JPH1088939A - 伸縮扉体の伸縮位置規制装置 - Google Patents

伸縮扉体の伸縮位置規制装置

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JPH1088939A
JPH1088939A JP26795396A JP26795396A JPH1088939A JP H1088939 A JPH1088939 A JP H1088939A JP 26795396 A JP26795396 A JP 26795396A JP 26795396 A JP26795396 A JP 26795396A JP H1088939 A JPH1088939 A JP H1088939A
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telescopic
shutter
guide
link mechanism
door
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Toshimaro Nakatani
寿麿 中谷
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SWAN MOVING WALL KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 個別に伸縮する伸縮リンク機構で可動桟を連
結した伸縮式のシャッターを所定の高さで伸縮するよう
にして,手を挟まれる等の危険を解消する。 【解決手段】 伸縮リンク機構で連結した可動桟2の両
端部にV字状の端部リンク機構20をそれぞれ設けて,
この端部リンク機構20をシャッターガイドレール11
に設けたリンクガイド24によって拘束し,この拘束を
シャッターガイドレール11の上方で解除することによ
って伸縮リンク機構の作動をコントロールして,人の高
さをシャッターが開いた状態で通過するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えばシャッタ
ー,門扉等において好適に用いられる伸縮扉体の伸縮位
置規制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種伸縮扉体を用いた建具として,本
発明者の提案による特開昭61−200739号(特公
平5−88343号)のシャッターが知られており,こ
の場合伸縮扉体のシャッター本体を,多数の可動桟を個
別伸縮自在の伸縮リンク機構によって伸縮自在に連結す
る一方,各可動桟間に中桟を配設したものとされ,例え
ばシャッター本体両側下端に固定した巻上げワイヤーを
モーターによって巻上げることにより,対向一対のガイ
ドレールの開閉案内によってシャッター本体を上下方向
に電動開閉するものとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように個別伸縮自
在の伸縮リンク機構を用いて伸縮扉体を構成する場合,
伸縮扉体は,その開閉力が加わった部位において伸縮す
ることになり,上記の場合ワイヤーの巻上げによって下
端から順次伸縮リンク機構が作動収縮し,シャッター本
体が下端から折畳み収縮した状態となって上方に向けて
順次開成するに至り,また上記シャッター本体をモータ
ーを用いずに,例えば開閉の軽量化のために,従来用い
られるトーションバネで付勢した巻取軸を用いる等して
手動開閉するように構成した場合に,従前のシャッター
と同様に中間高さで人がシャッター本体を持上げ状に手
を掛けると,該部分から上方に順次の折畳み収縮を行う
に至り,更に,例えばこのように個別伸縮自在の伸縮リ
ンク機構を用いて横引シャッターや伸縮門扉を構成した
場合には,電動開閉するときは上記と同様戸先側から順
次の折畳み収縮を行うに至り,手動開閉するときも同様
に横引き状に手を掛けた部分から側方に順次の折畳み収
縮を行うに至る。
【0004】このときこの種伸縮扉体を用いた建具を実
用化する上で,解決すべき事項は,電動開閉,手動開閉
を問わず,個別伸縮自在の伸縮リンク機構の作動収縮
が,人の位置において行われることによって伸縮扉体,
特に可動桟間や可動桟と中桟間等に手が挟まれる可能性
が残っていることであり,この点は実用化の上で大きな
ネックとなり,従ってその開閉時の安全性を充分に確保
することが必要不可欠である。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とする処は,個別伸縮自在の伸縮リン
ク機構を用いた伸縮扉体の開閉性を損うことなく,その
開閉時の安全性を確保するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題に添って本発明
は,個別伸縮自在の伸縮リンク機構を拘束する端部リン
ク機構を伸縮扉体に別途設けるとともにこの端部リンク
機構の拘束と解除とを所定位置で行うようにして,伸縮
扉体の開閉に伴う上記拘束の間伸縮リンク機構を拘束し
てその伸縮作動を防止し,上記解除によりその伸縮作動
を許容することによって,伸縮扉体の開閉性と人の位置
における安全性を確保するようにし,そのために上記端
部リンク機構を単一又は複数の伸縮リンク機構を拘束単
位として伸縮扉体の端部に配設し,その拘束と解除をガ
イドレールに配設して端部リンク機構が対接走行する端
部リンク機構走行案内用のリンクガイドを用いて行うよ
うにしたものであって,即ち請求項1を,伸縮扉体を開
閉案内する単一又は対向一対のガイドレールの長手方向
中間位置を扉体伸縮位置とし,該扉体伸縮位置を通過す
る上記伸縮扉体における個別伸縮自在の伸縮リンク機構
の伸縮扉体開方向に向けた拘束の解除及び伸縮扉体閉方
向に向けた拘束を行うことによって伸縮扉体の伸縮位置
を規制するようにした装置であって,上記個別伸縮自在
の開閉方向に単一又は複数の伸縮リンク機構を拘束単位
として上記伸縮扉体のガイドレール側端部に該ガイドレ
ール側に向けて拡縮自在に配設した伸縮リンク機構拘束
用の端部リンク機構と,上記ガイドレールに一体又は別
体の平行にして上記扉体伸縮位置より伸縮扉体閉方向に
向けて配設し上記端部リンク機構を走行案内することよ
って該端部リンク機構を拡開拘束するとともに上記扉体
伸縮位置において該拘束を解除することによって上記端
部リンク機構を収縮解放するリンクガイドとを備えてな
ることを特徴とする伸縮扉体の伸縮位置規制装置とし,
請求項2乃至5を,それぞれその好ましい態様として,
請求項2を,簡易な端部リンク機構で確実な作動をなし
得るようにこれを,上記拡縮自在の端部リンク機構を,
ガイドレール側に向けてV字状に拡縮自在とした一対の
リンクバーを用いて形成し,上記リンクガイドによる端
部リンク機構の拡開拘束を,上記一対のうち伸縮扉体開
方向側一方のリンクバーをリンクガイドに走行案内する
ことによって行ってなることを特徴とする請求項1に記
載の伸縮扉体の伸縮位置規制装置,請求項3を,特に手
動開閉用の伸縮扉体を含めて,その安全性を更に向上す
るようにこれを,上記リンクガイドを,上記ガイドレー
ルの扉体伸縮位置より伸縮扉体閉方向に向けた全長に亘
って配設してなることを特徴とする請求項1又は2に記
載の伸縮扉体の伸縮位置規制装置,請求項4を,伸縮扉
体の開閉性を更にスムーズにするようにこれを,上記リ
ンクガイドの扉体伸縮位置に,端部リンク機構誘導案内
用の傾斜ガイドを備えてなることを特徴とする請求項
1,2又は3に記載の伸縮扉体の伸縮位置規制装置と
し,請求項5を,安全性確保の必要性が大きい縦引シャ
ッターに用いるようにこれを,上記伸縮扉体を縦引用の
シャッター本体とし,上記ガイドレールを対向一対のシ
ャッターガイドレールとし,上記扉体伸縮位置を上記対
向一対のシャッターガイドレール上方のシャッターケー
ス内とし且つ上記リンクガイドを上記対向一対のシャッ
ターガイドレールにそれぞれ一体の平行に配設して縦引
シャッター用としてなることを特徴とする請求項1,
2,3又は4の伸縮扉体の伸縮位置規制装置とし,これ
らをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段とし
たものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下先ず図面の例に従って本発明
を更に具体的に説明すれば,Aは,例えば地下街の店舗
用とした建物の開口部に設置使用するアルミ製の縦引シ
ャッター,1はその伸縮扉体によるシャッター本体,1
1は該シャッター本体1幅方向端部の戸車9をガイド溝
12に転動案内することによってこれを開閉案内する対
向一対のシャッターガイドレール,13は該シャッター
ガイドレール11上方にこれを受入れるように配設した
シャッターケースをそれぞれ示し,シャッター本体1
は,多数水平の可動桟2間に幅方向複数の個別伸縮自在
の伸縮リンク機構5を介設し,該伸縮リンク機構5によ
ってこれらを連結する一方,本例にあって各可動桟2間
に中桟4を配設して,上記対向一対のシャッターガイド
レール11の開閉案内により,上下方向に伸縮開閉する
ものとしてある。
【0008】本例にあって各可動桟2は,前後に一対の
桟材を離隔配設して,長手方向両端の連結部材で連結す
ることによって枠状の可動桟によるものとし,中桟4は
前後方向中央位置に配設した単一の桟材によるものとし
てある一方,上記個別伸縮自在の伸縮リンク機構5は,
これをX字状に形成した各一対のリンクバーによるもの
として,該X字状リンクバーの長手方向一方の先端を上
下に隣接する上記各可動桟2間に架設配設した固定軸6
に軸支固定する一方,長手方向他方の先端をこれら各可
動桟間に幅方向スライド自在に架設配設したスライド軸
7に軸支固定して可動桟2にスライド自在に固定し,ま
たX字状リンクバーの交点を,中桟4を貫通する貫通軸
8に軸支固定してあり,これによって本例のシャッター
本体1は,伸縮リンク機構5が上下に隣接する可動桟2
を,それぞれ離接自在とし且つ中桟4を幅方向一側にス
ライド移動自在として,その個別伸縮を行うものとして
ある。
【0009】このとき縦引シャッターAは,上記対向一
対のシャッターガイドレール11の長手方向中間位置を
扉体伸縮位置,即ちシャッター本体伸縮位置とし,該シ
ャッター本体伸縮位置を通過する上記シャッター本体1
における個別伸縮自在の伸縮リンク機構5のシャッター
本体開方向に向けた拘束の解除及びシャッター本体閉方
向に向けた拘束を行うことによってシャッター本体1の
伸縮位置を規制するようにした伸縮位置規制装置を設け
てあり,これを上記個別伸縮自在の開閉方向に単一の伸
縮リンク機構5を拘束単位として上記シャッター本体1
のガイドレール11側端部に該ガイドレール11側に向
けて拡縮自在に配設した伸縮リンク機構拘束用の端部リ
ンク機構20と,上記ガイドレール11に一体の平行に
して上記シャッター本体伸縮位置よりシャッター本体閉
方向に向けて配設し,上記端部リンク機構20を走行案
内することによって該端部リンク機構20を拡開拘束す
るとともに,上記シャッター本体伸縮位置において該拘
束を解除することによって上記端部リンク機構20を収
縮解放するリンクガイド24とを備えてなるものとして
ある。
【0010】本例において上記拡縮自在の端部リンク機
構20は,これをガイドレール11側に向けてV字状に
拡縮自在とした一対のリンクバー21,22を用いて形
成し,上記リンクガイド24による端部リンク機構20
の拘束を,上記一対のうちシャッター本体1開方向一方
のリンクバー21をリンクガイド24に走行案内するこ
とによって行ってなるものとしてあり,上記シャッター
本体伸縮位置は,これを上記対向一対のシャッターガイ
ドレール11上方のシャッターケース13内として,上
記リンクガイド24は,これを上記ガイドレール11の
シャッター本体伸縮位置よりシャッター本体閉方向に向
けた全長に亘って配設し,また上記リンクガイド24の
シャッター本体伸縮位置に,端部リンク機構20誘導案
内用の傾斜ガイド25を備えたものとしてある。
【0011】即ち本例の端部リンク機構20は,開閉方
向,即ち上下方向に単一の伸縮リンク機構5をそれぞれ
拘束単位としてこれを拘束するようにシャッター本体1
の対向一対のガイドレール11側両端部に各伸縮リンク
機構5毎にそれぞれ一対配設して,シャッター本体1の
上下方向に一連の連続状とするようにその上下方向全長
に亘って配設することによって,両端部に一対の端部リ
ンク機構20が各上下方向に単一にして幅方向に複数の
個別伸縮自在の伸縮リンク機構5を拘束可能のものとし
てあり,このとき本例の各端部リンク機構20は,これ
をシャッター本体1の室内側又は室外側に位置して,上
記一対のリンクバー21,22の各先端側を伸縮リンク
機構5を介設した各可動桟2幅方向端部位置に回動自在
に軸支固定する一方,その後端を相互に軸支固定するこ
とによって各ガイドレール11側に向けてそれぞれ個別
に拡縮することによってV字状に拡縮自在のものとする
一方,一方のリンクバー21,即ちシャッター本体開方
向側上位のリンクバー21をガイドレール11側に突出
し,その先端にローラー23を固定することにより,該
ローラー23を介して該リンクバー21をリンクガイド
24に走行案内して,各端部リンク機構20の拡開拘束
を行うものとしてある(なお本例にあって各端部リンク
機構20と中桟4とは,その位置関係からも明らかなと
おり,相互に固定等の関係はない)。
【0012】本例にあってリンクガイド24は,上記対
向一対のシャッターガイドレール11における上記ガイ
ド溝12の室外側にあってシャッター本体1側に向けて
その面内方向に開口した,上記両端部の端部リンク機構
20を拘束可能とする所定の間隔を隔てて対向するコ字
状溝による溝ガイドによったものとして,シャッターガ
イドレール11に一体の平行にして下端から上記シャッ
ターケース13内のシャッター本体伸縮位置までの一連
に連続する垂直のものとしてあり,該リンクガイド24
が上記端部リンク機構20における上記ローラー23を
受入れて,その走行案内をシャッターガイドレール11
の略全長に亘って行うものとしてある。
【0013】このときリンクガイド24のシャッターケ
ース13内の上記シャッター本体伸縮位置には,該リン
クガイド24の底壁を外方,即ちシャッター本体1面外
方向に傾斜した傾斜底壁による傾斜ガイド25を備えた
ものとしてあり,このとき傾斜ガイド25は,上記底壁
を端部リンク機構20の収縮時における上記リンクバー
21のローラー23と接触しない奥行寸法として,端部
リンク機構20の拘束を解除する深さとする上記面外方
向にそれぞれ同一傾斜角度で傾斜したものとしてある。
【0014】本例にあってリンクガイド24の上記底壁
は,これを別製のアングル材をシャッターガイドレール
11の該当部位に固定することによってリンクガイド2
4の底面を塞ぐようにして形成したものとしてあり,上
記傾斜ガイド25は該アングル材の先端を屈曲すること
により形成する一方,シャッターガイドレール11のそ
の長手方向先端側は,該シャッターガイドレール11に
よる上記溝ガイドを残すも,その底壁を開放したものと
してある。
【0015】この縦引シャッターAにあっては,上記各
端部リンク機構20が,その各ローラー23を介してリ
ンクガイド24に走行案内されることにより,シャッタ
ー本体1を開閉すると,各端部リンク機構20とリンク
ガイド24とがすべり対偶の関係となって,端部リンク
機構20は,リンクガイド24に走行案内される限り該
リンクガイド24によって拡開状態に拡開拘束され,リ
ンクガイド24の走行案内が終る上記シャッター本体伸
縮位置においてこの拘束が解除されて収縮解放されるに
至るから,端部リンク機構20が拡開拘束されることに
よって個別伸縮自在の伸縮リンク機構5が拘束され,シ
ャッター本体1の伸張進行状態が確保される一方,端部
リンク機構20の拘束が解除されることによって上記伸
縮リンク機構5の拘束が解除され,シャッター本体1の
折畳み開成がなされるに至るとともに,この逆にシャッ
ター本体1の伸張閉成がなされるに至り,従ってシャッ
ター本体伸縮位置におけるその伸縮開閉を行って,これ
をコントロールすることが可能となり,上記シャッター
本体1の伸張進行により,手を挟まれる等の危険を解消
し,伸縮扉体によるシャッター本体1の開閉性と人の位
置における安全性を確保し得る。
【0016】図中3は,本例においてシャッター本体1
をシャッターケース13内で該シャッター本体1の開閉
方向からこれに交差する横方向に屈曲収納するにつき,
シャッターガイドレール11における横向きの収納部1
7に向けてシャッター本体1を屈曲自在とするために,
上記各可動桟2を上下に2分割構成するとともにこれを
屈曲自在に連結するようにしたヒンジ,10は上記シャ
ッターガイドレール11のシャッター本体1開閉案内に
際し,上記可動桟2端部の戸車9の外れを防止するよう
に設けた外れ止め,14はシャッター本体1下端のエン
ドスラットに固定したワイヤー15を巻取る,シャッタ
ー本体1の手動開閉の軽量化のために巻取り方向に付勢
したワイヤー巻取軸,16はその方向転換用のプーリー
である。
【0017】図示した例は以上としたが,本発明の実施
に当っては,伸縮扉体を横引シャッターのシャッター本
体とし,該シャッター本体を上下に対向する対向一対の
シャッターガイドレールによって開閉案内するとともに
端部リンク機構をシャッター本体上下端部に設けて上記
シャッターガイドレールにリンクガイドを設置し,その
扉体伸縮位置を幅方向一側端部又はこれに設けた戸袋内
に設置するようにすること,伸縮扉体を伸縮門扉とし,
該伸縮門扉をその下端に位置する単一のガイドレールに
よって開閉案内するとともに,端部リンク機構を伸縮門
扉下端部に設けて上記ガイドレールにリンクガイドを設
置し,その扉体伸縮位置を端部支柱近傍とすること,こ
の際端部リンク機構のリンクガイドに対する走行案内を
伸縮門扉の自重によって確保し,その外れを防止して端
部リンク機構の拘束を行うものとし,またはこれととも
に伸縮門扉の浮上り防止の手段,例えば伸縮門扉の可動
桟,その間の架設軸等とガイドレール間の引掛走行部材
を設けて端部リンク機構の拘束を単一のガイドレールと
の間で更に確実に行うものとすること,伸縮扉体に配設
する伸縮リンク機構拘束用の端部リンク機構を,伸縮扉
体の開閉方向に連続して位置する隣接の2又は3等の複
数の伸縮リンク機構を拘束単位として,該拘束単位毎に
単一のものとすること,端部リンク機構を伸縮扉体の両
側に上下方向に交互とするように配設し,その対向一対
のリンクガイドでそれぞれの端部リンク機構の拘束を行
うようにすること,端部リンク機構を,例えば縦引シャ
ッターにおける伸縮扉体によるシャッター本体の上下部
分を除く伸縮方向中間部分に設ける一方,下端に固定し
た巻上げワイヤーをモーターによって巻上げるようにし
て下部分所定の伸縮リンク機構を下方で予め折畳み収縮
して,端部リンク機構で拘束した伸縮リンク機構部分に
続いて上記折畳み収縮した部分が人の位置を通過するこ
とによって安全性を確保する如くに,伸縮扉体の用途,
形態に合わせて伸縮方向中間部分等,必要な部分のみに
端部リンク機構を配設すること,同様にリンクガイドを
ガイドレールの長手方向の必要な部分のみに配設するこ
と,リンクガイドをガイドレールに別体の部材を用い
て,これに添設し又は独立設置して平行に配設するこ
と,リンクガイドを突条のものとして端部リンク機構の
走行案内を,ローラー,スラシ部品等これを被嵌して転
動又は滑動する溝付部材を用いて行うようにすること,
端部リンク機構をガイドレール側に向けて同様にV字状
に拡縮自在としたリンクバーをX字状に配設したX字状
のものとして構成し,その後端を可動桟に対してスライ
ド自在とすること,V字状に拡縮自在とした一対のリン
クバーを用いるに際して,その一対のリンクバーの双方
をそれぞれリンクガイドに,必要に応じてローラー,ス
ラシ等の転動又は滑動部材を用いる等して走行案内する
ように構成すること,リンクガイドのガイドレール先端
側を開放したものとすることによって端部リンク機構の
拘束の解除を行うようにすること,伸縮リンク機構を伸
縮扉体のデザイン要素として,湾曲,屈曲したリンクバ
ーを用いて構成すること等を含めて,ガイドレール,伸
縮扉体,その個別伸縮自在の伸縮リンク機構,扉体伸縮
位置,その拘束用の端部リンク機構,リンクガイド等の
各具体的形状,構造,材質,用途,寸法,数,これらの
関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反し
ない限り,様々な形態のものとすることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したので,
請求項1は,個別伸縮自在の伸縮リンク機構を用いた伸
縮扉体の開閉性を損うことなく,その開閉時の安全性を
確保して,電動開閉,手動開閉を問わずにシャッター等
各種の建具にこの種伸縮扉体を実用化し得る伸縮扉体の
伸縮位置規制装置を提供することができ,請求項2は,
上記に加えて簡易な端部リンク機構で確実な作動をなし
得るものとすることができ,請求項3は,同じく上記に
加えて,特に手動開閉用の伸縮扉体を含めてその安全性
を更に向上したものとすることができ,請求項4は,同
じく上記に加えて伸縮扉体の開閉性をスムーズにしたも
のとすることができ,請求項5は,同じく上記に加え
て,安全性確保の必要性が大きい縦引シャッターに用い
得るものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦引シャッターの設置状態を示す正面図
【図2】縦引シャッターの縦断面図
【図3】シャッター本体とシャッターガイドレールとの
関係を示す横断面図
【図4】伸縮リンク機構を示す部分拡大図
【図5】シャッター本体閉成時の端部リンク機構の状態
を示す部分拡大図
【図6】シャッター本体開成開始時の端部リンク機構の
状態を示す部分拡大図
【図7】シャッター本体開成継続時の端部リンク機構の
状態を示す部分拡大図
【図8】シャッター本体開成中間時の端部リンク機構の
状態を示す部分拡大図
【符号の説明】
A 縦引シャッター 1 シャッター本体 5 伸縮リンク機構 11 ガイドレール 20 端部リンク機構 21 リンクバー 22 リンクバー 24 リンクガイド 25 傾斜ガイド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮扉体を開閉案内する単一又は対向一
    対のガイドレールの長手方向中間位置を扉体伸縮位置と
    し,該扉体伸縮位置を通過する上記伸縮扉体における個
    別伸縮自在の伸縮リンク機構の伸縮扉体開方向に向けた
    拘束の解除及び伸縮扉体閉方向に向けた拘束を行うこと
    によって伸縮扉体の伸縮位置を規制するようにした装置
    であって,上記個別伸縮自在の開閉方向に単一又は複数
    の伸縮リンク機構を拘束単位として上記伸縮扉体のガイ
    ドレール側端部に該ガイドレール側に向けて拡縮自在に
    配設した伸縮リンク機構拘束用の端部リンク機構と,上
    記ガイドレールに一体又は別体の平行にして上記扉体伸
    縮位置より伸縮扉体閉方向に向けて配設し上記端部リン
    ク機構を走行案内することよって該端部リンク機構を拡
    開拘束するとともに上記扉体伸縮位置において該拘束を
    解除することによって上記端部リンク機構を収縮解放す
    るリンクガイドとを備えてなることを特徴とする伸縮扉
    体の伸縮位置規制装置。
  2. 【請求項2】 上記拡縮自在の端部リンク機構を,ガイ
    ドレール側に向けてV字状に拡縮自在とした一対のリン
    クバーを用いて形成し,上記リンクガイドによる端部リ
    ンク機構の拡開拘束を,上記一対のうち伸縮扉体開方向
    側一方のリンクバーをリンクガイドに走行案内すること
    によって行ってなることを特徴とする請求項1に記載の
    伸縮扉体の伸縮位置規制装置。
  3. 【請求項3】 上記リンクガイドを,上記ガイドレール
    の扉体伸縮位置より伸縮扉体閉方向に向けた全長に亘っ
    て配設してなることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の伸縮扉体の伸縮位置規制装置。
  4. 【請求項4】 上記リンクガイドの扉体伸縮位置に,端
    部リンク機構誘導案内用の傾斜ガイドを備えてなること
    を特徴とする請求項1,2又は3に記載の伸縮扉体の伸
    縮位置規制装置。
  5. 【請求項5】 上記伸縮扉体を縦引用のシャッター本体
    とし,上記ガイドレールを対向一対のシャッターガイド
    レールとし,上記扉体伸縮位置を上記対向一対のシャッ
    ターガイドレール上方のシャッターケース内とし且つ上
    記リンクガイドを上記対向一対のシャッターガイドレー
    ルにそれぞれ一体の平行に配設して縦引シャッター用と
    してなることを特徴とする請求項1,2,3又は4の伸
    縮扉体の伸縮位置規制装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100472211B1 (ko) * 1999-02-09 2005-03-07 가즈마로 나카타니 장식표출기능을 가지는 시스루형의 접는 셔터

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KR100472211B1 (ko) * 1999-02-09 2005-03-07 가즈마로 나카타니 장식표출기능을 가지는 시스루형의 접는 셔터

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