JP2002101343A - X線平面検出器及びx線診断システム - Google Patents
X線平面検出器及びx線診断システムInfo
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Landscapes
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
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- Measurement Of Radiation (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 正常なダーク画素のみを用いて横引き補正を
行うX線検出器、及びX線診断システムを提供するこ
と。 【解決手段】 X線を検出する画素を二次元マトリック
ス状に配列したX線平面検出器と、横引き補正処理を行
う演算器を有するX線診断システムである。X線平面検
出器の画素は、列単位でダーク画素群と正常画素群とか
らなる。演算器は、ダーク画素群を、欠陥ダーク画素と
正常ダーク画素とに判別し、正常ダーク画素からの出力
信号のみに基づいて横引きノイズを演算する。そして、
演算器は、該横引きノイズを各通常画素からの出力信号
から減算することで横引き補正を行うことを特徴とする
X線診断システム。
行うX線検出器、及びX線診断システムを提供するこ
と。 【解決手段】 X線を検出する画素を二次元マトリック
ス状に配列したX線平面検出器と、横引き補正処理を行
う演算器を有するX線診断システムである。X線平面検
出器の画素は、列単位でダーク画素群と正常画素群とか
らなる。演算器は、ダーク画素群を、欠陥ダーク画素と
正常ダーク画素とに判別し、正常ダーク画素からの出力
信号のみに基づいて横引きノイズを演算する。そして、
演算器は、該横引きノイズを各通常画素からの出力信号
から減算することで横引き補正を行うことを特徴とする
X線診断システム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線平面検出器及
び該X線平面検出器を備えたX線診断システムに関す
る。
び該X線平面検出器を備えたX線診断システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】X線診断システムとは、被験者の体内を
透過したX線の強弱を濃淡画像として表示する画像装置
である。近年、このX線診断システムに利用されるX線
検出器として、従来から利用されてきたI.I.(イメ
ージインテンシファイア)及びイメージングプレートに
置き換わるものとして、X線平面検出器が製品化されつ
つある。
透過したX線の強弱を濃淡画像として表示する画像装置
である。近年、このX線診断システムに利用されるX線
検出器として、従来から利用されてきたI.I.(イメ
ージインテンシファイア)及びイメージングプレートに
置き換わるものとして、X線平面検出器が製品化されつ
つある。
【0003】このX線平面検出器によるX線情報の検
出、読み出しの構成は次のようである。まず、入射した
X線を画素電極によって電荷量に変換し、前記電荷量を
画素毎にコンデンサにて蓄積する。そして、コンデンサ
毎に接続された半導体スイッチを随時同一行毎にON/
OFFして、該コンデンサより電気情報として読み出
す。読み出された電気情報は、同一列の画素毎に設けら
れた増幅系により増幅して後続の処理系統へと出力され
る。
出、読み出しの構成は次のようである。まず、入射した
X線を画素電極によって電荷量に変換し、前記電荷量を
画素毎にコンデンサにて蓄積する。そして、コンデンサ
毎に接続された半導体スイッチを随時同一行毎にON/
OFFして、該コンデンサより電気情報として読み出
す。読み出された電気情報は、同一列の画素毎に設けら
れた増幅系により増幅して後続の処理系統へと出力され
る。
【0004】一般に、このX線平面検出器によるX線デ
ータの検出おいて、横引きノイズと称されるノイズ成分
が検出データに重畳し、被検体に関する純粋なデータを
乱してしまうことがある。この横引きノイズは、X線平
面検出器の構造に起因して潜在する信号成分であり、各
検出器が有する特性等にも依存する。
ータの検出おいて、横引きノイズと称されるノイズ成分
が検出データに重畳し、被検体に関する純粋なデータを
乱してしまうことがある。この横引きノイズは、X線平
面検出器の構造に起因して潜在する信号成分であり、各
検出器が有する特性等にも依存する。
【0005】近年、この横引きノイズを画像処理によっ
て除去する方法が提案されている。この画像処理は、マ
トリクス状に配列された画素の一部をシールドで覆うこ
よにより、X線を検出しないようにした複数の画素(以
下、何らかの方法によってX線を検出しないようにした
画素を「ダーク画素」と称する。)を利用する。そし
て、該ダーク画素群によって検出された電気信号を装置
に潜在するノイズとみなし、横引きノイズに関する補正
を行うものである。この様な補正方法は、例えば特開平
09−197053、特開平11−215214等に開
示されている。
て除去する方法が提案されている。この画像処理は、マ
トリクス状に配列された画素の一部をシールドで覆うこ
よにより、X線を検出しないようにした複数の画素(以
下、何らかの方法によってX線を検出しないようにした
画素を「ダーク画素」と称する。)を利用する。そし
て、該ダーク画素群によって検出された電気信号を装置
に潜在するノイズとみなし、横引きノイズに関する補正
を行うものである。この様な補正方法は、例えば特開平
09−197053、特開平11−215214等に開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、該画像補正
に使用されるダーク画素群には、幾つかの欠陥ダーク画
素が存在する。これらの欠陥ダーク画素は、歩留まりの
観点からある程度許容されるのが一般的である。
に使用されるダーク画素群には、幾つかの欠陥ダーク画
素が存在する。これらの欠陥ダーク画素は、歩留まりの
観点からある程度許容されるのが一般的である。
【0007】しかしながら、ダーク画素を使用した従来
の横引き補正は、ダーク画素の欠陥までを考慮したもの
ではなかった。すなわち、ダーク画素群に欠陥ダーク画
素が存在する場合であっても、従来の画像処理によれ
ば、該欠陥ダーク画素を含むダーク画素群からの電気信
号に基づいて横引き補正が実行される。従って、欠陥ダ
ーク画素からの出力をも含んで補正を実行した場合に
は、該補正が不適切な画像処理となることがあった。
の横引き補正は、ダーク画素の欠陥までを考慮したもの
ではなかった。すなわち、ダーク画素群に欠陥ダーク画
素が存在する場合であっても、従来の画像処理によれ
ば、該欠陥ダーク画素を含むダーク画素群からの電気信
号に基づいて横引き補正が実行される。従って、欠陥ダ
ーク画素からの出力をも含んで補正を実行した場合に
は、該補正が不適切な画像処理となることがあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、欠陥を有するダーク画素による出
力の影響を排除して横引き補正を行うX線検出器、及び
X線診断システムを提供することを目的としている。
みてなされたもので、欠陥を有するダーク画素による出
力の影響を排除して横引き補正を行うX線検出器、及び
X線診断システムを提供することを目的としている。
【0009】本発明の第1の視点は、入射したX線を検
出し第1の電気情報を発生する複数の第1の電気情報発
生手段と、X線検出防止手段を備え第2の電気情報を発
生する複数の第2の電気情報発生手段と、からなるX線
検出手段と、読み出された前記各第2の電気情報が第1
の電気情報の補正に有効か否かを判別する判別手段と、
前記判別手段によって有効と判別された前記第2の電気
情報に基づいて、前記第1の電気情報を補正する補正手
段とを具備することを特徴とするX線平面検出器であ
る。
出し第1の電気情報を発生する複数の第1の電気情報発
生手段と、X線検出防止手段を備え第2の電気情報を発
生する複数の第2の電気情報発生手段と、からなるX線
検出手段と、読み出された前記各第2の電気情報が第1
の電気情報の補正に有効か否かを判別する判別手段と、
前記判別手段によって有効と判別された前記第2の電気
情報に基づいて、前記第1の電気情報を補正する補正手
段とを具備することを特徴とするX線平面検出器であ
る。
【0010】本発明の第2の視点は、電気情報発生手段
を二次元マトリックス状に配列したX線検出手段であっ
て、入射したX線を検出し第1の電気情報を発生する複
数の第1の電気情報発生手段とX線検出防止手段を備え
第2の電気情報を発生する複数の第2の電気情報発生手
段とが列単位で混在するX線検出手段と、前記第各1の
電気情報発生手段から各第1の電気情報を、前記各第2
の電気情報発生手段から前記各第2の電気情報をそれぞ
れ列単位で読み出す読み出し手段と、前記複数の第2の
電気情報発生手段のうち、欠陥を有する電気情報発生手
段が存在する列を特定するための欠陥画素列情報を記憶
する記憶手段と、前記欠陥画素列情報に基づいて前記欠
陥を有する電気情報発生手段が存在しない列からの前記
第2の電気情報を選択する選択手段と、前記選択手段に
よって選択された列単位の前記第2の電気情報に基づい
て、前記第1の電気情報を補正する補正手段とを具備す
ることを特徴とするX線平面検出器である。
を二次元マトリックス状に配列したX線検出手段であっ
て、入射したX線を検出し第1の電気情報を発生する複
数の第1の電気情報発生手段とX線検出防止手段を備え
第2の電気情報を発生する複数の第2の電気情報発生手
段とが列単位で混在するX線検出手段と、前記第各1の
電気情報発生手段から各第1の電気情報を、前記各第2
の電気情報発生手段から前記各第2の電気情報をそれぞ
れ列単位で読み出す読み出し手段と、前記複数の第2の
電気情報発生手段のうち、欠陥を有する電気情報発生手
段が存在する列を特定するための欠陥画素列情報を記憶
する記憶手段と、前記欠陥画素列情報に基づいて前記欠
陥を有する電気情報発生手段が存在しない列からの前記
第2の電気情報を選択する選択手段と、前記選択手段に
よって選択された列単位の前記第2の電気情報に基づい
て、前記第1の電気情報を補正する補正手段とを具備す
ることを特徴とするX線平面検出器である。
【0011】本発明の第3の視点は、入射したX線を検
出し第1の電気情報を発生する複数の第1の電気情報発
生手段と、X線検出防止手段を備え第2の電気情報を発
生する複数の第2の電気情報発生手段と、を有するX線
平面検出器と、読み出された前記各第2の電気情報が第
1の電気情報の補正に有効か否かを判別する判別手段
と、前記判別手段によって有効と判別された前記第2の
電気情報に基づいて、前記第1の電気情報を補正する補
正手段とを具備することを特徴とするX線診断システム
である。
出し第1の電気情報を発生する複数の第1の電気情報発
生手段と、X線検出防止手段を備え第2の電気情報を発
生する複数の第2の電気情報発生手段と、を有するX線
平面検出器と、読み出された前記各第2の電気情報が第
1の電気情報の補正に有効か否かを判別する判別手段
と、前記判別手段によって有効と判別された前記第2の
電気情報に基づいて、前記第1の電気情報を補正する補
正手段とを具備することを特徴とするX線診断システム
である。
【0012】本発明の第4の視点は、電気情報発生手段
を二次元マトリックス状に配列したX線検出手段であっ
て、入射したX線を検出し第1の電気情報を発生する複
数の第1の電気情報発生手段とX線検出防止手段を備え
第2の電気情報を発生する複数の第2の電気情報発生手
段とが列単位で混在するX線平面検出器と、前記第各1
の電気情報発生手段から各第1の電気情報を、前記各第
2の電気情報発生手段から前記各第2の電気情報をそれ
ぞれ列単位で読み出す読み出し手段と、前記複数の第2
の電気情報発生手段のうち、欠陥を有する電気情報発生
手段が存在する列を特定するための欠陥画素列情報を記
憶する記憶手段と、前記欠陥画素列情報に基づいて前記
欠陥を有する電気情報発生手段が存在しない列からの前
記第2の電気情報を選択する選択手段と、前記選択手段
によって選択された列単位の前記第2の電気情報に基づ
いて、前記第1の電気情報を補正する補正手段とを具備
することを特徴とするX線診断システムである。
を二次元マトリックス状に配列したX線検出手段であっ
て、入射したX線を検出し第1の電気情報を発生する複
数の第1の電気情報発生手段とX線検出防止手段を備え
第2の電気情報を発生する複数の第2の電気情報発生手
段とが列単位で混在するX線平面検出器と、前記第各1
の電気情報発生手段から各第1の電気情報を、前記各第
2の電気情報発生手段から前記各第2の電気情報をそれ
ぞれ列単位で読み出す読み出し手段と、前記複数の第2
の電気情報発生手段のうち、欠陥を有する電気情報発生
手段が存在する列を特定するための欠陥画素列情報を記
憶する記憶手段と、前記欠陥画素列情報に基づいて前記
欠陥を有する電気情報発生手段が存在しない列からの前
記第2の電気情報を選択する選択手段と、前記選択手段
によって選択された列単位の前記第2の電気情報に基づ
いて、前記第1の電気情報を補正する補正手段とを具備
することを特徴とするX線診断システムである。
【0013】このような構成によれば、上記事情に鑑み
てなされたもので、欠陥を有するダーク画素による出力
の影響を排除して横引き補正を行うX線検出器、及びX
線診断システムを実現することができる。
てなされたもので、欠陥を有するダーク画素による出力
の影響を排除して横引き補正を行うX線検出器、及びX
線診断システムを実現することができる。
【0014】本発明に係る実施の形態には種々の段階の
発明が含まれており、開示される複数の構成用件におけ
る適宜な組み合わせにより種々の発明が摘出され得る。
例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの
構成要件が省略されることで発明が抽出された場合、そ
の抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣
用技術で適宜補われるものである。
発明が含まれており、開示される複数の構成用件におけ
る適宜な組み合わせにより種々の発明が摘出され得る。
例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの
構成要件が省略されることで発明が抽出された場合、そ
の抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣
用技術で適宜補われるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態〜第
3実施形態を図面に従って説明する。なお、以下の説明
において、略同一の機能及び構成を有する構成要素につ
いては、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ
行う。
3実施形態を図面に従って説明する。なお、以下の説明
において、略同一の機能及び構成を有する構成要素につ
いては、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ
行う。
【0016】(第1実施形態)まず、本発明に係るX線
診断システムの特徴的な構成要素を、図1を参照しなが
ら説明する。
診断システムの特徴的な構成要素を、図1を参照しなが
ら説明する。
【0017】図1は、本発明に係るX線診断システム1
0のX線平面検出器12と、X線診断システムの本体に
内蔵されたX線データ処理装置14とを示したブロック
構成図である。以下、X線平面検出器12、X線データ
処理装置14の順にその構成を説明する。
0のX線平面検出器12と、X線診断システムの本体に
内蔵されたX線データ処理装置14とを示したブロック
構成図である。以下、X線平面検出器12、X線データ
処理装置14の順にその構成を説明する。
【0018】X線平面検出器12は、入射したX線を検
出するX線検出部16、ゲート走査線駆動部18、積分
アンプ20、マルチプレクサ22、A/Dコンバータ2
4を有している。
出するX線検出部16、ゲート走査線駆動部18、積分
アンプ20、マルチプレクサ22、A/Dコンバータ2
4を有している。
【0019】X線検出部16は、マトリックス状に配列
され入射したX線を電荷情報に変換する複数の画素電極
(図1参照。以下、画素電極を単に「画素」と称す
る。)と、画素電極毎に設けられ各画素からの電荷を蓄
積する複数のコンデンサと、ゲート走査駆動部18から
の制御信号に基づいて各コンデンサに蓄積された電荷を
電気信号として読み出すスイッチング素子(例えば、薄
膜トランジスタ等)と、を有している。
され入射したX線を電荷情報に変換する複数の画素電極
(図1参照。以下、画素電極を単に「画素」と称す
る。)と、画素電極毎に設けられ各画素からの電荷を蓄
積する複数のコンデンサと、ゲート走査駆動部18から
の制御信号に基づいて各コンデンサに蓄積された電荷を
電気信号として読み出すスイッチング素子(例えば、薄
膜トランジスタ等)と、を有している。
【0020】マトリックス状に配列された複数の画素の
一部の列は、X線を検出しないようにその表面(X線入
射側)がシールドで覆われたダーク画素17となってい
る(以下、何らかの方法によりX線を検出しないように
した画素を「ダーク画素」と称する。一方、入射したX
線を検出可能な画素15を「通常画素」と称する)。こ
のダーク画素が発生する電気信号は、後述する補法によ
り横引きノイズ補正に使用される。
一部の列は、X線を検出しないようにその表面(X線入
射側)がシールドで覆われたダーク画素17となってい
る(以下、何らかの方法によりX線を検出しないように
した画素を「ダーク画素」と称する。一方、入射したX
線を検出可能な画素15を「通常画素」と称する)。こ
のダーク画素が発生する電気信号は、後述する補法によ
り横引きノイズ補正に使用される。
【0021】図1は、ダーク画素17がマトリックス配
列の左側複数列にわたって形成されたX線検出部16の
上面図が示されている。該X線検出部16は、左から複
数列がダーク画素のみを配列したダーク画素群であり、
残りの画素は通常画素による通常画素群として構成され
ている。なお、ダーク画素17群の形成位置は、列単位
であれば何れの場所でもかまわないが、診断画像領域を
できるだけ広く確保する観点から、マトリックス配列の
右端又は左端或いは両端に沿った複数列を選択するのが
好ましい。
列の左側複数列にわたって形成されたX線検出部16の
上面図が示されている。該X線検出部16は、左から複
数列がダーク画素のみを配列したダーク画素群であり、
残りの画素は通常画素による通常画素群として構成され
ている。なお、ダーク画素17群の形成位置は、列単位
であれば何れの場所でもかまわないが、診断画像領域を
できるだけ広く確保する観点から、マトリックス配列の
右端又は左端或いは両端に沿った複数列を選択するのが
好ましい。
【0022】なお、理論的には1列でも横引きノイズ補
正は可能であるが、本実施形態では、後述するように複
数列のダーク画素列にて横引きノイズ補正を行ってい
る。これは次の理由による。現実の撮影においては、X
線照射時の出力信号に対し、アンプや信号線に飛来する
ノイズの影響を受けるため、1の列で出力される横引き
ノイズにはノイズが含まれる。このノイズは、同一行の
複数列のダーク画素を加算平均すれば、低減させること
が可能となるからである。
正は可能であるが、本実施形態では、後述するように複
数列のダーク画素列にて横引きノイズ補正を行ってい
る。これは次の理由による。現実の撮影においては、X
線照射時の出力信号に対し、アンプや信号線に飛来する
ノイズの影響を受けるため、1の列で出力される横引き
ノイズにはノイズが含まれる。このノイズは、同一行の
複数列のダーク画素を加算平均すれば、低減させること
が可能となるからである。
【0023】ゲート走査線駆動部18は、ゲート走査線
180を介してX線検出部16の各スイッチング素子の
ゲート端子に電気的に接続されている。ゲート走査線駆
動部18は、各スイッチング素子のゲート端子に制御信
号を供給することで、ゲート走査線180毎(すなわ
ち、行単位毎)のスイッチング素子群のON/OFF制
御を行う。
180を介してX線検出部16の各スイッチング素子の
ゲート端子に電気的に接続されている。ゲート走査線駆
動部18は、各スイッチング素子のゲート端子に制御信
号を供給することで、ゲート走査線180毎(すなわ
ち、行単位毎)のスイッチング素子群のON/OFF制
御を行う。
【0024】積分アンプ20は、X線検出部16から信
号線181を介して所定のタイミングによって列単位で
読み出された同一列の画素毎の電気信号を増幅する。
号線181を介して所定のタイミングによって列単位で
読み出された同一列の画素毎の電気信号を増幅する。
【0025】マルチプレクサ22は、積分アンプ20に
よって増幅された信号を順次選択し、後続のA/Dコン
バータ24に送り出す。
よって増幅された信号を順次選択し、後続のA/Dコン
バータ24に送り出す。
【0026】A/Dコンバータ24は、マルチプレクサ
22から入力したアナログ信号をディジタル信号へと変
換する。
22から入力したアナログ信号をディジタル信号へと変
換する。
【0027】次に、X線データ処理装置14について説
明する。
明する。
【0028】X線データ処理装置14は、演算器14
0、メモリ141、表示部142を有している。
0、メモリ141、表示部142を有している。
【0029】表示部142は、演算器140から入力し
た信号を透視画像としてTVモニタに表示する。
た信号を透視画像としてTVモニタに表示する。
【0030】メモリ141は、ダーク画素17群のうち
の欠陥ダーク画素の情報を記憶する記憶手段である。該
メモリ141に記憶された欠陥ダーク画素情報に基づい
て、演算器140では後述する画像処理が実行される。
の欠陥ダーク画素の情報を記憶する記憶手段である。該
メモリ141に記憶された欠陥ダーク画素情報に基づい
て、演算器140では後述する画像処理が実行される。
【0031】また、メモリ141は、事前に収集され
た、暗時画像情報格納部141a、アンプゲイン情報格
納部141b、ピクセルゲイン情報格納部141cを有
している。
た、暗時画像情報格納部141a、アンプゲイン情報格
納部141b、ピクセルゲイン情報格納部141cを有
している。
【0032】暗時画像データ格納部141aは、事前
(例えば、検査直前等)に暗時画像に関する情報を格納
する格納部である。該暗時画像情報格納部141aに格
納された暗時画像情報は適宜読み出され、演算器140
にて実行される差分処理により、通常画素15及びダー
ク画素17から出力された各X線情報から減算される。
(例えば、検査直前等)に暗時画像に関する情報を格納
する格納部である。該暗時画像情報格納部141aに格
納された暗時画像情報は適宜読み出され、演算器140
にて実行される差分処理により、通常画素15及びダー
ク画素17から出力された各X線情報から減算される。
【0033】なお、暗時画像とは、X線曝射を伴わない
でX線検出部16が検出する画像である。すなわち、X
線検出部16において各画素が有する暗電流や各積分ア
ンプ20が有するオフセット、X線発生系(図示せず)
からの暗流X線等を原因として、X線が曝射されていな
い状態で検出される電気信号のバックグラウンドに基づ
く画像である。当然ながら、この暗時画像は、被検体に
関するX線診断画像収集においては不要なものである。
でX線検出部16が検出する画像である。すなわち、X
線検出部16において各画素が有する暗電流や各積分ア
ンプ20が有するオフセット、X線発生系(図示せず)
からの暗流X線等を原因として、X線が曝射されていな
い状態で検出される電気信号のバックグラウンドに基づ
く画像である。当然ながら、この暗時画像は、被検体に
関するX線診断画像収集においては不要なものである。
【0034】アンプゲイン情報格納部141bは、積分
アンプ20の増幅率のばらつきを補正するため、画素毎
のピクセルゲイン値を格納する格納部である。すなわ
ち、積分アンプ20は、増幅率のばらつきを持ってお
り、前述されたオフセット成分を差し引いたのみでは入
射されたX線による純粋な信号成分を取り出すことがで
きない。従って、これらのゲイン値にて画素毎に補正を
かける必要がある。該アンプゲイン格納部141bに格
納された画素毎のアンプゲインは適宜読み出され、演算
器140にて実行される補正処理により、通常画素15
及びダーク画素17から出力された各X線情報に除算さ
れる。
アンプ20の増幅率のばらつきを補正するため、画素毎
のピクセルゲイン値を格納する格納部である。すなわ
ち、積分アンプ20は、増幅率のばらつきを持ってお
り、前述されたオフセット成分を差し引いたのみでは入
射されたX線による純粋な信号成分を取り出すことがで
きない。従って、これらのゲイン値にて画素毎に補正を
かける必要がある。該アンプゲイン格納部141bに格
納された画素毎のアンプゲインは適宜読み出され、演算
器140にて実行される補正処理により、通常画素15
及びダーク画素17から出力された各X線情報に除算さ
れる。
【0035】ピクセルゲイン情報格納部141cは、画
素毎の変換効率のばらつきを補正するため、画素毎のピ
クセルゲイン値を格納する格納部である。すなわち、各
通常画素15及び各ダーク画素17は、変換効率のばら
つきを持っており、前述されたオフセット成分を差し引
いたのみでは入射されたX線による純粋な信号成分を取
り出すことができない。従って、これらのゲイン値にて
画素毎に補正をかける必要がある。該ピクセルゲイン格
納部141cに格納された画素毎のピクセルゲインは適
宜読み出され、演算器140にて実行される補正処理に
より、通常画素15及びダーク画素17から出力された
各X線情報に除算される。
素毎の変換効率のばらつきを補正するため、画素毎のピ
クセルゲイン値を格納する格納部である。すなわち、各
通常画素15及び各ダーク画素17は、変換効率のばら
つきを持っており、前述されたオフセット成分を差し引
いたのみでは入射されたX線による純粋な信号成分を取
り出すことができない。従って、これらのゲイン値にて
画素毎に補正をかける必要がある。該ピクセルゲイン格
納部141cに格納された画素毎のピクセルゲインは適
宜読み出され、演算器140にて実行される補正処理に
より、通常画素15及びダーク画素17から出力された
各X線情報に除算される。
【0036】演算器140は、X線検出部16からの出
力信号を入力し、欠陥ダーク画素を考慮した横引き補正
処理を実行する。すなわち、欠陥ダーク画素を除いた正
常なダーク画素のみを横引き補正に使用することで、顕
著なノイズ除去を実現する。
力信号を入力し、欠陥ダーク画素を考慮した横引き補正
処理を実行する。すなわち、欠陥ダーク画素を除いた正
常なダーク画素のみを横引き補正に使用することで、顕
著なノイズ除去を実現する。
【0037】ここで、横引きノイズ及び該横引きノイズ
を除去するための横引き補正について説明する。
を除去するための横引き補正について説明する。
【0038】ゲート走査線180と信号線181とは、
絶縁層を介して積層されている。この積層構造により、
ゲート走査線180と信号線181との間に形成される
部位は、キャパシタとしての作用を有することがある。
絶縁層を介して積層されている。この積層構造により、
ゲート走査線180と信号線181との間に形成される
部位は、キャパシタとしての作用を有することがある。
【0039】一方、各ゲート走査線180には、オフセ
ット等に基づく電圧のゆらぎが生じている。このゆらぎ
による電圧の変動によって、キャパシタ部位に蓄積され
た電荷は移動し、信号となって信号線182へ伝わって
各画素からの電気信号に重畳されることになる。このキ
ャパシタ部位の電荷の移動に基づいて発生した電気信号
が、横引きノイズの正体である。なお、「横引き」と称
されるのは、該ノイズは画像上では横線状のノイズとし
て現れることに起因する。
ット等に基づく電圧のゆらぎが生じている。このゆらぎ
による電圧の変動によって、キャパシタ部位に蓄積され
た電荷は移動し、信号となって信号線182へ伝わって
各画素からの電気信号に重畳されることになる。このキ
ャパシタ部位の電荷の移動に基づいて発生した電気信号
が、横引きノイズの正体である。なお、「横引き」と称
されるのは、該ノイズは画像上では横線状のノイズとし
て現れることに起因する。
【0040】横引き補正とは、横引きノイズを画像処理
によって除去する方法であり、例えば全てのダーク画素
17を利用した形態(すなわち、欠陥ダーク画素と正常
なダーク画素とを区別せず全てを使用する形態)によれ
ば、次の様である。
によって除去する方法であり、例えば全てのダーク画素
17を利用した形態(すなわち、欠陥ダーク画素と正常
なダーク画素とを区別せず全てを使用する形態)によれ
ば、次の様である。
【0041】すなわち、ダーク画素17はX線を入射し
ない画素であるから、該ダーク画素17から検出される
電気信号はX線に関係しないものである。従って、ダー
ク画素17から検出される電気信号は、X線検出器12
が潜在的に有する電気信号であると考えられ、上述した
横引きノイズを含んでいると思われる。
ない画素であるから、該ダーク画素17から検出される
電気信号はX線に関係しないものである。従って、ダー
ク画素17から検出される電気信号は、X線検出器12
が潜在的に有する電気信号であると考えられ、上述した
横引きノイズを含んでいると思われる。
【0042】一方、上述したように、通常画素15群か
ら検出される各電気信号には、横引きノイズが重畳され
ている。従って、ダーク画素17群から検出された各電
気信号に基づいて横引きノイズを演算し、各通常画素1
5からの電気信号から減算すれば、横引きノイズの影響
を受けないX線診断画像を取得することができる。
ら検出される各電気信号には、横引きノイズが重畳され
ている。従って、ダーク画素17群から検出された各電
気信号に基づいて横引きノイズを演算し、各通常画素1
5からの電気信号から減算すれば、横引きノイズの影響
を受けないX線診断画像を取得することができる。
【0043】この様に、複数のダーク画素17の各出力
に基づいて演算された横引きノイズによって、各通常画
素15からの出力を補正することを、本実施形態では
「横引き補正」と呼ぶ。
に基づいて演算された横引きノイズによって、各通常画
素15からの出力を補正することを、本実施形態では
「横引き補正」と呼ぶ。
【0044】ところで、ダーク画素17群の中には、欠
陥を有する画素が存在することがある(以下、欠陥を有
するダーク画素を「欠陥ダーク画素」、欠陥を有さない
正常なダーク画素を「正常ダーク画素」と称する。ま
た、単に「ダーク画素」とした場合には、「欠陥ダーク
画素」と「正常ダーク画素」とを区別しない趣旨であ
る。)。この場合において、欠陥ダーク画素を正常ダー
ク画素と区別せず一律に横引き補正を実行すると、適切
な補正値を得ることができないことがある。さらには、
欠陥ダーク画素に基づいた補正値により補正を実行した
場合には、該補正が不適切な画像処理となることも考え
られる。
陥を有する画素が存在することがある(以下、欠陥を有
するダーク画素を「欠陥ダーク画素」、欠陥を有さない
正常なダーク画素を「正常ダーク画素」と称する。ま
た、単に「ダーク画素」とした場合には、「欠陥ダーク
画素」と「正常ダーク画素」とを区別しない趣旨であ
る。)。この場合において、欠陥ダーク画素を正常ダー
ク画素と区別せず一律に横引き補正を実行すると、適切
な補正値を得ることができないことがある。さらには、
欠陥ダーク画素に基づいた補正値により補正を実行した
場合には、該補正が不適切な画像処理となることも考え
られる。
【0045】本発明に係るX線診断システムが実行する
画像補正処理は、欠陥ダーク画素による影響を排除した
ダーク画素17の群による電気信号に基づいて横引き補
正を実行することをその本質としている。以下、演算器
140が実行する該画像補正処理について図2を参照し
て詳説する。
画像補正処理は、欠陥ダーク画素による影響を排除した
ダーク画素17の群による電気信号に基づいて横引き補
正を実行することをその本質としている。以下、演算器
140が実行する該画像補正処理について図2を参照し
て詳説する。
【0046】図2は、演算器140が実行する画像補正
処理の流れを示した概念図である。なお、図2〜図7に
おいては、以下の様に定義してある。
処理の流れを示した概念図である。なお、図2〜図7に
おいては、以下の様に定義してある。
【0047】 i :任意の走査線番号或いは二次元マトリックス配置の任意の画素 の行番号 j :任意の信号線番号或いは二次元マトリックス配置の任意の画素 の列番号 aij : i行j列に存在する画素のピクセルゲイン bij : i行j列に存在する画素のピクセルオフセット cj : j列に存在する信号線に接続された積分アンプのアンプゲイ ン dj : j列に存在する信号線に接続された積分アンプのアンプオフ セット nj(t) : j列に存在する横引きノイズ(なお、一般に横引きノイズは 時々刻々と変化するから、時間の関数としてある。) xij : i行j列に存在する画素のX線曝射に伴う出力 p :ダーク画素列の合計数 q :通常画素列の合計数(従って、p+q=信号線の総数) k :任意のダーク画素の列番号 ( 0≦k≦p ) l :任意の通常画素の列番号 ( 0≦l≦q ) 上記定義に従えば、例えば、k列上に存在する任意のダ
ーク画素の出力はck(bik+nk(t))+dkと
書くことができる。また、l列上に存在する任意の通常
画素の出力はcl(ailxil+bil+n
l(t))+dlとなる。
ーク画素の出力はck(bik+nk(t))+dkと
書くことができる。また、l列上に存在する任意の通常
画素の出力はcl(ailxil+bil+n
l(t))+dlとなる。
【0048】図2に示した画像補正処理は、複数のダー
ク画素17からの出力に対して処理を行う第1の処理系
と、通常画素15群からの出力に対して処理を行う第2
の処理系と大きく二つに分けることができる。以下、第
1の処理系、第2の処理系の順に説明する。
ク画素17からの出力に対して処理を行う第1の処理系
と、通常画素15群からの出力に対して処理を行う第2
の処理系と大きく二つに分けることができる。以下、第
1の処理系、第2の処理系の順に説明する。
【0049】第1の処理系にて実行される補正処理の目
的は、正常ダーク画素17によって検出された信号から
横引きノイズ成分を取り出すことである。
的は、正常ダーク画素17によって検出された信号から
横引きノイズ成分を取り出すことである。
【0050】まず、k列上に存在するダーク画素17群
によって検出された電気信号ck(bik+n
k(t))+dkがX線平面検出器12から出力され、
演算器140内の欠陥画素判別部140aに入力され
る。
によって検出された電気信号ck(bik+n
k(t))+dkがX線平面検出器12から出力され、
演算器140内の欠陥画素判別部140aに入力され
る。
【0051】欠陥画素判別部140aでは、その信号出
力値が正常であるか異常であるかの判別を閾値を用いて
行う。この欠陥画素判別部は、ソフトまたはハードで実
現されるものであり、欠陥を判別するアルゴリズムが含
まれている。なお、欠陥画素判別部は、図2におけるダ
ーク画素出力信号120aと暗時差分140bの間に挿
入するのが好ましい。なぜなら、暗時差分を実施してし
まうと、欠陥が見つかりにくくなる(閾値判定が困難に
なる)からである。
力値が正常であるか異常であるかの判別を閾値を用いて
行う。この欠陥画素判別部は、ソフトまたはハードで実
現されるものであり、欠陥を判別するアルゴリズムが含
まれている。なお、欠陥画素判別部は、図2におけるダ
ーク画素出力信号120aと暗時差分140bの間に挿
入するのが好ましい。なぜなら、暗時差分を実施してし
まうと、欠陥が見つかりにくくなる(閾値判定が困難に
なる)からである。
【0052】該欠陥画素判別部140aにおいて異常で
ないと判別された信号(すなわち、欠陥を有さない正常
ダーク画素17からの出力信号)は、暗時差分処理部1
40bに出力される。一方、異常であると判別された信
号は補正処理に利用されず、破棄される。
ないと判別された信号(すなわち、欠陥を有さない正常
ダーク画素17からの出力信号)は、暗時差分処理部1
40bに出力される。一方、異常であると判別された信
号は補正処理に利用されず、破棄される。
【0053】暗時差分処理部140bでは、電気信号c
k(bik+nk(t))+dkから暗時画像成分ck
bik+dkを減算する補正が行われる。こうして暗時
差分が施されたデータcknk(t)は、アンプゲイン
補正処理部140cへと出力される。
k(bik+nk(t))+dkから暗時画像成分ck
bik+dkを減算する補正が行われる。こうして暗時
差分が施されたデータcknk(t)は、アンプゲイン
補正処理部140cへと出力される。
【0054】アンプゲイン補正処理部140cでは、入
力した暗時差分後のデータcknk(t)に対して、ア
ンプゲイン格納部141bから読み出したアンプゲイン
ckを除算する補正処理を行う。その結果、k列に存在
する正常ダーク画素の横引きノイズ成分nk(t)を取
り出すことができる。
力した暗時差分後のデータcknk(t)に対して、ア
ンプゲイン格納部141bから読み出したアンプゲイン
ckを除算する補正処理を行う。その結果、k列に存在
する正常ダーク画素の横引きノイズ成分nk(t)を取
り出すことができる。
【0055】加算平均部140dでは、上述した正常ダ
ーク画素17の基づくノイズ成分n k(t)を計q列分
加算平均し、各行に関する横引きノイズの平均値ave
(n k(t))を演算する。こうして得られた横引きノ
イズの各平均値ave(nk(t))は、第2の処理系
にて実行される各行毎の横引き補正において、各信号線
181によって読み出される通常画素15の出力から減
算される。なお、当該加算平均140dは、アンプゲイ
ン補正後に挿入するのが望ましい。なぜなら、アンプゲ
インは列によって固有のものであり(積分アンプ20が
信号線毎に設けられていることに注意)、先に加算平均
してしまうと各列固有のアンプゲイン補正ができなくな
るからである。
ーク画素17の基づくノイズ成分n k(t)を計q列分
加算平均し、各行に関する横引きノイズの平均値ave
(n k(t))を演算する。こうして得られた横引きノ
イズの各平均値ave(nk(t))は、第2の処理系
にて実行される各行毎の横引き補正において、各信号線
181によって読み出される通常画素15の出力から減
算される。なお、当該加算平均140dは、アンプゲイ
ン補正後に挿入するのが望ましい。なぜなら、アンプゲ
インは列によって固有のものであり(積分アンプ20が
信号線毎に設けられていることに注意)、先に加算平均
してしまうと各列固有のアンプゲイン補正ができなくな
るからである。
【0056】次に、第2の処理系について説明する。第
2の処理系にて実行される補正処理の目的は、通常画素
によって検出された信号から横引きノイズ成分ave
(nk(t))を取り除き、横引きノイズの影響を受け
ないX線情報を取り出すことである。
2の処理系にて実行される補正処理の目的は、通常画素
によって検出された信号から横引きノイズ成分ave
(nk(t))を取り除き、横引きノイズの影響を受け
ないX線情報を取り出すことである。
【0057】まず、l列通常画素15群によって検出さ
れた電気信号cl(ailxil+bil+n
l(t))+dlがX線検出部16から出力され、演算
器140内の暗時差分処理部140eに出力される。暗
時差分処理部140eでは、電気信号cl(ailx
il+bil+nl(t))+dlから暗時画像成分c
lbil+dlを減算する補正が行われる。こうして暗
時差分が施されたデータcl(a ilxil+n
l(t))は、アンプゲイン補正処理部140fへと出
力される。
れた電気信号cl(ailxil+bil+n
l(t))+dlがX線検出部16から出力され、演算
器140内の暗時差分処理部140eに出力される。暗
時差分処理部140eでは、電気信号cl(ailx
il+bil+nl(t))+dlから暗時画像成分c
lbil+dlを減算する補正が行われる。こうして暗
時差分が施されたデータcl(a ilxil+n
l(t))は、アンプゲイン補正処理部140fへと出
力される。
【0058】アンプゲイン補正処理部140fでは、入
力した暗時差分後のデータcl(a ilxil+n
l(t))に対して、アンプゲイン格納部141eから
読み出したアンプゲインclを除算する補正処理を行
う。その結果、通常画素毎に含まれている横引きノイズ
成分nl(t)とX線曝射に伴って検出された信号成分
ai lxilとを取り出すことができる。
力した暗時差分後のデータcl(a ilxil+n
l(t))に対して、アンプゲイン格納部141eから
読み出したアンプゲインclを除算する補正処理を行
う。その結果、通常画素毎に含まれている横引きノイズ
成分nl(t)とX線曝射に伴って検出された信号成分
ai lxilとを取り出すことができる。
【0059】横引きノイズ補正部140gでは、加算平
均部140d演算されたj列に存在する横引きノイズの
平均値ave(nk(t))をアンプゲイン補正後のX
線情報ailxil+nl(t)から減算する。その結
果、横引きノイズが取り除かれたX線情報ailxil
を得ることができる。
均部140d演算されたj列に存在する横引きノイズの
平均値ave(nk(t))をアンプゲイン補正後のX
線情報ailxil+nl(t)から減算する。その結
果、横引きノイズが取り除かれたX線情報ailxil
を得ることができる。
【0060】ここで重要な点は、欠陥ダーク画素に関す
る情報を排除して求められた横引きノイズの平均値av
e(nk(t))によって横引き補正が実行されている
ことである。すなわち、従来における横引き補正はダー
ク画素の欠陥部分まで考慮した構成とはなっておらず、
従って例えばk列が欠陥ダーク画素を含む場合には、該
k列のダーク画素群に基づいて演算された横引きノイズ
は、信頼性の低いものとなっていた。これに対し、本実
施形態において使用される横引きノイズは正常なダーク
画素のみによって演算された横引きノイズであるから、
高い信頼性にて横引き補正を行うことができる。その結
果、精度の高いX線診断画像を得ることができる。
る情報を排除して求められた横引きノイズの平均値av
e(nk(t))によって横引き補正が実行されている
ことである。すなわち、従来における横引き補正はダー
ク画素の欠陥部分まで考慮した構成とはなっておらず、
従って例えばk列が欠陥ダーク画素を含む場合には、該
k列のダーク画素群に基づいて演算された横引きノイズ
は、信頼性の低いものとなっていた。これに対し、本実
施形態において使用される横引きノイズは正常なダーク
画素のみによって演算された横引きノイズであるから、
高い信頼性にて横引き補正を行うことができる。その結
果、精度の高いX線診断画像を得ることができる。
【0061】続いて、ピクセルゲイン補正手段140h
は、横引きノイズが取り除かれたX線情報ailxil
に対して、ピクセルゲイン格納部141cから読み出し
たピクセルゲインailを除算する補正処理を行う。そ
の結果、l列上に存在する各通常画素によって検出され
たX線曝射に伴う信号成分xilを取り出すことができ
る。
は、横引きノイズが取り除かれたX線情報ailxil
に対して、ピクセルゲイン格納部141cから読み出し
たピクセルゲインailを除算する補正処理を行う。そ
の結果、l列上に存在する各通常画素によって検出され
たX線曝射に伴う信号成分xilを取り出すことができ
る。
【0062】以下、各通常画素列ごとに同様の処理を施
すことにより、横引きノイズ等の影響を受けない適切な
被検体に関するX線情報を取り出すことができる。
すことにより、横引きノイズ等の影響を受けない適切な
被検体に関するX線情報を取り出すことができる。
【0063】従って、この様な構成によれば、欠陥画素
判別部140aによって検査毎に適切な欠陥ダーク画素
を把握することができる。さらに、検査毎に作成された
欠陥画素マップに基づいて横引きノイズを演算するか
ら、精度の高い横引き補正を実現することができる。
判別部140aによって検査毎に適切な欠陥ダーク画素
を把握することができる。さらに、検査毎に作成された
欠陥画素マップに基づいて横引きノイズを演算するか
ら、精度の高い横引き補正を実現することができる。
【0064】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について説明する。
について説明する。
【0065】第1の実施形態では、欠陥画素判別手段に
おいて閾値処理を行うことで欠陥ダーク画素からの出力
を排除し、正常ダーク画素のみによって横引きノイズを
演算する構成であった。
おいて閾値処理を行うことで欠陥ダーク画素からの出力
を排除し、正常ダーク画素のみによって横引きノイズを
演算する構成であった。
【0066】これに対し、第2の実施形態では、欠陥ダ
ーク画素を特定するためのマップを暗時画像情報に基づ
いて作成し、該マップを用いて欠陥ダーク画素を特定
し、該欠陥ダーク画素からの欠陥出力の影響を除去して
横引きノイズを演算する画像処理について説明する。横
引きノイズの演算方法としては、欠陥画素マップによっ
て特定された欠陥ダーク画素を全く無視する方法と、欠
陥画素マップによって特定された欠陥ダーク画素に関し
ては、補間処理によって求めた出力を当てることで常に
一定量のダーク画素数を確保する方法とがある。前者を
実施例2−1、後者を実施例2−2として以下順番に説
明する。
ーク画素を特定するためのマップを暗時画像情報に基づ
いて作成し、該マップを用いて欠陥ダーク画素を特定
し、該欠陥ダーク画素からの欠陥出力の影響を除去して
横引きノイズを演算する画像処理について説明する。横
引きノイズの演算方法としては、欠陥画素マップによっ
て特定された欠陥ダーク画素を全く無視する方法と、欠
陥画素マップによって特定された欠陥ダーク画素に関し
ては、補間処理によって求めた出力を当てることで常に
一定量のダーク画素数を確保する方法とがある。前者を
実施例2−1、後者を実施例2−2として以下順番に説
明する。
【0067】(実施例2−1)図3は、実施例2−1に
係るX線診断システムにおいて、演算器140が実行す
る画像補正処理の流れを示す概念図である。
係るX線診断システムにおいて、演算器140が実行す
る画像補正処理の流れを示す概念図である。
【0068】図3に示した演算器140の特徴は、事前
に収集した暗時画像情報に基づいて欠陥画素マップを作
成する第3の処理系と、欠陥画素マップに基づいて正常
ダーク画素を特定し、該正常ダーク画素からの出力によ
って横引きノイズ演算を行う第4の処理系とを有する点
である。以下、第3の処理系、第4の処理系の順に説明
する。なお、通常画素15群からの出力に対して横引き
補正処理を行う第2の処理系については、第1の実施形
態と同様であるから、その説明は省略する。
に収集した暗時画像情報に基づいて欠陥画素マップを作
成する第3の処理系と、欠陥画素マップに基づいて正常
ダーク画素を特定し、該正常ダーク画素からの出力によ
って横引きノイズ演算を行う第4の処理系とを有する点
である。以下、第3の処理系、第4の処理系の順に説明
する。なお、通常画素15群からの出力に対して横引き
補正処理を行う第2の処理系については、第1の実施形
態と同様であるから、その説明は省略する。
【0069】まず、欠陥画素判別部140aは、暗時画
像情報格納部140aから事前に収集された暗時画像情
報を読み出して閾値処理を行うことで、各ダーク画素1
7の出力のうち正常でないものを判別する。より詳しく
は、事前に収集した複数の暗時画像情報に対し、時間方
向のノイズを消し、アンプごとのばらつきを補正し、そ
の上で閾値を用いて判別を行う方法を使用することがで
きる。
像情報格納部140aから事前に収集された暗時画像情
報を読み出して閾値処理を行うことで、各ダーク画素1
7の出力のうち正常でないものを判別する。より詳しく
は、事前に収集した複数の暗時画像情報に対し、時間方
向のノイズを消し、アンプごとのばらつきを補正し、そ
の上で閾値を用いて判別を行う方法を使用することがで
きる。
【0070】続いて、欠陥画素マップ作成部140i
は、閾値処理にて欠陥と判別された画素の座標(すなわ
ち、マトリックス配列の位置)を取得し、メモリに保管
する。より詳しくは、全画素について0から1かが記載
されているマップ(例えば、欠陥ダーク画素を1とし、
欠陥のない画素を0と対応させる)を有するか、欠陥個
所の座標のみを記載されているかの形態にて作成される
マップを有する方法を適用することができる。なお、メ
モリに保管された該欠陥座標データは、通常「傷マッ
プ」とも呼ばれる。
は、閾値処理にて欠陥と判別された画素の座標(すなわ
ち、マトリックス配列の位置)を取得し、メモリに保管
する。より詳しくは、全画素について0から1かが記載
されているマップ(例えば、欠陥ダーク画素を1とし、
欠陥のない画素を0と対応させる)を有するか、欠陥個
所の座標のみを記載されているかの形態にて作成される
マップを有する方法を適用することができる。なお、メ
モリに保管された該欠陥座標データは、通常「傷マッ
プ」とも呼ばれる。
【0071】この様にして生成された欠陥画素マップ
は、第4の処理系に出力され横引きノイズ計算に使用さ
れる。
は、第4の処理系に出力され横引きノイズ計算に使用さ
れる。
【0072】なお、上記第3の処理系の説明において
は、例えば各検査直前に収集する暗時画像情報に基づい
て欠陥画素マップを作成する場合を想定している。これ
に対し、検査毎に欠陥画素マップを作成せず、予め作成
された欠陥画素マップを記憶しておき、該マップに基づ
いて処理する構成であってもよい。
は、例えば各検査直前に収集する暗時画像情報に基づい
て欠陥画素マップを作成する場合を想定している。これ
に対し、検査毎に欠陥画素マップを作成せず、予め作成
された欠陥画素マップを記憶しておき、該マップに基づ
いて処理する構成であってもよい。
【0073】次に、第4の処理系の説明を行う。
【0074】正常画素出力判別部140jは、欠陥画素
マップに基づいて、逐次ダーク画素の座標を確認し、欠
陥ダーク画素以外(すなわち、正常ダーク画素)から読
み出された出力はそのまま次処理に流し、欠陥ダーク画
素からの出力はそのまま排除する。従って、例えば、欠
陥画素マップに合計r個分の欠陥ダーク画素が記載され
て且つ合計p画素分のダーク画素信号が検出器12から
読み出された場合には、正常画素出力選択部140j
は、p−r個の正常なダーク画素による出力信号を後続
の処理系統に送り出し、r個の欠陥ダーク画素による出
力信号を排除して使用しない。
マップに基づいて、逐次ダーク画素の座標を確認し、欠
陥ダーク画素以外(すなわち、正常ダーク画素)から読
み出された出力はそのまま次処理に流し、欠陥ダーク画
素からの出力はそのまま排除する。従って、例えば、欠
陥画素マップに合計r個分の欠陥ダーク画素が記載され
て且つ合計p画素分のダーク画素信号が検出器12から
読み出された場合には、正常画素出力選択部140j
は、p−r個の正常なダーク画素による出力信号を後続
の処理系統に送り出し、r個の欠陥ダーク画素による出
力信号を排除して使用しない。
【0075】加算平均処理部140dは、正常と判別さ
れた全てのダーク画素17の出力信号を加算平均し、各
行毎の横引きノイズの平均値(すなわち、ave{nk
(t)})を演算する。こうして得られた横引きノイズ
の各平均値は、第2の処理系にて実行される横引き補正
において、各通常画素15からの出力から減算される。
なお、加算平均140dをアンプゲイン補正後に挿入す
るのが望ましいのは、第1の実施形態と同様である。
れた全てのダーク画素17の出力信号を加算平均し、各
行毎の横引きノイズの平均値(すなわち、ave{nk
(t)})を演算する。こうして得られた横引きノイズ
の各平均値は、第2の処理系にて実行される横引き補正
において、各通常画素15からの出力から減算される。
なお、加算平均140dをアンプゲイン補正後に挿入す
るのが望ましいのは、第1の実施形態と同様である。
【0076】(実施例2−2)図4は、実施例2−2に
係るX線診断システムにおいて、演算器140が実行す
る画像補正処理の流れを示した概念図である。本実施例
2−2で示す画像処理の特徴は、欠陥画素マップを作成
する第3の処理系と、欠陥画素マップを用いて特定され
た欠陥ダーク画素については、正常ダーク画素から求め
られた出力値にて補間し、常に一定のダーク画素数にて
横引きノイズを演算する第5の処理系とを有する点であ
る。この補間処理によって欠陥ダーク画素についても正
常な出力値があてがわれ、常に一定数のダーク画素出力
を確保することができる。さらに、加算平均して横引き
ノイズを求める場合、常に決まった数にて割ることがで
きるため、ハード構成がより実現的となる。以下、第2
の処理系及び第3の処理系については既述の通りである
から、その説明は省略し、第5の処理系について詳しく
説明する。
係るX線診断システムにおいて、演算器140が実行す
る画像補正処理の流れを示した概念図である。本実施例
2−2で示す画像処理の特徴は、欠陥画素マップを作成
する第3の処理系と、欠陥画素マップを用いて特定され
た欠陥ダーク画素については、正常ダーク画素から求め
られた出力値にて補間し、常に一定のダーク画素数にて
横引きノイズを演算する第5の処理系とを有する点であ
る。この補間処理によって欠陥ダーク画素についても正
常な出力値があてがわれ、常に一定数のダーク画素出力
を確保することができる。さらに、加算平均して横引き
ノイズを求める場合、常に決まった数にて割ることがで
きるため、ハード構成がより実現的となる。以下、第2
の処理系及び第3の処理系については既述の通りである
から、その説明は省略し、第5の処理系について詳しく
説明する。
【0077】まず、正常画素出力判別部140jは、欠
陥画素マップに基づいて、逐次ダーク画素の座標を確認
し、欠陥ダーク画素以外から読み出された出力はそのま
ま次処理に流し、欠陥ダーク画素の出力は補間処理部1
40kへと流す。従って、例えば、欠陥画素マップに合
計r個分の欠陥ダーク画素が記載されて且つ合計p画素
分のダーク画素信号が検出器12から読み出された場合
には、正常画素出力選択部140jは、p−r個の正常
なダーク画素による出力信号を後続の処理系統に送り出
し、r個の欠陥ダーク画素による出力信号を補間処理部
140kへと送り出す。
陥画素マップに基づいて、逐次ダーク画素の座標を確認
し、欠陥ダーク画素以外から読み出された出力はそのま
ま次処理に流し、欠陥ダーク画素の出力は補間処理部1
40kへと流す。従って、例えば、欠陥画素マップに合
計r個分の欠陥ダーク画素が記載されて且つ合計p画素
分のダーク画素信号が検出器12から読み出された場合
には、正常画素出力選択部140jは、p−r個の正常
なダーク画素による出力信号を後続の処理系統に送り出
し、r個の欠陥ダーク画素による出力信号を補間処理部
140kへと送り出す。
【0078】補間処理部140kは、正常画素出力判別
部140jから入力した各欠陥ダーク画素の出力を補間
処理によって補う。この場合の補間方法としては、同一
行の近傍画素による補間(例えば、左と右の画素値を参
照してその平均を該当画素の信号値とする補間。すぐ隣
だけでなくても数画素隣まで使用する方法でもよい。)
或いは、同一行の近傍画素による置き換え(隣接する左
または右の画素値をそのまま該当画素の信号値とする方
法)等の方法を選択することができる。
部140jから入力した各欠陥ダーク画素の出力を補間
処理によって補う。この場合の補間方法としては、同一
行の近傍画素による補間(例えば、左と右の画素値を参
照してその平均を該当画素の信号値とする補間。すぐ隣
だけでなくても数画素隣まで使用する方法でもよい。)
或いは、同一行の近傍画素による置き換え(隣接する左
または右の画素値をそのまま該当画素の信号値とする方
法)等の方法を選択することができる。
【0079】なお、上記補間処理は、横方向(すなわ
ち、同一行上)の画素値から補間しなければならない。
なぜなら、横方向(行方向)の画素には同一コモンモー
ドノイズが含まれているため、横方向の補間処理であれ
ば同一コモンモードノイズ(横引きノイズ)を含ませる
ことができるからである。一方、例えば、縦方向(列方
向)による補間処理では、該補間処理が成された画素
は、同一行の他の画素と違ったノイズを含むことになる
からである。
ち、同一行上)の画素値から補間しなければならない。
なぜなら、横方向(行方向)の画素には同一コモンモー
ドノイズが含まれているため、横方向の補間処理であれ
ば同一コモンモードノイズ(横引きノイズ)を含ませる
ことができるからである。一方、例えば、縦方向(列方
向)による補間処理では、該補間処理が成された画素
は、同一行の他の画素と違ったノイズを含むことになる
からである。
【0080】補間処理部140kにて補間された各欠陥
ダーク画素の出力は、各正常ダーク画素の出力と共に加
算平均処理部140dへと送り出される。従って、第5
の処理系によって成される処理に従えば、常に一定数の
ダーク画素出力を得ることができる。
ダーク画素の出力は、各正常ダーク画素の出力と共に加
算平均処理部140dへと送り出される。従って、第5
の処理系によって成される処理に従えば、常に一定数の
ダーク画素出力を得ることができる。
【0081】加算平均処理部140dは、正常と判別さ
れた全てのダーク画素17及び全ての欠陥ダーク画素の
補間処理された出力信号を加算平均し、各行毎の横引き
ノイズの平均値(すなわち、第1の実施形態のave
{nk(t)})を演算する。具体的には、入力した全
ての画素信号を加算し、ビットシフトによる割り算をす
る。従って、入力されるダーク画素数は2のn乗(ただ
し、nは自然数)であることが好ましい。
れた全てのダーク画素17及び全ての欠陥ダーク画素の
補間処理された出力信号を加算平均し、各行毎の横引き
ノイズの平均値(すなわち、第1の実施形態のave
{nk(t)})を演算する。具体的には、入力した全
ての画素信号を加算し、ビットシフトによる割り算をす
る。従って、入力されるダーク画素数は2のn乗(ただ
し、nは自然数)であることが好ましい。
【0082】こうして得られた横引きノイズの各平均値
は、第2の処理系にて実行される横引き補正において、
各通常画素15からの出力から減算される。なお、加算
平均140dは、アンプゲイン補正後に挿入するのが望
ましいのは、実施例2−2と同様である。
は、第2の処理系にて実行される横引き補正において、
各通常画素15からの出力から減算される。なお、加算
平均140dは、アンプゲイン補正後に挿入するのが望
ましいのは、実施例2−2と同様である。
【0083】以上述べた構成によれば、以下の効果を得
ることができる。
ることができる。
【0084】暗時画像情報に基づいてダーク画素の欠陥
画素マップを作成するので、検査毎に適切な欠陥ダーク
画素を把握することができる。さらに、検査毎に作成さ
れた欠陥画素マップに基づいて横引きノイズを演算する
から、精度の高い横引き補正を実現することができる。
画素マップを作成するので、検査毎に適切な欠陥ダーク
画素を把握することができる。さらに、検査毎に作成さ
れた欠陥画素マップに基づいて横引きノイズを演算する
から、精度の高い横引き補正を実現することができる。
【0085】第4の処理系によれば、欠陥画素マップに
よって欠陥ダーク画素が除外され正常なダーク画素のみ
で横引きノイズが演算される。従って、精度の高い横引
き補正を実現することができる。
よって欠陥ダーク画素が除外され正常なダーク画素のみ
で横引きノイズが演算される。従って、精度の高い横引
き補正を実現することができる。
【0086】第5の処理系によれば、欠陥ダーク画素の
出力に対しては補間処理を施すため、最終的に横引きノ
イズ演算時のダーク画素信号の個数は不変となる。従っ
て、横引きノイズ演算においては、常に同じ数で割れば
よく、回路構成を容易にすることができる。
出力に対しては補間処理を施すため、最終的に横引きノ
イズ演算時のダーク画素信号の個数は不変となる。従っ
て、横引きノイズ演算においては、常に同じ数で割れば
よく、回路構成を容易にすることができる。
【0087】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
について説明する。
について説明する。
【0088】第2の実施形態では、欠陥画素マップに基
づいて欠陥ダーク画素を特定し、該欠陥ダーク画素を取
り除いたダーク画素17によって横引きノイズを求め
る、或いは、欠陥画素マップに基づいて欠陥ダーク画素
を特定し、該欠陥ダーク画素の出力を補間処理によって
補い、一定数のダーク画素17を確保して横引きノイズ
を求める、といった方法にて横引き補正を行った。
づいて欠陥ダーク画素を特定し、該欠陥ダーク画素を取
り除いたダーク画素17によって横引きノイズを求め
る、或いは、欠陥画素マップに基づいて欠陥ダーク画素
を特定し、該欠陥ダーク画素の出力を補間処理によって
補い、一定数のダーク画素17を確保して横引きノイズ
を求める、といった方法にて横引き補正を行った。
【0089】これに対し、第3の実施形態では、欠陥画
素列マップ等を用いて欠陥ダーク画素が存在する列を特
定し(以下、欠陥ダーク画素が存在する列を「欠陥画素
列」と称する。また、全てのダーク画素が正常である列
を「正常画素列」と称する。)、該欠陥画素列に存在す
る画素からの欠陥出力の影響を除去して横引きノイズを
演算する構成である。横引きノイズの演算方法として
は、すべての正常画素列のダーク画素を使用する方法、
一部の正常画素列のダーク画素を使用する方法とがあ
る。いずれにしても、列単位にて制御する点が第3の実
施形態の特徴であると言える。以下、横引きノイズの演
算方法、実現手段の構成等の観点にて分類した4つの実
施例を説明する。
素列マップ等を用いて欠陥ダーク画素が存在する列を特
定し(以下、欠陥ダーク画素が存在する列を「欠陥画素
列」と称する。また、全てのダーク画素が正常である列
を「正常画素列」と称する。)、該欠陥画素列に存在す
る画素からの欠陥出力の影響を除去して横引きノイズを
演算する構成である。横引きノイズの演算方法として
は、すべての正常画素列のダーク画素を使用する方法、
一部の正常画素列のダーク画素を使用する方法とがあ
る。いずれにしても、列単位にて制御する点が第3の実
施形態の特徴であると言える。以下、横引きノイズの演
算方法、実現手段の構成等の観点にて分類した4つの実
施例を説明する。
【0090】(実施例3−1)まず、欠陥画素列を特定
し、該欠陥画素列の影響を排除したすべての正常画素列
のダーク画素を使用する例について説明する。
し、該欠陥画素列の影響を排除したすべての正常画素列
のダーク画素を使用する例について説明する。
【0091】図5は、第3の実施形態に係るX線診断シ
ステムにおいて、演算器140が実行する画像補正処理
の流れを示した概念図である。実施例3−1に示す画像
処理の特徴は、事前に行われたアレイテストに関する情
報に基づいて、欠陥が存在する列を特定する欠陥画素列
マップ(傷マップ)を作成する第6の処理系を有する点
である。なお、この第6の処理系によって作成される欠
陥画素列マップは、アレイテスト情報に基づいて作成さ
れるものであるから、アレイテスト情報が変更されれ
ば、欠陥画素列マップを書き換えることになる。従っ
て、横引きノイズ補正に使用するダーク画素列は、欠陥
画素列マップに応じて変化することになる。この点が、
常に特定のダーク画素列を使用する第8の処理系(実施
例3−2にて後述する)と異なる点である。そして、こ
の欠陥画素列マップによって特定された列上に存在する
ダーク画素の出力は全て排除され、正常なダーク画素の
みが存在する列からの出力にて横引きノイズが演算され
る。
ステムにおいて、演算器140が実行する画像補正処理
の流れを示した概念図である。実施例3−1に示す画像
処理の特徴は、事前に行われたアレイテストに関する情
報に基づいて、欠陥が存在する列を特定する欠陥画素列
マップ(傷マップ)を作成する第6の処理系を有する点
である。なお、この第6の処理系によって作成される欠
陥画素列マップは、アレイテスト情報に基づいて作成さ
れるものであるから、アレイテスト情報が変更されれ
ば、欠陥画素列マップを書き換えることになる。従っ
て、横引きノイズ補正に使用するダーク画素列は、欠陥
画素列マップに応じて変化することになる。この点が、
常に特定のダーク画素列を使用する第8の処理系(実施
例3−2にて後述する)と異なる点である。そして、こ
の欠陥画素列マップによって特定された列上に存在する
ダーク画素の出力は全て排除され、正常なダーク画素の
みが存在する列からの出力にて横引きノイズが演算され
る。
【0092】なお、第3の処理系については既述の通り
であるから、その説明は省略する。また、第7の処理系
については、既述の第4の処理系と比較してダーク画素
列選択部140lのみ異なるから、以下の説明では、ダ
ーク画素列選択部140lの機能に重点をおいて説明す
る。
であるから、その説明は省略する。また、第7の処理系
については、既述の第4の処理系と比較してダーク画素
列選択部140lのみ異なるから、以下の説明では、ダ
ーク画素列選択部140lの機能に重点をおいて説明す
る。
【0093】アレイテスト情報格納部141dは、事前
に行われたアレイテストに関する情報を格納する。ここ
で、「アレイテスト」とは、各画素に所定の電荷を注入
しその出力を調べることで、各画素の状態を調べる試行
(テスト)をいう。アレイテスト情報格納部141d
は、この試行に基づいて生成された欠陥画素に関する情
報(座標等)を格納している。
に行われたアレイテストに関する情報を格納する。ここ
で、「アレイテスト」とは、各画素に所定の電荷を注入
しその出力を調べることで、各画素の状態を調べる試行
(テスト)をいう。アレイテスト情報格納部141d
は、この試行に基づいて生成された欠陥画素に関する情
報(座標等)を格納している。
【0094】欠陥画素列マップ作成部140iは、閾値
処理にて欠陥と判別された画素が存在する列(すなわ
ち、マトリックス配列の列の位置)を取得し、メモリに
保管する。より詳しくは、全画素について0から1かが
記載されているマップ(例えば、欠陥ダーク画素が存在
する欠陥画素列を1とし、欠陥ダーク画素が存在しない
列を0と対応させる)を有するか、欠陥個所の座標のみ
を記載されているかの形態にて作成されるマップを有す
る方法を適用することができる。なお、メモリに保管さ
れた該欠陥画素列データも、通常「傷マップ」とも呼ば
れる。
処理にて欠陥と判別された画素が存在する列(すなわ
ち、マトリックス配列の列の位置)を取得し、メモリに
保管する。より詳しくは、全画素について0から1かが
記載されているマップ(例えば、欠陥ダーク画素が存在
する欠陥画素列を1とし、欠陥ダーク画素が存在しない
列を0と対応させる)を有するか、欠陥個所の座標のみ
を記載されているかの形態にて作成されるマップを有す
る方法を適用することができる。なお、メモリに保管さ
れた該欠陥画素列データも、通常「傷マップ」とも呼ば
れる。
【0095】ダーク画素列選択部140lは、X線の曝
射に応じて読み出された各出力のうち、欠陥画素列マッ
プに基づいて欠陥ダーク画素の存在しない画素列を選択
し、該画素列からの正常な画素の出力のみ後続の処理部
へと出力する。すなわち、ダーク画素列選択部140l
は、欠陥画素列マップに基づいて、逐次欠陥ダーク画素
が存在する列を確認し、欠陥画素列以外の列から読み出
された出力はそのまま次処理に流し、欠陥画素列からの
出力はそのまま排除する。従って、例えば、欠陥画素列
マップに合計r列分の欠陥画素列が記載されて且つ合計
p列分のダーク画素信号が検出器12から読み出された
場合には、ダーク画素列選択部140lは、p−r列分
の正常なダーク画素による出力信号を後続の処理系統に
送り出し、r列分の欠陥ダーク画素による出力信号を排
除して使用しない。
射に応じて読み出された各出力のうち、欠陥画素列マッ
プに基づいて欠陥ダーク画素の存在しない画素列を選択
し、該画素列からの正常な画素の出力のみ後続の処理部
へと出力する。すなわち、ダーク画素列選択部140l
は、欠陥画素列マップに基づいて、逐次欠陥ダーク画素
が存在する列を確認し、欠陥画素列以外の列から読み出
された出力はそのまま次処理に流し、欠陥画素列からの
出力はそのまま排除する。従って、例えば、欠陥画素列
マップに合計r列分の欠陥画素列が記載されて且つ合計
p列分のダーク画素信号が検出器12から読み出された
場合には、ダーク画素列選択部140lは、p−r列分
の正常なダーク画素による出力信号を後続の処理系統に
送り出し、r列分の欠陥ダーク画素による出力信号を排
除して使用しない。
【0096】加算平均処理部140dは、欠陥画素列以
外の全ての列に存在するダーク画素17の出力信号を加
算平均し、各行毎の横引きノイズの平均値(すなわち、
ave{nj(t)})を演算する。この場合の加算平
均のための割り算の分母は、アレイひとつひとつによっ
て変わる。こうして得られた横引きノイズの各平均値
は、第2の処理系にて実行される横引き補正において、
各通常画素15からの出力から減算される。なお、加算
平均140dは、アンプゲイン補正後に挿入するのが望
ましい。
外の全ての列に存在するダーク画素17の出力信号を加
算平均し、各行毎の横引きノイズの平均値(すなわち、
ave{nj(t)})を演算する。この場合の加算平
均のための割り算の分母は、アレイひとつひとつによっ
て変わる。こうして得られた横引きノイズの各平均値
は、第2の処理系にて実行される横引き補正において、
各通常画素15からの出力から減算される。なお、加算
平均140dは、アンプゲイン補正後に挿入するのが望
ましい。
【0097】なお、上記第6の処理系では、アレイテス
ト情報に基づいて欠陥画素列マップを作成し、該欠陥画
素列マップに基づいて処理を行った。これに対し、アレ
イテスト情報に基づいて正常である列を記載したマップ
を作成し、該マップに基づいて同一趣旨の処理を行う構
成であってもよい。
ト情報に基づいて欠陥画素列マップを作成し、該欠陥画
素列マップに基づいて処理を行った。これに対し、アレ
イテスト情報に基づいて正常である列を記載したマップ
を作成し、該マップに基づいて同一趣旨の処理を行う構
成であってもよい。
【0098】また、上記第6の処理系では、欠陥ダーク
画素が存在する欠陥画素列を特定できるマップを、アレ
イテスト情報に基づいて作成している。これに対し、該
マップは、暗時画像情報によって作成する構成であって
もよい。すなわち、図5に示すように、欠陥画素列マッ
プ作成部40iは、欠陥画素判別部140aにて判別さ
れた欠陥ダーク画素情報をもとに、該欠陥ダーク画素が
存在する列を記載した欠陥画素列マップを作成すればよ
い。
画素が存在する欠陥画素列を特定できるマップを、アレ
イテスト情報に基づいて作成している。これに対し、該
マップは、暗時画像情報によって作成する構成であって
もよい。すなわち、図5に示すように、欠陥画素列マッ
プ作成部40iは、欠陥画素判別部140aにて判別さ
れた欠陥ダーク画素情報をもとに、該欠陥ダーク画素が
存在する列を記載した欠陥画素列マップを作成すればよ
い。
【0099】ところで、上記第6の処理系は、以下に述
べるハード構成によっても実現することができる。
べるハード構成によっても実現することができる。
【0100】図6は、第6の処理系をハード的に実現す
る構成を示している。
る構成を示している。
【0101】図6において、演算器140に設けられた
信号線選択部140mは、X線検出器12から入力した
ダーク画素列のうち、欠陥画素列についての信号線を回
路系から切り離した構成となっている。従って、欠陥画
素列に存在する画素の出力は、後段処理回路に出力され
ない。
信号線選択部140mは、X線検出器12から入力した
ダーク画素列のうち、欠陥画素列についての信号線を回
路系から切り離した構成となっている。従って、欠陥画
素列に存在する画素の出力は、後段処理回路に出力され
ない。
【0102】このハード的な切り離し構成は、該スイッ
チを制御する制御手段(図示せず)によって、第3の処
理系或いは第6の処理系によって得られた欠陥画素列マ
ップに基づいて、適宜スイッチ設定を変更することで実
現される。
チを制御する制御手段(図示せず)によって、第3の処
理系或いは第6の処理系によって得られた欠陥画素列マ
ップに基づいて、適宜スイッチ設定を変更することで実
現される。
【0103】これらの構成においても、同様の効果を得
ることができる。
ることができる。
【0104】(実施例3−2)続いて、予め決定された
特定のダーク画素列のみを横引きノイズの演算に使用す
る例について説明する。この特定のダーク画素列を欠陥
画素列以外にしておけば、欠陥ダーク画素の影響を排除
することが可能である。
特定のダーク画素列のみを横引きノイズの演算に使用す
る例について説明する。この特定のダーク画素列を欠陥
画素列以外にしておけば、欠陥ダーク画素の影響を排除
することが可能である。
【0105】図7は、第3の実施形態に係るX線診断シ
ステムにおいて、演算器140が実行する画像補正処理
の流れを示した概念図である。実施例3−2に示す画像
処理の特徴は、事前に決定された特定のダーク画素列の
みに基づいて横引きノイズを演算する第8の処理系を有
する点である。このように予め選択されたダーク画素列
のみを使用して横引きノイズを演算する構成であれば、
常に一定数のダーク画素からの信号を確保することがで
きる。
ステムにおいて、演算器140が実行する画像補正処理
の流れを示した概念図である。実施例3−2に示す画像
処理の特徴は、事前に決定された特定のダーク画素列の
みに基づいて横引きノイズを演算する第8の処理系を有
する点である。このように予め選択されたダーク画素列
のみを使用して横引きノイズを演算する構成であれば、
常に一定数のダーク画素からの信号を確保することがで
きる。
【0106】図7において、ダーク画素列選択部140
lは、X線検出器12から入力した各列毎のダーク画素
出力のうち、予め決定された特定のダーク画素列のみを
選択し、後述の加算平均処理部140lへと送り出す。
このとき、選択されるダーク画素列は、欠陥画素列マッ
プに基づいて事前に決定されたものである。例えば、欠
陥画素列マップに基づいて事前に特定のs列分のダーク
画素列が決定されており、X線検出器12からp列分の
ダーク画素出力を入力する場合には、ダーク画素列選択
部140lが、そのうちの合計s列分の特定のダーク画
素列の画素出力を取り出し、加算平均処理部140lへ
と送り出す。
lは、X線検出器12から入力した各列毎のダーク画素
出力のうち、予め決定された特定のダーク画素列のみを
選択し、後述の加算平均処理部140lへと送り出す。
このとき、選択されるダーク画素列は、欠陥画素列マッ
プに基づいて事前に決定されたものである。例えば、欠
陥画素列マップに基づいて事前に特定のs列分のダーク
画素列が決定されており、X線検出器12からp列分の
ダーク画素出力を入力する場合には、ダーク画素列選択
部140lが、そのうちの合計s列分の特定のダーク画
素列の画素出力を取り出し、加算平均処理部140lへ
と送り出す。
【0107】加算平均処理部140lでは、同様に、欠
陥画素列以外の全ての列に存在するダーク画素17の出
力信号を加算平均し、各行毎の横引きノイズの平均値
(すなわち、第1の実施形態のave{nj(t)})
を演算する。この場合の加算平均のための割り算の分母
は、予め使用するダーク画素列を選択してあるから、ど
のアレイであっても常に同値である。こうして得られた
横引きノイズの各平均値は、第2の処理系にて実行され
る横引き補正において、各通常画素15からの出力から
減算される。なお、加算平均140dは、アンプゲイン
補正後に挿入するのが望ましい。
陥画素列以外の全ての列に存在するダーク画素17の出
力信号を加算平均し、各行毎の横引きノイズの平均値
(すなわち、第1の実施形態のave{nj(t)})
を演算する。この場合の加算平均のための割り算の分母
は、予め使用するダーク画素列を選択してあるから、ど
のアレイであっても常に同値である。こうして得られた
横引きノイズの各平均値は、第2の処理系にて実行され
る横引き補正において、各通常画素15からの出力から
減算される。なお、加算平均140dは、アンプゲイン
補正後に挿入するのが望ましい。
【0108】ところで、上記第8の処理系は、以下に述
べるハード構成によっても実現することができる。図6
を利用して第8の処理系を説明する。該第8の処理系
は、選択するダーク画素列を予め記憶しておくメモリを
必要としていない。
べるハード構成によっても実現することができる。図6
を利用して第8の処理系を説明する。該第8の処理系
は、選択するダーク画素列を予め記憶しておくメモリを
必要としていない。
【0109】図6において、演算器140に設けられた
信号線選択部140mは、X線検出器12から入力した
ダーク画素列のうち、欠陥画素列についての信号線を回
路系から切り離した構成となっている。従って、欠陥画
素列に存在する画素の出力は、後段処理回路に出力され
ない。
信号線選択部140mは、X線検出器12から入力した
ダーク画素列のうち、欠陥画素列についての信号線を回
路系から切り離した構成となっている。従って、欠陥画
素列に存在する画素の出力は、後段処理回路に出力され
ない。
【0110】このハード的な切り離し構成は、スイッチ
等によって実現することができる。このスイッチの設定
は、製造時或いは定期メンテナンス時等に、例えばアレ
イテスト等による欠陥画素列マップに基づいて予め定め
られた数に設定される。
等によって実現することができる。このスイッチの設定
は、製造時或いは定期メンテナンス時等に、例えばアレ
イテスト等による欠陥画素列マップに基づいて予め定め
られた数に設定される。
【0111】これらの構成によれば、欠陥を有するダー
ク画素による出力の影響を排除して横引き補正を行うX
線検出器、及びX線診断システムを実現することができ
る。その結果、診断画像の質を向上させることができ
る。
ク画素による出力の影響を排除して横引き補正を行うX
線検出器、及びX線診断システムを実現することができ
る。その結果、診断画像の質を向上させることができ
る。
【0112】以上、本発明を実施形態に基づき説明した
が、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各
種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら
変形例及び修正例についても本発明の範囲に属するもの
と了解される。例えば以下に示すように、その要旨を変
更しない範囲で種々変形可能である。
が、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各
種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら
変形例及び修正例についても本発明の範囲に属するもの
と了解される。例えば以下に示すように、その要旨を変
更しない範囲で種々変形可能である。
【0113】上記各実施形態においては、横引き補正の
ための演算機能をX線診断システムの本体に有する構成
であった。これに対し、X線平面検出器に該演算機能を
もたせる構成であってもよい。
ための演算機能をX線診断システムの本体に有する構成
であった。これに対し、X線平面検出器に該演算機能を
もたせる構成であってもよい。
【0114】
【発明の効果】以上本発明によれば、欠陥を有するダー
ク画素による出力の影響を排除して横引き補正を行うX
線検出器、及びX線診断システムを実現することができ
る。その結果、診断画像の質を向上させることができ
る。
ク画素による出力の影響を排除して横引き補正を行うX
線検出器、及びX線診断システムを実現することができ
る。その結果、診断画像の質を向上させることができ
る。
【図1】図1は、本発明に係るX線診断システム10の
X線平面検出器12と、X線診断システムの本体に内蔵
されたX線データ処理装置14とを示したブロック構成
図である。
X線平面検出器12と、X線診断システムの本体に内蔵
されたX線データ処理装置14とを示したブロック構成
図である。
【図2】図2は、演算器140が実行する画像補正処理
の流れを示した概念図である。
の流れを示した概念図である。
【図3】図3は、第2の実施形態に係るX線診断システ
ムにおいて、演算器140が実行する画像補正処理の流
れを示す概念図である。
ムにおいて、演算器140が実行する画像補正処理の流
れを示す概念図である。
【図4】図4は、第2の実施形態に係るX線診断システ
ムにおいて、演算器140が実行する画像補正処理の流
れを示した概念図である。
ムにおいて、演算器140が実行する画像補正処理の流
れを示した概念図である。
【図5】図5は、第3の実施形態に係るX線診断システ
ムにおいて、演算器140が実行する画像補正処理の流
れを示した概念図である。
ムにおいて、演算器140が実行する画像補正処理の流
れを示した概念図である。
【図6】図6は、第6の処理系をハード的に実現する構
成を示している。
成を示している。
【図7】図7は、第3の実施形態に係るX線診断システ
ムにおいて、演算器140が実行する画像補正処理の流
れを示した概念図である。
ムにおいて、演算器140が実行する画像補正処理の流
れを示した概念図である。
【符号の説明】 12…X線平面検出器 14…X線データ処理装置 15…通常画素 16…X線検出部 17…ダーク画素 18…ゲート走査線駆動部 20…積分アンプ 22…マルチプレクサ 24…A/Dコンバータ 140…演算器 141…メモリ 140a…欠陥画素判別部 140b、140e…暗時差分処理部 140c、140f…アンプゲイン補正処理部 140d…加算平均処理部 140g…横引きノイズ補正処理部 140h…ピクセルゲイン補正処理部 140i…欠陥画素列マップ作成部 140j…正常画素出力判別部 140k…補間処理部 140l…ダーク画素列選択部 141…メモリ 141a…暗時画像情報格納部 141b…アンプゲイン情報格納部 141c…ピクセルゲイン情報格納部 141d…アレイテスト情報格納部 142…表示部 180…ゲート走査線 181…信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/32 5/32 H01L 27/14 K Z (72)発明者 高橋 章仁 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 永井 清一郎 東京都北区赤羽2丁目16番4号 東芝医用 システムエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2G088 EE01 EE27 FF02 FF14 GG21 JJ05 JJ08 JJ29 KK01 KK05 KK07 KK24 KK29 KK32 LL11 LL12 4M118 AA07 AB01 DD09 DD10 FB09 FB13 FB16 GA10 GB09 5B057 AA08 BA03 BA12 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB08 CB12 CB16 CE02 5C022 AA08 AB19 AB37 AC42 AC69 5C024 AX11 CX03 CX23 GY31 GZ37 GZ38 HX14 HX21 HX23 HX29
Claims (14)
- 【請求項1】入射したX線を検出し第1の電気情報を発
生する複数の第1の電気情報発生手段と、X線検出防止
手段を備え第2の電気情報を発生する複数の第2の電気
情報発生手段と、からなるX線検出手段と、 読み出された前記各第2の電気情報が第1の電気情報の
補正に有効か否かを判別する判別手段と、 前記判別手段によって有効と判別された前記第2の電気
情報に基づいて、前記第1の電気情報を補正する補正手
段と、 を具備することを特徴とするX線平面検出器。 - 【請求項2】前記判別手段は、閾値処理にて前記判別を
行うことを特徴とする請求項1記載のX線平面検出器。 - 【請求項3】前記複数の第2の電気情報発生手段のう
ち、欠陥を有する電気情報発生手段を特定するための欠
陥情報を記憶する記憶手段をさらに具備し、 前記判別手段は、前記欠陥情報に基づいて前記判別を行
うことを特徴とする請求項1記載のX線平面検出器。 - 【請求項4】前記欠陥情報は、暗時画像情報或いはアレ
イテスト情報に基づいて作成された情報であることを特
徴とする請求項3記載のX線平面検出器。 - 【請求項5】前記判別手段によって有効でないと判別さ
れた前記第2の電気情報に対し補間処理を行う補間処理
実行手段をさらに具備し、 前記補正手段は、前記判別手段によって有効と判別され
た前記第2の電気情報と前記補間手段によって補間処理
された前記第2の電気情報とに基づいて、前記第1の電
気情報を補正すること、 を特徴とする請求項3記載のX線平面検出器。 - 【請求項6】電気情報発生手段を二次元マトリックス状
に配列したX線検出手段であって、入射したX線を検出
し第1の電気情報を発生する複数の第1の電気情報発生
手段とX線検出防止手段を備え第2の電気情報を発生す
る複数の第2の電気情報発生手段とが列単位で混在する
X線検出手段と、 前記第各1の電気情報発生手段から各第1の電気情報
を、前記各第2の電気情報発生手段から前記各第2の電
気情報をそれぞれ列単位で読み出す読み出し手段と、 前記複数の第2の電気情報発生手段のうち、欠陥を有す
る電気情報発生手段が存在する列を特定するための欠陥
画素列情報を記憶する記憶手段と、 前記欠陥画素列情報に基づいて前記欠陥を有する電気情
報発生手段が存在しない列からの前記第2の電気情報を
選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択された列単位の前記第2の電
気情報に基づいて、前記第1の電気情報を補正する補正
手段と、 を具備することを特徴とするX線平面検出器。 - 【請求項7】前記欠陥画素列情報は、暗時画像情報或い
はアレイテスト情報に基づいて作成された情報であるこ
とを特徴とする請求項6記載のX線平面検出器。 - 【請求項8】入射したX線を検出し第1の電気情報を発
生する複数の第1の電気情報発生手段と、X線検出防止
手段を備え第2の電気情報を発生する複数の第2の電気
情報発生手段と、を有するX線平面検出器と、 読み出された前記各第2の電気情報が第1の電気情報の
補正に有効か否かを判別する判別手段と、 前記判別手段によって有効と判別された前記第2の電気
情報に基づいて、前記第1の電気情報を補正する補正手
段と、 を具備することを特徴とするX線診断システム。 - 【請求項9】前記判別手段は、閾値処理にて前記判別を
行うことを特徴とする請求項8記載のX線平面検出器。 - 【請求項10】前記複数の第2の電気情報発生手段のう
ち、欠陥を有する電気情報発生手段を特定するための欠
陥情報を記憶する記憶手段をさらに具備し、 前記判別手段は、前記欠陥情報に基づいて前記判別を行
うことを特徴とする請求項9記載のX線診断システム。 - 【請求項11】前記欠陥情報は、暗時画像情報或いはア
レイテスト情報に基づいて作成された情報であることを
特徴とする請求項10記載のX線診断システム。 - 【請求項12】前記判別手段によって有効でないと判別
された前記第2の電気情報に対し補間処理を行う補間処
理実行手段をさらに具備し、 前記補正手段は、前記判別手段によって有効と判別され
た前記第2の電気情報と前記補間手段によって補間処理
された前記第2の電気情報とに基づいて、前記第1の電
気情報を補正すること、 を特徴とする請求項10記載のX線診断システム。 - 【請求項13】電気情報発生手段を二次元マトリックス
状に配列したX線検出手段であって、入射したX線を検
出し第1の電気情報を発生する複数の第1の電気情報発
生手段とX線検出防止手段を備え第2の電気情報を発生
する複数の第2の電気情報発生手段とが列単位で混在す
るX線平面検出器と、 前記第各1の電気情報発生手段から各第1の電気情報
を、前記各第2の電気情報発生手段から前記各第2の電
気情報をそれぞれ列単位で読み出す読み出し手段と、 前記複数の第2の電気情報発生手段のうち、欠陥を有す
る電気情報発生手段が存在する列を特定するための欠陥
画素列情報を記憶する記憶手段と、 前記欠陥画素列情報に基づいて前記欠陥を有する電気情
報発生手段が存在しない列からの前記第2の電気情報を
選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択された列単位の前記第2の電
気情報に基づいて、前記第1の電気情報を補正する補正
手段と、 を具備することを特徴とするX線診断システム。 - 【請求項14】前記欠陥画素列情報は、暗時画像情報或
いはアレイテスト情報に基づいて作成された情報である
ことを特徴とする請求項13記載のX線平面検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000289308A JP2002101343A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | X線平面検出器及びx線診断システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000289308A JP2002101343A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | X線平面検出器及びx線診断システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002101343A true JP2002101343A (ja) | 2002-04-05 |
Family
ID=18772736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000289308A Pending JP2002101343A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | X線平面検出器及びx線診断システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002101343A (ja) |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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