JP2002105229A - ポリオレフィン系シートおよびこれを用いた装飾シート - Google Patents

ポリオレフィン系シートおよびこれを用いた装飾シート

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JP2002105229A
JP2002105229A JP2000302955A JP2000302955A JP2002105229A JP 2002105229 A JP2002105229 A JP 2002105229A JP 2000302955 A JP2000302955 A JP 2000302955A JP 2000302955 A JP2000302955 A JP 2000302955A JP 2002105229 A JP2002105229 A JP 2002105229A
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Takaharu Yasue
隆治 安江
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装飾層とポリオレフィン系シートとの接着性を
確保でき、かつ透明性も確保できる金属を含む装飾面を
有するシートに好適なポリオレフィン系シート、および
このポリオレフィン系シートを用いた装飾シートを提供
すること。 【解決手段】表面に金属を含む装飾層22を形成するた
めのポリオレフィン系シート1において、ポリオレフィ
ン系基材シート10の装飾層22が形成される面には、
不飽和カルボン酸からなる重合体を含む水溶性アクリル
樹脂とポリアルキレンイミンとを含むコーティング剤か
らなるコート層11を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン系
シート、およびこのポリオレフィン系シートを用いた装
飾シートに関する。
【0002】
【背景技術】近年、プラスチックシート系の包装材の分
野において、装飾効果を高めるために、基材シート上に
金属蒸着層等からなるホログラム層を形成したシートが
製造されている。このようなホログラム層は、(1)PE
T等の転写材上に金属薄膜を形成し、(2)ロール等の表
面に凹凸模様を形成したロールで転写材を基材シートに
接着剤層を介して圧着し、(3)この圧着によりロール表
面の凹凸模様が基材シートに転写されることにより形成
される。ここで、ホログラム層は、基材シート、接着剤
層に透光性を持たせることにより、その装飾効果が高め
られるものである。
【0003】一方、包装材の分野では、環境適応性の関
係からポリオレフィン系の基材シートが採用されつつあ
り、上述のホログラム層が形成されたシートにおいても
それは例外ではない。このようなポリオレフィン系シー
トを採用した場合に、ポリオレフィン系シートと金属薄
膜を接着する接着剤としては、ウレタン系、アクリル系
接着剤が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウレタ
ン系接着剤を用いた場合、ポリオレフィン系シートとの
接着性は確保できるが、無色透明ではないので、ホログ
ラム層の装飾性に制限がある。一方、アクリル系接着剤
を用いた場合、透明性を確保することはできるが、ポリ
オレフィン系シートとの接着性が十分ではないため、装
飾層が剥がれやすく、実用上問題がある。
【0005】本発明の目的は、装飾層とポリオレフィン
系シートとの接着性を確保でき、かつ透明性も確保でき
る金属を含む装飾面を有するシートに好適なポリオレフ
ィン系シート、およびこのポリオレフィン系シートを用
いた装飾シートを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るポリオレフ
ィン系シート(以下、PO系シートという)は、表面に
金属を含む装飾層を形成するためのポリオレフィン系シ
ートであって、ポリオレフィン系基材シートの前記装飾
層が形成される面には、不飽和カルボン酸からなる重合
体を含む水溶性アクリル樹脂とポリアルキレンイミンと
を含むコーティング剤からなるコート層が形成されてい
ることを特徴とする。
【0007】ここで、基材シートを構成するポリオレフ
ィン系樹脂としては、種々のオレフィンの単独重合体、
共重合体、およびこれらの混合物を採用することができ
る。単独重合体を構成するモノマーとしては、エチレ
ン、プロピレン、1−ブテン、イソプレン、ブタジエン
等を採用することができる。また、共重合体としては、
エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−環状オ
レフィン共重合体、プロピレン−α−オレフィン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体等を採用することができる。この
ような種々のPO系樹脂を用いたシートの中でも、ポリ
プロピレン系シートが好ましく、特に、透明性、強度等
を考慮すると、基材シートとしては、透明性を向上させ
たポリプロピレン系シートであることが好ましい。具体
的には、JIS K7105に準拠した方法により測定
した全ヘイズが、10%以下のシートであるものが最適
である。
【0008】これらの樹脂をシート状に成形する方法と
しては、任意の成形方法を採用することができ、例え
ば、Tダイ押出法、カレンダ法、キャスティング法等を
採用することができる。また、PO系シートは、単層で
も多層でもよい。多層シートを成形する方法としては、
共押出、熱ラミネート等の種々の積層法を採用できる。
なお、コーティング剤は、シートの両面に塗布してもよ
く、片面のみに塗布してもよい。
【0009】本発明における水溶性アクリル樹脂として
は、種々の不飽和カルボン酸およびその誘導体からなる
重合体を含むものを採用でき、重合体中のカルボキシル
基がアルキルエステル化されているか、塩基で中和され
ており、水に可溶化している成分をいう。ここで、不飽
和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、イ
タコン酸、マレイン酸、フマル酸等を採用できるが、ア
クリル酸および/またはメタクリル酸を採用することが
好ましい。また、ポリアルキレンイミンとしては、ポリ
エチレンイミン、ポリプロピレンイミン等を採用でき
る。ポリエチレンイミンには、エチレンイミンの単独重
合体、変性重合体、グラフト共重合体等を用いることが
できる。なお、本発明のPO系シートには、厚さが相対
的に薄いフィルムも含まれる。
【0010】本発明における装飾層としては、特に限定
はなく、金属膜から形成される種々の装飾層を採用する
ことができるが、金属薄膜を凹凸状等に形成してなるホ
ログラム層であることが好ましい。ここで、装飾層を形
成する手法としては、種々の手法を採用することがで
き、例えば、スパッタリング法、イオンプレーティング
法、真空蒸着法等により離型シート上に形成した金属薄
膜を基材シート側に転写する手法を採用することができ
る。特に、ホログラム層を形成するに際しては、真空蒸
着法により離型シートに形成した金属薄膜を転写する手
法、または密着性に優れるコート層表面にグラビアコー
ト等により直接装飾層を形成する手法を採用することが
できる。
【0011】また、基材シート側に転写する手法として
は、使用する接着剤の性質により適宜選択することがで
きる。なお、装飾層に用いられる金属としては、非鉄金
属が好ましく、例えば、アルミニウム、マグネシウム、
ニッケル、クロムおよびそれらの酸化物、混合物等を用
いることができる。
【0012】この発明によれば、不飽和カルボン酸から
なる重合体を含む水溶性アクリル樹脂とポリアルキレン
イミンとを含むコーティング剤からなるコート層が、P
O系基材シートの装飾層を形成する側の面上を覆ってい
る。したがって、アクリル系接着剤を用いて装飾層を形
成する場合にも、装飾層とPO系シートとの接着性を高
めることができる。これにより、通常は接着性の低いア
クリル系接着剤を使用した場合にも、PO系シートと装
飾層との接着性を十分に確保できる。また、アクリル系
接着剤を使用できるから、高い透明性を確保でき、装飾
層の金属の色をそのまま包装材の意匠として利用でき、
装飾性の高い包装材とすることができる。
【0013】以上において、前記コート層の厚みは、
0.003〜0.1μmであり、前記水溶性アクリル樹
脂およびポリアルキレンイミンの配合比は、5:1〜
1:4であることが好ましい。コート層の厚みが、0.
003μm未満であると、コーティング剤を塗布した効
果が発揮されない可能性があり、一方、0.1μmを超
えると、ポリアルキレンイミンが過剰に塗布されるた
め、ブロッキングが発生し、二次加工に支障をきたす可
能性がある。
【0014】そして、配合比5:1よりもポリアルキレ
ンイミンの割合が少ないと、PO系シートとの密着力が
低下する可能性がある。一方、配合比1:4よりもポリ
アルキレンイミンの割合が多いと、コーティング剤塗布
後のPO系シートのブロッキングが発生しやすくなる可
能性がある。
【0015】また、前記ポリアルキレンイミンの塗布量
は、0.0005〜0.1g/m2であることが好まし
く、より好ましくは0.0007〜0.07g/m2
ある。ここでの塗布量とは、ドライベースでの塗布量を
いい、例えば、ポリアルキレンイミンを配合したコーテ
ィング剤(エマルジョン)を、塗布した場合に、その中
に含まれるポリエチレンイミンの固形分量をいう。上記
ポリエチレンイミンの塗布量が、0.0005g/m2
未満であると、コート層表面に形成されるアクリル系接
着剤との接着性が低下し、結果として装飾層とPO系シ
ートとの接着性が低下する可能性がある。一方、0.1
g/m2を超えると、ブロッキングが発生しやすくなる
可能性がある。
【0016】さらに、前記コート層は、前記コーティン
グ剤の固形分に対して帯電防止剤を0.5〜30wt%
含むことが好ましい。より好ましい含有量は、2〜15
wt%である。ここで、帯電防止剤としては、界面活性
剤系(アニオン系、カチオン系、非イオン系、両性
系)、無機塩系、多価アルコール系、金属化合物系、カ
ーボン等任意の帯電防止剤を採用できるが、スルホン酸
ナトリウム系等のアニオン系界面活性剤が好ましい。
【0017】このように帯電防止剤を添加することで、
コーティング層表面に帯電防止効果を付与することがで
き、静電気によるブロッキング等を防止できる。しか
も、PO系シート中に添加する帯電防止剤量を低減する
ことができるから、PO系シート中に添加された帯電防
止剤が、高温時に多量にブリードアウトして、外観悪化
および二次加工適性の低下を生じさせることを防止でき
る。
【0018】そして、前記コート層は、有機天然物微粉
末および/または紫外線吸収剤を含むことが好ましい。
ここで、有機天然物微粉末としては、コラーゲン微粉
末、絹フィブロイン微粉末、セルロース微粉末、セリシ
ン、キチン、キトサン微粉末、ウール微粉末、麻、綿、
海綿パウダー、卵白、ホエー、カゼイン、血清タンパ
ク、ゼラチン等を採用できる。また、これらの可溶化物
を採用してもよい。一方、紫外線吸収剤としては、ベン
ゾトリアゾール系紫外線吸収剤とアクリルとのコポリマ
ーをエマルジョン化したもの等を採用できる。
【0019】このように有機天然物微粒子を添加するこ
とで、表面滑性を向上でき、また、紫外線吸収剤を添加
することで、紫外線透過を防止し、PO系シートの紫外
線による劣化、およびPO系シートを包装材として用い
た場合の内容物の紫外線による劣化を防止することがで
きる。
【0020】本発明に係る装飾シートは、水溶性アクリ
ル樹脂とポリアルキレンイミンとを含むコーティング剤
によるコート層を有するポリオレフィン系基材シート
と、前記コート層上に形成されたアクリル系接着剤層
と、このアクリル系接着剤層上に形成された装飾層と、
を備えることを特徴とする。
【0021】ここで、装飾層としては、特に限定はな
く、金属膜等から形成される種々の装飾層を採用するこ
とができるが、金属薄膜を凹凸状等に形成してなるホロ
グラム層であることが好ましい。また、アクリル系接着
剤としては、その性質に限定はなく、種々の性質のもの
を採用でき、例えば、紫外線硬化型のアクリル系接着
剤、熱硬化型のアクリル系接着剤等を採用することがで
きる。なお、水溶性アクリル樹脂、ポリアルキレンイミ
ン、ポリオレフィン系基材シート、装飾層については、
前述のポリオレフィン系シートの発明と同様である。
【0022】本発明によれば、PO系基材シートの表面
に、ポリアルキレンイミンを含むコート層を有している
から、PO系シートとアクリル系接着剤との接着性が向
上し、結果として、装飾層とPO系シートとの接着性が
向上する。また、アクリル系接着剤を用いているから、
装飾シートの透明性を確保することができる。
【0023】以上において、前記コート層の厚みは、
0.003〜0.1μmであり、前記水溶性アクリル樹
脂およびポリアルキレンイミンの配合比は、5:1〜
1:4であることが好ましい。コート層の厚みが、0.
003μm未満であると、コーティング剤を塗布した効
果が発揮されない可能性があり、一方、0.1μmを超
えると、ポリアルキレンイミンが過剰に塗布されるた
め、ブロッキングが発生し、二次加工に支障をきたす可
能性がある。
【0024】そして、配合比5:1よりもポリアルキレ
ンイミンの割合が少ないと、PO系シートとの密着力が
低下する可能性がある。一方、配合比1:4よりもポリ
アルキレンイミンの割合が多いと、コーティング剤塗布
後のPO系シートのブロッキングが発生しやすくなる可
能性がある。
【0025】また、ポリアルキレンイミンの塗布量は、
0.0005〜0.1g/m2であることが好ましく、
より好ましくは0.0007〜0.07g/m2であ
る。上記範囲にポリエチレンイミンの塗布量を保つこと
で、コート層表面に形成されるアクリル系接着剤との接
着性を向上させつつ、ブロッキングの発生を抑えること
ができる。なお、塗布量については、前述した通りであ
る。
【0026】また、コート層は、コーティング剤の固形
分に対して帯電防止剤を0.5〜30wt%含むことが
好ましい。このように帯電防止剤を添加することで、コ
ーティング層表面に帯電防止効果を付与することがで
き、静電気によるブロッキング等を防止できる。なお、
帯電防止剤の種類については、前述した通りである。
【0027】さらに、コート層は、有機天然物微粉末お
よび/または紫外線吸収剤を含むことが好ましい。この
ように有機天然物微粒子を添加することで、表面滑性を
向上でき、また、紫外線吸収剤を添加することで、紫外
線透過を防止し、PO系シートの紫外線による劣化等を
防止することができる。なお、有機天然物微粒子および
紫外線吸収剤については、前述したとおりである。
【0028】そして、ポリオレフィン系基材シートとし
ては、ポリプロピレン系シートであることが好ましい。
シート材質としてポリプロピレンを採用することで、装
飾シート全体の強度の向上を図ることができ、さらに透
明性を向上させたシートを用いると、装飾シートの透明
性を高めることもできる。具体的には、前述したように
JIS K7105に準拠した方法により測定した全ヘ
イズが、10%以下のシートを用いることが最適であ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 [第1実施形態]図1には、本発明の第1実施形態に係
るポリオレフィン系シート(以下、PO系シート)1が
示されている。PO系シート1は、透明ポリプロピレン
シートからなる基材シート10における装飾層が形成さ
れる面上に、水溶性アクリル樹脂とポリアルキレンイミ
ンとを含むコーティング剤からなるコート層11を備え
て構成されている。
【0030】上述のように構成されたPO系シート1
は、次のように製造する。予めTダイ押出により、シー
ト状に成形した基材シート10の両面に酸化処理である
コロナ処理を施す。
【0031】続いて、アクリル酸メタクリル酸エステル
共重合体を主成分とする水溶性アクリル樹脂と、分子量
1200のポリエチレンイミンと、スルホン酸ナトリウ
ム系の帯電防止剤とを0.125%:0.025%:
0.02%の割合(溶液またはコーティング剤中の固形
分の割合)で配合したコーティング剤を、グラビアコー
ターにより基材シート10の一方の面に、ドライベース
で0.0075g/m2(ウェットベースで5g/m2
の塗布量でコーティングする。その後、80℃で30秒
間乾燥させ、コート層11を有するPO系シート1を得
る。なお、コーティング法は、インライン、オフライン
のどちらを採用してもよい。
【0032】この場合、水溶性アクリル樹脂と、ポリエ
チレンイミンとの配合比は、5:1であり、帯電防止剤
の添加量は、コーティング剤の固形分中11.7wt%
である。また、ポリエチレンイミンの塗布量(固形分)
は、0.0012g/m2となる。さらに、コート層1
1の厚みは、0.0075μmとされている。なお、コ
ーティング剤中には、揮発性中和剤として、2−アミノ
エタノールが所定量含まれている。
【0033】この際、コーティング後すぐにアクリル系
接着剤との接着性向上効果は発揮されるが、コート層の
強度を向上させるには、養生させた方が好ましい。な
お、上記コーティング剤中には、さらに有機天然物微粉
末、紫外線吸収剤等を添加して、表面滑性、紫外線吸収
性を付与することもできる。
【0034】上述のような、本実施形態によれば、次の
ような効果が得られる。 (1) 不飽和カルボン酸からなる重合体を含む水溶性アク
リル樹脂とポリアルキレンイミンとを含むコーティング
剤からなるコート層11が、PO系基材シート10の装
飾層を形成する側の面上を覆っている。したがって、ア
クリル系接着剤を用いて装飾層を形成する場合にも、装
飾層とPO系シート1との接着性を高めることができ
る。これにより、通常は接着性の低いアクリル系接着剤
を使用した場合にも、PO系シート1と装飾層との接着
性を十分に確保できる。
【0035】(2)アクリル系接着剤を使用できるから、
高い透明性を確保でき、装飾層の金属の色をそのまま包
装材の意匠として利用でき、PO系シート1を装飾性の
高い包装材とすることができる。 (3)コート層11の厚みが0.0075μmであり、水
溶性アクリル樹脂およびポリエチレンイミンの配合比
が、5:1(0.125:0.025)であるから、コ
ート層11と基材シート10との密着力が高く、ブロッ
キングも起こしにくい。
【0036】(4)スルホン酸ナトリウム系の帯電防止剤
を、11.7wt%添加しているから、帯電防止効果が
得られ、コートされた基材シート10の静電気によるブ
ロッキング等を防止できる。また、基材シート10中の
帯電防止剤の添加量を低減することができ、高温時に帯
電防止剤が多量にブリードアウトして、外観悪化および
二次加工適性の低下を生じさせることを防止できる。
【0037】(5)ポリエチレンイミンの分子量が120
0であるから、コーティング剤のポットライフが長く、
また、コート層11の透明性が低下する等の問題も生じ
ない。 (6)中和剤として揮発性の2−エタノールアミンを用い
ているから、コート層11中に過剰の揮発性中和剤が残
留することがない。したがって、中和剤の残留によるコ
ート層11の劣化を防止することができる。
【0038】[第2実施形態]以下の説明においては、
前記第1実施形態と同一構成については、同一符号を付
すとともに、その説明を省略または簡略化する。図2に
は本発明の第2実施形態に係る装飾シート2が示されて
いる。装飾シート2は、前述したPO系シート1のコー
ト層11の上に、アクリル系接着剤からなる接着剤層2
1を介して、部分的に金属薄膜からなるホログラム層2
2が形成されてなるものである。
【0039】次に図3を参照して、上述の装飾シート2
の第1の製造装置および製造方法について説明する。図
3には、本発明に係る装飾シート2の第1の製造装置3
が示されている。第1の製造装置3は、ポリエステル製
シート30を供給する供給ロール31と、金属薄膜転写
後のシート30を巻き取る巻き取りロール32と、接着
剤および金属薄膜片を塗布する塗布ロール33と、この
塗布ロール33に対向配置されシート30を塗布ロール
33側に押圧する第1押圧ロール34と、塗布ロール3
4により塗布された接着剤を乾燥させる乾燥機35と、
接着剤をホログラムパターン状に形成するための版銅ロ
ール36と、この版銅ロール36に対向配置されシート
30を版銅ロール36側に押圧する第2押圧ロール37
と、PO系シート1にホログラムパターンを転写する一
対の転写ロール38と、紫外線照射により接着剤層を完
全に硬化させる紫外線照射装置39と、を備えて構成さ
れている。
【0040】上述のように構成された第1の製造装置3
を用いた装飾シート2の製造方法について説明する。ま
ず、ポリエステル製シート30を供給ロール31にセッ
トする。供給ロール31により送り出されたシート30
は、対向配置される塗布ロール33および押圧ロール3
4の間に供給され、ここで、第1押圧ロール34により
塗布ロール33側にシート30を押圧しながら、金属薄
膜片を混入した紫外線硬化型のアクリル接着剤を全面に
塗布する。
【0041】続いて、接着剤が塗布されたシート30
は、乾燥機35の上方に移送され、ここで、接着剤を後
の工程によりホログラムパターンを形成できる程度にま
で乾燥させる。接着剤を塗布したシート30を、続いて
対向配置される版銅ロール36と第2押圧ロール37と
で挟みこむことで、版銅ロール36上に形成されている
パターンが接着剤層に転写され、ホログラムパターン状
の接着剤層がシート30表面に形成されることとなる。
【0042】このようにしてホログラムパターン状の接
着剤層が形成されたシート30と、前記第1実施形態で
説明した方法で予め製造したPO系シート1とを一対の
転写ロール38に間に積層させて供給し、接着剤層とP
O系シート1の表面のコート層とを接着させる。この
際、接着剤層と一緒にホログラムパターン上に金属薄膜
も転写され、ホログラム層が形成されることとなる。
【0043】最後に、ホログラム層が形成された装飾シ
ート2を紫外線照射機39に供給し、紫外線を照射する
ことで、アクリル系接着剤を完全に硬化させる。このよ
うにして得られた装飾シート2は、各種包装材として広
く利用することができる。
【0044】続いて、図4を参照して、本発明に係る装
飾シート2の第2の製造装置および製造方法について説
明する。以下の説明においては、前述の第1の製造装置
3と同一構成については、同一符号を付すとともに、そ
の説明を省略または簡略化する。
【0045】図4には、本発明に係る装飾シート2の第
2の製造装置4が示されている。第2の製造装置4は、
前述の第1の製造装置と以下の点において相違する。す
なわち、第1の製造装置では、版銅ロールおよび転写ロ
ールでホログラム層を形成していたが、第2の製造装置
4では、版銅ロール、第2押圧ロール、転写ロールを備
えておらず、代わりに、端部にホログラムパターンに対
応した転写面42が形成され、上下に移動する熱板41
を備えている。
【0046】また、第2の製造装置4は、熱板41を用
いてホログラム層を転写する装置であり、接着剤として
熱硬化型のアクリル系接着剤を用いているため、紫外線
照射装置を備えていない。また、シート40は、ポリエ
ステル製の基材シートの表面にシリコーンコーティング
等の離型層を形成し、その上に金属薄膜を真空蒸着して
構成されたものである。
【0047】上述のように構成された第2の製造装置4
を用いた装飾シート2の製造方法について説明する。ま
ず、予めポリエステル製の基材シート上に、シリコーン
コーティング等の離型層をコーティングした後、真空蒸
着法により金属薄膜を形成して得られたシート40を供
給ロール31にセットする。
【0048】供給ロール31により送り出されたシート
40は、対向配置される塗布ロール33および押圧ロー
ル34の間に供給され、ここで、押圧ロール34により
塗布ロール33側にシート40を押圧しながら、熱硬化
型のアクリル接着剤を金属薄膜の全面に塗布する。
【0049】このようにして接着剤が塗布されたシート
40を、予め熱板41の下方に設置されているPO系シ
ート1上まで移送する。この状態で熱板41を降下させ
て転写面42によりシート40を押し下げて、PO系シ
ート1に当接させ、熱により接着剤を硬化させてホログ
ラムパターンをPO系シート1上に転写し、装飾シート
2を得る。
【0050】上述のような第2実施形態によれば、前記
第1実施形態の(1)〜(6)と同様の効果が得られる他、次
のような効果も得られる。(7)PO系基材シート10の
表面に、ポリエチレンイミンを含むコート層11を有し
ているから、PO系シート1とアクリル系接着剤からな
る接着層21との接着性が向上し、結果として、装飾層
22とPO系シート1との接着性が向上する。また、ア
クリル系接着剤を用いているから、装飾シート2の透明
性を確保することができる。
【0051】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良は、本発明に含まれるものである。例えば、前
記各実施形態では、PO系基材シート10としてPPシ
ートを採用していたが、これに限らず、種々のポリオレ
フィンを含むPO系基材シートを採用できる。また、基
材シート10の成形法として、Tダイ押出成形を用いて
いたが、これに限られない。すなわち、任意のシート成
形法を採用することができ、例えば、カレンダ法、キャ
スティング法等を採用してもよい。
【0052】水溶性アクリル樹脂として、アクリル酸メ
タクリル酸エステル共重合体を主成分とするものを用い
ていたが、これに限らず、種々の不飽和カルボン酸から
なる重合体を含む水溶性樹脂を採用できる。また、ポリ
エチレンイミンに限らず、ポリプロピレンイミン等を採
用してもよい。さらに、これら各成分の配合比も、上記
各実施形態のものに限定されず、5:1〜1:4の範囲
で任意に設定することができる。また、コーティング剤
の塗布量は、ドライベースで0.0075g/m2とさ
れていたが、これに限られず、適宜設定することがで
き、例えば、ドライベースで0.01g/m2、0.0
05g/m2等で塗布してもよい。
【0053】前記各実施形態では、基材シート10の表
面に施す酸化処理としては、コロナ処理を採用していた
が、これに限られず、フレーム処理等を採用してもよ
い。また、コーターとしては、グラビアコーターに限ら
ず、任意のコーターを用いることができ、例えば、オフ
セットコーター等を使用できる。さらに、乾燥温度、乾
燥時間は、コーティング剤の特性、コート層の膜厚等に
応じて適宜設定することができる。そして、帯電防止剤
も、スルホン酸ナトリウム系のものに限らず、種々の帯
電防止剤を任意に選択することができ、その添加量も
0.5〜30wt%、好ましくは2〜15wt%の範囲
で任意に設定することができる。
【0054】前記第2実施形態では、ポリエステル系の
シートに真空蒸着法により、金属薄膜を形成し、シート
40としていたが、これに限られず、その他のスパッタ
リング法、イオンプレーティング法等を採用することも
できる。その他、本発明を実施する際の具体的な構造お
よび形状等は、本発明の目的を達成できる範囲内で他の
構造等としてもよい。
【0055】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて、本発明
をより具体的に説明する。 [実施例1]以下の原料を用いてコーティング剤を調製
し、前述の第1実施形態で説明した方法で、コート層を
有するPO系シートを製造し、これを用いて第2実施形
態の第1の製造装置により、非鉄金属としてアルミニウ
ムを用い、装飾シートを製造した。なお、コート層の厚
みは0.0075μmであった。
【0056】(1)水溶性アクリル樹脂:アクリル酸メタ
クリル酸エステル共重合体 (2)ポリアルキレンイミン:ポリエチレンイミン、分子
量1200 (3)帯電防止剤:スルホン酸ナトリウム系界面活性剤 (4)配合比:水溶性アクリル樹脂/ポリエチレンイミン
=0.125(g/m2)/0.025(g/m2)=5
/1 (5)帯電防止剤添加量:11.7wt%
【0057】[実施例2]ポリエチレンイミンの配合量
を0.025(g/m2)とし、コート層の厚みを0.
03μmとした以外は、実施例1と同様にして、装飾シ
ートを得た。
【0058】[実施例3]ポリエチレンイミンの配合量
を0.0625(g/m2)とし、コート層の厚みを
0.09μmとした以外は、実施例1と同様にして、装
飾シートを得た。
【0059】[実施例4]ポリエチレンイミンの配合量
を0.0005(g/m2)とし、コート層の厚みを
0.007μmとした以外は、実施例1と同様にして、
装飾シートを得た。
【0060】[実施例5]ポリエチレンイミンの配合量
を0.0125(g/m2)とし、コート層の厚みを
0.04μmとした以外は、実施例1と同様にして、装
飾シートを得た。
【0061】[比較例1]基材シート上にコート層を形
成しない以外は、実施例1と同様にして、装飾シートを
得た。
【0062】[比較例2]基材シート上にコート層を形
成せず、接着剤としてウレタン系接着剤を用いた以外
は、実施例1と同様にして、装飾シートを得た。
【0063】上記各実施例および比較例で得られた装飾
シートについて、透明性および金属薄膜(装飾層)の密
着性を評価した結果を表1に示す。ここで、透明性は、
基材シートであるPOシートの透明性と同等のものを○
とし、劣るものを×とした。また、密着性は、装飾層面
にセロファンテープを貼り付けた後、テープを装飾層面
に対して、90°の方向に勢いよく剥離した際に、装飾
層が剥離しないものを◎、一部剥離したものを○、大部
分剥離したものを×とした。
【0064】
【表1】
【0065】表1に示されるように、実施例1〜3で得
られた装飾シートは、基材シート上にコート層を有し、
かつ、アクリル系接着剤を用いてホログラム層とPO系
シートとを接着しているから、透明性および密着性に優
れていることがわかる。これに対して、比較例1では、
コート層が設けられていないためアクリル系接着剤から
なる接着層との密着性が低下していることがわかる。
【0066】比較例2では、コート層を有しないもの
の、ウレタン系の接着剤を用いているため、密着性が低
下することはないが、透明性が低下していることがわか
る。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、不飽和カルボン酸から
なる重合体を含む水溶性アクリル樹脂とポリアルキレン
イミンとを含むコーティング剤からなるコート層が、P
O系基材シートの装飾層を形成する側の面上を覆ってい
る。したがって、アクリル系接着剤を用いて装飾層を形
成する場合にも、装飾層とPO系シートとの接着性を高
めることができる。これにより、通常は接着性の低いア
クリル系接着剤を使用した場合にも、PO系シートと装
飾層との接着性を十分に確保できる。また、アクリル系
接着剤を使用できるから、高い透明性を確保でき、装飾
層の金属の色をそのまま包装材の意匠として利用でき、
装飾性の高い包装材とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るポリオレフィン系
シートを示す部分断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る装飾シートを示す
部分断面図である。
【図3】図2の実施形態に係る装飾シートの第1の製造
装置を示す概略構成図である。
【図4】図2の実施形態に係る装飾シートの第2の製造
装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 ポリオレフィン系シート 2 装飾シート 10 ポリオレフィン系基材シート 11 コート層 21 接着剤層 22 装飾層(ホログラム層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 27/30 B32B 27/30 A 27/32 27/32 C B44C 3/02 B44C 3/02 Z C08L 33/02 C08L 33/02 79/02 79/02 // C09D 133/02 C09D 133/02 179/02 179/02 C08L 23:02 C08L 23:02 Fターム(参考) 4D075 CA13 CB06 DA04 DB36 EA06 EB22 4F006 AA12 AB24 AB32 AB55 AB56 BA15 CA07 4F100 AB01A AB10 AH03C AH03H AK03B AK07B AK24C AK25C AK25G AK80C AR00A BA03 BA07 BA10A BA10B CA07 CA22 DE01C EH46 EH46C EH462 GB15 HB00A JB09C JN01 YY00C 4J002 AB01Y AB05Y AD01Y AD02Y AD03Y BG01W BH02W CM01X DA016 EC046 EC056 EV256 FD057 FD106 FD316 GF00 GH00 4J038 CB141 CB142 CG031 CK021 CK022 GA06 GA09 HA026 JA22 JA25 JA56 JB11 JB35 JC14 JC38 KA12 MA08 MA10 NA01 NA03 NA12 NA20 PA07 PB04 PC02 PC08

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に金属を含む装飾層を形成するための
    ポリオレフィン系シートであって、 ポリオレフィン系基材シートの前記装飾層が形成される
    面には、不飽和カルボン酸からなる重合体を含む水溶性
    アクリル樹脂とポリアルキレンイミンとを含むコーティ
    ング剤からなるコート層が形成されていることを特徴と
    するポリオレフィン系シート。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のポリオレフィン系シート
    において、 前記不飽和カルボン酸は、アクリル酸および/またはメ
    タクリル酸であることを特徴とするポリオレフィン系シ
    ート。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のポリオレ
    フィン系シートにおいて、 前記装飾層は、ホログラム層であることを特徴とするポ
    リオレフィン系シート。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    ポリオレフィン系シートにおいて、 前記コート層の厚みは、0.003〜0.1μmであ
    り、 前記水溶性アクリル樹脂およびポリアルキレンイミンの
    配合比は、5:1〜1:4であることを特徴とするポリ
    オレフィン系シート。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    ポリオレフィン系シートにおいて、 前記ポリアルキレンイミンの塗布量は、0.0005〜
    0.1g/m2であることを特徴とするポリオレフィン
    系シート。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項5のいずれかに記載の
    ポリオレフィン系シートにおいて、 前記コート層は、前記コーティング剤の固形分に対して
    帯電防止剤を0.5〜30wt%含むことを特徴とする
    ポリオレフィン系シート。
  7. 【請求項7】請求項1から請求項6のいずれかに記載の
    ポリオレフィン系シートにおいて、 前記コート層は、有機天然物微粉末および/または紫外
    線吸収剤を含むことを特徴とするポリオレフィン系シー
    ト。
  8. 【請求項8】請求項1から請求項7のいずれかに記載の
    ポリオレフィン系シートにおいて、 前記ポリオレフィン系基材シートは、ポリプロピレン系
    シートであることを特徴とするポリオレフィン系シー
    ト。
  9. 【請求項9】水溶性アクリル樹脂とポリアルキレンイミ
    ンとを含むコーティング剤によるコート層を有するポリ
    オレフィン系基材シートと、前記コート層上に形成され
    たアクリル系接着剤層と、このアクリル系接着剤層上に
    形成された装飾層と、を備えることを特徴とする装飾シ
    ート。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の装飾シートにおいて、 前記装飾層は、金属を含むことを特徴とする装飾シー
    ト。
  11. 【請求項11】請求項9または請求項10に記載の装飾
    シートにおいて、 前記装飾層は、ホログラム層であることを特徴とする装
    飾シート。
  12. 【請求項12】請求項9から請求項11のいずれかに記
    載の装飾シートにおいて、 前記コート層の厚みは、0.003〜0.1μmであ
    り、 前記水溶性アクリル樹脂およびポリアルキレンイミンの
    配合比は、5:1〜1:4であることを特徴とする装飾
    シート。
  13. 【請求項13】請求項9から請求項12のいずれかに記
    載の装飾シートにおいて、 前記ポリアルキレンイミンの塗布量は、0.0005〜
    0.1g/m2であることを特徴とする装飾シート。
  14. 【請求項14】請求項9から請求項13のいずれかに記
    載の装飾シートにおいて、 前記コート層は、前記コーティング剤の固形分に対して
    帯電防止剤を0.5〜30wt%含むことを特徴とする
    装飾シート。
  15. 【請求項15】請求項9から請求項14のいずれかに記
    載の装飾シートにおいて、 前記コート層は、有機天然物微粉末および/または紫外
    線吸収剤を含むことを特徴とする装飾シート。
  16. 【請求項16】請求項9から請求項15のいずれかに記
    載の装飾シートにおいて、 前記ポリオレフィン系基材シートは、ポリプロピレン系
    シートであることを特徴とする装飾シート。
  17. 【請求項17】請求項9から請求項16のいずれかに記
    載の装飾シートにおいて、 前記ポリオレフィン系基材シートの全ヘイズは、10%
    以下であることを特徴とする装飾シート。
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