JP2002108062A - 帯電部材 - Google Patents

帯電部材

Info

Publication number
JP2002108062A
JP2002108062A JP2000301010A JP2000301010A JP2002108062A JP 2002108062 A JP2002108062 A JP 2002108062A JP 2000301010 A JP2000301010 A JP 2000301010A JP 2000301010 A JP2000301010 A JP 2000301010A JP 2002108062 A JP2002108062 A JP 2002108062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
conductive layer
charging member
dbp
carbon black
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000301010A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3727839B2 (ja
Inventor
Minoru Rokutan
実 六反
Hisashi Akaha
久史 赤羽
Masahito Ono
雅人 小野
Tetsuya Kawatani
哲也 川谷
Takeshi Kamiyama
武士 上山
Satoshi Koike
智 小池
Nobuaki Sugaya
伸晃 須賀谷
Hideo Nishinomiya
秀男 西宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Suzuka Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2000301010A priority Critical patent/JP3727839B2/ja
Publication of JP2002108062A publication Critical patent/JP2002108062A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3727839B2 publication Critical patent/JP3727839B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間の使用によっても感光体の帯電電位V
hの変動を防止し得る、すなわち安定した帯電性能を発
揮し得る帯電部材を提供すること。 【解決手段】 芯材に、少なくとも、有機イオン導電剤
を含有するイオン導電層と、該イオン導電層の上層とな
る表面層とが順次積層されてなる層構造を有する帯電部
材であって、前記イオン導電層に、さらにDBP吸油量
が80ml/100g以上のカーボンブラックを含有す
ること特徴とする帯電部材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザプ
リンター、ファクシミリ、これらの複合OA機器等の電
子写真装置に用いられる帯電部材に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用した画像形成装置
は、像担持体(感光体)上に一様な電荷を形成し、画像
信号を変調したレーザー等により静電潜像を形成した
後、帯電したトナーで前記静電潜像を現像してトナー像
とする。そして、前記トナー像を、中間転写体を介し
て、或いは直接記録材媒体に静電的に転写することによ
り、所望の転写画像を得ることができる。
【0003】上述のように、電子写真方式を利用した画
像形成装置では、像担持体上に一様な電荷を形成する帯
電処理が行われている。このような帯電処理を行う帯電
部材の一つとして、接触式帯電方式がある。このような
接触式帯電方式の帯電部材は、一般的に印加する電流が
小さく、非接触式帯電方式の帯電部材であるコロトロン
あるいはスコロトロンに比べ、オゾン発生量が非常に少
ないという利点がある。
【0004】接触式帯電方式の帯電部材は、芯材に導電
性弾性体層を形成してなるものであり、電子写真装置に
おいて感光体に当接され、当該帯電部材と感光体との間
に所定の電圧を印加することで、感光体に帯電電位を付
与するものである。このとき、帯電効率を向上させるた
め、一般に直流電圧に交流電圧を重畳したいわゆる重畳
電圧を印加している。
【0005】一般の帯電部材を用い、重畳電圧を印加し
て長期間使用すると、感光体が磨耗し、感光体の帯電電
位Vhが低下して行く。この帯電電位Vhの低下を防止
するため、従来は感光体の帯電電位Vhをモニターしつ
つフィードバックさせて、印加電圧を調節していた。し
かし、省電力化やオゾン発生量の低減の為には、印加電
圧を上げることは好ましくない。また、上記対応の為に
は特別な装置を必要とし、画像形成装置のコストアップ
や装置の大型化といった問題が生じていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は、
前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成す
ることを課題とする。即ち、本発明の目的は、長期間の
使用によっても感光体の帯電電位Vhの変動を防止し得
る、すなわち安定した帯電性能を発揮し得る帯電部材を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の手段
により解決される。即ち、本発明は、 <1> 芯材に、少なくとも、有機イオン導電性物質を
含有するイオン導電層と、該イオン導電層の上層となる
表面層とが順次積層されてなる層構造を有する帯電部材
であって、前記イオン導電層に、さらにDBP吸油量が
70ml/100g以上のカーボンブラックを含有する
ことを特徴とする帯電部材である。
【0008】<2> 前記イオン導電層が、エピクロロ
ヒドリンゴムを主体とすること特徴とする<1>に記載
の帯電部材である。 <3> 前記イオン導電層が、少なくとも基材と前記カ
ーボンブラックとからなり、該カーボンブラックの含有
量が、前記基材100重量部に対して0.1〜80重量
部の範囲であること特徴とする<1>または<2>に記
載の帯電部材である。
【0009】<4> 前記有機イオン導電性物質が、ベ
ンゼン環を有する4級アンモニウム塩であること特徴と
する<1>〜<3>のいずれか1に記載の帯電部材であ
る。 <5> 前記イオン導電層が、導電性弾性体層を兼ねる
こと特徴とする<1>〜<4>のいずれか1に記載の帯
電部材である。 <6> 前記芯材と前記イオン導電層との間に、少なく
とも導電性弾性体層が設けられてなること特徴とする<
1>〜<4>のいずれか1に記載の帯電部材である。 <7> 前記イオン導電層の膜厚が、0.8mm以上で
あることを特徴とする<1>〜<6>のいずれか1に記
載の帯電部材である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の帯電部材は、芯材に、少
なくとも、有機イオン導電性物質を含有するイオン導電
層と、該イオン導電層の上層となる表面層とが順次積層
されてなる層構造を有する帯電部材であって、前記イオ
ン導電層に、さらにDBP吸油量が70ml/100g
以上のカーボンブラックを含有することを特徴とする。
【0011】帯電部材は、一般的に導電性弾性体層を有
するが、本発明においては、前記イオン導電層が導電性
弾性体層を兼ねていてもよいし、前記イオン導電層が独
立して導電性弾性体層の上(間に他の層を介する場合を
含む)に設けられていても(すなわち、前記芯材と前記
イオン導電層との間に、少なくとも導電性弾性体層が設
けられていても)よい。以下、まず本発明に特徴的なイ
オン導電層について説明し、続いて、他の構成について
説明する。
【0012】<イオン導電層>本発明におけるイオン導
電層は、有機イオン導電性物質と、DBP吸油量が70
ml/100g以上のカーボンブラック(以下、単に
「特定のカーボンブラック」という場合がある。)と、
を含有する層であり、一般的には、ベースとなる基材
に、有機イオン導電性物質と、特定のカーボンブラック
と、を分散、配合してなる。
【0013】有機イオン導電性物質としては、四級アン
モニウム塩(例えばラウリルトリメチルアンモニウム、
ステアリルトリメチルアンモニウム、オクタドデシルト
リメチルアンモニウム、ドデシルトリメチルアンモニウ
ム、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、変性脂肪酸
・ジメチルエチルアンモニウニウム等の過塩素酸塩、塩
素酸塩、ホウフッ化水素酸塩、硫酸塩、エトサルフェー
ト塩、ハロゲン化ベンジル塩(臭化ベンジル塩、塩化ベ
ンジル塩等)等)、脂肪族スルホン酸塩、高級アルコー
ル硫酸エステル塩、高級アルコールエチレンオキサイド
付加硫酸エステル塩、高級アルコール燐酸エステル塩、
高級アルコールエチレンオキサイド付加燐酸エステル
塩、各種ベタイン、高級アルコールエチレンオキサイ
ド、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、多価アル
コール脂肪酸エステル、等が挙げられる。
【0014】有機イオン導電性物質としては、多価アル
コール(1,4ブタンジオール、エチレングリコール、
ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリ
エチレングリコール等)およびその誘導体と金属塩との
錯体、モノオール(エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル等)と金
属塩の錯体も挙げられる。金属塩としては、例えばLi
ClO4、LiCF3SO3、LiAsF6、LiBF4
NaClO4、NaSCN、KSCN、NaCl等の周
期律表第1族の金属塩;NH4+の塩等の電解質;Ca
(ClO42、Ba(ClO42等の周期律表第2族の
金属塩;これらに、少なくとも1個以上の水酸基、カル
ボキシル基、一級ないし二級アミン基等イソシアネート
と反応する活性水素を有する基を持ったもの;等が挙げ
られる。このような錯体として具体的には、PEL(L
iClO4とポリエチレングリコールとの錯体)等が挙
げられる。
【0015】これらの中でも、有機イオン導電性物質と
しては、基材との相溶性の点から第四級アンモニウム塩
が好ましい。この四級アンモニウム塩としては、ブリー
ドの観点から、重量平均分子量(Mw)が100〜60
0であるものが好ましく、150〜300であるものが
より好ましい。また、四級アンモニウム塩としては、ベ
ンゼン環を1つ以上有するものが、上記同様にブリード
の観点から特に好ましい。
【0016】好ましい有機イオン導電性物質として、下
記一般式(I)で表される四級アンモニウム塩が挙げら
れる。
【0017】
【化1】
【0018】上記式中、R1、R2およびR3は、それぞ
れ独立に水素、または置換基を含んでもよい炭化水素基
であり、好ましくは水素、炭素数1〜20のアルキル
基、アリール基、または炭素数7〜20のアルキルアリ
ール基である。また、Tは単結合を含む連結基を表し、
好ましくは単結合、または、炭素数1〜5のアルキレン
基である。以下に、好適な四級アンモニウム塩の具体例
を示すが、本発明においては、これらに限定されるもの
ではない。
【0019】
【化2】
【0020】前記有機イオン導電性物質は、基材中に単
独で配合してもかまわないが、任意の2種以上を配合し
てもよく、電気抵抗(表面抵抗率、体積抵抗率)の他、
力学強度、硬度、反発弾性率等のシステム全体としての
要求に合致するように配合することができる。前記有機
イオン導電性物質の基材ヘの配合量としては、基材10
0重量部に対し、0.01〜10重量部程度とすること
が好ましく、0.1〜5重量部程度とすることがより好
ましい。
【0021】帯電部材において、表面層の直下層として
のイオン導電層に、導電剤として前記有機イオン導電性
物質を用いた場合、重畳電圧および/または直流電圧を
印加して長期間使用すると、感光体の帯電電位Vhは、
一般の帯電部材とは逆に、むしろ上昇するという特異な
性質がある。これはイオン導電層中のイオン成分が、長
期間の使用により表面層に移行してくるためであると推
察される。
【0022】本発明においては、イオン導電層に特定の
カーボンブラックを添加することで、感光体の帯電電位
Vhの上昇を抑えている。すなわち本発明は、一般に重
畳電圧および/または直流電圧を印加して長期間使用し
た場合に、感光体の膜減りに起因する感光体の帯電電位
Vhの低下を、導電剤として前記有機イオン導電性物質
を用いることでむしろ上昇傾向側に転じさせ、かつその
上昇傾向を特定のカーボンブラックを添加することで抑
制して、全体としてバランスをとり、帯電電位Vhの変
動を防止せんとするものである。
【0023】イオン導電層に特定のカーボンブラックを
添加することで、感光体の帯電電位Vhの上昇が抑えら
れるかについては定かではないが、特定のカーボンブラ
ックの存在により、上記イオン成分が吸着されたり、取
り囲まれたりして捕らえられ、上記イオン成分の表面層
への移行が抑制されるためであると推察される。
【0024】特定のカーボンブラックとしては、DBP
吸油量が70ml/100g以上であることが必須であ
るが、該DBP吸油量としては、100ml/100g
以上であることが好ましい。DBP吸油量が70ml/
100g未満であると、イオン成分が充分に吸着でき
ず、帯電電位Vhの制御が困難となる。
【0025】DBP吸油量とは、カーボンブラックの連
鎖結合の長さを示す指標の一つであり、ASTM(アメ
リカ標準試験法)D2414−6TTに定義されてい
る。このDBP吸油量とは、カーボンブラック100g
に吸収されるジブチルフタレート(DBP)の量(m
l)を示すものであり、このDBP吸油量の高いカーボ
ンブラックほど長い連鎖結合を形成するものと考えられ
ている。
【0026】特定のカーボンブラックは、コンタクト法
により製造することができる。このコンタクト法として
は、チャネル法、ガスブラック法等が挙げられる。ま
た、特定のカーボンブラックは、ガスまたはオイルを原
料とするファーネスブラック法により製造することもで
きる。必要に応じて、これらの処理を施した後、硝酸な
どで液相酸化処理を行ってもよい。なお、特定のカーボ
ンブラックは、コンタクト法で製造することができる
が、このコンタクト法は大気汚染などの問題から現在で
はほとんど生産されておらず、密閉式のファーネス法に
よって製造するのが通常である。
【0027】特定のカーボンブラックとして、具体的に
は、三菱化学社製の「#3050」(pH7.0、揮発
分0.5%、DBP給油量175ml/100g)、同
「MA600」(pH7.0、揮発分1.0%、DBP
給油量131ml/100g)、同「#3030」(p
H6.5、揮発分0.5%、DBP給油量130ml/
100g)、同「#20」(pH7.5、揮発分0.6
%、DBP給油量121ml/100g)、同「MA2
30」(pH3.0、揮発分1.5%、DBP給油量1
13ml/100g)、同「#30」(pH8.0、揮
発分0.6%、DBP給油量113ml/100g)、
同「#990」(pH7.0、揮発分1.5%、DBP
給油量112ml/100g)、同「#40」(pH
7.5、揮発分0.8%、DBP給油量110ml/1
00g)、同「MA100」(pH3.5、揮発分1.
5%、DBP給油量100ml/100g)、同「MA
100R」(pH3.5、揮発分1.5%、DBP給油
量100ml/100g)、同「MA100S」(pH
3.5、揮発分1.5%、DBP給油量100ml/1
00g)、同「#32」(pH8.0、揮発分0.6
%、DBP給油量100ml/100g)、同「MA2
20」(pH3.0、揮発分1.0%、DBP給油量9
3ml/100g)、同「#10」(pH7.0、揮発
分0.6%、DBP給油量86ml/100g);デグ
サ社製の「カラーブラックFW1」(pH4.5、揮発
分5.0%、DBP給油量170ml/100g)、同
「スペシャルブラック6」(pH2.5、揮発分18.
0%、DBP給油量160ml/100g)、同「カラ
ーブラックFW18」(pH4.5、揮発分5.0%、
DBP給油量160ml/100g)、同「カラーブラ
ックFW200」(pH2.5、揮発分20.0%、D
BP給油量150ml/100g)、同「プリンテック
ス150T」(pH4.0、揮発分10.0%、DBP
給油量150ml/100g)、同「カラーブラックS
170」(pH4.5、揮発分5.0%、DBP給油量
150ml/100g)、同「カラーブラックS16
0」(pH4.5、揮発分5.0%、DBP給油量15
0ml/100g)、同「カラーブラックFW2」(p
H2.5、揮発分16.5%、DBP給油量145ml
/100g)、同「カラーブラックFW2V」(pH
2.5、揮発分16.5%、DBP給油量145ml/
100g)、同「スペシャルブラック5」(pH3.
0、揮発分15.0%、DBP給油量130ml/10
0g)、同「プリンテックスL6」(pH9.0、揮発
分1.2%、DBP給油量123ml/100g)、同
「プリンテックス3」(pH9.5、揮発分0.9%、
DBP給油量123ml/100g)、同「プリンテッ
クスA」(pH9.0、揮発分0.7%、DBP給油量
118ml/100g)、同「ランプブラック101」
(pH7.5、揮発分1.0%、DBP給油量117m
l/100g)、同「プリンテックスL6」(pH9.
0、揮発分0.8%、DBP給油量116ml/100
g)、同「プリンテックスU」(pH4.5、揮発分
5.0%、DBP給油量115ml/100g)、同
「プリンテックスV」(pH4.5、揮発分5.0%、
DBP給油量115ml/100g)、同「プリンテッ
クス140U」(pH4.5、揮発分5.0%、DBP
給油量115ml/100g)、同「プリンテックス4
0」(pH9.5、揮発分1.0%、DBP給油量11
4ml/100g)、同「プリンテックス60」(pH
10.0、揮発分1.0%、DBP給油量114ml/
100g)、同「スペシャルブラック4」(pH3.
0、揮発分14.0%、DBP給油量110ml/10
0g)、同「プリンテックス140V」(pH4.5、
揮発分5.0%、DBP給油量110ml/100
g)、同「プリンテックス30」(pH9.5、揮発分
0.7%、DBP給油量105ml/100g)、同
「プリンテックス80」(pH9.0、揮発分1.2
%、DBP給油量100ml/100g)、同「プリン
テックスG」(pH9.0、揮発分0.7%、DBP給
油量96ml/100g)、同「プリンテックス90」
(pH9.0、揮発分1.0%、DBP給油量95ml
/100g)、同「スペシャルブラック100」(pH
3.3、揮発分2.2%、DBP給油量94ml/10
0g)、同「スペシャルブラック4A」(pH3.0、
揮発分14.0%、DBP給油量90ml/100
g);キャポット社製の「VULCAN XC72R」
(pH8.5、揮発分1.5%、DBP給油量188m
l/100g)、同「MONARCH 700」(pH
8.0、揮発分1.5%、DBP給油量122ml/1
00g)、同「MONARCH 280」(pH7.
5、揮発分1.0%、DBP給油量114ml/100
g)、同「MONARCH 880」(pH8.0、揮
発分1.5%、DBP給油量112ml/100g)、
同「MONARCH 1000」(pH2.5、揮発分
9.5%、DBP給油量105ml/100g)、同
「MONARCH 1300」(pH2.5、揮発分
9.5%、DBP給油量100ml/100g)、同
「MONARCH 460」(pH8.0、揮発分1.
0%、DBP給油量100ml/100g)、同「EL
FTEX−8」(pH8.5、揮発分1.0%、DBP
給油量100ml/100g)、同「MONARCH
1400」(pH2.5、揮発分9.0%、DBP給油
量90ml/100g)、同「MONARCH 80
0」(pH8.0、揮発分1.5%、DBP給油量74
ml/100g)、同「REGAL 400R」(pH
4.0、揮発分3.5%、DBP給油量72ml/10
0g)、同「MONARCH 430」(pH8.0、
揮発分1.0%、DBP給油量72ml/100g)、
同「MONARCH 120」(pH8.5、揮発分
0.5%、DBP給油量72ml/100g)、同「M
ONARCH 900」(pH7.0、揮発分2.0
%、DBP給油量70ml/100g);等が挙げられ
る。
【0028】特定のカーボンブラックの基材ヘの配合量
としては、基材100重量部に対し、0.1〜80重量
部程度とすることが好ましく、1〜50重量部程度とす
ることがより好ましい。0.1重量部未満であると、イ
オン成分の移行を抑えるのが困難となり、また、加工性
が著しく低下し、80重量部を超えると、ロール硬度が
上がり、また、抵抗の均一性、電界依存性が悪化するた
め、それぞれ好ましくない。
【0029】イオン導電層の基材としては、特に制限は
なく、従来公知の材料を用いることができる。特に、導
電性弾性体層を兼ねる場合には、所望の弾性を有する材
料であることが望まれる。例えば、ポリイミド、ポリエ
ステル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミド、ポ
リカーボネイト、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、
ポリフロロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)な
どの樹脂材料;ポリウレタン、塩素化ポリイソプレン、
アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプ
レンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム(EPD
M)、水素添加ポリブタジエン、ブチルゴム、シリコー
ンゴム、アクリルゴム、エピクロロヒドリンゴムなどの
弾性材料;等が挙げられる。熱可塑性エラストマー、熱
収縮性(熱硬化性)ゴム、発泡性ゴム、上述に挙げたよ
うにジエン系に問わず非ジエン系のゴム等も好適に利用
するができる。これらは2種以上を配合したアロイ(ブ
レンド材)として用いることもできる。
【0030】これらの中でもエピクロロヒドリンゴムを
主体とするものであることが、抵抗均一性、抵抗安定性
の点で好ましい。なお、「エピクロロヒドリンゴムを主
体とする」とは、基材成分の主たる成分がエピクロロヒ
ドリンゴムであることを指し、基材成分の50重量%以
上占めるものは、「主体とする」の概念中に含まれる。
【0031】イオン導電層には、前記有機イオン導電性
物質、特定のカーボンブラックおよび前記基材の他に、
必要に応じて、硬化剤、可塑剤、加硫促進剤等を用いて
もよい。また、発泡させる場合、適宜発泡剤等も用いる
ことができる。
【0032】イオン導電層の厚みとしては、0.8mm
以上であることが好ましく、1〜5mmであることがよ
り好ましく、2〜5mmであることがさらに好ましい。
イオン導電層の厚みが0.8mm未満であると、イオン
導電層中のイオン成分が、印加電圧の影響から解離し、
抵抗の上昇をまねき、帯電電位Vhが著しく低下してし
まう場合がある。
【0033】イオン導電層が導電性弾性体層を兼ねる場
合に、その厚みとしては、導電性弾性体層としての機能
をも発揮させるべく、より厚いことが望ましい。具体的
な厚みとしては、特に限定されないが、1〜10mm程
度とすることが好ましく、2〜5mm程度とすることが
より好ましい。
【0034】イオン導電層は、前記基材、前記有機イオ
ン導電性物質、特定のカーボンブラック、その他必要に
応じて添加されるその他の物質を適当な溶剤に溶解し
て、芯材、もしくは芯材に形成された導電性弾性体層の
上に塗布することにより、有機イオン導電性物質を基材
と混練しコンパウンド化したものをものを芯材、もしく
は芯材に形成された導電性弾性体層の上に巻き付けてプ
レスすることにより、あるいは、射出成型等の公知の成
型法により、形成することができる。塗布することによ
り形成する場合には、所定の厚みを確保するために、重
ね塗りすることが望ましい。
【0035】<芯材>本発明において、芯材としては、
鉄、ニッケルメッキ処理鉄、銅、ステンレス等、従来公
知の金属を用いることができる。芯材の形状としては、
従来から帯電部材の芯材に用いられているシャフト状で
あることが一般的である。
【0036】<イオン導電層と独立した導電性弾性体層
>前記イオン導電層が導電性弾性体層を兼ねない場合に
は、前記芯材と前記イオン導電層との間に、少なくとも
独立した導電性弾性体層が設けられる。本発明におい
て、導電性弾性体層は、導電性を有する弾性体からな
り、かつ、既述の体積抵抗率の規定を満たすものであ
る。このようなものであれば、特に材料や組成は限定さ
れないが、通常、ベースとなる基材に導電剤を分散、配
合してなる。導電剤としては、有機イオン導電性物質、
カーボンブラック、金属酸化物等が挙げられる。
【0037】有機イオン導電性物質およびカーボンブラ
ックとしては、イオン導電層の項で述べたものをそのま
ま用いることができるが、カーボンブラックについてD
BP吸油量の制限はない。勿論、DBP吸油量が既述の
範囲であることが好ましい。導電剤として用いられる金
属酸化物としては、例えば、酸化亜鉛、酸化チタン、酸
化スズ、アンチモンドープ酸化スズ等が挙げられる。
【0038】前記導電剤は、基材中に単独で配合しても
かまわないが、任意の2種以上を配合してもよく、電気
抵抗(表面抵抗率、体積抵抗率)の他、力学強度、硬
度、反発弾性率等のシステム全体としての要求に合致す
るように配合することができる。導電剤の基材ヘの配合
量としては、既述の体積抵抗率の規定を満足するように
適宜調整すればよいが、0.01〜200phr(「p
hr」とは基材100重量部に対する重量部数)程度と
することが一般的に好ましい。
【0039】導電性弾性体層に用いうる基材としては、
イオン導電層の項で述べたものをそのまま用いることが
できる。導電性弾性体層には、必要に応じて、硬化剤、
可塑剤、加硫促進剤等を用いてもよい。また、発泡させ
る場合、適宜発泡剤等も用いることができる。導電性弾
性体層の厚みとしては、特に限定されないが、1〜10
mm程度とすることが好ましく、2〜5mm程度とする
ことがより好ましい。
【0040】導電性弾性体層は、前記基材、前記導電
剤、その他必要に応じて添加されるその他の物質を適当
な溶剤に溶解して、芯材に塗布することにより、導電剤
を基材と混練しコンパウンド化したものをものを芯材に
巻き付けてプレスすることにより、あるいは、射出成型
等の公知の成型法により、形成することができる。塗布
することにより形成する場合には、所定の厚みを確保す
るために、重ね塗りすることが望ましい。
【0041】<表面層>本発明において、表面層は、抵
抗調整のほか、弾性層からのブリード物のブロッキン
グ、汚染物からの保護等の働きを担う層であり、ベース
となる基材に導電剤を分散してなるものである。導電剤
としては、有機イオン導電性物質、カーボンブラック、
金属酸化物等が挙げられる。導電剤としての有機イオン
導電性物質導電剤、カーボンブラックおよび金属酸化物
は、イオン導電層や導電性弾性体層の項において説明し
たものと同様のものを用いることができるが、pH6.
0以下のものが好適である。
【0042】前記導電剤は、基材中に単独で配合しても
かまわないが、任意の2種以上を配合してもよく、電気
抵抗(表面抵抗率、体積抵抗率)の他、力学強度、硬
度、反発弾性率等のシステム全体としての要求に合致す
るように配合することができる。導電剤の基材ヘの配合
量としては、1〜200phr(「phr」とは基材1
00重量部に対する重量部数)程度とすることが一般的
に好ましい。
【0043】表面層の基材としては、イオン導電層や導
電性弾性体層の項において説明したものと同様のものを
用いることができるが、表面層においては、脂肪族ポリ
エステル樹脂をメラミン樹脂と架橋反応させてなる熱硬
化性樹脂を用いることが、膜強度、ブリードの点で望ま
しい。
【0044】両者の混合割合としては、脂肪族ポリエス
テル樹脂100重量部に対し、メラミン樹脂を30〜7
0重量部とすることが好ましく、40〜60重量部とす
ることがより好ましい。メラミン樹脂を30重量部未満
であると、未架橋部が残り、得られる表面層は粘着性が
あり、感光体とのタックが発生しやすくなり、70重量
部を超えると、高架橋度になり、得られる表面層はもろ
く、硬くなり、クラックが発生しやすくなり、それぞれ
好ましくない。
【0045】表面層の基材に前記熱硬化性樹脂を用いた
場合、表面層中には、さらにフッ素系高分子化合物およ
び/またはシリコーン系高分子化合物が含有されること
がトナー固着等の汚れ防止、抵抗環境安定性の点で望ま
しい。
【0046】当該フッ素系高分子化合物および/または
該シリコーン系高分子化合物の含有量としては、前記熱
硬化性樹脂100重量部に対し、5〜100重量部の範
囲内とすることが好ましく、20〜60の範囲内とする
ことがより好ましい。これらの含有量が5重量部未満で
あると含有させることによる効果が得られず、100重
量部を超えると加工性が著しく低下し、また、膜がもろ
くなり、増量によるトナー固着防止効果もなくなる。ま
た、高価となるため、好ましくない。
【0047】表面層は、前記基材、前記導電剤、その他
必要に応じて添加されるその他の物質を適当な溶剤に溶
解して、芯材に塗布することにより、導電剤を基材と混
練しコンパウンド化したものをものを芯材に巻き付けて
プレスすることにより、あるいは、射出成型等の公知の
成型法により、形成することができる。塗布することに
より形成する場合には、所定の厚みを確保するために、
重ね塗りすることが望ましい。また、基材として熱硬化
性樹脂を用いる場合には、塗布あるいは成型の後に、硬
化させるのに十分な温度で加熱することが好ましい。
【0048】<本発明の適用>以上説明した本発明の帯
電部材は、複写機、レーザプリンター、ファクシミリ、
これらの複合OA機器等の電子写真装置における接触式
帯電方式の帯電器において、帯電部材として好適に用い
られる。
【0049】本発明の帯電部材が好適に適用される電子
写真装置について、図面を用いて詳細に説明する。図1
は、本発明の帯電部材が適用された電子写真装置の一例
を示す模式断面図である。図1に示す電子写真装置は、
電子写真感光体10と、電子写真感光体10の表面を帯
電する本発明の帯電部材からなる帯電器11と、帯電器
11に電圧を印加するための電源12と、電子写真感光
体10の表面に潜像を形成する画像入力器13と、トナ
ーにより電子写真感光体10の表面に形成された潜像を
現像してトナー画像を得る現像器14と、形成されたト
ナー画像を転写材20表面に転写する転写器15と、電
子写真感光体10表面の残留トナー等を除去するクリー
ニング器16と、電子写真感光体10表面の残存電位を
除去する除電器17と、被転写体20表面に転写された
トナー画像を熱および/または圧力等により定着する定
着器18と、を有する。
【0050】本発明の帯電部材からなる帯電器11は、
電源12から供給される電圧により作動し、感光体表面
を帯電する。その他、画像入力器13、現像器14、転
写器15、クリーニング器16、除電器17、定着器1
8の構成は、本発明において特に制限されるものではな
く、電子写真分野において従来公知のあらゆる構成をそ
のまま適用することができる。なお、除電器17は、必
ずしも設けられていなくてもよい。
【0051】図1の電子写真装置の動作について説明す
る。電子写真感光体10の表面は、帯電器11により一
様に帯電された上で、画像入力器13により潜像が形成
される。電子写真感光体10の表面に形成された潜像
は、現像器14に内蔵されたトナーにより現像され、ト
ナー像が形成される。電子写真感光体10の表面に形成
されたトナー像は、電子写真感光体10と、それに対向
する転写器15との間に挿通された被転写体20表面に
転写され、さらに定着器18の熱および/または圧力等
により定着される。一方、転写後の電子写真感光体10
表面の残留トナーは、クリーニング器16により除去さ
れる。そして、次の画像形成サイクルに進む前に、電子
写真感光体10表面の残存電位が、除電器17により除
去される。
【0052】
【実施例】以下、本発明を、実施例を挙げてさらに具体
的に説明する。なお、実施例および比較例中、「部」と
あるのは全て「重量部」を意味する。 <実施例1>芯材として、長さ331mm、8mmφの
ステンレス製のものを用意した。この芯材に、フェノー
ル系導電性接着剤(「U‐20」東洋化学研究所製)を
介して、下記表1に示す組成および膜厚の導電性弾性体
層を兼ねたイオン導電層および表面層を順次形成し、実
施例1の帯電部材を製造した。ここで、イオン導電層に
用いたカーボンブラック(三菱化学社製、3030B)
のDBP吸油量は、130ml/100gであった。
【0053】
【表1】
【0054】なお、上記実施例1におけるイオン導電層
および表面層は、以下のようにして形成した。 (イオン導電層)上記表1に記載のイオン導電層形成用
の材料をオープンロールにて混練し、プレス形成機を用
いて15mmφのロールを得、その後研磨により14m
mφに仕上げた。
【0055】(表面層)上記表1に記載の表面層形成用
の材料をダイノミルにより均一に分散した表面層形成用
溶液を作製した。得られた表面層形成用溶液をディッピ
ングにて塗布し、160℃/30分で加熱・焼成して、
表1に示す厚みの表面層を形成した。
【0056】<評価試験>Fuji Xerox Co
lor Laser Wind 3310の帯電部材
を、得られた実施例1の帯電部材に代え、低温低湿(1
0℃、15%RH)環境下、A4用紙で30000枚画
出しして、その前後の感光体の帯電電位Vhの変動を測
定し、帯電電位Vhの変動が20V以下を良好と判定し
た。その結果、評価試験の前後で感光体の帯電電位Vh
の値に変化はなかった。
【0057】<実施例2>実施例1において、イオン導
電層におけるカーボンブラックの添加量を10部に変え
たことを除き、実施例1と同様にして帯電部材を作製
し、かつ評価試験を行った。その結果、感光体の帯電電
位Vhは、評価試験後8Vのみ上昇していた。
【0058】<実施例3>実施例1において、イオン導
電層におけるカーボンブラックの添加量を5部に変えた
ことを除き、実施例1と同様にして帯電部材を作製し、
かつ評価試験を行った。その結果、感光体の帯電電位V
hは、評価試験後15Vのみ上昇していた。 <実施例4>実施例1において、イオン導電層における
カーボンブラックを、DPB給油量が72ml/100
gのもの(キャボット社製REGAL400)に代えた
ことを除き、実施例1と同様にして帯電部材を作製し、
かつ評価試験を行った。その結果、感光体の帯電電位V
hは、評価試験後16Vのみ上昇していた。 <実施例5>導電性弾性体材料をNBR(日本ゼオン社
製Nipol DN223)に代え、実施例1と同様に
ロールを成形した後、研磨にて12.4mmφのロール
を作製した。実施例1におけるイオン導電層材料からN
BRを除き、トルエンにて塗料化し、これをスムーサー
付きスパイラルコート方式にて、0.8mmの厚さにな
るまで重ね塗りし、実施例1と同様の表面層を塗布して
帯電部材を作製し、かつ評価試験を行った。その結果、
感光体の帯電電位Vhは、評価試験後19Vのみ低下し
ていた。
【0059】<比較例1>実施例1において、イオン導
電層にカーボンブラックを添加しなかったことを除き、
実施例1と同様にして帯電部材を作製し、かつ評価試験
を行った。その結果、感光体の帯電電位Vhは、評価試
験後25Vも上昇していた。
【0060】<比較例2>実施例1において、表面層を
形成しなかったことを除き、実施例1と同様にして帯電
部材を作製し、かつ評価試験を行った。その結果、感光
体の帯電電位Vhは、評価試験後23Vも低下してい
た。
【0061】<比較例3>実施例5において、イオン導
電層におけるカーボンブラックの添加量を15部に変
え、かつ、イオン導電層の厚さを0.5mmに変えたこ
とを除き、実施例1と同様にして帯電部材を作製し、か
つ評価試験を行った。その結果、感光体の帯電電位Vh
は、評価試験後28Vも低下していた。
【0062】<比較例4>実施例5において、イオン導
電層にカーボンブラックを添加せず、実施例5と同様に
して帯電部材を作製し、かつ評価試験を行った。その結
果、感光体の帯電電位Vhは、評価試験後40Vも低下
していた。
【0063】<比較例5>実施例1において、イオン導
電層におけるカーボンブラックを、DPB給油量が56
ml/100gのもの(三菱化学社製1000)に代え
たことを除き、実施例1と同様にして帯電部材を作製
し、かつ評価試験を行った。その結果、感光体の帯電電
位Vhは、評価試験後24も上昇していた。
【0064】
【発明の効果】以上、本発明によれば、長期間の使用に
よっても感光体の帯電電位Vhの変動を防止し得る、す
なわち安定した帯電性能を発揮し得る帯電部材を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の帯電部材が適用された電子写真装置
の一例を示す模式断面図である。
【符号の説明】
10 電子写真感光体 11 帯電器 12 電源 13 画像入力器 14 現像器 15 転写器(転写部材) 16 クリーニング器 17 除電器 18 定着器 20 被転写体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 13/00 F16C 13/00 A E (72)発明者 赤羽 久史 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 小野 雅人 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 川谷 哲也 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 上山 武士 三重県鈴鹿市伊船町1900番地 鈴鹿富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 小池 智 三重県鈴鹿市伊船町1900番地 鈴鹿富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 須賀谷 伸晃 三重県鈴鹿市伊船町1900番地 鈴鹿富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 西宮 秀男 三重県鈴鹿市伊船町1900番地 鈴鹿富士ゼ ロックス株式会社内 Fターム(参考) 2H003 BB11 CC05 3J103 AA02 AA51 BA01 GA02 GA52 GA57 GA58 GA60 GA64 GA74 HA03 HA12 HA20 HA43 HA47 HA52 HA53 4F100 AA37B AB04 AH00B AH03B AK17 AK36 AK41 AK53B AL09B AL09E AN02B AT00A AT00C AT00D BA05 BA07 BA10A BA10C GB41 JD14B JG01B JG01E JG03 YY00B 4J002 AC07X CH04W DA036 ED027 EH007 EN137 FD116 FD117 GF00 GQ02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材に、少なくとも、有機イオン導電性
    物質を含有するイオン導電層と、該イオン導電層の上層
    となる表面層とが順次積層されてなる層構造を有する帯
    電部材であって、 前記イオン導電層に、さらにDBP吸油量が70ml/
    100g以上のカーボンブラックを含有することを特徴
    とする帯電部材。
  2. 【請求項2】 前記イオン導電層が、エピクロロヒドリ
    ンゴムを主体とすること特徴とする請求項1に記載の帯
    電部材。
  3. 【請求項3】 前記イオン導電層が、少なくとも基材と
    前記カーボンブラックとからなり、該カーボンブラック
    の含有量が、前記基材100重量部に対して0.1〜8
    0重量部の範囲であること特徴とする請求項1または2
    に記載の帯電部材。
  4. 【請求項4】 前記有機イオン導電性物質が、ベンゼン
    環を有する4級アンモニウム塩であること特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1に記載の帯電部材。
  5. 【請求項5】 前記イオン導電層が、導電性弾性体層を
    兼ねること特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載
    の帯電部材。
  6. 【請求項6】 前記芯材と前記イオン導電層との間に、
    少なくとも導電性弾性体層が設けられてなること特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1に記載の帯電部材。
  7. 【請求項7】 前記イオン導電層の膜厚が、0.8mm
    以上であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1
    に記載の帯電部材。
JP2000301010A 2000-09-29 2000-09-29 帯電部材 Expired - Lifetime JP3727839B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000301010A JP3727839B2 (ja) 2000-09-29 2000-09-29 帯電部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000301010A JP3727839B2 (ja) 2000-09-29 2000-09-29 帯電部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002108062A true JP2002108062A (ja) 2002-04-10
JP3727839B2 JP3727839B2 (ja) 2005-12-21

Family

ID=18782603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000301010A Expired - Lifetime JP3727839B2 (ja) 2000-09-29 2000-09-29 帯電部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3727839B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005145016A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Ricoh Co Ltd 複合材料成形体、現像装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2005169873A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Ricoh Co Ltd 複合材料成形体、その製造方法および現像装置並びにこれを備えた画像形成装置
JP2005220317A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Tokai Rubber Ind Ltd 電子写真機器用導電性組成物およびその製法、ならびにそれを用いた電子写真機器用導電性部材
JP2006084726A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Fuji Xerox Co Ltd 導電性ロールおよびこれを備えた画像形成装置
JP2018021147A (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 株式会社サクラクレパス 消去性着色剤組成物
JP2018021146A (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 株式会社サクラクレパス 消去性着色剤組成物

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005145016A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Ricoh Co Ltd 複合材料成形体、現像装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2005169873A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Ricoh Co Ltd 複合材料成形体、その製造方法および現像装置並びにこれを備えた画像形成装置
JP2005220317A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Tokai Rubber Ind Ltd 電子写真機器用導電性組成物およびその製法、ならびにそれを用いた電子写真機器用導電性部材
JP2006084726A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Fuji Xerox Co Ltd 導電性ロールおよびこれを備えた画像形成装置
JP4639712B2 (ja) * 2004-09-15 2011-02-23 富士ゼロックス株式会社 導電性ロールおよびこれを備えた画像形成装置
JP2018021147A (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 株式会社サクラクレパス 消去性着色剤組成物
JP2018021146A (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 株式会社サクラクレパス 消去性着色剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP3727839B2 (ja) 2005-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8622881B1 (en) Conductive member, electrophotographic apparatus, and process cartridge
KR100949644B1 (ko) 도전성 고무 롤러 및 전사 롤러
JP4187754B2 (ja) 転写ローラ及び画像形成装置
JP3972694B2 (ja) 導電部材及びそれを用いた画像形成装置
JP5612805B2 (ja) 帯電ロール
JP2012008341A (ja) 環状部材、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
US6853820B2 (en) Method for regenerating charging member, charging member and device for regenerating charging member
JP4771843B2 (ja) 導電性ロール
EP2899594A1 (en) Conductive member, electrophotographic apparatus, and process cartridge
JP3727839B2 (ja) 帯電部材
JP2002108056A (ja) 帯電部材
JP2005181978A (ja) 半導電性部材及び画像形成装置
JP2004302126A (ja) 現像ロール
JP2008250027A (ja) 導電性部材
JP2007163574A (ja) 導電性ゴムローラ
JP2002108064A (ja) 帯電部材
JP2002108057A (ja) 帯電部材
JP2004211062A (ja) 導電性部材及び画像形成装置
JP2002108063A (ja) 帯電部材
JP4477192B2 (ja) 導電性部材
JP4103339B2 (ja) 半導電性ベルト、中間転写体、画像形成装置
JP2002162835A (ja) 画像形成装置
JP2003345090A (ja) 導電性ローラ
JPH08328351A (ja) 導電性部材
JP2004245933A (ja) 帯電ローラおよびそれを用いた帯電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081007

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091007

Year of fee payment: 4

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091007

Year of fee payment: 4

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091007

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101007

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101007

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111007

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131007

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250