JP2002106267A - 個別伸縮式縦引シャッター - Google Patents

個別伸縮式縦引シャッター

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JP2002106267A
JP2002106267A JP2000303189A JP2000303189A JP2002106267A JP 2002106267 A JP2002106267 A JP 2002106267A JP 2000303189 A JP2000303189 A JP 2000303189A JP 2000303189 A JP2000303189 A JP 2000303189A JP 2002106267 A JP2002106267 A JP 2002106267A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦引シャッターの個別伸縮自在としたシャッ
ター本体を開口面で伸張した状態で昇降開閉するように
し且つ伸張したときの横桟の垂下り状の撓みを解消す
る。 【解決手段】 横桟2間に個別伸縮リンク3を介設した
シャッター本体1の幅方向中間に上記個別伸縮リンク3
を伸張状態に拘束し横桟2を長手方向中間で吊り支持す
る起倒リンク20を介設し,この起倒リンク20を開口
面上部に設置した起倒ガイド25によって幅方向に強制
的に起倒して起倒リンク20による拘束とその解除を行
い,シャッター本体1を開口面上部で伸縮するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は商店街における商店
入口のシャッター,住宅の雨戸等として,建物の開口部
に設置する個別伸縮式縦引シャッターに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の個別伸縮式縦引シャッターとし
て本発明者は,特公平5−88343号,特開2000
−145321号等を提案しており,これらによれば,
個別伸縮リンクを介して横桟を上下に連結することによ
って個別伸縮自在としたシャッター本体を幅方向両端部
のガイドレールによって昇降案内し開口面とその上方又
は上方交差方向の収納部との間で該シャッター本体を伸
縮開閉自在とたものとされ,前者にあっては,例えば上
記横桟を単一にして一体の横桟とすることによってシャ
ッター本体を上記開口面とその上方の収納部との間で伸
縮開閉自在とし,後者にあっては,例えば上記横桟を上
下に一対にしてその前後方向一端部をヒンジ連結した一
対にして一体の横桟とすることによってその屈曲を可能
として上記開口面とその上方交差方向の収納部との間で
伸縮開閉自在としたものとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合,従来の巻取
式の軽量シャッター,パイプシャッター等に代えて用い
ることができる縦引シャッターが得られるとともに,比
較的コンパクトに縮小することによって収納スペースを
可及的に小さくすることができるし,比較的自由に個別
伸縮リンクのデザインを確保して,例えば商店街の商店
毎にそれぞれデザインを異ならしめる等,デザインの多
様化を促進することが可能であり,例えばアルミ押出材
を用いることによって軽量なアルミ製とし,デザインに
優れたシースルーの縦引シャッターを得ることが可能に
なる等のメリットがある。
【0004】しかし乍ら,一方でシャッター本体が個別
伸縮自在であることによって,開閉に際しての伸縮がシ
ャッター本体の開閉力を受けた位置となるために,伸縮
位置が区々となって,手動開閉のものにおいて開閉の煩
雑さが生じたり,電動開閉のものにおいて開閉の伸縮が
それぞれ上下逆方向になされたりするために,例えば巻
取式のパイプシャッターの開閉のように,開口面での昇
降開閉をシャッター本体が伸張した状態のままで行うよ
うにするのが必ずしも容易ではないという問題点が残さ
れている。
【0005】更に上記シャッター本体をある程度幅広と
することによって横桟が長尺化すると,横桟がその自重
によって幅方向中間で垂下り状に撓むことがあり,特に
アルミ押出材のように比較的軽量な材料を用いた際に比
較的この傾向が見られる。横桟が撓むと,シャッター本
体が面内方向に幾分縮むから,その結果シャッター本体
とその幅方向両端部のガイドレールとの位置関係が変化
して,例えばシャッター本体に設置したガイドローラー
が定位置から内側に傾いて,これがガイドレールに圧接
して,シャッター本体のスムーズな開閉が損われる現象
を招くといった可能性が残されている。
【0006】本発明は,個別伸縮式縦引シャッターにお
ける上記事情に鑑みてなされたもので,その解決課題と
するところは,シャッター本体の昇降開閉を開口面で伸
張した状態のままでなし得るようにするとともに併せて
シャッター本体を構成する横桟に発生することのある上
記幅方向中間の垂下り状の撓みを確実に解消して常にス
ムーズな開閉を確保し得るようにした個別伸縮式縦引シ
ャッターを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題に沿って本発明
は,上記シャッター本体の伸縮開閉を開口面上部におい
て規制する伸縮規制手段を設置するようにし,これを,
シャッター本体の幅方向中間位置の単一又は複数箇所に
おいて,上記横桟間に幅方向に起倒自在とした起倒リン
クを起立状態に介設して,該起倒リンクによって上記横
桟間の個別伸縮リンクを伸長拘束し,ガイドレールの案
内により開口面でのシャッター本体を伸長した状態のま
ま昇降移動するようにするとともに該中間位置に介設し
た起立リンクによって横桟の長手方向中間位置を吊り持
ち支持してその垂下り状の撓みの発生を解消するように
し且つ上記起立状態の起倒リンクに配置したガイド突起
を開口面上部に設置した起倒ガイドによって強制的に回
動案内して起倒リンクを幅方向に起立又は転倒させ,個
別伸縮自在リンクの上記伸長拘束と解除を行ない,該起
倒ガイド位置においてシャッター本体の伸縮開閉を行う
ように構成したものであって,即ち請求項1に記載の発
明を,個別伸縮リンクを介して横桟を上下に連結するこ
とによって個別伸縮自在としたシャッター本体を幅方向
両端部のガイドレールによって昇降案内して開口面とそ
の上方又は上方交差方向の収納部との間で該シャッター
本体を伸縮開閉自在とするとともに該シャッター本体の
伸縮を開口面上部で行なう伸縮規制手段を備えた縦引シ
ャッターであって,上記伸縮規制手段を,上記シャッタ
ー本体における幅方向中間位置において上記横桟間に起
立介設して上記個別伸縮リンクを伸張拘束し且つ上記横
桟をその長手方向中間で吊り持ちする起倒リンクと,該
起倒リンクの長手方向所定位置に前方又は後方に向けて
配置したガイド突起と,該ガイド突起を幅方向に回動案
内することによって上記起倒リンクを幅方向に強制起倒
して上記シャッター本体の下降通過又は上昇通過に際し
て上記伸張拘束を行い又はその解除を行なうように開口
面上部に設置した起倒ガイドとを備えて構成してなるこ
とを特徴とする個別伸縮式縦引シャッターとしたもので
ある。
【0008】請求項2に記載の発明は,上記に加えて,
上記伸縮規制手段を可及的簡易な構造とし,起倒リンク
の起立状態を確実に確保し,その個別伸縮リンクの伸張
拘束と横桟の吊り持ち支持の安定性を向上するように,
これを,上記起倒リンクを正面L字状,逆L字状等の長
手方向一端部に折曲係合片を備えて構成し,該一端部の
折曲係合片を上下一方の横桟に配置した長手方向リンク
ガイドにスライド自在に係合配置するとともに他端部を
上下他方の横桟に回動自在に軸着することによって上記
起倒リンクの起立状態の介設を行ってなることを特徴と
する請求項1に記載の個別伸縮式縦引シャッターとした
ものである。
【0009】請求項3に記載の発明は,同じく上記に加
えて,上記起倒ガイドによる起倒リンクの伸張拘束とそ
の解除を可及的にスムーズ且つ確実になし得るものとす
るように,これを,上記ガイド突起の配置位置を,上記
起倒リンクにおける上記長手方向一端部の折曲係合片近
傍の位置としてなることを特徴とする請求項2に記載の
個別伸縮式縦引シャッターとしたものである。
【0010】請求項4に記載の発明は,同じく上記に加
えて,起倒ガイドによるガイド突起の回動案内に際して
音を発生したりすることなく,回動案内を可及的スムー
ズ且つ確実になし得るものとするように,これを,上記
起倒ガイドによるガイド突起の回動案内を,ガイド突起
に設置した転動体又は滑動体を介して行なってなること
を特徴とする請求項1,2又は3に記載の個別伸縮式縦
引シャッターとしたものである。
【0011】請求項5に記載の発明は,同じく上記に加
えて,シャッター本体の上記開口面の伸張状態の昇降移
動を電動又は手動によって可及的簡易且つ確実に行なう
好ましい形態のシャッターとするように,これを,上記
シャッター本体下端をその幅方向両端部において吊り支
持したワイヤー,チェーン等の昇降用吊り部材と,該幅
方向両端部の昇降用吊り部材を巻取自在の同軸又は個別
の回転軸と,該回転軸を電動操作又は手動操作する駆動
手段を備えてなることを特徴とする請求項1,2,3又
は4に記載の個別伸縮式縦引シャッターとしたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面の例に従って本発明を更
に具体的に説明すれば,Aは,例えばアルミ押出材を用
いてアルミ製として構成した縦引シャッターであり,該
縦引シャッターAは,個別伸縮リンク3を介して横桟2
を上下に連結することによって個別伸縮自在としたシャ
ッター本体1を幅方向両端部のガイドレール17によっ
て昇降案内して開口面とその上方又は上方交差方向の収
納部,本例にあっては開口面上方の収納部16との間で
該シャッター本体1を伸縮開閉自在とした個別伸縮式の
ものとしてある。
【0013】本例においてシャッター本体1は,建物開
口面の幅に応じた長さの長尺にして,開口面の高さに応
じて多数とした横桟2を,その長手方向に複数,例えば
所定間隔に多数の個別伸縮リンク3を介設して上下に連
結することによって開口面を覆うように構成してあり,
このとき横桟2は前後面をC乃至湾曲コ字状とした断面
略H字状のものとし,また個別伸縮リンク3はそれぞれ
一対にして略X字状に配置したリンクバーを用いて形成
し,上下に隣接する横桟2に対してリンクバーの長手方
向一端を一方の横桟2に回動自在に軸支し,他端を他方
の横桟2のリンクガイド4にスライド自在に係合するこ
とによって,それぞれ上下に隣接する横桟2間で個別に
して単独に伸縮するものとしてある。
【0014】本例においてガイドレール17は,建物開
口面の両側端に対向して,例えば床面から開口面上方に
天井裏の収納部16を形成するように天井スラブ下方位
置までそれぞれ直立して配置した対向一対にして上記シ
ャッター本体1に突設した転動体7を受け入れてこれを
上下に転動案内するものとしてあり,本例にあって該ガ
イドレール17は,これを建物開口面の壁面にこれを埋
込設置するか,壁面の室外側に外付け設置することによ
ってその直立した配置を行ってあり,このときガイドレ
ール17はその前後方向中央位置にガイド溝を形成して
該ガイド溝によって,上記各横桟2の長手方向両端から
突設した突出軸6の先端にこれに交差するように設置し
た転動体,本例にあっては例えば合成樹脂製のガイドロ
ーラー7を受け入れてこれを上下方向に案内するように
してある。
【0015】従って本例のシャッター本体1は,各横桟
2間においてその長手方向に複数設置した個別伸縮リン
ク3が長手方向に同時に,高さ方向に個別に伸縮するこ
とによって個別伸縮自在のものとなり,これを上記ガイ
ドレール17により案内することによって開口面とその
上方の収納部16との間で伸縮開閉するものとしてあ
る。
【0016】このとき縦引シャッターAは,そのシャッ
ター本体1下端をその幅方向両端部において吊り支持し
たワイヤー,チェーン等の昇降用吊り部材8と,該幅方
向両端部の昇降用吊り部材8を巻取自在の同軸又は個別
の回転軸10と,該回転軸10を電動操作又は手動操作
する駆動手段を備えたものとし,これを昇降開閉手段と
して上記シャッター本体1を昇降開閉するものとしてあ
り,本例にあって該昇降開閉手段をなす上記昇降用吊り
部材8は,これをワイヤーとして,シャッター本体1の
最下端に配置した接地用の横桟2の長手方向両端に一端
を連結する一方,他端を本例にあって同軸とした上記回
転軸10に固定設置した巻取プーリー12に連結し,横
桟2からの上記昇降用吊り部材8を上記ガイドレール1
7におけるガイド溝の外側のスペースを通して,その状
態位置から単一乃至複数の方向転換用等のプーリー11
を介して回転軸10の上記巻取プーリー12に至るよう
にしてあり,これによって例えば図示省略のスイッチを
操作することによって駆動手段のモーター14を駆動さ
せて,シャッター本体1の開閉を行なうようにしてあ
る。
【0017】このように構成した縦引シャッターAは,
更に上記シャッター本体1の伸縮を開口面上部で行なう
伸縮規制手段を備えたものとしてあり,該伸縮規制手段
は,これを,上記シャッター本体1における幅方向中間
位置において上記横桟2間に起立介設して上記個別伸縮
リンク3を伸張拘束し且つ上記横桟2をその長手方向中
間で吊り持ちする起倒リンク20と,該起倒リンク20
の長手方向所定位置に前方又は後方に向けて配置したガ
イド突起23と,該ガイド突起23を幅方向に回動案内
することによって上記起倒リンク20を幅方向に強制起
倒して上記シャッター本体1の下降通過又は上昇通過に
際して上記伸張拘束を行い又はその解除を行なうように
開口面上部に設置した起倒ガイド25とを備えて構成し
たものとしてある。
【0018】伸縮規制手段は,シャッター本体1の幅方
向に単一又は所定間隔に複数設置するものとしてあり,
本例において該伸縮規制手段は,これを例えばシャッタ
ー本体1を幅方向に3等分する各1/3幅位置に2箇所
に配置してある。
【0019】起倒リンク20は,シャッター本体1の上
下に隣接する横桟2間に起立介設することによって,該
横桟2間を連結する,本例において上記長手方向に複数
とした上記個別伸縮リンク3の伸張拘束を行なって,シ
ャッター本体1を伸張状態に維持する拘束リンクと,上
位の横桟2に対して下位の横桟2を長手方向中間位置で
吊り持ちして,その垂下りの撓みを防止して,下位の横
桟2,即ち最上端を除く横桟2をシャッター本体1の伸
張状態でそれぞれ可及的水平に支持する吊り持ち支持杆
を兼用するものとしてあり,該起倒リンク20は,シャ
ッター本体1を開成するに際して,開口面上部の起倒ガ
イド25によって,これを上方に向けて通過する起倒リ
ンク20のガイド突起23を幅方向に回動案内し該起倒
リンク20を幅方向に強制的に転倒して,上記個別伸縮
リンク3の伸張拘束を解除することによって,各横桟2
間の個別伸縮リンク3の縮小を可能としてシャッター本
体1の縮小開成を可能とする一方,シャッター本体1を
閉成するに際して,上記起倒ガイド25を下方に向けて
通過する起倒リンク20のガイド突起23を,上記と逆
に幅方向に強制起立して横桟2間に起立状態とすること
によって,上記個別伸縮リンク3の伸張拘束と横桟2の
吊り持ちによるシャッター本体1の伸張閉成を行なうよ
うにしてあり,これによってシャッター本体1の開閉に
際して開口面上部の起倒ガイド25を伸縮規制の位置と
して,該位置を基準にその上方におけるシャッター本体
1の縮小と収納部16への縮小状態の収納を行い,また
その下方におけるシャッター本体1の伸張と開口面にお
ける伸張状態の昇降移動を行なうようにしてある。
【0020】本例において上記起倒リンク20は,これ
を,正面L字状,逆L字状等の長手方向一端部に折曲係
合片21を備えて構成し,該一端部の折曲係合片21を
上下一方の横桟に配置した長手方向リンクガイド4にス
ライド自在に係合配置するとともに他端部を上下他方の
横桟2に回動自在に軸着することによって上記起倒リン
ク20の起立状態の介設を行ったものとしてあり,この
とき本例の起倒リンク20は,その上記折曲係合片21
を上端に突出するように配置した正面逆L字状にして本
体部分を断面コ字状のものとするように金属板を折曲し
て形成したものとし,上記折曲係合片21を,これに設
置した転動体又は滑動体,本例にあってはガイドローラ
ー22による転動体を介して上下のうち上方の横桟2
に,該折曲係合片21,特にその転動体又は滑動体部分
を可動軸とするように該横桟2の長手方向に添うように
配置した,上記個別伸縮リンク3と共用するリンクガイ
ド4にスライド自在に係合,特に外れを防止するように
スライド自在に嵌合する一方,下端を上下のうち下方の
横桟2に,これを固定軸とするように回動自在に固定し
て,その軸着を行なったものとしてあり,これによって
起倒リンク20における折曲係合片21と軸着位置とを
幅方向に幾分変位して上下の横桟2に対して起立状態に
介設するようにし,幅方向に位置が規制される上下の横
桟2に対してその起立状態を安定して維持可能としてあ
り,これによって伸縮規制手段を可及的に簡易な構造と
して,起倒リンク20の起立状態を確実に確保し,その
個別伸縮リンク3の伸張拘束と横桟2の長手方向中間の
吊り持ち支持の安定性を向上確保するようにしてある。
【0021】本例においてガイド突起23は各起倒リン
ク20に,前後方向,本例にあっては背面側に向けて突
設することによって配置してあり,このとき該ガイド突
起23は,その配置位置を,上記起倒リンク20におけ
る上記長手方向一端部の折曲係合片21近傍の位置とし
てあり,上記上端に折曲係合片21を設置した本例の起
倒リンク20にあっては本体部分の上端乃至その近傍位
置にこれを配置してあり,これによって起倒リンク20
が上記起倒ガイド25位置に到達したとき,速やかにそ
の転倒を行ってシャッター本体1を可及的コンパクトに
縮小して収納部16の収納を小スペースでなし得るよう
にしてある。
【0022】本例のガイド突起23は,これを起倒リン
ク20に対して,例えばネジ止め等の固定手段を介して
これに交差するように後方に向けて突出して設置した短
寸の突出バーによるものとしてあり,このとき該ガイド
突起23の先端側には転動体又は滑動体を設置してあ
り,これによって上記起倒ガイド20によるガイド突起
23の回動案内を,該ガイド突起23に設置した転動体
又は滑動体,本例にあってはガイドローラー24とした
転動体を介して行なったものとしてあり,これによって
突起ガイド23と起倒ガイド25間の抵抗を可及的に小
さくし,ガイド突起23のスムーズな回動案内を行な
い,これにより起倒リンク20のスムーズな起倒を行な
うようにしてある。
【0023】本例において起倒ガイド25は,上記起倒
リンク20のガイド突起23を回動案内することによっ
て,上記起倒ガイド25の開口面上部位置で軸着部分を
回動中心として折曲係合片21を上位の横桟2に対して
転倒方向又は起立方向にスライドして起倒リンク20を
起倒するように,起倒リンク20のガイド突起23を受
止してその幅方向に向けた回動を行なう受止用にしてガ
イド突起23を交差して幅方向に上向きに傾斜した上位
の受止ガイドレール部26と,該受止ガイドレール部2
6によって受止めたガイド突起23を幅方向上方に回動
案内して起倒リンク20を水平乃至略水平位置まで誘導
する幅方向上向きに傾斜した下位の傾斜ガイドレール部
27とを備えたものとしてあり,本例の起倒ガイド25
は,上記上位の受止ガイドレール部26を短尺とし,下
位の傾斜ガイドレール部27を該下位位置から上方に一
連に連続する長尺とするそれぞれ別部材とした2本のレ
ール部材から構成してこれを開口面上部に上記転動体又
は滑動体の,本例にあってガイドローラー24とした転
動体を受け入れる案内溝を起倒リンク20の上記ガイド
突起23が上下に通過する上部位置に開口するように配
置したものとしてある。
【0024】図中15は,開口面上方に設置し,上記収
納部16を被覆するとともに上記回転軸10,方向転換
等のプーリー11,起倒ガイド25等を適宜に固定して
これらを収納するようしたシャッターケース,5は上記
起倒リンク20における折曲係合片21をスライド自在
に配置した横桟2のリンクガイド4に設置して上記折曲
係合片21を横桟2長手方向の定位置に停止受止するよ
うにしたストッパー,9は本例において上記本体部分を
断面コ字状としたことによって起倒リンク20,特にそ
の本体部分の背面溝部内に挿通して,伸縮規制手段位置
に応じて回転軸10の長手方向中間位置に固定設置した
中間巻取プーリー11に巻取自在として,上記幅方向両
端部の昇降用吊り部材8とともに上記昇降開閉手段をな
すように上記駆動手段による同軸の巻取を行なってシャ
ッター本体1をその幅方向中間位置で昇降し,シャッタ
ー本体1の昇降開閉を安定するように設置し,同じく最
下端の接地用の横桟2の長手方向中間に一端を連結し,
上記中間巻取プーリー11に他端を連結した,本例にあ
って同様にワイヤーとした昇降用中間吊り部材を示す。
【0025】図示した例は以上のとおりとしたが,シャ
ッター本体を前後方向一端部をヒンジ連結した上下に一
対にして一体の横桟を用いて構成することによってその
開口面交差方向への屈曲を可能としてこれを上部に湾曲
部を介して側面逆L字状としたガイドレールにより案内
して開口面とその上方交差方向に配置した収納部との間
で伸縮開閉自在とした縦引シャッターとすること,個別
伸縮リンクを上記X字状のものとともに又はこれに代え
てI字状のものとすること,この場合を含めて個別伸縮
リンクのスライド自在側の横桟に上記起立リンクと同様
にストッパーを設置することによってその伸縮をスムー
ズに行なうようにすること,個別伸縮リンクを上記のよ
うに上下に同一位置とし又は上下に千鳥状等シャッター
本体において幅方向に位置を同一とし又は変位するよう
に配置すること,同様に伸縮規制手段をなす起立リンク
の位置を幅方向に同一として上下に一連に連続するよ
うにし又は幅方向交互にする等して上下に変位するよう
に配置し,後者の場合に上記起倒ガイドを該変位位置に
合わせて開口面上部に設置するようにすること,上記起
倒リンクをL字状として,上記横桟間に上下を逆にして
介設し,これに合わせてガイド突起,起倒ガイドを同様
に配置すること,起倒リンクの横桟間起立状態の介設
を,上記折曲係合片の横桟への係合に代えて,起倒リン
クに,例えばT字状のスライド突起を設置し,該スライ
ド突起を横桟に設置した,例えばC字ガイドのリンクガ
イドにスライド自在に嵌合して行なうようにすること,
転動体をベアリングとすること,滑動体を用いるときこ
れを合成樹脂製のスラシとすること,起倒ガイドを例え
ば断面コ字状の一体のものとしてこれを構成すること,
起倒リンクを,起立状態の介設とガイド突起を介した起
倒ガイドによる起倒と収納を妨げない限り,正面S字
状,Z字状等適宜の形状とし,また装飾部材を付加する
等これを装飾要素として使用すること,伸縮規制手段を
シャッター本体の幅方向に単一のものとして設置するこ
と,上記昇降用吊り部材を用いるときこれをチェーン,
樹脂ワイヤー等とすること,吊り部材を用いた上記昇降
開閉手段に代えて,ガイドレールとシャッター本体最下
端の横桟にラックピニオンを介設し,該ラックピニオン
を昇降開閉の要素として昇降開閉手段を構成すること
等,本発明の実施に当ってシャッター本体,横桟,個別
伸縮リンク,ガイドレール,起倒リンク,ガイド突起,
起倒ガイド,必要に応じて用いる転動体,滑動体,昇降
開閉手段等の各具体的材質,形状,構造,これらの関
係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しな
い限り様々な形態ものとすることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したから,
請求項1に記載の発明は,シャッター本体の伸縮開閉を
開口面上部において規制する伸縮規制手段を設置し,シ
ャッター本体の幅方向中間位置の単一又は複数箇所にお
いて,上記横桟間に幅方向に起倒自在とした起倒リンク
を起立状態に介設して,該起倒リンクによって上記横桟
間の個別伸縮リンクを伸長拘束し,ガイドレールの案内
により開口面でのシャッター本体を伸長した状態のまま
昇降移動するようにするとともに該中間位置に介設した
起立リンクによって横桟の長手方向中間位置を吊り持ち
支持し且つ上記起立状態の起倒リンクに配置したガイド
突起を開口面上部に設置した起倒ガイドによって強制的
に回動案内して起倒リンクを幅方向に起立又は転倒さ
せ,個別伸縮自在リンクの上記伸長拘束と解除を行な
い,該起倒ガイド位置においてシャッター本体の伸縮開
閉を行うようにすることによって,シャッター本体の昇
降開閉を開口面で伸張した状態のままでなし得るように
するとともに併せてシャッター本体を構成する横桟に発
生することのある上記幅方向中間の垂下り状の撓みを確
実に解消して常にスムーズな開閉を確保し得るようにし
た個別伸縮式縦引シャッターを提供することができる。
【0027】請求項2に記載の発明は,上記に加えて,
上記伸縮規制手段を可及的簡易な構造とし,起倒リンク
の起立状態を確実に確保し,その個別伸縮リンクの伸張
拘束と横桟の吊り持ち支持の安定性を向上するものとす
ることができる。
【0028】請求項3に記載の発明は,同じく上記に加
えて,上記起倒ガイドによる起倒リンクの伸張拘束とそ
の解除を可及的にスムーズ且つ確実になし得るものとす
ることができる。
【0029】請求項4に記載の発明は,同じく上記に加
えて,起倒ガイドによるガイド突起の回動案内に際して
音を発生したりすることなく,回動案内を可及的スムー
ズ且つ確実になし得るものとすることができる。
【0030】請求項5に記載の発明は,同じく上記に加
えて,シャッター本体の上記開口面の伸張状態の昇降移
動を電動又は手動によって可及的簡易且つ確実に行なう
好ましい形態のシャッターとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦引シャッターの正面図である。
【図2】縦引シャッターの縦断面図である。
【図3】シャッター本体の収納状態を示す縦引シャッタ
ーの拡大縦断面図である。
【図4】シャッター本体とガイドレールの関係を示す拡
大横断面図である。
【図5】シャッター本体と起倒ガイドによる伸縮の状態
を示す拡大背面図である。
【図6】図5の伸縮の状態における横桟と起倒リンクの
関係を示すシャッター本体の拡大縦断面図である。
【図7】縦引シャッター上方の横断面図である。
【図8】起倒リンクの斜視図である。
【符号の説明】
A 縦引シャッター 1 シャッター本体 2 横桟 3 個別伸縮リンク 8 吊りワイヤー 10 回転軸 11 方向転換プーリー 16 収納部 17 ガイドレール 20 起倒リンク 21 折曲係合片 23 ガイド突起 25 起倒ガイド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個別伸縮リンクを介して横桟を上下に連
    結することによって個別伸縮自在としたシャッター本体
    を幅方向両端部のガイドレールによって昇降案内して開
    口面とその上方又は上方交差方向の収納部との間で該シ
    ャッター本体を伸縮開閉自在とするとともに該シャッタ
    ー本体の伸縮を開口面上部で行なう伸縮規制手段を備え
    た縦引シャッターであって,上記伸縮規制手段を,上記
    シャッター本体における幅方向中間位置において上記横
    桟間に起立介設して上記個別伸縮リンクを伸張拘束し且
    つ上記横桟をその長手方向中間で吊り持ちする起倒リン
    クと,該起倒リンクの長手方向所定位置に前方又は後方
    に向けて配置したガイド突起と,該ガイド突起を幅方向
    に回動案内することによって上記起倒リンクを幅方向に
    強制起倒して上記シャッター本体の下降通過又は上昇通
    過に際して上記伸張拘束を行い又はその解除を行なうよ
    うに開口面上部に設置した起倒ガイドとを備えて構成し
    てなることを特徴とする個別伸縮式縦引シャッター。
  2. 【請求項2】 上記起倒リンクを正面L字状,逆L字状
    等の長手方向一端部に折曲係合片を備えて構成し,該一
    端部の折曲係合片を上下一方の横桟に配置した長手方向
    リンクガイドにスライド自在に係合配置するとともに他
    端部を上下他方の横桟に回動自在に軸着することによっ
    て上記起倒リンクの起立状態の介設を行ってなることを
    特徴とする請求項1に記載の個別伸縮式縦引シャッタ
    ー。
  3. 【請求項3】 上記ガイド突起の配置位置を,上記起倒
    リンクにおける上記長手方向一端部の折曲係合片近傍の
    位置としてなることを特徴とする請求項2に記載の個別
    伸縮式縦引シャッター。
  4. 【請求項4】 上記起倒ガイドによるガイド突起の回動
    案内を,ガイド突起に設置した転動体又は滑動体を介し
    て行なってなることを特徴とする請求項1,2又は3に
    記載の個別伸縮式縦引シャッター。
  5. 【請求項5】 上記シャッター本体下端をその幅方向両
    端部において吊り支持したワイヤー,チェーン等の昇降
    用吊り部材と,該幅方向両端部の昇降用吊り部材を巻取
    自在の同軸又は個別の回転軸と,該回転軸を電動操作又
    は手動操作する駆動手段を備えてなることを特徴とする
    請求項1,2,3又は4に記載の個別伸縮式縦引シャッ
    ター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107347511A (zh) * 2017-08-10 2017-11-17 贵州六合门业有限公司 一种用于吊瓜生产的大棚卷帘机装置

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