JP2002106969A - 加湿機能付温風機 - Google Patents

加湿機能付温風機

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JP2002106969A
JP2002106969A JP2000299766A JP2000299766A JP2002106969A JP 2002106969 A JP2002106969 A JP 2002106969A JP 2000299766 A JP2000299766 A JP 2000299766A JP 2000299766 A JP2000299766 A JP 2000299766A JP 2002106969 A JP2002106969 A JP 2002106969A
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JP
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humidifying
damper
hot air
microcomputer
humidification
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JP2000299766A
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Takeshi Fujiwara
健 藤原
Takao Takeyama
隆雄 竹山
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加湿機能付温風機における使用者による使い
勝手の向上および、加湿フィルターの耐久性能の向上お
よび、加湿温風運転時の温風性能の向上を課題とする。 【解決手段】 本体7に内蔵したヒーター2から吹出し
口3に至る温風流路4と、この温風流路4の前記ヒータ
ー2下流部で分岐し加湿部5を備えた加湿流路6と、こ
の加湿流路6を開閉するためのダンパー8と、このダン
パー8を開閉動作するモーター9と、室内の湿度を検出
する湿度センサー10と、マイクロコンピュータ12
と、加湿フィルター16および貯水部14と、貯水部1
4の水位を検知する水位検知装置17を有し、ダンパー
8を閉じて温風を遮断することにより、温風を供給しな
がら室内の湿度を自動的に快適湿度に保つことができ、
また加湿フィルターの耐久性を維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温風および加湿の運
転をダンパーの切替えにより行うことのできる加湿機能
付温風機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、温風機の温風を加湿フィルターに
通して加湿する加湿機能付温風機が使用されている。
【0003】従来、この種の加湿機能付温風機は特開平
2−150992号公報に記載されたものが知られてい
る。以下、その加湿機能付温風機について図7を参照し
ながら説明する。
【0004】図に示すように、室内空気はファン101
の回転により吸気口102から吸引され、渦巻きケーシ
ング103の吐出側からヒートダクト104へ導かれ、
発熱体105を通過することによって加熱される。ダン
パー106の通路切替え操作により上側または下側に通
風路が形成される。ここで下側の通風路を通過するよう
にダンパー106を操作すると、加熱空気はヒーターダ
クト104内に設けられた水受107等の溜水108表
面に接触し、さらにダンパー106に付設した吸水フィ
ルター109を通過することにより、加湿温風として温
風吹出し口110から室内に吹き出される。また、上側
の通風路を通過するようにダンパー106を操作する
と、そのまま温風として温風吹出し口110から室内に
吹出しされるように構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の加湿
機能付温風機では、運転中に使用者がダンパーを開閉し
て加湿量の調整を行う必要があるため、室内の湿度を快
適湿度に保つことが困難であるという課題があり、温風
を供給しながら加湿量の調整が自動的にできることが要
求されている。
【0006】また、吹出し口から湿気を含んだ温風を吹
き出す温風加湿運転時において、貯水部が渇水状態とな
ったときは、そのまま運転を継続すると、乾燥した加湿
フィルターに温風が直接当たるため加湿フィルターが加
熱して、耐久性が低下するという課題があり、貯水部が
渇水状態となったときに、自動的に加湿フィルターを保
護するとともに、室温を維持するために温風吹出しを継
続できることが要求されている。
【0007】また、貯水部が渇水状態から給水された直
後では、加湿フィルターが十分に吸水していないため、
加湿運転を行うと乾いた加湿フィルターが温風にさらさ
れて高温となり、耐久性が低下するという課題があり、
渇水から給水された直後のフィルター吸水が不充分な状
態では、加湿フィルターに温風を供給しないようにする
ことが要求されている。
【0008】また、温風加湿運転中は、温風を全て加湿
フィルターに通すため、温風熱が気化熱に変換されるこ
とにより、吹出し温度が大きく低下してしまうため、温
風と加湿風を混合すればよいが、混合比率が変わると吹
出し温度が不安定に変化するという課題があり、加湿さ
れた温風温度が大きく変化しないことが要求されてい
る。
【0009】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、温風を供給しながら加湿量の調整が自動
的にでき、また、温風加湿運転時において、貯水部が渇
水状態となったときに、自動的に加湿フィルターを保護
するとともに、温風を継続して吹出すことができ、ま
た、加湿フィルターが十分に吸水していない場合に加湿
フィルターへ温風供給を停止することができ、また、温
風加湿運転時において、吹出し温度が大きく変化するこ
とのない加湿機能付温風機を提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の加湿機能付温風
機は上記目的を達成するために、本体表面に設けた吸込
口および吹出し口と、前記吸込口から送風機、ヒーター
を通り前記吹出し口に至る温風流路と、この温風流路の
前記ヒーター下流部で分岐し加湿部を備えた加湿流路
と、この加湿流路を開閉するためのダンパーと、このダ
ンパーを開閉動作する開閉手段と、室内の湿度を検出す
る湿度センサーと、前記送風機およびヒーターを運転制
御するマイクロコンピュータを有し、このマイクロコン
ピュータは、前記湿度センサーの検出湿度とあらかじめ
設定された設定湿度とを比較し、前記開閉手段を駆動し
て前記ダンパーを開閉する機能を備えたものである。
【0011】本発明によれば、温風を供給しながら加湿
量の調整が自動的にできる加湿機能付温風機が得られ
る。
【0012】また、他の手段は、加湿部に設けた加湿フ
ィルターおよび貯水部と、この貯水部の水位を検知する
水位検知装置を有し、マイクロコンピュータは加湿運転
中に水位検知装置が渇水を検知したときに、開閉手段を
駆動してダンパーを閉じる機能を備えたものである。
【0013】本発明によれば、温風加湿運転時におい
て、貯水部が渇水状態となったときに自動的に加湿フィ
ルターを保護するとともに、温風を継続して吹き出すこ
とができる加湿機能付温風機が得られる。
【0014】また、他の手段は、加湿部に設けた加湿フ
ィルターおよび貯水部と、この貯水部の水位を検知する
水位検知装置を有し、マイクロコンピュータは水位検知
装置が渇水を検出したときは、開閉手段を駆動してダン
パーを閉じ、次に給水されたことを検出したときは、開
閉手段を制御してダンパーの開くタイミングを所定時間
だけ遅らせる機能を備えたものである。
【0015】本発明によれば、加湿フィルターが十分に
吸水していない場合に加湿フィルターへの温風供給を停
止することができる加湿機能付温風機が得られる。
【0016】また、他の手段は、ダンパーの基準位置を
検出する位置検出装置を有し、マイクロコンピュータ
は、加湿流路に通風するときは、一定の時間だけ開閉手
段へ通電して停止し、前記ダンパーを基準位置に対して
所定角度に開いたまま保持する機能を備えたものであ
る。
【0017】本発明によれば、温風加湿運転時におい
て、吹き出し温度が大きく変化することのない加湿機能
付温風機が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、本体表面に設けた吸込
口および吹出し口と、前記吸込口から送風機、ヒーター
を通り前記吹出し口に至る温風流路と、この温風流路の
前記ヒーター下流部で分岐し、加湿部を備えた加湿流路
と、この加湿流路を開閉するためのダンパーと、このダ
ンパーを開閉する開閉手段と、室内の湿度を検出する湿
度センサーと、前記送風機およびヒーターを運転制御す
るマイクロコンピュータを有し、このマイクロコンピュ
ータは、前記湿度センサーの検出湿度とあらかじめ設定
された設定湿度とを比較し、その比較結果に基づいて、
前記マイクロコンピュータは前記開閉手段駆動の判断を
行い、前記開閉手段を駆動して前記ダンパーを開閉した
ものであり、ダンパーが加湿流路を開閉することによ
り、加湿部へ温風を供給または遮断して、室内へ吹き出
される加湿量を調節するという作用を有する。
【0019】また、加湿部に設けた加湿フィルターおよ
び貯水部と、この貯水部の水位を検知する水位検知装置
を有し、マイクロコンピュータは温風加湿運転中に前記
水位検知装置が渇水を検知したときに、開閉手段を駆動
してダンパーを閉じるようにしたもので、貯水部の渇水
により、加湿フィルターに水が含まれないと、温風の供
給により高温となり劣化しやすくなるが、ダンパーを閉
じて加湿フィルターへの温風供給を遮断し、温風流路の
みに温風を通すという作用を有する。
【0020】また、加湿部に設けた加湿フィルターおよ
び貯水部と、貯水部の水位を検知する水位検知装置を有
し、マイクロコンピュータは水位検知装置が渇水を検出
したときは、開閉手段を駆動してダンパーを閉じ、次に
給水されたことを検出したときは、前記開閉手段を、所
定の時間だけ遅らせて駆動を行うようにしたもので、貯
水部に給水されたときに、ダンパーの開くタイミングを
所定時間だけ遅らせることにより、加湿フィルターが毛
細管現象を利用して充分に吸水するまでは温風を供給し
ないため、立上り時の加湿フィルターの熱劣化を防止で
きるという作用を有する。
【0021】また、ダンパーの基準位置を検出する位置
検出装置を有し、マイクロコンピュータは、加湿流路に
通風するときは、一定の時間だけ開閉手段へ通電して停
止し、前記ダンパーを基準位置に対して所定角度に開い
たまま保持するものであり、温風加湿運転中は、所定角
度に開いたダンパーとダクトの隙間を通して一定量の温
風を、加湿フィルターを通過させず、そのまま吹出し口
に案内することにより、温度の少し下がった加湿風と混
合して吹き出すことができ、温度低下を小さくできると
いう作用を有する。
【0022】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0023】
【実施例】(実施例1)図1〜図3に示すように、本体
7には吸込口(図示せず)から室内空気を吸い込み、吹
出し口3より温風を吹き出すように温風流路4が内蔵さ
れ、温風流路4には、送風機1とヒーター2が配置され
ている。温風流路4のヒーター2下流側に加湿流路6が
分岐して設けられ、加湿流路6には加湿部5が配置され
出口側で前記吹出し口3と連通している。加湿流路6の
入口には、加湿流路6を開閉するダンパー8が設けら
れ、ダンパー8の開閉手段としてモーター9が設けられ
ている。
【0024】また、室内湿度を検出するための湿度セン
サー10と、加湿運転の目標湿度を設定するための設定
スイッチ11を備え、湿度センサー10の検出湿度H1
と設定スイッチ11の設定湿度H2を比較して前期モー
ター9を制御するマイクロコンピュータ12を有してい
る。
【0025】上記構成において、温風運転中に使用者が
設定スイッチ11により設定湿度H2を50%に設定し
た場合、湿度センサー10からマイクロコンピュータ1
2に入力される室内検出湿度H1が50%以下であると
きには、マイクロコンピュータ12はモーター9を駆動
して、ダンパー8によって加湿流路6を開口し、ヒータ
ー2で暖められた温風を加湿流路6に送り込む。加湿流
路に導かれた温風は、加湿フィルター16を通過すると
きに湿気が加えられ、吹出し口3において温風流路4を
通風した温風と混合し、室内へ吹き出される。このよう
に自動的にダンパー8が開いて温風運転が温風加湿運転
に切り換わる。
【0026】次に、湿度センサー10からマイクロコン
ピュータ12に入力される検出湿度H1が50%以上と
なるときは、マイクロコンピュータ12は、モーター9
を駆動することで、開いているダンパー8を閉じて加湿
流路6を閉鎖し、ヒーター2で暖められた温風が全て温
風流路4を通過して、湿気を含まない温風が吹出し口3
から室内へ吹き出される。このように、自動的にダンパ
ー8が閉じて温風加湿運転を温風運転に切り換えること
ができる。
【0027】上記動作を、図3に示すフローチャートを
用いて説明すると、マイクロコンピュータ12が湿度セ
ンサー10から受けた室内湿度信号と設定湿度を比較す
る(ステップ11)。次に、現在加湿運転中であるかど
うかを判定する(ステップ12)。
【0028】ステップ11、12の判定結果が、室内湿
度H1<設定湿度H2であり、かつ加湿運転中でない場
合はステップ13において、モーター9を駆動し、ステ
ップ14において、ダンパー8が加湿流路6を開口し、
加湿運転を開始する。また、判定結果が、室内湿度H1
<設定湿度H2であり、かつ加湿運転中である場合はス
テップ11に戻る。室内湿度H1≧設定湿度H2であ
り、かつ加湿運転中でない場合はスタートに戻り、室内
湿度H1≧設定湿度H2であり、かつ加湿運転中である
場合はステップ13において、モーター9を駆動し、ス
テップ14において、ダンパー8が加湿流路6を閉口
し、加湿運転を停止する。
【0029】このように室内の湿度を使用者の求める快
適湿度に保つ場合において、使用者が自らの判断でダン
パーの切り換えを行うのに比べて、選択した設定湿度H
2を目標にダンパーが自動的に切り換わり、加湿温風に
含まれる湿度が変化することにより、快適かつ便利に使
用することができる。
【0030】なお、本実施例では、設定湿度を使用者が
選択するようにしているが、室内環境に対して快適湿度
をマイクロコンピュータが算出し、その快適湿度を設定
湿度として加湿運転を制御してもよく、その作用効果に
差異を生じない。
【0031】(実施例2)図1、図2および図4に示す
ように、貯水部14に水を供給するためのタンク13を
設け、水位検知装置17は貯水部14の水位を検出し
て、渇水または給水を検知するものであり、貯水部14
には加湿フィルター16の下部が嵌入されている。マイ
クロコンピュータ9には水位検知装置17の渇水検知信
号によりモーター9を運転制御するとともに、表示部
(図示せず)に渇水表示するようになっている。
【0032】上記構成において、温風加湿運転中に水位
検知装置17が貯水部14の水量が減少することによる
渇水状態を検知したとき、マイクロコンピュータ12は
水位検知装置17から出力された渇水信号を受け、モー
ター9を駆動することにより、ダンパー8が閉じて加湿
流路6を閉鎖し温風運転に切り換えている。これによ
り、渇水時は加湿フィルター16への温風が遮断され、
異常に温度上昇することがなく、加湿フィルター16の
劣化を防止することができる。
【0033】この動作を図4のフローチャートを用いて
説明する。
【0034】まず、温風加湿運転中において、マイクロ
コンピュータが水位検知装置17からの渇水信号を受け
る(ステップ21)。次に、マイクロコンピュータ12
はモーター9を駆動すると同時に、表示部(図示せず)
に渇水表示をしている(ステップ22)。モーター9を
駆動することにより、ダンパー8が加湿流路6を閉口
し、加湿フィルター16へ温風が当たらないようにな
り、温風運転に切り換わる(ステップ23)。
【0035】従来では、渇水時には、水を含んでいない
加湿フィルター16に直接温風が当たることにより、加
湿フィルター16の温度が90℃程度まで上昇し、加湿
フィルター16を形成している繊維が劣化し、吸水性能
が低下していたが、このように、ダンパー8を閉じるこ
とにより、加湿フィルター16の温度を30℃以下にま
で下げ、加湿フィルター16の劣化を防止でき、かつ温
風運転に切り換えて運転を継続することができる。
【0036】(実施例3)以下、本発明について図1、
図2および図5を参照しながら説明する。マイクロコン
ピュータ12は水位検知装置17が渇水を検出したとき
は、モーター9を駆動してダンパー8を閉じるようにな
っている。またタンク13により貯水部14に水が供給
されると、水位検知装置17が渇水解除の信号をマイク
ロコンピュータ12に伝え、マイクロコンピュータ12
には、信号を受けてから所定時間T2だけ待機し、その
後モーター9を駆動してダンパー8を開くようになって
いる。
【0037】上記構成において、温風加湿運転中に渇水
になると、マイクロコンピュータ12にはダンパー8を
閉じて温風運転に切り換えるとともに、表示部(図示せ
ず)に渇水表示を行う。使用者は運転を停止し、タンク
13を外して注水し、本体7にセットすることにより、
水が貯水部14に給水され、同時に水位検出装置17が
渇水解除の信号を出力する。マイクロコンピュータ12
は、この信号を受けてからあらかじめ定められた数分間
の所定時間T2の時間計測を開始する。すなわち、加湿
フィルター16の水の吸い上げが充分に行われるまで所
定時間T2だけ待機する。所定時間T2が経過すると、
マイクロコンピュータ12はモーター9を駆動開始する
ことによりダンパー8が開き、ヒーター2で暖められた
温風が分流して加湿流路6に導入される。加湿流路6に
導かれた温風は、加湿フィルター16を通風することに
より湿気を含み、吹出し口において温風流路4を通過し
た温風と混合し、室内へ吹き出される。
【0038】この主要動作を図5のフローチャートを用
いて説明すると、まず、温風加湿運転中において、マイ
クロコンピュータが水位検知装置17からの渇水信号を
受ける(ステップ31)。次に、マイクロコンピュータ
12はモーター9を駆動する(ステップ32)。モータ
ー9を駆動することにより、ダンパー8が加湿流路を閉
口し、加湿フィルター16へ温風が当たらないようにな
り、温風運転となる(ステップ33)。
【0039】使用者が運転を停止し水をタンク13に給
水すると、貯水部14に水が供給され、マイクロコンピ
ュータ12が水位検知装置17からの渇水解除信号を受
ける(ステップ34)。次に、マイクロコンピュータ1
2はタイマーカウントをスタートし、渇水解除した後か
らの経過時間T1をカウントし(ステップ35)、経過
時間T1があらかじめ定められた所定時間T2に達した
かどうかを判定する(ステップ36)。
【0040】経過時間T1が所定時間T2に達している
場合、マイクロコンピュータ12はモーター9を駆動し
(ステップ37)、ダンパー8が開いて加湿流路6に温
風が導入され、加湿フィルター16を温風が通過して、
湿気を含む温風が生成される(ステップ38)。
【0041】このように、本実施例では貯水部14が渇
水状態から給水された直後において、水位検知装置17
から渇水解除の信号が出ても、マイクロコンピュータ1
2は所定時間T2が経過してから、モーター9を駆動し
てダンパー8を開くようにしているので、加湿フィルタ
ー16が毛細管現象により充分に水を含んだ状態となる
まで温風が通過しないので、加湿フィルター16の高温
劣化を防止し、長寿命化することができる。
【0042】(実施例4)以下、本発明について図1、
図2および図6を参照しながら説明する。
【0043】ダンパー8を開閉するダンパー機構18
は、モーター9と、モーター9の回転軸に設けたおむす
び型のカム19と、このカム19と連動してダンパー8
を開閉動作するクランク20と、カム19を基準位置に
定めるための磁石21と、位置検出装置であるホール素
子15を備えている。磁石21はカム19の表面に取付
けられて、固定したホール素子15が磁石21を検出す
る時は、ダンパー8が閉鎖する位置となるよう設定され
ている。ダンパー8を開くときは、マイクロコンピュー
タ12から所定のパルス信号をモーター9に発信して駆
動し、クランク20の働きによってダンパー8を所定角
度に開き、カム19とクランク20の働きで、その中立
位置を維持できるようになっている。
【0044】また、ダンパー8を閉じるときは、マイク
ロコンピュータ12がモーター9を再度駆動し、ホール
素子が磁石21を検出する位置でモーター9を停止する
ようになっている。
【0045】上記構成において、温風運転中において加
湿運転を付加させるために、加湿流路6に通風するとき
は、マイクロコンピュータ12が所定の時間だけモータ
ー9へ通電し、ダンパー8を基準点から所定角度に開く
ことにより、ヒーター2で温められた温風を加湿流路6
へ送風し、加湿流路6に導かれた温風は、加湿フィルタ
ー16を通過することにより湿気を含み、吹出し口3に
おいて温風流路4を通風した温風と混合し、室内へ吹き
出される。ダンパー8が開いたときは、所定角度の中立
状態を維持することができるので、温風流路4を流れる
温風量は一定値を保つため、加湿された温風と混合され
て吹き出される温風温度の低下を小さく抑えるととも
に、温度変化の少ない安定した加湿温風を供給すること
ができる。
【0046】次に、温風加湿運転中において、付加した
加湿運転のみを停止させるために、加湿流路6への通風
を遮断するときは、マイクロコンピュータ12がモータ
ー9に通電開始し、位置検出装置15が基準点を検出す
るまで、通電を継続することにより、ダンパー8は加湿
流路6を閉じる。このときヒーター2で暖められた温風
は全て温風流路4に通風され、湿気を含まない温風が吹
出し口3から室内へ吹き出される。
【0047】上記動作を図6に示すフローチャートを用
いて説明する。
【0048】まず、マイクロコンピュータ12が現在の
運転を把握し、加湿流路6が閉口しているかどうかを判
断する(ステップ41〜43)。マイクロコンピュータ
12が、加湿流路6を閉口すると判断する(ステップ4
4)。
【0049】マイクロコンピュータ12はモーター9を
駆動開始し、位置検出装置15からの信号が入力され、
ダンパー8が基準点の位置になるまでモーター9を駆動
する(ステップ45〜47)。以上の動作によって加湿
流路6が閉口される。
【0050】また、マイクロコンピュータ12が、加湿
流路6を開口すると判断すると(ステップ44)、マイ
クロコンピュータ12はモーター9を駆動開始し、駆動
開始から所定時間に達するまでモーター9を駆動する
(ステップ45〜47)。以上の動作によって加湿流路
6が開口される。
【0051】なお、本実施例では、ダンパー8が閉位置
のときに、位置検出装置15であるホール素子15とカ
ムに設けた磁石21とが重なるようにしたが、ダンパー
8が開位置のときに重なるようにしてもよく、その作用
効果に差異を生じない。
【0052】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、マイクロコンピュータが、湿度センサーの
検出湿度とあらかじめ設定された目標湿度とを比較し、
開閉手段を駆動してダンパーを開閉制御する機能を備え
ることにより、室内の湿度を快適湿度に保つことがで
き、温風を供給しながら加湿量を自動的に調整すること
ができる加湿機能付温風機を提供することができる。
【0053】また、マイクロコンピュータが加湿運転中
に水位検知装置が渇水を検知したときに、ダンパーの開
閉手段を制御して加湿流路を閉じる機能を備えることに
より、渇水状態において、加湿フィルターが温風にさら
されないようにして、加湿フィルターの耐久性を維持す
ることができる加湿機能付温風機を提供することができ
る。
【0054】また、マイクロコンピュータが、水位検知
装置が渇水を検出し、次に給水されたことを検出した場
合、開閉手段を制御してダンパーを所定時間だけ遅延さ
せて開くことにより、貯水部に給水した直後において、
加湿フィルターが充分に水を吸い上げるまで温風を供給
することがないので、高温にさらされることがなく、加
湿フィルターの耐久性を維持することのできる加湿機能
付温風機を提供することができる。
【0055】また、加湿流路に通風するときは、マイク
ロコンピュータは、所定の時間だけ開閉手段に通電して
停止し、前記ダンパーを所定角度に開いたまま保持する
機能を備えることにより、温風路を通して温風の一部を
吹出し口に送り込んで混合し、加湿温風の温度低下を防
ぐとともに温風温度の変化を少なくして安定した運転が
できる加湿機能付温風機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜4の加湿機能付温風機の断
面図
【図2】(イ)同ダンパーを開いたときの要部断面図 (ロ)同ダンパーを閉じたときの要部断面図
【図3】同実施例1のフローチャート
【図4】同実施例2のフローチャート
【図5】同実施例3のフローチャート
【図6】同実施例4のフローチャート
【図7】従来の加湿機能付温風機の構成を示す断面図
【符号の説明】
1 送風機 2 ヒーター 3 吹出し口 4 温風流路 5 加湿部 6 加湿流路 7 本体 8 ダンパー 9 モーター(開閉手段) 10 湿度センサー 11 設定スイッチ 12 マイクロコンピュータ 13 タンク 14 貯水部 15 ホール素子(位置検出装置) 16 加湿フィルター 17 水位検知装置 21 磁石(位置検出装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 6/00 341 F24F 6/00 341 6/04 6/04 // F24F 11/02 102 11/02 102D Fターム(参考) 3L028 FA04 FB05 FC04 3L055 AA05 BA01 DA03 DA05 3L060 AA07 CC07 CC19 DD01 DD07 EE25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体表面に設けた吸込口および吹出し口
    と、前記吸込口から送風機、ヒーターを通り前記吹出し
    口に至る温風流路と、この温風流路の前記ヒーター下流
    部で分岐し加湿部を備えた加湿流路と、この加湿流路を
    開閉するためのダンパーと、このダンパーを開閉駆動す
    る開閉手段と、室内の湿度を検出する湿度センサーと、
    前記送風機およびヒーターを運転制御するマイクロコン
    ピュータを有し、このマイクロコンピュータは、前記湿
    度センサーの検出湿度とあらかじめ設定された設定湿度
    とを比較し、前記開閉手段を駆動して前記ダンパーを開
    閉してなる加湿機能付温風機。
  2. 【請求項2】 加湿部に設けた加湿フィルターおよび貯
    水部と、この貯水部の水位を検知する水位検知装置を有
    し、マイクロコンピュータは加湿運転中に水位検知装置
    が渇水を検知したときに、開閉手段を駆動してダンパー
    を閉じてなる請求項1記載の加湿機能付温風機。
  3. 【請求項3】 加湿部に設けた加湿フィルターおよび貯
    水部と、この貯水部の水位を検知する水位検知装置を有
    し、マイクロコンピュータは水位検知装置が渇水を検出
    したときは、開閉手段を駆動してダンパーを閉じ、次に
    給水されたことを検出したときは、開閉手段を制御して
    ダンパーの開くタイミングを所定時間だけ遅らせてなる
    請求項1記載の加湿機能付温風機。
  4. 【請求項4】 ダンパーの基準位置を検出する位置検出
    装置を有し、マイクロコンピュータは、加湿流路に通風
    するときは、一定の時間だけ開閉手段へ通電して停止
    し、前記ダンパーを基準位置に対して所定角度に開いた
    まま保持してなる請求項1記載の加湿機能付温風機。
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