JP2002099616A - 在宅医療システムおよび在宅医療方法 - Google Patents

在宅医療システムおよび在宅医療方法

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JP2002099616A
JP2002099616A JP2000289155A JP2000289155A JP2002099616A JP 2002099616 A JP2002099616 A JP 2002099616A JP 2000289155 A JP2000289155 A JP 2000289155A JP 2000289155 A JP2000289155 A JP 2000289155A JP 2002099616 A JP2002099616 A JP 2002099616A
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Akihiko Kono
明彦 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 病院等に出向く必要がなく、自宅において医
師の診察を受けることができる在宅医療システムおよび
在宅医療方法を提供する。 【解決手段】 在宅医療システム10は、各種医療情報
を送受信することができる医療情報管理手段20、利用
者が操作する利用者側端末手段50、診察担当者が操作
する診察担当者側端末手段70、治療担当者が操作する
治療担当者側端末手段90、検査または分析担当者が操
作する検査分析担当者側端末手段92、検査キットを制
作準備する検査キット制作担当者側端末手段94、製薬
担当者が操作する製薬担当者側端末手段96および譲受
し得る生体部位等に関する情報が記憶される生体部位等
情報管理手段98を含み、利用者は医師のいる病院等に
出向くことなく医師の診察を受けることができ

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信手段を用いて
少なくとも医療行為に関連する情報である医療行為関連
情報を含む各種情報を送受信して医療行為を行う在宅医
療システムおよび在宅医療方法ならびに前記在宅医療シ
ステムおよび在宅医療方法において用いられる医療情報
管理装置および利用者側端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、体調不良の者は、医師のいる病院
に出向き、医師の診察を受け、医師の治療を受け、体調
を改善することが行われている。この場合には、体調不
良の者であるいわゆる患者は病院の設定した診察時間内
に病院に出向く必要があり、また診察内容は一般的には
患者にすべて開示されることはなく、さらに診察結果は
診察した医師だけまたは医師の許可した一部の者だけが
利用する場合が一般的である。
【0003】前述のような従来の治療方法における病院
に出向く煩わしさまたは困難さを改善する手段として、
たとえば患者の自宅に設置された通信機能を備えたパー
ソナルコンピュータ(PC)を患者が操作して、遠隔地
の医師に病状を伝え、医師が患者の病状に関連する説明
または指示を、通信機能を備えたPCを用いて患者に伝
える在宅医療システムが複数提案されている。
【0004】このような在宅医療システムにおいては、
患者は医師のいる病院に出向く必要がなく、その点にお
いては簡便な方法であるけれども、患者がPCの操作に
不慣れな場合には、有効な方法ではない。また診察内容
が患者にすべて開示されるか否かは前述のような病院に
おける診察方法と同様に医師の判断に委ねられ、診察結
果が有効に利用されないことも前述のような病院におけ
る診察方法と同様である。
【0005】また従来の在宅医療システムにおいては、
患者の診察結果等の患者に関する情報が漏洩せず通信さ
れ、記憶されるか否かという安全性(セキュリティ)が
充分に確保されていない場合がある。
【0006】さらに従来の治療方法および在宅医療シス
テムにおいては、たとえば医療過誤に関連して、診察内
容の結果であるカルテが改変される可能性を否定できな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、体調不良の者が医師のいる病院に出向く必要がな
く、患者の自宅に居ながらにして、医師の診察を受ける
ことができる在宅医療システムおよび在宅医療方法を提
供することである。
【0008】また本発明に他の目的は、診察を受けるた
とえば患者である利用者がすべての診察内容または診察
結果をいつでも容易に確認することができるとともに、
診察内容および診察結果が改変されることがない在宅医
療システムおよび在宅医療方法を提供することである。
【0009】さらに本発明の他の目的は、PCの操作に
不慣れな者であっても、簡単な操作で在宅医療を受け得
ることができる在宅医療システムおよび在宅医療方法を
提供することである。
【0010】さらにまた本発明の他の目的は、患者であ
る利用者の診察内容等の利用者に関する各種情報が漏洩
することがなく、情報の守秘性に関し高度の安全性を備
えた在宅医療システムおよび在宅医療方法を提供するこ
とである。
【0011】さらにまた本発明の他の目的は、利用者が
希望する場合に、患者である利用者の診察内容等の利用
者に関する各種情報を、利用者の肉体的不調または精神
的不調を改善するために尽力する複数の者が利用するこ
とができる在宅医療システムおよび在宅医療方法を提供
することである。
【0012】さらにまた本発明の他の目的は、従来、有
償および無償に拘わらず秘密裏に行われる傾向のあっ
た、たとえば臓器、生体部位、精子、卵子、人工臓器、
人工生体部位および代理出産を行う者であるいわゆる代
理母等に関する各種情報を、適切な方法によって適正に
開示し、肉体的または精神的苦痛を感じている人々が公
正に治療または診察を受け得ることができる在宅医療シ
ステムおよび在宅医療方法を提供することである。
【0013】さらにまた本発明の他の目的は、前述のよ
うな在宅医療システムおよび在宅医療方法に好適に用い
ることができる医療情報管理装置および利用者が操作す
る利用者側端末装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、通信手段を用いて少なくとも医療行為に関連する情
報である医療行為関連情報を含む各種情報を送受信して
医療行為を行う在宅医療システムであって、利用者の身
体的状態および精神的状態に関する情報である利用者状
態情報に基づいて前記利用者状態情報に対応する利用者
状態ならびに利用者状態に対応する治療方法および検査
方法を選定し、少なくとも選定した利用者状態ならびに
利用者状態に対応する治療方法および検査方法を含む診
断情報を利用者の使用する利用者側端末手段に送信する
ことができるとともに、少なくとも利用者に関連する医
療行為に関する情報である医療行為情報を記憶すること
ができる医療情報管理手段と、医療情報管理手段に前記
利用者状態情報を送信することができ、診断情報を受信
することができ、かつ、少なくとも前記診断情報に関連
する情報である利用者送信情報を医療情報管理手段に送
信することができる利用者側端末手段と、前記利用者側
端末手段から送信される利用者送信情報を受信し、利用
者送信情報に対応する情報である診察担当者送信情報を
送信することができる診察担当者側端末手段と、利用者
を治療する治療担当者が利用者に対して行う治療に関す
る情報である治療情報を医療情報管理手段に送信し、医
療情報管理手段から医療行為情報を受信することができ
る治療担当者側端末手段と、医療情報管理手段から送信
される利用者送信情報を受信し、利用者が前記診断情報
および診察担当者送信情報に基づいて選定する検査方法
に適用する検体を利用者が採取する際に用いる検体採取
具を含む検査キットを制作または準備する検査キット制
作担当者が操作する検査キット制作担当者側端末手段
と、利用者の身体的状態を検査する検査担当者または利
用者の身体に関する情報である利用者身体情報を分析す
る分析担当者が、利用者の身体的状態の検査結果を含む
検査結果情報または利用者の身体に関する情報の分析結
果を含む分析結果情報を、医療情報管理手段に送信する
ことができる検査分析担当者側端末手段とを含むことを
特徴とする在宅医療システムである。
【0015】請求項1記載の本発明に従えば、いわゆる
ホストコンピュータ等によって実現される医療情報管理
手段およびいわゆるパーソナルコンピュータ等で実現さ
れる複数の通信機能を備えた端末手段などを用いて、少
なくとも医療行為に関連する情報である医療行為関連情
報を含む各種情報を、送受信して医療行為を行うことが
できる。医療行為とは、肉体的不調または精神的不調を
訴える利用者の肉体的または精神的苦痛を改善するため
に行われるあらゆる行為を含み、たとえば、診察担当者
または治療担当者と利用者との間で行われる問答、診察
行為、治療行為、投薬行為、相談行為、指導行為等であ
り、また利用者の肉体的状態を検査および分析するため
に行われる検査行為および分析行為等である。
【0016】また請求項1記載の本発明に従えば、少な
くとも利用者に関連する医療行為に関する情報である医
療行為情報を記憶することができる医療情報管理手段
は、利用者の身体的状態および精神的状態に関する情報
である利用者状態情報に基づいて前記利用者状態情報に
対応する利用者状態ならびに利用者状態に対応する治療
方法および検査方法を選定し、少なくとも選定した利用
者状態ならびに利用者状態に対応する治療方法および検
査方法を含む診断情報を利用者側端末手段に送信するこ
とができる。医療情報管理手段は、利用者が利用者側端
末手段を用いて送信する利用者状態情報を受信し、利用
者状態情報に対応する利用者状態である1つ以上の病名
または症例等を選定し、この選定した病名または症例等
に適応しうる治療方法および検査方法を選定する。すな
わち利用者状態情報および医療情報管理手段に記憶され
た医学情報等に基づいて利用者の病気、症例等を推測す
るコンピュータを用いたコンピュータ診察を実現するこ
とができる。医療情報管理手段が送信する前記選定した
病名または症例等、治療方法および検査方法を含む診断
情報を利用者側端末手段が受信し、利用者は利用者状態
である病名または症例等を確認するとともに、この病名
または症例等に適した治療方法および検査方法を認識す
ることができる。利用者は前記診断情報を検討して、さ
らに診察担当者に質問等を行い、治療または検査を行う
か否かを決定することができる。
【0017】さらに請求項1記載の本発明に従えば、利
用者が操作する利用者側端末手段は、医療情報管理手段
に前記利用者状態情報を送信することができ、診断情報
を受信することができ、かつ、少なくとも前記診断情報
に関連する情報である利用者送信情報を医療情報管理手
段に送信することができる。利用者は、たとえば携帯可
能な通信機能を備えた携帯形情報端末装置である利用者
側端末手段を操作して、利用者の肉体的または精神的苦
痛についての自覚症状に関する情報を医療情報管理手段
に送信する。前述のように医療情報管理手段が選定した
利用者状態である病名または症例等、治療方法および検
査方法を含む診断情報を利用者は利用者側端末手段を用
いて受信し、その内容を検討することができる。利用者
が診断情報を検討して、たとえば疑問、質問および不安
を利用者が感じた場合には、利用者は診断情報に関連す
る情報として利用者送信情報を医療情報管理手段に送信
する。利用者送信情報を受信した医療情報管理手段は、
予め選定された診察担当者側端末手段に利用者送信情報
を送信する。診察担当者側端末手段を用いて利用者送信
情報を受信した診察担当者は、利用者の疑問、質問に対
する回答、利用者の不安を解消できるような説明等を医
療情報管理手段を介して利用者に伝えることができる。
利用者は、診断情報に関連する疑問、質問および不安を
解決または解消した後に、自らの意思に基づいて、治療
または検査を受けることを決断することができる。
【0018】さらにまた請求項1記載の本発明に従え
ば、診察担当者側端末手段は、前記利用者側端末手段か
ら送信される利用者送信情報を受信し、利用者送信情報
に対応する情報である診察担当者送信情報を送信するこ
とができる。前述のように診察担当者は、診察担当者側
端末手段を用いて、利用者の診断情報に関連する疑問、
質問および不安を解決または解消できるような回答また
は説明を医療情報管理手段を介して、利用者に伝えるこ
とができる。
【0019】さらにまた請求項1記載の本発明に従え
ば、治療担当者側端末手段は、利用者を治療する治療担
当者が利用者に対して行う治療に関する情報である治療
情報を医療情報管理手段に送信し、医療情報管理手段か
ら医療行為情報を受信することができる。治療担当者
は、利用者に対する治療行為に関するすべての情報を医
療情報管理手段に送信し、医療情報管理手段は治療行為
に関するすべての情報を記憶するので、治療行為に関す
るすべての情報が、たとえば消失することはなく、利用
者はいつでも治療行為に関するすべての情報を確認する
ことができる。また利用者が承諾すれば、治療行為に関
する情報を治療担当者以外の者が閲覧することができ、
さらに治療担当者は前記診断情報等を閲覧し、治療行為
に利用することができる。
【0020】さらにまた請求項1記載の本発明に従え
ば、検査分析担当者側端末手段は、利用者の身体的状態
を検査する検査担当者または利用者の身体に関する情報
である利用者身体情報を分析する分析担当者が、利用者
の身体的状態の検査結果を含む検査結果情報または利用
者の身体に関する情報の分析結果を含む分析結果情報
を、医療情報管理手段に送信することができる。
【0021】さらにまた請求項1記載の本発明に従え
ば、利用者が前記診断情報および診察担当者送信情報に
基づいて選定する検査方法に適用する検体を利用者が採
取する際に用いる検体採取具を含む検査キットを制作ま
たは準備する検査キット制作担当者が操作する検査キッ
ト制作担当者側端末手段は、医療情報管理手段から送信
される利用者送信情報を受信する。検査キット制作担当
者は、医療情報管理手段を介して利用者側端末手段から
送信される利用者送信情報に基づいて、利用者の希望す
る検査キットを確認し、利用者の所望する検査キットを
制作または準備し、利用者に検査キットを送付する。利
用者は検査キットを用いて、利用者が前記診断情報およ
び診察担当者送信情報に基づいて選定した検査方法に適
用する検体を採取する。この検体は、前記検査担当者ま
たは分析担当者によって、所定の検査または分析が行わ
れ、検査結果または分析結果は医療情報管理手段に記憶
されるとともに、利用者に通知される。利用者が検査キ
ットを用いて行う検査には、採取した検体を検査担当者
または分析担当者に送付することなく、検査キットを用
いて利用者自身がその検査または分析結果を即座に知る
ことができる検査または分析が含まれてもよい。
【0022】また請求項2記載の本発明は、利用者状態
情報、医療行為情報、診断情報、利用者送信情報、診察
担当者送信情報、治療情報、利用者身体情報、検査結果
情報および分析結果情報のうち少なくとも1つ以上を受
信することができ、かつ、前記利用者状態情報、医療行
為情報、診断情報、利用者送信情報、診察担当者送信情
報、治療情報、利用者身体情報、検査結果情報および分
析結果情報のうち少なくとも1つ以上に基づいて処方ま
たは製造される薬に関する情報である治療薬情報を送信
することができる製薬担当者側端末手段をさらに含むこ
とを特徴とする。
【0023】請求項2記載の本発明に従えば、請求項1
記載の本発明に係る作用に加え、製薬担当者側端末手段
は、前記利用者状態情報、医療行為情報、診断情報、利
用者送信情報、診察担当者送信情報、治療情報、利用者
身体情報、検査結果情報および分析結果情報のうち少な
くとも1つ以上を受信することができ、かつ、前記利用
者状態情報、医療行為情報、診断情報、利用者送信情
報、診察担当者送信情報、治療情報、利用者身体情報、
検査結果情報および分析結果情報のうち少なくとも1つ
以上に基づいて処方または製造される薬に関する情報で
ある治療薬情報を送信することができる。製薬担当者側
端末手段を用いて、製薬担当者は前記利用者状態情報、
医療行為情報、診断情報、利用者送信情報、診察担当者
送信情報、治療情報、利用者身体情報、検査結果情報お
よび分析結果情報のうち少なくとも1つ以上を受信し、
利用者の利用者状態に好適な成分および薬効を有する治
療担当者の所望する薬を処方または製造する。製薬担当
者が処方または製造した利用者状態に適した薬を利用者
の治療に利用することができるので、利用者の肉体的不
調または精神的不調を適切に改善することができる。製
薬担当者の処方または製造する薬に関する情報は医療情
報管理手段に記憶されるので、この情報を別途利用する
ことができる。
【0024】さらに請求項3記載の本発明は、利用者状
態情報、医療行為情報、診断情報、利用者送信情報、診
察担当者送信情報、治療情報、利用者身体情報、検査結
果情報および分析結果情報のうち少なくとも1つ以上を
受信することができ、かつ、譲受され得る臓器、生体部
位、精子、卵子ならびに代理出産を行う者に関する情報
である生体部位等情報を送信することができる生体部位
等情報管理手段をさらに含むことを特徴とする。
【0025】請求項3記載の本発明に従えば、請求項1
または2記載の本発明に係る作用に加え、生体部位等情
報管理手段は、前記利用者状態情報、医療行為情報、診
断情報、利用者送信情報、診察担当者送信情報、治療情
報、利用者身体情報、検査結果情報および分析結果情報
のうち少なくとも1つ以上を受信することができ、か
つ、譲受され得る臓器、生体部位、精子、卵子ならびに
代理出産を行う者に関する情報である生体部位等情報を
送信することができる。生体部位等情報が医療情報管理
手段に送信され、記憶されるので、利用者および治療担
当者は生体部位等情報を閲覧することができ、利用者の
肉体的または精神的苦痛を改善するための各種情報を入
手することができる。
【0026】さらにまた請求項4記載の本発明は、通信
手段を用いて少なくとも医療行為に関連する情報である
医療行為関連情報を含む各種情報を送受信して医療行為
を行う在宅医療方法であって、利用者の身体的状態およ
び精神的状態に関する情報である利用者状態情報を、少
なくとも利用者に関連する医療行為に関する情報である
医療行為情報を記憶することができる医療情報管理手段
に通知するステップである利用者状態情報通知ステップ
と、医療情報管理手段が通知された利用者状態情報に基
づいて利用者の身体的状態および精神的状態に対応する
利用者状態、該利用者状態に対応する治療方法および検
査方法を選定するステップである利用者状態等選定ステ
ップと、医療情報管理手段が選定した利用者状態、治療
方法および検査方法を含む診断情報を利用者に通知する
ステップである診断情報通知ステップと、前記診断情報
を参照した利用者が希望する場合に、利用者と診察担当
者とが相互に情報を送受信することによって、少なくと
も前記利用者状態、治療方法および検査方法に関する情
報を利用者が入手するステップである利用者状態等関連
情報入手ステップと、前記診断情報を参照した利用者が
希望する場合に、診断情報に含まれる検査方法に従って
利用者の身体的状態および精神的状態のうち少なくとも
1つを検査または分析するステップである検査分析ステ
ップと、利用者の身体的状態および精神的状態に関する
検査結果または分析結果である検査分析結果を利用者に
通知するステップである検査分析結果通知ステップと、
前記検査結果を参照した利用者が希望する場合に、治療
を行う治療担当者に関する情報を利用者に提示するステ
ップである治療担当者情報提示ステップと、治療担当者
に関する情報を参照して利用者が選定した治療担当者が
利用者の治療を行うステップである治療ステップと、利
用者の承認がある場合に、治療担当者の希望する薬であ
って利用者の治療に用いられる薬を処方または製造する
ステップである製薬等ステップとを含むことを特徴とす
る在宅医療方法である。
【0027】請求項4記載の本発明に従えば、通信手段
を用いて少なくとも医療行為に関連する情報である医療
行為関連情報を含む各種情報を送受信して医療行為を行
うことができる。在宅医療方法は、利用者の身体的状態
および精神的状態に関する情報である利用者状態情報を
医療情報管理手段に通知する利用者状態情報通知ステッ
プと、医療情報管理手段が通知された利用者状態情報に
基づいて利用者の身体的状態および精神的状態に対応す
る利用者状態、該利用者状態に対応する治療方法および
検査方法を選定する利用者状態等選定ステップと、医療
情報管理手段が選定した利用者状態、治療方法および検
査方法を含む診断情報を利用者に通知する診断情報通知
ステップと、利用者と診察担当者とが相互に情報を送受
信することによって利用者状態、治療方法および検査方
法に関する情報を利用者が入手する利用者状態等関連情
報入手ステップと、診断情報に含まれる検査方法に従っ
て利用者の身体的状態および精神的状態のうち少なくと
も1つを検査または分析する検査分析ステップと、利用
者の身体的状態および精神的状態に関する検査結果また
は分析結果である検査分析結果を利用者に通知する検査
分析結果通知ステップと、治療を行う治療担当者に関す
る情報を利用者に提示する治療担当者情報提示ステップ
と、治療担当者に関する情報を参照して利用者が選定し
た治療担当者が利用者の治療を行う治療ステップと、利
用者の承認がある場合に、治療担当者の希望する薬であ
って利用者の治療に用いられる薬を処方または製造する
製薬等ステップとを含む。
【0028】したがって利用者は、医療情報管理手段に
利用者状態情報を容易に通知することができ、医療情報
管理手段が選定した利用者状態、治療方法および検査方
法を含む診断情報を短時間で入手することができる。ま
た利用者は診断情報に関連する疑問、不安を診察担当者
に伝えることができ、診察担当者の応答等の診断情報に
関連する各種情報を入手することができ、診断情報に関
連する疑問、不安を解消することができる。さらに利用
者は、利用者の身体的状態および精神的状態に関する検
査または分析を受け、検査分析結果を得ることができ
る。さらにまた利用者は、診断情報、検査分析結果等を
検討し、治療を受けることを決定した場合などに、治療
を依頼するたとえば医師に関する情報である治療担当者
情報を入手することができる。さらにまた治療担当者に
関する情報を参照して利用者が選定した治療担当者が利
用者の治療を行う。利用者が治療を受ける前に、治療担
当者に関する情報を利用者が検討することができるの
で、利用者は安心して治療担当者の治療を受けることが
できる。
【0029】さらにまた利用者の承認がある場合に、治
療担当者の希望する薬であって利用者の治療に用いられ
る薬が処方または製造される。製薬等ステップにおいて
製薬担当者が処方または製造する治療薬は、利用者の身
体的状態に関する検査結果または分析結果を参照して処
方または製造されるので、利用者の身体的不調を好適に
改善することができる。たとえば、検査結果または分析
結果から得られる利用者の遺伝子情報、先天的体質、後
天的体質等の利用者身体情報を考慮することによって、
利用者の身体的不調を好適に改善することができる治療
薬を処方または製造することができる。
【0030】製薬等ステップにおいて処方または製造さ
れた治療薬は利用者または治療担当者に送付される。利
用者は利用者のために処方または製造された治療薬を、
容易に入手することができる。送付される治療薬は、開
封または開梱された場合に開封または開梱されたことが
認識できる状態となる梱包部材に収納され、利用者が治
療薬を受け取った際に、治療薬が収納された梱包部材が
すでに開封または開梱されていれば、梱包部材がすでに
開封または開梱されていることを利用者がすぐに認識す
ることができる。たとえば配送中に利用者以外の何者が
治療薬が収納される梱包部材を開封または開梱した場合
には、利用者が梱包部材が開封または開梱されているこ
とを即座に認識することができる。このような場合に、
利用者は、治療薬の再送付を製薬担当者に要求するよう
にしてもよい。さらにまた送付される治療薬は、利用者
または治療担当者以外の者が開封または開梱することが
できない梱包部材に収納されるようにしてもよく、利用
者または治療担当者以外の者が治療薬が収納された梱包
部材を開封または開梱することができない。たとえば治
療薬が収納された梱包部材は、利用者または治療担当者
に予め通知されているパスワードなどの識別番号を入力
しなければ開封または開梱することができないようにす
る。他の方法として、治療薬の収納された梱包部材を開
封または開梱するためには、梱包部材を開封または開梱
するための鍵が必要であって、この鍵を利用者または治
療担当者だけに予め送付しておくことによって、利用者
または治療担当者以外の者が開封または開梱することが
できない梱包部材を実現することができる。このように
利用者または治療担当者以外の者が治療薬を収納した梱
包部材を開封または開梱することができないので、利用
者は安心して治療薬を服用することができる。さらにま
た治療薬は、前記利用者状態情報および検査分析結果を
参照して処方または製造され、製薬等ステップにおいて
製薬担当者が処方または製造する治療薬は、利用者の身
体的状態に関する検査結果または分析結果を参照して処
方または製造されるので、利用者の身体的不調を好適に
改善することができる。たとえば、検査結果または分析
結果から得られる利用者の遺伝子情報、先天的体質、後
天的体質等の利用者身体情報を考慮することによって、
利用者の身体的不調を好適に改善することができる治療
薬を処方または製造することができる。
【0031】検査分析ステップは、利用者が診断情報お
よび診察担当者送信情報に基づいて選定する検査方法に
適用される検体を利用者が採取する際に用いる検体採取
具を含む検査キットを利用者に送付するステップである
検査キット送付ステップと、利用者が前記検査キットを
用いて検体を採取するステップである検体採取ステップ
と、利用者が採取した検体を検査担当者に送付するステ
ップである検体送付ステップとを含む場合があり、利用
者は送付される検査キットに含まれる検体採取具を用い
て自ら検査に適用される検体を採取することができる。
利用者が採取する検体は、たとえば血液、粘膜、髪の
毛、爪、尿、便、唾液等である。利用者が採取した検体
は、検査担当者または分析担当者に送付され、検査また
は分析が行われる。検査または分析の結果、利用者の身
体的状態を確認することができる。
【0032】送付される検査キットおよび検体は、開封
または開梱された場合に開封または開梱されたことが認
識できる状態となる梱包部材に収納され、利用者が検査
キットを受け取った際に、検査キットが収納された梱包
部材がすでに開封または開梱されていれば、梱包部材が
すでに開封または開梱されていることを利用者がすぐに
認識することができる。たとえば配送中に利用者および
検査キットを発送する検査キット制作担当者以外の第三
者が、検査キットが収納される梱包部材を開封または開
梱した場合には、利用者が梱包部材が開封または開梱さ
れていることを即座に認識することができる。このよう
な場合に、利用者は、検査キットを用いて検体を採取す
る前に検査キット制作担当者に検査キットの確認を行う
ことができる。また検査キットの再送付を検査キット制
作担当者に要求するようにしてもよい。
【0033】さらにまた請求項5記載の本発明は、利用
者の身体的状態を改善するために適用される、譲受され
得る臓器、生体部位、精子、卵子および代理出産を行う
者に関する情報に基づいて、利用者の身体的状態を改善
するために適用される、譲受され得る臓器、生体部位、
精子、卵子および代理出産を行う者を選定するステップ
である生体部位等選定ステップをさらに含むことを特徴
とする。
【0034】請求項5記載の本発明に従えば、利用者の
身体的不調を改善するために、譲受され得る臓器、生体
部位、精子、卵子および代理出産を行う者に関する情報
に基づいて、利用者の身体的状態を改善するために適用
される、譲受され得る臓器、生体部位、精子、卵子およ
び代理出産を行う者を選定することができる。たとえば
臓器移植においては、移植する臓器と利用者である被移
植者の医学的な適応性が重要であって、移植後の拒絶反
応等を考慮すると、移植される臓器の選定作業が極めて
重要である。本発明に係る在宅医療方法においては、こ
のような選定作業を迅速にかつ高度の守秘性を保持して
行うことができる。
【0035】さらに生体部位等選定ステップにおいて選
定された利用者の身体的状態を改善するために適用され
る譲受され得る臓器、生体部位、精子および卵子が利用
者の身体的状態を改善するために適用される。すなわ
ち、利用者の身体的状態を改善するために、たとえば臓
器移植手術を行うことができる。
【0036】譲受され得る生体部位等には、利用者の細
胞等に基づいて人工的に製造された指などの生体部位が
含まれ、このような生体部位を利用者に移植する際に、
人工生体部位に関する情報を慎重に検討し、移植すべき
人工生体部位を選定することができる。生体部位等選定
ステップにおける臓器、生体部位、精子、卵子、人工臓
器、人工生体部位および代理出産を行う者の選定は、前
記利用者状態情報および検査分析結果を参照して行わ
れ、たとえば臓器移植に伴う拒絶反応が発生する可能性
が低いと考えられる臓器を移植することができる。
【0037】臓器、生体部位、精子、卵子、代理出産を
行う者、人工臓器および人工生体部位に関する情報の少
なくとも一部が通信手段を用いて公開され、利用者また
は治療担当者が前記情報を容易に入手することができ、
適切かつ公正に、臓器、生体部位、精子および卵子が譲
受され、代理出産を行う者の斡旋が行われ、人工臓器お
よび人工生体部位が売買される。
【0038】在宅医療方法において利用者が負担すべき
費用は通信手段を用いて電子決済され、利用者が負担す
べき費用の支払いを容易に行うことができる。在宅医療
方法における各ステップにおいて送受信される各種情報
は医療情報管理手段に記憶されるので、利用者および利
用者の許可した閲覧権限を有する者が各種情報を閲覧す
ることができ、利用者の肉体的または精神的苦痛を改善
するために利用することができる。また前記各種情報は
改変することができないようにすることができ、たとえ
ば診察内容、診察結果、治療内容および治療結果等の記
録が改変されることはなく、医療過誤に関する訴訟等に
おける真実の究明に有効に利用することができる。在宅
医療方法における各ステップにおいて送受信される各種
情報は暗号化されて送受信され、前記各種情報が利用者
の意に反して漏洩することが防がれる。前記各種情報の
守秘性に関して高度の安全性を保持することができるの
で、利用者は安心して本発明の在宅医療方法に係る在宅
医療システムを利用することができる。
【0039】また在宅医療方法における各ステップにお
いて送受信される各種情報は、各種情報を閲覧すること
を許可された者のみが閲覧することができるように設定
することができ、前記各種情報の守秘性に関して高度の
安全性を保持することができるので、利用者は安心して
本発明の在宅医療方法が適用される在宅医療システムを
利用することができる。さらに在宅医療方法における各
ステップにおいて送受信される各種情報は各種情報を閲
覧することを許可された者のみが閲覧することができる
ように設定することができ、前記各種情報を閲覧するこ
とを許可されていない者が各種情報を閲覧することを確
実に防ぐことができる。
【0040】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の在宅
医療システム10の構成を簡略して示すシステム構成図
である。在宅医療システム10は、電話回線などの有線
および携帯電話などの無線を利用した通信手段を用い
て、体調不良の者である患者の診察、検査および治療な
どの医療行為に関連する情報である医療行為関連情報を
含む各種情報を送受信して医療行為を行う在宅医療に好
適に適用される。ここで医療行為とは、肉体的不調また
は精神的不調を訴える利用者の肉体的または精神的苦痛
を改善するために行われるあらゆる行為を含み、たとえ
ば、医師等である診察担当者または治療担当者と患者で
ある利用者との間で行われる問答、診察行為、治療行
為、投薬行為、相談行為、指導行為等であり、また利用
者の肉体的状態を検査および分析するために行われる検
査行為および分析行為等である。
【0041】在宅医療システム10は、たとえば公衆電
話回線などの通信回線11を介して各種医療情報を送受
信することができる医療情報管理手段20と、利用者が
操作する利用者側端末手段50と、診察担当者が操作す
る診察担当者側端末手段70と、治療担当者が操作する
治療担当者側端末手段90と、検査担当者または分析担
当者が操作する検査分析担当者側端末手段92と、検査
キットを制作または準備する検査キット制作担当者側端
末手段94と、製薬担当者が操作する製薬担当者側端末
手段96と、譲受し得る生体部位等に関する情報が記憶
される生体部位等情報管理手段98とを含む。
【0042】医療情報管理手段20は、いわゆるホスト
コンピュータ等によって実現され、利用者の身体的状態
および精神的状態に関する情報である利用者状態情報に
基づいて前記利用者状態情報に対応する、たとえば推測
し得る病気名称等である利用者状態ならびに利用者状態
である病名に対応する治療方法および検査方法であっ
て、前記病気に基づく身体的苦痛を取り除くことができ
る治療方法および利用者の身体的状態を医学的に把握
し、適切な治療方法を決定するために行う検査方法を選
定し、少なくとも選定した利用者状態である病名ならび
に利用者状態に対応する治療方法および検査方法に関す
る説明等の情報を含む診断情報を利用者の使用する利用
者側端末手段50に通信回線11を介して送信するため
に用いられる。すなわち利用者状態情報および医療情報
管理手段20に記憶された医学情報等に基づいて利用者
の病気、症例等を推測するコンピュータを用いたコンピ
ュータ診察を実現することができる。また医療情報管理
手段20は、少なくとも利用者に関連する医療行為に関
する情報である医療行為情報、たとえば利用者に施され
た治療、投薬された薬、利用者の検査または分析結果、
利用者の質問およびこの質問に対する医師の回答等を記
憶することができる。
【0043】利用者側端末手段50は、通信機能を備え
たパーソナルコンピュータ(PC)、表示および入力機
能を備えた携帯電話等によって実現され、医療情報管理
手段20に利用者の自覚症状、生活習慣などに関する情
報である利用者状態情報を通信回線11を介して送信す
ることができ、医療情報管理手段20から通信回線11
を介して送信される前記診断情報を受信することができ
る。また利用者側端末手段50は、少なくとも前記診断
情報に関連する情報であって、利用者が不信および不安
に感じる事項ならびに病気、治療方法および検査方法に
関する質問などの情報であって、利用者が送信する利用
者送信情報を医療情報管理手段20に通信回線11を介
して送信することができる。
【0044】診察担当者側端末手段70は、通信機能を
備えたPC等によって実現され、後述するネット診察を
行う医師等が操作する。診察担当者側端末手段70は、
前記利用者側端末手段50から通信回線11を介して送
信される利用者送信情報を医療情報管理手段20を介し
て受信し、利用者送信情報に対応する情報である診察担
当者送信情報を医療情報管理手段20を介して利用者側
端末手段50に通信回線11を介して送信することがで
きる。診察担当者は、予め選定された医師等であって、
通信手段を用いて利用者に対して、前記診断情報の内容
について説明し、利用者の質問に答え、利用者の疑問、
不安等を解消し、利用者に質問し、利用者に関する情報
を利用者自身から入手するネット診察を行う者である。
利用者と診察担当者との間で行われる情報の交換は、す
べて医療情報管理手段20を介して行われ、通信の内容
等の通信記録は医療情報管理手段20に記憶される。ネ
ット診察は、原則として利用者および診察担当者の二者
だけが関与するので、利用者は第三者の存在を気にする
ことなく、安心して利用者自身が得心するまで診断情報
等に関する情報を入手することができる。
【0045】治療担当者側端末手段90は、通信機能を
備えたPC等によって実現され、利用者を実際に治療す
る医師等が操作する。治療担当者側端末手段90は、治
療担当者が利用者に対して行う治療に関する情報である
治療情報を医療情報管理手段20に通信回線11を介し
て送信し、医療情報管理手段20から医療行為情報を通
信回線11を介して受信することができる。
【0046】検査分析担当者側端末手段92は、通信機
能を備えたPC等によって実現され、利用者の身体的状
態および精神的状態を検査または分析する検査担当者ま
たは分析担当者が操作する。検査分析担当者側端末手段
92は、検査担当者または分析担当者が、利用者の身体
的状態の検査結果を含む検査結果情報または利用者の身
体に関する情報の分析結果を含む分析結果情報を、医療
情報管理手段20に通信回線11を介して送信すること
ができる。
【0047】検査キット制作担当者側端末手段94は、
通信機能を備えたPC等によって実現され、利用者が前
記診断情報および診察担当者送信情報に基づいて選定し
た検査方法に適用する検体を利用者が採取する際に用い
る検体採取具を含む検査キットを制作または準備する検
査キットを利用者の身体的状態および精神的状態を検査
または分析する検査担当者または分析担当者が操作す
る。
【0048】検査キット制作担当者が制作または準備し
た検査キットは、郵送手段、宅配手段等の配送手段12
によって、利用者の希望する配送場所に配送され、利用
者が検査キットを受け取ることができる。検査キットを
用いて利用者が採取した検体は、所定の方法で梱包さ
れ、配送手段12を用いて検査担当者または分析担当者
に配送される。検査キットおよび検体の配送において
は、配送が確実に行われるとともに、配送中に利用者お
よび検査担当者または分析担当者以外の第三者によって
開封または開梱されないように所定の方法によって行わ
れる。また配送中に検査キットまたは検体が開封または
開梱された場合に、その開封または開梱が受取者である
利用者、検査担当者または分析担当者が容易に認識でき
る所定の梱包方法が用いられる。利用者が検査キットを
用いて行う検査には、採取した検体を検査担当者または
分析担当者に送付することなく、検査キットを用いて利
用者自身がその検査または分析結果を即座に知ることが
できる検査または分析が含まれてもよい。
【0049】製薬担当者側端末手段96は、通信機能を
備えたPC等によって実現され、利用者および治療担当
者等の指示に基づいて、利用者の治療に用いられる利用
者のために処方または製造される薬である治療薬を処方
または製造する製薬担当者が操作する。製薬担当者側端
末手段96は、前記利用者状態情報、医療行為情報、診
断情報、利用者送信情報、診察担当者送信情報、治療情
報、利用者身体情報、検査結果情報および分析結果情報
のうち少なくとも1つ以上を通信回線11を介して医療
情報管理手段20から受信することができ、かつ、前記
利用者状態情報、医療行為情報、診断情報、利用者送信
情報、診察担当者送信情報、治療情報、利用者身体情
報、検査結果情報および分析結果情報のうち少なくとも
1つ以上に基づいて処方または製造される薬に関する情
報である治療薬情報を通信回線11を介して医療情報管
理手段20に送信することができる。
【0050】処方または製造された治療薬は、利用者ま
たは治療担当者である利用者の治療を担当する医師に配
送手段12を用いて配送される。配送される治療薬は、
検査キットおよび検体と同様に、確実に配送され、配送
中の第三者による開封または開梱に関する対策が施さ
れ、安全に受取者に配送される。
【0051】生体部位等情報管理手段98は、通信機能
を備えたサーバコンピュータ等によって実現され、前記
利用者状態情報、医療行為情報、診断情報、利用者送信
情報、診察担当者送信情報、治療情報、利用者身体情
報、検査結果情報および分析結果情報等を受信し記憶
し、譲受され得る臓器、生体部位、精子、卵子ならびに
代理出産を行う者に関する情報である生体部位等情報を
記憶しており、利用者等の要求に応じて医療情報管理手
段20に通信回線11を介して送信することができる。
生体部位等情報管理手段98は、さらに売買され得る人
工臓器および人工生体部位に関する情報である生体部位
等情報を記憶しており、利用者等の要求に応じて医療情
報管理手段20に通信回線11を介して送信することが
できる。
【0052】在宅医療システム10において、医療情報
管理手段20、利用者側端末手段50、診察担当者側端
末手段70、治療担当者側端末手段90、検査分析担当
者側端末手段92、検査キット制作担当者側端末手段9
4、製薬担当者側端末手段96および生体部位等情報管
理手段98によって送受信される各種情報は、圧縮処理
が施され、かつ暗号化されて送受信される。したがって
各種情報の送受信時において、各種情報の漏洩、盗用を
防止することができる。
【0053】医療情報管理手段20は、前述のように、
利用者が通知する利用者状態情報を受信し、この受信し
た利用者状態情報に基づいて利用者の身体的な状態を推
測し、推測した病状に好適な治療方法および検査方法を
選定し、この推測および選定結果を診断情報として利用
者に通知する。利用者は、自覚症状、生活習慣等を医療
情報管理手段20に通知することによって、医療情報管
理手段20が選定する診断情報を入手することができ
る。
【0054】医療情報管理手段20は、大略的には、い
わゆるホストコンピュータと呼ばれる電子情報処理装置
によって実現され、本実施の形態に適合する処理を実行
するための各種制御を行う制御装置21と、各種データ
が一時的または継続的にストアされるメモリ22と、各
種情報を送信することができる送信手段23と、各種情
報を受信することができる受信手段24と、利用者の病
状等を選定する利用者状態選定手段25と、診察担当者
を選定する診察担当者選定手段26と、利用者および診
察担当者が行うネット診察の通信環境を確立するネット
診察環境確立手段27と、医療情報管理手段20に記憶
されている各種医療情報の閲覧を希望する者が閲覧権限
を有するか否かを確認する閲覧権限確認手段28と、医
療情報管理手段20に記憶されている各種医療情報の閲
覧を希望する者が利用者または治療担当者の閲覧に関す
る承認を受けているか否かを確認する閲覧承認確認手段
29と、各種情報が記憶される記憶手段30とを備え
る。
【0055】制御装置21、メモリ22、送信手段2
3、受信手段24、利用者状態選定手段25、診察担当
者選定手段26、ネット診察環境確立手段27、閲覧権
限確認手段28、閲覧承認確認手段29および記憶手段
30はバスライン40を介して相互に接続される。
【0056】制御装置21は、CPU(central proces
sing unit)等によって実現され、各種プログラムを実
行し、メモリ22、送信手段23、受信手段24、利用
者状態選定手段25、診察担当者選定手段26、ネット
診察環境確立手段27、閲覧権限確認手段28、閲覧承
認確認手段29および記憶手段30を制御する。
【0057】メモリ22は、複数の電子部品によって構
成されるROM(read only memory)、RAM(random
access memory)等によって実現され、制御装置21に
対して与えられる、その制御動作の基本になる情報また
は命令の各種データが一時的または継続的にストアされ
るとともに、制御装置21の制御命令に基づいて、送信
手段23、受信手段24、利用者状態選定手段25、診
察担当者選定手段26、ネット診察環境確立手段27、
閲覧権限確認手段28、閲覧承認確認手段29および記
憶手段30に制御情報を与え、かつ送信手段23、受信
手段24、利用者状態選定手段25、診察担当者選定手
段26、ネット診察環境確立手段27、閲覧権限確認手
段28、閲覧承認確認手段29および記憶手段30から
各種情報を得る。
【0058】送信手段23は、TA(terminal adapte
r)、DSU(digital service unit)等で実現され、
制御装置21の制御命令に基づいて、各種情報を送信す
る。
【0059】受信手段24は、TA、DSU等で実現さ
れ、制御装置21の制御命令に基づいて、各種情報を受
信する。
【0060】利用者状態選定手段25は、受信手段が受
信した利用者状態情報に基づいて、利用者状態情報に対
応する利用者状態ならびに利用者状態に対応する治療方
法および検査方法を選定する。この選定された利用者状
態、治療方法および検査方法は診断情報に含まれ、利用
者側端末手段50に送信手段23によって送信される。
【0061】利用者状態選定手段25は、具体的には制
御装置21、メモリ22および記憶手段30の備える各
種機能を用いて実現され、受信した利用者状態情報を解
析し、記憶手段30に各種情報に係るデータを参照し
て、利用者状態情報から利用者の身体的状態である症状
を推測し、利用者の身体的状態に対応する可能性のある
病気名称を選定し、その病気である確率を算出する。ま
た利用者状態選定手段25は、選定した病気名称および
利用者状態に好適な治療方法および検査方法を選定す
る。利用者状態選定手段25の動作については、後述す
る。
【0062】診察担当者選定手段26は、具体的には制
御装置21、メモリ22および記憶手段30の備える各
種機能を用いて実現され、利用者がネット診察を希望す
る場合に、ネット診察を行う診察担当者を選定する。診
察担当者選定手段26の動作については、後述する。
【0063】ネット診察環境確立手段27は、具体的に
は制御装置21、メモリ22、送信手段23,受信手段
24および記憶手段30の備える各種機能を用いて実現
され、利用者がネット診察を希望する場合に、医療情報
管理手段20、利用者側端末手段50および診察担当者
側端末手段70の通信環境であるネット診察環境を確立
するための処理を行う。ネット診察は、原則として利用
者と診察担当者との二者だけが相互に同時的に通信を行
い、情報交換を行うものであるので、厳格な通信環境を
確立して、データの漏洩等が発生しないようにする必要
がある。ネット診察は、高度な情報セキュリティを達成
したいわゆるテレビ電話システムを用いて実現される。
またネット診察は、PCを用いた即時的にデータの送受
信が行われるいわゆるチャット形式を用いても実現でき
る。
【0064】閲覧権限確認手段28は、具体的には制御
装置21、メモリ22、送信手段23,受信手段24お
よび記憶手段30の備える各種機能を用いて実現され、
医療情報管理手段20に記憶された各種情報の閲覧を希
望する者が、その閲覧を希望する情報を閲覧する権限を
有するか否か確認する。閲覧権限確認手段28は、利用
者側端末手段50、診察担当者側端末手段70、治療担
当者側端末手段90、検査分析担当者側端末手段92、
検査キット制作担当者側端末手段94,製薬担当者側端
末手段96および生体部位等情報管理手段98を操作す
る各端末手段操作者が入力する識別記号、端末手段操作
者の指紋、端末手段操作者の声紋および端末手段操作者
の虹彩パターンのうち少なくとも1つ以上の識別情報
を、予め登録されている識別情報と照合して、端末手段
操作者が閲覧権限を有するか否かを判断する。
【0065】閲覧権限確認手段28は、たとえば治療担
当者が特定の情報の閲覧を希望する場合に、その特定の
情報についてその治療担当者は閲覧をする権限である閲
覧権限を有するか否かを、治療担当者側端末手段90か
ら送信される識別情報に対応する識別情報データを受信
し、その識別情報データを、記憶手段30に記憶された
識別情報と比較し、治療担当者側端末手段90を用いて
医療情報管理手段20にアクセスしている者を確認す
る。送信された識別情報が記憶手段30に記憶された識
別情報と一致しない場合には、治療担当者側端末手段9
0を用いて医療情報管理手段20にアクセスしている者
が閲覧権限を有さないと、医療情報管理手段20は判断
し、情報の閲覧要求を拒絶する。
【0066】各種情報の閲覧権限を有するか否かの判断
の前提となる識別情報は、予め設定され、入力され、登
録されており、たとえば各端末手段操作者が入力する識
別記号、端末手段操作者の指紋、端末手段操作者の声紋
および端末手段操作者の虹彩パターンなどである。
【0067】閲覧承認確認手段29は、具体的には制御
装置21、メモリ22、送信手段23,受信手段24お
よび記憶手段30の備える各種機能を用いて実現され、
医療情報管理手段20に記憶された各種情報の閲覧を希
望する者が、その閲覧を希望する情報を閲覧することを
利用者が承認しているか否かを判断し、確認する。
【0068】閲覧承認確認手段29は、閲覧権限確認手
段28によって閲覧権限を有すると確認された端末手段
操作者が、その閲覧を希望する情報を閲覧することにつ
いて利用者が許可しているか否かを、記憶手段30に記
憶された利用者の承認情報を照会することによって判断
し、確認する。
【0069】記憶手段30は、ハードディスク、磁気デ
ィスク、光磁気ディスク、デジタルビデオディスク等の
いわゆる外部記憶装置によって実現される。記憶手段3
0は、利用者の氏名などの基本的な情報である利用者情
報が記憶される利用者情報記憶部31と、ネット診察を
担当する医師等である診察担当者に関する情報である診
察担当者情報が記憶される診察担当者情報記憶部32
と、利用者が選定した場合に利用者の治療を担当する医
師等である治療担当者に関する情報である治療担当者情
報が記憶される治療担当者情報記憶部33と、利用者が
希望する場合に利用者の身体的状態等を検査または分析
する検査担当者および分析担当者に関する情報である検
査分析担当者情報が記憶される検査分析担当者情報記憶
部34と、利用者が選定した検査方法に適用する検体を
採取するために好適に用いることができる検体採取具を
含む検査キットを制作または準備する検査キット制作担
当者に関する情報である検査キット制作担当者情報が記
憶される検査キット制作担当者情報記憶部35と、利用
者または治療担当者の依頼に基づいて利用者の治療に用
いられる治療薬を処方または製造する製薬担当者に関す
る情報である製薬担当者情報が記憶される製薬担当者情
報記憶部36と、譲受され得る臓器、生体部位、精子、
卵子ならびに代理出産を行う者に関する情報である生体
部位等情報が記憶される生体部位等情報記憶部37と、
利用者の通知する利用者状態情報に基づいて利用者状態
を選定する際に、参照する病気の内容、症例、治療方
法、検査方法、分析方法等に関する情報である利用者状
態情報が記憶される利用者状態情報記憶部38と、利用
者に対して行われる治療行為等を含む医療行為に関連す
るあらゆる情報である医療行為関連情報が記憶される医
療行為関連情報記憶部39とを備える。
【0070】利用者情報記憶部31に記憶される利用者
情報には、利用者の氏名の他、利用者の住所、生年月
日、職業、電話番号、電子メールアドレス、身長、体
重、血液型、既往症、利用する健康保険に関する情報、
在宅医療システム10を利用する際の識別記号となる識
別番号、パスワード等が含まれる。また利用者情報に
は、検査および分析の結果得られた利用者に関する検査
結果および分析結果も含まれ、たとえば遺伝子情報も含
まれる場合がある。これらの情報は利用者に関する基本
登録情報として、後述する登録手続きの際に入力するこ
とができ、またその後修正することができる。
【0071】診察担当者情報記憶部32に記憶される診
察担当者情報には、ネット診察を担当する医師等である
診察担当者に関する情報であって、診察担当者の氏名、
住所、生年月日、職業、資格、学歴、電話番号、電子メ
ールアドレス、専門分野、所属する機関、医療情報管理
手段20を利用する際の識別記号となる識別番号、パス
ワード等が含まれる。これらの情報は診察担当者に関す
る基本登録情報として、後述する登録手続きの際に入力
することができ、またその後修正することができる。
【0072】治療担当者情報記憶部33に記憶される治
療担当者情報には、利用者が選定した場合に利用者の治
療を担当する医師等である治療担当者に関する情報であ
って、治療担当者の氏名、住所、生年月日、職業、資
格、学歴、電話番号、電子メールアドレス、専門分野、
所属する機関、医療情報管理手段20を利用する際の識
別記号となる識別番号、パスワード等が含まれる。これ
らの情報は治療担当者に関する基本登録情報として、後
述する登録手続きの際に入力することができ、またその
後修正することができる。
【0073】検査分析担当者情報記憶部34に記憶され
る検査分析担当者情報には、利用者が希望する場合に利
用者の身体的状態等を検査または分析する検査担当者お
よび分析担当者に関する情報であって、検査担当者およ
び分析担当者の氏名、所属する機関、所属する機関の住
所、電話番号、電子メールアドレス、専門分野、医療情
報管理手段20を利用する際の識別記号となる識別番
号、パスワード等が含まれる。これらの情報は検査担当
者および分析担当者に関する基本登録情報として、後述
する登録手続きの際に入力することができ、またその後
修正することができる。
【0074】検査キット制作担当者情報記憶部35に
は、利用者が検体を採取する際に用いる検体採取具を含
む検査キットを制作または準備する検査キット制作担当
者に関する情報であって、検査キット制作担当者の氏
名、所属する機関、所属する機関の住所、電話番号、電
子メールアドレス、専門分野、医療情報管理手段20を
利用する際の識別記号となる識別番号、パスワード等が
含まれる。これらの情報は検査キット制作担当者に関す
る基本登録情報として、後述する登録手続きの際に入力
することができ、またその後修正することができる。
【0075】製薬担当者情報記憶部36には、利用者の
治療に用いられる治療薬を処方または製造する製薬担当
者に関する情報であって、製薬担当者の氏名、所属する
機関、所属する機関の住所、電話番号、電子メールアド
レス、専門分野、医療情報管理手段20を利用する際の
識別記号となる識別番号、パスワード等が含まれる。こ
れらの情報は製薬担当者に関する基本登録情報として、
後述する登録手続きの際に入力することができ、またそ
の後修正することができる。
【0076】生体部位等情報記憶部37に記憶される生
体部位等情報には、譲受され得る臓器、生体部位、精
子、卵子ならびに代理出産を行う者に関する情報に加
え、売買され得る人工臓器および人工生体部位に関する
情報が生体部位等情報として含まれる。生体部位等情報
には、臓器、生体部位、精子、卵子、人工臓器および人
工生体部位の医学的情報として、たとえば遺伝子情報が
含まれる。これらの情報は適宜修正され、その内容が更
新される。
【0077】利用者状態情報記憶部38に記憶される利
用者状態情報には、利用者の通知する利用者状態情報に
基づいて利用者状態を選定する際に、参照する病気の内
容、症例、治療方法、検査方法、分析方法等に関する情
報が含まれ、これらの情報は適宜修正され、その内容が
更新される。
【0078】医療行為関連情報記憶部39に記憶される
医療行為関連情報には、利用者に対して行われる治療行
為等を含む医療行為に関連するあらゆる情報であって、
たとえばネット診察における利用者および診察担当者間
の通信内容の記録、治療担当者が利用者に対して行う治
療行為、利用者に関する検査結果および分析結果、検査
キットの内容および配送記録、治療薬の処方内容および
製造記録ならびに治療薬の配送記録、生体部位等に関す
る情報の閲覧記録および譲受交渉の記録などがふくまれ
る。これらの情報は、改変することができないように記
憶されるとともに、情報漏洩を防止する目的で暗号化さ
れて記憶される。
【0079】利用者側端末手段50は、前述のように、
通信機能を備えたPCであって、医療情報管理手段20
に利用者の自覚症状、生活習慣などに関する情報である
利用者状態情報を通信回線11を介して送信することが
でき、医療情報管理手段20から通信回線11を介して
送信される前記診断情報を受信することができる。また
利用者側端末手段50は、少なくとも前記診断情報に関
連する情報であって、利用者が不信および不安に感じる
事項ならびに病気、治療方法および検査方法に関する質
問などの情報であって、利用者が送信する利用者送信情
報を医療情報管理手段20に通信回線11を介して送信
することができる。
【0080】利用者側端末手段50は、具体的には、い
わゆる通信機能を備えたPCによって実現され、本実施
の形態に適合する処理を実行するための各種制御を行う
制御装置51と、各種データが一時的または継続的にス
トアされるメモリ52と、各種情報を記憶することがで
きる記憶装置53と、各種データを入力する入力装置5
4と、各種データを表示する表示装置55と、各種デー
タを送信することができる送信装置56と、各種データ
を受信することができる受信装置57と、各種データを
出力することができる出力装置58とを備える。制御装
置51、メモリ52、記憶装置53、入力装置54、表
示装置55、送信装置56、受信装置57および出力装
置58はバスライン59を介して相互に接続される。
【0081】制御装置51は、CPU等によって実現さ
れ、各種プログラムを実行し、メモリ52、記憶装置5
3、入力装置54、表示装置55、送信装置56、受信
装置57および出力装置58を制御する。
【0082】メモリ52は、複数の電子部品によって構
成されるROM、RAM等によって実現され、制御装置
51に対して与えられる、その制御動作の基本になる情
報または命令の各種データが一時的または継続的にスト
アされるとともに、制御装置51の制御命令に基づい
て、記憶装置53、入力装置54、表示装置55、送信
装置56、受信装置57および出力装置58から各種情
報を得る。
【0083】記憶装置53は、ハードディスク、磁気デ
ィスク、光磁気ディスク、デジタルビデオディスク等の
外部記憶装置によって実現され、医療情報管理手段20
から送信される各種情報および利用者が入力する各種情
報を電子データとして記憶する。
【0084】入力装置54は、主に文字情報入力する際
に用いられるキーボード、マウス等のポインティングデ
バイス、音声入力の際に用いられるマイクロホン、撮像
装置であるカメラ等によって実現され、利用者が医療情
報管理手段20に各種情報を送信する際に用いられる。
マイクロホンを用いて入力された音声に対応するアナロ
グ音声信号は、図示しないA/D変換器によってデジタ
ル音声信号に変換され、入力された音声はデジタルデー
タとして記憶装置53に記憶される。
【0085】表示装置55は、CRT、液晶ディスプレ
イ等で実現され、入力装置54によって入力されたデー
タおよび受信装置57によって受信したデータを表示す
る。表示装置55に表示された情報を利用者は確認し、
さらに必要な操作を行う。
【0086】送信装置56は、モデム、TA、DSU等
によって実現され、制御装置51の制御命令に基づい
て、各種情報を送信する。
【0087】受信手段57は、モデム、TA、DSU等
で実現され、制御装置51の制御命令に基づいて、各種
情報を受信する。本実施の形態における利用者側端末手
段50においては、送信装置56および受信装置57は
送信機能および受信機能を備えた同一の機器によって実
現される。
【0088】出力装置58は、音声出力時に用いるスピ
ーカ、各種情報を印刷する際に用いるプリンタ等で実現
され、音声出力時においては記憶されているデジタルデ
ータを図示しないD/A変換器によってアナログ音声信
号に変換し、増幅器によって増幅して音声としてスピー
カから出力する。
【0089】以上のように構成された利用者側端末手段
50を用いて、利用者は本実施の形態の在宅医療システ
ム10を利用し、利用者の自宅等において、時間を考慮
することなく、自己の身体的状態または精神的状態に関
する不安、疑問等を解消するための情報を入手すること
ができる。
【0090】また在宅医療システム10を構成する診察
担当者側端末手段70、治療担当者側端末手段90、検
査分析担当者側端末手段92、検査キット制作担当者側
端末手段94、製薬担当者側端末手段96および生体部
位等情報管理手段98は、前述の利用者側端末手段50
と大略的に類似の構成である。すなわち、診察担当者側
端末手段70、治療担当者側端末手段90、検査分析担
当者側端末手段92、検査キット制作担当者側端末手段
94、製薬担当者側端末手段96および生体部位等情報
管理手段98は、本発明に係る在宅医療方法に適用され
る在宅医療システム10に必要な機能として少なくとも
各種情報および各種情報に対応する各種データの送受信
機能、記憶機能、処理機能を備えた構成であればよい。
したがって、送受信機能を実現するための送受信手段、
記憶機能を実現するための記憶手段、データの暗号化処
理等の処理機能を実現するための処理手段が、診察担当
者側端末手段70、治療担当者側端末手段90、検査分
析担当者側端末手段92、検査キット制作担当者側端末
手段94、製薬担当者側端末手段96および生体部位等
情報管理手段98に含まれる。
【0091】図2は、在宅医療システム10を適用して
行われる在宅医療方法の概要を簡略して示すフローチャ
ートである。本実施の形態に係る在宅医療方法は、医療
情報管理手段20、利用者側端末手段50、診察担当者
側端末手段70、治療担当者側端末手段90、検査分析
担当者側端末手段92、検査キット制作担当者側端末手
段94、製薬担当者側端末手段96および生体部位等情
報管理手段98ならびに通信回線11等の通信手段を用
いて少なくとも医療行為に関連する情報である医療行為
関連情報を含む各種情報を送受信して医療行為を行う在
宅医療方法である。
【0092】利用者状態情報通知ステップであるステッ
プS101において、利用者は利用者側端末手段50を
用いて、利用者の身体的状態および精神的状態に関する
情報である利用者状態情報を入力し、暗号処理を施した
利用者状態情報を含むデータを送信装置56を用いて医
療情報管理手段20に送信し、利用者状態情報を医療情
報管理手段20に通知する。
【0093】利用者状態等選定ステップであるステップ
S102において、医療情報管理手段20は利用者側端
末手段50から送信された利用者状態情報を含むデータ
を受信し、通知された利用者状態情報を解析し、通知さ
れた利用者状態情報に基づいて利用者の身体的状態およ
び精神的状態に対応する病状等の利用者状態ならびに該
利用者状態に対応する治療方法および検査方法を選定す
る。すなわち利用者状態情報および医療情報管理手段2
0に記憶された医学情報等に基づいて利用者の病気、症
例等を推測するコンピュータを用いたコンピュータ診察
を実現することができる。
【0094】診断情報通知ステップであるステップS1
03において、医療情報管理手段20が選定した利用者
状態、治療方法および検査方法を含む診断情報は暗号化
され、暗号化されたデータは利用者側端末手段50に送
信され、前記診断情報が利用者に通知される。
【0095】利用者状態等関連情報入手ステップである
ステップS104において、利用者は医療情報管理手段
20から送信された診断情報に対応する暗号化されたデ
ータを利用者側端末手段50を用いて受信し、診断情報
を検討し、利用者が希望する場合に、ネット診察によっ
て利用者と診察担当者とが相互に情報を送受信すること
によって、少なくとも前記利用者状態、治療方法および
検査方法に関する情報を利用者が入手する。利用者は、
ネット診察において診断情報に関する疑問等を診察担当
者に質問し、診察担当者の説明等によって疑問を解消す
る。また病状、治療方法、検査方法について不安に感じ
ることを診察担当者に告げ、診察担当者の説明、指導等
によって、その不安を取り除くことができる。
【0096】検査キット送付ステップであるステップS
105において、利用者が希望する場合に、利用者の依
頼に従って、利用者が診断情報および診察担当者送信情
報に基づいて選定する検査方法に適用される検体を利用
者が採取する際に用いる検体採取具を含む検査キットが
利用者に送付される。
【0097】検体採取ステップであるステップS106
において、利用者は送付された検査キットを用いて検体
を採取する。利用者は送付される検査キットに含まれる
検体採取具を用いて自ら検査に適用される検体を採取す
ることができる。利用者が採取する検体は、たとえば血
液、粘膜、髪の毛、爪、尿、便、唾液等である。
【0098】検体送付ステップであるステップS107
において、利用者が採取した検体は検査担当者または分
析担当者に送付される。
【0099】検査分析ステップであるステップS108
において、利用者から送付される検体を、検査担当者ま
たは分析担当者が検査または分析し、利用者の身体的状
態の確認に利用できる検査結果または分析結果を得るこ
とができる。ステップS105〜ステップS108の一
連の行為は、広義の検査分析ステップと考えることがで
きる。
【0100】検査分析結果通知ステップであるステップ
S109において、検査分析ステップにおいて得られ
た、利用者の身体的状態および精神的状態に関する検査
結果または分析結果である検査分析結果が利用者に通知
される。検査結果および分析結果は、郵送、宅配方式等
の所定の配送方法を用いて利用者に配送され、検査結果
および分析結果は、配送中に検査結果または分析結果の
受取者である利用者以外が開封し、検査結果または分析
結果が利用者以外の者に見られることがないように配送
される。たとえば、配送時の受取人の確認を厳格に行
い、検査結果または分析結果が利用者以外の者が見るこ
とを防止する。
【0101】治療担当者情報提示ステップであるステッ
プS110において、前記検査結果または分析結果を参
照した利用者が希望する場合に、治療を行う治療担当者
に関する情報が利用者に提示される。医療情報管理手段
20から入手する治療担当者情報を検討して、利用者は
治療を依頼する医師等の治療担当者を決定する。治療担
当者情報には、治療担当者の専門分野、治療を受けるこ
とができる場所および時間、連絡先、業績等が含まれ、
利用者は治療を安心して信頼できる、依頼すべき治療担
当者を選定することができる。
【0102】治療ステップであるステップS111にお
いて、治療担当者に関する情報を参照して利用者が選定
した治療担当者が利用者の治療を行う。利用者が治療を
受ける前に、治療担当者に関する情報を利用者が検討す
ることができるので、利用者は安心して治療担当者の治
療を受けることができる。
【0103】製薬等ステップであるステップS112に
おいて、利用者および治療担当者の承認がある場合に、
治療担当者の希望する薬であって利用者の治療に用いら
れる薬である治療薬を処方または製造する。このような
治療薬は利用者状態情報、利用者状態、検査結果および
分析結果等を参考にして、利用者の身体的不調を改善す
ることを目的として処方または製造されるので、利用者
の身体的不調を改善する効果が高い。すなわち、治療薬
は、利用者の身体的な情報である遺伝子情報等を参考に
して、利用者のために処方または製造された治療薬であ
って、いわばオーダーメード薬と呼ぶことができる。こ
れらの治療薬を実際に利用者に投与してもよいか否かの
判断は、製薬担当者および治療当者以外の適切な資格を
有する者が行う。
【0104】治療薬送付ステップであるステップ113
において、治療薬が利用者または治療担当者に送付され
る。送付される治療薬は、開封または開梱された場合に
開封または開梱されたことが認識できる状態となる梱包
部材に収納されて、利用者または治療担当者に配送され
る。また配送された治療薬が利用者のために処方または
製造された治療薬であるか否かを確認することができる
ように、梱包部材にその治療薬が投与されるべき利用者
名が表示されるだけではなく、治療薬個々に直接または
治療薬が収納される包装体に利用者名が表示されるよう
にする。
【0105】以上のように、本実施の形態に係る在宅医
療方法を利用することによって、利用者の身体的不調を
改善することができる。なお、説明の便宜上、図2にお
いて、ステップS101〜ステップS113を順次的に
記載したけれども、必要な場合に各ステップは順序が前
後することもあり、また特定のステップが繰り返し行わ
れることもある。
【0106】図3は、在宅医療システム10を適用して
行われる他の実施の形態に係る在宅医療方法の概要を簡
略して示すフローチャートである。
【0107】本実施の形態に係る在宅医療方法は、前述
の在宅医療方法と類似の方法であって、前述のステップ
S112およびステップS113の代わりに、生体部位
等を選定するステップS212および選定された生体部
位等を利用者の身体的状態を改善するために適用するス
テップS213が含まれる。ステップS201〜ステッ
プS212は、図2におけるステップS101〜ステッ
プS111と略同一であるので、その説明を省略する。
【0108】生体部位等選定ステップであるステップS
212において、利用者および治療担当者のうち少なく
とも一方の者が医療情報管理手段20に記憶された生体
部位等情報を参照して、生体部位等を選定する。
【0109】生体部位等適用ステップであるステップS
212において、選定された利用者の身体的状態を改善
するために適用される譲受され得る臓器、生体部位、精
子および卵子を利用者の身体的状態を改善するために適
用し、または選定された代理出産を行う者によって代理
出産を行う。生体部位等選定ステップにおいて選定され
た利用者の身体的状態を改善するために適用される譲受
され得る臓器、生体部位、精子および卵子が利用者の身
体的状態を改善するために適用される。すなわち、利用
者の身体的状態を改善するために、たとえば臓器移植手
術を行うことができる。またいわゆる代理出産を遂行
し、不妊に悩む利用者が子供を得ることができる。
【0110】以上のように、本実施の形態に係る在宅医
療方法を利用することによって、利用者の身体的不調を
改善することができる。なお、説明の便宜上、図3にお
いて、ステップS201〜ステップS213を順次的に
記載したけれども、必要な場合に各ステップは順序が前
後することもあり、また特定のステップが繰り返し行わ
れることもある。
【0111】図4は、医療情報管理手段20が利用者状
態情報に基づいて選定した利用者状態を含む診断情報が
表示される診断情報表示画面100の一例を示す図であ
る。
【0112】診断情報表示画面100は、医療情報管理
手段20が選定した利用者状態選定結果が表示される選
定結果表示欄101と、選定結果表示欄に含まれる利用
者状態である病気の名称である病名を表示する病名表示
欄102と、利用者状態情報から判断される各病気の可
能性をパーセント表示する可能性表示欄103と、クリ
ックすることによって利用者状態の選定の根拠である医
療情報管理手段20の分析理由を表示させることができ
る次へボタン104とを含む。
【0113】病名表示欄102には医療情報管理手段2
0が利用者状態情報に基づいて選定した利用者状態が表
示され、病名が表示された箇所をクリックすると病名に
対応する病気の症状、検査方法、治療方法、有効な薬等
の詳細な情報を表示装置55に表示させることができ
る。
【0114】また診断情報表示画面100は、ネット診
察を利用者が希望する場合にクリックするYESボタン
105と、ネット診察を利用者が希望しない場合にクリ
ックするNOボタン106と、検査または分析を利用者
が希望する場合にクリックするYESボタン107と、
検査または分析を利用者が希望しない場合にクリックす
るNOボタン108と、治療担当者情報の提示を利用者
が希望する場合にクリックするYESボタン109と、
治療担当者情報の提示を利用者が希望しない場合にクリ
ックするNOボタン110と、治療薬であるオーダーメ
ード薬を利用者が希望する場合にクリックするYESボ
タン111と、治療薬であるオーダーメード薬を利用者
が希望しない場合にクリックするNOボタン112と、
クリックすることによって診断情報表示画面100が表
示される直前に表示されていた情報を表示する戻るボタ
ン113とを含む。
【0115】YESボタン105,107,109,1
11およびNOボタン106,108,110,112
はクリックすることによって、反転表示され、そのボタ
ンが選択されているか否かを即座に認識することができ
る。
【0116】利用者は診断情報表示画面に100に表示
された診断情報を確認し、利用者状態である病気の詳細
な内容を知りたいときには、病名表示欄102の病名、
たとえば「1、急性膀胱炎」が表示されている表示画面
上の箇所をクリックし、その内容を表示画面に表示させ
ることができる。
【0117】利用者が医療情報管理手段20が選定した
利用者状態の選定の根拠を確認したい場合には、次へボ
タン104をクリックして表示画面に医療情報管理手段
20の分析理由を表示させることができる。
【0118】利用者がさらに病気について確認したいと
考える事項がある場合に、YESボタン105をクリッ
クし、ネット診察によって、診察担当者に質問等を行
い、利用者の疑問、不安等を解決および解消することが
できる。
【0119】利用者が検査を希望する場合には、YES
ボタン107をクリックすることによって、医療情報管
理手段20に検査希望信号が送信され、検査希望信号を
受信した医療情報管理手段20が利用者の選定した検査
方法または分析方法に関する情報を利用者側端末装置5
0に送信する。医療情報管理手段20から送信される検
査または分析に関する情報に基づいて、利用者は検査ま
たは分析に関連する作業、たとえば検査キットの受取
り、検体採取、検体送付等を行い、検査または分析結果
を得ることができる。
【0120】利用者が治療担当者である医師の紹介を希
望し、治療担当者情報の提示を器量情報管理手段20に
要求する場合には、YESボタン109をクリックし、
治療担当者情報提示要求を医療情報管理手段20に送信
する。治療担当者情報提示要求を受信した医療情報管理
手段20が利用者の身体的状態改善に適すると考えられ
る治療担当者に関する情報である複数の治療担当者情報
を利用者側端末装置50に送信する。医療情報管理手段
20から送信される治療担当者情報に基づいて、利用者
は治療を依頼する治療担当者を選定することができる。
【0121】利用者が治療薬の入手を希望する場合に
は、YESボタン111をクリックすることによって、
医療情報管理手段20に治療薬入手希望信号が送信さ
れ、治療薬入手希望信号を受信した医療情報管理手段2
0が利用者の身体的状態を改善するために用いられる治
療薬に関する情報を利用者側端末装置50に送信する。
医療情報管理手段20から送信される治療薬に関する情
報に基づいて、治療薬入手に関連する作業、たとえば治
療薬の処方依頼または製造依頼、治療薬の受取り等を行
い、治療薬を入手することができる。
【0122】すなわち利用者状態情報および医療情報管
理手段20に記憶された医学情報等に基づいて利用者の
病気、症例等を推測するコンピュータを用いたコンピュ
ータ診察を実現することができる。
【0123】図5は、生体部位等選定ステップ(S21
2)において表示装置55に表示される表示画面120
の一例を示す図である。
【0124】表示画面120は、利用者の識別情報入力
欄121と、生体部位等の選定において遵守すべき規則
等が表示される規則表示欄122と、規則表示欄122
に表示された規則の内容を了承する場合にクリックする
はいボタン123と、規則表示欄122に表示された規
則の内容を了承しない場合にクリックするいいえボタン
124と、クリックすることによって表示画面120が
表示される直前に表示されていた情報を表示する戻るボ
タン125とを含む。
【0125】利用者が生体部位等を選定し、入手するた
めには規則表示欄122に表示された規則を遵守しなけ
ればならず、このような規則に従って生体部位等の情報
を入手し、生体部位等を利用者の身体的状態の改善に用
いるので、公正かつ安全な生体部位等の譲受を行うこと
ができる。
【0126】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、通信機
能を備えた医療情報管理手段および端末手段を用いて、
医療行為関連情報を含む各種情報を、送受信して医療行
為を行うことができる。本発明に係る在宅医療システム
の利用者は、たとえば自宅において医師等の治療を受け
ることができるので、医師のいる病院等に出かける必要
がない。また利用者は医療情報管理手段から送信される
診断情報を検討して、さらに診察担当者に質問等を行
い、治療または検査を行うか否かを決定することができ
る。さらに利用者は、診断情報に関連する疑問、質問お
よび不安を解決または解消した後に、自らの意思に基づ
いて、治療または検査を受けることを決断することがで
きる。さらにまた医療情報管理手段は治療行為に関する
すべての情報を記憶するので、治療行為に関するすべて
の情報が、たとえば消失することはなく、利用者はいつ
でも治療行為に関するすべての情報を確認することがで
きる。また利用者が承諾すれば、治療行為に関する情報
を治療担当者以外の者が閲覧することができ、さらに治
療担当者は前記診断情報等を閲覧し、治療行為に利用す
ることができる。
【0127】また請求項2記載の本発明によれば、製薬
担当者側端末手段は、前記利用者状態情報、医療行為情
報、診断情報、利用者送信情報、診察担当者送信情報、
治療情報、利用者身体情報、検査結果情報および分析結
果情報のうち少なくとも1つ以上を受信することがで
き、かつ、前記利用者状態情報、医療行為情報、診断情
報、利用者送信情報、診察担当者送信情報、治療情報、
利用者身体情報、検査結果情報および分析結果情報のう
ち少なくとも1つ以上に基づいて処方または製造される
薬に関する情報である治療薬情報を送信することができ
る。製薬担当者側端末手段を用いて、製薬担当者は前記
利用者状態情報、医療行為情報、診断情報、利用者送信
情報、診察担当者送信情報、治療情報、利用者身体情
報、検査結果情報および分析結果情報のうち少なくとも
1つ以上を受信し、利用者の利用者状態に好適な成分お
よび薬効を有する治療担当者の所望する薬を処方または
製造する。製薬担当者が処方または製造した利用者状態
に適した薬を利用者の治療に利用することができるの
で、利用者の肉体的不調または精神的不調を適切に改善
することができる。製薬担当者の処方または製造する薬
に関する情報は医療情報管理手段に記憶されるので、こ
の情報を別途利用することができる。
【0128】さらに請求項3記載の本発明によれば、生
体部位等情報管理手段は、前記利用者状態情報、医療行
為情報、診断情報、利用者送信情報、診察担当者送信情
報、治療情報、利用者身体情報、検査結果情報および分
析結果情報のうち少なくとも1つ以上を受信することが
でき、かつ、譲受され得る臓器、生体部位、精子、卵子
ならびに代理出産を行う者に関する情報である生体部位
等情報を送信することができる。生体部位等情報が医療
情報管理手段に送信され、記憶されるので、利用者およ
び治療担当者は生体部位等情報を閲覧することができ、
利用者の肉体的または精神的苦痛を改善するための各種
情報を入手することができる。
【0129】さらにまた請求項4記載の本発明によれ
ば、利用者は、医療情報管理手段に利用者状態情報を容
易に通知することができ、医療情報管理手段が選定した
利用者状態、治療方法および検査方法を含む診断情報を
短時間で入手することができる。また利用者は診断情報
に関連する疑問、不安を診察担当者に伝えることがで
き、診察担当者の応答等の診断情報に関連する各種情報
を入手することができ、診断情報に関連する疑問、不安
を解消することができる。さらに利用者は、利用者の身
体的状態および精神的状態に関する検査または分析を受
け、検査分析結果を得ることができる。さらにまた利用
者は、診断情報、検査分析結果等を検討し、治療を受け
ることを決定した場合などに、治療を依頼するたとえば
医師に関する情報である治療担当者情報を入手すること
ができる。さらにまた治療担当者に関する情報を参照し
て利用者が選定した治療担当者が利用者の治療を行う。
利用者が治療を受ける前に、治療担当者に関する情報を
利用者が検討することができるので、利用者は安心して
治療担当者の治療を受けることができる。
【0130】さらにまた利用者の承認がある場合に、治
療担当者の希望する薬であって利用者の治療に用いられ
る薬が処方または製造される。製薬等ステップにおいて
製薬担当者が処方または製造する治療薬は、利用者の身
体的状態に関する検査結果または分析結果を参照して処
方または製造されるので、利用者の身体的不調を好適に
改善することができる。たとえば、検査結果または分析
結果から得られる利用者の遺伝子情報、先天的体質、後
天的体質等の利用者身体情報を考慮することによって、
利用者の身体的不調を好適に改善することができる治療
薬を処方または製造することができる。
【0131】製薬等ステップにおいて処方または製造さ
れた治療薬は利用者または治療担当者に送付される。利
用者は利用者のために処方または製造された治療薬を、
容易に入手することができる。送付される治療薬は、開
封または開梱された場合に開封または開梱されたことが
認識できる状態となる梱包部材に収納され、利用者が治
療薬を受け取った際に、治療薬が収納された梱包部材が
すでに開封または開梱されていれば、梱包部材がすでに
開封または開梱されていることを利用者がすぐに認識す
ることができる。たとえば配送中に利用者以外の何者が
治療薬が収納される梱包部材を開封または開梱した場合
には、利用者が梱包部材が開封または開梱されているこ
とを即座に認識することができる。このような場合に、
利用者は、治療薬の再送付を製薬担当者に要求するよう
にしてもよい。さらにまた送付される治療薬は、利用者
または治療担当者以外の者が開封または開梱することが
できない梱包部材に収納されるようにしてもよく、利用
者または治療担当者以外の者が治療薬が収納された梱包
部材を開封または開梱することができない。たとえば治
療薬が収納された梱包部材は、利用者または治療担当者
に予め通知されているパスワードなどの識別番号を入力
しなければ開封または開梱することができないようにす
る。他の方法として、治療薬の収納された梱包部材を開
封または開梱するためには、梱包部材を開封または開梱
するための鍵が必要であって、この鍵を利用者または治
療担当者だけに予め送付しておくことによって、利用者
または治療担当者以外の者が開封または開梱することが
できない梱包部材を実現することができる。このように
利用者または治療担当者以外の者が治療薬を収納した梱
包部材を開封または開梱することができないので、利用
者は安心して治療薬を服用することができる。さらにま
た治療薬は、前記利用者状態情報および検査分析結果を
参照して処方または製造され、製薬等ステップにおいて
製薬担当者が処方または製造する治療薬は、利用者の身
体的状態に関する検査結果または分析結果を参照して処
方または製造されるので、利用者の身体的不調を好適に
改善することができる。たとえば、検査結果または分析
結果から得られる利用者の遺伝子情報、先天的体質、後
天的体質等の利用者身体情報を考慮することによって、
利用者の身体的不調を好適に改善することができる治療
薬を処方または製造することができる。
【0132】検査分析ステップは、利用者が診断情報お
よび診察担当者送信情報に基づいて選定する検査方法に
適用される検体を利用者が採取する際に用いる検体採取
具を含む検査キットを利用者に送付するステップである
検査キット送付ステップと、利用者が前記検査キットを
用いて検体を採取するステップである検体採取ステップ
と、利用者が採取した検体を検査担当者に送付するステ
ップである検体送付ステップとを含む場合があり、利用
者は送付される検査キットに含まれる検体採取具を用い
て自ら検査に適用される検体を採取することができる。
利用者が採取する検体は、たとえば血液、粘膜、髪の
毛、爪、尿、便、唾液等である。利用者が採取した検体
は、検査担当者または分析担当者に送付され、検査また
は分析が行われる。検査または分析の結果、利用者の身
体的状態を確認することができる。
【0133】送付される検査キットおよび検体は、開封
または開梱された場合に開封または開梱されたことが認
識できる状態となる梱包部材に収納され、利用者が検査
キットを受け取った際に、検査キットが収納された梱包
部材がすでに開封または開梱されていれば、梱包部材が
すでに開封または開梱されていることを利用者がすぐに
認識することができる。たとえば配送中に利用者および
検査キットを発送する検査キット制作担当者以外の第三
者が、検査キットが収納される梱包部材を開封または開
梱した場合には、利用者が梱包部材が開封または開梱さ
れていることを即座に認識することができる。このよう
な場合に、利用者は、検査キットを用いて検体を採取す
る前に検査キット制作担当者に検査キットの確認を行う
ことができる。また検査キットの再送付を検査キット制
作担当者に要求するようにしてもよい。
【0134】さらにまた請求項5記載の本発明によれ
ば、利用者の身体的不調を改善するために、譲受され得
る臓器、生体部位、精子、卵子および代理出産を行う者
に関する情報に基づいて、利用者の身体的状態を改善す
るために適用される、譲受され得る臓器、生体部位、精
子、卵子および代理出産を行う者を選定することができ
る。たとえば臓器移植においては、移植する臓器と利用
者である被移植者の医学的な適応性が重要であって、移
植後の拒絶反応等を考慮すると、移植される臓器の選定
作業が極めて重要である。本発明に係る在宅医療方法に
おいては、このような選定作業を迅速にかつ高度の守秘
性を保持して行うことができる。
【0135】さらに生体部位等選定ステップにおいて選
定された利用者の身体的状態を改善するために適用され
る譲受され得る臓器、生体部位、精子および卵子が利用
者の身体的状態を改善するために適用される。すなわ
ち、利用者の身体的状態を改善するために、たとえば臓
器移植手術を行うことができる。
【0136】譲受され得る生体部位等には、利用者の細
胞等に基づいて人工的に製造された指などの生体部位が
含まれ、このような生体部位を利用者に移植する際に、
人工生体部位に関する情報を慎重に検討し、移植すべき
人工生体部位を選定することができる。生体部位等選定
ステップにおける臓器、生体部位、精子、卵子、人工臓
器、人工生体部位および代理出産を行う者の選定は、前
記利用者状態情報および検査分析結果を参照して行わ
れ、たとえば臓器移植に伴う拒絶反応が発生する可能性
が低いと考えられる臓器を移植することができる。
【0137】臓器、生体部位、精子、卵子、代理出産を
行う者、人工臓器および人工生体部位に関する情報の少
なくとも一部が通信手段を用いて公開され、利用者また
は治療担当者が前記情報を容易に入手することができ、
適切かつ公正に、臓器、生体部位、精子および卵子が譲
受され、代理出産を行う者の斡旋が行われ、人工臓器お
よび人工生体部位が売買される。
【0138】在宅医療方法において利用者が負担すべき
費用は通信手段を用いて電子決済され、利用者が負担す
べき費用の支払いを容易に行うことができる。在宅医療
方法における各ステップにおいて送受信される各種情報
は医療情報管理手段に記憶されるので、利用者および利
用者の許可した閲覧権限を有する者が各種情報を閲覧す
ることができ、利用者の肉体的または精神的苦痛を改善
するために利用することができる。また前記各種情報は
改変することができないようにすることができ、たとえ
ば診察内容、診察結果、治療内容および治療結果等の記
録が改変されることはなく、医療過誤に関する訴訟等に
おける真実の究明に有効に利用することができる。在宅
医療方法における各ステップにおいて送受信される各種
情報は暗号化されて送受信され、前記各種情報が利用者
の意に反して漏洩することが防がれる。前記各種情報の
守秘性に関して高度の安全性を保持することができるの
で、利用者は安心して本発明の在宅医療方法に係る在宅
医療システムを利用することができる。
【0139】また在宅医療方法における各ステップにお
いて送受信される各種情報は、各種情報を閲覧すること
を許可された者のみが閲覧することができるように設定
することができ、前記各種情報の守秘性に関して高度の
安全性を保持することができるので、利用者は安心して
本発明の在宅医療方法が適用される在宅医療システムを
利用することができる。さらに在宅医療方法における各
ステップにおいて送受信される各種情報は各種情報を閲
覧することを許可された者のみが閲覧することができる
ように設定することができ、前記各種情報を閲覧するこ
とを許可されていない者が各種情報を閲覧することを確
実に防ぐことができる。
【0140】以上のように本発明によれば、体調不良の
者である利用者は医師のいる病院等に出向くことなく、
利用者の自宅に居ながらにして、医師の診察を受けるこ
とができ、利用者がすべての診察内容または診察結果を
いつでも容易に確認することができ、診察内容および診
察結果が改変されることがない。すなわち利用者状態情
報および医療情報管理手段に記憶された医学情報等に基
づいて利用者の病気、症例等を推測するコンピュータを
用いたコンピュータ診察を実現することができる。また
PCの操作に不慣れな者であっても、簡単な操作で在宅
医療を受け得ることができ、利用者の診察内容等の利用
者に関する各種情報が漏洩することがなく、情報の守秘
性に関し高度の安全性が保持される。さらに利用者が希
望する場合に利用者の診察内容等の利用者に関する各種
情報を、利用者の肉体的不調または精神的不調を改善す
るために尽力する複数の者が利用することができ、有償
および無償に拘わらず秘密裏に行われる傾向のあった生
体部位等に関する各種情報を、適切な方法によって適正
に開示し、肉体的または精神的苦痛を感じている人々が
公正に治療または診察を受け得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の在宅医療システム10の
構成を簡略して示すシステム構成図である。
【図2】在宅医療システム10を適用して行われる在宅
医療方法の概要を簡略して示すフローチャートである。
【図3】在宅医療システム10を適用して行われる他の
実施の形態に係る在宅医療方法の概要を簡略して示すフ
ローチャートである。
【図4】医療情報管理手段20が利用者状態情報に基づ
いて選定した利用者状態を含む診断情報が表示される診
断情報表示画面100の一例を示す図である。
【図5】生体部位等選定ステップ(S212)において
表示装置55に表示される表示画面120の一例を示す
図である。
【符号の説明】
10 在宅医療システム 20 医療情報管理手段 50 利用者側端末手段 70 診察担当者側端末手段 90 治療担当者側端末手段 92 検査分析担当者側端末手段 94 検査キット制作担当者側端末手段 96 製薬担当者側端末手段 98 生体部位等情報管理手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信手段を用いて少なくとも医療行為に
    関連する情報である医療行為関連情報を含む各種情報を
    送受信して医療行為を行う在宅医療システムであって、 利用者の身体的状態および精神的状態に関する情報であ
    る利用者状態情報に基づいて前記利用者状態情報に対応
    する利用者状態ならびに利用者状態に対応する治療方法
    および検査方法を選定し、少なくとも選定した利用者状
    態ならびに利用者状態に対応する治療方法および検査方
    法を含む診断情報を利用者の使用する利用者側端末手段
    に送信することができるとともに、少なくとも利用者に
    関連する医療行為に関する情報である医療行為情報を記
    憶することができる医療情報管理手段と、 医療情報管理手段に前記利用者状態情報を送信すること
    ができ、診断情報を受信することができ、かつ、少なく
    とも前記診断情報に関連する情報である利用者送信情報
    を医療情報管理手段に送信することができる利用者側端
    末手段と、 前記利用者側端末手段から送信される利用者送信情報を
    受信し、利用者送信情報に対応する情報である診察担当
    者送信情報を送信することができる診察担当者側端末手
    段と、 利用者を治療する治療担当者が利用者に対して行う治療
    に関する情報である治療情報を医療情報管理手段に送信
    し、医療情報管理手段から医療行為情報を受信すること
    ができる治療担当者側端末手段と、 医療情報管理手段から送信される利用者送信情報を受信
    し、利用者が前記診断情報および診察担当者送信情報に
    基づいて選定する検査方法に適用する検体を利用者が採
    取する際に用いる検体採取具を含む検査キットを制作ま
    たは準備する検査キット制作担当者が操作する検査キッ
    ト制作担当者側端末手段と、 利用者の身体的状態を検査する検査担当者または利用者
    の身体に関する情報である利用者身体情報を分析する分
    析担当者が、利用者の身体的状態の検査結果を含む検査
    結果情報または利用者の身体に関する情報の分析結果を
    含む分析結果情報を、医療情報管理手段に送信すること
    ができる検査分析担当者側端末手段とを含むことを特徴
    とする在宅医療システム。
  2. 【請求項2】 利用者状態情報、医療行為情報、診断情
    報、利用者送信情報、診察担当者送信情報、治療情報、
    利用者身体情報、検査結果情報および分析結果情報のう
    ち少なくとも1つ以上を受信することができ、かつ、前
    記利用者状態情報、医療行為情報、診断情報、利用者送
    信情報、診察担当者送信情報、治療情報、利用者身体情
    報、検査結果情報および分析結果情報のうち少なくとも
    1つ以上に基づいて処方または製造される薬に関する情
    報である治療薬情報を送信することができる製薬担当者
    側端末手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載
    の在宅医療システム。
  3. 【請求項3】 利用者状態情報、医療行為情報、診断情
    報、利用者送信情報、診察担当者送信情報、治療情報、
    利用者身体情報、検査結果情報および分析結果情報のう
    ち少なくとも1つ以上を受信することができ、かつ、譲
    受され得る臓器、生体部位、精子、卵子ならびに代理出
    産を行う者に関する情報である生体部位等情報を送信す
    ることができる生体部位等情報管理手段をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の在宅医療シス
    テム。
  4. 【請求項4】 通信手段を用いて少なくとも医療行為に
    関連する情報である医療行為関連情報を含む各種情報を
    送受信して医療行為を行う在宅医療方法であって、 利用者の身体的状態および精神的状態に関する情報であ
    る利用者状態情報を、少なくとも利用者に関連する医療
    行為に関する情報である医療行為情報を記憶することが
    できる医療情報管理手段に通知するステップである利用
    者状態情報通知ステップと、 医療情報管理手段が通知された利用者状態情報に基づい
    て利用者の身体的状態および精神的状態に対応する利用
    者状態、該利用者状態に対応する治療方法および検査方
    法を選定するステップである利用者状態等選定ステップ
    と、 医療情報管理手段が選定した利用者状態、治療方法およ
    び検査方法を含む診断情報を利用者に通知するステップ
    である診断情報通知ステップと、 前記診断情報を参照した利用者が希望する場合に、利用
    者と診察担当者とが相互に情報を送受信することによっ
    て、少なくとも前記利用者状態、治療方法および検査方
    法に関する情報を利用者が入手するステップである利用
    者状態等関連情報入手ステップと、 前記診断情報を参照した利用者が希望する場合に、診断
    情報に含まれる検査方法に従って利用者の身体的状態お
    よび精神的状態のうち少なくとも1つを検査または分析
    するステップである検査分析ステップと、 利用者の身体的状態および精神的状態に関する検査結果
    または分析結果である検査分析結果を利用者に通知する
    ステップである検査分析結果通知ステップと、 前記検査結果を参照した利用者が希望する場合に、治療
    を行う治療担当者に関する情報を利用者に提示するステ
    ップである治療担当者情報提示ステップと、 治療担当者に関する情報を参照して利用者が選定した治
    療担当者が利用者の治療を行うステップである治療ステ
    ップと、 利用者の承認がある場合に、治療担当者の希望する薬で
    あって利用者の治療に用いられる薬を処方または製造す
    るステップである製薬等ステップとを含むことを特徴と
    する在宅医療方法。
  5. 【請求項5】 利用者の身体的状態を改善するために適
    用される、譲受され得る臓器、生体部位、精子、卵子お
    よび代理出産を行う者に関する情報に基づいて、利用者
    の身体的状態を改善するために適用される、譲受され得
    る臓器、生体部位、精子、卵子および代理出産を行う者
    を選定するステップである生体部位等選定ステップをさ
    らに含むことを特徴とする請求項4記載の在宅医療方
    法。
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