JP2002107650A - 光ビーム走査装置 - Google Patents

光ビーム走査装置

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JP2002107650A
JP2002107650A JP2000294812A JP2000294812A JP2002107650A JP 2002107650 A JP2002107650 A JP 2002107650A JP 2000294812 A JP2000294812 A JP 2000294812A JP 2000294812 A JP2000294812 A JP 2000294812A JP 2002107650 A JP2002107650 A JP 2002107650A
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cover
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light beam
rib
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JP2000294812A
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English (en)
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Kazuhiro Ogawa
和浩 小川
Kazumi Hirakuri
和美 平栗
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリゴンモータ、感光体ドラムおよび記録紙の
給紙・排紙系を駆動させるモータ等から発生される振動
により発生する感光体上の濃度ムラを回避する。 【解決手段】光学箱11内にリブ20を配置し、カバー
19にはそれに相対する位置にリブ18を備える。これ
により、光学箱11の剛性にカバー19の剛性も付加さ
れることになり、光学箱全体の剛性が高められる。さら
に、光学箱11とカバー19が一体化した際のリブ1
8,20の高さを、光学箱11の側壁の高さと同等にす
る。リブの高さが不足すると、光学箱11の振動形状に
よっては、リブが光学箱11の剛性に寄与しなくなる
が、本発明では、一体化すると同等となるので、剛性に
寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ビーム走査装置
の光学素子を収容する光学箱の構造に関し、特に複写
機、プリンターあるいはファクシミリの光学箱に好適に
応用される光ビーム走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機、レーザビームプリンタ
およびレーザーファクシミリ等に用いられる光ビーム走
査装置の構造では、良好な画像品質を得るために、光学
素子の位置関係を所定精度に保つことが重要視されてい
る。しかし、光学素子の位置関係を所定精度に保つこと
ができた場合においても、光学素子等を収納する光学箱
の振動や光学素子自身の振動により、光ビームの光路変
動が生じ、主走査方向での線寄れ、副走査方向での画像
濃度ムラを引き起こす要因となり、良好な画像品質を得
ることができなくなる。このため、従来から、光ビーム
走査装置が、さらなる高速化および高画像品質化にも対
応できるような各種の提案が行なわれている。
【0003】従来より、光走査装置の箱構造に関して、
例えば特開平5-103164号公報に記載の『画像形成装置』
(以下、A方式)がある。A方式では、レーザービーム
スキャナー装置を備えた画像形成装置本体に対して、レ
ーザービームスキャナー装置を支持するとともに、レー
ザービームスキャナー装置の共振現象を抑える手段が設
けられている。すなわち、上記A方式では、レーザビー
ムスキャナ装置が発生させる振動の振動数(ポリゴンモ
ータの回転周波数)と、この装置を支持する支持フレー
ムの固有振動数とを所定値離すようにしている。この方
式では、レーザビームスキャナ装置が発生させる振動の
振動数と支持フレームの固有振動数がある程度離れてい
るので、レーザビームスキャナ装置が発生させる振動に
より、支持フレームが共振することを防止することがで
きる。このため、感光体上に濃度ムラのない良好な画像
が形成できる、と記載されている。しかしながら、この
A方式では、支持フレーム上にレーザビームスキャナ装
置が装着されるため、支持フレーム自体の減衰性が低下
し、この支持フレームの固有振動数間には明確な反共振
峰が存在しないことがある。このため、固有振動数が所
定値離れていた場合でも、振動発生光学部品の周波数で
の振動を抑制することができないという問題が生じる。
【0004】また、例えば特開平9-33844号公報に記載
の『光走査装置』(以下、B方式)では、ポリゴンモー
タ等の振動発生光学部品を配置するために、穴の開けら
れた支持板の剛性をリブの配置の工夫によって高め、画
質に影響を与えない光学走査装置を実現している。この
B方式では、剛性を高めるようなリブ配置を持った支持
板にポリゴンモータ等の振動発生光学部品を装着し、か
つこの支持板を光学箱およびフレームに取付けているの
で、ポリゴンモータ等の振動発生光学部品による振動を
抑制することができる。このため、感光体上に濃度ムラ
のない良好な画像が形成できる、と記載されている。し
かしながら、このB方式では、レーザ走査ユニットが光
学箱に装着されるため、光学箱のレーザ走査ユニット以
外の箇所に配置されているミラー等の光学部品とポリゴ
ンミラーの相対的な位置関係は光学箱の固有振動数に大
きく依存する。
【0005】このB方式は、リブ配置を工夫した支持板
により2次的に光学箱の剛性を高めているが、レーザ走
査ユニットが装着された後の光学箱の固有振動数を高域
側へ移動量を限定するものであって、光学箱の初期剛性
が低下している場合、つまり、光学箱の1次固有振動数
が振動発生光学部品の発生させる振動の振動数より相当
数低い場合、支持板のリブ配置を工夫した場合でも、振
動発生光学部品の周波数での振動を抑制することができ
ないという問題が生じる。また、この問題を解決するた
めに、支持板を本体フレームに直接装着する場合、光学
箱への依存を低減する効果があるが、本体フレームから
感光体ドラムや記録紙の給紙・排紙系を駆動させるモー
タ等が発生させる振動が、直接レーザ走査ユニットに伝
達されることになる。このため、振動発生光学部品自身
の振動のみならず複数の振動源からの振動も受けること
になり、単純に振動板の1次固有振動数を高域側へシフ
トするだけでは、振動を抑制することができないという
問題が生じる。
【0006】次に、実開平5-11161号公報に記載の『走
査光学系ユニットのハウジング構造』(以下、C方式)
は、光学素子部品の機能的な配置を可能とし、高剛性に
構成できる走査光学系ユニットのハウジング構造であ
る。ここでは、特にポリゴンミラーおよび駆動モータ等
の振動源から発せられる振動により、画質品質の低下を
防ぐための提案が行われている。このC方式では、光学
箱が、ポリゴンモータ配置域と光学素子配置域が垂立壁
を介して、階段状に段違いに形成され、垂立壁にレーザ
ビーム通過孔が開口形成されている構造を有している。
このC方式では、上記構造により光学箱の剛性が高めら
れているので、ポリゴンモータ等の振動発生光学部品が
発生させる振動により、光学箱が共振することを防止す
ることができる。このため、感光体上に濃度ムラのない
良好な画像が形成できる、と記載されている。しかしな
がら、この提案では、ポリゴンモータ配置域と光学素子
配置域が垂立壁を介して、階段状に段違いに形成されて
いるため、ポリゴンモータ および光学素子の取付面が
相対している。このため、ポリゴンモータおよび光学素
子の取付面の平行度に精度を要求されコスト高となり、
またポリゴンモータおよび光学素子の取付け面が逆とな
るため、組み立て性が低下するという問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のA,
B,C方式のように、ポリゴンモータの発生させる振動
のみを対処しても、振動により発生する感光体上の濃度
ムラは回避できない。これは、ポリゴンモータ、感光体
ドラムおよび記録紙の給紙・排紙系を駆動させるモータ
等から発生される振動により、ポリゴンモータや光学素
子等を収納する光学箱や光学素子自身が振動させられ、
光ビームの光路変動が生じるからである。このため、ポ
リゴンモータや光学素子等を収納する光学箱が、それら
を振動させる振動形状を有する固有振動数を高周波数域
に有する振動特性をもつ必要がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、これら従来の問
題を解決し、ポリゴンモータや光学素子等を収納する光
学箱およびそのカバーがリブ形状を有することにより、
それらの収納する位置が振動する固有振動数を高周波数
域に有する振動特性をもつようにして、モータ等の振動
により発生する感光体上の濃度ムラを回避できる光ビー
ム走査装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光ビーム走査装置(請求項1に該当)は、
光学箱内にリブを配置し、カバーにはそれに相対する位
置にリブを有するようにした。これにより、光学箱の剛
性にカバーの剛性も付加されることになり、光学箱全体
の剛性が高められる。また、ポリゴンモータや光学素子
等を収納する光学箱内部位置が振動する固有振動数を高
周波数域にシフトさせることができる。このため、ポリ
ゴンモータ、感光体ドラムおよび記録紙の給紙・排紙系
を駆動するモータ等から発生される振動により発生する
感光体上の濃度ムラが回避できる。
【0010】また、本発明の光ビーム走査装置(請求項
2に該当)は、光学箱およびカバーが一体化した際の、
それらの配置されるリブの高さを、光学箱の側壁と同等
の高さを有するようにした。これにより、ポリゴンモー
タや光学素子等を収納する光学箱内部位置が振動する固
有振動数を高周波数域にシフトさせることができる。こ
のため、ポリゴンモータ、感光体ドラムおよび記録紙の
給紙・排紙系を駆動させるモータ等から発生される振動
により発生する感光体上の濃度ムラが回避できる。ま
た、光学箱に最適なリブ高さ等を求める必要がなくな
る。
【0011】また、本発明の光ビーム走査装置(請求項
3に該当)は、光学箱およびカバーに配置されるリブが
光ビームを遮断しないための切り欠きを有するようにし
た。これにより、切り欠かれたリブが一体化すると、光
ビームが通過する最小範囲で光ビーム通過用の開口窓が
形成され、光学箱全体の剛性が高められる。このため、
ポリゴンモータ、感光体ドラムおよび記録紙の給紙・排
紙系を駆動させるモータ等から発生される振動により発
生する感光体上の濃度ムラが回避できる。
【0012】また、本発明の光ビーム走査装置(請求項
4に該当)は、光学箱およびカバーに配置されるリブ先
端が凹凸形状をするようにした。これにより、上記光学
箱およびカバーに配置されるリブ先端同士が、それらが
ずれたり、離れたりすることを防止できる。このため、
光学箱全体の剛性が高められる。
【0013】また、本発明の光ビーム走査装置(請求項
5に該当)は、光学箱およびカバーがリブの移動を自在
にする案内溝を有するようにした。これにより、リブが
案内溝に導かれ自在に移動することができるので、ポリ
ゴンモータや光学素子等を収納する光学箱内部位置が振
動する固有振動数を高周波数域にシフトさせることがで
きる。このため、ポリゴンモータ、感光体ドラムおよび
記録紙の給紙・排紙系を駆動させるモータ等から発生さ
れる振動により発生する感光体上の濃度ムラが回避でき
る。
【0014】また、本発明の光ビーム走査装置(請求項
6に該当)は、光学箱およびカバーが脱着可能なリブを
有するようにした。これにより、上記光学箱およびカバ
ーからリブが脱着あるいは装着が簡単に可能となるの
で、ポリゴンモータや光学素子等を収納する光学箱内部
位置が振動する固有振動数を高周波数域にシフトさせる
ことができる。このため、ポリゴンモータ、感光体ドラ
ムおよび記録紙の給紙・排紙系を駆動させるモータ等か
ら発生される振動により発生する感光体上の濃度ムラが
回避できる。
【0015】さらに、本発明の光ビーム走査装置(請求
項7に該当)は、光学箱およびカバーが脱着可能なリブ
は複数個の短尺なリブから構成されている。これによ
り、リブの長さが自在に変更できるので、ポリゴンモー
タや光学素子等を収納する光学箱内部位置が振動する固
有振動数を高周波数域にシフトさせることができる。こ
のため、ポリゴンモータ、感光体ドラムおよび記録紙の
給紙・排紙系を駆動させるモータ等から発生される振動
により発生する感光体上の濃度ムラが回避できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。 (請求項1の実施例)図1は、本発明の光ビーム走査装
置を使用した画像情報記録装置の断面構造図、図2は、
図1における光ビーム走査装置の光学箱の構造斜視図、
および図3は図2の詳細な断面構造図である。ディジタ
ル複写機、レーザビームプリンタおよびレーザファクシ
ミリ等の画像情報記録装置は、図1に示すように、光ビ
ーム走査装置を収納する光学箱11の下部に感光体ドラ
ム15等を収納した本体フレーム16が配置される。請
求項1に記載されている光ビーム走査装置は、図2に示
すように、光ビ−ムを発生させる光ビーム発生手段17
と、光ビーム発生手段17から発せられた光ビ−ムを偏
向するポリゴンミラー、およびそれを回転させるポリゴ
ンモータ等からなる光ビームを偏向走査する光ビーム偏
向走査手段12と、偏向走査された光ビ−ムを結像する
光ビーム結像手段13と、光ビームの光路を反射変換す
る光ビ−ム反射手段14とを備え、上記各手段を収容
し、かつ取付けフレーム16に固定される光学箱11
と、それを覆うカバーを具備する。光ビーム走査装置の
光学箱の構成は、図3に示すように、光ビーム結像手段
13を装着する底面部等にリブ形状を有している。さら
に、上記光学箱11を覆うカバー19は、光学箱11の
リブ配置(光学箱側リブ20)と相対する位置にリブ形
状(カバー側リブ18)を有している。
【0017】(請求項2の実施例)図4は、図3のリブ
配置の詳細を示す要部拡大斜視図である。請求項2に記
載されている光ビーム走査装置において、上記光学箱1
1およびカバー19が一体化した際のリブ高さH1+H
2は、図4に示すように、光学箱11の側壁21の高さ
Hと同等である。光学箱11に配置されるリブの効果が
光学箱11の剛性に最大限に発揮される高さは、光学箱
11の側壁21の高さHと同等の場合である(H=H1
+H2)。通常、光学箱11内に配置されるリブの高さ
は、光学箱11の側壁21以下であることが多い。この
場合、光学箱11の振動形状によっては、リブが光学箱
11の剛性に寄与しないことがある。このため、上記光
学箱11およびカバーのリブ高さは、光学箱11の側壁
21の高さH以下であるが、一体化すると同等となる
(H=H1+H2)。
【0018】(請求項3の実施例)図5は、図4のリブ
配置の変形を示す要部拡大斜視図である。請求項3に記
載されている光ビーム走査装置において、上記光学箱1
1およびカバー19が一体化した際のリブ18,20が
光ビームを遮断する場合、光ビームが通過する最小範囲
でリブが切りかかれている。リブを切り欠く形状は、多
角形、円形、楕円形でも良い。図5に示すように、切り
欠かれたリブが一体化すると、光ビームが通過する最小
範囲で光ビーム通過用の開口窓が形成される。すなわ
ち、図5に示すように、光学箱側リブ20とカバー側リ
ブ18が一体化された際に、後方には防塵ガラス22が
設けられており、光学箱側リブ20とカバー側リブ18
の間の開口窓からは防塵ガラス22が見えることにな
る。
【0019】(請求項4の実施例)図6は、本発明にお
けるリブ配置の側断面図である。請求項4に記載されて
いる光ビーム走査装置において、上記光学箱11および
カバー19が一体化する際に、それらが有する相対する
リブ18,20が接触する。上記光学箱11およびカバ
ー19が曲げ荷重やリブ18,20にせん断力が働いた
場合、相対するリブ18,20がずれたり、離れたりす
る可能性が生じ、光学箱11の剛性を向上させる効果が
減少する。このため、上記光学箱11およびカバー19
に配置されるリブ先端が凹凸形状23,24を設け、相
対するリブ18および20がずれたり、離れたりするこ
とを防止している。例えば、図6の場合には、上記光学
箱11のリブ先端形状が凹形状24、上記カバー19の
リブ先端形状が凸形状23である。勿論、その逆であっ
ても良い。
【0020】(請求項5の実施例)図7は、リブの移動
を自在にする案内溝の斜視図および断面図である。請求
項5に記載の光ビ−ム走査装置において、上記光学箱1
1およびカバー19がリブの移動を自在にする案内溝2
5を有している。この案内溝25は、有限要素解析等に
より光学箱11の剛性を向上させる位置を計算し、光学
箱11の形状に最適な位置に配置されている。この案内
溝25の形状は、凹、凸形状どちらでも良い。図7
(a)には、光学箱11の底部の案内溝を示している
が、カバー19も全く同じようにできる。図7(b)の
左側が凸形状の案内溝25であり、右側が凹形状の案内
溝25である。これらにより、リブ18,20が案内溝
25に導かれて、自在に移動することができる。
【0021】(請求項6の実施例)図8は、請求項6の
実施例を示すリブおよび案内溝の断面構造図である。請
求項6に記載されている光ビーム走査装置において、リ
ブ28の先端形状は、案内溝26,27と嵌め合わせる
ため、案内溝形状と逆の形状とする。例えば、図8の場
合には、リブ28の先端形状が凸形状であるため、案内
溝26,27の形状は凹形状となる。勿論、その逆であ
っても良い。また、図8では、案内溝26,27が凸形
状の案内溝であるが、図7の右側に示した凹形状の案内
溝にすることも可能である。これにより、上記光学箱1
1およびカバー19からリブ28が脱着あるいは装着が
簡単に可能となる。
【0022】(請求項7の実施例)図9は、請求項7の
実施例を示すリブの形状を示す斜視図である。請求項7
に記載されている光ビーム走査装置において、リブが長
い場合、脱・装着に不便となったり、リブや案内溝の成
形誤差により嵌め合わない場合が生じることがある。こ
れを回避するために、長さの短いリブを組合わせてリブ
ユニットを構成し、所定のリブの長さにしても良い。図
9では、中央の短尺リブ(オス型)29と両側の短尺リ
ブ(メス型)30とからなるリブユニットを用意し、互
いに結合することにより一体化する。この場合、オス・
メスは横方向に結合するためのもので、縦方向の先端は
図8と同じように、いずれも凸形状となっている。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光学箱内にリブを配置し、カバーにはそれに相対する位
置にリブを有するようにした。これにより、光学箱の剛
性にカバーの剛性も付加されることになり、光学箱全体
の剛性が高められる。ポリゴンモータや光学素子等を収
納する光学箱内部位置が振動する固有振動数を高周波数
域にシフトさせることができる。このため、ポリゴンモ
ータ、感光体ドラムおよび記録紙の給紙・排紙系を駆動
させるモータ等から発生される振動により発生する感光
体上の濃度ムラが回避できる(請求項1)。
【0024】また、光学箱およびカバーが一体化した際
の、それらの配置されるリブの高さは、光学箱の側壁と
同等の高さを有するようにした。これにより、ポリゴン
モータや光学素子等を収納する光学箱内部位置が振動す
る固有振動数を高周波数域にシフトさせることができ
る。このため、ポリゴンモータ、感光体ドラムおよび記
録紙の給紙・排紙系を駆動させるモータ等から発生され
る振動により発生する感光体上の濃度ムラが回避でき
る。また、光学箱に最適なリブ高さ等を求める必要がな
くなる(請求項2)。
【0025】また、光学箱およびカバーに配置されるリ
ブが光ビームを遮断しないための切り欠きを有するよう
にした。これにより、切り欠かれたリブが一体化する
と、光ビームが通過する最小範囲で光ビーム通過用の開
口窓が形成され、光学箱全体の剛性が高められる。この
ため、ポリゴンモータ、感光体ドラムおよび記録紙の給
紙・排紙系を駆動させるモータ等から発生される振動に
より発生する感光体上の濃度ムラが回避できる(請求項
3)。
【0026】また、光学箱およびカバーに配置されるリ
ブ先端が凹凸形状をするようにした。これにより、上記
光学箱およびカバーに配置されるリブ先端同士が、それ
らがずれたり、離れたりすることを防止できる。このた
め、光学箱全体の剛性が高められる(請求項4)。
【0027】また、光学箱およびカバーがリブの移動を
自在にする案内溝を有するようにした。これにより、リ
ブが案内溝に導かれ自在に移動することができるので、
ポリゴンモータや光学素子等を収納する光学箱内部位置
が振動する固有振動数を高周波数域にシフトさせること
ができる。このため、ポリゴンモータ、感光体ドラムお
よび記録紙の給紙・排紙系を駆動させるモータ等から発
生される振動により発生する感光体上の濃度ムラが回避
できる(請求項5)。
【0028】また、光学箱およびカバーが脱着可能なリ
ブを有するようにした。これにより、上記光学箱および
カバーからリブの脱着あるいは装着が簡単に可能となる
ので、ポリゴンモータや光学素子等を収納する光学箱内
部位置が振動する固有振動数を高周波数域にシフトさせ
ることができる。このため、ポリゴンモータ、感光体ド
ラム および記録紙の給紙・排紙系を駆動させるモータ
等から発生される振動により発生する感光体上の濃度ム
ラが回避できる(請求項6)。
【0029】また、光学箱およびカバーが脱着可能なリ
ブは複数個の短尺なリブから構成されている。これによ
り、リブの長さが自在に変更できるので、ポリゴンモー
タや光学素子等を収納する光学箱内部位置が振動する固
有振動数を高周波数域にシフトさせることができる。こ
のため、ポリゴンモータ、感光体ドラムおよび記録紙の
給紙・排紙系を駆動させるモータ等から発生される振動
により発生する感光体上の濃度ムラが回避できる(請求
項7)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ビーム走査装置を用いた画像記録装
置の側断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す光ビーム走査装置の構
造斜視図である。
【図3】図2における光ビーム走査装置の側断面図(請
求項1に該当)である。
【図4】図3における光学箱側壁とリブの構造斜視図
(請求項2に該当)である。
【図5】図4の変形例を示す光学箱側壁とリブの構造斜
視図(請求項3に該当)である。
【図6】本発明の一実施例を示すリブの側断面図(請求
項4に該当)である。
【図7】本発明の一実施例を示すリブの案内溝の光学箱
底面図および断面形状図(請求項5に該当)である。
【図8】本発明の一実施例を示すリブの側断面図(請求
項6に該当)である。
【図9】本発明の一実施例を示す短尺リブのリブユニッ
トの斜視図(請求項7に該当)である。
【符号の説明】
11…光学箱、12…光ビーム偏向走査手段、13…光
ビーム結像手段、14…光ビーム反射手段、15…感光
体ドラム、16…本体フレーム、17…光ビーム発生手
段、18…カバー側リブ、19…カバー、20…光学箱
側リブ、21…光学箱側壁、22…防塵ガラス、23…
リブ先端凸形状、24…リブ先端凹形状、25…案内
溝、26…カバー側案内溝、27…光学箱側案内溝、2
8…リブ、29…短尺リブ(オス型)、30…短尺リブ
(メス型)。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 BA90 DA04 DA17 2H045 AA01 DA04 DA44 5C072 AA03 BA13 BA20 DA04 HA08 HA13 HA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビ−ムを発生させる光ビーム発生手段
    と、該光ビーム発生手段から発せられた光ビ−ムを偏向
    するポリゴンミラーおよびそれを回転させるポリゴンモ
    ータからなり、該光ビームを偏向走査する光ビーム偏向
    走査手段と、偏向走査された光ビ−ムを結像する光ビー
    ム結像手段と、該光ビームの光路を反射変換する光ビ−
    ム反射手段とを収容し、かつ取付けフレームに固定され
    る光学箱、ならびに該光学箱を覆うカバーを具備した光
    ビ−ム走査装置において、 上記光学箱および上記カバーにそれぞれリブを配置し、
    該光学箱側リブと該カバー側リブとが一体化した際に、
    両方のリブが該光学箱の剛性を向上させるように構成し
    たことを特徴とする光ビ−ム走査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光ビ−ム走査装置にお
    いて、 上記光学箱およびカバーに配置されるリブの高さは、該
    光学箱の側壁と同等の高さを有していることを特徴とす
    る光ビ−ム走査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光ビ−ム走査装置にお
    いて、 上記光学箱およびカバーに配置されるリブは、光ビーム
    を遮断しないための切り欠きを有していることを特徴と
    する光ビ−ム走査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光ビ−ム走査装置にお
    いて、 上記光学箱およびカバーに配置されるリブの先端は凹凸
    形状を有しており、各先端が勘合されるように構成され
    ることを特徴とする光ビ−ム走査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の光ビ−ム走査装置にお
    いて、 上記光学箱およびカバーは、それぞれリブの移動を自在
    にする案内溝を有していることを特徴とする光ビ−ム走
    査装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光ビ−ム走査装置にお
    いて、 上記光学箱およびカバーが脱着可能なリブを有している
    ことを特徴とする光ビ−ム走査装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の光ビ−ム走査装置にお
    いて、 上記光学箱およびカバーが脱着可能なリブは、複数個の
    短尺なリブから構成されていることを特徴とする光ビ−
    ム走査装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009198889A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Canon Inc 光走査装置
JP2010170012A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Ricoh Co Ltd 光書込装置及び画像形成装置
JP2012255924A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Canon Inc 走査光学装置及びそれを備えた画像形成装置

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