JP2005088521A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 室内照明に反応しプリンタの電源をON/OFFすることを可能とすることで、使用環境や設置条件に左右されることなく、無駄な電力を節約し且つプリンタ寿も確保し、さらには使用者にとって使い勝手の良い画像形成装置およびこの装置による省電力方法の提供。
【解決手段】 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部に電源を供給する電源回路部と、外部の光量を検出し、前記光量に応じた受光信号を前記電源回路に出力する光量検出部とを備え、前記電源回路部は、前記光量検出部が出力した受光信号に基づいて前記画像形成部への電源の供給、遮断または待機することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部に電源を供給する電源回路部と、外部の光量を検出し、前記光量に応じた受光信号を前記電源回路に出力する光量検出部とを備え、前記電源回路部は、前記光量検出部が出力した受光信号に基づいて前記画像形成部への電源の供給、遮断または待機することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、インクジェットプリンタ−などを含む、画像形成装置およびこの装置を用いた画像形成装置の制御方法の発明に関する。
従来から、インクジェットプリンタ−などを含む、画像形成装置が普及し、使用されている。
画像形成装置は、画像の定着の際に一定の温度の下に行う必要があるが、この定着には一般に多量の電力を必要とするため、消費電力を少なくしようと画像形成装置を設計する場合には、待避電力を以下に少なくするかが課題であった。そして使用したい場合にだけ所定の温度に所定温度の達するようにする必要があった。
このような画像形成装置として、特許文献1の特開2002−139955号公報が知られている。
画像形成装置は、画像の定着の際に一定の温度の下に行う必要があるが、この定着には一般に多量の電力を必要とするため、消費電力を少なくしようと画像形成装置を設計する場合には、待避電力を以下に少なくするかが課題であった。そして使用したい場合にだけ所定の温度に所定温度の達するようにする必要があった。
このような画像形成装置として、特許文献1の特開2002−139955号公報が知られている。
この公報には、オートプレヒートやオートシャットオフモードを有する画像形成装置が記載されており、この装置は、あまり使われない場合でも定着がON状態であったり、よく使われる場合でも定着がOFF状態であったり、使用スタイルに応じていないのを解決するために成されたものと記載されている。また、この文献には、画像形成装置近辺を通る人の数、人の声、照明の明るさなどから、使用頻度の予測を算出し、これに基づき定着手段の待機温度を切り替えることにより、あまり使われない場合は消費電力を抑え、よく使われる場合は待ち時間が少なくなる旨、記載されている。
また、特許文献2の特開平05−045982号公報には、画像形成装置が記載されている。この画像形成装置では、電源投入時に装置の自動調整を行い、この投入時以外は自動調整を行わないため、装置が長時間にわたって電源が投入されている場合、この間の素子の特性の変動に対応することができるように、適切に自動調整を実行し、且つ、不必要な自動調整の実行を回避することのできる旨、記載されている。
特開2002−139955号公報
特開平05−045982号公報
従来の画像形成装置において、電源を起動するには、使用者がプリンタの電源スイッチを押す(オンにする)必要がある。それに対してオフィスなどでプリンタは主にネットワーク接続で使用していることから、自分の席の近くにプリンタが設置されていない場合が多い。よって自分の席から離れた場所にプリンタがあった場合、プリント出力前に必ず電源を起動するためだけにプリンタの所まで行く必要がある。
又、自分の使用している機器は、PCやPCモニターの電源は落として(オフ状態にして)帰るが、ネットワーク接続で使用しているプリンタの電源を落とさないで(オン状態のまま)忘れて帰ってしまうことが多い。その場合、深夜、使用する人間がいないにも関わらず、プリンタの電源が切られることなくオン状態で放置される。これは省エネという観点からも好ましくなく、またプリンタ自体もパワーON時間が長時間にわたることから、プリンタ寿命が短くなり環境に与える影響、コスト、地球資源の有用な使用の観点上からも好ましくはない。
本発明の目的は、室内照明など、人が居る場合の環境状態に反応しプリンタの電源をON/OFFすることを可能とすることで、使用環境や設置条件に左右されることなく、無駄な電力を節約し且つプリンタ寿命の延命化も確保し、さらには使用者にとって使い勝っての良い画像形成装置を提供することにある。
請求項1に記載の画像形成装置の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部に電源を供給する電源回路部と、外部の光量を検出し、前記光量に応じた受光信号を前記電源回路に出力する光量検出部とを備え、前記電源回路部は、前記光量検出部が出力した受光信号に基づいて前記画像形成部への電源の供給、遮断または待機することを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置の発明は、請求項1において、前記光量検出部は、光量に応じた閾値を設定するための光量レベル設定部を有することを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置の発明は、請求項2において、前記光量検出部は、前記光量が前記閾値を超えた回数をカウントするカウンタをさらに有し、前記超えた回数が予め設定されたカウント値を超えたときに、前記受光信号を出力することを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成装置の発明は、請求項2または3において、前記光量検出部は、前記カウンタの前記カウント値を変化させる感応時間設定回路をさらに有することを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置の制御方法の発明は、室内の照明が点灯しているか否かを判断して、画像形成装置を起動、遮断または待機状態にすることを特徴とする。
請求項6に記載の画像形成装置の制御方法の発明は、請求項5において、前記方法は、室内の明るさを検知するか、照明光以外の明るさの影響を考慮して光量レベル設定値と前記検知した室内の明るさの値とを比較するか、または前記検知した室内の明るさと前記日中の明るさと光量レベル設定値とのいずれか1つを選択して比較し、前記画像形成装置を起動、遮断または待機することを特徴とする。
請求項7記載の画像形成装置の制御方法の発明は、請求項5または6において、前記選択した比較と同一の比較により室内の照明が点灯しているか否かを判断して、前記画像形成装置を起動させることを特徴とする。
請求項1のプリンタ装置は、使用者はプリンタの電源を入れるのに、室内照明を点けるだけですむので、プリンタ電源の投入をせずに(意識して電源投入をせずに)プリントが可能である。又、プリンタの電源を切るのに、室内照明に反応して電源が遮断される事から、使用者がたとえ切り忘れたとしても、意識することなく省エネを実現できる。
請求項2のプリンタ装置は、光量レベルを使用者が使用環境や設置条件に合わせて設定できることから、様々な環境で使用可能となる。又、適切な設定を実施することによって、室内照明が点灯している時のみ電源が起動するようになる。これによって、休日や深夜などプリンタを使用しないときには、電源が起動しない仕組みとなっていることから省エネを実現できる。
請求項3のプリンタ装置は、感応時間を設けて、室内照明を一瞬遮光してもプリンタの電源遮断を防止したので、プリンタを使用するときにプリンタ電源が遮断状態でプリント待ちになることが無くなり、使い勝っての良い(ユーザフレンドリーな)プリンタとなる。
請求項4のプリンタ装置は、感応時間を使用者が設定できるようにしたことで、プリンタの使用環境や設置条件に左右されることなく、プリンタなどの画像形成装置の使用が可能となる。又、無駄な電源ON/OFFによるプリント待ち状態や、イニシャル動作時にヘット維持を目的としたインクの空吐出動作が無くなるので、使用者にとって使い勝手の良いプリンタとなるだけでなく環境にも易しいプリンタであると言える。
本発明の画像形成装置および画像形成装置の制御方法について、図面を参照しつつ、実施形態により、詳細に説明する。
図1は、本発明の画像形成装置(たとえばプリンタ)の第1の実施形態の構成を示す概略図である。
本実施形態の画像形成装置は、図1に示すように、操作部2と、電源回路部3と、制御部4と、画像形成部5とを有し、さらに、光量検出手段1を追加した構成を特徴とする。
図1は、本発明の画像形成装置(たとえばプリンタ)の第1の実施形態の構成を示す概略図である。
本実施形態の画像形成装置は、図1に示すように、操作部2と、電源回路部3と、制御部4と、画像形成部5とを有し、さらに、光量検出手段1を追加した構成を特徴とする。
操作部2は電源投入スイッチ13と、画像形成装置の各種機能をユーザ等に知らせる各種表示部と、電源投入以外のその他の機能を実行するためのその他の機能スイッチとを有している。操作部2の電源投入スイッチ13が押下されると、後述する電源回路部3に設けられている電源起動回路部12へ、スイッチがオン状態である信号が出力され、制御部4に電源供給が行われる。この操作部2には、光量検出手段1の信号出力と同じく、電源をON/OFFできる機能がある。この操作部2の信号出力では、ユーザにより、画像形成装置をON/OFFできる構成を採るために、操作部内にこの信号出力(信号出力回路)が用意されている。
電源回路部3は、AC電源を入力するAC回路部と、このAC回路部からのAC入力から、DC電源を生成するDC生成回路部(たとえばA/D変換機)11と、外部回路からのトリガ信号で制御部4へ電源供給を行うか若しくは電源供給を遮断する事ができる電源起動回路部12とを有する。
制御部4は演算機として機能するCPU15と、記憶手段であるRAM14及びROM18とを有し、制御部4は、さらに、ASIC16と、外部I/F17とを有して構成される。ASIC16は、前記画像形成部5、主走査モータ19及び副走査モータ20を駆動する信号を生成する。また外部I/F17は、前記画像形成部5と、主走査モータ19と、副走査モータ20と、各種センサ入力21と、前記操作部2の入出力およびホストPC26とのインターフェース手段となっている。制御部は印字ヘッド、主走査モータ、副走査モータ、PC(外部接続機器)、各種センサなどを制御する。
画像形成部5は、イエロー印字ヘッド22、マゼンダ印字ヘッド23、ブラック印字ヘッド24、シアン印字ヘッド25で構成されている。本発明の画像形成装置に採用されている画像形成手段としての画像形成部は、インクを吐出する手段として、印字ヘッドを採用している。印字ヘッドは画像を形成する手段として、副走査方向に配列された1列若しくは2列の複数のノズルを有各印字ヘッドは画像形成に必要な吐出データが制御部より出力されることによって画像が形成される。ただし、同じ箇所にインクを吐出しても画像は形成されないので、印字ヘッドを主走査方向に移動させる手段として、主走査モータがあり、さらに主走査動作と直交する副走査方向に記録紙を搬送する手段として副走査モータを設ける。
制御部4は、印字ヘッドと同時にそれらのモータも制御して、記録紙上に画像形成を実現している。この制御部4では、インクジェットプリンタの状態、例えばプリント待ち状態や紙JAM(紙ずまり)などの場合に、画像を送る側のPCなどに通知する必要がある。逆にPC側より画像DATAを受け取ったり、インクジェットのメンテナンスなど、主に印字ヘッドの維持動作に関する要求も、制御部4内で処理され、インクジェットプリンタ装置で制御するよう指示される。
本発明の画像形成装置に用いられる光量検出手段1は、本発明の画像形成装置の外部環境のうち、画像形成装置の外部の明るさに基づいて、本発明の画像形成装置をON/OFFできる構成を採用している。光量検出手段1は、電源起動回路部12へ、ON/OFFするためのトリガ信号を出力する。このようなトリガ信号を出力する光量検出手段1を有する本発明の画像形成装置によって、本発明では、画像形成装置が設置されている環境(画像形成装置の外部の明るさの環境)を前記光量検出手段1で検出した受光信号に基づいて、画像形成装置内の画像形成部への電源供給を遮断したり、あるいは遮断されている電源供給を開始(電源供給再開も含む)したりすることができる。なお光量検出手段1は、本発明の画像形成装置と離れた構成とすることもできる。たとえば室内照明の電源部がONかOFFかを検知して本発明の画像形成装置の電源回路部に報知して画像形成装置の電源をOFF/ONにすることもでき、また室内照明器具付近に光量受光部を設置し、本発明の画像形成装置の電源回路部に報知して画像形成装置の電源をOFF/ONにすることができるよう構成することもできる。これらの画像形成装置の電源回路部に報知には、たとえば無線で報知を行うことができ、この際に、赤外線あるいはその他の電磁波、さらに音波などで行うように構成することができる。
このように光量検出手段1は、室内照明が点灯あるいは消灯を検出する手段として、本発明の画像形成装置では使用されており、光量検出手段1は、少なくとも光量受光部6を有している。
このように、光量検出手段1は、光量受光部6を有しているので、この室内照明の光量を検出する手段である光量受光部6を、照明光が取り込みやすい箇所に取り付ける。この光量受光部6の取付箇所としては、画像形成装置(たとえばプリンタ)の上面の箇所が望ましい。しかしながら光量受光部6の取付箇所を、操作スイッチの近傍や、JAM処理(ローラの巻き込みなどによる印刷紙の詰まり)などでカバーを開閉する場合に、カバーに隠れて室内照明を遮光してしまう箇所は避けることが望ましい。
このように、光量検出手段1は、光量受光部6を有しているので、この室内照明の光量を検出する手段である光量受光部6を、照明光が取り込みやすい箇所に取り付ける。この光量受光部6の取付箇所としては、画像形成装置(たとえばプリンタ)の上面の箇所が望ましい。しかしながら光量受光部6の取付箇所を、操作スイッチの近傍や、JAM処理(ローラの巻き込みなどによる印刷紙の詰まり)などでカバーを開閉する場合に、カバーに隠れて室内照明を遮光してしまう箇所は避けることが望ましい。
本発明の画像形成装置に使用される光量検出手段1は、上記した光量受光部6を設けた上、設置環境に合わせた光量レベルを調整する光量レベル設定回路7を有することが好ましい。このような光量レベル設定回路7をさらに設けることによって、使用環境や設置条件による室内照明の光量(あるいは明るさ:照度)が様々に変化する環境、たとえば室内照明が点灯している場合でも、光量検知部で受光する光量の感応のレベルが高い(あるいは低い)場合、室内照明が消灯していると誤検知される可能性があるのを防止して、プリンタの電源が自動で起動しない事を未然に防止することができる。また、光量の感応レベルが低(高)すぎた場合でも、日中の明るさに感応して室内照明が点灯していないにも関わらずプリンタが誤って起動することを未然に防止することもできる。
このような光量レベル設定回路7は、光量受光部6で、室内環境の全体の明るさを光量で測っており、室内照明の光量に画像形成装置(プリンタなど)が感応し、電源が起動するように、予め使用者が調整するための回路である。
具体的な形態としては、光量レベル設定回路7は、トグルスイッチ又はボリューム若しくはディップスイッチを採用することができる。以後、ここで調整された光量である光量レベル設定値を光量B(照明による光量以外のバックグラウンド値)とする。また、図4に示すように、室内照明の光量を光量Aとし、日中の室内の明るさ(主に太陽光による明るさ)を光量Cとする。
このような光量レベル設定回路7は、光量受光部6で、室内環境の全体の明るさを光量で測っており、室内照明の光量に画像形成装置(プリンタなど)が感応し、電源が起動するように、予め使用者が調整するための回路である。
具体的な形態としては、光量レベル設定回路7は、トグルスイッチ又はボリューム若しくはディップスイッチを採用することができる。以後、ここで調整された光量である光量レベル設定値を光量B(照明による光量以外のバックグラウンド値)とする。また、図4に示すように、室内照明の光量を光量Aとし、日中の室内の明るさ(主に太陽光による明るさ)を光量Cとする。
比較回路は、光量受光部で検出した光量Aと、光量レベル設定回路で予め設定している光量Bとを比較し、現在の室内照明の状態を、光量受光部の電圧値を基に、間接的に判断する。例えば、現在の室内照明が消灯している状態の場合には、関係式を次の通りに設定する。すなわち、
式:(1) 光量A<光量B
とする。
このような式に設定すると、照明が消灯していると判断するようにする。
逆に、室内照明が点灯している場合には、
式:(2) 光量A≧光量B
とする。
このようにすると、比較回路で室内照明が点灯していると判断し、電源起動回路部へ信号を出力する。
式:(1) 光量A<光量B
とする。
このような式に設定すると、照明が消灯していると判断するようにする。
逆に、室内照明が点灯している場合には、
式:(2) 光量A≧光量B
とする。
このようにすると、比較回路で室内照明が点灯していると判断し、電源起動回路部へ信号を出力する。
そして図4に示すように、光量Bが日中の室内光量(室内照明による光量値は除く値:以後光量Cとする。)より小さな値として設定すると、その関係式は次の通りとなる。
式:(3) 光量A>光量C>光量B
日中の場合に、太陽光で室内が明るくなるので、この関係式が成り立つように調整を実施する。
このようにすると、室内照明を消灯した際にプリンタの電源は遮断される。
式:(3) 光量A>光量C>光量B
日中の場合に、太陽光で室内が明るくなるので、この関係式が成り立つように調整を実施する。
このようにすると、室内照明を消灯した際にプリンタの電源は遮断される。
しかしながら、前記光量レベル設定回路7で、光量Bを光量Aより大きい値を設定すると、図4(a)に示すように、画像形成装置の電源が起動しない可能性があり、この光量レベル設定回路7で光量Bを光量A以下にし、光量Cよりも大きい値に設定する。
たとえば適切にするために、本発明では次のような関係式が成り立つように調整する。
式:(4) 光量A≧光量B>光量C
このようにすると、画像形成装置の電源が室内の照明の電源がONの状態のときに起動し、また室内の照明が消えたときには、室内の明るさの光量Cとなるため、光量Bのほうが大となるから、画像形成装置の電源がOFFとなる。よって、適切な値に設定されたことになる。
また図4(c)のように、光量Bが、光量C値より小さい値に設定されたときには、室内が消灯された場合でも光量Bが光量Cより小さいためにトリガ信号は比較回路9から出力されないので、画像形成装置の電源は、OFFにならず、また再度ON状態にもならない。
たとえば適切にするために、本発明では次のような関係式が成り立つように調整する。
式:(4) 光量A≧光量B>光量C
このようにすると、画像形成装置の電源が室内の照明の電源がONの状態のときに起動し、また室内の照明が消えたときには、室内の明るさの光量Cとなるため、光量Bのほうが大となるから、画像形成装置の電源がOFFとなる。よって、適切な値に設定されたことになる。
また図4(c)のように、光量Bが、光量C値より小さい値に設定されたときには、室内が消灯された場合でも光量Bが光量Cより小さいためにトリガ信号は比較回路9から出力されないので、画像形成装置の電源は、OFFにならず、また再度ON状態にもならない。
本発明では、画像形成装置に使用される光量検出手段1には、図1に示すように、光量受光部6と、光量レベル設定回路7と、感応時間設定回路8と、比較回路8と、カウンタ10とを有する。
光量受光部6は、外光を受光して比較回路9に受光した光量を出力する。光量レベル設定回路7は予め設定された光量レベル値を比較回路へ出力する。比較回路9は光量受光部6から出力された受光光量と、光量レベル設定回路7から出力された受光光量値と、光量レベル設定回路7から出力された光量レベル値とを比較する。比較回路9は、光量受光部からの受光光量値が光量レベル値より大きいときにカウンタ10へOFF信号を出力する。カウンタ10は、比較回路9から出力されたOFF信号の出力回数をカウントする。
さらに、カウンタ10はカウント数が予め設定された回数を超えたときにトリガ信号を電源回路部3の電源起動回路部12へ出力する。さらにカウンタ10は感応時間設定回路8から感応時間閾値を入力する。さらにカウンタ10は、入力した閾値に基づき、比較回路9から出力されるOFF信号をカウントするタイミングを図6に示すように、遅延する。
このようにすると、閾値が超えた回数を、このカウンタによってカウントして、たとえばあるカウント数を予め設定しておき、この値を超えたときに、受光信号(トリガ)を出力するように構成することもできる。このカウンタは、たとえば偶然にあるいは瞬間的に光量検出手段1の光量受光部に入力される光が何らかの原因(光を遮る人などの通過など)で遮断されることによって、OFF/ON信号が出力されて本画像形成装置が電源OFFされることを防止することができる。すなわち、図4の(b)に示すように、光量レベル設定回路により適切な光量レベル設定値を入力して、光量受光部からの光量値Aと光量値Bとを比較回路9で比較した結果、瞬間的に光量値Aが光量値B以下になったとしても、ある感応時間が経過するまでは、カウンタを経由した比較回路9からのOFF信号は電源回路部3に出力されない。よって、画像形成装置の電源は誤遮断されず、また、その誤遮断後に、照明の点灯により、画像形成装置が復帰(再起動)せず、無駄な遮断および再ON状態となるのを防止することができる。たとえばこのカウント値(いわゆるオフセット値)を10秒程度、1分、などと適宜設定することができる。
光量受光部6は、外光を受光して比較回路9に受光した光量を出力する。光量レベル設定回路7は予め設定された光量レベル値を比較回路へ出力する。比較回路9は光量受光部6から出力された受光光量と、光量レベル設定回路7から出力された受光光量値と、光量レベル設定回路7から出力された光量レベル値とを比較する。比較回路9は、光量受光部からの受光光量値が光量レベル値より大きいときにカウンタ10へOFF信号を出力する。カウンタ10は、比較回路9から出力されたOFF信号の出力回数をカウントする。
さらに、カウンタ10はカウント数が予め設定された回数を超えたときにトリガ信号を電源回路部3の電源起動回路部12へ出力する。さらにカウンタ10は感応時間設定回路8から感応時間閾値を入力する。さらにカウンタ10は、入力した閾値に基づき、比較回路9から出力されるOFF信号をカウントするタイミングを図6に示すように、遅延する。
このようにすると、閾値が超えた回数を、このカウンタによってカウントして、たとえばあるカウント数を予め設定しておき、この値を超えたときに、受光信号(トリガ)を出力するように構成することもできる。このカウンタは、たとえば偶然にあるいは瞬間的に光量検出手段1の光量受光部に入力される光が何らかの原因(光を遮る人などの通過など)で遮断されることによって、OFF/ON信号が出力されて本画像形成装置が電源OFFされることを防止することができる。すなわち、図4の(b)に示すように、光量レベル設定回路により適切な光量レベル設定値を入力して、光量受光部からの光量値Aと光量値Bとを比較回路9で比較した結果、瞬間的に光量値Aが光量値B以下になったとしても、ある感応時間が経過するまでは、カウンタを経由した比較回路9からのOFF信号は電源回路部3に出力されない。よって、画像形成装置の電源は誤遮断されず、また、その誤遮断後に、照明の点灯により、画像形成装置が復帰(再起動)せず、無駄な遮断および再ON状態となるのを防止することができる。たとえばこのカウント値(いわゆるオフセット値)を10秒程度、1分、などと適宜設定することができる。
さらに本発明の画像形成装置に使用される光量検出手段1には、カウンタのカウント値を画像形成装置の明るさに対する環境の変化に対応させて室内照明の点灯/消灯に対して反応する時間を設定する感応時間設定回路をさらに有することができる。前記したカウント値(オフセット値)と組み合わせることによって、例えば、室内照明と画像形成装置を直線上に結んだその間(あるいは画像形成装置等に設置あるいは内蔵された光量検知部と室内照明との間)を、人や物が通過した場合でも、光量受光部は室内照明が消えたと誤って検知するのを防止することができる。これによって、プリンタの電源を遮断してしまう可能性を防止する。このようにすると、人や物が通過した後に光量検知部が光を検知しても画像形成装置は誤検知により遮断することがないので再起動のためのイニシャル動作に費やす時間や使用されるエネルギーを使用する回数を減少させることができる。このように、光量を受光して俊敏に反応(遮断処理や再起動処理)するのではなく、ある感応時間(あるいは積算量、またはその積算量の平均値など)をもって反応するような構成にする事ができ、連続的でない、たとえば瞬間的な光のON/OFFなどに左右される事のない画像形成装置が提供可能となる。
たとえば本第1の実施形態では、前記光量検出手段1は、図1に示すように、光量受光部は、外光を受光して比較回路9に受光した光量を出力する。光量レベル設定回路7は予め設定された光量レベル値を比較回路へ出力する。比較回路9は光量受光部6から出力された受光光量と、光量レベル設定回路7から出力された受光光量値と、光量レベル設定回路7から出力された光量レベル値とを比較する。比較回路9は、光量受光部からの受光光量値が光量レベル値より大きいときにカウンタ10へOFF信号を出力する。カウンタ10は、比較回路9から出力されたOFF信号の出力回数をカウントする。
さらに、カウンタ10はカウント数が予め設定された回数を超えたときにトリガ信号を電源回路部3の電源起動回路部12へ出力する。さらにカウンタ10は感応時間設定回路8から感応時間閾値を入力する。さらにカウンタ10は、入力した閾値に基づき、比較回路9から出力されるOFF信号をカウントするタイミングを図6に示すように、遅延する。
この比較回路9より前記条件光量Bが、室内照明がON状態の光量A以下であり、室内照明がOFF状態の光量値Cより大きい値に適切に設定しておき、光量受光部からの光量値Aが光量レベル設定回路で入力された適正な光量値Bと比較して小さくなると、カウンタ10に、電源回路をOFFする信号が入力される。カウンタでは、図5に示すように、感応時間設定回路8から設定された感応までの時間値を適切に設定することにより、感応時間経過したときに、連続的に光量受光部6からの光量値Aが光量値Bより小さい場合には、あるいはカウンタでのカウント値がある閾値を超えた場合には、電源回路にOFF信号が出力され、電源が遮断されることになる。
さらに、カウンタ10はカウント数が予め設定された回数を超えたときにトリガ信号を電源回路部3の電源起動回路部12へ出力する。さらにカウンタ10は感応時間設定回路8から感応時間閾値を入力する。さらにカウンタ10は、入力した閾値に基づき、比較回路9から出力されるOFF信号をカウントするタイミングを図6に示すように、遅延する。
この比較回路9より前記条件光量Bが、室内照明がON状態の光量A以下であり、室内照明がOFF状態の光量値Cより大きい値に適切に設定しておき、光量受光部からの光量値Aが光量レベル設定回路で入力された適正な光量値Bと比較して小さくなると、カウンタ10に、電源回路をOFFする信号が入力される。カウンタでは、図5に示すように、感応時間設定回路8から設定された感応までの時間値を適切に設定することにより、感応時間経過したときに、連続的に光量受光部6からの光量値Aが光量値Bより小さい場合には、あるいはカウンタでのカウント値がある閾値を超えた場合には、電源回路にOFF信号が出力され、電源が遮断されることになる。
本発明の画像形成装置を用いて、照明のOFF/ONを検知するための光量レベル値、閾値、等の調整方法について、図2のフローチャートにより、説明する。
まず、手動であるいは照明がON状態になると、電源が画像形成装置に供給される。これで本画像形成装置は、初期状態になって、開始する(スタート)。このフローチャートでは、光量A、BおよびCの調整と、感応時間の閾値の設定は、画像形成装置では、その日の初めのONでは調整されていないことを前提として説明を始める。ただし、本発明の画像形成装置では、予め制御部4に、これら光量A、BおよびCの値と感応時間(オフセット値および感応時間設定回路による閾値)を予めテーブルとして記録しておきこのテーブルの情報を用いるようにすることもできる。
まず、手動であるいは照明がON状態になると、電源が画像形成装置に供給される。これで本画像形成装置は、初期状態になって、開始する(スタート)。このフローチャートでは、光量A、BおよびCの調整と、感応時間の閾値の設定は、画像形成装置では、その日の初めのONでは調整されていないことを前提として説明を始める。ただし、本発明の画像形成装置では、予め制御部4に、これら光量A、BおよびCの値と感応時間(オフセット値および感応時間設定回路による閾値)を予めテーブルとして記録しておきこのテーブルの情報を用いるようにすることもできる。
本画像形成装置では、まず、調整が行われたか否かを判断する(ステップS1)。調整が済んでいない場合(ステップS1でnの場合)には、(ステップS1でnの場合)には、まず、光量検出レベル設定回路7で、光量Bを調整する(ステップS2)。そして光量Aが、光量B以上であるか否かを判断する(ステップS3)。否の場合には(ステップS3でnの場合)、ステップS2に戻って、次のステップS3でyとなるまで調整を行う。また、ステップS3でyの場合には、現在昼間で明るい環境に画像形成装置が設置されていることを考慮して室内照明のON/OFFを検知するようにするために、照明の明るさ以外の明るさである前記した光量Cの影響を考慮する。このために室内照明の消灯時の明るさ光量C(主に太陽光による影響による光量)を入力する(ステップS4)。その後、光量Aが、光量B以上であり、かつ、光量Bが光量Cより大きいか否かを判断する(ステップS5)。その結果、光量Cが、上記範囲でない場合(ステップS5でnの場合)には、ステップS4に戻って、次のステップS5でyとなるまで調整を行う。
前記ステップS5でyの場合、さらに、感応時間(感応時間の)閾値を設定し(ステップS6)、調整を終了する。この設定後、画像形成装置の自動的な電源ON/OFFが、照明のON/OFFを検知する検知が開始される。
そして、図3に示すように、ステップS10で室内照明が消灯の場合(ステップS10でnの場合)には、照明が点灯しているか否かの判断は、3種類のいずれかの1つで判断するように設定することができる。たとえば、照明装置からの明るさに強く影響され、光量Aに対して光量C値が無視できる程度の環境下であるか(たとえば光量Cが光量Aより1桁、あるいは2桁以上小さい)、照明の近傍に光量受光部が設置されるような画像形成装置の構成を採用した場合には、光量受光部6の光量値だけで、画像形成装置のON/OFFを制御することができる。また、その後、感応時間の閾値を越えたか否かを判断して、画像形成装置のON/OFFを制御することができる。すなわち図3に示すように、ステップ10でnの場合には、光量Aと光量Cとの比(A/C)がKより大きいか否かを判断する(ステップS11:kは2以上の数、たとえば10、100など)。そして、このステップS11で否(ステップS11でnの場合)であれば、次いで光量Aと光量Bとの比(A/B)がmより大きいか否かを判断する(ステップS12:mの値は、前記kと同様)。そして光量Aが、設定値Bを無視できるほど大きい値であれば(ステップS12で、yの場合)、ステップS13に進み、ステップS12でnの場合には、ステップS14に進む。また前記ステップS11において、nの場合には、ステップS15へ進む。
そして、図3に示すように、ステップS10で室内照明が消灯の場合(ステップS10でnの場合)には、照明が点灯しているか否かの判断は、3種類のいずれかの1つで判断するように設定することができる。たとえば、照明装置からの明るさに強く影響され、光量Aに対して光量C値が無視できる程度の環境下であるか(たとえば光量Cが光量Aより1桁、あるいは2桁以上小さい)、照明の近傍に光量受光部が設置されるような画像形成装置の構成を採用した場合には、光量受光部6の光量値だけで、画像形成装置のON/OFFを制御することができる。また、その後、感応時間の閾値を越えたか否かを判断して、画像形成装置のON/OFFを制御することができる。すなわち図3に示すように、ステップ10でnの場合には、光量Aと光量Cとの比(A/C)がKより大きいか否かを判断する(ステップS11:kは2以上の数、たとえば10、100など)。そして、このステップS11で否(ステップS11でnの場合)であれば、次いで光量Aと光量Bとの比(A/B)がmより大きいか否かを判断する(ステップS12:mの値は、前記kと同様)。そして光量Aが、設定値Bを無視できるほど大きい値であれば(ステップS12で、yの場合)、ステップS13に進み、ステップS12でnの場合には、ステップS14に進む。また前記ステップS11において、nの場合には、ステップS15へ進む。
そして、ステップS13〜S15において、nの場合には、ステップS16に進み、yの場合には、全てステップS10に戻る。その後、本発明の画像形成装置に使用された光量検出手段によって、再度、室内の照明の検知を続行する。また前記ステップS16において、感応時間の閾値を越えて室内の照明が消灯状態である場合(ステップS16でyの場合)には、本発明の画像形成装置には、電源回路部内の電源起動回路部にOFF信号が入力され、少なくとも加熱ヒータ部などの電力を多く消費する部位の電源を遮断するか、少なくとも一時的にOFF状態にする(全電源OFFを含む)。また、ステップS16において、nの場合には、ステップS10に戻り、前記同様に、照明の検知を続行する。なお前記ステップS11とS12は、どちらが先であってもよい。
また、本発明の画像形成装置の光量検出手段1は、画像形成装置と分離して設けてもよい。たとえば、照明付近に設置してもよく、この場合には、ステップS11、ステップS15を省略可能である。
また、本発明の画像形成装置の光量検出手段1の代わりに、あるいはこの手段と共に、照明部のスイッチの少なくとも1つ、あるいは特定の照明のスイッチと連動して、本発明の画像形成装置のOFFの設定が行われるようにすることもできる。このようにすると、たとえば、省電力で一部の照明がOFF状態となっても、本発明の画像形成装置の電源の誤遮断することを防止することができる。
また、本発明の画像形成装置の光量検出手段1の代わりに、あるいはこの手段と共に、たとえば周囲に人が居るのを検知して、本発明の画像形成装置のOFFの設定が行われるようにすることもできる。この検知には、光学的に読み取って周囲に人が居るのを判断したり、あるいは人の動きがある場合には、加速度センサなどを用いて、人が周囲に居るのを感知(検知)して、上記同様に本発明の画像形成装置の電源の誤遮断することを防止するように構成することもできる。光学的に読み取る場合の例としては、たとえば人の顔の特徴を検知して、人の有無を判断したり、また、行路に人が通過したときの光が遮断されるのを利用して、人の有無を判断を行って、本発明の画像形成装置の電源の誤遮断することを防止、および適切な遮断(一部の電源供給の遮断も含む)を行うことができる。このようにすると、本発明の画像形成装置のヒーター部など、電力を比較的大きく消費する部分についての省力化を主目的とする電源供給遮断と、画像形成装置全体の電力供給の遮断を行うように、段階的に分けて電力供給と遮断の管理を本発明の画像形成装置で行うことが可能となる。たとえば、昼食時間帯では省力を目的とするOFFとし、その時間経過後にはすぐにON状態と自動的になるようにしたり、会議時間帯の前後の使用状態の確保のためのON状態復帰、さらに、就業時間帯以降には、ある時間設定(人が居てもあまり使わない時間帯の場合など)をしてその後は省力用のOFFとし、消灯および/または人が居なくなった場合には、ある時間経過後に完全に画像形成装置の全機能を停止するOFF状態とすることもできる。
また、前記した光量C、Bおよび感応時間の閾値を決定する際に、制御部に、各種データを保存しておき、これを光量検出手段の光量レベル設定回路7あるいは比較回路9にデータを送ったり、また、画像形成装置内に、使用頻度、オフィスの使用スケジュールデータを入力しておき、これを用いて、調製間隔の設定、これを光量検出手段の光量レベル設定回路7あるいは比較回路9にデータを送って本発明の画像形成装置の電源のOFFあるいは省電力(供給電源の一部省略)に役立てることができる。
以上、照明が点灯されていないかを検知して、本発明の画像形成装置を、OFFにするフローを説明した。このようなOFF状態になった本発明の画像形成装置を再度ON状態に復帰させる場合について、説明する。
上記したフローに示す例に従ってOFF状態になった本発明の画像形成装置は、自動的に再起動することができる。
すなわち、室内照明が点灯された場合には、前記ステップS12〜S15のいずれかのステップでOFF状態となったときと同じステップにより、室内照明が点灯していると検知されると、好ましくは、ステップS16をその後実行して、ある時間の経過後に立ち上がる(再起動する)ように設定することができる。なお人の有無を判断し、かつ、照明が消灯か点灯かを判断して画像形成装置の遮断または待機状態を復帰するようにする場合には、前記図2に示すフローチャートのステップS1の前または後に、人の有無の判断を行うステップを加えることができる。
上記したフローに示す例に従ってOFF状態になった本発明の画像形成装置は、自動的に再起動することができる。
すなわち、室内照明が点灯された場合には、前記ステップS12〜S15のいずれかのステップでOFF状態となったときと同じステップにより、室内照明が点灯していると検知されると、好ましくは、ステップS16をその後実行して、ある時間の経過後に立ち上がる(再起動する)ように設定することができる。なお人の有無を判断し、かつ、照明が消灯か点灯かを判断して画像形成装置の遮断または待機状態を復帰するようにする場合には、前記図2に示すフローチャートのステップS1の前または後に、人の有無の判断を行うステップを加えることができる。
さらに省力のための一部電源供給の遮断(段階的な遮断を含む)か、全電源の遮断かを判断する工程をさらに付加することもできる。このような制御は、制御部のROM、RAM等に記憶しておき、これを呼び出すようにするため、カウンタからのONまたはOFF信号(トリガ)は、一旦、制御部4に送られ、スケジュール(日程表:就業日、就業時間の情報、会議等の時間情報等を含む)と比較し、一部電源供給の遮断(段階的な遮断を含む)か、全電源の遮断かを制御部等で判断することができる。さらに、段階的に遮断のレベル分けし、スケジュールとそのレベルとを対応させてテーブル化し、このテーブルを参照して、カウンタにそのレベルに応じたトリガを出すように制御することもできる。このレベル分けのステップは、好ましくは、ステップS1の前に行われるようにする。なおこのテーブルも予め、制御部のROM、RAM等に記憶しておき、制御部では、カウンタ10にどのレベルでONまたはOFF信号(トリガ)を行うか制御するようにしてもよい。この場合には、この前記テーブルとレベル分けに従い、カウンタを制御するため、トリガ信号は、制御部に入力せずに、制御部では、カウンタに、この前記テーブルとレベル分けによる遮断の程度をカウンタに伝え、これを受け取ったカウンタでは、ONまたはOFF信号(トリガ)を出力して、ONまたはOFF信号により、前記レベルにしたがって、電源のON(再起動)またはOFFが行われる。
請求項1の発明では、室内照明が点灯したら光量受光部で光を検出し、検出結果を電源起動回路部12へ出力して(この時出力する信号レベルはデジタル変換されたものが好ましい)電源起動回路部が作動し制御部4へ電源を供給しプリンタを起動させ、逆に室内照明が消された場合は光量受光部で室内照明が消えたことを検出し、電源起動回路部にその旨を通知すると電源起動回路部がシャットダウンされ、制御部への電源供給も遮断されるのでプリンタの電源がOFFとなる画像形成装置を提供可能としている。
請求項2の発明では、光量レベル設定回路は、設置環境に於ける室内照明光量レベルをたとえばアナログ電圧に変換することができる回路であり、室内照明の光量にプリンタが感応し、電源が起動するように、予め使用者が調整する機能を付加して、前記請求項1と同様の画像形成装置を提供可能としている。
請求項3の発明では、光量受光部5で光を受光したら比較回路8に信号が入力され、光量レベル設定回路7で予め設定されている値と比較し、光量が設定値より大きかった場合には、比較回路より信号が出力され、次段にあるカウンタ9に入力されて、ある時間(例えば10秒)が経過後に電源起動回路部12に信号出力し、予め決定されている時間(=感応時間)を経過した後に、電源起動回路部に室内照明が点灯した事を検出した信号を出力し、それを受けて画像形成装置(プリンタ)の電源が起動し、また、光を遮光したときは、光量受光部出力レベルが下がり、比較回路出力がOFF(OFF信号を出力)し、カウンタは信号入力のエッジでカウントを行う事によって、予め設定されている時間が経過しないと、電源起動回路部をOFFすることがないため、光量受光部をある時間以上光が遮光若しくは照射しない限り、プリンタの電源は反応しないような画像形成装置を提供可能としている。
請求項4の発明では、前記した請求項3に記載した画像形成装置において、予め設定されたカウンタ値の時間だけ、プリンタの電源ON/OFFの時間をさらに、使用者の使用条件に合わせてカウンタ値を可変出来るように、感応時間設定回路で実際の使用上で問題ない範囲の感応時間設定を行う画像形成装置を提供可能としている。例えば、人の往来が多い場所に設置されているプリンタの場合、人の往来が多い場合には、感応時間を長くする。逆に、人の往来が少ない場合には、感応時間を短くする。この結果から、人の往来に関係なく感応時間を長く調節することで、どのような使用環境や設置条件にも対応できるようになる。また、感応時間を長くすることによって、電源ON/OFFのレスポンスが悪くなり、ファーストプリント時間に影響する可能性が生じるため、その都度、画像形成装置であるプリンタの使用者が、適切な時間を調整する様にした方が好ましい。
このように本発明では、電源をOFFにせずに帰宅しても室内の照度あるいは光量を検知したり、実質的な室内照明による照度の変化を検知あるいは、光量を受光して俊敏に反応するセンシビリティーを調整したり、感応時間(光量の感度あるいはセンシビリティー)の影響を考慮して、画像形成装置の実質的な長寿命化を図ると共に、地球環境、エネルギーパフォーマンス、コストパフォーマンスにも適合した画像形成装置であるプリンタが、提供される。
1 光量検出部
2 操作部
3 電源回路部
4 制御部
5 光量受光部
6 光量レベル設定回路
7 感応時間設定回路
8 比較回路
9 カウンタ
10 電源投入スイッチ
11 DC生成回路部
12 電源軌道回路部
2 操作部
3 電源回路部
4 制御部
5 光量受光部
6 光量レベル設定回路
7 感応時間設定回路
8 比較回路
9 カウンタ
10 電源投入スイッチ
11 DC生成回路部
12 電源軌道回路部
Claims (7)
- 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部に電源を供給する電源回路部と、外部の光量を検出し、前記光量に応じた受光信号を前記電源回路に出力する光量検出部とを備え、
前記電源回路部は、前記光量検出部が出力した受光信号に基づいて前記画像形成部への電源の供給、遮断または待機することを特徴とする画像形成装置。 - 前記光量検出部は、光量に応じた閾値を設定するための光量レベル設定部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記光量検出部は、前記光量が前記閾値を超えた回数をカウントするカウンタをさらに有し、前記超えた回数が予め設定されたカウント値を超えたときに、前記受光信号を出力することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記光量検出部は、前記カウンタの前記カウント値を変化させる感応時間設定回路をさらに有することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
- 室内の照明が点灯しているか否かを判断して、画像形成装置を起動、遮断または待機状態にすることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
- 前記方法は、室内の明るさを検知するか、照明光以外の明るさの影響を考慮して光量レベル設定値と前記検知した室内の明るさの値とを比較するか、または前記検知した室内の明るさと前記日中の明るさと光量レベル設定値とのいずれか1つを選択して比較し、前記画像形成装置を起動、遮断または待機することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記選択した比較と同一の比較により室内の照明が点灯しているか否かを判断して、前記画像形成装置を起動させることを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置の制御方法。
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JP2003328409A JP2005088521A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 |
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-
2003
- 2003-09-19 JP JP2003328409A patent/JP2005088521A/ja not_active Withdrawn
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