JP3177190B2 - 横引シャッタ− - Google Patents

横引シャッタ−

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JP3177190B2
JP3177190B2 JP15450097A JP15450097A JP3177190B2 JP 3177190 B2 JP3177190 B2 JP 3177190B2 JP 15450097 A JP15450097 A JP 15450097A JP 15450097 A JP15450097 A JP 15450097A JP 3177190 B2 JP3177190 B2 JP 3177190B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物開口枠に設置使
用する横引シャッターに関する。
【0002】
【従来の技術】この種横引シャッターは,一般に上下枠
に幅方向に向けたガイドレールを備えて建物開口に設置
するシャッター枠と,上記ガイドレールにより案内する
ことによって該シャッター枠に開閉自在に上吊り収納す
るシャッター本体とを備え,シャッター本体は,例えば
連結枠を介して縦長多数の幅広シャッターパネルを蛇腹
状折畳み自在にヒンジ連結した折畳み扉によるものや,
幅方向に同時に伸縮自在にして開閉用の伸縮リンクによ
って多数の仕切桟を連結して,幅方向に同時同一の伸縮
を行うようにした伸縮仕切体によるものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら上記折畳み
扉によるシャッター本体を用いるものは,幅広シャッタ
ーパネルの幅分の奥行にして,一般にシャッターパネル
の合計の折畳み代とシャッターパネル2枚分の折畳み幅
の戸袋部分を必要とするものとされるから,シャッター
本体の折畳みのために大きなデッドスペースを必要とす
るという難点があり,一方上記伸縮仕切体によるシャッ
ター本体を用いるものは,一般に仕切桟の合計幅に応じ
た幅の戸袋部分をシャッター枠の一側(両開きのときは
両側)に確保するようにすればよいから,上記デッドス
ペースの問題を解消し易い上,桟と開閉用の伸縮リンク
により,シースルータイプの,例えばショーウインド等
店舗用にも好適なものとし得るが,この場合,シャッタ
ー本体は幅方向に亘って同時同一の伸縮を行うものであ
るため,伸縮開閉,特に開成時に手(指)等を挟まれる
可能性があり,例えば手動開成のためにシャッター本体
に手を掛けて引寄押圧したり,送ったりしたとき,仕切
桟や開閉用の伸縮リンクの縮小動作によって手(指)を
挟まれる危険性を残している。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とする処は,上記伸縮仕切体によるシ
ャッター本体のメリットを活かし,その開閉に際して手
(指)を挟まれる危険性を可及的に解消した横引シャッ
ターを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に沿って本発明
は,伸縮仕切体によるシャッター本体を用いるものとす
るも,その開閉用の伸縮リンクを仕切桟間で個別に伸縮
自在のものとし,幅方向に任意の伸縮リンクの伸縮を許
容して,シャッター本体を任意不規則にして自由な伸縮
開閉を行うものとする一方で,シャッター本体に上記伸
縮リンクに対応して各伸縮リンクの伸縮制御用に仕切桟
間V字拡縮リンクを,シャッター枠の上枠又は下枠(必
要に応じてその双方)に更に上記V字拡縮リンクの拡縮
制御用に傾斜案内部を介することによって長手方向(シ
ャッター本体の幅方向)に上下段差状一連のリンクガイ
ドをそれぞれ配設して,上記シャッター本体の個別に伸
縮自在にして開閉用の伸縮リンクを,リンクガイドによ
るV字拡縮リンクの拡縮制御(拡縮拘束)を介して,傾
斜案内部を伸縮部位のターニングポイントとし,V字拡
縮リンクが拡開のときは閉成伸張,収縮のときは開成縮
小に伸縮制御(伸縮拘束)することによって,シャッタ
ー本体の伸縮開閉に傾斜案内部における順次伸縮の規則
性を与え,閉成伸張及び開成縮小の各伸縮状態の維持を
行うものとしたものであって,即ち本発明請求項1に記
載の発明は,上下枠に幅方向に向けたガイドレールを備
えて建物開口に設置するシャッター枠と,上記ガイドレ
ールにより案内することによって該シャッター枠に開閉
自在に上吊り収納するとともに多数の仕切桟と該仕切桟
間の個別に伸縮自在にして開閉用の伸縮リンクとを備え
て幅方向に任意の伸縮リンクの伸縮を許容するようにし
た伸縮仕切体によるシャッター本体と,上記伸縮リンク
にそれぞれ対応して該シャッター本体の上記仕切桟間に
V字状拡縮自在に配設することによって上記各伸縮リン
クの伸縮制御用にして一対のリンクバーよりなり中央の
V字屈曲部に突出ガイド体を備えたV字拡縮リンクと,
該V字拡縮リンクの突出ガイド体を受入れて幅方向に案
内することによって該V字拡縮リンクの拡縮制御用にし
て上記ガイドレールに沿ってその全長に亘るように配設
し長手方向中間に傾斜案内部を介することによって長手
方向に上下段差状の一連のリンクガイドとを備えてなる
ことを特徴とする横引シャッターとし,請求項2乃至4
に記載の発明は,それぞれ上記に加えて,可及的に簡易
な構造にして確実な作動を行って,実用に適した好まし
い形態を示すように,請求項2に記載の発明を,上記V
字拡縮リンクを,それぞれ仕切桟長手方向上方位置に下
方に向けてV字状の拡縮を可能とするように配設し,上
記リンクガイドを,上枠にそのガイドレールの下位にし
てシャッター本体の開閉開口側において上方とし戸袋側
において下方とするように長手方向に上下段差状に配設
し且つその傾斜案内部を開閉開口側から戸袋側に下向き
傾斜して配設してなることを特徴とする請求項1に記載
の横引シャッターとし,請求項3に記載の発明を,上記
V字拡縮リンクの突出ガイド体を,V字屈曲部に回転自
在に軸支したガイドローラーとし,上記リンクガイドを
該ガイドローラーを受入れて転動案内する断面C字状の
横向き溝レールとしてなることを特徴とする請求項1又
は2に記載の横引シャッターとし,請求項4に記載の発
明を,上記シャッター本体の伸縮仕切体を,一対の仕切
桟間又は中間に補助桟を有する一対の仕切桟間に個別に
伸縮自在のX字状伸縮リンクを介設した伸縮単位体を用
い,該伸縮単位体を幅方向に多数連結することによって
形成してなることを特徴とする請求項1,2又は3に記
載の横引シャッターとし,これらをそれぞれ発明の要旨
として上記課題解決の手段としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下横引シャッターAの例を示す
図面に従って本発明を更に具体的に説明すれば,横引シ
ャッターAは建物開口に設置するシャッター枠1と該シ
ャッター枠1に開閉自在に上吊り収納したシャッター本
体8とを備えた,例えばアルミ押出材の組合せにより又
はアルミ板やステンレス板等の板加工による金属製のも
のとしてある。
【0007】シャッター枠1は,上下枠2,4に幅方向
(上下枠を基準としたときは,その長手方向)に向けた
ガイドレール3,6を備えたものとし,本例にあって該
シャッター枠1は,上枠2,下枠4及び左右の縦枠7
を,建物開口の形状及び寸法に合わせて矩形又は方形に
枠組みしたものとしてあり,上枠2及び下枠4は,上枠
2においてその下向き開口一側内側上方に全長に亘るロ
ーラー載置転動用にして水平の上吊用のガイドレール3
を,下枠4において上向き開口中央に全長に亘る振止め
ローラー受入用にして溝状の振止め用のガイドレール6
を,上下に対とするように具備したものとしてある。
【0008】シャッター本体8は,これら上下枠2,4
のガイドレール3,6により案内することによって上記
シャッター枠1に開閉自在に上吊り収納したものとして
あり,このときシャッター本体8は,多数の仕切桟10
と該仕切桟10間の個別に伸縮自在にして開閉用の伸縮
リンク17とを備えて幅方向に任意の伸縮リンク17の
伸縮を許容するようにした伸縮仕切体によるものとして
あり,本例にあって該シャッター本体8の伸縮仕切体
は,これを中間に補助桟12を有する一対の仕切桟10
間に個別に伸縮自在のX字状伸縮リンク17を介設した
伸縮単位体9を用い,該伸縮単位体9を幅方向に多数連
結することによって形成してなるものとしてある。
【0009】即ち本例にあってシャッター本体8は,そ
れぞれ上吊ローラー14を上端に,振止めローラー15
を下端に回転自在に軸支して有する多数の仕切桟10及
びその中間の補助桟12の長手方向中間に複数列とし,
本例において3列としたX字状伸縮リンク17を,特に
補助桟12と交差し仕切桟10間に亘るリンクバーをS
字状に湾曲することによって,シャッター本体8の伸張
時にX字状伸縮リンク17が幅方向に円の連続模様を形
成するようにしてあり,このとき,該仕切桟10間のX
字状伸縮リンク17は,それぞれ仕切桟10と交差する
4つの交差端部のうち,上下一方の2つの交差端部を仕
切桟10に回転自在の固定軸18によって固定する一
方,上下他方の2つの交差端部及び補助桟12と交差す
る中間交差部をそれぞれ仕切桟10及び補助桟12にス
ライド軸19により上下方向スライド自在に係合するこ
とによって,長手方向に複数の各X字状伸縮リンク17
が該X字状伸縮リンク17設置の仕切桟10間で幅方向
に独立した伸縮動作を行うことによって,個別に伸縮自
在となるようにしてあり,このとき本例における上記ス
ライド軸19には回転自在にローラー20を設けて,該
ローラー20を仕切桟10及び補助桟12のC字スライ
ド溝13にスライド転動自在としてその係合を行うよう
にしてある。
【0010】本例のシャッター本体8は,このとき上記
伸縮単位体9を多数連結することによって伸縮仕切体を
形成したものとしてあり,即ち伸縮単位体9は,シャッ
ター本体8の幅方向直線上に等間隔平行に仕切桟10と
補助桟12とを多数並列配置し,各仕切桟10に,内側
添設桟11を一体的に固定することにより該各仕切桟1
0の長手方向中間部を内外二重構造とし,一対の仕切桟
10毎に,外側の仕切桟10側及び内側添設桟11側
で,内外独立してそれぞれ個別に伸縮自在に上記X字状
伸縮リンク17を内外交互に設けることによって,各一
対の仕切桟10を単位とする伸縮単位体9を内外交互に
幅方向に連結したものとしてある(このときX字状伸縮
リンク17における上記固定軸18とスライド軸19と
の関係は,上記外側の仕切桟10と内側添設桟11に対
するものとなり,また補助桟12には内外にそのスライ
ド軸19の長さを変えてスライド自在とすることにな
る)。
【0011】このように形成した伸縮仕切体によるシャ
ッター本体8は,上枠2の上記上吊用のガイドレール3
に仕切桟10及び補助桟12の上吊ローラー14を転動
自在に載置し,また下枠4の振止め用のガイドレール6
に仕切桟10及び補助桟12の下端とともにその振止め
ローラー15を受入れることによって,シャッター枠1
に上吊り収納して,上記横引シャッターAとしてそのシ
ャッター枠1とシャッター本体8とを備えるものとして
ある。
【0012】一方図中21はV字拡縮リンク,23はリ
ンクガイドであり,V字拡縮リンク21は,伸縮仕切体
によるシャッター本体8の上記伸縮リンク17にそれぞ
れ対応して該シャッター本体8の上記仕切桟10間にV
字状拡縮自在に配設することによって上記各伸縮リンク
17の伸縮制御用にして一対のリンクバーよりなり中央
のV字屈曲部に突出ガイド体22を備えたものとしてあ
り,またリンクガイド23は,該V字拡縮リンク21の
突出ガイド体22を受入れて幅方向に案内することによ
って該V字拡縮リンク21の拡縮制御用にして上記ガイ
ドレール3に沿ってその全長に亘るように配設し長手方
向中間に傾斜案内部24を介することによって長手方向
に上下段差状の一連のものとしてあり,このとき本例に
あって上記V字拡縮リンク21はこれを,それぞれ仕切
桟10長手方向上方位置に下方に向けてV字状の拡縮を
可能とするように配設し,上記リンクガイド23を,上
枠2にそのガイドレール3の下位にしてシャッター本体
8の開閉開口側において上方とし戸袋側において下方と
するように長手方向に上下段差状に配設し且つその傾斜
案内部24を開閉開口側から戸袋側に下向き傾斜して配
設してなるものとし,また上記V字拡縮リンク21の突
出ガイド体22はこれを,V字屈曲部に回転自在に軸支
したガイドローラー22とし,上記リンクガイド23を
該ガイドローラー22を受入れて転動案内する断面C字
状の横向き溝レールとしてなるものとしてある。
【0013】即ちV字拡縮リンク21及びリンクガイド
23は,上記伸縮仕切体によるシャッター本体8におけ
る個別に伸縮自在にして開閉用の伸縮リンク17の順次
伸縮と伸張又は縮小の伸縮状態の維持を,シャッター本
体8の開閉動に応じて司る拘束手段(拘束装置)をなす
ものとしてあり,本例にあってV字拡縮リンク21は,
直線同長にして,仕切桟10ピッチの1/2の長さを有
する一対のリンクバーを用い,各伸縮リンク17毎にこ
れに対応して各仕切桟10長手方向上方の上吊ローラー
14に近接した直近下位にそれぞれその一端を回動自在
に軸支固定し,他端をリンクバー同士で同様に回動自在
に軸支固定することによって,仕切桟10間で,仕切桟
離隔方向に延伸の直線状又はややV字状の拡開と仕切桟
近接方向に屈曲したV字状の収縮を行い得るようにして
あり,また該V字拡縮リンク21には上記リンクバー同
士の回動自在の軸支点である中央のV字屈曲部に,ガイ
ドローラー又はガイドブロックのうち,本例においてガ
イドローラーとした突出ガイド体22を,本例にあって
内外方向内側に向けて回動自在に軸支して突出設置した
ものとしてある。
【0014】またリンクガイド23は,上記突出ガイド
体22をシャッター本体8幅方向に転動又は摺動案内す
るように上記突出ガイド体22設置位置に合わせて,本
例にあって上枠2に設けたC字状にして内外方向外側に
向けて上記ガイドローラーの突出ガイド体22を受入れ
るように横向きとした溝レールによるものとしてあり,
このときリンクガイド23は,シャッター本体8の幅方
向,即ち上枠2の長手方向に,シャッター本体8の戸袋
26入口部分に下向き傾斜の傾斜案内部24を介してシ
ャッター本体8の開閉開口側において上方,特に上記V
字拡縮リンク21の仕切桟10への軸支位置と同高の上
方位置とし,戸袋26側において下方,特にリンクバー
分下位にしてV字拡縮リンク21の最大V字収縮の屈曲
状態でその中央のV字屈曲部と同高の下方位置として,
上枠2に上下段差状に,本例において上記上吊り用ガイ
ドレール3の下位にこれに沿って段差状をなすように上
枠2に別体のものをその内側から下方に突出して添設し
たものとしてあり,これにより該リンクガイド23がV
字拡縮リンク21の上記突出ガイド体22を上記シャッ
ター本体8の幅方向に案内することによって,V字拡縮
リンク21は,その突出ガイド体22の高低位置に応じ
て,本例において仕切桟10への軸支位置と同高の開閉
開口部分において一対のリンクバーを直列水平とする拡
開状態に,屈曲状態で中央のV字屈曲部と同高の戸袋2
6部分において一対のリンクバーを可及的に重合垂直と
する収縮状態に拡縮するとともにその間の傾斜案内部2
4の通過時にシャッター本体8の開閉移動方向に応じ
て,シャッター本体8を開成するときは拡開状態から収
縮状態に,シャッター本体8を閉成するときはこれとは
逆に収縮状態から拡開状態に拡縮するように拡縮制御
(拡縮拘束)されるものとなり,このリンクガイド23
によるV字拡縮リンク21の拡縮制御によって,仕切桟
10間の間隔,本例にあって伸縮単位体9の間隔が広挟
方向に規制され,この間の個別に伸縮自在の伸縮リンク
17がこれに従動するように伸縮制御(伸縮拘束)され
るに至る。
【0015】従ってシャッター本体8は,上記個別に伸
縮自在にして開閉用の伸縮リンク17を用いることによ
り,そのままでは任意不規則にして自由な伸縮開閉を行
うものとなるが,上記リンクガイド23によるV字拡縮
リンク21の拡縮制御とこれによる伸縮リンク17の伸
縮制御により,リンクガイド23とV字拡縮リンク21
が伸縮リンク17の拘束手段をなすようになって,シャ
ッター本体8の伸縮開閉に,傾斜案内部24を伸縮部位
とする順次伸縮の規則性を与え,閉成伸張及び開成縮小
の各伸縮状態の維持を可能とし,電動又は手動に拘ら
ず,手(指)を挟んだりする危険性を可及的に解消する
ことができる。
【0016】図中5は下枠4に設けた反転嵌合すること
により下枠4の溝を閉塞して床面をフラット化する下枠
閉塞部材,16はシャッター本体8の戸当り框,25は
内外方向内側の上記リンクガイド23に沿って上枠2と
の間を閉塞する戸袋部分のガイドカバー,27は上下枠
2,4間の内外方向外側における戸袋26部分を閉塞
し,シャッター本体8の開成縮小の折畳み部位(収容部
位)の露出を防止する戸袋カバーである。
【0017】図示した例は以上のとおりとしたが,本発
明の実施に当って,シャッター本体をその幅方向直線上
に等間隔平行に仕切桟を多数並列配置し,各仕切桟間に
個別に伸縮自在にして開閉用の伸縮リンクを介設するよ
うにして形成すること,この場合を含めてシャッター本
体の形成には,仕切桟のみを用い,またはこの間に補助
桟を追加して用いたものとすること,伸縮リンクの伸縮
制御用のV字拡縮リンクとこのV字拡縮リンクの拡縮制
御用のリンクガイドを,シャッター本体とシャッター枠
の上枠及び下枠との間又は下枠との間に設置するように
して,同様の作用を得るものとすること,更には開閉用
の伸縮リンクをX字状のものとするときリンクバーを直
線状クロスのものとしてX字状リンクが幅方向にX字の
連続模様を形成するものとすること等を含めて,シャッ
ター枠,シャッター本体,伸縮リンク,V字拡縮リン
ク,リンクガイドの各具体的材質,形状,構造,これら
の関係,これらに対する付加等の実施の形態は,上記発
明の要旨に反しない限りこれを変更することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したから,
請求項1に記載の発明は,戸袋部分を比較的コンパクト
にして大きなデッドスペースを生じることがなく,また
桟と開閉用の伸縮リンクにより,シースルタイプ,例え
ばショーウィンド等店舗用にも好適な伸縮仕切体による
とともに任意不規則にして自由な伸縮開閉を行うシャッ
ター本体を用いるも,シャッター本体の伸縮開閉に,傾
斜案内部を伸縮部位とする順次伸縮の規則性を与え,閉
成伸張及び開成縮小の各伸縮状態の維持を可能とし,電
動又は手動に拘らず,手(指)を挟んだりする危険性を
可及的に解消した横引シャッターを提供することがで
き,請求項2乃至4に記載の発明は,それぞれ上記に加
えて,可及的に簡易な構造にして確実な作動を行って,
実用に適した好ましい形態のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】横引シャッターの正面図である。
【図2】横引シャッターの縦断面図である。
【図3】横引シャッターの横断面図である。
【図4】要部を示す部分拡大背面図である。
【図5】要部を示す部分拡大縦断面図である。
【図6】戸袋部分の部分背面図である。
【符号の説明】
A 横引シャッター 1 シャッター枠 2 上枠 3 上吊用ガイドレール 4 下枠 8 シャッター本体 9 伸縮単位体 10 仕切桟 12 補助桟 17 伸縮リンク 21 V字拡縮リンク 22 突出ガイド体 23 リンクガイド 24 傾斜案内部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/02 E06B 9/06 620 E06B 11/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下枠に幅方向に向けたガイドレールを
    備えて建物開口に設置するシャッター枠と,上記ガイド
    レールにより案内することによって該シャッター枠に開
    閉自在に上吊り収納するとともに多数の仕切桟と該仕切
    桟間の個別に伸縮自在にして開閉用の伸縮リンクとを備
    えて幅方向に任意の伸縮リンクの伸縮を許容するように
    した伸縮仕切体によるシャッター本体と,上記伸縮リン
    クにそれぞれ対応して該シャッター本体の上記仕切桟間
    にV字状拡縮自在に配設することによって上記各伸縮リ
    ンクの伸縮制御用にして一対のリンクバーよりなり中央
    のV字屈曲部に突出ガイド体を備えたV字拡縮リンク
    と,該V字拡縮リンクの突出ガイド体を受入れて幅方向
    に案内することによって該V字拡縮リンクの拡縮制御用
    にして上記ガイドレールに沿ってその全長に亘るように
    配設し長手方向中間に傾斜案内部を介することによって
    長手方向に上下段差状の一連のリンクガイドとを備えて
    なることを特徴とする横引シャッター。
  2. 【請求項2】 上記V字拡縮リンクを,それぞれ仕切桟
    長手方向上方位置に下方に向けてV字状の拡縮を可能と
    するように配設し,上記リンクガイドを,上枠にそのガ
    イドレールの下位にしてシャッター本体の開閉開口側に
    おいて上方とし戸袋側において下方とするように長手方
    向に上下段差状に配設し且つその傾斜案内部を開閉開口
    側から戸袋側に下向き傾斜して配設してなることを特徴
    とする請求項1に記載の横引シャッター。
  3. 【請求項3】 上記V字拡縮リンクの突出ガイド体を,
    V字屈曲部に回転自在に軸支したガイドローラーとし,
    上記リンクガイドを該ガイドローラーを受入れて転動案
    内する断面C字状の横向き溝レールとしてなることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の横引シャッター。
  4. 【請求項4】 上記シャッター本体の伸縮仕切体を,一
    対の仕切桟間又は中間に補助桟を有する一対の仕切桟間
    に個別に伸縮自在のX字状伸縮リンクを介設した伸縮単
    位体を用い,該伸縮単位体を幅方向に多数連結すること
    によって形成してなることを特徴とする請求項1,2又
    は3に記載の横引シャッター。
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