JP2002099467A - 記憶装置、データバックアップ・リカバリ方法、記憶媒体および画像形成装置 - Google Patents

記憶装置、データバックアップ・リカバリ方法、記憶媒体および画像形成装置

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JP2002099467A
JP2002099467A JP2000287032A JP2000287032A JP2002099467A JP 2002099467 A JP2002099467 A JP 2002099467A JP 2000287032 A JP2000287032 A JP 2000287032A JP 2000287032 A JP2000287032 A JP 2000287032A JP 2002099467 A JP2002099467 A JP 2002099467A
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Tomoyasu Yoshikawa
智康 吉川
Naoto Watanabe
直人 渡辺
Manabu Yamauchi
学 山内
Keizo Isemura
圭三 伊勢村
Hiroto Nishihara
寛人 西原
Ichiro Sasaki
一郎 佐々木
Noriaki Matsui
規明 松井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不揮発性の第1記憶手段の論理データを揮発
性の第2記憶手段へ書き込む際に、この第2記憶手段に
不定なデータが書き込まれることをなくすことができ、
第2記憶手段への不定なデータの書込みに起因するシス
テムの暴走さや誤動作を未然に回避することができる記
憶装置を提供する。 【解決手段】 EEPROM53には各領域103,1
04,105にそれぞれ論理データがバックアップされ
ており、この論理データをSRAM52上に展開する際
には、EEPROMの各領域103,104,105に
格納されたデータ値が読み出されて多数決処理ユニット
106に入力され、多数決処理ユニット106は、各領
域103,104,105からそれぞれデータ値を比較
する。この比較された3つのデータ値の中で、2つ以上
同一のデータ値が存在すれば、そのデータ値がSRAM
52の領域102に書き込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性の第1記
憶手段および前記第1記憶手段との間でデータのやり取
りが可能な揮発性の第2記憶手段を有する記憶装置、デ
ータバックアップ・リカバリ方法、記憶媒体、およびこ
の記憶装置を搭載した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、システムに組み込まれた記憶装置
としては、蓄えられたデータの読出しおよび書込みが可
能である半導体記憶装置が幅広く採用されている。
【0003】これら読み書き可能な半導体記憶装置とし
ては、高速にデータの読出しおよび書込みが可能である
DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM
(Static Random Access Memory)などの揮発性メモリ
が用いられる。しかし、これらの揮発性メモリは、電源
電圧の供給がなければ、内部に蓄積されたデータ内容を
保持することができない。
【0004】これらの揮発性メモリを記憶装置として有
するシステムにおいては、外部からの電源供給が遮断さ
れても、記憶装置に蓄積されているデータを保持するこ
とが要求されるために、揮発性メモリに対するバックア
ップ電源をシステム内に保持する必要があり、コストが
余分に掛かる。また、バックアップ電源としては、電池
やコンデンサなどが使用されるが、揮発性メモリに電源
を供給可能な時間すなわち揮発性メモリに蓄積されたデ
ータを保持可能な時間は無限ではない。
【0005】そこで,上述の揮発性メモリを採用するこ
とによって生じる問題を解決するために、データの書き
換えが可能な不揮発性メモリを採用することが考えられ
る。この不揮発性メモリとしては、半導体製造過程でデ
ータを書き込んでしまいデータの消去が不可能なマスク
ROM(Masked Read Only Memory)が一般的である。
【0006】また、近年、データを電気的に消去および
書込みが数百回から数万回可能なEEPROM(Electr
ically Erasable Read Only Memory)などが市場に登場
している。不揮発性メモリは、電源供給をすることなく
内容データを保持することが可能であり、バックアップ
電源が不要である。また、EEPROMなどの不揮発性
メモリに関しては、そのデータを電気的に消去、また書
き込むことが可能であるので、システムに実装したまま
内容の変更が可能である。
【0007】しかし、EEPROMなどの不揮発性メモ
リに蓄えられるデータの内容を書き換える際には、DR
AMやSRAMに比して、長い時間が掛かる。特に高速
なデータの更新が要求されるシステムに対して、記憶装
置として不揮発性メモリをDRAMやSRAMに代えて
用いることは適さない。
【0008】そこで、揮発性メモリと不揮発性メモリの
両方を実装し、互いの欠点を補完したバックアップ記憶
装置がある。これは、システムが外部から電源電圧が供
給されている場合には、EEPROMなどの不揮発性メ
モリに蓄えられたデータの内容をDRAM、SRAMな
どの揮発性メモリ上の対応したアドレスに展開し、シス
テムによりデータの読込み要求や書込み要求がきた場合
がきた場合には揮発性メモリが対応することになる。ま
た、システムが揮発性メモリのデータのバックアップを
要求された場合やシステムが外部から供給されている電
源電圧の遮断を要求された場合、揮発性メモリに展開さ
れたデータを不揮発性メモリに書き込む処理が行われ
る。
【0009】画像形成装置においても、上述のような処
理を行うバックアップ記憶装置を搭載したものがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したバックアップ
記憶装置は、システムからの高速なデータの書込み要求
や読出し要求に対応することができ、またバックアップ
電源装置を用いることなく蓄積されているデータを保持
することが可能である。
【0011】しかし、EEPROMのような不揮発性メ
モリにおいては、その書込み速度が遅いため、揮発性メ
モリから不揮発性メモリへの書込み中に不意に電源の供
給が遮断されると、正しいデータが不揮発性メモリにバ
ックアップされない可能性がある。
【0012】また、EEPROMのような不揮発性メモ
リにおいても、装置の誤作動などの様々な内的要因、静
電気やサージ電流、電気ノイズなどの外的要因により蓄
積されたデータが破壊される可能性がある。
【0013】このような要因で不定なデータが不揮発性
メモリに保持され、バックアップ記憶装置に対して不揮
発性メモリから揮発性メモリへのリカバリ要求が発生し
た場合、そのまま不定なデータが揮発性メモリに展開さ
れることとなり、システムの暴走や誤動作を招く恐れが
ある。
【0014】本発明の目的は、不揮発性の第1記憶手段
の論理データを揮発性の第2記憶手段へ書き込む際に、
この第2記憶手段に不定なデータが書き込まれることを
なくすことができ、第2記憶手段への不定なデータの書
込みに起因するシステムの暴走さや誤動作を未然に回避
することができる記憶装置、データバックアップ・リカ
バリ方法、記憶媒体および画像形成装置を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
不揮発性の第1記憶手段および該第1記憶手段との間で
データのやり取りが可能な揮発性の第2記憶手段を有す
る記憶装置において、前記第2記憶手段内の1つの論理
データに対して前記第1記憶手段内に複数の物理データ
領域を確保し、該1つの論理データを前記第2記憶手段
から読み出して前記確保された複数の物理データ領域へ
それぞれ書き込むバックアップ手段と、前記1つの論理
データに対して前記第1記憶手段内に確保された複数の
物理データ領域のデータ内容の中で数が最も多い同一の
データ内容を前記1つの論理データとして採決する多数
決手段と、前記多数決手段により採決された1つの論理
データを前記第1記憶手段から読み出して前記第2記憶
手段に書き込むリカバリ手段とを備えることを特徴とす
る。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の記
憶装置において、前記バックアップ手段は、前記第2記
憶手段から前記第1憶手段に前記1つの論理データを書
き込む際には、前記1つの論理データに対する前記第1
記憶手段内の前記複数の物理データ領域への同時書込み
を禁止することを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1記載の記
憶装置において、前記論理データの初期値を格納する不
揮発性の第3記憶手段を有し、前記リカバリ手段は、前
記多数決手段により採決が不可能であるときには、前記
第3記憶手段の初期値を前記1つの論理データとして前
記第2記憶手段に書き込むことを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明は、不揮発性の第1記
憶手段および該第1記憶手段との間でデータのやり取り
が可能な揮発性の第2記憶手段とを用いたデータバック
アップ・リカバリ方法において、前記第2記憶手段内の
1つの論理データ対して前記第1記憶手段内に複数の物
理データ領域を確保し、該1つの論理データを前記第2
記憶手段から読み出して前記第1記憶手段内に確保され
た複数の物理データ領域へそれぞれ書き込むバックアッ
プ工程と、前記第2記憶手段の全ての論理データの前記
第1記憶手段へ書込みが終了するまで前記バックアップ
工程を繰り返す工程と、前記1つの論理データに対して
前記第1記憶手段内に確保された複数の物理データ領域
のデータ内容の中で数が最も多い同一のデータ内容を前
記1つの論理データとして採決する多数決処理工程と、
前記採決された1つの論理データを前記第1記憶手段か
ら読み出して前記第2記憶手段に書き込むリカバリ工程
と、前記第1記憶手段の全ての論理データの前記第2記
憶手段への書込みが終了するまで前記多数決工程と前記
リカバリ工程とを順に繰り返す工程とを有することを特
徴とする。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項4記載のデ
ータバックアップ・リカバリ方法において、前記バック
アップ工程は、前記第2記憶手段から前記第1憶手段に
前記論理データを書き込む際には、前記1つの論理デー
タに対する前記第1記憶手段内の前記複数の物理データ
領域への同時書込みを禁止することを特徴とする。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項4記載のデ
ータバックアップ・リカバリ方法において、前記論理デ
ータの初期値を格納する第3記憶手段が設けられ、前記
リカバリ工程は、前記多数決工程における採決が不可能
であるときには、前記論理データの初期値を前記3記憶
手段から読み出して前記第2記憶手段に書き込むことを
特徴とする。
【0021】請求項7記載の発明は、不揮発性の第1記
憶手段および該第1記憶手段との間でデータのやり取り
が可能な揮発性の第2記憶手段を有する記憶装置を制御
するためのプログラムを格納したコンピュータ読取り可
能な記憶媒体において、前記プログラムは、前記第2記
憶手段内の1つの論理データに対して前記第1記憶手段
内に複数の物理データ領域を確保し、該1つの論理デー
タを前記第2記憶手段から読み出して前記確保された複
数の物理データ領域へそれぞれ書き込むバックアップモ
ジュールと、前記1つの論理データに対して前記第1記
憶手段内に確保された複数の物理データ領域のデータ内
容の中で数が最も多い同一のデータ内容を前記1つの論
理データとして採決する多数決モジュールと、前記多数
決モジュールにより採決された1つの論理データを前記
第1記憶手段から読み出して前記第2記憶手段に書き込
むリカバリモジュールを有することを特徴とする。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項7記載の記
憶媒体において、前記バックアップモジュールは、前記
第2記憶手段から前記第1憶手段に前記1つの論理デー
タを書き込む際には、前記1つの論理データに対する前
記第1記憶手段内の前記複数の物理データ領域への同時
書込みを禁止することを特徴とする。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項7記載の記
憶媒体において、前記記憶装置は、前記論理データの初
期値を格納する不揮発性の第3記憶手段を有し、前記リ
カバリモジュールは、前記多数決モジュールにより採決
が不可能であるときには、前記初期値を前記第3記憶手
段から読み出して前記第2記憶手段に書き込むことを特
徴とする。
【0024】請求項10記載の発明は、不揮発性の第1
記憶手段および該第1記憶手段との間でデータのやり取
りが可能な揮発性の第2記憶手段を有する記憶装置を搭
載した画像形成装置において、前記記憶装置は、前記第
2記憶手段内の1つの論理データに対して前記第1記憶
手段内に複数の物理データ領域を確保し、該1つの論理
データを前記第2記憶手段から読み出して前記確保され
た複数の物理データ領域へそれぞれ書き込むバックアッ
プ手段と、前記1つの論理データ毎に前記第1記憶手段
内に確保された複数の物理データ領域のデータ内容の中
で数が最も多い同一のデータ内容を前記1つの論理デー
タとして採決する多数決手段と、前記多数決手段により
採決された1つの論理データを前記第1記憶手段から読
み出して前記第2記憶手段に書き込むリカバリ手段とを
備えることを特徴とする。
【0025】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の画像形成装置において、前記バックアップ手段は、前
記第2記憶手段から前記第1憶手段に前記1つの論理デ
ータを書き込む際には、前記1つの論理データに対する
前記第1記憶手段内の前記複数の物理データ領域への同
時書込みを禁止することを特徴とする。
【0026】請求項12記載の発明は、請求項10記載
の画像形成装置において、前記論理データの初期値を格
納する不揮発性の第3記憶手段を有し、前記リカバリ手
段は、前記多数決手段により採決が不可能であるときに
は、前記初期値を前記第3記憶手段から読み出して前記
第2記憶手段に書き込むことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0028】図1は本発明の実施の一形態に係る記憶装
置が搭載された画像形成装置の構成を模式的に示す図で
ある。
【0029】画像形成装置はディジタル複写機であり、
該複写機は、図1に示すように、原稿を自動的に搬送す
る自動原稿送り装置12を搭載し、この自動原稿送り装
置12により原稿台上に搬送された原稿の画像を読み取
るための本体画像入力部11と、読み取られた画像を用
紙上に形成して出力する本体画像出力部10と、本体画
像出力部10から排出される用紙を複数のビンに仕分け
して排出するためのソータ13とを備える。
【0030】本体画像入力部11は、その上面に原稿台
を有し、この原稿台に自動原稿送り装置12から搬送さ
れた原稿を照明するための光源21を有する。この原稿
上の画像を読み取る際には、光源21は、光学系モータ
(図示せず)の駆動力により、副走査方向(図中の左右
方向)へ移動される。光源21から発せられた光は、原
稿により反射され、この反射光はミラー22,23,2
4を介してレンズ25に導かれる。ここで、ミラー2
2,23,24は光源21と一体的に駆動される。レン
ズ25はCCD26の撮像面上に光像を結像し、CCD
26は撮像面に結像された光学像を電気信号に変換して
出力する。この出力された電気信号は、A/D変換器
(図示せず)によりデジタル信号(画像データ)に変換
される。
【0031】この読み取られた原稿の画像データは、種
々の補正処理とユーザにより設定された画像処理が施さ
れた後に、画像メモリ(図示せず)に蓄積される。
【0032】本体画像出力部10は、上記画像メモリに
蓄積された画像データを読み出してビデオ信号に変換し
て露光制御部27に出力する。露光制御部27は、入力
されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力する
光学照射部27aを有し、光学照射部27aからのレー
ザ光は、ポリゴンミラー28、レンズ29およびミラー
30を介して感光ドラム31上に照射される。このレー
ザ光により、感光ドラム31上には静電潜像が形成さ
れ、この静電潜像はトナーによりトナー像として可視像
化される。感光ドラム31上のトナー像は、給紙カセッ
ト34,35、給紙デッキ36または手差しトレイ37
から搬送された用紙上に転写され、このトナー像が転写
された用紙は定着ローラ32に送られる。この用紙は定
着ローラ32により熱圧され、トナー像は用紙上に定着
される。これにより用紙上には画像が形成され、この画
像形成の用紙はフラッパ38および排出ローラ40を介
してソータ13に送られる。また、画像形成の用紙は必
要に応じて再給紙ローラ39により反転されて両面パス
41に導かれ、再度感光ドラム31に送られる。これに
より両面に画像が形成される。
【0033】給紙トレイ34,35は本体画像出力部1
0の下部に搭載され、各給紙トレイ34,35に積載さ
れた用紙は、対応する搬送ローラ42により感光ドラム
31に向けて送られる。ユーザにより給紙トレイ34,
35に用紙をセットする際には、用紙のサイズや向きの
設定が行われる。給紙デッキ36は本体画像出力部10
の右側に設置され、大量の用紙積載量を有する。この給
紙デッキ36に積載された用紙は、給紙トレイ34,3
5と同様に、対応する搬送ローラ42により感光ドラム
に向けて送られる。また手差しトレイ37は、本体画像
出力部10の右側部に設けられ、ユーザが所望の種類の
用紙を給紙するためのトレイである。また、この手差し
トレイ37は、OHPシート、厚紙、はがきサイズ紙な
ど特殊な用紙を給紙する場合にも使用される。
【0034】ソータ13は、本体画像出力部10の左側
に設置されている装置であり、本体画像出力部10から
出力された用紙を各排紙トレイ33に仕分けして排紙す
る処理を行う。各排紙トレイ33は、本体画像出力部1
0から出力された用紙を受け入れるように上下方向へ駆
動される。
【0035】画像形成装置には、後述するバックアップ
記憶装置が内蔵されている。このバックアップ記憶装置
には、上記本体画像入力部11における各種設定値、上
記本体画像出力部10における各種設定値、例えば給紙
トレイ34,35に積載された用紙サイズ、その向き、
コピー枚数のカウント値、プリント枚数のカウント値な
どが格納される。このバックアップ記憶装置に格納され
ている各種設定値などのデータは、上記本体画像入力部
11、上記本体画像出力部10、ソータ13などの制御
に用いられ、これら制御は主制御部(図示せず)により
行われる。
【0036】次に、上記バックアップ記憶装置について
図2を参照しながら説明する。図2は図1の画像形成装
置に内蔵されているバックアップ記憶装置の構成を示す
ブロック図である。
【0037】バックアップ記憶装置は、図2に示すよう
に、揮発性記憶手段であるSRAM52と、不揮発性記
憶手段であるEEPROM53と、固定記憶手段である
ROM54と、画像形成装置の上記主制御部の要求に従
い各記憶手段からのデータの読込みおよび書込み動作を
制御する制御手段51とを有する。
【0038】SRAM52は、フリップフロップのよう
に複数のトランジスタを組み合わせて1ビットに相当す
る情報を蓄積するデバイスであり、トランジスタのみで
情報を記憶させるために高速の読出し動作、書込み動作
が可能である。しかし、比較的記憶容量が小さく、また
消費電力が大きいというデメリットがある。
【0039】本実施の形態においては、このSRAM5
2の特徴を生かし、バックアップ記憶装置に電力が供給
されているときには、上記設定値などのデータを保持
し、画像形成装置の主制御部からの読み書き動作に高速
に応答することが可能である。
【0040】EEPROM53の記憶原理は、どこにも
接続されていないフローティングゲートを有しており、
フローティングゲートに蓄えられた電荷により1ビット
の情報を記憶するデバイスである。このフローティング
ゲート型電界効果トランジスタに加える電圧によりフロ
ーティングゲートに電荷を溜めたり、電荷を逃がしたり
することができる。すなわち、電気的にメモリ内の情報
の消去および書込みが可能なメモリデバイスである。ま
たEEPROM53は、電気的に蓄積された情報を書き
換えることが可能であるが、上述したSRAM52に比
してデータの書込み速度が遅いという欠点を持つ。
【0041】本実施の形態においては、このEEPRO
M53の特徴を生かし、バックアップ記憶装置に電力供
給がカットされているときには、このEEPROM53
が上記設定値などのデータを保持する役割を担うように
構成されている。
【0042】ROM54は、製造工程でデータ値を書き
込み、半永久的にそのデータを消去、書き換えすること
ができないデバイスである。
【0043】このバックアップ記憶装置は、装置への電
力供給が始まった時点で、EEPROM53にバックア
ップされているデータをSRAM52の対応するアドレ
スへ展開する。画像形成装置が稼動中であり、バックア
ップ記憶装置へ電力が供給されている場合には、画像形
成装置からの読出し、書込み要求に応じてSRAM53
からのデータの読出しおよび書込みが行われる。
【0044】このバックアップ記憶装置においては、画
像形成装置から電源の供給カット要求がバックアップ記
憶装置に出された場合、SRAM52上に展開されたデ
ータをEEPROM53へバックアップする処理が行わ
れる。このバックアップ処理では、1つの論理データに
対してEEPROM53内に複数の物理データ領域を確
保し、1つの論理データを各物理データ領域にそれぞれ
書き込む。
【0045】これに対し、装置への電力供給が始まった
時点で、EEPROM53にバックアップされているデ
ータをSRAM52の対応するアドレスへ展開するリカ
バリ処理が行われる。このリカバリ処理では、1つの論
理データに対してEEPROM53に確保された複数の
物理データ領域のデータ内容の中で数が最も多い同一の
データ内容を1つの論理データとして採決する多数決処
理を行い、この多数決処理により採決された1つの論理
データをEEPROM53から読み出してSRAM52
の対応するアドレスに書き込む。
【0046】次に、バックアップ記憶装置の各メモリの
アドレス空間とリカバリ処理について図3を参照しなが
ら説明する。図3は図2のSRAM52およびEEPR
OM53のアドレス空間を示す図である。
【0047】ROM54においては、図3に示すよう
に、ある論理データの初期値が領域101に格納されて
いる。SRAM52においては、ある論理データを格納
する領域として領域102が確保されている。EEPR
OM53においては、1つの論理データに対してそれを
格納するための3つの領域103,104,105が確
保されている。そして、SRAM52とEEPROM5
3との間には、上述した多数決処理を行う多数決処理ユ
ニット106が配置されている。実際には、この多数決
処理ユニット106は制御手段51に組み込まれてい
る。
【0048】ユーザの操作により画像形成装置に電源が
投入されると、バックアップ記憶装置に電力供給が開始
され、バックアップ記憶装置は電源遮断時のデータバッ
クアップ領域であるEEPROM53に格納されたデー
タをSRAM52上の対応するアドレスの領域に展開す
る。
【0049】ここで、EEPROM53には各領域10
3,104,105にそれぞれ論理データがバックアッ
プされているとし、この論理データをSRAM52上に
展開する際には、EEPROMの各領域103,10
4,105に格納されたデータ値が読み出されて多数決
処理ユニット106に入力され、多数決処理ユニット1
06は、各領域103,104,105からそれぞれデ
ータ値を比較する。この比較された3つのデータ値の中
で、2つ以上同一のデータ値が存在すれば、そのデータ
値がSRAM52の領域102に書き込まれる。
【0050】ユーザの操作により画像形成装置の電源が
落とされるときなどのタイミングでは、SRAM52上
に展開されている論理データ例えば領域102の論理デ
ータは、この論理データに対して確保されたEEPRO
M53上の各領域103,104,105に書き込まれ
る。この際、EEPROM53上の各103,104,
105への書き込み処理は、各領域103,104,1
05に対してある程度の時間を待って行われる。これ
は、連続した書き込み中に不可抗力によるEEPROM
53へのデータ書き込み処理の中断、失敗による不定デ
ータの書き込みを最小限にするためである。
【0051】次に、多数決処理によりリカバリされるデ
ータが採決されたなかった場合の処理について図4を参
照しながら説明する。図4は図2のバックアップ記憶装
置における多数決処理によりリカバリされるデータが採
決されたなかった場合のデータの流れを示す図である。
【0052】多数決処理によりリカバリされるデータが
採決されたなかった場合としては、例えばEEPROM
53上の各領域103,104,105にそれぞれ異な
るデータ値が書き込まれていた場合である。
【0053】この場合、各領域103,104,105
に保存されたデータ値に対する信頼性が乏しいと判断さ
れ、ROM54の領域101に書き込まれている論理デ
ータの初期値をSRAM52上にリカバリする処理が行
われる(図中の実線で示した矢印を参照)。
【0054】また、本処理が実行される際には、画像形
成装置の制御部に対し、バックアップ記憶装置の制御手
段51は、EEPROM53に格納されているデータが
破壊されたため、初期値がリカバリされたことを通知す
る。画像形成装置側では、それを受け、データの種類に
よっては再計算処理、アラーム表示などの制御が実行さ
れる。
【0055】次に、バックアップ記憶装置のリカバリ処
理について図5を参照しながら説明する。図5は図2の
バックアップ記憶装置におけるリカバリ処理の手順を示
すフローチャートである。ここでは、図3および図4に
示す各メモリのアドレス関係を例に説明する。すなわ
ち、EEPROM53には、1つの論理データに対して
3つの領域が確保され、論理データが3つの領域にそれ
ぞれ格納されているものとする。
【0056】本処理は、画像形成装置へ電源投入に伴い
バックアップ記憶装置への電力供給が開始されたタイミ
ングで開始される。まず、ステップS101において、
EEPROM53の保存されている複数のデータ値の
内、領域EEP_DATA1(図3の領域103に対応する)の
データ値と領域EEP_DATA2(図3の領域104に対応す
る)のデータ値を比較し、両者が一致するか否かを判定
する。ここで、領域EEP_DATA1のデータ値と領域EEP_D
ATA2のデータ値が等しければ、多数決によりEEPRO
M53に保存されているデータ値の中で領域EEP_DATA1
に保存されているデータ値が採決されたと判断してステ
ップS104に進み、EEPROM53の領域EEP_DAT
A1に保存されているデータ値をSRAM52上の対応す
るアドレス領域(図3の領域102に対応する)に書き
込み、本処理を終了する。
【0057】上記ステップS101において領域EEP_D
ATA1のデータ値と領域EEP_DATA2のデータ値が等しくな
いと判定されると、多数決が成立しないため、ステップ
S102に進み、EEPROM53に保存されている複
数のバックアップデータ値の内、領域EEP_DATA1のデー
タ値と領域EEP_DATA3(図3の領域105に対応する)
のデータ値を比較し、両者が一致するか否かを判定す
る。ここで、領域EEP_DATA1のデータ値と領域EEP_DAT
A3領域のデータ値が等しければ、多数決により領域EEP
_DATA1に保存されているデータ値が採決されたと判断
してステップS104に進み、EEPROM53の領域
EEP_DATA1に保存されているデータ値をSRAM52上
の対応するアドレス領域に書き込み、本処理を終了す
る。
【0058】上記ステップS102において領域EEP_D
ATA1のデータ値と領域EEP_DATA3のデータ値が等しくな
ければ、多数決が成立しないので、ステップS103に
進み、EEPROM53の領域EEP_DATA2のデータ値と
領域EEP_DATA3のデータ値を比較し、両者が一致するか
否かを判定する。ここで、領域EEP_DATA2のデータ値と
領域EEP_DATA3のデータ値が等しければ、多数決により
領域EEP_DATA2に保存されているデータ値が採決された
と判断してステップS105に進み、EEPROM53
の領域EEP_DATA1に保存されているデータ値をSRAM
52上の対応するアドレス領域に書き込み、本処理を終
了する。
【0059】領域EEP_DATA2のデータ値と領域EEP_DAT
A3のデータ値が等しくなければ、EEPROM53に保
存されている全てのバックアップデータ値に対して多数
決が成立しなかったため、このバックアップデータ値が
不定データである可能性があると判断してステップS1
06に進み、ROM54の領域に保存されている初期デ
ータ値INIT_DATAをSRAM52上の対応するアドレス
領域に書き込み、本処理を終了する。
【0060】このように、本実施の形態では、EEPR
OM53からSRAM52への論理データを書き込む際
すなわちリカバリ時には、このSRAM52に不定なデ
ータが書き込まれることをなくすことができ、SRAM
52への不定なデータの書込みに起因する画像形成装置
の暴走さや誤動作を未然に回避することができる。
【0061】なお、上述の実施形態の機能(図5に示す
フローチャートを含む)を実現するソフトウェアのプロ
グラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは
装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュー
タ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読出し実行することによっても、達成
されることはいうまでもない。
【0062】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0063】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0064】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0065】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることはいうまでもない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の記憶装置
によれば、第2記憶手段内の1つの論理データに対して
第1記憶手段内に複数の物理データ領域を確保し、該1
つの論理データを第2記憶手段から読み出して確保され
た複数の物理データ領域へそれぞれ書き込むバックアッ
プ手段と、1つの論理データに対して第1記憶手段内に
確保された複数の物理データ領域のデータ内容の中で数
が最も多い同一のデータ内容を1つの論理データとして
採決する多数決手段と、多数決手段により採決された1
つの論理データを第1記憶手段から読み出して第2記憶
手段に書き込むリカバリ手段とを備えるから、不揮発性
の第1記憶手段の論理データを揮発性の第2記憶手段へ
書き込む際に、この第2記憶手段に不定なデータが書き
込まれることをなくすことができ、第2記憶手段への不
定なデータの書込みに起因するシステムの暴走さや誤動
作を未然に回避することができる。
【0067】また、第2記憶手段から第1憶手段に1つ
の論理データを書き込む際には、1つの論理データに対
する第1記憶手段内の複数の物理データ領域への同時書
込みを禁止することによって、同一の論理データを第1
記憶手段の該当領域に同時に書き込むことを防ぎ、その
結果としてデータ書込み中に不意の電源遮断などの事象
が発生して第1記憶手段のある領域に不定データの書込
みが行われたとしても、リカバリの際に正しいデータを
第2記憶手段に書き込むことが可能になる。
【0068】さらに、論理データの初期値を格納する不
揮発性の第3記憶手段を有し、多数決手段により採決が
不可能であるときには、第3記憶手段の初期値を1つの
論理データとして第2記憶手段に書き込むように構成す
ることができる。
【0069】本発明のデータバックアップ・リカバリ方
法によれば、第2記憶手段内の1つの論理データ対して
第1記憶手段内に複数の物理データ領域を確保し、該1
つの論理データを第2記憶手段から読み出して第1記憶
手段内に確保された複数の物理データ領域へそれぞれ書
き込むバックアップ工程と、第2記憶手段の全ての論理
データの第1記憶手段へ書込みが終了するまでバックア
ップ工程を繰り返す工程と、1つの論理データに対して
第1記憶手段内に確保された複数の物理データ領域のデ
ータ内容の中で数が最も多い同一のデータ内容を1つの
論理データとして採決する多数決処理工程と、採決され
た1つの論理データを第1記憶手段から読み出して第2
記憶手段に書き込むリカバリ工程と、第1記憶手段の全
ての論理データの第2記憶手段への書込みが終了するま
で多数決工程とリカバリ工程とを順に繰り返す工程とを
有するから、不揮発性の第1記憶手段の論理データを揮
発性の第2記憶手段へ書き込む際に、この第2記憶手段
に不定なデータが書き込まれることをなくすことがで
き、第2記憶手段への不定なデータの書込みに起因する
システムの暴走さや誤動作を未然に回避することができ
る。
【0070】また、第2記憶手段から第1憶手段に1つ
の論理データを書き込む際には、1つの論理データに対
する第1記憶手段内の複数の物理データ領域への同時書
込みを禁止することによって、同一の論理データを第1
記憶手段の該当領域に同時に書き込むことを防ぎ、その
結果としてデータ書込み中に不意の電源遮断などの事象
が発生して第1記憶手段のある領域に不定データの書込
みが行われたとしても、リカバリの際に正しいデータを
第2記憶手段に書き込むことが可能になる。
【0071】さらに、論理データの初期値を格納する不
揮発性の第3記憶手段を有し、多数決手段により採決が
不可能であるときには、第3記憶手段の初期値を1つの
論理データとして第2記憶手段に書き込むように構成す
ることができる。
【0072】本発明の記憶媒体によれば、プログラム
は、第2記憶手段内の1つの論理データに対して第1記
憶手段内に複数の物理データ領域を確保し、該1つの論
理データを第2記憶手段から読み出して確保された複数
の物理データ領域へそれぞれ書き込むバックアップモジ
ュールと、1つの論理データに対して第1記憶手段内に
確保された複数の物理データ領域のデータ内容の中で数
が最も多い同一のデータ内容を1つの論理データとして
採決する多数決モジュールと、多数決モジュールにより
採決された1つの論理データを第1記憶手段から読み出
して第2記憶手段に書き込むリカバリモジュールを有す
るから、不揮発性の第1記憶手段の論理データを揮発性
の第2記憶手段へ書き込む際に、この第2記憶手段に不
定なデータが書き込まれることをなくすことができ、第
2記憶手段への不定なデータの書込みに起因するシステ
ムの暴走さや誤動作を未然に回避することができる。
【0073】また、第2記憶手段から第1憶手段に1つ
の論理データを書き込む際には、1つの論理データに対
する第1記憶手段内の複数の物理データ領域への同時書
込みを禁止することによって、同一の論理データを第1
記憶手段の該当領域に同時に書き込むことを防ぎ、その
結果としてデータ書込み中に不意の電源遮断などの事象
が発生して第1記憶手段のある領域に不定データの書込
みが行われたとしても、リカバリの際に正しいデータを
第2記憶手段に書き込むことが可能になる。
【0074】さらに、論理データの初期値を格納する不
揮発性の第3記憶手段を有し、多数決手段により採決が
不可能であるときには、第3記憶手段の初期値を1つの
論理データとして第2記憶手段に書き込むように構成す
ることができる。
【0075】本発明の画像形成装置によれば、記憶装置
は、第2記憶手段内の1つの論理データに対して第1記
憶手段内に複数の物理データ領域を確保し、該1つの論
理データを前記第2記憶手段から読み出して確保された
複数の物理データ領域へそれぞれ書き込むバックアップ
手段と、1つの論理データ毎に第1記憶手段内に確保さ
れた複数の物理データ領域のデータ内容の中で数が最も
多い同一のデータ内容を前記1つの論理データとして採
決する多数決手段と、多数決手段により採決された1つ
の論理データを第1記憶手段から読み出して第2記憶手
段に書き込むリカバリ手段とを備えるから、不揮発性の
第1記憶手段の論理データを揮発性の第2記憶手段へ書
き込む際に、この第2記憶手段に不定なデータが書き込
まれることをなくすことができ、第2記憶手段への不定
なデータの書込みに起因するシステムの暴走さや誤動作
を未然に回避することができる。
【0076】また、第2記憶手段から第1憶手段に1つ
の論理データを書き込む際には、1つの論理データに対
する第1記憶手段内の複数の物理データ領域への同時書
込みを禁止することによって、同一の論理データを第1
記憶手段の該当領域に同時に書き込むことを防ぎ、その
結果としてデータ書込み中に不意の電源遮断などの事象
が発生して第1記憶手段のある領域に不定データの書込
みが行われたとしても、リカバリの際に正しいデータを
第2記憶手段に書き込むことが可能になる。
【0077】さらに、論理データの初期値を格納する不
揮発性の第3記憶手段を有し、多数決手段により採決が
不可能であるときには、第3記憶手段の初期値を1つの
論理データとして第2記憶手段に書き込むように構成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る記憶装置が搭載さ
れた画像形成装置の構成を模式的に示す図である。
【図2】図1の画像形成装置に内蔵されているバックア
ップ記憶装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図2のSRAM52およびEEPROM53の
アドレス空間を示す図である。
【図4】図2のバックアップ記憶装置における多数決処
理によりリカバリされるデータが採決されたなかった場
合のデータの流れを示す図である。
【図5】図2のバックアップ記憶装置におけるリカバリ
処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 本体画像出力部 11 本体画像入力部 12 自動原稿送り装置 13 ソータ 51 制御手段 52 SRAM 53 EEPROM 54 ROM 106 多数決処理ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 学 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 伊勢村 圭三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 西原 寛人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐々木 一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松井 規明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B018 GA04 HA04 HA06 HA35 NA02 NA06 QA11 5C073 AB04 BA04 BA06 BB07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性の第1記憶手段および該第1記
    憶手段との間でデータのやり取りが可能な揮発性の第2
    記憶手段を有する記憶装置において、前記第2記憶手段
    内の1つの論理データに対して前記第1記憶手段内に複
    数の物理データ領域を確保し、該1つの論理データを前
    記第2記憶手段から読み出して前記確保された複数の物
    理データ領域へそれぞれ書き込むバックアップ手段と、
    前記1つの論理データに対して前記第1記憶手段内に確
    保された複数の物理データ領域のデータ内容の中で数が
    最も多い同一のデータ内容を前記1つの論理データとし
    て採決する多数決手段と、前記多数決手段により採決さ
    れた1つの論理データを前記第1記憶手段から読み出し
    て前記第2記憶手段に書き込むリカバリ手段とを備える
    ことを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記バックアップ手段は、前記第2記憶
    手段から前記第1憶手段に前記1つの論理データを書き
    込む際には、前記1つの論理データに対する前記第1記
    憶手段内の前記複数の物理データ領域への同時書込みを
    禁止することを特徴とする請求項1記載の記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記論理データの初期値を格納する不揮
    発性の第3記憶手段を有し、前記リカバリ手段は、前記
    多数決手段により採決が不可能であるときには、前記第
    3記憶手段の初期値を前記1つの論理データとして前記
    第2記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項1記載
    の記憶装置。
  4. 【請求項4】 不揮発性の第1記憶手段および該第1記
    憶手段との間でデータのやり取りが可能な揮発性の第2
    記憶手段とを用いたデータバックアップ・リカバリ方法
    において、前記第2記憶手段内の1つの論理データ対し
    て前記第1記憶手段内に複数の物理データ領域を確保
    し、該1つの論理データを前記第2記憶手段から読み出
    して前記第1記憶手段内に確保された複数の物理データ
    領域へそれぞれ書き込むバックアップ工程と、前記第2
    記憶手段の全ての論理データの前記第1記憶手段へ書込
    みが終了するまで前記バックアップ工程を繰り返す工程
    と、前記1つの論理データに対して前記第1記憶手段内
    に確保された複数の物理データ領域のデータ内容の中で
    数が最も多い同一のデータ内容を前記1つの論理データ
    として採決する多数決処理工程と、前記採決された1つ
    の論理データを前記第1記憶手段から読み出して前記第
    2記憶手段に書き込むリカバリ工程と、前記第1記憶手
    段の全ての論理データの前記第2記憶手段への書込みが
    終了するまで前記多数決工程と前記リカバリ工程とを順
    に繰り返す工程とを有することを特徴とするデータバッ
    クアップ・リカバリ方法。
  5. 【請求項5】 前記バックアップ工程は、前記第2記憶
    手段から前記第1憶手段に前記論理データを書き込む際
    には、前記1つの論理データに対する前記第1記憶手段
    内の前記複数の物理データ領域への同時書込みを禁止す
    ることを特徴とする請求項4記載のデータバックアップ
    ・リカバリ方法。
  6. 【請求項6】 前記論理データの初期値を格納する第3
    記憶手段が設けられ、前記リカバリ工程は、前記多数決
    工程における採決が不可能であるときには、前記論理デ
    ータの初期値を前記3記憶手段から読み出して前記第2
    記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項4記載のデ
    ータバックアップ・リカバリ方法。
  7. 【請求項7】 不揮発性の第1記憶手段および該第1記
    憶手段との間でデータのやり取りが可能な揮発性の第2
    記憶手段を有する記憶装置を制御するためのプログラム
    を格納したコンピュータ読取り可能な記憶媒体におい
    て、前記プログラムは、前記第2記憶手段内の1つの論
    理データに対して前記第1記憶手段内に複数の物理デー
    タ領域を確保し、該1つの論理データを前記第2記憶手
    段から読み出して前記確保された複数の物理データ領域
    へそれぞれ書き込むバックアップモジュールと、前記1
    つの論理データに対して前記第1記憶手段内に確保され
    た複数の物理データ領域のデータ内容の中で数が最も多
    い同一のデータ内容を前記1つの論理データとして採決
    する多数決モジュールと、前記多数決モジュールにより
    採決された1つの論理データを前記第1記憶手段から読
    み出して前記第2記憶手段に書き込むリカバリモジュー
    ルを有することを特徴とする記憶媒体。
  8. 【請求項8】 前記バックアップモジュールは、前記第
    2記憶手段から前記第1憶手段に前記1つの論理データ
    を書き込む際には、前記1つの論理データに対する前記
    第1記憶手段内の前記複数の物理データ領域への同時書
    込みを禁止することを特徴とする請求項7記載の記憶媒
    体。
  9. 【請求項9】 前記記憶装置は、前記論理データの初期
    値を格納する不揮発性の第3記憶手段を有し、前記リカ
    バリモジュールは、前記多数決モジュールにより採決が
    不可能であるときには、前記初期値を前記第3記憶手段
    から読み出して前記第2記憶手段に書き込むことを特徴
    とする請求項7記載の記憶媒体。
  10. 【請求項10】 不揮発性の第1記憶手段および該第1
    記憶手段との間でデータのやり取りが可能な揮発性の第
    2記憶手段を有する記憶装置を搭載した画像形成装置に
    おいて、前記記憶装置は、前記第2記憶手段内の1つの
    論理データに対して前記第1記憶手段内に複数の物理デ
    ータ領域を確保し、該1つの論理データを前記第2記憶
    手段から読み出して前記確保された複数の物理データ領
    域へそれぞれ書き込むバックアップ手段と、前記1つの
    論理データ毎に前記第1記憶手段内に確保された複数の
    物理データ領域のデータ内容の中で数が最も多い同一の
    データ内容を前記1つの論理データとして採決する多数
    決手段と、前記多数決手段により採決された1つの論理
    データを前記第1記憶手段から読み出して前記第2記憶
    手段に書き込むリカバリ手段とを備えることを特徴とす
    る画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記バックアップ手段は、前記第2記
    憶手段から前記第1憶手段に前記1つの論理データを書
    き込む際には、前記1つの論理データに対する前記第1
    記憶手段内の前記複数の物理データ領域への同時書込み
    を禁止することを特徴とする請求項10記載の画像形成
    装置。
  12. 【請求項12】 前記論理データの初期値を格納する不
    揮発性の第3記憶手段を有し、前記リカバリ手段は、前
    記多数決手段により採決が不可能であるときには、前記
    初期値を前記第3記憶手段から読み出して前記第2記憶
    手段に書き込むことを特徴とする請求項10記載の画像
    形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006323777A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Aisin Seiki Co Ltd データ処理装置
JP2009082489A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sansei R & D:Kk 遊技機
JP2010102434A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Denso Corp データ消失復帰装置
US8166353B2 (en) 2007-08-03 2012-04-24 Denso Corporation Memory management apparatus

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