JP2001184269A - バックアップ記憶装置、バックアップデータ修復方法、及び記憶媒体 - Google Patents

バックアップ記憶装置、バックアップデータ修復方法、及び記憶媒体

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JP2001184269A
JP2001184269A JP36774099A JP36774099A JP2001184269A JP 2001184269 A JP2001184269 A JP 2001184269A JP 36774099 A JP36774099 A JP 36774099A JP 36774099 A JP36774099 A JP 36774099A JP 2001184269 A JP2001184269 A JP 2001184269A
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JP36774099A
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Tomoshi Okawa
知志 大川
Noriaki Matsui
規明 松井
Naoto Watanabe
直人 渡辺
Manabu Yamauchi
学 山内
Tomoyasu Yoshikawa
智康 吉川
Keizo Isemura
圭三 伊勢村
Ichiro Sasaki
一郎 佐々木
Mitsuo Nimura
光夫 仁村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個の不揮発性メモリに格納されているデ
ータが破壊された場合に、データが破壊されていない不
揮発性メモリに格納されたデータを初期化による消去か
ら保護するようにする。 【解決手段】 バックアップ記憶装置に外部電源投入時
に、複数の不揮発性メモリ54,55・・に格納されて
いる各判別符号が破壊されていないか否かを、固定記憶
装置52に格納されている同一の各判別符号を参照して
判定する。いずれかが破壊されていれば、その判別符号
が格納されている不揮発性メモリのデータが破壊されて
いると推測する。そして、破壊されたと推測された不揮
発性メモリに、固定記憶装置52の対応の領域に格納さ
れている初期データを転送して該不揮発性メモリのデー
タを初期化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックアップ記憶
装置、バックアップデータ修復方法、及び記憶媒体に関
し、特に、少なくとも外部機器の動作設定に関わる初期
データを基にユーザの指示に従い変更され作成されたデ
ータであって電源断でも保存されるべきデータであるバ
ックアップ対象データを保存するバックアップ記憶装
置、当該バックアップ記憶装置に適用されるバックアッ
プデータ修復方法、及び当該バックアップデータ修復方
法を実行するプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】上記バックアップ記憶装置は、例えば複写
機等の画像形成装置に搭載される。
【0003】
【従来の技術】従来、複写機等の画像形成装置では、画
像処理に関わる各補正値や操作者が設定した設定値等の
可変データが画像処理に利用される。例えば、コピー枚
数やプリント枚数のカウント値、各給紙段に格納されて
いる記録用紙のサイズや向きのデータなどである。
【0004】これらのデータを格納するバックアップ記
憶装置が画像形成装置に内蔵されている。バックアップ
記憶装置は外部からの電源供給がなくなった状態におい
てもそのデータを保持し、電源供給が再び行われた際
に、円滑に動作するようにしなければ成らない。
【0005】そのため画像形成装置に用いられているバ
ックアップ記憶装置は、外部からの電源供給が無い場合
でもデータを保持できるような工夫が必要となる。
【0006】ところで一方、システムに組み込まれた記
憶装置において、データの書き込み及び読み出しが可能
である半導体記憶装置が幅広く採用されている。
【0007】これら読み書き可能な半導体記憶装置とし
ては、ダイナミックRAM(Dynamic Random Access Me
mory、以下「DRAM」と記述)やスタティックRAM
(Static Random Access Memory、以下「SRAM」と
記述)などの揮発性メモリが用いられる。これらの揮発
性メモリは電源電圧の供給がなければ内部に蓄積された
データ内容を保持することは不可能である。しかし揮発
性メモリでは高速にデータの読み出し及び書き込みが可
能である特徴を有している。
【0008】これらの揮発性メモリを記憶装置としても
つシステムにおいては、外部からの電源供給が遮断され
ても、記憶装置に蓄積されているデータを保持するため
に、バックアップ電源をシステム内に保持する必要があ
り、コスト面で不利であった。
【0009】またバックアップ電源としては、電池やコ
ンデンサなどを使用するが、上記の揮発性メモリに電源
を供給可能な時間、つまりデータを保持可能な時間が有
限であるという問題もあった。
【0010】そこで、上記の揮発性メモリを採用するこ
とで生じる問題を解決する為に、データの書き換えが可
能な不揮発性メモリを採用することが考えられる。
【0011】従来、不揮発性メモリとしては、半導体製
造過程でデータを書き込んでしまいデータの消去が不可
能なマスクROM(Masked Read Only Memory)が一般
的であったが、近年、データを電気的に消去及び書き込
みすることが数百回から数万回可能なEEPROM(El
ectrically Erasable Programmable Read Only Memory)
などが市場に登場している。すなわち、こうしたEEP
ROMは、電源供給をすることなく内容データを保持す
ることが可能であり、バックアップ電源が不要となる利
点があり、またEEPROM内のデータを電気的に消去
したり、それに書き込みが可能であり、システムに実装
したままメモリ内容の変更が可能である。
【0012】しかし、EEPROMなどの不揮発性メモ
リに格納されるデータの内容を書き換える際に、DRA
MやSRAMに比べ、多くの時間が必要となる欠点があ
る。とくに高速なデータの更新が要求されるシステムの
場合では、不揮発性メモリをDRAMやSRAMと置き
換えて使用することは不向きであった。
【0013】そこで、揮発性メモリと不揮発性メモリの
両方を実装し、互いの欠点を補完したバックアップ記憶
装置がある。これは、システムが外部から電源電圧を供
給されている場合には、EEPROMなどの不揮発性メ
モリに格納されたデータの内容をDRAMやSRAMな
どの揮発性メモリに展開しており、システムよりデータ
の読み出し要求や書き込み要求がきた場合にはこの揮発
性メモリが対応する。一方、操作者から電源オフ指令が
行われた場合などに、外部システムがバックアップ記憶
装置に対して揮発性メモリのバックアップ要求を発生す
るが、そうしたバックアップ要求がきた場合、揮発性メ
モリに展開されていたバックアップ対象データを不揮発
性メモリに書き込む処理が行われる。
【0014】こうして、バックアップ記憶装置では、シ
ステムからの高速なデータの書き込み要求や読み出し要
求に対して揮発性メモリで対応し、一方、外部から電源
電圧の供給がない場合やバックアップ電源装置がない場
合でも、データの書換え可能な不揮発性メモリによって
データを保持することが可能となる。
【0015】ところで、不揮発性メモリに格納されてい
たデータが何らかの原因により破壊された時、そうした
破壊データを起動時にDRAMやSRAMなどの揮発性
メモリに展開すると、揮発性メモリは誤ったデータを持
つことになる。例えば、モータやアクチュエータを備え
た画像形成装置等に上記のようなバックアップ記憶装置
を備えた場合において、揮発性メモリに格納された各種
調整値や設定値等のデータが誤った値であると、画像形
成装置等の暴走や誤作動等を招く恐れがある。
【0016】そこで不揮発性メモリに格納されたデータ
が何らかの原因により破壊されたと判断された場合、バ
ックアップ記憶装置内のマスクROMなどの固定記憶装
置に格納された初期データを不揮発性メモリに転送して
データを修復する第1のバックアップ記憶装置が存在す
る。
【0017】また、不揮発性メモリに格納されたデータ
が破壊されたと判断された場合、バックアップ記憶装置
内の固定記憶装置に格納された初期データを揮発性メモ
リに展開する第2のバックアップ記憶装置も存在する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、不揮発性メ
モリの容量は比較的小さく、そのため、上記の第1また
は第2のバックアップ記憶装置を備えた画像形成装置等
のシステムにおいて、バックアップしたいバックアップ
対象データの容量が不揮発性メモリの容量を越えてしま
う可能性がある。
【0019】こうしたことに対処するため、複数個の不
揮発性メモリをバックアップ記憶装置に備えるようにし
ている。具体的には、複数個の不揮発性メモリに識別符
号を付し、各不揮発性メモリの識別符号とアドレスとの
組合わせを、揮発性メモリのアドレスに関連付けるよう
にし、これによって、揮発性メモリから不揮発性メモリ
へのバックアップ対象データの転送を可能にしている。
【0020】しかしながら、上記の第1のバックアップ
記憶装置がこうした複数個の不揮発性メモリを持つ場合
において、複数個の不揮発性メモリのうちのいずれかに
格納されているデータが破壊された場合、第1のバック
アップ記憶装置では、複数個の不揮発性メモリのすべて
に対して、固定記憶装置に格納されている初期データに
よって修復を行ってしまう。すなわち、複数個の不揮発
性メモリのうちには、必ずしも初期データに戻す必要が
ない不揮発性メモリも含まれるにも拘わらず戻してしま
うことで、ユーザが折角蓄えてきた貴重な設定データ等
が不揮発性メモリから消去されてしまうという問題があ
った。
【0021】同様に、上記の第2のバックアップ記憶装
置がこうした複数個の不揮発性メモリを持つ場合におい
て、複数個の不揮発性メモリのうちのいずれかに格納さ
れているデータが破壊された場合、第2のバックアップ
記憶装置では、複数個の不揮発性メモリのどれからも揮
発性メモリへのデータ展開が行われず、固定記憶装置に
格納されている初期データが揮発性メモリに転送され
る。すなわち、複数個の不揮発性メモリのうちには、揮
発性メモリへ転送できる未破壊のデータを持っている不
揮発性メモリも含まれるにも拘わらず、その未破壊のデ
ータが使用されなくなってしまう。つまり、ユーザが折
角蓄えてきた貴重な設定データ等が使えなくなってしま
うという問題があった。
【0022】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、複数個の不揮発性メモリに格納されて
いるデータが破壊された場合に、データが破壊されてい
ない不揮発性メモリに格納されたデータを初期化による
消去から保護するようにしたバックアップ記憶装置、バ
ックアップデータ修復方法、及び記憶媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、少なくとも外部機器
の動作設定に関わる初期データを基にユーザの指示に従
い変更され作成されたデータであって電源断でも保存さ
れるべきデータであるバックアップ対象データを保存す
るバックアップ記憶装置において、複数の領域で構成さ
れ、各領域に、第1の判別符号がそれぞれ格納されると
ともに、前記初期データの各部分がそれぞれ格納される
読み出しのみ可能な固定記憶手段と、書き込み及び読み
出し可能な揮発性記憶手段と、前記固定記憶手段の複数
の領域にそれぞれ対応し、書き込み及び読み出し可能な
複数の不揮発性記憶手段であって、各不揮発性記憶手段
に、前記固定記憶手段の対応する領域に格納されている
第1の判別符号と同一の第2の判別符号がそれぞれ格納
されるとともに、前記初期データの対応する部分を基に
変更され作成されたバックアップ対象データがそれぞれ
格納される複数の不揮発性記憶手段と、前記バックアッ
プ記憶装置の起動時に、前記複数の不揮発性記憶手段に
それぞれ格納されている各第2の判別符号を読み出し、
前記固定記憶手段の対応する領域に格納されている第1
の判別符号とそれぞれ比較する比較手段と、前記比較手
段による各不揮発性記憶手段毎の比較の結果、前記第2
の判別符号が前記第1の判別符号と異なっていた場合、
前記比較が行われた不揮発性記憶手段に、前記固定記憶
手段の対応する領域に格納されている初期データを転送
して、該不揮発性記憶手段に格納されていたバックアッ
プ対象データを該初期データに書き換える書換修復手段
とを有することを特徴とする。
【0024】請求項8記載の発明によれば、少なくとも
外部機器の動作設定に関わる初期データを基にユーザの
指示に従い変更され作成されたデータであって電源断で
も保存されるべきデータであるバックアップ対象データ
を保存するバックアップ記憶装置において、複数の領域
で構成され、各領域に、第1の判別符号がそれぞれ格納
されるとともに、前記初期データの各部分がそれぞれ格
納される読み出しのみ可能な固定記憶手段と、前記固定
記憶手段の複数の領域にそれぞれ対応し、書き込み及び
読み出し可能な複数の不揮発性記憶手段であって、各不
揮発性記憶手段に、前記固定記憶手段の対応する領域に
格納されている第1の判別符号と同一の第2の判別符号
がそれぞれ格納されるとともに、前記初期データの対応
する部分を基に変更され作成されたバックアップ対象デ
ータがそれぞれ格納される複数の不揮発性記憶手段と、
少なくとも前記複数の不揮発性記憶手段にそれぞれ対応
する複数の領域で構成され、書き込み及び読み出し可能
な揮発性記憶手段と、前記バックアップ記憶装置の起動
時に、前記複数の不揮発性記憶手段にそれぞれ格納され
ている各第2の判別符号を読み出し、前記固定記憶手段
の対応する領域に格納されている第1の判別符号とそれ
ぞれ比較する比較手段と、前記比較手段による各不揮発
性記憶手段毎の比較の結果、前記第2の判別符号が前記
第1の判別符号と同一であった場合、前記比較が行われ
た不揮発性記憶手段に格納されていたバックアップ対象
データを前記揮発性記憶手段の対応の領域に展開する第
1の展開手段と、前記比較手段による各不揮発性記憶手
段毎の比較の結果、前記第2の判別符号が前記第1の判
別符号と異なっていた場合、前記比較が行われた不揮発
性記憶手段に対応する前記固定記憶手段の領域に格納さ
れている初期データを、前記揮発性記憶手段の対応の領
域に展開する第2の展開手段とを有することを特徴とす
る。
【0025】また、請求項15記載の発明によれば、複
数の領域で構成された読み出しのみ可能な固定記憶手段
と、書き込み及び読み出し可能な揮発性記憶手段と、前
記固定記憶手段の複数の領域にそれぞれ対応し、書き込
み及び読み出し可能な複数の不揮発性記憶手段とを備
え、少なくとも外部機器の動作設定に関わる初期データ
を基にユーザの指示に従い変更され作成されたデータで
あって電源断でも保存されるべきデータであるバックア
ップ対象データを保存するバックアップ記憶装置に適用
されるバックアップデータ修復方法において、前記固定
記憶手段の各領域に予め、第1の判別符号をそれぞれ格
納するとともに、前記初期データの各部分をそれぞれ格
納する第1の格納ステップと、前記複数の不揮発性記憶
手段の各々に、前記固定記憶手段の対応する領域に格納
されている第1の判別符号と同一の第2の判別符号をそ
れぞれ格納するともに、前記初期データの対応する部分
を基に変更され作成されたバックアップ対象データをそ
れぞれ格納する第2の格納ステップと、前記バックアッ
プ記憶装置の起動時に、前記複数の不揮発性記憶手段に
それぞれ格納されている各第2の判別符号を読み出し、
前記固定記憶手段の対応する領域に格納されている第1
の判別符号とそれぞれ比較する比較ステップと、前記比
較ステップによる各不揮発性記憶手段毎の比較の結果、
前記第2の判別符号が前記第1の判別符号と異なってい
た場合、前記比較が行われた不揮発性記憶手段に、前記
固定記憶手段の対応する領域に格納されている初期デー
タを転送して、該不揮発性記憶手段に格納されていたバ
ックアップ対象データを該初期データに書き換える書換
修復ステップとを有することを特徴とする。
【0026】請求項18記載の発明によれば、複数の領
域で構成された読み出しのみ可能な固定記憶手段と、該
固定記憶手段の複数の領域にそれぞれ対応し、書き込み
及び読み出し可能な複数の不揮発性記憶手段と、少なく
とも該複数の不揮発性記憶手段にそれぞれ対応する複数
の領域で構成され、書き込み及び読み出し可能な揮発性
記憶手段とを備え、少なくとも外部機器の動作設定に関
わる初期データを基にユーザの指示に従い変更され作成
されたデータであって電源断でも保存されるべきデータ
であるバックアップ対象データを保存するバックアップ
記憶装置に適用されるバックアップデータ修復方法にお
いて、前記固定記憶手段の各領域に予め、第1の判別符
号をそれぞれ格納するとともに、前記初期データの各部
分をそれぞれ格納する第1の格納ステップと、前記複数
の不揮発性記憶手段の各々に、前記固定記憶手段の対応
する領域に格納されている第1の判別符号と同一の第2
の判別符号をそれぞれ格納するとともに、前記初期デー
タの対応する部分を基に変更され作成されたバックアッ
プ対象データをそれぞれ格納する第2の格納ステップ
と、前記バックアップ記憶装置の起動時に、前記複数の
不揮発性記憶手段にそれぞれ格納されている各第2の判
別符号を読み出し、前記固定記憶手段の対応する領域に
格納されている第1の判別符号とそれぞれ比較する比較
ステップと、前記比較ステップによる各不揮発性記憶手
段毎の比較の結果、前記第2の判別符号が前記第1の判
別符号と同一であった場合、前記比較が行われた不揮発
性記憶手段に格納されていたバックアップ対象データを
前記揮発性記憶手段の対応の領域に展開する第1の展開
ステップと、前記比較ステップによる各不揮発性記憶手
段毎の比較の結果、前記第2の判別符号が前記第1の判
別符号と異なっていた場合、前記比較が行われた不揮発
性記憶手段に対応する前記固定記憶手段の領域に格納さ
れている初期データを、前記揮発性記憶手段の対応の領
域に展開する第2の展開ステップとを有することを特徴
とする。
【0027】さらに、請求項21記載の発明によれば、
複数の領域で構成された読み出しのみ可能な固定記憶手
段と、書き込み及び読み出し可能な揮発性記憶手段と、
前記固定記憶手段の複数の領域にそれぞれ対応し、書き
込み及び読み出し可能な複数の不揮発性記憶手段とを備
え、少なくとも外部機器の動作設定に関わる初期データ
を基にユーザの指示に従い変更され作成されたデータで
あって電源断でも保存されるべきデータであるバックア
ップ対象データを保存するバックアップ記憶装置に適用
されるバックアップデータ修復方法をプログラムとして
記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体
において、前記バックアップデータ修復方法が、前記固
定記憶手段の各領域に予め、第1の判別符号をそれぞれ
格納するとともに、前記初期データの各部分をそれぞれ
格納する第1の格納ステップと、前記複数の不揮発性記
憶手段の各々に、前記固定記憶手段の対応する領域に格
納されている第1の判別符号と同一の第2の判別符号を
それぞれ格納するともに、前記初期データの対応する部
分を基に変更され作成されたバックアップ対象データを
それぞれ格納する第2の格納ステップと、前記バックア
ップ記憶装置の起動時に、前記複数の不揮発性記憶手段
にそれぞれ格納されている各第2の判別符号を読み出
し、前記固定記憶手段の対応する領域に格納されている
第1の判別符号とそれぞれ比較する比較ステップと、前
記比較ステップによる各不揮発性記憶手段毎の比較の結
果、前記第2の判別符号が前記第1の判別符号と異なっ
ていた場合、前記比較が行われた不揮発性記憶手段に、
前記固定記憶手段の対応する領域に格納されている初期
データを転送して、該不揮発性記憶手段に格納されてい
たバックアップ対象データを該初期データに書き換える
書換修復ステップとを有することを特徴とする。
【0028】請求項24記載の発明によれば、複数の領
域で構成された読み出しのみ可能な固定記憶手段と、該
固定記憶手段の複数の領域にそれぞれ対応し、書き込み
及び読み出し可能な複数の不揮発性記憶手段と、少なく
とも該複数の不揮発性記憶手段にそれぞれ対応する複数
の領域で構成され、書き込み及び読み出し可能な揮発性
記憶手段とを備え、少なくとも外部機器の動作設定に関
わる初期データを基にユーザの指示に従い変更され作成
されたデータであって電源断でも保存されるべきデータ
であるバックアップ対象データを保存するバックアップ
記憶装置に適用されるバックアップデータ修復方法をプ
ログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し
可能な記憶媒体において、前記バックアップデータ修復
方法が、前記固定記憶手段の各領域に予め、第1の判別
符号をそれぞれ格納するとともに、前記初期データの各
部分をそれぞれ格納する第1の格納ステップと、前記複
数の不揮発性記憶手段の各々に、前記固定記憶手段の対
応する領域に格納されている第1の判別符号と同一の第
2の判別符号をそれぞれ格納するとともに、前記初期デ
ータの対応する部分を基に変更され作成されたバックア
ップ対象データをそれぞれ格納する第2の格納ステップ
と、前記バックアップ記憶装置の起動時に、前記複数の
不揮発性記憶手段にそれぞれ格納されている各第2の判
別符号を読み出し、前記固定記憶手段の対応する領域に
格納されている第1の判別符号とそれぞれ比較する比較
ステップと、前記比較ステップによる各不揮発性記憶手
段毎の比較の結果、前記第2の判別符号が前記第1の判
別符号と同一であった場合、前記比較が行われた不揮発
性記憶手段に格納されていたバックアップ対象データを
前記揮発性記憶手段の対応の領域に展開する第1の展開
ステップと、前記比較ステップによる各不揮発性記憶手
段毎の比較の結果、前記第2の判別符号が前記第1の判
別符号と異なっていた場合、前記比較が行われた不揮発
性記憶手段に対応する前記固定記憶手段の領域に格納さ
れている初期データを、前記揮発性記憶手段の対応の領
域に展開する第2の展開ステップとを有することを特徴
とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0030】(第1の実施の形態)図1は、本発明に係
るバックアップ記憶装置を搭載した画像形成装置の内部
構成を示す図である。
【0031】この画像形成装置は、本体画像出力部10
と、本体画像入力部11と、自動原稿送り装置12と、
ソータ13とを備えている。本体画像入力部11は、原
稿から原稿画像を読み取って画像データを作成する。本
体画像出力部10は、本体画像入力部11で作成された
画像データを基に原稿画像を記録用紙に形成して出力す
る。自動原稿送り装置12は、本体画像入力部11の上
部に装着され、原稿を自動送りして本体画像入力部11
に原稿を供給する。ソータ13は、本体画像出力部10
から排出された画像が形成された用紙を複数のビンに仕
分けする。
【0032】この画像形成装置はディジタル複写機であ
り、本体画像入力部11のCCD(撮像素子)26によ
り原稿画像が画像データに変換され、必要な画像処理が
行われた後、画像メモリに蓄えられる。その画像データ
が本体画像出力部10に転送され、本体画像出力部10
において画像が再生され記録用紙に転写される。
【0033】本体画像入力部11は、上面の原稿台に積
載された原稿を照射しながら副走査方向に移動する光源
21を備える。光源21は光学系モータ(図示せず)か
ら駆動され、図1の左右方向(副走査方向)に往復移動
する。光源21から発生した光は原稿により反射され、
その反射光がミラー22、23、24及びレンズ25を
介してCCD26に伝送される。ミラー22は光源21
と一体的に速度vで移動され、ミラー23、24は、ミ
ラー22と同じ移動方向に速度v/2で移動される。C
CD26は主走査方向(図1の紙面に垂直な方向)に複
数の素子が並んだ構成となっており、該複数の素子に照
射された光を各素子が電気信号に変換する。それらの電
気信号を主走査方向に走査し、一次元のディジタル信号
(画像データ)が得られる。この主走査方向の走査に加
え、光源21、ミラー22〜24等が副走査方向に移動
することによって、二次元のディジタル信号(画像デー
タ)が得られる。
【0034】これらの本体画像入力部11における各調
整値はバックアップ記憶装置(図示せず)によりバック
アップ対象データとして記憶されるべきものである。
【0035】読み込まれた原稿の画像データには、種々
の補正処理とユーザの希望する画像処理が加えられ、画
像メモリ(図示せず)に蓄積される。
【0036】これらの画像処理装置(図示せず)におけ
る各調整値もバックアップ記憶装置によりバックアップ
対象データとして記憶されるべきものである。
【0037】本体画像出力部10は画像メモリに蓄積さ
れた画像データを読み出し、ディジタル信号からアナロ
グ信号に再変換し、さらに露光制御部(図示せず)によ
り該アナログ信号が適正な出力値に増幅され、光学照射
部27により光信号に変換される。その光信号はスキャ
ナー28、レンズ29及びミラー30を伝播して、感光
ドラム31上に照射され、静電による潜像が形成され
る。この潜像はトナーにより画像を形成し、本体内を搬
送されてくる記録用紙上に転写される。さらに定着ロー
ラ32により記録用紙上に定着されて、画像データが記
録され、ソータ13に送られる。
【0038】これらの本体画像出力部10における各調
整値はバックアップ記憶装置(図示せず)によりバック
アップ対象データとして記憶されるべきものである。
【0039】ソータ13は本体画像出力部10の左側に
設置されている装置であり、本体画像出力部10から出
力された記録紙を排紙トレイ33に仕分けして排紙する
処理を行う。排紙トレイ33は本体制御部(図示せず)
により制御され、画像が記録された記録用紙が該制御部
の指示する排紙トレイに排出される。
【0040】給紙トレイ34、35は本体下部にあり、
記録用紙をある程度蓄積しておくことが可能である。本
体制御部により、給紙トレイ34、35から記録用紙が
搬送され画像出力が行われる。給紙デッキ36は本体画
像出力部10の右側に設置されている装置で、記録用紙
を大量に蓄積しておくことが可能である。給紙トレイ3
4、35と同様に本体制御部により制御され、記録用紙
を給送する。
【0041】給紙トレイ34、35には操作者により紙
がセットされるが、その際、紙のサイズや向きの設定が
行われる。この設定データはバックアップ記憶装置によ
りバックアップ対象データとして記憶されるべきもので
ある。
【0042】本体画像出力部10の右側に手差しトレイ
37が設置されている。手差しトレイ37は、操作者が
少数の任意種類のコピー用紙を給紙するときに使用され
る。またこの手差しトレイ37は、OHPシートや厚
紙、はがきサイズ紙など特殊な記録用紙を給紙する場合
にも使用される。
【0043】給紙ローラ38、39、40、41、42
は紙搬送ローラであり、各ローラは画像出力処理におけ
る給紙を行う際、記録用紙を実際に搬送する役割を担っ
ている。
【0044】なお、バックアップ記憶装置にとって、上
述の各調整値、設定データの他、コピー枚数のカウント
値やプリント枚数のカウント値が格納対象とされる。バ
ックアップ記憶装置は画像形成装置内に設けられる。
【0045】図2は、画像形成装置内の画像形成装置制
御部43とバックアップ記憶装置44との間で行われる
要求命令やデータの送受信を示す図である。
【0046】画像形成装置制御部43によりバックアッ
プ記憶装置44へのデータの書き込み、バックアップ記
憶装置44からの読み出しが行われる場合、バックアッ
プ記憶装置44内の制御装置(図3)は、高速に読み書
き可能である揮発性メモリに対して書き込み、読み出し
処理を行う。
【0047】一方、揮発性メモリから不揮発性メモリヘ
のバックアップ処理は、画像形成装置制御部43からバ
ックアップ記憶装置44へバックアップ処理要求が送ら
れ、これによって、バックアップ記憶装置44内の制御
装置によって実行される。
【0048】図3は、バックアップ記憶装置44の構成
を示すブロック図である。
【0049】51は制御装置である。52は読み出しの
み可能である固定記憶メモリ(ROM)、53は読み書
き可能な揮発性メモリ(DRAM)、54,55は複数
の不揮発性メモリ(EEPROM)、56はエラー表示
装置である。
【0050】複数の不揮発性メモリ54,55は、図3
では2つだけ(EEPROM−0,EEPROM−1)
示すが、実際には多数存在する。なお、各不揮発性メモ
リはバックアップ記憶装置44に対して自由に着脱でき
るようにしてもよい。固定記憶メモリ52は工場出荷時
に初期データを格納されるものであり、複数の領域0、
領域1・・から構成される。領域0、領域1・・には判
別符号領域52a,52b・・がそれぞれ設けられる。
判別符号領域52a,52b・・には、互いに異なる値
を持った各判別符号(詳しくは後述)がそれぞれ格納さ
れている。揮発性メモリ53は複数の領域0、領域1・
・から構成される。複数の不揮発性メモリ54,55・
・には判別符号領域54a,55a・・がそれぞれ設け
られる。
【0051】固定記憶メモリ52はマスクROMから構
成される。マスクROMでは、格納しておきたいデータ
をあらかじめマスクとして用意し、ウェハ上にステッパ
で焼き付けて製造される。マスクROMに書き込まれて
いるデータは消去されず、また新たなデータの書き込み
を行うことも不可能である。マスクROMでは大容量化
が容易である。
【0052】本実施の形態においては、固定記憶メモリ
52はバックアップ記憶装置44の動作設定に関わる初
期状態のデータを格納している。
【0053】揮発性メモリ53にはDRAMが使用され
る。DRAMの記憶原理は、各ビットをコンデンサで構
成し、コンデンサに電荷を蓄積するか否かで情報を記憶
するものである。すなわちコンデンサに電荷が溜まって
いれば“1”、溜まっていなければ“0”(またはその
逆でも可)と情報を表現するデバイスである。なお、コ
ンデンサに蓄積されている電荷は時間が経つにつれて減
少してしまい、情報を保持できなくなってしまう。従っ
てDRAMにおいては一定周期でコンデンサに電荷を蓄
えなおす作業(リフレッシュ)を行う必要がある。逆に
いえばリフレッシュ作業以外ではDRAMに電力を供給
する必要が無く、低電力で大量の情報を保持可能なデバ
イスである。
【0054】またDRAMの特徴として、比較的高速な
読み出し動作、書き込み動作が可能である。そのためシ
ステムのCPUやASIC等でのデータの一時保管に広
く利用されている。
【0055】なお、揮発性メモリとしてはSRAMも広
く利用されている。SRAMはフリップフロップの様に
トランジスタを複数個組み合わせて1ビット分の情報を
格納するデバイスである。トランジスタのオンオフ状態
のみで情報を記憶するためDRAMよりもさらに高速の
読み出し動作、書き込み動作が可能である。しかしDR
AMに比べ記憶容量が小さく、また消費電力が大きいと
いうデメリットがある。
【0056】本実施の形態においては、揮発性メモリ5
3としてDRAMを採用し、バックアップ記憶装置44
に外部から電力が供給されているときに動作して、外部
から送られるデータの読み出し要求、書き込み要求に応
える。また、揮発性メモリ53には画像形成装置の動作
設定に関わる初期データが最初に格納され、この初期デ
ータがユーザによって、画像形成装置が使い易くなるよ
うに変更される。こうして作成されたデータは、電源断
でも保存されるべきデータ、即ちバックアップ対象デー
タとして不揮発性メモリ54,55・・に保存される。
【0057】不揮発性メモリ54,55・・にはEEP
ROMが用いられる。EEPROMの記憶原理は、各ビ
ットをフローティングゲート型電界効果トランジスタで
構成し、該電界効果トランジスタは、どこにも接続され
ていないフローティングゲートに蓄えられた電荷により
1ビットの情報を記憶する。フローティングゲート型電
界効果トランジスタに加える電圧によりフローティング
ゲートに電荷を溜めたり、電荷を逃がしたりすることが
できる。すなわち電気的にメモリ内の情報を消去した
り、書き込んだりすることが可能な不揮発性メモリデバ
イスである。なお、EEPROMは、上述のDRAMや
SRAMと比ベデータの書き込み時間が遅いという欠点
を持つ。
【0058】本実施の形態においてはこのEEPROM
を複数個持つ構成となっている。また外部からバックア
ップ記憶装置44への電源供給が遮断された場合にバッ
クアップ対象データをこの不揮発性メモリ54,55・
・に格納する構成となっている。
【0059】制御装置51は上記の固定記憶メモリ5
2、揮発性メモリ53、不揮発性メモリ54,55・・
のそれぞれを制御し、外部からのデータ転送要求に応じ
たり、外部からの指示によってデータのバックアップや
リカバリを行う装置である。
【0060】複数の不揮発性メモリ54,55・・には
揮発性メモリ53の複数の領域0、領域1・・からバッ
クアップ対象データがそれぞれ転送され格納されるが、
こうしたバックアップ対象データは、固定記憶メモリ5
2に格納されている初期データがユーザの要望に応じて
変更されて揮発性メモリ53に蓄えられたものであり、
したがって、複数の不揮発性メモリ54,55・・に格
納された各バックアップ対象データは、固定記憶メモリ
52の複数の領域0、領域1・・に格納されている各初
期データとそれぞれ対応する関係にある。
【0061】そうした対応関係に従い、複数の不揮発性
メモリ54,55・・の各判別符号領域54a,55a
・・に、固定記憶メモリ52の対応する各領域0、領域
1・・の各判別符号領域52a,52b・・に格納され
ている判別符号を読み出して格納する。例えば、不揮発
性メモリ54に格納されたバックアップ対象データが固
定記憶メモリ52の領域0に格納されている初期データ
と対応関係にある場合、固定記憶メモリ52の判別符号
領域52aに格納されている判別符号を読み出して不揮
発性メモリ54の判別符号領域54aに格納する。
【0062】判別符号は8バイトや16バイトなど任意
の適当なデータ長を持ち、固定記憶メモリ52の判別符
号領域52a,52b・・毎に異なる値を割り当てられ
ている。判別符号は、不揮発性メモリ54,55・・に
格納されているデータが破壊されているか否かを判定す
るために用いられる。詳しくは、図4を参照して後述す
る。
【0063】不揮発性メモリ54,55・・に格納され
ているデータが破壊されたと判断した場合、エラー表示
装置56にエラー情報を表示し、不揮発性メモリ54,
55・・に格納されているデータが破壊されたことをユ
ーザに伝える。
【0064】図4は、制御装置51で実行される不揮発
性メモリ54,55・・のデータ破壊判定及び修復処理
の手順を示すフローチャートである。本処理は、バック
アップ記憶装置44に外部から電源が供給されたとき、
制御装置51により開始される。なお、この処理が実行
されているときバックアップ記憶装置44に対して画像
形成装置制御部43からデータ書き込みおよび読み出し
の処理要求があっても、バックアップ記憶装置44はこ
の要求には応じないようにする。
【0065】まずステップS11において、フラグEr
rFlag[i]の全て[i=0〜(NUM−1)]に
“0”に設定する。
【0066】すなわち、フラグErrFlag[i]は
不揮発性メモリ54,55・・の各々に対応し、対応す
る不揮発性メモリに格納されているデータが破壊されて
いる場合は“1”が設定され、破壊されていない場合は
“0”が設定される。iは不揮発性メモリを特定するた
めの変数であり、NUMは不揮発性メモリ54,55・
・の全数を示す定数である。
【0067】ステップS11によるフラグの初期化処理
後、ステップS12において、変数iに不揮発性メモリ
54(EEPROM−0)を指し示す値である“0”を
入れる。
【0068】ステップS13においては、変数iの指し
示す不揮発性メモリに格納されている判別符号が破壊さ
れている否かの判断を行う。
【0069】具体的には、変数iの指し示す不揮発性メ
モリの判別符号領域に格納されている判別符号を読み出
す。つぎに、該不揮発性メモリに対応する固定記憶メモ
リの領域に格納されている判別符号を読み出す。そし
て、両判別符号のデータマッチング比較を行う。例え
ば、変数iが0ならば、不揮発性メモリ54(EEPR
OM−0)の判別符号領域54aに格納されている判別
符号を読み出す。つぎに、不揮発性メモリ54に対応す
る固定記憶メモリ52の領域52aに格納されている判
別符号を読み出す。そして、両判別符号のデータマッチ
ング比較を行う。
【0070】ステップS14において、ステップS13
で行われた判別符号比較の結果、両判別符号が1ビット
でも異なっていれば、変数iに相当する不揮発性メモリ
に格納されているデータも破壊されていると推測してス
テップS15へ進み、一方、両判別符号が全ビットに亘
って一致していれば、変数iに相当する不揮発性メモリ
に格納されているデータも破壊されていないと推測して
ステップS17へ進む。
【0071】ステップS15は、ステップS14で変数
iに相当する不揮発性メモリに格納されているデータが
破壊されていると推測された場合に行わる処理であり、
変数iの指し示す不揮発性メモリに格納されているデー
タと対応している固定記憶メモリ52の初期データを、
変数iの指し示す不揮発性メモリヘ転送して該不揮発性
メモリに書き込む。
【0072】ステップS16においては、変数iに対応
するフラグErrFlag[i]に“1”を設定して、
変数iに対応する不揮発性メモリにエラーが発生したこ
とを記録する。
【0073】ステップS17において、変数iの値をイ
ンクリメントする。
【0074】ステップS18においては、変数iの値と
不揮発性メモリの全数NUMとを比較し、変数iの値が
NUMと等しければ、複数の不揮発性メモリ54,55
・・の全てに対してデータ破壊のチェック処理を完了し
たと判断してステップS19へ進む。変数iの値がNU
Mと等しくなければ、残りの不揮発性に対してデータ破
壊のチェック処理行うべく、ステップS13へ戻る。
【0075】ステップS19において、エラー処理(図
5を参照して後述)を行うルーチンを呼び出して実行す
る。エラー処理ルーチン終了後、本処理を終了する。
【0076】なお、図4に示す処理が終了した後、複数
の不揮発性メモリ54,55・・に格納されている各バ
ックアップ対象データが揮発性メモリ53の対応する領
域に展開される。そして、揮発性メモリ53に展開され
たバックアップ対象データを基に、画像形成装置が動作
を開始する。
【0077】図5は、図4のステップS19で呼び出さ
れるエラー処理ルーチンである。
【0078】ステップ31において、変数iに、不揮発
性メモリ54(EEPROM−0)を指し示す値である
“0”を入れる。
【0079】ステップ32において、フラグErrFl
ag[i]に設定されている値に基づき、該値が“0”
であれば、変数iに該当する不揮発性メモリに格納され
たデータが正常であると推測されるので、エラー表示処
理を行わず、ステップS34へ進む。またフラグErr
F1ag[i]に設定されている値が“1”であれば、
変数iに該当する不揮発性メモリに格納されているデー
タが破壊されていると推測され、エラー表示を行うステ
ップS33へ進む。
【0080】ステップS33においては、変数iに該当
する不揮発性メモリに格納されているデータが破壊され
ている旨をエラー表示装置56に表示して、ユーザに知
らせる。
【0081】ステップS34において、変数iの値をイ
ンクリメントする。
【0082】ステップS35において、変数iの値と不
揮発性メモリの全数NUMとを比較し、変数iの値がN
UMと等しければ、複数の不揮発性メモリ54,55・
・の全てに対してエラー処理を完了したと判断して本ル
ーチンを終了する。変数iの値がNUMと等しくなけれ
ば、残りの不揮発性に対してエラー処理を行うべく、ス
テップS32へ戻る。
【0083】以上のように、第1の実施の形態において
は、バックアップ記憶装置44に外部電源投入時に、複
数の不揮発性メモリ54,55・・に格納されている各
判別符号が破壊されていないか否かを判定し、いずれか
が破壊されていれば、その判別符号が格納されている不
揮発性メモリのデータが破壊されていると推測する。そ
して、破壊されたと推測された不揮発性メモリに、固定
記憶装置に格納されている初期データを転送して該不揮
発性メモリのデータを初期化する。したがって、複数の
不揮発性メモリ54,55・・のうち、データが破壊さ
れていない不揮発性メモリに格納されたデータを初期化
による消去から保護することができる。
【0084】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を説明する。
【0085】第2の実施形態の構成は、基本的に第1の
実施形態の構成と同じであるので、第2の実施形態の説
明においては、第1の実施形態の構成を流用する。
【0086】第2の実施形態では、バックアップ記憶装
置44の制御装置51で行われる不揮発性メモリ54,
55・・のデータ破壊判定及び修復処理の内容だけが、
第1の実施形態と異なっている。
【0087】図6は、第2の実施形態におけるバックア
ップ記憶装置44の制御装置51で行われる不揮発性メ
モリ54,55・・のデータ破壊判定及び修復処理の手
順を示すフローチャートである。本処理も、バックアッ
プ記憶装置44に外部から電源が供給されたとき、制御
装置51により開始される。なお、この処理が実行され
ているときバックアップ記憶装置44に対して画像形成
装置制御部43からデータ書き込みおよび読み出しの処
理要求があっても、バックアップ記憶装置44はこの要
求には応じない。
【0088】ステップS41〜S43は、図4に示す第
1の実施形態のステップS11〜S13と同じであるの
で、説明を省略する。
【0089】ステップS44において、ステップS43
で行われた判別符号比較の結果、両判別符号が1ビット
でも異なっていれば、変数iに相当する不揮発性メモリ
に格納されているデータも破壊されていると推測してス
テップS46へ進み、一方、両判別符号が全ビットに亘
って一致していれば、変数iに相当する不揮発性メモリ
に格納されているデータも破壊されていないと推測して
ステップS45へ進む。
【0090】ステップS45は、ステップS44で変数
iに相当する不揮発性メモリに格納されているデータが
破壊されていないと推測した場合に行われる処理であ
り、変数iの指し示す不揮発性メモリに格納されている
データを、揮発性メモリ53の対応する領域に展開す
る。データの展開が終了した後ステップS48へ処理を
進める。
【0091】ステップS46は、ステップS44で変数
iに相当する不揮発性メモリに格納されているデータが
破壊されていると推測した場合に行われる処理であり、
固定記憶メモリ52の複数の領域0,1・・のうち、変
数iの指し示す不揮発性メモリに格納されているデータ
に対応している領域に格納されている初期データを、揮
発性メモリ53の複数の領域0,1・・のうち、変数i
の指し示す不揮発性メモリに対応する領域に展開する。
例えば、不揮発性メモリ55(EEPROM−1)に格
納されているデータが破壊されていると推測された場
合、固定記憶メモリ52の領域1に格納されている初期
データを、揮発性メモリ53の領域1に展開する。
【0092】ステップS47においては、変数iに対応
するフラグErrFlag[i]に“1”を設定して、
変数iに対応する不揮発性メモリにエラーが発生したこ
とを記録する。
【0093】ステップS48〜S50は、図4に示す第
1の実施形態のステップS17〜S19と同じであるの
で、説明を省略する。
【0094】以上のように、第2の実施の形態において
は、バックアップ記憶装置44に外部電源投入時に、複
数の不揮発性メモリ54,55・・に格納されている各
判別符号が破壊されていないか否かを判定し、いずれか
が破壊されていれば、その判別符号が格納されている不
揮発性メモリのデータが破壊されていると推測する。そ
して、該推測された不揮発性メモリのデータが本来なら
ば展開されるべき揮発性メモリ53の領域に、固定記憶
装置52の対応領域に格納されている初期データを書き
込む。一方、前記推測された不揮発性メモリ以外の正常
な不揮発性メモリのデータは揮発性メモリ53の対応領
域に書き込まれる。したがって、複数の不揮発性メモリ
54,55・・のうち、データが破壊されていない不揮
発性メモリに格納されたデータを初期化による消去から
保護することができる。
【0095】なお、本発明を、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリ
ンタ等)から構成されるシステムに適用しても、あるい
は1つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシ
ミリ装置等)に適用してもよい。
【0096】また、前述した各実施の形態の機能を実現
するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒
体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあ
るいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が
記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実
行することによっても、本発明が達成されることは言う
までもない。
【0097】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の各実施の形態の機能を実現
することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶
媒体が本発明を構成することになる。
【0098】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0099】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した各実施の形態
の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコード
の指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSな
どが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によ
って前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、
本発明に含まれることは言うまでもない。
【0100】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実
現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0101】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1、請求項1
5または請求項21記載の発明によれば、バックアップ
記憶装置に外部電源投入時に、複数の不揮発性メモリに
格納されている各判別符号が破壊されていないか否かを
判定し、いずれかが破壊されていれば、その判別符号が
格納されている不揮発性メモリのデータが破壊されてい
ると推測する。そして、破壊されたと推測された不揮発
性メモリに、固定記憶装置に格納されている初期データ
を転送して該不揮発性メモリのデータを初期化する。し
たがって、複数の不揮発性メモリのうち、データが破壊
されていない不揮発性メモリに格納されたデータを初期
化による消去から保護することができる。
【0102】また、請求項8、請求項18または請求項
24記載の発明によれば、バックアップ記憶装置に外部
電源投入時に、複数の不揮発性メモリに格納されている
各判別符号が破壊されていないか否かを判定し、いずれ
かが破壊されていれば、その判別符号が格納されている
不揮発性メモリのデータが破壊されていると推測する。
そして、該推測された不揮発性メモリのデータが本来な
らば展開されるべき揮発性メモリの領域に、固定記憶装
置の対応領域に格納されている初期データを書き込む。
一方、前記推測された不揮発性メモリ以外の正常な不揮
発性メモリのデータは揮発性メモリの対応領域に書き込
まれる。したがって、複数の不揮発性メモリのうち、デ
ータが破壊されていない不揮発性メモリに格納されたデ
ータを初期化による消去から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバックアップ記憶装置を搭載した
画像形成装置の内部構成を示す図である。
【図2】画像形成装置内の画像形成装置制御部とバック
アップ記憶装置との間で行われる要求命令やデータの送
受信を示す図である。
【図3】バックアップ記憶装置の構成を示すブロック図
である。
【図4】制御装置で実行される不揮発性メモリのデータ
破壊判定及び修復処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】図4のステップS19で呼び出されるエラー処
理ルーチンである。
【図6】第2の実施形態におけるバックアップ記憶装置
の制御装置で行われる不揮発性メモリのデータ破壊判定
及び修復処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
43 画像形成装置制御部 44 バックアップ記憶装置 51 制御装置(比較手段、書換修復手段、禁止手段、
第1の展開手段、第2の展開手段) 52 固定記憶メモリ(ROM、固定記憶手段) 52a 判別符号領域 52b 判別符号領域 53 揮発性メモリ(DRAM、揮発性記憶手段) 54 不揮発性メモリ(EEPROM−0、不揮発性記
憶手段) 54a 判別符号領域 55 不揮発性メモリ(EEPROM−1、不揮発性記
憶手段) 55a 判別符号領域 56 エラー表示装置(通知手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 直人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山内 学 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉川 智康 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 伊勢村 圭三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐々木 一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 仁村 光夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B018 GA06 KA01 KA02 KA03 KA23 LA02 NA02 QA05 QA11 RA11 5C062 AA05 AB40 AB43 AB44 AC21 AC22 AC55 AD05 BA00

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも外部機器の動作設定に関わる
    初期データを基にユーザの指示に従い変更され作成され
    たデータであって電源断でも保存されるべきデータであ
    るバックアップ対象データを保存するバックアップ記憶
    装置において、 複数の領域で構成され、各領域に、第1の判別符号がそ
    れぞれ格納されるとともに、前記初期データの各部分が
    それぞれ格納される読み出しのみ可能な固定記憶手段
    と、 書き込み及び読み出し可能な揮発性記憶手段と、 前記固定記憶手段の複数の領域にそれぞれ対応し、書き
    込み及び読み出し可能な複数の不揮発性記憶手段であっ
    て、各不揮発性記憶手段に、前記固定記憶手段の対応す
    る領域に格納されている第1の判別符号と同一の第2の
    判別符号がそれぞれ格納されるとともに、前記初期デー
    タの対応する部分を基に変更され作成されたバックアッ
    プ対象データがそれぞれ格納される複数の不揮発性記憶
    手段と、 前記バックアップ記憶装置の起動時に、前記複数の不揮
    発性記憶手段にそれぞれ格納されている各第2の判別符
    号を読み出し、前記固定記憶手段の対応する領域に格納
    されている第1の判別符号とそれぞれ比較する比較手段
    と、 前記比較手段による各不揮発性記憶手段毎の比較の結
    果、前記第2の判別符号が前記第1の判別符号と異なっ
    ていた場合、前記比較が行われた不揮発性記憶手段に、
    前記固定記憶手段の対応する領域に格納されている初期
    データを転送して、該不揮発性記憶手段に格納されてい
    たバックアップ対象データを該初期データに書き換える
    書換修復手段とを有することを特徴とするバックアップ
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記固定記憶手段はマスクROMである
    ことを特徴とする請求項1記載のバックアップ記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 前記揮発性記憶手段はDRAMであるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバック
    アップ記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記不揮発性記憶手段はEEPROMで
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載のバックアップ記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記比較手段による各不揮発性記憶手段
    毎の比較の結果、前記第2の判別符号が前記第1の判別
    符号と異なっていた場合、前記比較が行われた不揮発性
    記憶手段に格納されているバックアップ対象データが破
    壊されていると推測される旨をユーザに通知する通知手
    段を更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれかに記載のバックアップ記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記バックアップ記憶装置の起動時にお
    ける前記比較手段及び前記書換修復手段が動作している
    間、前記外部機器から前記揮発性記憶手段へのデータ書
    き込み及び読み出しを禁止する禁止手段を更に有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のバックアップ記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の不揮発性記憶手段は前記バッ
    クアップ記憶装置に対して着脱可能であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のバックア
    ップ記憶装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも外部機器の動作設定に関わる
    初期データを基にユーザの指示に従い変更され作成され
    たデータであって電源断でも保存されるべきデータであ
    るバックアップ対象データを保存するバックアップ記憶
    装置において、 複数の領域で構成され、各領域に、第1の判別符号がそ
    れぞれ格納されるとともに、前記初期データの各部分が
    それぞれ格納される読み出しのみ可能な固定記憶手段
    と、 前記固定記憶手段の複数の領域にそれぞれ対応し、書き
    込み及び読み出し可能な複数の不揮発性記憶手段であっ
    て、各不揮発性記憶手段に、前記固定記憶手段の対応す
    る領域に格納されている第1の判別符号と同一の第2の
    判別符号がそれぞれ格納されるとともに、前記初期デー
    タの対応する部分を基に変更され作成されたバックアッ
    プ対象データがそれぞれ格納される複数の不揮発性記憶
    手段と、 少なくとも前記複数の不揮発性記憶手段にそれぞれ対応
    する複数の領域で構成され、書き込み及び読み出し可能
    な揮発性記憶手段と、 前記バックアップ記憶装置の起動時に、前記複数の不揮
    発性記憶手段にそれぞれ格納されている各第2の判別符
    号を読み出し、前記固定記憶手段の対応する領域に格納
    されている第1の判別符号とそれぞれ比較する比較手段
    と、 前記比較手段による各不揮発性記憶手段毎の比較の結
    果、前記第2の判別符号が前記第1の判別符号と同一で
    あった場合、前記比較が行われた不揮発性記憶手段に格
    納されていたバックアップ対象データを前記揮発性記憶
    手段の対応の領域に展開する第1の展開手段と、 前記比較手段による各不揮発性記憶手段毎の比較の結
    果、前記第2の判別符号が前記第1の判別符号と異なっ
    ていた場合、前記比較が行われた不揮発性記憶手段に対
    応する前記固定記憶手段の領域に格納されている初期デ
    ータを、前記揮発性記憶手段の対応の領域に展開する第
    2の展開手段とを有することを特徴とするバックアップ
    記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記固定記憶手段はマスクROMである
    ことを特徴とする請求項8記載のバックアップ記憶装
    置。
  10. 【請求項10】 前記揮発性記憶手段はDRAMである
    ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載のバッ
    クアップ記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記不揮発性記憶手段はEEPROM
    であることを特徴とする請求項8乃至請求項10のいず
    れかに記載のバックアップ記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記比較手段による各不揮発性記憶手
    段毎の比較の結果、前記第2の判別符号が前記第1の判
    別符号と異なっていた場合、前記比較が行われた不揮発
    性記憶手段に格納されているバックアップ対象データが
    破壊されていると推測される旨をユーザに通知する通知
    手段を更に有することを特徴とする請求項8乃至請求項
    11のいずれかに記載のバックアップ記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記バックアップ記憶装置の起動時に
    おける前記比較手段並びに前記第1及び第2の展開手段
    が動作している間、前記外部機器から前記揮発性記憶手
    段へのデータ書き込み及び読み出しを禁止する禁止手段
    を更に有することを特徴とする請求項8乃至請求項12
    のいずれかに記載のバックアップ記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記複数の不揮発性記憶手段は前記バ
    ックアップ記憶装置に対して着脱可能であることを特徴
    とする請求項8乃至請求項13のいずれかに記載のバッ
    クアップ記憶装置。
  15. 【請求項15】 複数の領域で構成された読み出しのみ
    可能な固定記憶手段と、書き込み及び読み出し可能な揮
    発性記憶手段と、前記固定記憶手段の複数の領域にそれ
    ぞれ対応し、書き込み及び読み出し可能な複数の不揮発
    性記憶手段とを備え、少なくとも外部機器の動作設定に
    関わる初期データを基にユーザの指示に従い変更され作
    成されたデータであって電源断でも保存されるべきデー
    タであるバックアップ対象データを保存するバックアッ
    プ記憶装置に適用されるバックアップデータ修復方法に
    おいて、 前記固定記憶手段の各領域に予め、第1の判別符号をそ
    れぞれ格納するとともに、前記初期データの各部分をそ
    れぞれ格納する第1の格納ステップと、 前記複数の不揮発性記憶手段の各々に、前記固定記憶手
    段の対応する領域に格納されている第1の判別符号と同
    一の第2の判別符号をそれぞれ格納するともに、前記初
    期データの対応する部分を基に変更され作成されたバッ
    クアップ対象データをそれぞれ格納する第2の格納ステ
    ップと、 前記バックアップ記憶装置の起動時に、前記複数の不揮
    発性記憶手段にそれぞれ格納されている各第2の判別符
    号を読み出し、前記固定記憶手段の対応する領域に格納
    されている第1の判別符号とそれぞれ比較する比較ステ
    ップと、 前記比較ステップによる各不揮発性記憶手段毎の比較の
    結果、前記第2の判別符号が前記第1の判別符号と異な
    っていた場合、前記比較が行われた不揮発性記憶手段
    に、前記固定記憶手段の対応する領域に格納されている
    初期データを転送して、該不揮発性記憶手段に格納され
    ていたバックアップ対象データを該初期データに書き換
    える書換修復ステップとを有することを特徴とするバッ
    クアップデータ修復方法。
  16. 【請求項16】 前記比較ステップによる各不揮発性記
    憶手段毎の比較の結果、前記第2の判別符号が前記第1
    の判別符号と異なっていた場合、前記比較が行われた不
    揮発性記憶手段に格納されているバックアップ対象デー
    タが破壊されていると推測される旨をユーザに通知する
    通知ステップを更に有することを特徴とする請求項15
    記載のバックアップデータ修復方法。
  17. 【請求項17】 前記バックアップ記憶装置の起動時に
    おいて前記比較ステップ及び前記書換修復ステップが実
    行されている間、前記外部機器から前記揮発性記憶手段
    へのデータ書き込み及び読み出しを禁止する禁止ステッ
    プを更に有することを特徴とする請求項15または請求
    項16に記載のバックアップデータ修復方法。
  18. 【請求項18】 複数の領域で構成された読み出しのみ
    可能な固定記憶手段と、該固定記憶手段の複数の領域に
    それぞれ対応し、書き込み及び読み出し可能な複数の不
    揮発性記憶手段と、少なくとも該複数の不揮発性記憶手
    段にそれぞれ対応する複数の領域で構成され、書き込み
    及び読み出し可能な揮発性記憶手段とを備え、少なくと
    も外部機器の動作設定に関わる初期データを基にユーザ
    の指示に従い変更され作成されたデータであって電源断
    でも保存されるべきデータであるバックアップ対象デー
    タを保存するバックアップ記憶装置に適用されるバック
    アップデータ修復方法において、 前記固定記憶手段の各領域に予め、第1の判別符号をそ
    れぞれ格納するとともに、前記初期データの各部分をそ
    れぞれ格納する第1の格納ステップと、 前記複数の不揮発性記憶手段の各々に、前記固定記憶手
    段の対応する領域に格納されている第1の判別符号と同
    一の第2の判別符号をそれぞれ格納するとともに、前記
    初期データの対応する部分を基に変更され作成されたバ
    ックアップ対象データをそれぞれ格納する第2の格納ス
    テップと、 前記バックアップ記憶装置の起動時に、前記複数の不揮
    発性記憶手段にそれぞれ格納されている各第2の判別符
    号を読み出し、前記固定記憶手段の対応する領域に格納
    されている第1の判別符号とそれぞれ比較する比較ステ
    ップと、 前記比較ステップによる各不揮発性記憶手段毎の比較の
    結果、前記第2の判別符号が前記第1の判別符号と同一
    であった場合、前記比較が行われた不揮発性記憶手段に
    格納されていたバックアップ対象データを前記揮発性記
    憶手段の対応の領域に展開する第1の展開ステップと、 前記比較ステップによる各不揮発性記憶手段毎の比較の
    結果、前記第2の判別符号が前記第1の判別符号と異な
    っていた場合、前記比較が行われた不揮発性記憶手段に
    対応する前記固定記憶手段の領域に格納されている初期
    データを、前記揮発性記憶手段の対応の領域に展開する
    第2の展開ステップとを有することを特徴とするバック
    アップデータ修復方法。
  19. 【請求項19】 前記比較ステップによる各不揮発性記
    憶手段毎の比較の結果、前記第2の判別符号が前記第1
    の判別符号と異なっていた場合、前記比較が行われた不
    揮発性記憶手段に格納されているバックアップ対象デー
    タが破壊されていると推測される旨をユーザに通知する
    通知ステップを更に有することを特徴とする請求項18
    記載のバックアップデータ修復方法。
  20. 【請求項20】 前記バックアップ記憶装置の起動時に
    おいて前記比較ステップ並びに前記第1及び第2の展開
    ステップが実行されている間、前記外部機器から前記揮
    発性記憶手段へのデータ書き込み及び読み出しを禁止す
    る禁止ステップを更に有することを特徴とする請求項1
    8または請求項19に記載のバックアップデータ修復方
    法。
  21. 【請求項21】 複数の領域で構成された読み出しのみ
    可能な固定記憶手段と、書き込み及び読み出し可能な揮
    発性記憶手段と、前記固定記憶手段の複数の領域にそれ
    ぞれ対応し、書き込み及び読み出し可能な複数の不揮発
    性記憶手段とを備え、少なくとも外部機器の動作設定に
    関わる初期データを基にユーザの指示に従い変更され作
    成されたデータであって電源断でも保存されるべきデー
    タであるバックアップ対象データを保存するバックアッ
    プ記憶装置に適用されるバックアップデータ修復方法を
    プログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出
    し可能な記憶媒体において、 前記バックアップデータ修復方法が、 前記固定記憶手段の各領域に予め、第1の判別符号をそ
    れぞれ格納するとともに、前記初期データの各部分をそ
    れぞれ格納する第1の格納ステップと、 前記複数の不揮発性記憶手段の各々に、前記固定記憶手
    段の対応する領域に格納されている第1の判別符号と同
    一の第2の判別符号をそれぞれ格納するともに、前記初
    期データの対応する部分を基に変更され作成されたバッ
    クアップ対象データをそれぞれ格納する第2の格納ステ
    ップと、 前記バックアップ記憶装置の起動時に、前記複数の不揮
    発性記憶手段にそれぞれ格納されている各第2の判別符
    号を読み出し、前記固定記憶手段の対応する領域に格納
    されている第1の判別符号とそれぞれ比較する比較ステ
    ップと、 前記比較ステップによる各不揮発性記憶手段毎の比較の
    結果、前記第2の判別符号が前記第1の判別符号と異な
    っていた場合、前記比較が行われた不揮発性記憶手段
    に、前記固定記憶手段の対応する領域に格納されている
    初期データを転送して、該不揮発性記憶手段に格納され
    ていたバックアップ対象データを該初期データに書き換
    える書換修復ステップとを有することを特徴とする記憶
    媒体。
  22. 【請求項22】 前記バックアップデータ修復方法が、 前記比較ステップによる各不揮発性記憶手段毎の比較の
    結果、前記第2の判別符号が前記第1の判別符号と異な
    っていた場合、前記比較が行われた不揮発性記憶手段に
    格納されているバックアップ対象データが破壊されてい
    ると推測される旨をユーザに通知する通知ステップを更
    に有することを特徴とする請求項21記載の記憶媒体。
  23. 【請求項23】 前記バックアップデータ修復方法が、 前記バックアップ記憶装置の起動時において前記比較ス
    テップ及び前記書換修復ステップが実行されている間、
    前記外部機器から前記揮発性記憶手段へのデータ書き込
    み及び読み出しを禁止する禁止ステップを更に有するこ
    とを特徴とする請求項21または請求項22に記載の記
    憶媒体。
  24. 【請求項24】 複数の領域で構成された読み出しのみ
    可能な固定記憶手段と、該固定記憶手段の複数の領域に
    それぞれ対応し、書き込み及び読み出し可能な複数の不
    揮発性記憶手段と、少なくとも該複数の不揮発性記憶手
    段にそれぞれ対応する複数の領域で構成され、書き込み
    及び読み出し可能な揮発性記憶手段とを備え、少なくと
    も外部機器の動作設定に関わる初期データを基にユーザ
    の指示に従い変更され作成されたデータであって電源断
    でも保存されるべきデータであるバックアップ対象デー
    タを保存するバックアップ記憶装置に適用されるバック
    アップデータ修復方法をプログラムとして記憶した、コ
    ンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、 前記バックアップデータ修復方法が、 前記固定記憶手段の各領域に予め、第1の判別符号をそ
    れぞれ格納するとともに、前記初期データの各部分をそ
    れぞれ格納する第1の格納ステップと、 前記複数の不揮発性記憶手段の各々に、前記固定記憶手
    段の対応する領域に格納されている第1の判別符号と同
    一の第2の判別符号をそれぞれ格納するとともに、前記
    初期データの対応する部分を基に変更され作成されたバ
    ックアップ対象データをそれぞれ格納する第2の格納ス
    テップと、 前記バックアップ記憶装置の起動時に、前記複数の不揮
    発性記憶手段にそれぞれ格納されている各第2の判別符
    号を読み出し、前記固定記憶手段の対応する領域に格納
    されている第1の判別符号とそれぞれ比較する比較ステ
    ップと、 前記比較ステップによる各不揮発性記憶手段毎の比較の
    結果、前記第2の判別符号が前記第1の判別符号と同一
    であった場合、前記比較が行われた不揮発性記憶手段に
    格納されていたバックアップ対象データを前記揮発性記
    憶手段の対応の領域に展開する第1の展開ステップと、 前記比較ステップによる各不揮発性記憶手段毎の比較の
    結果、前記第2の判別符号が前記第1の判別符号と異な
    っていた場合、前記比較が行われた不揮発性記憶手段に
    対応する前記固定記憶手段の領域に格納されている初期
    データを、前記揮発性記憶手段の対応の領域に展開する
    第2の展開ステップとを有することを特徴とする記憶媒
    体。
  25. 【請求項25】 前記バックアップデータ修復方法が、 前記比較ステップによる各不揮発性記憶手段毎の比較の
    結果、前記第2の判別符号が前記第1の判別符号と異な
    っていた場合、前記比較が行われた不揮発性記憶手段に
    格納されているバックアップ対象データが破壊されてい
    ると推測される旨をユーザに通知する通知ステップを更
    に有することを特徴とする請求項24記載の記憶媒体。
  26. 【請求項26】 前記バックアップデータ修復方法が、 前記バックアップ記憶装置の起動時において前記比較ス
    テップ並びに前記第1及び第2の展開ステップが実行さ
    れている間、前記外部機器から前記揮発性記憶手段への
    データ書き込み及び読み出しを禁止する禁止ステップを
    更に有することを特徴とする請求項24または請求項2
    5に記載の記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162168A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Fuji Xerox Co Ltd ログデータ記録装置、ログデータ記録方法、及びログデータ記録プログラム
JP2011025562A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Canon Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び画像形成装置制御用プログラム

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