JP2003025757A - 上製本用表紙の製造方法及び上製本の製造方法 - Google Patents

上製本用表紙の製造方法及び上製本の製造方法

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JP2003025757A
JP2003025757A JP2001214945A JP2001214945A JP2003025757A JP 2003025757 A JP2003025757 A JP 2003025757A JP 2001214945 A JP2001214945 A JP 2001214945A JP 2001214945 A JP2001214945 A JP 2001214945A JP 2003025757 A JP2003025757 A JP 2003025757A
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Tetsuo Ogata
哲夫 緒方
Hiroshi Sudo
洋志 須藤
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上製本の製造工程において、見えない部分に効
率よく磁性材料を組み込む上製本用表紙の製造方法及び
上製本の製造方法を提供する。 【解決手段】表装材料に接着剤を塗布する工程と、表表
紙用芯材と背表紙用芯材と裏表紙用芯材をホッパーから
取り出して位置出しする工程と、前記接着剤着き表装材
料に位置出しした前記芯材を貼着する工程と、前記芯材
を貼着した表装材料の天地方向及び左右方向を折り曲げ
る工程と、前記天地方向及び左右方向を折り曲げられた
表装材料を押圧する工程と、押圧された前記表装材料を
搬送し積層する工程を具備する表紙作製方法において、
前記表表紙用芯材と背表紙用芯材と裏表紙用芯材をホッ
パーから取り出して位置出しする工程の中で、ホッパー
から取り出し搬送中に前記芯材の何れか一つにシール状
磁性材料を貼着する上製本用表紙の製造方法である。
又、その表紙を用いて上製本を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気的に監視する
システムに対応した不正持出し防止対応の上製本用表紙
の製造方法及び上製本の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術は、商品に磁性材料を取り付
け、その商品を不正(代金を払わないで持ち出す)に持
ち出したとき、ある周波数の交番磁場をゲート状の送信
と受信アンテナ間に向けて放射し、該アンテナ間に尋問
磁場が形成されており、この尋問磁場内に不正持ち出し
の商品が通過すると、前記磁性材料から複数の高周波群
を含む多数のパルスが発生し、これを受信アンテナを通
してコントロール装置に導き、アラーム発生や出入り口
を閉鎖する等のシステムが知られている。前記磁性材料
は活性層と呼ばれる高い透磁率/低い保持力を有する磁
気層と、失活層と呼ばれる中程度の透磁率/高い保持力
を有する層の二重構造になっており、正規に購入した場
合は、レジで失活層が磁化され前記磁性材料から複数の
高周波群を含む多数のパルスは発生しない。これによっ
て不正持ち出しを防止している。
【0003】前記磁性材料を商品に取り付ける方法は、
薄板状部材の間に磁性材料を保持し、接着剤層を介して
剥離紙が設けられたラベルを用いる方法が知られてい
る。上製本に上記ラベル状磁性材料を取り付けるには、
本を醜いものにしてしまうおそれと、見えにくい場所に
貼着しようとすると手間もばかにならない。近年ソース
ターキング(製造段階で磁性材料を取り付ける)用とし
て、安価なラベル状磁性材料が出現してきたので、上製
本にどのように取り付けるかを鋭意研究し本発明に到っ
たものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決すべく、上製本の製造工程において、見えない部
分に効率よく磁性材料を組み込む上製本の製造方法を提
供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、表装材料に接着剤を塗布する工程と、表表紙用芯材
と背表紙用芯材と裏表紙用芯材をホッパーから取り出し
て位置出しする工程と、前記接着剤着き表装材料に位置
出しした前記芯材を貼着する工程と、前記芯材を貼着し
た表装材料の天地方向及び左右方向を折り曲げる工程
と、前記天地方向及び左右方向を折り曲げられた表装材
料を押圧する工程と、押圧された前記表装材料を搬送し
積層する工程を具備する表紙作製方法において、前記表
表紙用芯材と背表紙用芯材と裏表紙用芯材をホッパーか
ら取り出して位置出しする工程の中で、ホッパーから取
り出し搬送中に前記芯材の何れか一つに高い透磁力/低
い保持力を有する第一の磁気部材と、中程度の透磁力/
高い保持力を有する第二の磁気部材からなる磁性材料を
シート状物で鋏みシール状にして、貼着することを特徴
とする上製本用表紙の製造方法である。このような構成
としたので、上製本用の表紙製造工程の流れの中で無理
なくシール状磁性材料を貼着可能とした。
【0006】請求項2に記載の発明は、表装材料に接着
剤を塗布する工程と、表表紙用芯材と背表紙用芯材と裏
表紙用芯材をホッパーから取り出して位置出しする工程
と、前記接着剤着き表装材料に位置出しした前記芯材を
貼着する工程と、前記芯材を貼着した表装材料の天地方
向及び左右方向を折り曲げる工程と、前記天地方向及び
左右方向を折り曲げられた表装材料を押圧する工程と、
押圧された前記表装材料を搬送し積層する工程を具備す
る表紙作製方法において、前記押圧された前記表装材料
を搬送し積層する工程の中で、前記表装材料が天地方向
に搬送されている状態で前記表装材料の芯材の何れか一
つに、高い透磁力/低い保持力を有する第一の磁気部材
と、中程度の透磁力/高い保持力を有する第二の磁気部
材からなる磁性材料をシート状物で鋏みシール状にし
て、貼着することを特徴とする上製本用表紙の製造方法
である。このような構成としたので、上製本用の表紙製
造工程の流れの中で無理なくシール状磁性材料を貼着可
能とした。
【0007】請求項3に記載の発明は、表装材料に接着
剤を塗布する工程と、表表紙用芯材と背表紙用芯材と裏
表紙用芯材をホッパーから取り出して位置出しする工程
と、前記接着剤着き表装材料に位置出しした前記芯材を
貼着する工程と、前記芯材を貼着した表装材料の天地方
向及び左右方向を折り曲げる工程と、前記天地方向及び
左右方向を折り曲げられた表装材料を押圧する工程と、
押圧された前記表装材料を搬送し積層する工程を具備す
る表紙作製方法において、前記表表紙用芯材と背表紙用
芯材と裏表紙用芯材をホッパーから取り出して位置出し
する工程の中で、前記ホッパーの中の芯材の何れか一つ
に、事前に高い透磁力/低い保持力を有する第一の磁気
部材と、中程度の透磁力/高い保持力を有する第二の磁
気部材からなる磁性材料をシート状物で鋏みシール状に
して貼着することを特徴とする上製本用表紙の製造方法
である。このような構成としたので、上製本用の表紙製
造工程の流れの中で無理なくシール状磁性材料を貼着可
能とした。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項3に記載の製造方法で製造した上製本用表紙を
使用して、丁合、糸綴り、均し、駒締め、下固め、仕上
げ裁ち、丸身・耳出し、背固め、表紙くるみ等を具備す
る上製本の製造工程を用いて製造することを特徴とする
上製本の製造方法である。このような構成としたので、
上製本の表紙の背の内側または表紙と見返しの間の見え
なく、且つ取り外しのできない部分に磁性材料を設ける
ことを可能とする。これは糸綴り丸背の上製本である。
【0009】請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項3に記載の製造方法で製造した上製本用表紙を
使用して、丁合、下固め、仕上げ裁ち、丸身・耳出し、
背固め、表紙くるみ等を具備する上製本の製造工程を用
いて製造することを特徴とする上製本の製造方法であ
る。このような構成としたので、上製本の表紙の背の内
側または表紙と見返しの間の見えなく、且つ取り外しの
できない部分に磁性材料を設けることを可能とする。こ
れはアジロ方式丸背の上製本である。
【0010】請求項6に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項3に記載の製造方法で製造した上製本用表紙を
使用して、丁合、糸綴り、均し、駒締め、下固め、仕上
げ裁ち、耳出し、背固め、表紙くるみ等を具備する上製
本の製造工程を用いて製造することを特徴とする上製本
の製造方法である。このような構成としたので、上製本
の表紙の背の内側または表紙と見返しの間の見えなく、
且つ取り外しのできない部分に磁性材料を設けることを
可能とする。これは糸綴り角背の上製本である。
【0011】請求項7に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項3に記載の製造方法で製造した上製本用表紙を
使用して、丁合、下固め、仕上げ裁ち、耳出し、背固
め、表紙くるみ等を具備する上製本の製造工程を用いて
製造することを特徴とする上製本の製造方法である。こ
のような構成としたので、上製本の表紙の背の内側また
は表紙と見返しの間の見えなく、且つ取り外しのできな
い部分に磁性材料を設けることを可能とする。これはア
ジロ方式角背の上製本である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づき詳細
に説明する。図1は、本発明の上製本用表紙の製造方法
の一実施の形態を示す説明図である。1は表装材料、2
は芯材、3は接着剤、4は接着剤塗布機である。まずホ
ッパーに装填された芯材2を取り出し搬送し位置出しを
する。並行して表装材料1を接着剤塗布機4で接着剤3
を片面に塗布する。その接着剤を塗布した表装材料に位
置出しした芯材を吸引アームで吸い付けて貼着する。
【0013】図2は、前記芯材付き表装材料を天地方向
及び左右方向で折り曲げる工程の説明図である。これで
表紙6の形となる。図3はその折り曲げた後、押圧部5
を通過させ接着を確実にするものである。その後、搬送
して積層するものである。
【0014】図4は、本発明のシール状磁性材料7を貼
着する工程の説明図である。ホッパーから芯材を取り出
し搬送途中で、芯材と同期を取りラベル貼り機で貼着す
る。図5は、本発明の別のシール状磁性材料7を貼着す
る工程の説明図である。押圧部5を通過した表紙6の搬
送方向が天地方向になる部分で表紙6と同期を取ってラ
ベル貼り機で貼着する。図6は、本発明の更に別のシー
ル状磁性材料7を貼着する工程の説明図である。これは
予め別工程で芯材2にシール状磁性材料7を貼着したも
のをホッパーに準備しておくものである。図7は、シー
ル状磁性材料7を芯材の背部以外に貼着した例を示すも
のである。これは図4、図5、図6において芯材2の背
部以外に貼着すればよい。
【0015】次いで、上製本の製造工程を説明する。図
8は、丁合工程で折丁が本の頁の順番に積み重ねられた
本の中身である。8は丁合された本の中身、9は折丁で
ある。図9は、糸綴り工程を示す説明図である。一冊分
の折丁2が丁合された本の中身8の背をミシンを用いて
糸10で綴じる。図10は、均し工程である。糸綴りさ
れた背を小口と同じ厚さになるように均し機11で鋏ん
で落ち着かせるものである。駒締め工程は中身全体を平
締めして各中味の厚さを一様に落ち着かせるものである
が、図は省略する。
【0016】図11は、下固め工程を示す説明図であ
る。丁合された本の中身8の背に糊塗布機12により膠
や化学糊を塗布し乾燥し仮固めする。図12は、仕上げ
裁ち工程を示す説明図である。丁合された本の中身8の
小口、天、地の背を除いた三方を化粧裁ちする。図13
はスピン入れ工程である。注文によりスピン13を入れ
たり、省略したりする。図14は丸身出し工程である。
一対のローラ14で丁合された本の中身8を挟み両側か
ら締めて回転させながら上下のアールの付いた型15で
押える。図15は、耳出し工程である。丸身出しされた
中身を左右から挟んで固定し、上からアールの付いた型
を押付け左右に揺り動かす。これにより背の両側面を見
返しの方へ曲げて耳を作る。丸身出し工程を省いて耳出
し工程を行なうと角背で耳を作ることができる。
【0017】図16は、丸身・耳出し工程を終えた丁合
された本の中身8を示す説明図である。図17は丸身出
し工程を省き耳出し工程を行なった丁合された本の中身
8を示す説明図である。以後は丸背か角背の違いのみの
差で工程はかわらないので角背の説明は省略する。
【0018】図18は背固め工程を示す説明図である。
丁合された本の中身8の背に接着剤着けローラ16を接
触させた後、巻取状の寒冷紗17を背のサイズに切断し
たものを貼着する。図19も背固め工程の一つで、シワ
紙18に花ぎれ19を、接着剤20を塗布して貼着し切
断する工程の説明図である。図20は、上記花ぎれ付シ
ワ紙21を、寒冷紗17を貼着された中身に貼着する工
程の説明図である。同様の工程で地券紙を貼着する工程
を行なうものもあるが、図での説明は省略する。花ぎれ
13は地券紙を貼着する場合、地券紙に付ける。背固め
工程はこれら全て行なう場合と、一部省略することもあ
る。
【0019】図21は、表紙くるみ工程を示す説明図で
ある。別工程で表紙貼、箔押し等を行なって仕上げられ
た表紙6で中身をくるみ、耳と表紙の溝を接着し見返し
に糊を塗布して表紙と見返しを貼り付ける。このとき、
表紙6には本発明の上製本用表紙の製造方法で貼着した
シール状磁性材料7が設けられている。一般的な表紙く
るみの説明をしたが、様々な種類があり特に限定するも
のではない。図22、図23は、本発明の上製本の製造
方法の一実施の形態で製造した上製本の斜視説明図であ
る。図22は、丸背の上製本、図23は、角背の上製本
である。
【0020】図24は、本発明の上製本用表紙の製造方
法でシール状磁性材料7を裏表紙(又は表表紙)の芯材
2に貼着した表紙6を用いるときの状態の説明図であ
る。図25、図26は、図24の表紙6を用いて製造し
た上製本の一実施の形態を示す説明図である。見返しと
芯材の間に挟まれ貼着されるので見えることなく、また
取り外しもできない。
【0021】ここで磁性材料24について説明する。図
27の(イ)、(ロ)、(ハ)、(二)は第一の磁気部
材22と第二の磁気部材23からなる磁性材料24の部
品説明図である。離れているものは重ね合せた状態とな
る。(イ)は箔状の第一の磁気部材22に同じく箔状の
複数の小孔を有する第二の磁気部材23を重ね合せたも
のである。(ロ)は細いワイヤー状の第一の磁気部材2
2に箔状の第二の磁気部材23を巻き付けたものであ
る。(ハ)はアモルファス金属製細線の第一の磁気部材
22に複数の薄い小片の第二の磁気部材23を配置した
ものである。(二)はアモルファス金属製細線の第一の
磁気部材22に薄い帯状の第二の磁気部材23を重ね合
せたものである。
【0022】図28はシール状磁性材料7の構成説明図
である。上よりフィルム25、磁性材料24、フィルム
25、粘着剤層26、剥離紙27の構成となる。剥離紙
27からシール状磁性材料7を剥がして上製本用表紙の
製造方法で芯材に貼着する。磁性材料24は例として図
26の(ハ)を用いたが他も同様に構成する。シール状
磁性材料7を剥離紙27に連続して設けた巻取状の形態
でラベル貼り装置で同期をあわせて芯材に貼着すること
が好ましい。
【0023】第一の磁気部材22として好ましい材料と
しては、アモルファス合金であり、保磁力は0.1〜
1.0エルステッドのものが挙げられる。組成として
は、Fe、Co、NIのうち少なくとも1種を65原子%
以上含むものが挙げられる。アモルファス形成を促進す
る元素として、B、P、C、Si、Al、Ga、Zr、N
b、Taから選ばれる少なくとも1種の元素を10原子
%以上35原子%以下含むことが好ましい。例えば、F
e−Si系、Fe−Cr-Co-Ni-Mo系、Co-Si-Mn
-Fe系等が使用できる。また、上記に他の金属を含有し
てもよい。
【0024】第二の磁気部材として好ましい材料は、保
磁力が10〜1000エルステッドでFe-Co-Mn-Si
系、Cu-Ni-Fe系、Cu-Ni-Co系、Pt-Co系ある
いはステンレス等が使用できる。
【0025】フィルム25としては、ポリエチレンフィ
ルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエス
テルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム
等が使用できる。
【0026】
【実施例】<実施例1>図1〜図3の工程を行ない、図
4に示したようなホッパーから芯材2を取り出し位置出
しする途中で、芯材2と同期を取りラベル貼り機で背部
の芯材2に貼着して上製本用表紙を製造した。磁性材料
は図27の(ハ)のタイプをシール状にしたシール状磁
性材料7を使用した。前記上製本用表紙を用いて、図8
〜図21で説明した工程を行ない、図22に示すような
上製本を製造した。その上製本を市販の磁気検知ゲート
の間を通過させテストした。オン状態では警報とランプ
が点灯した。また、前記上製本を失活器にて処理し、前
記磁気式検知ゲートの間を通過させたところ警報も鳴ら
ずランプも点灯しなかった。
【0027】<実施例2>図1〜図3の工程を行ない、
図5に示すような押圧部5を通過後の表紙6を天地方向
に搬送途中で同期を取り、ラベル貼り機でシール状磁性
材料7を貼着した。磁性材料は図27の(ハ)のタイプ
をシール状にしたシール状磁性材料7を使用した。前記
表紙を用いて、アジロ綴じ用の折丁を用意し、図で説明
した丁合工程、下固め工程(糊着け後にシワ紙を貼
着)、仕上げ裁ち(三方断裁)工程、スピン入れ工程、
耳出し工程、花ぎれ付シワ紙製造貼着工程、表紙くるみ
工程を行ない、図23に示すような角背の磁性材料付上
製本を製造した。前記角背の磁性材料付上製本を市販の
磁気式検知ゲートの間を通過させたところ、警報が鳴り
ランプが点灯した。また、前記角背の磁性材料付上製本
を失活器にて処理し、前記磁気式検知ゲートの間を通過
させたところ警報も鳴らずランプも点灯しなかった。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、上製本用の表
紙製造工程の流れの中で無理なくシール状磁性材料を貼
着可能とした。
【0029】請求項2に記載の発明は、上製本用の表紙
製造工程の流れの中で無理なくシール状磁性材料を貼着
可能とした。
【0030】請求項3に記載の発明は、上製本用の表紙
製造工程の流れの中で無理なくシール状磁性材料を貼着
可能とした。
【0031】請求項4に記載の発明は、糸綴り丸背の上
製本の表紙の背の内側または表紙と見返しの間の見えな
く、且つ取り外しのできない部分に磁性材料を設けるこ
とを可能とする。
【0032】請求項5に記載の発明は、アジロ方式丸背
の上製本の表紙の背の内側または表紙と見返しの間の見
えなく、且つ取り外しのできない部分に磁性材料を設け
ることを可能とする。
【0033】請求項6に記載の発明は、糸綴り角背の上
製本の表紙の背の内側または表紙と見返しの間の見えな
く、且つ取り外しのできない部分に磁性材料を設けるこ
とを可能とする。
【0034】請求項7に記載の発明は、アジロ方式角背
の上製本の表紙の背の内側または表紙と見返しの間の見
えなく、且つ取り外しのできない部分に磁性材料を設け
ることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる上製本用表紙の製造方法の一実
施の形態を示す説明図である。
【図2】本発明に用いる上製本用表紙の製造方法の一実
施の形態を示す説明図である。
【図3】本発明に用いる上製本用表紙の製造方法の一実
施の形態を示す説明図である。
【図4】ホッパーから芯材を取り出す途中でシール状磁
性材料を貼着する工程の説明図である。
【図5】押圧部より後の天地方向での表紙の搬送途中で
シール状磁性材料を貼着する工程を示す説明図である。
【図6】ホッパーに芯材を装填する前に別工程でシール
状磁性材料を貼着する場合の説明図である。
【図7】シール状磁性材料を芯材の表表紙(又は裏表
紙)に貼着した場合の説明図である。
【図8】本発明の上製本の製造方法の丁合工程を示す説
明図である。
【図9】本発明の上製本の製造方法の糸綴り工程を示す
説明図である。
【図10】本発明の上製本の製造方法の均し工程を示す
説明図である。
【図11】本発明の上製本の製造方法の背固め工程を示
す説明図である。
【図12】本発明の上製本の製造方法の仕上げ裁ち工程
を示す説明図である。
【図13】本発明の上製本の製造方法のスピン入れ工程
を示す説明図である。
【図14】本発明の上製本の製造方法の丸身出し工程を
示す説明図である。
【図15】本発明の上製本の製造方法の耳出し工程を示
す説明図である。
【図16】本発明の上製本の製造方法の丸身・耳出しを
終えた状態の本の中身を示す説明図である。
【図17】本発明の上製本の製造方法の耳出しを終えた
状態の本の中身を示す説明図である。
【図18】本発明の上製本の製造方法の寒冷紗貼着工程
を示す説明図である。
【図19】本発明の上製本の製造方法の花ぎれ付シワ紙
製造工程を示す説明図である。
【図20】本発明の上製本の製造方法の花ぎれ付シワ紙
貼着工程を示す説明図である。
【図21】本発明の上製本の製造方法の表紙くるみ工程
を示す説明図である。
【図22】本発明の上製本の製造方法で製造した丸背の
上製本の説明図である。
【図23】本発明の上製本の製造方法で製造した角背の
上製本の説明図である。
【図24】本発明の上製本の製造方法の表紙くるみ工程
を示す説明図である。
【図25】本発明の上製本の製造方法で製造した丸背の
上製本の説明図である。
【図26】本発明の上製本の製造方法で製造した角背の
上製本の説明図である。
【図27】(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)は、本発明
の上製本用表紙の製造方法に使用する磁性材料の説明図
である。
【図28】本発明の上製本用表紙の製造方法に用いるシ
ール状磁性材料の説明図である。
【符号の説明】
1…表装材料 2…芯材 3…接着剤 4…接着剤塗布
機 5…押圧部 6…表紙 7…シール状磁性材料 8
…丁合された本の中身 9…折丁 10…糸11…均し
機 12…糊塗布機 13…スピン 14…一対のロー
ラ 15…上下のアールの付いた型 16…接着剤着け
ローラ 17…寒冷紗 18…シワ紙 19…花ぎれ 20…接着剤 21…花ぎれ付シワ紙
22…第一の磁気材料 23…第二の磁気材料 24…磁性材料 25…フィル
ム 26…粘着剤層 27…剥離紙

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表装材料に接着剤を塗布する工程と、表表
    紙用芯材と背表紙用芯材と裏表紙用芯材をホッパーから
    取り出して位置出しする工程と、前記接着剤着き表装材
    料に位置出しした前記芯材を貼着する工程と、前記芯材
    を貼着した表装材料の天地方向及び左右方向を折り曲げ
    る工程と、前記天地方向及び左右方向を折り曲げられた
    表装材料を押圧する工程と、押圧された前記表装材料を
    搬送し積層する工程を具備する表紙作製方法において、
    前記表表紙用芯材と背表紙用芯材と裏表紙用芯材をホッ
    パーから取り出して位置出しする工程の中で、ホッパー
    から取り出し搬送中に前記芯材の何れか一つに高い透磁
    力/低い保持力を有する第一の磁気部材と、中程度の透
    磁力/高い保持力を有する第二の磁気部材からなる磁性
    材料をシート状物で鋏みシール状にして、貼着すること
    を特徴とする上製本用表紙の製造方法。
  2. 【請求項2】表装材料に接着剤を塗布する工程と、表表
    紙用芯材と背表紙用芯材と裏表紙用芯材をホッパーから
    取り出して位置出しする工程と、前記接着剤着き表装材
    料に位置出しした前記芯材を貼着する工程と、前記芯材
    を貼着した表装材料の天地方向及び左右方向を折り曲げ
    る工程と、前記天地方向及び左右方向を折り曲げられた
    表装材料を押圧する工程と、押圧された前記表装材料を
    搬送し積層する工程を具備する表紙作製方法において、
    前記押圧された前記表装材料を搬送し積層する工程の中
    で、前記表装材料が天地方向に搬送されている状態で前
    記表装材料の芯材の何れか一つに、高い透磁力/低い保
    持力を有する第一の磁気部材と、中程度の透磁力/高い
    保持力を有する第二の磁気部材からなる磁性材料をシー
    ト状物で鋏みシール状にして、貼着することを特徴とす
    る上製本用表紙の製造方法。
  3. 【請求項3】表装材料に接着剤を塗布する工程と、表表
    紙用芯材と背表紙用芯材と裏表紙用芯材をホッパーから
    取り出して位置出しする工程と、前記接着剤着き表装材
    料に位置出しした前記芯材を貼着する工程と、前記芯材
    を貼着した表装材料の天地方向及び左右方向を折り曲げ
    る工程と、前記天地方向及び左右方向を折り曲げられた
    表装材料を押圧する工程と、押圧された前記表装材料を
    搬送し積層する工程を具備する表紙作製方法において、
    前記表表紙用芯材と背表紙用芯材と裏表紙用芯材をホッ
    パーから取り出して位置出しする工程の中で、前記ホッ
    パーの中の芯材の何れか一つに、事前に高い透磁力/低
    い保持力を有する第一の磁気部材と、中程度の透磁力/
    高い保持力を有する第二の磁気部材からなる磁性材料を
    シート状物で鋏みシール状にして貼着することを特徴と
    する上製本用表紙の製造方法。
  4. 【請求項4】前記請求項1乃至請求項3に記載の製造方
    法で製造した上製本用表紙を使用して、丁合、糸綴り、
    均し、駒締め、下固め、仕上げ裁ち、丸身・耳出し、背
    固め、表紙くるみ等を具備する上製本の製造工程を用い
    て製造することを特徴とする上製本の製造方法。
  5. 【請求項5】前記請求項1乃至請求項3に記載の製造方
    法で製造した上製本用表紙を使用して、丁合、下固め、
    仕上げ裁ち、丸身・耳出し、背固め、表紙くるみ等を具
    備する上製本の製造工程を用いて製造することを特徴と
    する上製本の製造方法。
  6. 【請求項6】前記請求項1乃至請求項3に記載の製造方
    法で製造した上製本用表紙を使用して、丁合、糸綴り、
    均し、駒締め、下固め、仕上げ裁ち、耳出し、背固め、
    表紙くるみ等を具備する上製本の製造工程を用いて製造
    することを特徴とする上製本の製造方法。
  7. 【請求項7】前記請求項1乃至請求項3に記載の製造方
    法で製造した上製本用表紙を使用して、丁合、下固め、
    仕上げ裁ち、耳出し、背固め、表紙くるみ等を具備する
    上製本の製造工程を用いて製造することを特徴とする上
    製本の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009269375A (ja) * 2008-05-12 2009-11-19 Dainippon Printing Co Ltd 製本方法及び製本装置
JP2010524717A (ja) * 2007-04-17 2010-07-22 シュミットコンズ,ピーター 個別の本および異なるフォーマットサイズの表紙カバーのソフトウェア制御製造および短時間運転の方法および装置
JP2011131392A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Sansuisha:Kk 製本システム
CN105109229A (zh) * 2014-05-13 2015-12-02 尤尼宾德有限公司 制作全景书及书芯的方法和装置、及对折纸页的折叠设备
JP7465173B2 (ja) 2020-08-03 2024-04-10 エイブリック株式会社 磁気センサ回路

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