JP2002103847A - 無線綴じ本及びその製造方法 - Google Patents

無線綴じ本及びその製造方法

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JP2002103847A
JP2002103847A JP2000293578A JP2000293578A JP2002103847A JP 2002103847 A JP2002103847 A JP 2002103847A JP 2000293578 A JP2000293578 A JP 2000293578A JP 2000293578 A JP2000293578 A JP 2000293578A JP 2002103847 A JP2002103847 A JP 2002103847A
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adhesive
magnetic
magnetic material
coercive force
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JP2000293578A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sudo
洋志 須藤
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁性材料が目立たず、大量生産に適した不正持
ち出し防止対応を施した無線綴じ本及びその製造方法を
提供する。 【解決手段】本文頁と表紙を接着剤で綴じ合わせた無線
綴じ本において、表紙の背の内側に接着剤又は粘着剤
と、高い透磁率/低い保磁力を有する磁気層及び中程度
の透磁率/高い保磁力を有する第二の磁気層の二重構造
からなる磁性材料を設けた無線綴じ本である。また、無
線綴じ製本工程において、本文となる折丁を重ね合わ
せ、背切り、ガリ、糊付けを行い、これに表紙を付ける
工程で、表紙フィーダーから取り出した表紙の背の内側
に、糊付け装置と針金供給装置により、高い透磁率/低
い保磁力を有する磁気層及び中程度の透磁率/高い保磁
力を有する第二の磁気層の二重構造からなる磁性材料を
保持した状態で表紙を貼着する無線綴じ本の製造方法で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気的に監視する
システムに対応した不正持ち出し防止対応の無線綴じ本
(冊子、雑誌、書籍、カタログ等を含む)及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は、商品に磁性材料を取り付
け、その商品を不正(代金を払わないで持ち出す)に持
ち出したとき、ある周波数の交番磁場をゲート状の送信
と受信アンテナ間に向けて放射し、該アンテナ間に尋問
磁場が形成されており、この尋問磁場内に不正持ち出し
の商品が通過すると、前記磁性材料から複数の高周波群
を含む多数のパルスが発生し、これを受信アンテナを通
してコントロール装置に導き、アラーム発生や出入り口
を閉鎖する等のシステムが知られている。前記磁性材料
は活性層と呼ばれる高い透磁率/低い保磁力を有する磁
気層と、失活層と呼ばれる中程度の透磁率/高い保磁力
を有する層の二重構造になっており、正規に購入した場
合は、レジで失活層が磁化され前記磁性材料から複数の
高周波群を含む多数のパルスは発生しない。これによっ
て不正持ち出しを防止している。
【0003】前記磁性材料を商品に取り付ける方法は、
図8に示すラベルの断面説明図のような薄板状部材の間
に磁性材料6を保持しラベル本体19の下面に粘着剤層
18を介して剥離紙20が設けられたラベルを用いるも
のが知られている。これは商品に剥離紙20を剥がして
貼着するものである。商品にラベル等を貼着するのは、
目立つし見えにくい場所に貼着するには手間もばかにな
らないという問題がある。また、本に限ると本が出来上
がってから磁性材料を取り付ける方法は提案されている
が、効率がわるいので書店等では広く行われていない。
上記のようなラベルを作成すると数十円の単価になり、
安価な商品では使用しにくいという問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決すべく、磁性材料が目立たず、大量生産に適した
不正持ち出し防止対応を施した無線綴じ本及びその製造
方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、本文頁と表紙を接着剤で綴じ合わせた無線綴じ本に
おいて、表紙の背の内側に接着剤又は粘着剤と、高い透
磁率/低い保磁力を有する磁気層及び中程度の透磁率/
高い保磁力を有する第二の磁気層の二重構造からなる磁
性材料を設けたことを特徴とする無線綴じ本である。こ
のような構成としたので、磁性材料が目立たず、市販の
無線綴じ製本機が、ちょっとした改造で使用でき、不正
持ち出しに対しては、バルクハウゼン効果を利用して検
出可能な無線綴じ本が得られる。また、磁気による処理
により検出の活性化と不活性化が自由にできる。
【0006】請求項2に記載の発明は、無線綴じ製本工
程において、本文となる折丁を重ね合わせ、背切り、ガ
リ、糊付けを行い、これに表紙を付ける工程で、表紙フ
ィーダーから取り出した表紙の背の内側に、糊付け装置
と針金供給装置により、高い透磁率/低い保磁力を有す
る磁気層及び中程度の透磁率/高い保磁力を有する第二
の磁気層の二重構造からなる磁性材料を保持した状態で
表紙を貼着することを特徴とする無線綴じ本の製造方法
である。このような構成としたので、市販の無線綴じ機
の表紙フィーダーと、本文頁と表紙を貼着する位置の途
中に、糊付け装置と針金供給装置を備え、インラインで
大量にバルクハウゼン効果を利用して検出可能な無線綴
じ本が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】実施の形態を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の無線綴じ本1の説明図であ
る。2は本文頁、3は表紙、4は背、5は接着剤、6は
磁性材料である。磁性材料6は表紙の内側に設けられて
おり、本来は見えないものである。図2は図1のA−A
断面説明図である。5は接着剤であり通常ホットメルト
タイプが用いられる。7は接着剤又は粘着剤であり製造
工程で磁性材料6を一時的に保持できればよい。
【0008】図3は本発明に用いる磁性材料6の一実施
の形態を示す説明図である。16は磁気層、17は第二
の磁気層である。磁気層16は高い透磁率/低い保磁力
を有する。例として、保磁力は約0.1〜1.0エルス
テッドで材料としては、Si濃度6〜7wt%のFe−
Si系、Fe−Cr−Co−Ni−Mo系、Co−Si
−Mn−Fe系等が使用できる。また、上記に他の金属
を含有してもよい。第二の磁気層17は中程度の透磁率
/高い保磁力を有する。例として、保持力は約10〜1
000エルステッドで材料としては、Fe−Co−Mn
−Si系、Fe−Co−V系、Fe−Co−Ni系、F
e−Ni系、Fe−Cr−Co系、Cu−Ni−Fe
系、Cu−Ni−Co系、Pt−Co系等が使用でき
る。また、上記に他の金属を含有してもよい。
【0009】このようにすることにより、出入り口にゲ
ートを設け、ある周波数の交番磁場を一方のゲート(送
信側)から他方のゲート(受信側)に放射し、該ゲート
間に尋問磁場を形成しておき、この尋問磁場内に本発明
の無線綴じ本を通過させるとバルクハウゼン効果により
信号が検出され、レジを通らずに持ち出そうとするのを
防止できる。前記磁性材料6にレジで磁気処理を行い磁
気層17を磁化することにより、前記バルクハウゼン効
果が起きないように失活できる。
【0010】図4は無線綴じ製本機の表紙貼着の説明図
である。本文頁2が各折丁ホッパーから供給され、積み
重ねられたものを折丁保持部8で把持し、背を切断され
ガリ処理(糊が付きやすいように凹凸を付ける)され接
着剤5を塗布され、これに表紙3の背4を貼着する。こ
の後、三方断裁等必要に応じて行われる。図5は表紙フ
ィーダー9から搬送ベルト10で挟まれて表紙3が送ら
れる状態の説明図である。この表紙フィーダー9から表
紙3が送られ本文頁に貼着される間で、表紙3の内側の
背4に磁性材料6を貼着する。
【0011】図6は磁性材料貼着装置の説明図である。
3は表紙、7は接着剤又は粘着剤、11は針金供給装
置、12は糊付装置、13はカッター装置、14はガイ
ド、15はコロである。針金状に巻き取った磁性材料6
を供給し、表紙フィーダー9より送り出された表紙3の
内側の背に、本文頁と貼り合わせる途中で貼着するもの
である。表紙3が送られてくるスピードに同期をとり、
糊付装置12より接着剤又は粘着剤7を供給し、その接
着剤又は粘着剤7の供給部分がくるのにタイミングを合
わせて、針金状の磁性材料6をガイド14とコロ15に
より送り出し、カッター装置13で前記針金状の磁性材
料6をカットして貼着する。
【0012】図7は図6の装置で磁性材料6を貼着した
状態を示す説明図である。この後、図4のように貼着さ
れる。そして図1、図2の無線綴じ本は完成する。
【0013】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、磁性材料が目
立たず、市販の無線綴じ製本機が、ちょっとした改造で
使用でき、不正持ち出しに対しては、バルクハウゼン効
果を利用して検出可能な無線綴じ本が得られる。また、
磁気による処理により検出の活性化と不活性化が自由に
でき、書店等での万引き防止に効果がある。
【0014】請求項2に記載の発明は、市販の無線綴じ
機の表紙フィーダーと、本文頁と表紙を貼着する位置の
途中に、糊付け装置と針金供給装置を備え、インライン
で大量にバルクハウゼン効果を利用して検出可能な無線
綴じ本が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す無線綴じ本の説明図
である。
【図2】図1のA−A断面説明図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す磁性材料の説明図で
ある。
【図4】無線綴じ製本機の本文頁と表紙を貼着する部分
の説明図である。
【図5】表紙フィーダーから表紙を送り出す部分の説明
図である。
【図6】本発明の製造方法に用いる実施の形態を示す磁
性材料貼着装置の説明図である。
【図7】図6で磁性材料を貼着した状態を示す説明図で
ある。
【図8】従来技術の磁性材料を商品に取り付けるラベル
の断面説明図である。
【符号の説明】
1…無線綴じ本 2…本文頁 3…表紙 4…背 5…
接着剤 6…磁性材料7…接着剤又は粘着剤 8…折丁
保持部 9…表紙フィーダー 10…搬送ベルト 11
…針金供給装置 12…糊付装置 13…カッター装置
14…ガイド 15…コロ 16…磁気層 17…第
二の磁気層 18…粘着剤 19…ラベル本体 20…
剥離紙
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月3日(2000.10.
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】無線綴じ本及びその製造方法

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本文頁と表紙を接着剤で綴じ合わせた無線
    綴じ本において、表紙の背の内側に接着剤又は粘着剤
    と、高い透磁率/低い保磁力を有する磁気層及び中程度
    の透磁率/高い保磁力を有する第二の磁気層の二重構造
    からなる磁性材料を設けたことを特徴とする無線綴じ
    本。
  2. 【請求項2】無線綴じ製本工程において、本文となる折
    丁を重ね合わせ、背切り、ガリ、糊付けを行い、これに
    表紙を付ける工程で、表紙フィーダーから取り出した表
    紙の背の内側に、糊付け装置と針金供給装置により、高
    い透磁率/低い保磁力を有する磁気層及び中程度の透磁
    率/高い保磁力を有する第二の磁気層の二重構造からな
    る磁性材料を保持した状態で表紙を貼着することを特徴
    とする無線綴じ本の製造方法。
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