JPH01152487A - 隠し印刷ラベルの製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉　゛ この発明は、特定の物や人を特定するために物量する。

〈従来の技術〉 情報伝達が多様化するなかで、その情報伝達をする者と
受ける者との特定化、その情報の内容そのものや情報を
取扱うものの特定化をするのに、その物やカードにその
特定化情報を記録したものが広く用いられるようになっ
た。また、この特定化情報の記録または再生を行うため
の記録媒体として光学的にその特定化情報を読み出すこ
とができる印刷によるバーコードシートや磁気テープ、
磁気シートなどが汎用され、これらのバーコードシート
や磁気テープなどは各種のＩＤカード、許認可証、包装
袋などに貼付される。また、これらのバーコードシート
や磁気テープに記録した各情報は、周知の読み取り手段
によって容易に読み出すことができるものの、その情報
だけでは、直接目視によって具体的内容が解らないため
、高い機密性を呈する。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、かかる従来の情報記録媒体は、それがバ
ーコードシートである場合には、そのバーコードが視覚
的に容易に捉えられるため、故意にそれが損傷されたり
切り裂かれたりして情報を完全に失ってしまう場合があ
るほか、磁気テープや磁気シートである場合には、その
記録信号のレベルが小さく、しかもその再生信号が電位
的に不安定であるため、情報が容易に消滅または変化す
るという問題点があった。特に、この磁気による情報の
記録や再生では、ヘッドを磁気媒体上を接触移動させね
ばならず、その移動速度も機械手段によって一定に保つ
必要があるため、その磁気テープたる磁気媒体の貼付物
品や場所に制約を受は価格的にも高価になってしまうと
いう問題点があった。

この発明はかかる従来の諸問題点に着目してなされたも
のであり、その目的とするところは、特定の赤外線読取
り装置による読取りが可能であるものの、外観的イメー
ジの隠蔽によって複写や記録情報の損傷、消滅の防止並
びに機密性の保持を有効に図ることができる隠し印刷ラ
ベルを提供することを目的とする。

また、この発明の別の発明は記録した情報を極秘で格納
する隠し印刷ラベルを容易かつ大量に得ることができる
隠し印刷ラベルの製造方法を提供することを目的とする
。

〈問題点を解決するための手段〉 この発明にかかる隠し印刷ラベルは、フィルムおよびこ
のフィルムの片面に付けた粘着剤層の一方または両方に
、赤外線を透過する黒色の有機染料によって着色が施さ
れ、上記粘着剤層には赤外−４＝ 線を吸収する無機顔料を含むインキによる隠し印刷層を
設けた構成としたものである。

また、この発明の隠し印刷ラベルの製造装置は、フィル
ムおよびこのフィルムの片面に設けた粘着剤層の一方ま
たは両方に、赤外線を透過する黒色の有機材料によって
着色が施され、かつ上記粘着剤層には剥離紙が貼り付け
られているものを材料として、この材料から上記剥離紙
を除去して、上記粘着剤層の露出面に赤外線を吸収する
無機顔料を含んだインキによる隠し印刷層を設け、さら
にこの隠し印刷層上に再び剥離紙を貼り付け、この剥離
紙を切らないように、上記フィルムおよび粘着剤層を所
定形状に打ち抜くことができるような構成としたもので
ある。

〈作用〉 この発明における無機顔料を含んだインキは、フィルム
や粘着剤層を着色する有機染料とは異なり、赤外線を吸
収する。このため外観上はそのインキで記録された情報
は、上記有機染料によって隠蔽されているが、特定の赤
外線読取り手段を用＝５− いて赤外線を照射すれば、上記フィルムを通してその情
報を読取り機を接触させなくても読み出せるようになっ
ており、剥離紙を除いて上記フィルムを物品に一旦貼着
した後は、その粘着剤層に設けた情報を解読しようとし
てその物品から剥しても、その情報は完全な形で残りえ
ず、破壊してしまい、その情報の模倣、盗用を防止する
ように作用する。

また、この発明の別の発明における材料は、フィルムに
粘着剤層を介して剥離紙を貼り付けたものであって、こ
の剥離紙を除去しながら、露出した粘着剤層に無機顔料
を含んだインキによる隠し印刷層を施すことができ、こ
の隠し印刷層に再び剥離紙を貼り付けて、上記フィルム
および粘着剤層を打ち抜けば、印刷による情報を持った
所定形状のラベルが連続的にしかも大量に得られるよう
にする。

〈発明の実施例〉 以下に、この発明の一実施例を図について説明する。第
１図は隠し印刷ラベル１の斜視図であり、その構造は第
２図に示すように、フィルム２の片面に粘着剤層３が塗
布され、この粘着剤層３の下面の一部にカーボンなどの
無機顔料を含んだインキによる情報の印刷層４が設けら
れている。５はこの物理的、化学的に安定した印刷層４
を覆うように粘着剤層３に貼り付けた剥離紙である。そ
して、多数の情報の印刷層４が、例えば図示のようなバ
ーコード４ａとして長尺のフィルム２上にある粘着剤層
３に設けられ、上記フィルム２およびこの粘着剤層３は
各情報ごとに打ち抜かれて、上記剥離紙５から個別に分
離して、他の物品、例えばカードや包装紙などに貼着で
きるようになっている。なお、６は打ち抜き部のカット
ラインを示す。

また、上記フィルム２およびこのフィルム２の片面に設
けた上記粘着剤層３の一方または両方は、赤外線を通過
する黒色の有機染料によって着色が施されている。一方
、上記印刷層４は赤外線を吸収する無機顔料を含むイン
キ、を印刷することによって設けられている。

＝７− かかる構成になる隠し印刷ラベルは、上記のように、打
ち抜かれた粘着剤層（情報の印刷層４を持っている）３
を有するフィルム２を１単位として、剥離紙５から分離
した後、ＩＤカードや商品の包装紙などに貼着すること
ができる。なお、この情報は、例えば、そのＩＤカード
を使用する者あるいは商品に関するデータを特定するも
のである。

そして、かかる１単位の隠し印刷ラベルでは、上記情報
の印刷層４は、黒色に染められたフィルム２およびカー
ドや包装紙によって隠蔽されているので、外からは目で
確認することはできない。

また、複写機による複写を行っても全面が黒となり、上
記印刷層４の内容は写ることがなく、外観的にその情報
の所在や具体内容を確認できず、情報の機密性が保たれ
る。

一方、特定の赤外線読取り装置を用いれば、これが発生
する赤外線は、上記フィルム２や粘着剤層３を透過する
が、上記無機顔料の印刷層４には吸収されるため、かか
る吸収による赤外線の出力レベルを検出することで、そ
の印刷層４の情報を読み取ることができる。

このように、かかる構成の隠し印刷ラベルでは、外から
見ることができない秘密情報などを、特定の読み出し装
置で読み取ることができるようにし、カードや各種物品
あるいは包装紙などに貼着するだけで、人や物を特定で
きる。

第３図は、この隠し印刷ラベル１の製造に用いる材料７
の断面図である。この材料７は、上記フィルム２上に粘
着剤層３を介して剥離紙８を貼り付けたものであり、こ
れが帯状のように長尺形成されて、後述のようにドラム
などに巻装される。

また、上記フィルム２およびこのフィルム２の片面に設
けた粘着剤層３の一方または両方には、赤外線を透過す
る黒色の有機染料によって着色が施されている。

第４図は、上記隠し印刷ラベルの製造装置を示し、上記
材料７を巻装したドラム１１が左側に設けられている。

１２．１３は上記材料７を上下から挟んで、粘着剤層３
を持ったフィルム２から剥離紙８を分離する、剥離紙分
離手段としての押えローラおよび受はローラである。１
４，１５は受はローラ１３によって案内される粘着剤層
３を持ったフィルム２を介装する印刷手段としての版付
台および圧板で、版付台１４の刷板１４ａが粘着剤層３
側に臨むとともに、圧板１５は上下動して、その粘着剤
層３をその印刷面に押し付けるように作用する。１６．
１７は剥離紙貼付手段としての押えローラおよび受はロ
ーラで、これらの各ローラ１６，１７は上記のように圧
板１５上を通過する粘着剤層３（これには印刷層が設け
られている）を持ったフィルム２と、別途設けたドラム
２２に巻装した帯状の剥離紙５とをそれぞれ引き込んで
、互いを圧着するように作用する。１８．１９はこれら
接着して形成した帯状の隠し印刷ラベルを上下から挟む
切込み手段としての圧板および抜型取付台で、圧板１８
を上下作動させることによって、剥離紙５を除くフィル
ム２および粘着剤層３を打ち抜いてカットラインを入れ
、第１図に示すような隠し印刷ラベル１を形成する。２
０．２１はかかる隠し印刷ラベル１の帯状体を送出する
送りローラおよび押えローラである。

次に、かかる装置を用いて隠し印刷ラベル１詮製造する
方法について説明する。

まず、材料７を巻装したドラム１１を所定の送り出し位
置にセットし、その先端を押えローラ１２および受はロ
ーラ１３間に挟んで、剥離紙８のみを分離した後、分離
された粘着剤層３付きのフィルム２を押えローラ１６お
よび受はローラ１７間を介して材料送りローラ２０およ
び押えローラ２１間にくわえ込ませる。また、上記分離
した剥離紙８は、図示しない別系統のドラムに所定速度
で巻き取らせるようにする。

次に、材料送りローラ２０を、印刷すべき情報単位ごと
に一時停止するように間欠駆動する。このため粘着剤層
３を持った上記フィルム２は、剥離紙８が分離されなが
ら、版付台１４および圧板１５間に移動し、上記材料送
りローラ２０の一時停止時に、圧板１５を上昇させて、
版付台１４の刷版１４ａに粘着剤層３を圧接させる。こ
れにより、この粘着剤層３にはバーコードなど所定情報
の印刷が行われ、印刷層４が形成される。このような印
刷が終了すると、フィルム２は再び移動し、次いで押え
ローラ１５および受はローラ１６間において、別系統の
ドラム１７から送出される剥離紙５と重ね合わされる。

そして、このように合わされた剥離紙５、粘着剤層３お
よびフィルム２の帯状体は圧板１８および抜型取付台１
９間に至り、圧板１８の上下動により抜型取付台１９の
抜刃型が、所定印刷単位ごとに、剥離紙５を除く粘着剤
層３およびフィルム２を切り込む。続いて、これらの帯
状体は材料送すローラ２０および押えローラ２１間に挟
まれて送出され、第１図に示す隠し印刷ラベル１を形成
する。この場合において、材料送りローラ２０の間欠回
転は、圧板１５，１８の上下動に同期するように制御さ
れる。

このように、フィルム２からの剥離紙８の分離、粘着剤
層３への印刷および他の剥離紙５の貼り付けを連続的に
実施することによって、所期の隠し印刷ラベルを簡単か
つ迅速に得ることができる。

〈発明の効果〉 以上説明してきたように、この発明によれば、フィルム
または粘着剤層の一方または両方に赤外線透過可能な着
色を施すとともに、上記粘着剤層には赤外線を吸収する
無機顔料を含むインキによる印刷層を設けたので、特定
の赤外線読取り装置によってのみ、通常外からは目で読
み取ることができない上記無機顔料のインクによる情報
を読み取ることができ、他人による情報の複製や偽造あ
るいは消去を未然に防止できる効果が得られる。

また、この発明の別の発明によれば、剥離機をフィルム
上の粘着剤層から分離した後、その粘着剤層に印刷を施
し、再び剥離紙を貼り付け、この印刷単位ごとに上記粘
着剤層およびフィルムを切り込むようにして隠し印刷ラ
ベルを形成したので、容易に得られる材料に対し、粘着
剤層からは容易に分離して取り出すことのできない情報
を確実かつ容易に収納できるとともに、かかる作業を連
続的に実施することで、短期に隠し印刷ラベルを大量に
生産でき、これのローコスト化を図ることができる等の
効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にかかる隠し印刷ラベルを示す斜視図
、第２図は第１図に示す隠し印刷ラベルの断面図、第３
図は隠し印刷ラベル製造用の材料を示す断面図、第４図
はこの発明にかかる隠し印刷ラベルの製造装置を示す概
略正面図である。 １・・隠し印刷ラベル、２・・フィルム、３・・粘着剤
層、４・・印刷層、５・・剥離紙、６・・カットライン
、１２．１３・・剥離紙分離手段、１４．１５・・印刷
手段、１６．１７・・剥離紙貼付手段、ｉｓ、１９・・
切り込み手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）フィルムおよびこのフィルムの片面に設けた粘着剤
   層の一方または両方に、赤外線を透過する黒色の有機染
   料によって着色が施されており、上記粘着剤層には赤外
   線を吸収する無機顔料を含んだインキによる情報の印刷
   層が設けられ、この印刷層上に剥離紙が設けられた隠し
   印刷ラベル。 ２）フィルムおよびこのフィルムの片面に設けた粘着剤
   層の一方または両方に、赤外線を透過する黒色の有機材
   料によって着色が施され、かつ上記粘着剤層に剥離紙が
   貼り付けられた帯状の材料を間欠送りする材料送りロー
   ラと、間欠送りされる上記材料から上記剥離紙のみを分
   離する剥離紙分離手段と、この剥離紙の分離によって露
   出した上記粘着剤層に、赤外線を吸収する無機顔料を含
   んだインキによる印刷層を設ける印刷手段と、この印刷
   層を有する上記粘着剤層上に対して別系統からの剥離紙
   を貼り付ける剥離紙貼付手段と、この剥離紙を除く粘着
   剤層およびフィルムを各印刷単位ごとに切り込む切込み
   手段とを備えた隠し印刷ラベルの製造装置。