JP2001209588A - 記憶装置と記憶データの処理方法、及び画像形成装置 - Google Patents

記憶装置と記憶データの処理方法、及び画像形成装置

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JP2001209588A
JP2001209588A JP2000019955A JP2000019955A JP2001209588A JP 2001209588 A JP2001209588 A JP 2001209588A JP 2000019955 A JP2000019955 A JP 2000019955A JP 2000019955 A JP2000019955 A JP 2000019955A JP 2001209588 A JP2001209588 A JP 2001209588A
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Ichiro Sasaki
一郎 佐々木
Manabu Yamauchi
学 山内
智康 ▲吉▼川
Tomoyasu Yoshikawa
Naoto Watanabe
直人 渡辺
Keizo Isemura
圭三 伊勢村
Tomoshi Okawa
知志 大川
Mitsuo Nimura
光夫 仁村
Noriaki Matsui
規明 松井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックアップデータについて所望の復元処理
を行うことができ、且つデータが破壊されてもシステム
に損傷を与えるのを回避することができるようにした。 【解決手段】 SRAMへの書込を禁止し、EEPRO
M(以下、「PROM」)のアドレスADR及びリカバ
リ総和SUMを初期化し(S21〜S23)、次いで、
PROMのバックアップデータを読み出し、データ値を
総和SUMに加算し、SRAMに書き込み(S24〜S
26)、次いでアドレスをインクリメントして上述の処
理を繰返す(S27〜S28)。終端アドレスになると
リカバリ総和SUM2とバックアップ総和SUMとが等
しいか否かを判断し、同一の場合は正常にリカバリされ
たと判断してSRAMの書込みを許可し、異なる場合は
リカバリに失敗したと判断してエラー処理を行う(S2
9〜S32)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記憶装置と記憶デー
タの処理方法、及び画像形成装置に関し、より詳しく
は、所謂バックアップデータを記憶することのできる記
憶装置と、バックアップデータを揮発性メモリに復元す
る記憶データの処理方法、及び前記記憶装置を搭載した
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機に代表される画像形成装置等の各
種システムでは、読み書き可能な半導体記憶装置を搭載
し、該記憶装置を使用して蓄積された記憶データを読み
出したり、新規データの書込が行われている。
【0003】この種記憶装置の記憶素子としては、従来
より、ダイナミックRAM(Dynamic Random Access Me
mory;以下、「DRAM」という)やスタティックRA
M(Static Random Access Memory;以下、「SRA
M」という)等の揮発性メモリが使用されていた。
【0004】しかしながら、上記揮発性メモリは、デー
タの読み書きを高速で行うことができるという利点を有
する一方で、電源電圧の供給が遮断された場合はメモリ
に蓄積されたデータ内容を保存することができず、この
ため、外部からの電源供給が停止された場合であっても
メモリ内の記憶データを保持すべく、システム内にバッ
クアップ電源部を備えておく必要があり、その結果コス
ト高を招来するという欠点があった。
【0005】しかも、バックアップ電源部は、通常、電
池やコンデンサなどで構成されるため、揮発性メモリへ
の電源供給可能時間が電池容量やコンデンサ容量に依存
し、したがって記憶データの保持可能時間が有限である
という欠点もあった。
【0006】そこで、斯かる欠点を解消する手段とし
て、データの書換が可能な不揮発性メモリを使用するに
至った。
【0007】そして、上記不揮発性メモリとしては、半
導体製造過程でデータを書込むことができ、データの消
去が不可能なマスクROM(Masked Read Only Memor
y)等の固定メモリを使用することが一般的であった
が、近年、数百回から数万回に亙ってデータを電気的に
消去及び書込を行うことのできるEEPROM(Electr
ically Erasable Read Only Memory)が市場に登場して
きている。
【0008】該EEPROMは、電源の供給が停止して
も記憶データを保持することができるので、バックアッ
プ電源部をシステム内に設ける必要がなくなり、また、
EEPROM内のデータは電気的に消去、書込みが可能
であり、したがってシステムに実装したまま記憶データ
の変更を行うことができる。
【0009】しかしながら、前記EEPROMは、DR
AM等の揮発性メモリに比べ、データの書換に長時間を
要し、したがって、高速でデータ更新を行うことが要求
されるシステムには適さないという欠点があった。
【0010】そこで、上記揮発性メモリと不揮発性メモ
リとしてのEEPROMの双方を実装し、互いの欠点を
補完したバックアップ記憶装置が使用されている。
【0011】該記憶装置では、外部からの電源電圧がシ
ステムに供給されている場合は、EEPROMに蓄積さ
れた記憶データを揮発性メモリ上の対応したアドレスに
展開し、記憶データの読出し要求や書込み要求がシステ
ムから指令された場合は、揮発性メモリが上述した読出
し要求や書込み要求に対処している。そして、システム
から揮発性メモリのバックアップデータの要求が指令さ
れてきた場合や外部からの電源電圧の供給停止の要求が
行われた場合は、揮発性メモリに展開されているデータ
をEEPROMに書き込み、これによりデータの保持を
行っている。
【0012】このように従来の記憶装置では、システム
からの高速なデータの書込要求や読出要求に対応するこ
とができ、また外部からの電源電圧の供給が停止されて
いる場合でもバックアップ電源部を要することなく記憶
データを保持することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種従来
の記憶装置では、システムの誤作動等様々な内的要因や
外的要因によってEEPROMに蓄積された記憶データ
が破壊されることがあり、また、EEPROMに誤った
データが書き込まれることがある。
【0014】したがって、上記従来の記憶装置では、E
EPROMに蓄積されたデータを揮発性メモリに展開す
る場合、何らかの原因により破壊されたデータや誤った
データが揮発性メモリに展開された場合、特にモータや
アクチュエータを備えたシステムでは、システムの暴走
や誤作動等を招く虞があるという問題点があった。
【0015】そして、上記記憶装置の搭載されるシステ
ムとして複写機等の画像形成装置を使用した場合は、例
えば、コピー枚数やプリント枚数のカウント値、各給紙
段に格納されている記録紙のサイズや向きのデータ等、
画像形成装置における各補正値や操作者が設定した値等
の可変データが使用される。したがって、これらのデー
タを格納している記憶装置が外部からの電源供給がなく
なった状態においても保持し、電源供給が再び行われた
際に円滑に動作するようにしなければならず、このた
め、画像形成装置に用いられている記憶装置は外部から
の電源供給が停止されている場合でも、完璧な形態でデ
ータを保持できるようにする必要がある。
【0016】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであって、バックアップデータについて所望の復元処
理を行うことができ、且つデータが破壊されてもシステ
ムに損傷を与えるのを回避することができる記憶装置と
記憶データの処理方法、及び画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る記憶装置は、記憶データの読出し及び書
込みが可能な揮発性メモリからなる第1の記憶手段と、
該第1の記憶手段に記憶されている記憶データをバック
アップデータとして保存する不揮発性メモリからなる第
2の記憶手段とを有する記憶装置において、前記第1の
記憶手段に記憶されている記憶データを前記第2の記憶
手段にバックアップするときにバックアップされるデー
タの総和を算出する第1の総和算出手段と、前記第2の
記憶手段に保存されたバックアップデータを前記第1の
記憶手段に復元するときに復元されたデータの総和を算
出する第2の総和算出手段と、前記第1の総和算出手段
の算出結果と前記第2の総和算出手段の算出結果とを比
較する比較手段と、該比較手段の比較結果に基づいて前
記第1の記憶手段への記憶データの復元状態を判定する
復元状態判定手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0018】また、本発明に係る記憶データの処理方法
は、記憶データの読出し及び書込みが可能な揮発性メモ
リからなる第1の記憶手段と、該第1の記憶手段に記憶
されている記憶データをバックアップデータとして保存
する不揮発性メモリからなる第2の記憶手段とを有し、
前記第2の記憶手段に記憶されているバックアップデー
タを前記第1の記憶手段に復元する記憶データの処理方
法において、前記第1の記憶手段に記憶されている記憶
データを前記第2の記憶手段にバックアップするときに
バックアップされるデータの総和を算出する第1の総和
算出ステップと、前記第2の記憶手段に保存されたバッ
クアップデータを前記第1の記憶手段に復元するときに
復元されたデータの総和を算出する第2の総和算出ステ
ップと、前記第1の総和算出ステップでの算出結果と前
記第2の総和算出ステップでの算出結果とを比較する比
較ステップと、該比較ステップにおける比較結果に基づ
いて前記第1の記憶手段への記憶データの復元状態を判
定する復元状態判定ステップとを含んでいることを特徴
としている。
【0019】また、本発明に係る画像形成装置は、上記
記憶装置を備えていることを特徴としている。
【0020】尚、本発明の他の特徴は下記の発明の実施
の形態の記載により明らかとなろう。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0022】図1は、本発明に係る画像形成装置として
のデジタル複写機の一実施の形態を示す内部構成図であ
って、該デジタル複写機は、原稿に描かれている画像デ
ータを読み取る画像入力部1と、該画像入力部1に載設
された自動原稿送り部2と、画像データに記録用紙を出
力する画像形成部3と、該画像形成部3から排出される
記録用紙を複数のビンに仕分けして排出するソータ4と
を備えている。
【0023】また、画像入力部1は、原稿台に載置され
た原稿を照射しながら走査する光源5と、該光源5によ
り反射された原稿からの反射光の光路上に配設されたミ
ラー6〜8と、該ミラー6〜8からの光が集光するレン
ズ9と、該レンズ9を透過した光が結像するCCD10
とを備えている。
【0024】画像形成部3は、画像入力部1からの出力
に応じてレーザ光を発する光学照射部11と、該光学照
射部11からのレーザ光により照射される感光ドラム1
2と、該感光ドラム12を介して記録用紙に転写された
画像データを定着する定着ローラ13と、記録用紙が収
納された給紙トレイ14、15と、大量の記録用紙が収
納可能な給紙デッキ16と、OHPシートや厚紙、はが
きサイズ紙等、特殊な記録用紙を容易に給紙するための
手差トレイ17と、搬送路上に配設された適数個の搬送
ローラ18…とを備えている。また、排紙トレイ20は
前記ソータ4により仕分けられた記録用紙を排紙する。
【0025】尚、前記光学照射部11は、ポリゴンミラ
ー21とレンズ22と反射ミラー23とを有している。
【0026】このように構成されたデジタル複写機にお
いては、光源5が光学系モータ(不図示)からの駆動力
を得て左右方向に往復駆動する。そして、光源5により
反射された原稿からの光は、光源5と一体的に駆動する
ミラー6〜8及びレンズ9を介してCCD10に結像さ
れ、該CCD10により光学像は電気信号に変換され
る。そして、画像入力部1における各制御値は後述する
バックアップ記憶部に記憶される。
【0027】次いで、画像入力部1で電気信号に変換さ
れた画像データは、画像処理部でデジタル信号に変換さ
れ、種々の補正処理とユーザの希望する処理による画像
処理が加えられ、画像メモリ(不図示)に蓄積される。
そして、画像処理部における各制御値も後述するバック
アップ記憶部に記憶される。
【0028】次いで、前記画像メモリに蓄積された画像
データは該画像メモリから読み出されてアナログ信号に
変換され、画像形成部3に転送される。そして、画像形
成部3では、画像データが露光制御部(不図示)により
適正な出力値に増幅され、光学照射部11により光信号
に変換される。すなわち、光信号はポリゴンミラー2
1、レンズ22及び反射ミラー23を介して感光ドラム
12に照射され、静電潜像が形成される。そして、該静
電潜像はトナーにより可視化され、給紙トレイ14、1
5、給紙デッキ16又は手差しトレイ17から搬送され
てくる記録用紙上に転写され、さらに定着ローラ13に
より記録用紙上にトナーが定着されて画像データが記録
された後、ソータ4に送られ、該ソータ4で仕分けされ
た記録用紙は排紙トレイ20上に排紙される。そして、
これら画像形成部3における各制御値もバックアップ記
憶部に記憶される。
【0029】このように本デジタル複写機では、原稿か
ら画像データを読み取った後、CCD10により画素化
されて画像データとして読み込まれ、必要な画像処理が
行われた後、画像メモリに蓄えられ、該画像データは画
像形成部3に転送され、画像再生されて記録用紙に出力
される。
【0030】尚、バックアップ記憶部には記録用紙のコ
ピー枚数のカウント値やプリント枚数のカウント値が格
納される。
【0031】図2は本体制御部とバックアップ記憶部と
の関係を示すブロック構成図である。
【0032】すなわち、本体制御部24は、上述した画
像入力部1、画像処理部及び画像形成部3における各制
御値を取得する。また、バックアップ記憶部25は、読
出専用の固定メモリとしてのマスクROMと、読み書き
可能な揮発性メモリとしてのSRAMと、不揮発性メモ
リとしてのEEPROMとを有し、本体制御部24で得
られた各制御値はバックアップ記憶部25内のSRAM
に書き込み、またSRAMから読み出す。
【0033】また、本体制御部24の各制御値は、DR
AMからEEPROMに転送されてバックアップされる
と共に、本体制御部24からもバックアップ記憶部25
のEEPROMに直接記憶させてデータのバックアップ
を行うことができる。
【0034】図3はバックアップ記憶部25の詳細を示
すブロック構成図であって、該バックアップ記憶部25
は、SRAM26及びEEPROM27が制御部28に
接続されている。
【0035】SRAM26の各アドレス(アドレス0〜
アドレスN)にはデータが書き込まれる。尚、SRAM
26は、フリップフロップのようにトランジスタを複数
個組み合わせて1ビットに相当する情報を蓄積するデバ
イスであり、トランジスタのみで情報を記憶させるた
め、DRAMよりも高速の読出動作、書込動作を行うこ
とができる。
【0036】EEPROM27は、SRAM26に蓄積
されている記憶データをバックアップする際、該SRA
Mのアドレスに対応してデータのバックアップが可能と
なるようにN個のアドレス(アドレス0〜アドレスN)
を有し、さらにバックアップされた全データの総和を格
納する判定符号領域27aを具備している。
【0037】このように本実施の形態では、EEPRO
M27をバックアップ領域として機能させ、該バックア
ップデータは外部からの電源供給が再開された直後にS
RAM26に展開するように構成されている。
【0038】図4はSRAM26の全データをEEPR
OM27のアドレス領域にバックアップする場合の処理
手順を示すフローチャートであって、本プログラムは本
体制御部24からバックアップ記憶部25にリカバリ処
理要求が指令された場合や外部電源の供給が遮断された
場合に制御部28で実行される。
【0039】ステップS1では、SRAM26への書込
禁止処理を実行する。すなわち、まず、バックアップ処
理を行うのに先立ち、外部からのSRAM26への書込
みを禁止する。
【0040】次いで、ステップS2ではアドレス値AD
Rをアドレス0(先頭アドレス)に設定し、続くステッ
プS3ではバックアップされる全データの総和(以下、
「バックアップ総和」という)SUMを「0」に初期化
する。
【0041】そして、ステップS4では上記アドレスA
DR(アドレス0)に対応するSRAM26のデータ
(関数Rsram)を読み出し、斯かるSRAM26から読
み出した領域(アドレス0)のデータをSRAM26
(変数DATA)に格納する。
【0042】続くステップS5では、ステップS4で読
込んだ変数DATAをバックアップ総和SUMに加算し
て新たなバックアップ総和SUMを算出する。尚、変数
DATAを加算したときにバックアップ総和SUMが所
定値以上となった場合であっても斯かる処理を続行す
る。
【0043】ステップS6では、関数Weepromを呼び出
し、SRAM26の変数DATAに格納されているデー
タをEEPROM27の対応するアドレスADRに変数
DATAに書き込む。
【0044】次いで、ステップS7では、アドレス値A
DRを「2」だけインクリメントし、次ループでバック
アップ対象となるアドレスを指示する。ここで、「2」
ずつインクリメントしているのは、データがワード長を
有しており、バックアップ処理がワード長毎に行われる
ためである。
【0045】ステップS8では、アドレスADRがSR
AM26の終端アドレス(アドレスN)より大きくなっ
たか否かを判断し、その答が否定(No)のときはステ
ップS4に戻り、アドレスADRが終端アドレスになる
まで上述の処理を繰返す。
【0046】一方、ステップS8の答が肯定(Ye
s)、すなわちアドレス値ADRが終端アドレスを超え
たときは全てのバックアップ処理が終了したと判断し、
ステップS9に進む。
【0047】そして、ステップS9では、EEPROM
27へデータの書きこみを行うための関数Weepromを呼
び出し、ループ処理で演算されたバックアップ総和SU
MをEEPROM27の判定符号領域27aに書き込
み、バックアップ処理を終了する。そして、この後ステ
ップS10で書込許可処理を実行し、SRAM26への
外部からの書込みを許可し、処理を終了する。
【0048】図5は、EEPROM27に保存されてい
るバックアップデータをSRAM26のメモリ領域にリ
カバリする場合の処理手順を示すフローチャートであっ
て、本プログラムは本体制御部24からバックアップ記
憶部25にリカバリ処理要求が指令された場合や外部電
源の供給が開始された場合に制御部28で実行される。
【0049】ステップS21では、SRAM26への書
込禁止処理を実行する。すなわち、まず、リカバリ処理
を行うのに先立ち、外部からのSRAM26への書込み
を禁止する。
【0050】次いで、ステップS22ではアドレスAD
Rをアドレス0(先頭アドレス)に設定し、続くステッ
プS23ではリカバリされる全データの総和(以下、
「リカバリ総和」という)SUM2を「0」に初期化す
る。
【0051】そして、ステップS24では上記アドレス
ADR(アドレス0)に対応するEEPROM27のバ
ックアップデータ(関数Reeprom)を読み出し、斯かる
EEPROM27から読み出した領域(アドレス0)の
データ値DATAをEEPROM27に格納する。
【0052】続くステップS25では、ステップS24
で読込んだデータ値DATAをリカバリ総和SUM2に
加算して新たなリカバリ総和SUM2を算出する。尚、
データ値DATAを加算したときにリカバリ総和SUM
2が所定値以上となった場合であっても斯かる処理を続
行する。
【0053】ステップS26では、SRAM26の先頭
アドレス(アドレス)にステップS4で読み出されたバ
ックアップデータをSRAM26に書き込む。
【0054】次いで、ステップS27では、アドレス値
ADRを「2」だけインクリメントし、次ループでリカ
バリ対象となるアドレスを指示する。
【0055】ステップS28では、アドレスADRがE
EPROM27の終端アドレス(アドレスN)より大き
くなったか否かを判断し、その答が否定(No)のとき
はステップS24に戻り、アドレスADRが終端アドレ
スになるまで上述の処理を繰返す。
【0056】一方、ステップS28の答が肯定(Ye
s)、すなわちアドレスADRが終端アドレスを超えた
ときは全てのリカバリ処理が終了したと判断し、ステッ
プS29に進む。
【0057】そして、ステップS29では、SRAM2
6へデータの書き込みを行うための関数Reepromを読み
出し、バックアップ総和SUMをEEPROM27の判
定符号領域27aから読み出し、ステップS30ではリ
カバリ総和SUM2がバックアップ総和SUMと同一値
か否かを判断する。
【0058】そして、両者が同一値であると判断された
ときは正常にリカバリ処理が行われてと判断してステッ
プS31に進み、本体制御部24からSRAM26へ書
込を許可して処理を終了する。
【0059】一方、両者が同一値でないと判断されたと
きは正常なリカバリ処理が行われていない判断してステ
ップS32に進み、所定のエラー処理を実行して処理を
終了する。尚、エラー処理としては、操作者に対しリカ
バリ処理の失敗通知等を表示部への表示や警告ブザー等
で行い、また、リカバリ処理のリトライを行うこともで
きるように構成されている。
【0060】以上のように本実施の形態によれば、バッ
クアップ時の総和とリカバリ時の総和とを比較すること
により、リカバリ処理時にEEPROM27に保存され
たデータが正しく展開されたか否かを判別することがで
きる。
【0061】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではない。上記実施の形態では、揮発性メモリとし
てSRAMを使用したがDRAMを使用した場合も同様
に本発明を適用することができる。DRAM27は、1
ビットに相当する情報をコンデンサの電荷で蓄積するも
のであり、したがって、例えば、電荷がコンデンサに蓄
積されている場合は「1」、蓄積されていない場合は
「0」に設定されるが、電圧がコンデンサに印加されて
いないときは時間の経過と共にコンデンサに蓄積されて
いる電荷量が減少し、情報は保持できなくなる。したが
ってDRAM27においては一定周期でコンデンサに電
荷を蓄積し直すリフレッシュ作業を行う必要がある。逆
に言うと、DRAM27は、リフレッシュ作業以外では
DRAM27に電力の供給する必要がなく、低電力で大
量の情報を保持することができる。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、第
2の記憶手段に保存されているバックアップデータを第
1の記憶手段に復元する場合、第2の記憶手段に保存さ
れたデータが何らかの原因により破壊された場合等、バ
ックアップ時と異なるデータが第1の記憶手段上に展開
されたか否かを判断することができる。したがって、特
にモータやアクチュエータを備えた画像形成装置等のシ
ステムでは誤ったデータが展開されたと判断されたとき
に、システムの動作を禁止することが可能となり、暴走
や誤作動等を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置としてのデジタル複
写機の一実施の形態を示す内部構造図である。
【図2】画像形成装置の本体制御部とバックアップ記憶
部との関係を示すブロック構成図である
【図3】本発明に係る記憶装置としてのバックアップ記
憶部の詳細を示すブロック構成図である。
【図4】SRAMの全データをEEPROMのアドレス
領域にバックアップする場合の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】EEPROMに保存されているバックアップデ
ータをSRAMのメモリ領域にリカバリする場合の処理
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
26 SRAM(第1の記憶手段) 27 EEPROM(第2の記憶手段) 28 制御部(第1及び第2の総和算出手段、比較手
段、修復状態判定手段、エラー処理実行手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/21 H04N 1/21 5C073 // B41J 29/46 B41J 29/46 Z 9A001 (72)発明者 ▲吉▼川 智康 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 渡辺 直人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 伊勢村 圭三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大川 知志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 仁村 光夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松井 規明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 HV01 HV31 2C087 AC08 BA03 BB10 BC02 BC07 5B018 GA04 GA06 HA13 KA01 KA03 KA12 KA22 NA02 QA05 QA06 RA11 5B021 AA02 NN15 5C062 AA05 AB43 AB44 AB53 AC21 AC58 AD05 BA00 5C073 BA06 BB01 BB07 BC02 9A001 BB03 EE07 FF05 GG01 JJ35 LL02 LL05

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶データの読出し及び書込みが可能な
    揮発性メモリからなる第1の記憶手段と、該第1の記憶
    手段に記憶されている記憶データをバックアップデータ
    として保存する不揮発性メモリからなる第2の記憶手段
    とを有する記憶装置において、 前記第1の記憶手段に記憶されている記憶データを前記
    第2の記憶手段にバックアップするときにバックアップ
    されるデータの総和を算出する第1の総和算出手段と、
    前記第2の記憶手段に保存されたバックアップデータを
    前記第1の記憶手段に復元するときに復元されたデータ
    の総和を算出する第2の総和算出手段と、前記第1の総
    和算出手段の算出結果と前記第2の総和算出手段の算出
    結果とを比較する比較手段と、該比較手段の比較結果に
    基づいて前記第1の記憶手段への記憶データの復元状態
    を判定する復元状態判定手段とを備えていることを特徴
    とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記復元状態判定手段は、前記比較手段
    により前記第1の総和算出手段の算出結果と前記第2の
    総和算出手段の算出結果とが同一であるときはデータが
    正常に復元されたと判定することを特徴とする請求項1
    記載の記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記復元状態判定手段は、前記比較手段
    により前記第1の総和算出手段の算出結果と前記第2の
    総和算出手段の算出結果とが異なるときはデータの復元
    に失敗したと判定することを特徴とする請求項1記載の
    記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記復元状態判定手段により記憶データ
    の復元に失敗したと判定されたときは所定のエラー処理
    を実行するエラー処理実行手段を有していることを特徴
    とする請求項3記載の記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記エラー処理実行手段は、再度所定の
    復元処理を実行することを特徴とする請求項4記載の記
    憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の記憶手段に記憶されている記
    憶データを前記第2の記憶手段にバックアップすると
    き、及び前記第2の記憶手段に保存されたバックアップ
    データを前記第1の記憶手段に復元するときは、外部機
    器からのデータの書込処理を禁止することを特徴とする
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の記憶手段は、記憶装置本体に
    着脱自在に装着されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項6のいずれかに記載の記憶装置。
  8. 【請求項8】 記憶データの読出し及び書込みが可能な
    揮発性メモリからなる第1の記憶手段と、該第1の記憶
    手段に記憶されている記憶データをバックアップデータ
    として保存する不揮発性メモリからなる第2の記憶手段
    とを有し、前記第2の記憶手段に記憶されているバック
    アップデータを前記第1の記憶手段に復元する記憶デー
    タの処理方法において、 前記第1の記憶手段に記憶されている記憶データを前記
    第2の記憶手段にバックアップするときにバックアップ
    されるデータの総和を算出する第1の総和算出ステップ
    と、前記第2の記憶手段に保存されたバックアップデー
    タを前記第1の記憶手段に復元するときに復元されたデ
    ータの総和を算出する第2の総和算出ステップと、前記
    第1の総和算出ステップでの算出結果と前記第2の総和
    算出ステップでの算出結果とを比較する比較ステップ
    と、該比較ステップにおける比較結果に基づいて前記第
    1の記憶手段への記憶データの復元状態を判定する復元
    状態判定ステップとを含んでいることを特徴とする記憶
    データの処理方法。
  9. 【請求項9】 前記復元状態判定ステップは、前記比較
    手段により前記第1の総和算出手段の算出結果と前記第
    2の総和算出手段の算出結果とが同一であるときは記憶
    データが正常に復元したと判定することを特徴とする請
    求項8記載の記憶データの処理方法。
  10. 【請求項10】 前記復元状態判定ステップは、前記比
    較手段により前記第1の総和算出手段の算出結果と前記
    第2の総和算出手段の算出結果とが異なるときは記憶デ
    ータの復元に失敗したと判定することを特徴とする請求
    項8記載の記憶データの処理方法。
  11. 【請求項11】 前記復元状態判定ステップで記憶デー
    タの復元に失敗したと判定されたときは所定のエラー処
    理を実行するエラー処理実行ステップを有していること
    を特徴とする請求項10記載の記憶データの処理方法。
  12. 【請求項12】 前記エラー処理実行ステップは、再度
    所定の復元処理を実行することを特徴とする請求項11
    記載の記憶データの処理方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の記憶手段に記憶されている
    記憶データを前記第2の記憶手段にバックアップすると
    き、及び前記第2の記憶手段に保存されたバックアップ
    データを前記第1の記憶手段に転送するときは、外部機
    器からのデータの書込処理を禁止することを特徴とする
    請求項8乃至請求項12のいずれかに記載の記憶データ
    の処理方法。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記
    載の記憶装置を備えていることを特徴とする画像形成装
    置。
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