JP2002225394A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002225394A
JP2002225394A JP2001021279A JP2001021279A JP2002225394A JP 2002225394 A JP2002225394 A JP 2002225394A JP 2001021279 A JP2001021279 A JP 2001021279A JP 2001021279 A JP2001021279 A JP 2001021279A JP 2002225394 A JP2002225394 A JP 2002225394A
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image forming
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power saving
saving state
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JP2001021279A
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English (en)
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Kazuo Ogawa
和夫 小川
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力操作の省略や誤動作防止などの操作性の
向上と、消費電力の低減の両立を図る画像形成装置を提
供する。 【解決手段】 省電力状態で、操作部制御板15を介
し、設定されたコピー条件などの画像形成条件のを表示
および操作指示の入力を行うLED/キースイッチ1
1、タッチパネル34、LCD35、バックライト36
に電力の供給を行うかまたは停止するかを、操作者の指
示にしたがって操作電源信号により設定して、省電力状
態で操作部を動作させ操作性の向上を図るか、省電力状
態で操作部を停止させて更なる電力消費の低減を図るか
を選択することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に係
り、特に加熱定着装置を有する電子写真装置の省電力制
御を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱定着方式で印刷する複写機やファクシ
ミリ装置の画像形成装置においては、転写紙上のトナー
像に熱を加えて転写紙に定着させるため、印刷中は定着
加熱ローラを185℃前後の温度に保つ必要があり、印
刷を行っていない待機状態でも、定着ヒータによって定
着加熱ローラを185℃に近い温度に保つようにしてい
た。しかしながら、この方法では、大きな電力を消費し
てしまうので、熱定着装置を使用しない期間の消費電力
を低減するために、すぐに印刷動作を開始出来る「待機
状態」が一定時間以上連続して続く場合は、熱定着装置
の定着ヒータや一部の制御回路への通電電力を低減もし
くは遮断する「省電力状態」に自動的に移行する制御が
提案され、実用化されている。
【0003】この省電力状態には、さらに「ローパワー
状態」と「オフモード状態」の2段階があった。ローパ
ワー状態では、熱定着装置の制御温度を待機状態から下
げて定着ヒータへの通電電力を低減することになる。ま
た、オフモード状態では、熱定着装置の定着ヒータへの
通電を完全に遮断し、かつ一部の制御板への通電も遮断
する。いずれの状態でも、熱定着装置の温度は待機状態
よりも下がっているので、コピー動作を始めるために
は、熱定着装置の温度を上げて待機状態と同じにする
「ウォームアップ動作」が必要になる。
【0004】前記ローパワー状態やオフモード状態で
は、操作部の電源LEDのみの点灯にし、電源キースイ
ッチや予熱キースイッチのみの受付を可能にして、他の
LEDやLCDの表示を消して他のキースイッチやタッ
チパネルの入力も受け付けない状態にすることで、待機
状態と比べて消費電力の低減を図っている。ここで、最
後のコピー動作を行う際にユーザが入力・設定したコピ
ー条件(給紙トレイの設定や変倍率の設定など)につい
ては、ローパワー状態やオフモード状態に移行した時点
でクリアされるので、これらの省電力状態から、電源キ
ースイッチや予熱キースイッチの押下により待機状態に
復帰したときには、初期条件に戻ることになる。
【0005】一方、熱定着装置の定着立上り時間を大幅
に短縮するよう装置の仕様が変更されつつあり、この仕
様変更に伴って、省電力状態から待機状態への復帰時間
および待機状態から省電力状態への移行時間の短縮に柔
軟に対応可能な制御方法が求められている。
【0006】また近年、低消費電力の必要性が高くな
り、待機状態から省電力状態へ移行する時間を短くする
ことが求められている。この場合、コピーを取って次の
コピー作業の準備をしている間に省電力状態に移行して
しまい、操作部の表示が消え、特定のキーSWを操作し
て待機状態に戻らないとコピー条件を入力したりコピー
を開始することができない。また、待機状態に戻って
も、最後のコピー条件がクリアされているなど操作性が
著しく劣ってしまう問題がある。
【0007】なお、この種の装置として関連するものに
は、特開平11−157172号公報、特開平11−2
02690号公報がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本願出願人は、
上記問題を解決するために、省電力状態でも操作部には
電源を供給し、待機状態以前に設定されたコピー条件を
表示し、スタートキーを受け付けてコピーを開始した
り、他のキーを受け付けて新たにコピー条件の設定を可
能にし、操作性の向上を図った。
【0009】しかしながら、少ないとはいえ、操作部に
電源を供給するので、省電力状態での電力消費量が増加
してしまう。
【0010】そこで本発明は、操作部への電力供給を行
うことも、停止することもできるようにし、必要に応じ
た電力制御を行い、消費電力の低減を図る。
【0011】また、装置の使われる条件により、省電力
状態で操作部を動作させ操作性の向上を図るか、省電力
状態で操作部を停止させて更なる省電力を求めるかを選
択できるようにする。
【0012】さらに、省電力状態で、待機状態以前に設
定されたコピー条件が表示されている時は、そのコピー
条件を保持し次回のコピー作成に使用することで、操作
性を向上させる。
【0013】また、省電力状態で、待機状態以前に設定
されたコピー条件が表示されていない時は、そのコピー
条件を初期設定条件に変更し、次回のコピー作成時に思
わぬ条件でコピーが作成されることを防ぎ、操作性を向
上させる。
【0014】さらに、省電力状態で、待機状態以前に設
定されたコピー条件が表示されている時は、スタートキ
ーの入力を受け付け、スタートキーが押下されるとウォ
ームアップ後自動的にコピー作成が開始されることで操
作性を向上し、スタートキーと電源キー以外のキー入力
も受け付け、これらのキーが押されるとコピー条件の変
更などそのキーに応じた処理を行い、操作性を向上す
る。
【0015】また、省電力状態で、待機状態以前に設定
されたコピー条件が表示されていない時は、電源キーの
入力を受け付け、電源キーが押下されるとウォームアッ
プ後待機状態に復帰して、次のキー押下を待つことで、
誤操作を防ぐことにより操作性の向上を図ることを課題
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、全ユニットへ電力を供給する
待機状態から、一部ユニットへの電力供給を停止する省
電力状態への遷移および該省電力状態から前記待機状態
への復帰が可能な画像形成装置であって、前記待機状態
または待機状態以前に設定された画像形成条件を表示す
るとともに、操作指示の入力を行う操作/表示手段と、
前記省電力状態で、前記操作/表示手段に電力を供給お
よび停止する電力供給停止手段と、を備えたことを特徴
とするものである。
【0017】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1記載の画像形成装置において、前記省
電力状態で、前記電力供給停止手段が前記電力の供給を
行うかまたは停止するかを設定する電力供給設定手段を
備えたことを特徴とするものである。
【0018】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1または2記載の画像形成装置におい
て、前記省電力状態で、前記操作/表示手段に電力供給
が行われるとき、前記画像形成条件を省電力状態移行後
も保持する条件保持手段を備えたことを特徴とするもの
である。
【0019】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成
装置において、前記省電力状態で、前記操作/表示手段
に電力供給が停止されているとき、前記画像形成条件を
初期状態に変更する条件初期化手段を備えたことを特徴
とするものである。
【0020】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成
装置において、前記省電力状態で、前記操作/表示手段
に電力供給が行われているとき、操作指示を受け付ける
と、省電力状態から復帰し、さらに、前記操作指示が画
像形成開始の指示であるとき、前記画像形成条件で画像
形成を開始する復帰/開始制御手段と、前記省電力状態
で、前記操作/表示手段に電力供給が停止されていると
き、前記省電力状態から前記待機状態への復帰開始の指
示を受け付けると、前記省電力状態から前記待機状態へ
復帰する復帰制御手段を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0021】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成
装置において、前記省電力状態が、一部ユニットへの電
力供給を停止する低電力状態と、該低電力状態よりもさ
らに電力供給を停止するユニットが多い休止状態と、を
有し、前記電力供給停止手段が、前記操作/表示手段に
対する電力の供給および停止を、前記低電力状態および
前記休止状態のそれぞれで行うことを特徴とするもので
ある。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しつつ説明する。 [第1の実施形態]
【0023】図1に、本発明の第1の実施形態の複合機
能複写機(画像形成装置)の概略構成を示し、図2にそ
の複合機能複写機の制御部の構成を示し、図3にその複
合機能複写機の操作部を示す。
【0024】複合機能複写機100は、公衆回線を介し
てファクシミリ装置(図示せず)などの通信装置と接続
される一方で、ネットワークを介してホストコンピュー
タ(図示せず)などの通信装置と接続されている。
【0025】図1において、プリンタ部1には、電子写
真方式であって熱定着方式のプリンタエンジン部(図示
せず)を備え、FAX通信部8で公衆回線から受信した
画像を記録(印刷)するファクシミリ機能と、スキャナ
部2から読み取り入力した画像を電子写真方式で記録
(印刷)するコピー機能と、ネットワークインタフェー
ス(I/F)24、25を介して接続されたホストコン
ピュータから受信した画像を記録(印刷)するプリンタ
機能とを有する。
【0026】これらの機能を実現するため、前記プリン
タエンジン部には、シリアル通信線を介してプリンタエ
ンジン部の各ユニットからの情報を受け取り、これに基
づいて各ユニットを制御するエンジン制御部(図2に示
すエンジン制御板17、エンジンドライブボード20、
書込み制御板30など)、スキャナモータ、レーザなど
の光学系を制御する光学系制御部、定着ヒータ32の温
度制御および異常検出を行う温度制御部、給紙部5、
6、9の給紙カセット内の転写紙サイズを検出する転写
紙サイズ検出部、前記給紙カセット、手差し、オプショ
ンカセットの各給紙口の転写紙有無を検出する給紙部有
無検出部、転写紙の搬送制御を行う転写紙搬送制御部、
センサ入力部(図2に示す圧板開閉センサ13、原稿セ
ットセンサ14、読取センサ16などの検出情報を含
む)などを備える。
【0027】なお、定着加熱ローラ(図示せず)の定着
立上り時間は、ローラ温度、ローラの雰囲気温度、ロー
ラの熱容量、定着ヒータ32の出力などで決まるが、本
実施形態ではどのような状態からでも立上り可能な最長
立上り時間を10秒とする。
【0028】スキャナ部2(自動原稿搬送部(ADF)
を含む)は、ファクシミリ送信時に原稿を読み取り、符
号化して画像メモリ(RAM23など)に蓄積し、FA
X通信部8へ送る一方で、コピー時には、読み取った画
像情報を転写紙に出力するため、前記プリンタエンジン
部へ送る。また、スキャナ部2と併設した操作部(図2
に示す操作部制御板15などに相当)には、図3に示す
スタートキー39、テンキー38、クリア/ストップキ
ー37などのキー群、各種キーを表示するための発光ダ
イオード(LED)、タッチパネル34、液晶表示器
(LCD)35、バックライト36、電源スイッチ12
などを備え、ファクシミリ/コピー機能における動作モ
ードの設定/表示や動作開始/停止指示がユーザの操作
で可能なように構成されている。また、タッチパネル3
4には、画面ごとに適宜出現する機能キーを含む入力操
作部と、部数や装置状態などをメッセージ表示する表示
部とを併せ持つ。ユーザ操作による動作モードなどの設
定内容は、操作部制御板15からコントローラ26に送
信されてRAM23に更新可能に記憶される。
【0029】FAX通信部(図2に示すファックス制御
板28、NCU29など)8は、プリンタ部1の裏側に
配設されており、前記画像メモリに蓄積された画像情報
を公衆回線を通じて相手先通信端末へ送信する一方で、
相手先通信端末から受信した画像を転写紙に出力するた
め、前記プリンタエンジン部へ送る。
【0030】後処理部3は、前記ホストコンピュータか
らの印刷要求データを印刷した転写紙、あるいはスキャ
ナ部2で読み取った画像を出力した転写紙などを排出す
るものであり、複数の排紙トレイなどを備える。後処理
部7は、前記ファクシミリ装置からのファクシミリ受信
データを印刷した転写紙などを排出するものである。
【0031】給紙部5、9および大量給紙部6は、転写
紙を収容する給紙カセットを備える。両面部4は、両面
印刷を行うため、片面印刷後の転写紙を反転搬送するも
のである。手差し給紙部10は、転写紙を1枚ずつ手差
しで給紙するものであり、非使用時には折りたたんで収
容できるように構成されている。
【0032】図2において、操作部制御板15は、電源
部31からの+5VES電源で駆動し、操作電源信号に
より電源部31から+5VES電源を供給した場合に
は、前記省電力状態でも動作を継続して、ユーザに対す
る表示とユーザからの指示入力を受け付ける。また、操
作部制御板15は、前記操作部のキースイッチ(LED
/キースイッチ11)の押下やタッチパネル34に対す
る接触による指示入力信号(UART)をコントローラ
26へ通知する。なお、電源スイッチ12は、操作部制
御板15およびエンジン制御板17を、圧板開閉センサ
13、ADF内の原稿セットセンサ14は、エンジン制
御板17を通してコントローラ26に接続されており、
これらの操作による指示入力信号はコントローラ26へ
直接、通知される。
【0033】コントローラ26は、複写機全体の制御と
FAX/プリンタ機能の制御を行うものであり、ハード
ディスク装置(HDD)21、ROM22、RAM23
などのメモリと、前記ホストコンピュータなどの外部装
置と接続するためのネットワークインタフェース(I/
F)24、25とを備える。このネットワークインタフ
ェース24、25は、例えばIEEE1394インター
フェースをサポートする「1394ボード」や、イーサ
ネット(登録商標)用の100/10BASE−Tイン
ターフェースをサポートする「PHYボード」であっ
て、ホストコンピュータなどの外部装置からのデータを
受信するためのものである。
【0034】また、コントローラ26は、ネットワーク
インタフェース24、25を介してホストコンピュータ
などから受信したデータを、プリンタ部1で印刷可能な
ラスタデータに変換して展開する。ここで、ホストコン
ピュータなどから送信される印刷データは、文字の種
類、印字幅、改行幅などをページ記述言語(PDL)で
記述したものであり、データの種類は、テキスト、ラス
タ・グラフィックス、ベクタ・グラフィックスなどであ
る。また、コントローラ26でラスタデータに変換され
た印刷データは、RAM23に書き込まれると共にコン
トローラ26に接続したHDD21に記憶され、印刷時
に画像信号バス27を経由してエンジン制御板17に送
られ、ここで書込みデータ(書込DATA)に変換され
て書込み制御板30に送られ、印刷出力される。
【0035】また、コントローラ26は、通常動作時
(待機状態)には、すべてのユニットに電源を供給して
動作可能とするが、原稿の読み取りや印刷を終了してか
ら10秒間経過すると、不要な電力消費を防ぐために、
電源部31へのPSU起動信号をネゲートし、自動的に
省電力状態(ローパワーモード、オフモード)に移行す
るように制御する。なお、待機状態から省電力状態へ移
行する際の移行条件(移行時間)、および後述する条件
初期化時間は、通常動作中に操作部(操作部制御板15
など)の操作で設定可能であり、その設定内容は操作部
制御板15からコントローラ26に送られてRAM23
に更新可能に記憶される。
【0036】また、コントローラ26には、前記省電力
状態においても+5VE電源が供給されるが、コントロ
ーラ26のCPUはタイマ監視に基づいて断続的に省電
力状態となり、クロックは止まらずに消費電力を低減す
るように駆動される。なお、前記CPUは、前記操作部
のキースイッチの押下やタッチパネル34への接触が操
作部制御板15から通知され、あるいは電源スイッチ1
2、圧板開閉センサ13、原稿セットセンサ14からの
指示入力情報が通知されると、コントローラ26のCP
Uは省電力状態から通常動作状態に復帰する。
【0037】ファックス制御板28は、モデム、通信制
御部、符号化復号化部(DCR)などからなり、網制御
部(NCU)29を介して公衆回線に接続されている。
公衆回線から受信したデータは、ファックス制御板28
で復号化処理などを施して印刷可能なデータに変換し、
画像信号バス27を経由して、一旦コントローラ26の
RAM23に書き込まれ、HDD21に記録される。そ
して、印刷時に画像信号バス27を経由して、エンジン
制御板17に送られ、書込みデータに変換されて書込み
制御板30に送られ、印刷出力される。
【0038】一方、スキャナ部2の読取センサ16で読
み取られた原稿像(読取DATA)は、エンジン制御板
17で画像処理を施した後、バスブリッジ18から画像
信号バス27を経由して、一旦コントローラ26のRA
M23に書き込まれ、HDD21に記憶される。さら
に、印刷時に画像信号バス27を経由し、エンジン制御
板17に送られて、書込みデータに変換されて書込み制
御板30に送られ、印字出力される。
【0039】また、電源部(PSU ACドライブ)3
1は、前記省電力状態で動作可能であり、コントローラ
26からのPSU起動信号によって定着ヒータ32を含
む各ユニットに電源を供給するものであって、図4に示
すように、主電源スイッチ41を介して電源を入力する
AC入力部42と、このAC入力部42に接続されて+
5VE電源、+5VES電源および+5V電源を供給す
るメインコンバータ43と、AC入力部42に接続され
て+12V電源、−12V電源、+24V電源を供給す
るサブコンバータ44とを備える。なお、+5VE電源
は、前記省電力状態で動作可能な各部に供給されるもの
であり、前述のように、電源スイッチ12、圧板開閉セ
ンサ13、原稿セットセンサ14などへ供給される。ま
た、+5VES電源は、LED/キースイッチ11、タ
ッチパネル34、LCD35、バックライト36へ供給
でき、操作電源信号により、前記省電力状態で動作/停
止を選択できる。
【0040】前記省電力状態のうちのオフモード状態で
は、図2に示す各ユニットのうち、定着ヒータ32をは
じめ、エンジン制御板17、読取センサ16、エンジン
ドライブボード20、書込み制御板30などへの通電が
OFFされる。ローパワーモードでは、定着ヒータ3
2、エンジン制御板17、読取センサ16、エンジンド
ライブボード20、書込み制御板30などへの通電はO
FFされない。一方、コントローラ26、ROM22、
RAM23、ネットワークインタフェース24、25、
ファックス制御板28、NCU29、電源部(PSU
ACドライブ)31、ユーザの操作で電源をON/OF
Fするための電源スイッチ12、ADFの原稿セットセ
ンサ14などには動作可能に電源が供給され、画像信号
バス27、バスブリッジ18、RAM19などは通電の
み可能となる。また、前述のように、操作部制御板15
およびこれと接続された、電源のON/OFFや各キー
を表示するLED/キースイッチ11、タッチパネル3
4、LCD35、バックライト36には、操作電源信号
により、+5VESの電源供給/停止を選択して行うこ
とができる。なお、本実施形態では、バックライト36
付きのLCD35を用いているが、これを反射形のもの
に替えたり、あるいはLCDを用いずに操作部を構成し
てもよい。
【0041】次に、図5、図6を参照しながら、本実施
形態における制御状態遷移について説明する。図5は、
操作部の表示を行う場合、図6は、操作部の表示を行わ
ない場合の状態遷移を示す。
【0042】図5、図6において、オフモード移行時間
は、全ユニットに電源を供給する待機状態(S2)か
ら、所定のユニットのみに電源を供給し、定着ヒータ3
2への電源供給を停止するオフモード1(S61)、オ
フモード2(S62)への移行条件、または、所定のユ
ニットのみに電源を供給し、加熱定着装置の設定温度を
低減したローパワーモード1(S51)、ローパワーモ
ード2(S52)から前記オフモード1(S61)、オ
フモード2(S62)への移行条件である。前記オフモ
ード移行時間は、工場出荷時に「t2」と設定されてい
る。また、ローパワーモード移行時間は、前述の待機状
態(S2)からローパワーモード1(S51)、ローパ
ワーモード2(S52)への移行条件であって、工場出
荷時に「t3」と設定されている。また、図示しない条
件初期化時間は、前述の待機状態(S2)へ移行する直
前に設定していたコピー条件を、その待機状態(S2)
へ移行してからクリアするまでの時間(初期条件)であ
って、工場出荷時に「t1」と設定されている。なお、
前述のt1〜t3の値は、ユーザ操作(例えば、前記操
作部のキー操作など)で変更可能なものとする。
【0043】さらに、移行条件1は、前述のローパワー
モード1(S51)またはオフモード1(S61)か
ら、ウォームアップ3(S7)への移行条件である。前
記移行条件1には、電源スイッチ12の押下、スタ
ートキー39以外のキースイッチの押下、タッチパネ
ル34への接触、圧板またはADFの開閉(圧板開閉
センサ13のON/OFF)、ADFへの原稿セット
または原稿の取り除き(原稿セットセンサ14のON/
OFF)、あるいはホストコンピュータなどからの印
刷要求データ受信(プリントデータ受信)およびファク
シミリデータ受信(公衆回線からの呼出)などの印刷要
求が含まれる。
【0044】また、移行条件2は、前述のローパワーモ
ード2(S52)またはオフモード2(S62)から、
ウォームアップ3(S7)への移行条件である。前記移
行条件2は、表示部の表示を“行わない”場合の移行条
件で、前述の移行条件1から、スタートキー39以外
のキースイッチの押下、タッチパネル34への接触が
除外されたものである。
【0045】さて、前記操作部の主電源スイッチ(図示
せず)が投入されると、コントローラ26は、主電源の
ON/OFFを表示するLED(図3に示す)を点灯
し、ウォームアップ1(S1)に移行する。ここで、電
源部31のサブコンバータ44は、+12V電源、−1
2V電源、+24V電源を供給し、メインコンバータ4
3は、スイッチ45、46の接続で+5V電源、+5V
E電源、+5VES電源を供給する。こうしてウォーム
アップが終了すると待機状態(S2)に移行し、コント
ローラ26は内蔵タイマ(待ち時間タイマ)でカウント
アップを開始する。なお、このカウントアップは、待機
状態(S2)でキースイッチが押下されるか、あるいは
タッチパネル34に接触されるとクリアされる。また、
予め設定した条件初期化時間が経過してコピー条件が初
期状態になり、かつオフモード1(S61)、オフモー
ド2(S62)の場合は、カウントしない。
【0046】この待機状態(S2)で、待ち時間タイマ
値がローパワーモード移行時間(T=t3)になると、
ローパワーモード1(S51)、ローパワーモード2
(S52)に移行し、さらにローパワーモード1(S5
1)、ローパワーモード2(S52)で、待ち時間タイ
マ値がオフモード移行時間(T=t2)になると、オフ
モード1(S61)、オフモード2(S62)に移行す
る。あるいは、待機状態(S2)で、待ち時間タイマ値
がオフモード移行時間(T=t2)になると、オフモー
ド1(S61)、オフモード2(S62)に移行する。
ここで、コントローラ26がPSU起動信号をネゲート
することにより、サブコンバータ44はその動作を停止
する。このサブコンバータ44の動作停止で、+12V
電源、−12V電源、+24V電源の供給が停止する。
また、コントローラ26がPSU起動信号をネゲートす
ると、スイッチ45が断状態になり、メインコンバータ
43からの+5V電源が供給停止し、+5VE電源と+
5VES電源、または、+5VE電源のみが所定のユニ
ットに供給されることとなる。
【0047】ここで、+5VES電源については、コン
トローラ26が操作電源信号をアサートしていれば、ス
イッチ46が接続状態であり、メインコンバータ43か
らの+5VES電源が供給され、+5VES電源が所定
のユニットに供給されることとなる。
【0048】また、コントローラ26は、ローパワーモ
ード1(S51)、ローパワーモード2(S52)で加
熱定着装置の設定温度を待機時の185℃から130℃
へ下げ、定着ヒータ32への電力の供給を低減する。な
お、ローパワーモード1(S51)、ローパワーモード
2(S52)での加熱定着装置の設定温度は、ユーザの
操作で任意に変更することができるものとする。
【0049】前記ローパワーモード1(S51)または
オフモード1(S61)で、ユーザ操作により移行条件
1、前記ローパワーモード2(S52)またはオフモー
ド2(S62)で、ユーザ操作により移行条件2、が成
立した場合は、ウォームアップ3(S7)へ移行する。
ここで、コントローラ26がPSU起動信号をアサート
すると、サブコンバータ44は、+12V電源、−12
V電源、+24V電源の供給を再開し、メインコンバー
タ43は、スイッチ45の接続で+5V電源の供給を再
開する。また、コントローラ26は、加熱定着装置の設
定温度を待機時の185℃に設定し、前記操作部のLC
D35に、例えば「ウォームアップ中です。スタートキ
ーを押すとコピー開始を受け付けます。」との表示を行
う。また、コントローラ26は、前記操作部のスタート
キー39に埋設したLEDを赤色表示する。この赤色表
示は、スタートキー39を押しても、直ちにコピー動作
を開始することができないことを示す。
【0050】こうしてウォームアップ動作が終了する
と、ウォームアップ3(S7)から待機状態(S2)へ
移行することになる。
【0051】一方、前記ローパワーモード1(S51)
またはオフモード1(S61)で、ユーザによりスター
トキー39が押下された場合、ウォームアップ4(S
8)へ移行する。ここで、コントローラ26は、加熱定
着装置の設定温度を待機時の185℃に設定し、ウォー
ムアップ動作中は、前記操作部のLCD35に「ウォー
ムアップ中です。ウォームアップ後自動でコピーを開始
します。」との表示を行うとともに、スタートキー39
に埋設したLEDを赤色/緑色交互に点滅させる。この
点滅動作は、コピー開始を受け付けたことを示す。
【0052】こうしてウォームアップ動作が終了する
と、本実施形態では直ちにコピー動作(S3)を実行
し、一連のコピー動作が終了すると、待機状態(S2)
へ移行する。このように、省電力状態(オフモード、ロ
ーパワーモード)からユーザの1操作(スタートキー3
9の押下)でコピー動作を実行することができる。
【0053】ここで、本実施形態の省電力制御方法は、
図5に示す待機状態(S2)に移行すると開始されるも
ので、図7、図8に示すように、コントローラ26は、
待ち時間タイマを初期設定した(s401)後、この待
ち時間タイマによる経過時間のカウントを開始する。こ
こで、スタートキー39などのキー押下あるいはタッチ
パネル34への接触があった場合は(s403のYE
S)、待機状態であるか否か(s411)、表示部の表
示設定が“表示する”か否か(s412)、押下された
キーが電源スイッチであるか否か(s413)を判断す
る。待機状態であるか、表示部の設定が“表示する”設
定であるか、押下されたキーが電源スイッチである場合
には(s411、s412、s413のYES)、必要
なキー処理を実行する(s414)。
【0054】例えば、待機状態(S2)で、スタートキ
ー39が押下された場合は、その時点で設定されている
画像形成条件(クリア前には保持されている画像形成条
件、クリア後には初期条件)で画像形成動作を開始し、
画像形成動作の終了後に待機状態(S2)に戻り、ま
た、待機状態(S2)で、タッチパネル34やテンキー
38などが押下され、画像形成条件の設定が指示された
場合には、その指示入力に従って画像形成条件を変更す
る。
【0055】また、表示設定が“表示する”である場合
で、省電力状態(ローパワーモード1(S51))で、
スタートキー39以外のキー操作がなされた場合には、
ローパワーモードを解除してウォームアップ動作(S
7)を開始し、ウォームアップ動作終了後に待機状態
(S2)に移行する。これに対し、省電力状態(ローパ
ワーモード1(S51))で、スタートキー39が押下
された場合には、ローパワーモードを解除してウォーム
アップ動作(S8)を開始し、ウォームアップ動作終了
後に、その時点で設定されている画像形成条件(クリア
前には保持されている画像形成条件、クリア後には初期
条件)で画像形成動作を開始し、画像形成動作の終了後
に待機状態(S2)に戻る。なお、ウォームアップ動作
中は、LCD35にその旨を表示する。
【0056】さらに、表示設定が“表示する”である場
合で、省電力状態(オフモード1(S61))で、スタ
ートキー39以外のキー操作がなされた場合には、オフ
モードを解除してウォームアップ動作(S7)を開始
し、ウォームアップ動作終了後に待機状態(S2)に移
行する。これに対し、省電力状態(オフモード1(S6
1))で、スタートキー39が押下された場合には、オ
フモードを解除してウォームアップ動作(S8)を開始
し、ウォームアップ動作終了後に、その時点で設定され
ている画像形成条件(クリア前には保持されている画像
形成条件、クリア後には初期条件)で画像形成動作を開
始し、画像形成動作の終了後に待機状態(S2)に戻
る。なお、ウォームアップ動作中は、LCD35にその
旨を表示する。
【0057】また、コントローラ26は、スタートキー
39などのキー押下あるいはタッチパネル34への接触
がない場合(s403のNO)、または、オフモードま
たはローパワーモードであり(s411のNO)、表示
部の表示設定が“表示しない”で(s412のNO)、
押下されたキーが電源スイッチでない(s413のN
O)場合には、ADFの開閉か、ADFへの原稿セット
であるかを判断し(s404)、ADFの開閉またはA
DFへの原稿セットである場合には、ウォームアップ動
作(S7)を開始する(s415)。
【0058】次いで、ADFの開閉でもADFへの原稿
セットでもない場合(s404のNO)、コピー条件が
初期状態でかつオフモードであるか否かを判断し(s4
05)、そうでない場合は、次いで、待機状態(S2)
で条件初期化時間t1が経過したか否かを判断する(s
406)。
【0059】その結果、条件初期化時間t1が経過した
場合には、設定されていたコピー条件をクリアする(s
416)。また、条件初期化時間t1が経過していない
場合は、次いで、待機状態(S2)でオフモード移行時
間t2が経過したか否かを判断する(s407)。その
結果、オフモード移行時間t2が経過した場合は、表示
部の設定を確認し(s417)、設定が“表示しない”
となっている場合には、操作部の電源供給を停止する
(s418)。したがって、前記操作部OFFの状態で
タッチパネル34への接触があっても検知されないこと
となる。このように、ユーザが表示部の表示を“表示し
ない”と選択したとき、前記操作部に対する電源供給を
停止して、大きな電力消費を抑えることができる。この
場合、タッチパネル34への接触およびLED/キーS
W11(スタートキー39、クリア/ストップキー37
など)の押下は、省電力状態からウォームアップ動作へ
の移行条件(図5の移行条件1に相当)とならないが、
電源スイッチ12の押下は前記移行条件となり、省電力
状態から復帰することとなる。続いて、オフモード1
(S61)、オフモード2(S62)に移行する(s4
19)。
【0060】また、オフモード移行時間t2が経過して
いない場合は、次いで、待機状態(S2)でローパワー
モード移行時間t3が経過したか否かを判断する(s4
08)。その結果、ローパワーモード移行時間t3が経
過した場合は、表示部の設定を確認し(s420)、設
定が“表示しない”となっている場合には、操作部の表
示を停止する(s421)。続いて、ローパワーモード
1(S51)、ローパワーモード2(S52)に移行す
る(s422)。また、待機状態(S2)でローパワー
モード移行時間t3が経過していない場合には、待ち時
間タイマによるカウントを継続し(s409)、s40
3〜s422の処理を繰り返す。
【0061】より具体的には、例えば、表示部の設定を
“表示する”と設定し、オフモード移行時間t2=10
秒、ローパワーモード移行時間t3=15分と設定した
場合、待機状態(S2)でキースイッチ(LED/キー
スイッチ11)やタッチパネル34が操作されない状態
が10秒間続くと、待ち時間タイマ値T=10秒とな
り、オフモード1(S61)に移行するが、表示部の表
示は表示し続けることになる。なお、オフモード1(S
61)に移行してから、ローパワーモード1(S51)
に移行することはない。
【0062】ここで、オフモード移行時間を例えばt2
=60分に変更すると、待機状態(S2)で15分が経
過すると、ローパワーモード1(S51)に移行する
が、表示部の表示は表示し続け、さらに、ローパワーモ
ード1(S51)でキースイッチ11やタッチパネル3
4が操作されない状態が45分続くと、待機状態(S
2)とローパワーモード1(S51)での経過時間が合
わせて60分以上となり、オフモード1(S61)に移
行するが、表示部の表示は表示し続けることとなる。こ
のように、オフモード移行時間t2およびローパワーモ
ード移行時間t3の設定値によっては、実質的にローパ
ワーモードが不要となる場合がある。
【0063】また、条件初期化時間t1=1分の場合
は、前述のように待機状態(S2)で10秒経過して、
オフモード1(S61)に移行し、50秒以上経過する
と、待機状態(S2)とオフモード1(S61)での経
過時間が合わせて1分以上となり、待機状態(S2)に
入る前に設定したコピー条件はクリアされて初期条件に
戻る。
【0064】以上のように、本実施形態の複合機能複写
機は、設定により表示機能のON/OFF状態を切り換
えることができる操作部(操作部制御板15およびこれ
に接続されたLED/キースイッチ11、タッチパネル
34、LCD35、バックライト36など)を設け、待
機状態(S2)でオフモード1(S61)などに移行
し、かつ待機状態(S2)から予め設定した条件初期化
時間t1が経過するまでは、待機状態(S2)に移行す
る直前に設定したコピー条件を保持するので、ユーザの
作業中に省電力状態に移行した場合でも、条件初期化時
間t1が経過するまで前記コピー条件を保持して表示ま
たは非表示を選択することができる。
【0065】なお、本実施形態に限らず、図5、図6に
示す状態遷移、図7、図8に示す省電力制御などの制御
方法を実行するプログラムを記憶した記録媒体(ROM
など)を取付け、コントローラ26、RAM23などで
実行してもよい。この場合、前記ROMを容易に移動、
交換することができる。また、例えばLAN上の外部装
置から、インタフェース(I/F)24、25を介して
前記プログラムをROM22にダウンロードして用いて
もよい。 [第2の実施形態]
【0066】次に、本発明の第2の実施の形態に係る画
像形成装置の省電力制御方法を説明する。図9は、ロー
パワーモードで操作部の表示を行い、オフモードで操作
部の表示を行わない場合の状態遷移を示し、図10、図
11は、省電力制御方法を示す。なお、装置の全体構成
は第1の実施形態と概ね同様であるため、図1〜図4を
用いるとともに、同一構成には同一符号を付与して説明
を省略する。また、ローパワーモード、オフモードとも
に操作/表示部の“表示を行う”場合の状態遷移は、図
5と、ローパワーモード、オフモードともに操作/表示
部の“表示を行わない”場合の状態遷移は、図6と同様
である。
【0067】本実施形態は、第1の実施形態とは、省電
力状態のうちのオフモード状態において、操作部の表示
を行うか否かを選択できるようにしている点が相違して
いる。この方法により、オフモードとローパワーモード
での操作/表示部の表示/非表示を変更することができ
る。
【0068】本実施形態の省電力制御方法は、図9に示
す待機状態(S2)に移行すると開始されるもので、図
10、図11に示すように、コントローラ26は、待ち
時間タイマを初期設定した(s401)後、この待ち時
間タイマによる経過時間のカウントを開始する。ここ
で、スタートキー39などのキー押下あるいはタッチパ
ネル34への接触があった場合は(s403のYE
S)、待機状態であるか否か(s411)、表示部の表
示設定が“表示する”か否か(s412)、ローパワー
モードでかつ表示部の表示設定が“ローパワーモードで
表示する”か否か(s501)、押下されたキーが電源
スイッチであるか否か(s413)を判断する。待機状
態であるか、表示部の設定が“表示する”設定である
か、ローパワーモードでかつ表示部の表示設定が“ロー
パワーモードで表示する”設定であるか、押下されたキ
ーが電源スイッチである場合には(s411、s41
2、s501、s413のYES)、必要なキー処理を
実行する(s414)。
【0069】例えば、待機状態で、スタートキー39が
押下された場合は、その時点で設定されている画像形成
条件(クリア前には保持されている画像形成条件、クリ
ア後には初期条件)で画像形成動作を開始し、画像形成
動作の終了後に待機状態に戻り、また、待機状態で、タ
ッチパネル34やテンキー38などが押下され、画像形
成条件の設定が指示された場合には、その指示入力に従
って画像形成条件を変更する。なお、後述のように“ロ
ーパワーで表示しない”設定になっている場合には、ロ
ーパワー移行時(s422)に、操作部表示が停止され
ており(s421)、前記操作部OFFの状態でタッチ
パネル34への接触やテンキー38などの押下があって
も検知されず、ステップs501の結果もNOとなっ
て、ステップs413へ進むことになる。
【0070】また、表示設定が“ローパワーで表示す
る”である場合、省電力状態(ローパワーモード(図9
のS51に相当))で、スタートキー39以外のキー操
作がなされた場合には、ローパワーモードを解除してウ
ォームアップ動作(図9のS7に相当)を開始し、ウォ
ームアップ動作終了後に待機状態に移行する。これに対
し、省電力状態(ローパワーモード)で、スタートキー
39が押下された場合には、ローパワーモードを解除し
てウォームアップ動作(図9のS8に相当)を開始し、
ウォームアップ動作終了後に、その時点で設定されてい
る画像形成条件(クリア前には保持されている画像形成
条件、クリア後には初期条件)で画像形成動作を開始
し、画像形成動作の終了後に待機状態に戻る。なお、ウ
ォームアップ動作中は、LCD35へその旨を表示す
る。
【0071】また、スタートキー39などのキー押下あ
るいはタッチパネル34への接触がなく、ADFの開閉
でもADFへの原稿セットでもなく(s404のN
O)、さらに、コピー条件が初期状態でかつオフモード
でない場合(s405のNO)には、次いで、待機状態
で条件初期化時間t1が経過したか否かを判断する(s
406)。
【0072】その結果、条件初期化時間t1が経過した
場合には、設定されていたコピー条件をクリアする(s
416)。
【0073】また、条件初期化時間t1が経過していな
い場合(s406のNO)、待機状態に移行する直前に
設定したコピー条件は、第1の実施形態に準じてRAM
23の所定領域に保持されている。ここで、待機状態で
オフモード移行時間t2が経過した場合は、表示部の設
定を確認し(s502)、設定が“表示しない”となっ
ている場合には、操作部の電源供給を停止する(s41
8)。続いて、オフモード2(S62)に移行する(s
419)。
【0074】また、待機状態でオフモード移行時間t2
が経過しておらず、ローパワーモード移行時間t3が経
過した場合(s408のYES)には、表示部の設定を
確認し(s503)、設定が“ローパワーで表示しな
い”となっている場合には、操作部の表示を停止する
(s421)。続いて、ローパワーモード1(S51)
に移行する(s422)。また、待機状態でローパワー
モード移行時間t3が経過していない場合には、待ち時
間タイマによるカウントアップを継続する(s40
9)。
【0075】なお、本実施形態に限らず、図10、図1
1に示す省電力制御などの制御方法を実行するプログラ
ムを記憶した記録媒体(ROMなど)を取付け、コント
ローラ26、RAM23などで実行してもよい。この場
合、前記ROMを容易に移動、交換することができる。
また、例えばLAN上の外部装置から、インタフェース
(I/F)24、25を介して前記プログラムをROM
22にダウンロードして用いてもよい。
【0076】なお、本実施形態に限らず、前記タッチパ
ネル34、LCD35、バックライト36などによる表
示機能のON/OFFを、ユーザの接近を検知可能な人
体検知センサの検知情報を基にして切り換えるように構
成し、この人体検知センサの検知有無を電源スイッチ1
2と同様に移行条件1としてもよい。このような構成に
より、ユーザの動作に応じて効率的に省電力状態から復
帰し、あるいはコピー動作をスタートすることができ
る。
【0077】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、省電力状
態で、設定されたコピー条件などの画像形成条件を表示
するとともに、操作指示の入力を行う操作/表示部に電
力を供給することも、停止することもできるので、必要
に応じて電力制御を最適な状態にすることができ、消費
電力の低減を図ることができる。
【0078】また、請求項2記載の発明によれば、省電
力状態で、電力の供給を行うかまたは停止するかを設定
することができるので、装置の使われる条件により、省
電力状態で操作部を動作させ操作性の向上を図るか、省
電力状態で操作部を停止させて更なる消費電力の低減を
図るかを選択することができる。
【0079】さらに、請求項3記載の発明によれば、省
電力状態で、操作/表示部に電力供給が行われるとき、
設定された画像形成条件を省電力状態移行後も保持する
ので、画像形成条件を操作/表示部に表示させることが
でき、次回操作時に上記条件を確認することができると
ともに、そのまま使用することができ、操作性を向上さ
せることができる。
【0080】また、請求項4記載の発明によれば、省電
力状態で、操作/表示手段に電力供給が停止されている
とき、設定された画像形成条件を初期状態に変更するの
で、操作/表示部に表示がされてないときに、不確定な
画像形成条件で動作することがなく、操作者の意図しな
い条件で動作せず、誤動作を防止でき、操作性を向上さ
せることができる。
【0081】また、請求項5記載の発明によれば、省電
力状態で、設定された画像形成条件が表示されていると
きには、画像形成開始の指示を受けると、待機状態に復
帰して上記条件で自動的に画像形成動作を開始するの
で、操作性を向上させることができるとともに、画像形
成開始指示以外の操作指示においても、待機状態に復帰
して操作指示にしたがった動作ができるので、操作性を
向上させることができる。
【0082】また、省電力状態で、設定された画像形成
条件が表示されていないときには、操作指示を受ける
と、待機状態に復帰して次の操作指示を待つので、誤動
作を防止でき、操作性を向上させることができる。
【0083】さらに、請求項6記載の発明によれば、省
電力状態を、一部ユニットへの電力供給を停止する低電
力状態と、この低電力状態よりもさらに電力供給を停止
するユニットが多い休止状態と、に分け、操作/表示部
に対する電力の供給および停止を、前記低電力状態およ
び前記休止状態のそれぞれで独立した設定を行うことが
できるので、動作再開までの時間が休止状態よりも早い
低電力状態では、操作/表示部の表示を行い、操作性を
向上させ、電力消費を低電力状態よりもさらに低減した
休止状態では、操作/表示部の表示を行わず、さらなる
電力低減を行うなど、使用状況に応じた最適な装置使用
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概
略構成図である。
【図2】一実施例の画像形成装置の制御部の構成を示す
ブロック図である。
【図3】一実施例の画像形成装置の操作部の構成図であ
る。
【図4】一実施例の画像形成装置の電源部の構成図であ
る。
【図5】一実施例の画像形成装置の電力状態の遷移図で
ある。
【図6】一実施例の画像形成装置の電力状態の遷移図で
ある。
【図7】一実施例の画像形成装置の省電力制御を示すフ
ローチャートである。
【図8】一実施例の画像形成装置の省電力制御を示すフ
ローチャートである。
【図9】一実施例の画像形成装置の電力状態の遷移図で
ある。
【図10】一実施例の画像形成装置の省電力制御を示す
フローチャートである。
【図11】一実施例の画像形成装置の省電力制御を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ部 2 スキャナ部 3 後処理部 4 両面部 5 給紙部 6 大量給紙部 7 後処理部 8 FAX通信部 9 給紙部 10 手差し給紙部 11 LED/キースイッチ(SW) 12 電源スイッチ(SW) 13 圧板開閉センサ 14 原稿セットセンサ 15 操作部制御板 16 読み取りセンサ 17 エンジン制御板 18 バスブリッジ 19 RAM 20 エンジンドライブボード 21 HDD 22 ROM 23 RAM 24、25 ネットワークインターフェース(I/F) 26 コントローラ 27 画像信号パス 28 ファックス制御板 29 NCU 30 書き込み制御板 31 電源部(PSU ACドライブ) 32 定着ヒータ 33 高圧電源 34 タッチパネル 35 液晶表示器(LCD) 36 バックライト 37 クリア/ストップキー 38 テンキー 39 スタートキー 41 主電源スイッチ 42 AC入力部 43 メインコンバータ 44 サブコンバータ 45、46 スイッチ 61 読み取り制御板 100 複合機能複写機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ06 HH11 HJ07 HT13 2H027 EA16 ED25 EF16 EF18 EJ17 GA03 GA11 GA13 GA31 GB05 GB14 ZA01 5C062 AA02 AA05 AB40 AB46 AB49 AE15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全ユニットへ電力を供給する待機状態か
    ら、一部ユニットへの電力供給を停止する省電力状態へ
    の遷移および該省電力状態から前記待機状態への復帰が
    可能な画像形成装置であって、 前記待機状態または待機状態以前に設定された画像形成
    条件を表示するとともに、操作指示の入力を行う操作/
    表示手段と、 前記省電力状態で、前記操作/表示手段に電力を供給お
    よび停止する電力供給停止手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 前記省電力状態で、前記電力供給停止手段が前記電力の
    供給を行うかまたは停止するかを設定する電力供給設定
    手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の画像形成装置にお
    いて、 前記省電力状態で、前記操作/表示手段に電力供給が行
    われるとき、前記画像形成条件を省電力状態移行後も保
    持する条件保持手段を備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像
    形成装置において、 前記省電力状態で、前記操作/表示手段に電力供給が停
    止されているとき、前記画像形成条件を初期状態に変更
    する条件初期化手段を備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像
    形成装置において、 前記省電力状態で、前記操作/表示手段に電力供給が行
    われているとき、操作指示を受け付けると、省電力状態
    から復帰し、さらに、前記操作指示が画像形成開始の指
    示であるとき、前記画像形成条件で画像形成を開始する
    復帰/開始制御手段と、 前記省電力状態で、前記操作/表示手段に電力供給が停
    止されているとき、前記省電力状態から前記待機状態へ
    の復帰開始の指示を受け付けると、前記省電力状態から
    前記待機状態へ復帰する復帰制御手段を備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像
    形成装置において、 前記省電力状態が、一部ユニットへの電力供給を停止す
    る低電力状態と、該低電力状態よりもさらに電力供給を
    停止するユニットが多い休止状態と、を有し、 前記電力供給停止手段が、前記操作/表示手段に対する
    電力の供給および停止を、前記低電力状態および前記休
    止状態のそれぞれで行うことを特徴とする画像形成装
    置。
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