JP2002107580A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学的結合が比較的容易かつ高精度で行い得
る光学装置を提供する。 【解決手段】 レンズ素子13が形成された光学基板1
1と、前記レンズ素子に光学的に結合される光学素子1
5、16、23が設けられ、光学基板11が実装される
支持基板12とを含む光学装置10。支持基板12は、
前記光学素子が支持され部分的にエッチング処理を受け
る表層12cと、該表層下にあって該表層のためのエッ
チング媒体に関してエッチングストッパとして機能する
エッチングストッパ層12bとを備える積層構造を有す
る。前記エッチング処理により前記表層から露出した前
記エッチングストッパ層上に前記光学基板が載置されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CGH素子(comp
uter generated hologram)のような回折型光学素子あ
るいは屈折型レンズ素子のような光学レンズ素子と、こ
の光学レンズ素子に結合される光学素子とを含む光学装
置に関し、特に、前記光学レンズ素子を含むこれら光学
素子のアライメントを容易とする光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学素子の光学的結合のためのアライメ
ント方法に、例えば、Tanaka 氏等により、IEIC Trans.
Electron. E80-C 第107〜111頁(1997年)
で開示されているようなパッシブアライメント法があ
る。この従来方法では、光ファイバと光源であるレーザ
チップとの両者の位置決めのために、シリコンプラット
フォームと呼ばれる支持基板が用いられる。このシリコ
ンプラットフォームには、光ファイバを受け入れるV字
状のエッチング溝が形成され、レーザチップを受ける半
田パッドが形成される。これらエッチング溝および半田
パッドは、フォトリソエッチング技術を用いて形成され
ることから、試験光等を用いたいわゆるアクティブアラ
イメント法を適用することなく、前記支持基板上で、例
えば1μm〜6μmのビームスポット径のビームを取り
扱う両光学素子を、1〜2μmの許容誤差内で高精度に
位置決めることができる。
【0003】前記した支持基板上の光学素子に光学レン
ズ素子を結合する場合、この光学レンズ素子が形成され
た光学基板と前記支持基板との正確なアライメントが必
要となる。特に、CGH素子のような微小な光学レンズ
素子を、前記した支持基板上に位置決められた光学素子
に組み合わせる場合、この光学レンズ素子と前記光学素
子との高精度での光学的結合を実現するために、光学レ
ンズ素子が形成された光学基板と、光学素子が設けられ
た前記支持基板とを高精度で位置決めする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、前記したCGH素子のような光学レンズ素子と、支
持基板に位置決められかつ前記レンズ素子に光学的に結
合される光学素子とを含む光学装置であって光学的結合
が比較的容易かつ高精度で行い得る光学装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〈構成〉本発明は、光学
レンズ素子が形成された光学基板と、前記レンズ素子に
光学的に結合される光学素子が設けられ、前記光学基板
が実装される支持基板とを含む光学装置であって、前記
支持基板は、前記光学素子が支持され部分的にエッチン
グ処理を受ける表層と、該表層下にあって該表層のため
のエッチング媒体に関してエッチングストッパとして機
能するエッチングストッパ層とを備える積層構造を有
し、前記エッチング処理により前記表層から露出した前
記エッチングストッパ層上に前記光学基板が載置されて
いることを特徴とする。
【0006】〈作用〉本発明に係る前記光学装置では、
前記支持基板のエッチング処理により露出する前記エッ
チングストッパ層が、前記光学レンズ素子が形成された
光学基板を載置するための支持面として利用される。前
記支持基板は、例えば半導体集積回路に用いられるSO
I基板を用いることができ、このSOI基板のいわゆる
BOX層と称される酸化シリコン層を前記したエッチン
グストッパ層として利用することにより、前記光学基板
の支持面に前記高精度の平坦性が維持される。従って、
前記したエッチング処理により露出される前記エッチン
グストッパ層上での前記光学装置の二次元的な位置決め
により、前記光学レンズ素子と前記光学素子との高精度
での光学的結合を比較的容易に行うことが可能となる。
【0007】前記表層上に、前記光学素子の位置決めの
ためのマークをフォトリソエッチング技術により形成
し、さらに前記表層上に、前記光学基板の前記エッチン
グストッパ層上における位置決めのためのマークをフォ
トリソエッチング技術により形成し、両マークを基準に
前記光学素子および光学基板を前記支持基板に位置決め
ることにより、前記光学レンズ素子および前記光学素子
の一層容易な位置決めが可能となる。
【0008】前記支持面を構成すべく前記エッチングス
トッパ層を部分的に露出させるべく、前記表層に全体に
矩形のエッチング開口を形成し、該エッチング開口を規
定する縁部のうち、互い直角な関係をなして配置される
両縁部を前記エッチング表層上に設けられる前記光学基
板のためのマークとして利用することができる。
【0009】前記光学基板は、前記エッチングストッパ
層上に接する底面と、該底面から互いに間隔をおいて立
ち上がる一対の直立面とを備える全体に矩形の板部材で
構成することができ、この場合、前記直立面の少なくと
も一方に前記レンズ素子を形成することができる。
【0010】光学基板に形成される前記レンズ素子とし
て、CGH素子のような回折型光学素子を用いることが
できる他、光の屈折現象を利用した屈折型光学素子であ
るバルクレンズあるいは非球面レンズ等、種々の光学レ
ンズ素子を採用することができる。
【0011】また、前記支持基板には、光ファイバの
他、レーザダイオード或いはフォトダイオードのような
発光器等、種々の光学素子を設けることができる。
【0012】前記表層は、その厚さ寸法の許容誤差が前
記光学基板と前記支持基板とのアライメントの許容誤差
範囲内にあり、表層の厚さ寸法が例えば100μmであ
るとき、その許容誤差が例えば±0.5μmであること
が望ましい。
【0013】また、前記支持基板の前記積層構造が、前
記エッチングストッパ層下に例えばシリコン結晶板のよ
うな支持層を有する場合、前記エッチングストッパ層を
露出させた後、前記支持層が新たなエッチングストッパ
として機能するエッチング処理により、前記表層下の前
記エッチングストッパ層から前記支持層を部分的に露出
させることにより、該支持層を前記光学基板の支持面と
して利用することができる。
【0014】前記したシリコン結晶板のような支持層を
前記光学基板の支持面として利用する場合、前記表層
と、前記支持層上の前記エッチングストッパ層の合計の
厚さ寸法の許容誤差が前記光学基板と前記支持基板との
アライメントの許容誤差範囲内にあり、このアライメン
トの許容誤差が例えば±2μmであるとき、前記合計の
厚さ寸法の許容誤差は、±2μmの積層構造を有する支
持基板が利用される。
【0015】前記支持層を支持面とする場合において
も、前記表層上に、前記光学素子の位置決めのためのマ
ークをフォトリソエッチング技術により形成し、さらに
前記表層上に、前記光学基板の前記エッチングストッパ
層上における位置決めのためのマークをフォトリソエッ
チング技術により形成することができる。
【0016】さらに、前記支持層を支持面とする場合、
前記表層および前記支持層上の前記エッチングストッパ
層に形成される全体に矩形のエッチング開口を形成し、
該エッチング開口を規定する縁部のうち、互い直角な関
係をなして配置される両縁部を前記支持層上に位置決め
られ前記光学基板のためのマークとして利用することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。 〈具体例1〉図1は、本発明に係る光学装置の具体例1
を概略的に示す斜視図である。本発明に係る光学装置1
0は、光学レンズ素子が形成される光学基板11と、該
光学基板が組み付けられる支持基板12とを備える。
【0018】光学基板11は、例えば、図2に示されて
いるように、高さ寸法Hが3mm、幅寸法Wが3mmお
よび厚さ寸法Tが2mmの全体に矩形の板状石英からな
る。光学基板11は、その矩形底面11aの一対の長辺
から互いに間隔をおいて前記底面11aに関して直角に
立ち上がる一対の直立面11bおよび11cと、前記底
面11aの短辺から互いに間隔をおいて直角に立ち上が
る一対の側面11dおよび11eとを備え、一方の直立
面11bには、一対の光学レンズ素子13(13aおよ
び13b)が形成されている。また、他方の直立面11
cには、一方の前記レンズ素子13aまたは13bを透
過した光を他方の前記レンズ素子13bまたは13aに
向けるための全反射ミラー14が設けられている。
【0019】前記光学レンズ素子13は、例えばCGH
素子のような回折型光学素子からなる。CGH素子13
は、従来よく知られているように、所望の回折光学特性
に応じたマスクパターンを計算機により求め、各マスク
パターンを用いたフォトリソグラフィ法により、光学基
板11の一方の直立面11bにエッチング処理を施すこ
とにより、形成される。これにより、例えば集光機能、
コリメート機能あるいは偏向機能等、所望の一または複
数の光学機能を有するCGH素子13を形成することが
できる。
【0020】図示の例では、一方のレンズ素子13a
は、後述する例えばレーザダイオードのような光学素子
からの発散光を平行光束に変換するコリメート機能およ
びこのコリメート機能により得られた平行光束を前記ミ
ラー14と共同して他方のレンズ素子に案内すべく偏向
するための偏向機能が与えられ、他方のレンズ素子13
bは前記一方のレンズ素子13aから前記ミラー14を
経て案内される平行光束を後述する例えば光ファイバの
ような光学素子に集光させるための前記したと同様な偏
向機能および集光機能が与えられている。
【0021】各レンズ素子13は、例えば0.375m
mの直径を有し、両光軸間のレンズ中心間距離が0.5
mmに設定されている。前記したCGH素子に代えて、
回折現象を利用したフレネルレンズのような種々の回折
型光学素子および屈折現象を利用したバルクレンズのよ
うな種々の屈折型光学素子を用いることができる。
【0022】それぞれに光学レンズ素子13および全反
射ミラー14が形成された光学基板11は、例えば3イ
ンチの石英ウエハ基板上に集合的に形成された後、スラ
イサーにより、個々に切り出すことができる。この切り
出しは、両レンズ素子13の光軸を結ぶ中心線L1と前
記底面11aとの間の距離の誤差範囲および両レンズ1
3の中間点を通りかつ中心線L1に直交する中心線L2
と前記側面11dとの間の距離の誤差範囲がそれぞれ±
0.3μm以内となる精度で、行うことができる。
【0023】各CGH素子13(13a、13b)に光
学的に結合される光学素子は、図1に示す例では、レー
ザダイオード15および光ファイバ16である。これら
光学素子15および16光ファイバを支持する支持基板
12は、例えば従来よく知られたSOI基板が利用され
ている。
【0024】SOI基板12は、図3および図4に示さ
れているように、全体に矩形の平板形状を呈する。SO
I基板12は、図4に示されているように、シリコン結
晶板12aと、該シリコン結晶板上に形成された酸化シ
リコン層12bと、該酸化シリコン層上に形成されたシ
リコン結晶層12cとから成る。例えば、シリコン結晶
板12aは500μmの厚さ寸法を有し、酸化シリコン
層12bは1μmの厚さ寸法を有し、シリコン結晶層1
2cは100μmの厚さ寸法を有する。シリコン結晶層
12cの厚さ寸法の許容誤差は、例えば±0.5μmで
あり、この許容誤差については、アライメントの図1に
示すy軸方向での許容誤差に応じた厚さ寸法精度の表層
すなわちシリコン結晶層12cを有するSOI基板12
が用いられる。このシリコン結晶層12cの面方位は、
例えば{100}である。
【0025】シリコン結晶層12cには、表層たるシリ
コン結晶層12cを部分的に除去して該光学基板11を
乗せるための支持面17を露出させるためのエッチング
開口18が形成されている。
【0026】エッチング開口18は、マスクを用いた従
来よく知られたフォトリソエッチング技術により、形成
することができる。{100}面のシリコン結晶層12
cにエッチング開口18を形成するためのエッチング媒
体として、水酸化カリゥムのような異方性エッチング液
を用い、このエッチング液を用いたウエットエッチング
処理をシリコン結晶層12cに施すことにより、図3に
示すように、(111)面で構成される一対の長縁部1
8a、18aおよび一対の短縁部18b、18bで規定
される矩形のエッチング開口18が形成される。(11
1)面で構成される各長縁部18aおよび各短縁部18
bは、支持面17に関して55度の仰角を有する傾斜縁
部である。
【0027】前記した酸化シリコン層12bは、水酸化
カリゥムに対し、シリコン結晶層12cに比較して著し
く低いエッチングレートを示すことから、実質的なエッ
チングストッパとして機能する。従って、前記したエッ
チング液を用いることにより、シリコン結晶層12cを
部分的に除去して酸化シリコン層12bを部分的に露出
させることにより、この露出された酸化シリコン層12
bからなる平坦な支持面17を比較的容易に露出させる
ことができる。
【0028】支持基板12の表層すなわちシリコン結晶
層12cには、CGH素子13に光学的に結合されるレ
ーザダイオード15を位置決めるための一対の十字マー
ク19が一方の長縁部18aの近傍に設けられ、光ファ
イバ16を保持するためのV字溝20が前記一方の長縁
部18aから支持基板12の端部に伸びる。さらに、前
記シリコン結晶層12c上には、レーザダイオード15
からの光の拡散路を確保するためのV溝21が、前記一
方の長縁部18aと一対の十字マーク19との間に形成
され、また後述する支持面17上での光学基板11のx
軸およびz軸方向の位置決めに使用される一対の十字マ
ーク22が一方の短縁部18bの近傍に設けられてい
る。
【0029】十字マーク19および22は、図1で見
て、光学レンズ素子13の光軸方向に一致するz軸に沿
った線分と、これに直角なx軸に沿った線分とからな
る。前記十字マーク19および22は、従来よく知られ
たフォトリソエッチング技術を用いたリフトオフ法によ
り、それぞれ高精度で形成することができる。この十字
マーク22に代えて、種々の所望形状の位置決めマーク
を適宜使用することができる。
【0030】前記V字溝20およびV溝21は、従来よ
く知られているように、フォトリソエッチング技術を利
用して形成することにより、支持基板12の表面上に高
精度で形成することができる。特に、支持基板12の表
層12cが前記した結晶層から成るとき、エッチング処
理として、結晶性を利用した異方性エッチング処理を行
うことにより、特定の格子面により、一層正確なV字溝
を形成することが可能となる。
【0031】支持基板12へのレーザダイオード15の
組み付けでは、従来よく知られているように、例えばレ
ーザダイオード15を通しての赤外線による十字マーク
19の透視により、該十字マークを基準として、レーザ
ダイオード15が支持基板12上に高精度で位置決めら
れる。また、支持基板12への光ファイバ16の組み付
けでは、フォトリソエッチング技術により形成されたV
字溝20に光ファイバ16を配置することにより、該光
ファイバは支持基板12上に高精度で位置決められる。
【0032】さらに、レーザダイオード15および光フ
ァイバ16が位置決められた支持基板12上への光学基
板11の組み付けでは、支持面17上に底面11aを当
接して配置される光学基板11が十字マーク22を基準
に、支持基板12上で位置決められる。
【0033】この支持基板12上での光学基板11の位
置決めでは、前記したように光学基板11の底面11a
を支持面17上に当接させた状態で、図1に示すx軸方
向の位置は、両十字マーク22および22を結ぶ線と光
学基板11のいずれか一方の側面11dまたは11eと
の間隔に基づいて、決定される。また、図1に示すよう
に、光軸方向に一致するz軸方向の位置は、いずれか一
方の十字マーク22と、いずれか一方の直立面11bま
たは11cとの間隔に基づいて、決定される。
【0034】光学基板11のための支持面17は、露出
されたエッチングストッパ面である酸化シリコン層12
bで規定されることから、高い平坦度が維持され、かつ
エッチング開口18の深さ寸法D(図4参照)は、シリ
コン結晶層12cの厚さ寸法に一致することから、高精
度でy軸方向の位置が規定される。
【0035】従って、光学基板11の前記支持面17上
での前記したx軸方向およびz軸方向での前記十字マー
ク22を利用した位置決めにより、光学基板11を支持
基板12に正確に位置決めることができ、これにより、
光学レンズ素子であるCGH素子13と、これに光学的
に結合される光学素子であるレーザダイオード15およ
び光ファイバ16との高精度での光軸合わせが、実際の
光を用いることなく可能となる。
【0036】このことから、従来のようなアクティブア
ライメント法を適用することなく、単に支持基板12の
支持面17上での光学基板11の位置決めマークを用い
た2次元的な位置決め作業により、図1に示すようなx
軸、y軸およびz軸方向の誤差が1μm以下の精度で、
CGH素子13と各光学素子15および16との光軸合
わせであるアライメントを、いわゆるパッシブアライメ
ントで行うことができ、これにより、迅速かつ容易な光
軸合わせのためのアライメントが可能となる。
【0037】光学基板11および支持基板12から成る
光学装置10の特性評価試験によれば、レーザダイオー
ド15からの2mWの入力光に対して光ファイバ16の
出力端から1.8mWの出力光を取り出すことができ、
90%を越える光結合効率を得ることができた。
【0038】前記したところでは、x軸方向およびz軸
方向の位置決めのためのマークとして、シリコン結晶層
12c上に形成された十字マーク22を利用したが、こ
の十字マーク22に代えて、エッチング開口18の互い
に直角な関係で相互に隣り合う長縁部18aおよび短縁
部18bを利用することができる。これらの縁部18a
および18bを位置決めマークとして利用する場合、エ
ッチング開口18のエッチング処理では、エッチング処
理を受けるシリコン結晶層の結晶性を利用した異方性エ
ッチング媒体に代えて、エッチングガスのような指向性
を利用した異方性エッチング媒体を用いることが望まし
い。指向性を利用した異方性エッチング媒体を用いたド
ライエッチング処理により、支持面17から垂直に立ち
上がる各縁部18aおよび18bを形成することがで
き、これにより支持面17から垂直に立ち上がる各縁部
18aおよび18bを位置決めマークとすることによ
り、光学基板11について、長縁部18aおよび短縁部
18bに対応したz軸方向およびx軸方向の位置決め作
業が、一層容易かつ正確に行うことができる。
【0039】さらに、前記した具体例1では、表層たる
シリコン結晶層12cの直下に位置する酸化シリコン層
12bをエッチングストッパ層として、該エッチングス
トッパ層を光学基板11のための支持面17とする例を
示したが、これに代えて、エッチングストッパ層たる酸
化シリコン層12b下の支持層であるシリコン結晶板1
2aの表面を支持面17とすることができる。
【0040】この場合、酸化シリコン層12bをエッチ
ングストッパ層とする表層12cの部分的なエッチング
処理により前記酸化シリコン層12bが部分的に露出す
ると、エッチングストッパ層として機能した酸化シリコ
ン層12bを例えばフッ素系のエッチング液を用いたエ
ッチング処理により、部分的に除去し、酸化シリコン層
12b下のシリコン結晶板12aの表面を部分的に露出
させることができる。シリコン結晶板12cは、フッ素
系のエッチング液に対して、エッチングストッパとして
機能することから、前記した酸化シリコン層12bへの
部分的なエッチング処理により、平坦なシリコン結晶板
12cの表面を前記酸化シリコン層12bから露出させ
ることにより、シリコン結晶板12cの露出面を光学基
板11の支持面17として、利用することができる。
【0041】また、前記したシリコン結晶板のような支
持層を前記光学基板の支持面として利用する場合、前記
表層と、前記支持層上の前記エッチングストッパ層の合
計の厚さ寸法の許容誤差が前記光学基板と前記支持基板
とのアライメントのy軸方向での許容誤差範囲内にある
SOI基板が使用される。このアライメントの許容誤差
が例えば±2μmであるとき、前記合計の厚さ寸法の許
容誤差は、±2μmの積層構造を有するSOI基板が支
持基板として利用される。
【0042】前記支持層を支持面とする場合において
も、前記表層上に、前記光学素子の位置決めのためのマ
ークをフォトリソエッチング技術により形成し、さらに
前記表層上に、前記光学基板の前記エッチングストッパ
層上における位置決めのためのマークをフォトリソエッ
チング技術により形成することができる。
【0043】さらに、前記支持層を支持面とする場合、
前記表層および前記支持層上の前記エッチングストッパ
層に形成される全体に矩形のエッチング開口を形成し、
該エッチング開口を規定する縁部のうち、互い直角な関
係をなして配置される両縁部を前記支持層上に位置決め
られ前記光学基板のためのマークとして利用することが
できる。
【0044】〈具体例2〉図5に示す具体例は、双方向
光通信を可能とする光学装置50の例を示す。具体例2
の光学装置50では、光学装置10に示されたと同様な
支持基板12のシリコン結晶層12cには、エッチング
ストッパとして機能しかつ光学基板11のための支持面
17として機能する酸化シリコン層12bを部分的に露
出させるためのエッチング開口18が形成されている。
【0045】シリコン結晶層12c上におけるエッチン
グ開口18の一方の縁部18aの側には、発光器とし
て、波長λ1の光を放射するレーザダイオード15が配
置され、また光導波路として、波長λ2の光をその一端
16aに受ける光ファイバ16が配置され、さらに、エ
ッチング開口18の他方の縁部18aの側には、光ファ
イバ16に入射する前記波長λ2の光を受ける受光器と
して、フォトダイオード23が配置されている。
【0046】シリコン結晶層12cのエッチング開口1
8から露出する支持面17上には、光学基板11が配置
されている。具体例2では、光学基板11は、従来にお
けると同様に、その表面24aを光ファイバ16の他端
16bに対向させて配置され、その裏面24bに前記し
たと同様なCGH素子からなる回折型光学素子13(1
3aおよび13b)が形成された例えば石英からなる光
学板24と、該光学板の裏面24bに一方の面25aが
接合され、他方の面25bに例えば誘電体多層膜からな
るWDMフィルタ26が設けられた光学板25とからな
る。
【0047】光学基板11は、レーザダイオード15か
ら発せられる波長λ1の発散光からなる光信号をその光
学レンズ素子13aに受けると、該レンズの偏向機能お
よびコリメート機能により、波長λ1の発散光を平行光
束としてWDMフィルタ26に向ける。WDMフィルタ
26は、従来よく知られているように、この波長λ1の
平行光束を光学レンズ素子13bに向けて反射する。W
DMフィルタ26の反射作用により光学レンズ素子13
bに向けられた平行光束は、該光学レンズ素子の集光機
能および偏向機能により、光ファイバ16の他端16b
に集光され、該光ファイバを経て、出力される。
【0048】他方、光ファイバ16の一端16aから入
射する波長λ2の光信号は、光ファイバ16の他端16
bから光学レンズ素子13bに向けて発散される。この
波長λ2からなる発散光は、従来よく知られているよう
に、光学レンズ素子13bの集光機能および偏向機能に
より、WDMフィルタ26を通して、フォトダイオード
23に案内される。従って、光学装置50によれば、従
来よく知られているように、波長λ1および波長λ2の
光信号を用いた双方向通信が可能となる。
【0049】支持基板12の表層であるシリコン結晶層
12c上に設けられるレーザダイオード15および光フ
ァイバ16は、具体例1に示したと同様に、フォトリソ
エッチング技術を用いて形成された十字マーク19およ
びV字溝20により、それぞれ高精度で支持基板12上
に位置決められる。また、支持基板12上のフォトダイ
オード23は、十字マーク19におけると同様な十字マ
ーク27および27を用いることにより、正確に位置決
められる。
【0050】さらに、光学基板11は、その底面11a
を支持面17に当接させた状態で、図5では省略されて
いるが、具体例1を示す図3に示されたと同様な十字マ
ーク22および22を用いて、x軸方向および光軸方向
に沿ったz軸方向の位置決めがなされる。
【0051】支持基板12のシリコン結晶層12cは、
エッチング開口18を横切りかつ酸化シリコン層12b
を露出させる凹溝28により、電気的に分断されてい
る。この凹溝28は、フォトリソエッチング技術により
エッチング開口18を形成するとき、このエッチング開
口18と同時的に形成することができる。この凹溝28
は、電気絶縁層たる酸化シリコン層12b上のシリコン
結晶層12cを、レーザダイオード15が設けられる領
域とフォトダイオード23が設けられる領域とに電気的
に分断することにより、高周波による両素子の相互干渉
を防止する作用をなす。
【0052】具体例2の光学基板11によれば、前記し
た具体例1におけると同様に、単に支持基板12の支持
面17上での光学基板11の前記した位置決めマークを
用いた2次元的な位置決め作業により、各CGH素子1
3と各光学素子15、16および23との光軸合わせで
あるアライメントを、いわゆるパッシブアライメントで
行うことができ、これにより、迅速かつ容易な光軸合わ
せのためのアライメントが可能となる。
【0053】具体例2の光学装置50の特性評価試験に
よれば、レーザダイオード15から光ファイバ16への
波長λ1の光信号については、85%の光結合効率を得
ることができ、光ファイバ16からフォトダイオード2
3への波長λ2の光信号については、90%の光結合効
率を得ることができた。
【0054】前記光学装置50においても、支持面17
上での光学基板11の位置決めのために、シリコン結晶
層12c上に形成された前記した十字マーク(22)に
代えて、エッチング開口18の互いに直角な関係で相互
に隣り合う縁部18aおよび18bを利用することがで
きる。
【0055】〈具体例3〉図6に示す具体例3の光学装
置60では、支持基板12に複数のレーザダイオード1
5が相互に並列的に配置されており、各レーザダイオー
ド15に対応して複数の光ファイバ16が相互に並列的
に配置されている。各レーザダイオード15は、前記し
たと同様なフォトリソエッチング技術により形成された
位置決め用マーク19を用いて位置決められている。
【0056】各光ファイバ16を収容するための前記し
たと同様なフォトリソエッチング技術により形成された
V字溝20が、対応するそれぞれのレーザダイオード1
5の近傍に達する。支持基板12のシリコン結晶層12
cには、各V字溝20を横切って、酸化シリコン層12
bを部分的に露出させる矩形のエッチング開口18が形
成されている。各V字溝20には、光ファイバ16がそ
の端面をエッチング開口18の一方の縁部18aから間
隔をおいて収容されている。
【0057】酸化シリコン層12bのエッチング開口1
8から露出する支持面17上には、光学基板11が配置
されている。具体例3の光学基板11では、その一方の
直立面11cに、各レーザダイオード15に対応して、
該レーザダイオードからの発散光を平行光束に変換する
ためのコリメート機能を有する光学レンズ素子13a
が、相互に間隔をおいて形成されている。また、光学基
板11の他方の直立面11bには、各光学レンズ素子1
3aに対応して、該光学レンズ素子からの平行光束を対
応する各光ファイバ16の前記端面に集光させるための
光学レンズ素子13bが相互に間隔をおいて形成されて
いる。
【0058】具体例3の光学装置60では、支持面17
上での光学基板11の位置決めマークとして、エッチン
グ開口18の一対の長辺を規定する垂直な両長縁部18
aおよびエッチング開口18の一対の短辺を規定する垂
直な両短縁部18bのうち、それぞれが互いに直角な関
係にある一組の両縁部18aおよび18bが利用されて
いる。
【0059】図6に示す例では、レーザダイオード15
に近接して配置された一方の長縁部18aが光学基板1
1の前記一方の直立面11cに当接することにより、光
学基板11のz軸方向の位置を規定する。また、一対の
短縁部18bのうち、図6で見て上方に位置する一方の
短縁部18bが光学基板11の一方の側面11dに当接
することにより、光学基板11のx軸方向の位置を規定
する。
【0060】従って、支持面17上で光学基板11の前
記直立面11cおよび側面11dをそれぞれに対応する
前記縁部18aおよび18bに沿わせかつそれぞれに当
接させることにより、光学基板11を支持基板12上に
正確に位置決めることができる。
【0061】具体例3の光学装置60の特性評価試験に
よれば、2mWの出力を示す各レーザダイオード15か
らの入力信号に対し、各光ファイバ16の出力端に1.
8mWの光出力信号を得ることができ、90%以上の光
結合効率を得ることができた。
【0062】前記したところでは、光学基板11として
石英を用いた例について説明したが光学基板として、シ
リコン基板のような種々の光学基板を採用することがで
きる。また、支持基板として、SOI基板を用いた例に
ついて説明したが、例えばガラス板と、該ガラス板上に
例えばシリコンのような結晶層を堆積させた種々の積層
構造体を用いることができる。このような積層体では、
前記したと同様な水酸化カリゥムをエッチング媒体とし
て用いるエッチング処理により、ガラス板をエッチング
ストッパとして機能させることができ、前記結晶層のエ
ッチング処理により形成されるエッチング開口から露出
するガラス板の露出面が光学基板の支持面として利用さ
れる。
【0063】前記した支持面を露出させるエッチング開
口の形状は、前記した矩形形状に限らず、種々の形状を
選択することができ、またエッチング開口を形成するた
めのエッチング媒体は、積層構造体の各層の材料に応じ
て適宜選択することができる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、前記したように、CG
H素子のような光学レンズ素子が形成された光学基板を
搭載する支持基板へのエッチング処理により、該支持基
板の表層下に位置するエッチングストッパ層あるいは該
エッチングストッパ層下に位置する支持層の表面が露出
され、このエッチングストッパ層あるいは支持層の露出
部分が前記光学基板のための支持面として利用されるこ
とから、高精度の平坦性を有する支持面上での2次元的
な位置決めにより、光学基板および支持基板の相互の位
置決めが高精度でなされ、これにより、前記レンズ素子
と該レンズ素子に光学的に結合される前記光学素子とを
比較的容易かつ高精度で結合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学装置の具体例1を示す斜視図
である。
【図2】図1に示した光学基板11を示す斜視図であ
る。
【図3】図1に示した支持基板12の平面図である。
【図4】図3に示したIV-IV線に沿って得られた断面図
である。
【図5】本発明に係る光学装置の具体例2を示す斜視図
である。
【図6】本発明に係る光学装置の具体例3を示す平面図
である。
【符号の説明】
10、50、60 光学装置 11 光学基板 12 支持基板 12a 支持層(シリコン結晶板) 12b エッチングストッパ層(酸化シリコン層) 12c 表層(シリコン結晶層) 13(13a、13b) 光学レンズ素子(CGH素
子) 15、16、23 光学素子 17 支持面 18 エッチング開口 18a、18b、22 マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 AA01 BA03 BA12 CA33 CA38 DA11 DA12 2H043 AE18 AE23 2H049 CA05 CA09 CA15 CA17 CA23

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学レンズ素子が形成された光学基板
    と、前記レンズ素子に光学的に結合される光学素子が設
    けられ、前記光学基板が実装される支持基板とを含む光
    学装置であって、 前記支持基板は、前記光学素子が支持され部分的にエッ
    チング処理を受ける表層と、該表層下にあって該表層の
    ためのエッチング媒体に関してエッチングストッパとし
    て機能するエッチングストッパ層とを備える積層構造を
    有し、 前記エッチング処理により前記表層から露出した前記エ
    ッチングストッパ層上に前記光学基板が載置されている
    ことを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 前記表層上には、前記光学素子の位置決
    めのためのマークがフォトリソエッチング技術により形
    成され、さらに前記表層上には、前記光学基板の前記エ
    ッチングストッパ層上における位置決めのためのマーク
    がフォトリソエッチング技術により形成されている請求
    項1記載の光学装置。
  3. 【請求項3】 前記表層上には、前記光学素子の位置決
    めのためのマークがフォトリソエッチング技術により形
    成され、前記エッチングストッパ層は前記表層に設けら
    れた全体に矩形のエッチング開口を通して部分的に露出
    され、前記エッチングストッパ層の前記した露出部分上
    の前記光学基板は、前記表層の前記開口を規定する縁部
    のうち、互い直角な関係をなして配置される両縁部によ
    り、前記エッチングストッパ層上の位置が規定されてい
    る請求項1記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 前記光学基板は、前記エッチングストッ
    パ層上に接する底面と、該底面から互いに間隔をおいて
    立ち上がる一対の直立面とを備える全体に矩形の板部材
    からなり、前記直立面の少なくとも一方に前記レンズ素
    子が形成されている請求項1記載の光学装置。
  5. 【請求項5】 前記支持基板は、シリコン結晶板、該シ
    リコン結晶板上の酸化シリコン層および該酸化シリコン
    層上のシリコン結晶層を備えるSOI基板である請求項
    1記載の光学装置。
  6. 【請求項6】 前記レンズ素子は、回折型光学素子であ
    る請求項1記載の光学装置。
  7. 【請求項7】 光学レンズ素子が形成された光学基板
    と、前記レンズ素子に光学的に結合される光学素子が設
    けられ、前記光学基板が実装される支持基板とを含む光
    学装置であって、 前記支持基板は、前記光学素子が支持され部分的にエッ
    チング処理を受ける表層と、該表層下にあって該表層の
    ためのエッチング媒体に関してエッチングストッパとし
    て機能するエッチングストッパ層と、該エッチングスト
    ッパ層下の支持層を備える積層構造を有し、 前記エッチング処理による前記表層から露出した前記エ
    ッチングストッパ層へのエッチング処理より該エッチン
    グストッパ層から露出する前記支持層上に前記光学基板
    が載置されていることを特徴とする光学装置。
  8. 【請求項8】 前記表層は、その厚さ寸法の許容誤差が
    前記光学基板と前記支持基板とのアライメントの許容誤
    差範囲内にある請求項1記載の光学装置。
  9. 【請求項9】 前記表層上には、前記光学素子の位置決
    めのためのマークがフォトリソエッチング技術により形
    成され、さらに前記表層上には、前記光学基板の前記支
    持層上における位置決めのためのマークがフォトリソエ
    ッチング技術により形成されている請求項7記載の光学
    装置。
  10. 【請求項10】 前記表層上には、前記光学素子の位置
    決めのためのマークがフォトリソエッチング技術により
    形成され、前記支持層は、前記表層および該表層下の前
    記エッチングストッパ層に設けられた全体に矩形のエッ
    チング開口を通して部分的に露出され、前記支持層の前
    記した露出部分上の前記光学基板は、前記エッチング開
    口を規定する縁部のうち、互い直角な関係をなして配置
    される両縁部により、前記支持層上の位置が規定されて
    いる請求項7記載の光学装置。
  11. 【請求項11】 前記光学基板は、前記支持層上に接す
    る底面と、該底面から互いに間隔をおいて立ち上がる一
    対の直立面とを備える全体に矩形の板部材からなり、前
    記直立面の少なくとも一方に前記レンズ素子が形成され
    ている請求項7記載の光学装置。
  12. 【請求項12】 前記支持基板は、シリコン結晶板、該
    シリコン結晶板上の酸化シリコン層および該酸化シリコ
    ン層上のシリコン結晶層を備えるSOI基板である請求
    項7記載の光学装置。
  13. 【請求項13】 前記レンズ素子は、回折型光学素子で
    ある請求項7記載の光学装置。
  14. 【請求項14】 前記表層と、前記支持層上の前記エッ
    チングストッパ層の合計の厚さ寸法の許容誤差が前記光
    学基板と前記支持基板とのアライメントの許容誤差範囲
    内にある請求項7記載の光学装置。
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