JP2013182312A - ジョブ処理装置およびジョブ処理装置の電源制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
電源手段から供給される電源によりジョブ処理を行うジョブ処理装置において、検出される前記照度のレベルが所定のしきい値より小さいと判断した時刻が、ユーザにより設定された節電時間帯内であれば電源ユニットの電源状態を通常状態より低い節電状態に移行させる。また、検出される前記照度のレベルが所定のしきい値より小さいと判断した時刻がユーザにより設定された節電時間帯内でなければ電源ユニットの電源状態を電源オフ状態に移行させる。
【選択図】 図9
Description
また、情報処理装置において、照度センサの検出レベルに応じて、装置を一部通電状態の節電状態、または電源OFF状態に移行する機能が知られている(特許文献2参照)。
電源手段から供給される電源によりジョブ処理を行うジョブ処理装置であって、照明機器から照射される照度を検出する検出手段と、前記電源手段から供給する電源状態を通常よりも少ない節電状態へ移行させる時間帯を設定する設定手段と、前記検出手段が検出する照度のレベルが所定のしきい値より小さいかどうかを判断する判断手段と、前記検出手段により検出される前記照度のレベルが所定のしきい値より小さいと判断した時刻が前記時間帯内であれば前記電源手段の電源状態を通常状態より低い節電状態に移行させ、前記検出手段により検出される前記照度のレベルが所定のしきい値より小さいと判断した時刻が前記時間帯内でなければ前記電源手段の電源状態を電源オフ状態に移行させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示すジョブ処理装置を適用するジョブ処理システムの構成を説明するブロック図である。
また、本実施形態では、ジョブ処理装置の一例として、画像形成装置であるMFP(Multi Function Printer)の例を示すが、プリンタ装置、ファクシミリ装置、その他電子機器に適用すること可能である。本例は、コンピュータ9と画像形成装置1とがLAN8を介して通信するジョブ処理システムに対応する。ここで、ジョブ処理装置の一例としての画像形成装置は、電源手段から供給される電源を後述する各部に供給することによりジョブ処理を行う。
図1において、2はスキャナ装置で、原稿から光学的に画像を読み取りデジタル画像に変換する。4はプリンタ装置で、デジタル画像を紙デバイスに出力する。照度検出部10は、画像形成装置1の周辺照度をコントローラ3に通知することが可能である。
5はタッチパネル方式の操作部で、ユーザからの指示を受け付けるとともに、システムの設定状態をUI画面により表示する。6は不揮発性メモリで構成されるハードディスク装置(HDD)で、画像形成装置1を起動させるプログラムや、設定ファイル、UI画面データ等の各種のシステム情報を記憶する。
7はFAX装置で、電話回線等にデジタル画像データを送受信する。3はコントローラで、スキャナユニット22を制御して原稿読取を制御する。また、コントローラ3は、マーキングユニット41を用いて読み取った画像データやコンピュータ9から受信するページ記述言語に基づく印刷データ(PDLデータ)をレンダリングしたイメージデータを記録紙に印刷する。
画像形成装置1はLAN8経由でコンピュータ9からデジタル画像の入出力、ジョブの発行や機器の指示等も行なうことが可能である。
プリンタ装置4は、紙束から一枚ずつ逐次給紙可能な給紙ユニット42、給紙した紙に画像データを印刷するためのマーキングユニット41、印刷後の紙を排紙するための排紙ユニット43から成る。
〔複写機能〕
スキャナ装置2から読み込んだ画像をHDD6に記録し、同時にプリンタ装置4を使用して印刷を行なう。
〔画像送信機能〕
スキャナ装置2から読み込んだ画像はLAN8を介してコンピュータ9に送信する。
〔画像保存機能〕
スキャナ装置2から読み込んだ画像をHDD6に記録し、必要に応じて画像送信や画像印刷を行なう
〔画像印刷機能〕
コンピュータ9から送信された例えばページ記述言語を解析し、プリンタ装置4で印刷する。
図2において、101は照度検出部で、画像形成装置が設定される居室の照明機器から照射される光の照度を検出する照度検出部10に設けられ、光を検出して電流値(光電流)に変換する、例えばフォトダイオード等で構成される。102は照度検出コントローラで、光電流を増幅し、電圧値に変換して、所定レベル以下であるか比較し、CPU201に通知する。
200はメインボードで、いわゆる汎用的なCPUシステムで構成される。メインボード200は、ボード全体を制御するCPU201、ブートプログラムが含まれるブートロム202、CPUがワークメモリとして使用する揮発性のメモリ203を備える。さらに、メインボード200は、外部バスとのブリッジ機能を持つバスコントローラ204、電源断された場合でも消えない不揮発性メモリ205を備える。
メインボード200には外部に、USBメモリ209、及び図1に示した操作部5、HDD6等が接続される。
さらに、サブボード220は、リアルタイムデジタル画像処理を行なう画像処理プロセッサ227とデバイスコントローラ226を備える。なお、外部のスキャナ装置2と外部プリンタ装置はデバイスコントローラ226を介してデジタル画像データの受け渡しを行なう。FAX装置7はCPU221が直接制御を行なう。
以下、コントローラ3の動作について、原稿画像を読み取って印刷する画像複写処理を例に説明する。
スキャナ装置2は紙原稿を光学スキャンしデジタル画像データに変換してデバイスコントローラ226を介して画像処理プロセッサ227に入力する。
画像処理プロセッサ227は、サブボード220のCPU221を介してメモリ223にDMA転送を行いデジタル画像データの一時保存を行なう。
CPU201はデジタル画像データがメモリ223に一定量もしくは全て入ったことが確認できると、CPU221を介してプリンタ装置4に画像出力指示を出す。
図3は、図1に示した画像形成装置1の電源ユニットの構成を説明する図である。なお、図1、図2と同一のものには同一の符号を付している。
図3において、301はトグル型スイッチである。302は電源ユニットである。303はAC−DCコンバータである。304はAC電源入力部である。305はスイッチ入力ラインで、ユーザによるトグル型電源スイッチ301の操作状態をコントローラ3に通知する。306は電源リモート信号で、AC−DCコンバータ303の出力を制御する信号としてコントローラ3からAC−DCコンバータ303に出力される。なお、AC−DCコンバータ303は、複数のFET312〜316を備える。
310は電源ケーブルで、コントローラ3のフラッシュディスク207に対して電源を供給する。311は電源ケーブルで、コントローラ3のその他の構成要素に対して電源を供給する。
一方で、OFF時はコントローラ3がシステムのシャットダウンが完了するまで電源供給を停止してはならない。つまり、ライン305を介して電源スイッチ301の状態を通知し、シャットダウンが完了後に電源リモート信号306を用いて全てのDC電源供給をOFFにするようになっている。これらの説明はシャットダウンが必要な一般的な機器が持っている電源構成となる。
なお、トグル型電源スイッチ301は、ON/OFFの状態のどちらか一方の状態をメカ的に保持し続けるスイッチである。ユーザはトグル型電源スイッチ301をON/OFFのいずれか側に倒す操作を行う事で状態を入力する。
なお、本実施形態ではトグル型電源スイッチに限定するものではなく、状態を持たないスイッチに適用する場合、前記した1、2のON/OFFのパターンにトグルスイッチのON/OFFを当てはめれば良い。
図4において、401はメインボード200上のリセット回路である。402は不揮発レジスタで、H/W(ハードウェア)リセット等によって状態のリセットされることはない。403は専用の電源監視H/Wロジックで、本システムの電源制御を監視する。なお、電源監視H/WロジックがASIC等の場合、小さなCPUシステム等でも良い。
404は、サブボード220上のリセット回路である。405はH/W群で、各ボード上に設けられている。
そのため一般的には本実施形態のように一つのボードに一つのリセット回路を持ち、各々のボード内のリセット動作を各リセット回路が行うことになる。メインボード200のシステムは特に本装置で主となるボードであり、電源監視H/W403を有する。
CPU201が正常に動作出来る場合、CPU201の指示に従いシステムにリセットを掛けることが可能である。また、CPU201に電源が供給されていない状態では電源スイッチ301に接続されるスイッチ入力ライン305の入力から電源リモート信号306を制御してコントローラ3の電源を投入したりすることが出来る。不揮発レジスタ902はCPU201から読み書きすることが可能である。
図5の(a)は、全てのシステムに通電された通常起動状態である、電源ON状態を示す。図5の(b)は、メモリ203、ネットワークインターフェース210、FAX装置7に通電され、外部からのジョブ等を受け付けることができる、節電状態を示す。
図5の(c)は、全てのシステムが非通電状態にある、電源OFF状態を示す。
なお、図6の(a)は、画像形成装置1の操作部5を表しており、キー入力部620とタッチパネル部600から成っている。タッチパネル部600は、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示部)とその上に貼られた透明電極からなる。LCDに表示されるキー相当の部分の透明電極を指で触れると、それを検知して別の操作画面を表示するなど予めプログラムされている。本画面例は、スタンバイモード時の初期画面であり、設定操作に応じて様々な操作画面を表示することができる。
図6の(b)は、キー入力部の要部の詳細を示しており、キー入力部620は、定常的な操作設定を行うことができるキー入力部分である。
操作部電源スイッチ621は、図5の(a)電源ON状態と図5の(b)節電状態を切り替えるものであり、システム全体の電源供給を行う主電源スイッチがON状態で制御することができる。
テンキー625は、各種設定の置数を行うためのキーであり、クリアキー626は、その置数を解除するためのキーである。IDキー627は、画像形成装置1の使用者を認証するために、予め設定された暗証番号を入力させるためのキーである。リセットキー628は、各種設定を無効にし、デフォルト状態に戻すためのキーである。
カウンタ確認キー631は、画像形成装置1内に設けてあるプリント枚数などをカウントするソフトカウンタに記憶されている出力済み枚数を表示させるためのキーである。
画像コントラストダイヤル632は、タッチパネル部600の液晶表示のバックライトを調光するなどして、画面の見易さを調整するためのダイヤルである。
図8は、本実施形態を示すジョブ処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、検出される照度に適応して画像形成装置1の電力制御について説明する。なお、各ステップは、CPU201がメモリ203に制御プログラムをロードして実行することで実現される。
まず、使用者が、ユーザモードキー630よりシステム設定画面に移行し、照度検出機能設定画面を要求する。
すると、CPU201は、前述の要求に応じて、タッチパネル部600に図7の(a)に示す照度検出機能設定画面を表示する(S801)。
次に、CPU201は、照度検出部10からの通知を受信設定にし(S804)、図7の(b)に示す節電状態移行時間設定画面をタッチパネル部600に表示する(S805)。
図7の(b)節電状態移行時間設定画面において、使用者は節電移行開始時間705/節電移行終了時間706をテンキー625で入力する。なお、設定した節電移行終了時間をキャンセルする場合は、ユーザが設定取止ボタン708を押下する。
図9は、本実施形態を示すジョブ処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、照度検出機能有効時の処理例について説明する。なお、各ステップは、CPU201がメモリ203に制御プログラムをロードして実行することで実現される。以下、照度検出部10が検出する照度のレベルが所定のしきい値より小さいと判断した時刻が節電移行時間帯内であれば電源手段の電源状態を通常状態より低い節電状態に移行させる制御を説明する。さらに、照度検出部10が検出する照度のレベルが所定のしきい値より小さいと判断した時刻が前記時間帯内でなければ前記電源手段の電源状態を電源オフ状態に移行させる制御を説明する。なお、上記時間帯は、図7の(b)に示したUI画面を用いて、ユーザが設定することが可能に構成されている。ここで、時間帯は、電源手段から供給する電源状態を通常よりも少ない節電状態へ移行させる時間帯を意味する。なお、その設定を有効とするかは、図7の(a)に示したUI画面を用いてユーザが任意に選択することができる。
ここで、現在時刻が節電移行時間内であるとCPU201が判断した場合、コントローラ3は、電源リモート信号306を介して、電源ケーブル307、310の電源供給をストップし、図5の(b)に示す節電状態に移行して(S906)、本処理を終了する。
なお、例えば、一般的な蛍光灯照明のオフィスでは、照度は400lx(ルクス)程度であり、蛍光灯照明を消灯したときの照度は、30lx程度となる。
図10は、本実施形態を示すジョブ処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図5の(b)に示す節電状態における処理例である。なお、各ステップは、CPU201がメモリ203に制御プログラムをロードして実行することで実現される。
次に、CPU201は、現在時刻が節電移行時間内であるかどうかを判断する(S1011)。ここで、現在時刻が節電移行時間内でないと判定した場合は、処理を終了する。
一方、現在時刻が節電移行時間内であるとCPU201が判断した場合、ジョブ処理が完了した時(S1012)、再び、図5の(b)に示す節電状態に移行して(S1013)、本処理を終了する。なお、S1005,S1007,S1011でCPU201がNOと判断した場合は、いずれも処理を終了する。
本例は、照度検出機能有効時に、使用者により節電状態移行時間が8:00から22:00に設定されている使用者指定時間の場合、画像形成装置の電力遷移例である。前記時間帯において、節電移行状態から電源ON状態に移行するのは、使用者が操作部電源スイッチを押下したときである(S1003)。
図11の(b)は、上記指定時間内である12:00に、照明がOFFされたときの遷移例である。照度検出部10が12:00に照明OFFを検出したことをCPU201に通知し、図10の処理行い、画像形成装置が電源ON状態から節電状態に移行する電力遷移を表している。
図11の(c)は、前記指定時間外である22:30に、照明がOFFされたときのタイムチャートである。
照度検出部10が22:30に照明OFFを検出したことをCPU201に通知し、図9の処理を行い、画像形成装置が電源ON状態から電源OFF状態に移行する電力遷移を表している。
また、時間経過は、使用者が操作部5やコンピュータ9からLAN8を介して設定できてもよい。
このように本実施形態に示すジョブ処理装置においては、ジョブ処理要求を実行するための電源復帰指示を受け付ける受付手段として、操作部電源スイッチによる場合が第1の電源復帰指示の一例である。さらに、他の例としては、外部装置からジョブを受信したことを示すコマンド指示を受け付ける場合が第2の電源復帰指示の一例である。つまり、本実施形態では、ジョブ処理要求を実行するための属性が異なる第1のまたは第2の電源復帰指示を受け付けることが可能に構成されている。
そして、CPU201が第1の電源復帰指示を受け付けた時刻が時間帯内であると判断した場合、電源状態を通常状態に移行させ、ジョブ処理が終了後、通常状態を維持させるように制御する。ここで、第1の電源復帰指示とは、ユーザが操作する電源スイッチによるオン指示である。
一方、CPU201が第2の電源復帰指示を受け付けた時刻が時間帯内であると判断した場合、電源状態を通常状態に移行させ、前記ジョブ処理が終了後、電源状態を節電状態に移行させるように制御する。
これにより、ジョブ処理装置の周辺の照度が変動することに適応して節電要求と迅速なジョブ処理要求とを満たす電源制御を行える。
203 メモリ
207 フラッシュディスク
Claims (9)
- 電源手段から供給される電源によりジョブ処理を行うジョブ処理装置であって、
照明機器から照射される照度を検出する検出手段と、
前記電源手段から供給する電源状態を通常よりも少ない節電状態へ移行させる時間帯を設定する設定手段と、
前記検出手段が検出する照度のレベルが所定のしきい値より小さいかどうかを判断する判断手段と、
前記検出手段により検出される前記照度のレベルが所定のしきい値より小さいと判断した時刻が前記時間帯内であれば前記電源手段の電源状態を通常状態より低い節電状態に移行させ、
前記検出手段により検出される前記照度のレベルが所定のしきい値より小さいと判断した時刻が前記時間帯内でなければ前記電源手段の電源状態を電源オフ状態に移行させる制御手段と、
を備えることを特徴とするジョブ処理装置。 - ジョブ処理要求を実行するための属性が異なる第1のまたは第2の電源復帰指示を受け付ける受付手段を備え、
前記制御手段は、第1の電源復帰指示を受け付けた時刻が前記時間帯内である場合、前記電源状態を通常状態に移行させ、前記ジョブ処理が終了後、前記通常状態を維持させるように制御することを特徴とする請求項1記載のジョブ処理装置。 - ジョブ処理要求を実行するための電源復帰指示を受け付ける受付手段を備え、
前記制御手段は、第2の電源復帰指示を受け付けた時刻が前記時間帯内である場合、前記電源状態を通常状態に移行させ、前記ジョブ処理が終了後、前記電源状態を節電状態に移行させるように制御することを特徴とする請求項1記載のジョブ処理装置。 - 前記所定のしきい値は、ユーザによる指示により設定することを特徴とする請求項1記載のジョブ処理装置。
- 前記所定のしきい値は、外部装置からのコマンド指示により設定することを特徴とする請求項1記載のジョブ処理装置。
- 前記電源復帰指示は、外部装置からジョブを受け付ける指示であることを特徴とする請求項2記載のジョブ処理装置。
- 前記電源復帰指示は、ユーザが操作する電源スイッチによるオン指示であることを特徴とする請求項3記載のジョブ処理装置。
- 電源手段から供給される電源によりジョブ処理を行うジョブ処理装置の電源制御方法であって、
照明機器から照射される照度を検出する検出工程と、
前記電源手段から供給する電源状態を通常よりも少ない節電状態へ移行させる時間帯を設定する設定工程と、
前記検出工程で検出する照度のレベルが所定のしきい値より小さいかどうかを判断する判断工程と、
前記検出工程で検出される前記照度のレベルが所定のしきい値より小さいと判断した時刻が前記時間帯内であれば前記電源手段の電源状態を通常状態より低い節電状態に移行させ、
前記検出工程で検出される前記照度のレベルが所定のしきい値より小さいと判断した時刻が前記時間帯内でなければ前記電源手段の電源状態を電源オフ状態に移行させる制御工程と、
を備えることを特徴とするジョブ処理装置の電源制御方法。 - 請求項8に記載のジョブ処理装置の電源制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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