表示でき
るためである。
【0112】なお、本実施形態に限らず、前記タッチパ
ネル34、LCD35、バックライト36などによる表
示機能のON/OFFを、ユーザの接近を検知可能な人
体検知センサの検知情報を基にして切り換えるように構
成し、この人体検知センサの検知有無を電源スイッチ1
2と同様に移行条件1としてもよい。あるいは、前記人
体検知センサの検知情報を、第4の実施形態におけるス
タートキー39の押下に替えて、省電力状態からの定着
立上げのトリガとしてもよい。このような構成により、
ユーザの動作に応じて効率的に省電力状態から復帰し、
あるいはコピー動作をスタートすることができる。
【0113】前述の各実施形態では、RAM23などが
前記条件保持手段を構成し、コントローラ26などが前
記制御手段を構成し、操作部制御板15、LED/キー
SW11、LCD35などが前記操作/表示手段を構成
し、電源部31などが前記電源供給手段を構成し、コン
トローラ26などが前記受付入力手段を構成し、LED
/キーSW11、LCD35などが前記復帰表示手段を
構成し、モードLED40などが前記保持表示手段を構
成し、操作部制御板51、LCD35などが前記表示手
段を構成し、操作部制御板15、LED/キーSW11
などが前記指示手段を構成し、操作部制御板15、タッ
チパネル34、LED/キーSW11などが前記設定手
段を構成する。
【0114】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、待機状態
から省電力状態への遷移および復帰可能な熱定着方式の
画像形成装置において、待機状態前に設定した最後の画
像形成条件(コピー条件など)を保存するので、省電力
状態から待機状態に戻ったときに、その画像形成条件を
設定し直さなくても直ちに画像形成動作を開始でき、操
作性が向上する。
【0115】請求項2に記載の発明によれば、待機状態
と省電力状態を含め、最後の画像形成動作が終了してか
ら初期化時間以上経過した時は、最後の画像形成条件を
クリアして初期条件に戻すので、他のユーザが画像形成
条件を間違えることはなくなる。
【0116】請求項3に記載の発明によれば、操作部の
表示機能を常時ON状態とするので、省電力状態におい
て、少なくとも画像形成条件を表示し、画像形成開始お
よび画像形成開始以外を指示することができる。
【0117】請求項4に記載の発明によれば、操作部の
表示機能を常時ON状態とし、画像形成開始の指示を受
付けて入力可能とするので、省電力状態においても画像
形成開始の指示があると、自動的に待機状態に復帰して
画像形成動作を実行することができる。
【0118】請求項5に記載の発明によれば、画像形成
開始の指示を受付けて入力し、省電力状態から復帰して
前記画像形成条件で画像形成を開始する場合、省電力状
態から復帰中である旨を表示するので、ユーザが復帰中
のウォームアップ動作を誤操作と勘違いすることはなく
なる。
【0119】請求項6に記載の発明によれば、省電力状
態にある時、操作部の表示機能を常時ON状態とし、画
像形成開始の指示以外を受付けて入力可能とするので、
特別な復帰キーを押すことなく、例えば、画像形成条件
を入力するためのキースイッチの押下、あるいはタッチ
パネルへの接触により、ウォームアップ動作から待機状
態に移行させることができる。
【0120】請求項7に記載の発明によれば、画像形成
開始の指示以外を受付けて入力し、省電力状態から待機
状態に復帰する場合、省電力状態から復帰中である旨を
表示するので、ユーザが復帰中のウォームアップ動作を
誤操作と勘違いすることはない。
【0121】請求項8に記載の発明によれば、画像形成
条件を保持している間は、省電力状態であってもキー入
力が有効で、かつ表示部に画像形成条件が表示されてい
るので、ユーザはその表示を目視して現在の画像形成条
件を確認してから、スタート指示あるいは画像形成条件
設定(変更)を指示することができ、ミスコピーを防止
できる。なお、待機状態から初期化時間が経過すると、
操作部への電源供給を停止するので、省電力状態で、ユ
ーザが任意に設定した画像形成条件を保持しない場合
は、スタートキースイッチ以外(例えば、電源スイッ
チ)の押下による復帰機能を保ちながら、操作部の表示
機能による電力消費を抑制できる。
【0122】請求項9に記載の発明によれば、操作部の
液晶表示器などによらず、画像形成条件を保持している
か否かのみを保持表示手段(モードLEDなど)で表示
するので、操作部の表示機能による電力消費を抑制でき
る。
【0123】請求項10に記載の発明によれば、操作部
前記画像形成条件を少なくとも表示し、画像形成開始お
よび開始以外を指示するための操作/表示手段と、省電
力状態で、前記操作/表示手段に対する電源供給を停止
する電源供給手段とを備えたことを特徴とする。
【0124】省電力状態において、ユーザが任意に設定
した画像形成条件を所定期間保持し、その旨を保持表示
手段で表示しながら、省電力状態で、操作部に対する電
源供給を停止するので、スタートキースイッチの押下に
よる画像形成開始指示を受付けることはできないもの
の、スタートキースイッチ以外(例えば、電源スイッ
チ)の押下により待機状態へ復帰することができる。
【0125】請求項11に記載の発明によれば、操作部
を、液晶表示器などの表示機能用の操作部(第1の操作
部制御板など)と指示入力機能用の操作部(第2の操作
部制御板など)とに分けるので、省電力状態で表示機能
に用いる電源供給を停止しても、スタートキーなどの指
示入力機能を活用できる。さらに、LEDなどにより画
像形成条件保持の有無を独立に表示するので、ユーザは
省電力状態でも、待機状態移行前の画像形成条件を保持
しているか否かを視認できる。
【0126】請求項12に記載の発明によれば、省電力
状態から待機状態に移行する移行時間および前記初期化
時間を任意に設定するので、ユーザの使用方法や環境に
応じた設定が可能である。
【0127】請求項13に記載の発明によれば、待機状
態から省電力状態への遷移および復帰可能な熱定着方式
の画像形成装置の制御方法において、待機状態以前に設
定した任意の画像形成条件を保持し、省電力状態で画像
形成開始指示を受けつけ、任意の画像形成条件で画像形
成するので、ユーザにとっての操作性が向上する。
【0128】請求項14に記載の発明によれば、待機状
態から予め設定した初期化期間経過後、待機状態以前の
最後の画像形成条件をクリアして初期条件に戻すので、
他のユーザが画像形成条件を間違えることはない。
【0129】請求項15に記載の発明によれば、待機状
態で操作部をON状態とし、少なくとも画像形成条件を
表示して画像形成開始を指示可能とし、待機状態以前の
最後の画像形成条件がクリアされると、操作部の表示機
能などをOFFするので、特に表示機能に用いる電源を
削減して省電力化をはかることができる。
【0130】請求項16に記載の発明によれば、待機状
態以前に設定した画像形成条件を保持しているか否かを
表示するので、ユーザが画像形成条件を間違えることは
なくなる。また、待機状態からオフモードなどの省電力
状態に移行すると、操作部の表示機能などをOFFする
ので、待機状態以前に設定した画像形成条件を保持しな
がら、表示機能などに用いる電源を削減して省電力化を
はかることができる。
【0131】請求項17に記載の発明によれば、請求項
13に記載の制御方法を実行するプログラムをROMな
どに記憶し、コントローラ、RAMなどを用いて実行す
ることができる。ここで、待機状態以前に設定した任意
の画像形成条件を保持し、省電力状態で画像形成開始指
示を受けつけ、任意の画像形成条件で画像形成するの
で、ユーザにとっての操作性が向上する。
【0132】請求項18に記載の発明によれば、請求項
14に記載の制御方法を実行するプログラムをROMな
どに記憶し、コントローラ、RAMなどを用いて実行す
ることができる。ここで、待機状態から予め設定した初
期化期間経過後、待機状態以前の最後の画像形成条件を
クリアして初期条件に戻すので、他のユーザが画像形成
条件を間違えることはない。
【0133】請求項19に記載の発明によれば、請求項
15に記載の制御方法を実行するプログラムをROMな
どに記憶し、コントローラ、RAMなどを用いて実行す
ることができる。ここで、待機状態で操作部をON状態
とし、少なくとも画像形成条件を表示して画像形成開始
を指示可能とし、待機状態以前の最後の画像形成条件が
クリアされると、操作部の表示機能などをOFFするの
で、特に表示機能に用いる電源を削減して省電力化をは
かることができる。
【0134】請求項20に記載の発明によれば、請求項
16に記載の制御方法を実行するプログラムをROMな
どに記憶し、コントローラ、RAMなどを用いて実行す
ることができる。ここで、待機状態以前に設定した画像
形成条件を保持しているか否かを表示するので、ユーザ
が画像形成条件を間違えることはなくなる。また、待機
状態からオフモードなどの省電力状態に移行すると、操
作部の表示機能などをOFFするので、待機状態以前に
設定した画像形成条件を保持しながら、表示機能などに
用いる電源を削減して省電力化をはかることができる。
【0135】以上説明したように、本発明によれば、省
電力状態で、状態遷移前にユーザか設定した画像形成条
件を保持することが可能な画像成形装置およびその制御
方法ならびに記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の全体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の操作部の構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の電源部の構成図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の電力状態の遷移図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の省電力制御を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
の省電力制御を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置
の制御部の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置
の省電力制御を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装
置の制御部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 LED/キースイッチ(SW) 12 電源スイッチ(SW) 13 圧板開閉センサ 14 原稿セットセンサ 15、50、51 操作部制御板 26 コントローラ 23 RAM 31 電源部(PSU ACドライブ) 32 定着ヒータ 34 タッチパネル 35 LCD 36 バックライト 39 スタートキー 40 モードLED
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 29/38 B41J 29/38 D 29/42 29/42 F Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AQ06 AS02 CQ34 HH11 HK19 HN21 HT03 HT07 HT09 2C087 AA03 AA09 AB01 AB06 AC08 BA03 BC07 CB16 2C187 AC07 AD03 AE01 AE06 2H027 DA40 EE02 EF16 EJ17 FC08

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全ユニットへ電源を供給する待機状態か
    ら、一部ユニットへの電源供給を停止する省電力状態へ
    の遷移およびこの省電力状態から前記待機状態への復帰
    が可能な画像形成装置であって、 省電力状態への移行直前に設定されていた画像形成条件
    を省電力状態移行後も保持する条件保持手段を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記画像形成条件で最終の画像形成動作が
    終了してから予め設定した初期化時間が経過すると、保
    持されていた前記画像形成条件を初期状態の画像形成条
    件に変更する制御手段を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記画像形成条件を少なくとも表示し、画
    像形成開始および画像形成条件の設定を指示するための
    操作/表示手段と、省電力状態で、前記操作/表示手段
    に電源を供給する電源供給手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記省電力状態で、画像形成開始の指示を
    受付けて入力する受付入力手段と、この受付入力手段に
    より、省電力状態で前記指示を受付けて入力すると、省
    電力状態からの復帰を行い、復帰後、保持されていた前
    記画像形成条件もしくは前記初期状態の画像形成条件で
    画像形成を開始する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記受付入力手段により、省電力状態で画
    像形成開始の指示を受付けて入力し、省電力状態からの
    復帰を行い、復帰後、保持されていた前記画像形成条件
    もしくは前記初期状態の画像形成条件で画像形成を開始
    する場合、省電力状態から復帰中である旨を表示する復
    帰表示手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記省電力状態で、画像形成条件の設定の
    指示を受付けて入力する受付入力手段と、この受付入力
    手段により、省電力状態で前記画像形成条件の設定の指
    示を受付けて入力すると、前記指示を有効とし、省電力
    状態から待機状態に復帰する制御手段とを備えたことを
    特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】前記受付入力手段により、省電力状態で画
    像形成条件の設定の指示を受付けて入力し、前記指示を
    有効として、省電力状態から待機状態に復帰する場合、
    省電力状態から復帰中である旨を表示する復帰表示手段
    を備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】前記画像形成条件を少なくとも表示し、画
    像形成開始および画像形成条件の設定を指示するための
    操作/表示手段と、省電力状態で、前記操作/表示手段
    に電源を供給し、前記初期化時間が経過すると前記操作
    /表示手段への電源供給を停止する電源供給手段とを備
    えたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記条件保持手段に前記画像形成条件を保
    持しているか否かを表示する保持表示手段を備えたこと
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記画像形成条件を少なくとも表示し、
    画像形成開始および画像形成条件の設定を指示するため
    の操作/表示手段と、省電力状態で、前記操作/表示手
    段に対する電源供給を停止する電源供給手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】前記条件保持手段に前記画像形成条件を
    保持しているか否かを表示する保持表示手段と、少なく
    とも前記画像形成条件を表示する表示手段と、画像形成
    開始および画像形成条件の設定を指示するための指示手
    段と、省電力状態で、前記指示手段に電源を供給する電
    源供給手段とを備え、 省電力状態で、前記表示手段に対する電源供給を禁止す
    ることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】前記待機状態から省電力状態に移行する
    移行時間および前記初期化時間を任意に設定する設定手
    段を備えたことを特徴とする請求項2〜11のいずれか
    に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】全ユニットへ電源を供給する待機状態か
    ら、一部ユニットへの電源供給を停止する省電力状態へ
    の遷移およびこの省電力状態から前記待機状態への復帰
    が可能な画像形成装置の制御方法であって、 省電力状態への移行直前に設定されていた画像形成条件
    を省電力状態移行後も保持する条件保持ステップと、待
    機状態からの経過時間を計測する計時ステップと、前記
    画像形成条件を保持しながら、予め設定した移行時間が
    経過すると、省電力状態へ移行する省電力移行ステップ
    と、省電力状態で、画像形成開始指示を受けつけ、省電
    力状態からの復帰を行い、復帰後、保持されていた前記
    画像形成条件で画像形成する画像形成ステップとを有す
    ることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  14. 【請求項14】前記待機状態から予め設定した初期化時
    間が経過すると、保持されていた前記画像形成条件を初
    期状態の画像形成条件に変更する初期化ステップを有す
    ることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置の
    制御方法。
  15. 【請求項15】前記待機状態で、少なくとも画像形成条
    件を表示し、画像形成開始を指示するための電源を供給
    する表示/指示ステップと、待機状態から予め設定した
    初期化時間が経過すると、前記電源の供給を停止する表
    示/指示停止ステップとを有することを特徴とする請求
    項14に記載の画像形成装置の制御方法。
  16. 【請求項16】前記省電力状態への移行直前に設定され
    ていた画像形成条件を省電力状態移行後も保持している
    ことを表示する保持表示ステップと、待機状態で、少な
    くとも画像形成条件を表示し、画像形成開始を指示する
    ための電源を供給する表示/指示ステップと、待機状態
    から省電力状態に移行すると、前記電源の供給を停止す
    る表示/指示停止ステップとを有することを特徴とする
    請求項14に記載の画像形成装置の制御方法。
  17. 【請求項17】画像形成装置で、全ユニットへ電源を供
    給する待機状態から、一部ユニットへの電源供給を停止
    する省電力状態へ遷移し、この省電力状態から前記待機
    状態へ復帰するためのプログラムを記録した記録媒体で
    あって、 省電力状態への移行直前に設定されていた画像形成条件
    を省電力状態移行後も保持する条件保持ステップと、待
    機状態からの経過時間を計測する計時ステップと、前記
    画像形成条件を保持しながら、予め設定した移行時間が
    経過すると、省電力状態へ移行する省電力移行ステップ
    と、省電力状態で、画像形成開始指示を受けつけ、省電
    力状態からの復帰を行い、復帰後、保持されていた前記
    画像形成条件で画像形成する画像形成ステップとを備え
    た制御方法を実行するプログラムを記録したことを特徴
    とする記録媒体。
  18. 【請求項18】前記待機状態から予め設定した初期化時
    間が経過すると、保持されていた前記画像形成条件を初
    期状態の画像形成条件に変更する初期化ステップを備え
    た前記制御方法を実行するプログラムを記録したことを
    特徴とする請求項17に記載の記録媒体。
  19. 【請求項19】前記待機状態で、少なくとも画像形成条
    件を表示し、画像形成開始を指示するための電源を供給
    する表示/指示ステップと、待機状態から予め設定した
    初期化時間が経過すると、前記電源の供給を停止する表
    示/指示停止ステップとを備えた前記制御方法を実行す
    るプログラムを記録したことを特徴とする請求項18に
    記載の記録媒体。
  20. 【請求項20】前記省電力状態への移行直前に設定され
    ていた画像形成条件を省電力状態移行後も保持している
    ことを表示する保持表示ステップと、待機状態で、少な
    くとも画像形成条件を表示し、画像形成開始を指示する
    ための電源を供給する表示/指示ステップと、待機状態
    から省電力状態に移行すると、前記電源の供給を停止す
    る表示/指示停止ステップとを備えた前記制御方法を実
    行するプログラムを記録したことを特徴とする請求項1
    8に記載の記録媒体。
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