JP2002099126A - 画像形成ユニット - Google Patents

画像形成ユニット

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JP2002099126A JP2000292375A JP2000292375A JP2002099126A JP 2002099126 A JP2002099126 A JP 2002099126A JP 2000292375 A JP2000292375 A JP 2000292375A JP 2000292375 A JP2000292375 A JP 2000292375A JP 2002099126 A JP2002099126 A JP 2002099126A
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Naoki Mizutani
尚樹 水谷
Tetsuo Tomoe
哲郎 巴
Kenichi Tanabe
謙一 田名辺
Hirotaka Kawakita
浩隆 川北
Hiroshi Kinoshita
浩 木下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ドラム4及びスリーブ部材22の周表
面間の所定の隙間を、組立バラツキを発生させることな
く高い精度で得ることを可能にすること。 【解決手段】 感光体ドラム4、現像ハウジング10を
含む現像装置2、現像剤適用手段20、を備えた画像形
成ユニット100。現像ハウジング10の両側壁14及
び16には側板部材40及び44が配設され、側板部材
40及び44には軸受体42、46が装着されている。
現像剤適用手段20及び感光体ドラム4は軸受体42、
46に支持されている。感光体ドラム4はその支持軸4
aの両端部が軸受体42、46における軸受部の他方に
嵌合支持されている。側板部材40及び44は、位置決
め被係止孔60・・・が、両側壁14及び16の位置決
め係止ピン48・・・に嵌合されて位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、静電複写機、レー
ザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成機に適用される
画像形成ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成機、例えば静電複写機に適用さ
れる画像形成ユニットは、感光体ドラムと、現像装置と
を備えている。現像装置は、前側壁及び後側壁を備えた
現像ハウジングと、現像ハウジング内において前側壁及
び後側壁の前端部間に支持されて感光体ドラムの周表面
に現像剤を適用するための現像剤適用手段とを備えてい
る。現像剤適用手段の一つの典型例は、円筒状スリーブ
部材と、スリーブ部材の内側に配設された静止永久磁石
部材とから構成されている。現像剤適用手段は支持軸を
有し、該支持軸は、スリーブ部材と一体の回転支持軸
と、静止永久磁石部材が装着されている固定支持軸とか
ら構成されている。スリーブ部材の回転支持軸は軸受を
介して後側壁に回転自在に支持され、静止永久磁石部材
の固定支持軸は、軸受を介して前側壁に支持されてい
る。現像ハウジングの前側壁には前側板部材が配設さ
れ、後側壁には後側板部材が配設されている。前側板部
材及び後側板部材の各々には、それぞれ別部材である一
対の軸受が所定の軸心間隔をおいて装着されている。静
止永久磁石部材における固定支持軸の端部は更に、前側
板部材に装着された軸受の一方に嵌合支持され、スリー
ブ部材の回転支持軸の端部は更に、後側板部材に装着さ
れた軸受の一方に嵌合支持されている。感光体ドラム
は、その支持軸の両端部が、前側板部材及び後側板部材
の各々に装着された軸受の他方に嵌合されて回転自在に
支持されている。前側板部材及び後側板部材の各々は、
現像ハウジングの前側壁及び後側壁に複数のビスにより
締結されることにより、前側壁及び後側壁に固着されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の画像形成ユ
ニットにおいて、現像剤適用手段におけるスリーブ部材
の周表面と感光体ドラムの周表面との間の隙間は、所望
するとおりの良好な現像を行なうためにはきわめて重要
である。そして、感光体ドラム及びスリーブ部材の組立
時において、バラツキが発生することなく、可能な限り
少ない組立工数で容易かつ確実に所定の該隙間が高い精
度で得られることが望まれる。また、感光体ドラム及び
スリーブ部材が組み込まれた画像形成ユニットの輸送時
の振動、あるいは落下等の衝撃によって、該隙間が変化
することなく、所定のとおりに維持されることが望まれ
る。
【0004】上記従来の画像形成ユニットにおいては、
上記したように、現像剤適用手段の支持軸(スリーブ部
材の回転支持軸と静止永久磁石部材の固定支持軸とから
なる支持軸)は、前側板部材及び後側板部材の各々に装
着された、一対の軸受に支持されているが、各軸受対
は、相互に別部材から構成され、また、側板部材の両側
壁への装着は複数のビスの締結のみにより行なわれてい
る。その結果、感光体ドラムの組付は、組立治具を使用
して、感光体ドラム及びスリーブ部材の周表面間の該隙
間を調整しながら行なわなければならず、組立が煩雑で
困難であり、組立工数が多くなるので組立性が良くな
い。また、感光体ドラム及びスリーブ間の該隙間に組立
バラツキが発生し易く、該隙間を容易かつ確実に高い精
度で得ることは不可能ではないにしても、相当困難であ
る。更にはまた、感光体ドラム及びスリーブ部材が組み
込まれた画像形成ユニットの輸送時の振動、あるいは落
下等の衝撃によって、該隙間が変化する可能性が高く、
所定のとおりに維持されないおそれがある。
【0005】本発明の目的は、感光体ドラム及びスリー
ブ部材の周表面間の所定の隙間を、組立バラツキを発生
させることなく、容易かつ確実に高い精度で得ることを
可能にする、新規な画像形成ユニットを提供することで
ある。
【0006】本発明の他の目的は、組立治具を使用する
ことなく感光体ドラムを組み立てても、感光体ドラム及
びスリーブ部材の周表面間の所定の隙間を、組立バラツ
キを発生させることなく、容易かつ確実に高い精度で得
ることを可能にする、新規な画像形成ユニットを提供す
ることである。
【0007】本発明の更に他の目的は、組立が容易で組
立工数が少なく、組立性に優れ、しかも、感光体ドラム
及びスリーブ部材の周表面間の所定の隙間を、組立バラ
ツキを発生させることなく、高い精度で得ることを可能
にする、新規な画像形成ユニットを提供することであ
る。
【0008】本発明の更に他の目的は、輸送時の振動、
あるいは落下等の衝撃によって、感光体ドラム及びスリ
ーブ部材の周表面間の所定の隙間の変化を確実に防止し
て、所定のとおりに維持することを可能にする、新規な
画像形成ユニットを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、支持軸
を備えた感光体ドラム及び現像装置を備え、現像装置
は、両側壁を備えた現像ハウジングと、支持軸を備えか
つ該支持軸の両端部が軸受を介して両側壁の前端部間に
支持されて感光体ドラムの周表面に現像剤を適用するた
めの現像剤適用手段とを備えた画像形成ユニットにおい
て、両側壁には側板部材が配設され、側板部材の各々に
は、一対の軸受部が所定の軸心間隔をおいて一体に形成
された軸受体が装着され、現像剤適用手段の支持軸の両
端部は更に軸受体の各々における軸受部の一方に嵌合支
持され、感光体ドラムはその支持軸の両端部が軸受体の
各々における軸受部の他方に嵌合支持され、側板部材の
各々は、位置決め手段を介して対応する側壁の所定位置
に位置決めされた状態で、固着手段により固着される、
ことを特徴とする画像形成ユニット、が提供される。
【0010】位置決め手段は、側壁の各々から現像ハウ
ジングの長手方向外側に延び出す複数の位置決め係止ピ
ンと、側板部材の各々に形成された複数の位置決め被係
止孔とから構成され、側板部材の各々の位置決め被係止
孔が、対応する側壁の、対応する位置決め係止ピンに嵌
合される、ことが好ましい。側壁の各々における位置決
め係止ピンの一つ及び該位置決め係止ピンの一つに対応
する、側板部材の各々における位置決め被係止孔の一つ
は、現像剤適用手段の軸方向に見て、現像剤適用手段の
支持軸の軸心と感光体ドラムの軸心を通る直線に直交し
かつ現像剤適用手段の支持軸の軸心を通る直線上又はそ
の近傍であって、現像剤適用手段の支持軸の軸心の近傍
に配置されている、ことが好ましい。側板部材の各々に
おける位置決め被係止孔の該一つは、周方向に等角度間
隔をおいて形成された複数の小径円弧部を備え、小径円
弧部の各々の周縁は、対応する位置決め係止ピンの該一
つと同じ直径又はわずかに小さな直径を有する1個の仮
想円上に存在するよう形成されている、ことが好まし
い。側板部材の各々における他の位置決め被係止孔は、
現像剤適用手段の軸方向に見て、現像剤適用手段の支持
軸の軸心と感光体ドラムの軸心を通る直線に平行に延在
しかつ相互に間隔をおいて平行に対向する一対の内壁を
備えている、ことが好ましい。側壁の各々における他の
位置決め係止ピンのうちの一つは、現像剤適用手段の軸
方向に見て、現像剤適用手段の支持軸の軸心と感光体ド
ラムの軸心を通る直線に平行に延在しかつ相互に間隔を
おいて対向する一対の内壁を有するスリットが軸心中央
部に形成されている、ことが好ましい。固着手段は、側
壁の各々に形成された複数のねじ孔と、該ねじ孔の各々
に係合しうる複数のビスから構成され、ねじ孔は、それ
ぞれ、位置決め係止ピンの各々の近傍に間隔をおいて配
置されている、ことが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
画像形成ユニットの好適実施形態を添付図面を参照して
説明する。
【0012】図1には、画像形成ユニット100の構成
が概略的に示されている。画像形成ユニット100は、
現像装置2、感光体ドラム4、クリーニング装置6、帯
電器8等を備え、図示しない静電複写機に離脱自在に装
着される。画像形成ユニット100が静電複写機に装着
された状態で、感光体ドラム4は、図示しない駆動手段
により図1において時計方向に回転駆動され、そして帯
電器8により均一に帯電された感光体ドラム4の周表面
に、それ自体は周知の適宜の方式によって画像が露光さ
れて静電潜像が形成される。この静電潜像は現像域にお
いて現像装置2によりトナー像に現像される。このトナ
ー像は、転写域において普通紙等のシート部材に転写さ
れた後に図示しない定着装置により定着されて画像の複
写物が得られる。感光体ドラム4の周表面の残留トナー
は、クリーニング域においてクリーニング装置6のクリ
ーニングブレード6aにより掻き落とされ、トナー回収
スパイラル部材6bにより図示しないトナー回収容器に
排出されて回収される。
【0013】図1〜図4を参照して、現像装置2は現像
ハウジング10を備えている。例えばABS等の適宜の
合成樹脂から一体に成形することができる現像ハウジン
グ10は、底壁12と、底壁12の長手方向前側縁から
上方に延びる前側壁14と、底壁12の長手方向後側縁
から上方に延びる後側壁16と、底壁12の幅方向前端
から上方に延びて前側壁14及び後側壁16の前端に接
続されている前端壁17と、底壁12の幅方向後端から
上方に延びて前側壁14及び後側壁16の後端に接続さ
れている後端壁18とを含んでいる。前側壁14は側壁
の一方を規定し、後側壁16は側壁の他方を規定する。
なお、本明細書において、現像ハウジング10の長手方
向とは、図1において紙面の表裏方向を示し、長手方向
の前側ないし前方とは、図1において紙面の表側ないし
表に向かう方向を示し、長手方向の後側ないし後方と
は、図1において紙面の裏側ないし裏に向かう方向を示
すものとする。また、現像ハウジング10の幅方向と
は、図1において左右方向を示し、幅方向の前側ないし
前方とは、図1において左側ないし左に向かう方向を示
し、幅方向の後側ないし後方とは、図1において右側な
いし右に向かう方向を示すものとする。他の図において
もこれに準ずるものとする。
【0014】現像ハウジング6の底壁12には、底壁1
2から上方に延び出しかつ所定の高さで長手方向に延び
る隔壁19が一体に形成されている。隔壁19の長手方
向の前端と前側壁14との間及び隔壁19の長手方向の
後端と後側壁16との間には、それぞれ現像剤移送開口
を規定する所定の間隔が形成されている。現像装置2の
現像ハウジング10における前側壁14及び後側壁16
の、上記幅方向における前端部14A及び16Aは、相
互に接近する方向に延び出すと共に、上記幅方向後方に
おける上端面から上方に延び出すよう構成されている。
前側壁14及び後側壁16の、上記幅方向における前端
部14A及び16Aの上記幅方向後端は、前側壁14及
び後側壁16の上端面から直立した直立壁をなすよう形
成されている。現像ハウジング10の前側壁14及び後
側壁16の前端部14A及び16A間には、現像剤適用
手段20が配設されている。
【0015】現像剤適用手段20は実質上水平に長手方
向に延在する円筒状スリーブ部材22とこのスリーブ部
材22内に配設された静止永久磁石部材24とから構成
されている。スリーブ部材22はアルミニウム等の非磁
性材によって構成されて回転自在であり、静止永久磁石
部材24は所定角度位置に固定されている。スリーブ部
材22には回転支持軸22aが固定されている。回転支
持軸22aは後側壁16に、ラジアルボールベアリング
でよい軸受22b(図7参照)を介して回転自在に支持
され、図示しない駆動手段によって図1において反時計
方向に回転駆動させられる。回転支持軸22aの一端部
は後側壁16から現像ハウジング10の長手方向外側に
延び出すよう形成されている。静止永久磁石部材24は
固定支持軸24aに固定されており、固定支持軸24a
は軸受24bを介して前側壁14に支持されている。固
定支持軸24aの一端部は前側壁14から現像ハウジン
グ10の長手方向外側に延び出すよう形成されている。
スリーブ部材22内の軸方向の一端部(前側壁14側の
一端部)には図示しない一端壁が配設され、スリーブ部
材22の一端部は該一端壁を介して固定支持軸24aに
回転自在に支持されている。スリーブ部材22内の軸方
向の他端部(後側壁16側の他端部)には図示しない他
端壁が配設され、上記固定支持軸24aの他端部は該他
端壁に相対回転自在に支持されている。上記回転支持軸
22a及び固定支持軸24aは現像剤適用手段20の支
持軸を構成する。なお、現像ハウジング10の前側壁1
4及び後側壁16の前端部14A及び16A間には、ス
リーブ部材22の周表面に近接して平行に穂切板26が
配設されている。この穂切板26は、スリーブ部材22
の周表面に保持されて上記現像域に搬送される現像剤の
量を規制する。
【0016】現像剤適用手段20の後方に現像剤攪拌搬
送機構が配設されている。現像剤攪拌搬送機構は、それ
ぞれ回転軸と螺旋羽根とからなる攪拌搬送部材30及び
32、回転軸と複数の板羽根とを含む攪拌搬送部材34
とを備えている。攪拌搬送部材30及び32は、現像ハ
ウジング10の隔壁19を挟んで上記幅方向両側に配置
され、それぞれ底壁12に沿って長手方向に延在するよ
う前側壁14と後側壁16との間に回転自在に支持され
ている。攪拌搬送部材30は、図示しない駆動手段によ
り図1において反時計方向に回転駆動させられ、現像剤
を攪拌しつつ長手方向の前側から後側に向けて搬送す
る。攪拌搬送部材32は、図示しない駆動手段により図
1において時計方向に回転駆動させられ、現像剤を攪拌
しつつ長手方向の後側から前側に向けて搬送する。した
がって現像剤は、隔壁19を挟んだ両側、及び、隔壁1
9の長手方向両端とこれらに対応する前側壁14及び後
側壁16との間に形成されている現像剤移送開口、の間
を撹拌されながら循環搬送させられる。現像剤に含まれ
るトナーは摩擦帯電させられる。
【0017】攪拌搬送部材34は、攪拌搬送部材32と
現像剤適用手段20との間において、底壁12に沿って
長手方向に延在するよう前側壁14と後側壁16との間
に回転自在に支持されている。攪拌搬送部材34におい
て、回転軸の軸方向の中央部領域には周方向に間隔をお
いて半径方向外方に延びる複数の板羽根が形成され、回
転軸の両端部領域には螺旋羽根が形成され、該中央部領
域と該両端部領域との間の中間領域には半径方向外方に
延びる1枚の板羽根が形成されている。該中央部領域は
スリーブ部材22及び感光体ドラム4における画像形成
領域に対応する。このように構成された攪拌搬送部材3
4は、図示しない駆動手段により図1において反時計方
向に回転駆動させられる。攪拌搬送部材34の中央部領
域に配置された複数の板羽根は、スリーブ部材22の、
感光体ドラム4に対向する位置よりも回転方向下流側に
存在する現像剤を攪拌搬送部材32側に搬送すると共
に、攪拌搬送部材32側の現像剤を、スリーブ部材22
の、穂切板26に対向する位置よりも回転方向上流側に
搬送する。また拌搬送部材34の両端部領域に配置され
た螺旋羽根は、撹拌搬送部材34の両端部領域に存在す
る現像剤を軸方向内側に向けて移動させ、中間領域の各
々に配置された板羽根は、螺旋羽根によって移動させら
れた現像剤を攪拌搬送部材34に戻すように作用する。
【0018】現像装置2の現像ハウジング10における
前側壁14及び後側壁16の、上記幅方向における前端
部14A及び16Aは、相互に接近する方向に延び出す
と共に、上記幅方向後方における上端面から上方に延び
出すよう構成されている。前側壁14及び後側壁16
の、上記幅方向における前端部14A及び16Aの上記
幅方向後端は、前側壁14及び後側壁16の上端面から
直立した直立壁をなすよう形成されている。前側壁14
及び後側壁16の上端面であって、前端部14A及び1
6Aの後端に形成された直立壁よりも後方の領域と、後
端壁18の上端面とにより形成される、現像ハウジング
10の上端開口部には、現像剤収納容器36が該開口部
を覆うよう装着されている。現像剤収納容器36にはス
タート現像剤が収納される。現像剤収納容器36は、下
端に現像剤排出口を有する容器本体と、該排出口の周縁
から外方に延び出す環状のフランジと、容器本体の下面
に剥離可能に装着されて該排出口を閉塞するシールフィ
ルム部材とを備えている。シールフィルム部材は、容器
本体の長手方向の前側から後側に渡って下面に剥離可能
に装着されたシール部と、シール部と連続し該後側で反
転して該前側に達する反転重合部と、反転重合部と連続
して形成された引き剥がし用把持部とから構成されてい
る。画像形成機を最初に使用する前に、この把持部を、
容器本体の下面に対し、シール部の引き剥がし方向であ
る長手方向前方に引くと、反転重合部がシール部に対し
て相対的に該前方に引っ張られて、シールフィルム部材
はそのシール部が剥離されて該排出口が開かれる。容器
本体内に収容された現像剤は、該排出口及び現像ハウジ
ング10の上端開口部を通して現像ハウジング10内に
落下させられる。図1は、現像剤収納容器36の容器本
体内の現像剤が全て現像ハウジング10内に排出され、
現像に使用されている状態を示している。
【0019】図5に示されているように、現像ハウジン
グ10の前側壁14には前側板部材40が装着され、前
側板部材40には軸受体42が装着される。また図7及
び図8から容易に理解されるように、後側壁16には後
側板部材44が装着され、後側板部材44には軸受体4
6が装着される。
【0020】図3、図4及び図10を参照して、現像ハ
ウジング10の前側壁14の前端部14Aには、現像剤
適用手段20の静止永久磁石部材24の固定支持軸24
aが上端から挿入されうる切欠き部14aが形成されて
いる(図2をも参照)。切欠き部14aのほぼ下半分は
優弧状の内周面を有するよう形成され、ほぼ上半分は、
相互に対向して平行に直線状に延在する一対の内壁を有
するよう形成されている。上半分の幅は固定支持軸24
aの直径より大きく形成され、また下半分は上半分の幅
よりも大きな直径を有しかつその軸心は、固定支持軸2
4a及び回転支持軸22aの軸心、したがって現像剤適
用手段20の支持軸の軸心SCと一致するよう規定され
ている。なお、図10においては、現像ハウジング10
に対する感光体ドラム4の軸心DCの位置が、相対的に
図示されている。切欠き部14aの上記下半分を、ほぼ
現像ハウジング10の幅方向に挟んだ対称位置には、一
対のねじ孔14bが形成されている。上記軸受24b
は、一対のねじ孔14bにビス14cを係合することに
より前側壁14に締結される(図4参照)。
【0021】前側壁14にはまた、現像ハウジング10
の長手方向外側に延び出す複数の(実施形態では2個
の)位置決め係止ピン48及び50と、複数の(実施形
態では2個の)ねじ孔52及び54が形成されている。
位置決め係止ピン48は、現像剤適用手段20の軸方向
に見て、現像剤適用手段20の支持軸の軸心SCと感光
体ドラム4の支持軸4aの軸心DCを通る直線L1に直
交しかつ現像剤適用手段20の支持軸の軸心SCを通る
直線L2上又はその近傍であって、該軸心SCの近傍に
配置されている(実施形態では、直線L2の近傍に配置
されている)。実施形態において、位置決め係止ピン4
8は、前側壁14の前端部14Aの最上端部(図10に
おいて、軸心SCの右斜め上方位置)に配置されてい
る。位置決め係止ピン50は、前側壁14の前端部14
Aの下端部における、現像ハウジング10の幅方向の後
端部であって、上記直線L1の近傍に配置されている。
図15に示されているように、位置決め係止ピン50は
中空形状をなし、その軸心中央部には、相互に間隔をお
いて平行に対向する一対の内壁を有するスリット50a
が形成されている。スリット50aは、位置決め係止ピ
ン50の先端から基端に向かって軸方向に所定の深さま
で延在するよう形成されている(図4参照)。図10に
示されているように、位置決め係止ピン50のスリット
50aを形成する上記一対の内壁は、現像剤適用手段2
0の軸方向に見て、上記直線L1に平行に延在するよう
位置付けられているので、同方向に見て、上記直線L1
に直交する方向に弾性変形することが可能となる。上記
ねじ孔52は、位置決め係止ピン48の近傍に、位置決
め係止ピン48に対し間隔をおいて配置されている(実
施形態においては、位置決め係止ピン48に対し、現像
ハウジング10の幅方向後方に間隔をおいて配置されて
いる)。また上記ねじ孔54は、位置決め係止ピン50
の近傍に、位置決め係止ピン50に対し間隔をおいて配
置されている(実施形態においては、位置決め係止ピン
50に対し、現像ハウジング10の幅方向前方に間隔を
おいて配置されている)。なお上記ねじ孔52及び54
は、前側板部材40を締結するためのねじ孔である。上
記位置決め係止ピン48及び50の先端部には面取が施
されている。
【0022】図5及び図11を参照して、適宜の鋼板か
ら形成することができる前側板部材40には、現像剤適
用手段20の静止永久磁石部材24の固定支持軸24a
が十分な隙間をおいて挿入されうる長孔56と、感光体
ドラム4の支持軸4a(図1参照)が十分な隙間をおい
て挿入されうる円形の孔58とが所定の間隔をおいて形
成されている。長孔56の軸心は現像剤適用手段20の
支持軸の軸心SCと一致し、また円形の孔58の軸心は
感光体ドラム4の支持軸4aの軸心DCと一致するよう
形成されている。長孔56の長手方向は、軸心SCと軸
心DCを通る直線L1方向と一致するよう配置されてい
る。図11において、長孔56の下方に間隔をおいた位
置及び円形の孔58の右方に間隔をおいた位置には、そ
れぞれねじ孔57及び59が形成されている。ねじ孔5
7及び59は、軸受体42を装着するためのねじ孔であ
る。
【0023】前側板部材40にはまた、複数の(実施形
態では2個の)位置決め被係止孔60及び62が形成さ
れている。位置決め被係止孔60は、ず16に示されて
いるように、周方向に等角度間隔をおいて形成された複
数の(実施形態においては3個の)小径円弧部60a
と、小径円弧部60aの各々間に形成された大径円弧部
60bとから構成されている。小径円弧部60aの各々
の周縁は1個の仮想円60c上に存在するよう形成され
かつ各々の周方向長さは相互に実質上同一に形成されて
いる。該仮想円60cの直径は、上記位置決め係止ピン
48の直径と同じ又は位置決め係止ピン48よりもわず
かに小径に形成されている。また大径円弧部60bの各
々の周縁は1個の図示しない上に存在するよう形成され
かつ各々の周方向長さは相互に実質上同一に形成されて
いる。小径円弧部60aの各々と大径円弧部60bの各
々とは半径方向に延びる段部により接続されている。位
置決め被係止孔60は、複数の小径円弧部60aの周縁
が上記位置決め係止ピン48に嵌合させられるので、前
側板部材40の、現像ハウジング10の前側壁14に対
する位置決めが、ガタなく、したがって高い精度で正確
に遂行されることを可能にするものである。また嵌合操
作も容易となる。位置決め被係止孔60は、現像剤適用
手段20の軸方向に見て、現像剤適用手段20の支持軸
の軸心SCと感光体ドラム4の軸心DCを通る直線L1
に直交しかつ現像剤適用手段20の支持軸の軸心SCを
通る直線L2上又はその近傍であって、該軸心SCの近
傍に配置されている(実施形態では、ほぼ直線L2上に
配置されている)。実施形態において、位置決め被係止
孔60は、図11において、軸心SCの右斜め上方位置
に配置されている。位置決め被係止孔62は、現像剤適
用手段20の軸方向に見て、現像剤適用手段20の支持
軸の軸心SCと感光体ドラム4の軸心DCを通る直線L
1に平行に延在しかつ相互に間隔をおいて平行に対向す
る一対の内壁を備えた長孔から形成されている。位置決
め被係止孔62の幅は、上記位置決め係止ピン50の直
径と同じ又はわずかに小さく規定されている。位置決め
被係止孔62は、図1において、長孔56に対し右斜め
下方に間隔をおいた位置であって、上記直線L1の近傍
(下側)に配置されている。
【0024】前側板部材40にはまた、複数の(実施形
態では2個の)取付孔64及び66が形成されている。
取付孔64は、位置決め被係止孔60の近傍に、位置決
め被係止孔60に対し間隔をおいて配置されている(実
施形態においては、位置決め被係止孔60に対し、図1
1において右方に間隔をおいて配置されている)。また
上記取付孔66は、位置決め被係止孔62の近傍に、位
置決め被係止孔62に対し間隔をおいて配置されている
(実施形態においては、位置決め被係止孔62に対し、
図11において左方に間隔をおいて配置されている)。
なお上記取付孔64及び66は、前側板部材40を前側
壁14にビス止めするための取付孔である。上記位置決
め被係止孔60及び62は、前側壁14の位置決め係止
ピン48及び50に実質上整合し、また上記取付孔64
及び66は前側壁14のねじ孔52及び54に実質上整
合するよう配置されている。
【0025】図5を参照して、例えばABS等の適宜の
合成樹脂から一体成形することができる上記軸受体42
は、板形状をなす本体部42aを備え、本体部42aに
は、一対の軸受部42b及び42cが所定の軸心間隔を
おいて一体に形成されている。軸受部42bの軸心は現
像剤適用手段20の支持軸の軸心SCと一致し、また軸
受部42cの軸心は感光体ドラム4の支持軸4aの軸心
DCと一致するよう形成されている。軸受部42b及び
42cは、本体部42aの両面から延び出す円筒部を備
えている。軸受部42bは上記静止永久磁石部材24の
固定支持軸24aの先端部を支持するための軸受部であ
り、また軸受部42cは感光体ドラム4の支持軸4aの
一端部を回転自在に支持するための軸受部である。支持
軸4aを支持するための軸受部42c内には、適宜の合
成樹脂からなる円筒状軸受部材が圧入されている。本体
部42aには取付孔42d及び42eが形成されてい
る。取付孔42d及び42eは、軸受体42を前側板部
材40にビス止めするための取付孔であって、前側板部
材40のねじ孔57及び59に整合するよう配置されて
いる。以上のように構成された軸受体42は、取付孔4
2d及び42eが前側板部材40のねじ孔57及び59
に整合させられた状態でビス68及び69をねじ孔57
及び59に係合させることにより、前側板部材40に締
結される(図6参照)。
【0026】図2及び図13を参照して、現像ハウジン
グ10の後側壁16の前端部16Aには、現像剤適用手
段20のスリーブ22の回転支持軸22aが十分な隙間
をおいて挿入されうる孔16aが形成されている(図3
をも参照)。孔16aは回転支持軸22aよりも大径に
形成されている。孔16aの、現像ハウジング10の長
手方向外側には円形の内周面16bを有するボス16c
が形成されている。孔16a及びボス16cの内周面1
6bの軸心は、回転支持軸22a及び固定支持軸24a
の軸心、したがって現像剤適用手段20の支持軸の軸心
SCと一致するよう規定されている。なお、図13にお
いては、現像ハウジング10に対する感光体ドラム4の
軸心DCの位置が、相対的に図示されている。ボス16
cの内周面16bにはラジアルボールベアリングでよい
軸受22b(図7参照)が圧入され、スリーブ22の回
転支持軸22aは軸受22bに嵌合され、後側壁16の
前端部16Aに回転自在に支持される。
【0027】後側壁16にはまた、現像ハウジング10
の長手方向外側に延び出す複数の(実施形態では3個
の)位置決め係止ピン70、72及び74と、複数の
(実施形態では3個の)ねじ孔76、78及び79が形
成されている。位置決め係止ピン70は、現像剤適用手
段20の軸方向に見て、現像剤適用手段20の支持軸の
軸心SCと感光体ドラム4の軸心DCを通る直線L1に
直交しかつ現像剤適用手段20の支持軸の軸心SCを通
る直線L2上又はその近傍であって、該軸心SCの近傍
に配置されている(実施形態では、ほぼ直線L2上に配
置されている)。実施形態において、位置決め係止ピン
70は、後側壁16の前端部16Aの最上端部(図13
において、軸心SCの左斜め上方位置)に配置されてい
る。位置決め係止ピン72は、後側壁16の前端部16
Aの下端部における、現像ハウジング10の幅方向の前
端部であって、位置決め係止ピン70の下方に間隔をお
いた位置に配置されている。位置決め係止ピン72は、
先に述べた位置決め係止ピン50(図15参照)と実質
上同じ構成を有しているので説明は省略する。図13に
示されているように、位置決め係止ピン72のスリット
72a(スリット50aに相当する)を形成する上記一
対の内壁は、現像剤適用手段20の軸方向に見て、上記
直線L1に平行に延在するよう位置付けられている。位
置決め係止ピン74は、後側壁16の下端部であって、
現像ハウジング10の幅方向後端部寄りの位置に配置さ
れている。上記ねじ孔76は、位置決め係止ピン70の
近傍に、位置決め係止ピン70に対し間隔をおいて配置
されている(実施形態においては、位置決め係止ピン7
0に対し、現像ハウジング10の幅方向後方に間隔をお
いて配置されている)。上記ねじ孔78は、位置決め係
止ピン72の近傍に、位置決め係止ピン72に対し間隔
をおいて配置されている(実施形態においては、位置決
め係止ピン72に対し、現像ハウジング10の幅方向前
方に間隔をおいて配置されている)。また上記ねじ孔7
9は、位置決め係止ピン74の近傍に、位置決め係止ピ
ン74に対し間隔をおいて配置されている(実施形態に
おいては、位置決め係止ピン74に対し、上方に間隔を
おいて配置されている)。なお上記ねじ孔76、78及
び79は、後側板部材44を締結するためのねじ孔であ
る。上記位置決め係止ピン70、72及び74の先端部
には面取が施されている。
【0028】図7及び図14を参照して、適宜の鋼板か
ら形成することができる後側板部材44には、現像剤適
用手段20のスリーブ22の回転支持軸22aが十分な
隙間をおいて挿入されうる長孔80と、感光体ドラム4
の支持軸4a(図1参照)が十分な隙間をおいて挿入さ
れうる円形の孔82とが所定の間隔をおいて形成されて
いる。長孔80の軸心は現像剤適用手段20の支持軸の
軸心SCと一致し、また円形の孔82の軸心は感光体ド
ラム4の支持軸4aの軸心DCと一致するよう形成され
ている。図14において、長孔80の左方に間隔をおい
た位置及び円形の孔82の右斜め上方に間隔をおいた位
置には、それぞれねじ孔81及び83が形成されてい
る。ねじ孔81及び83は、軸受体46を装着するため
のねじ孔である。
【0029】後側板部材44にはまた、複数の(実施形
態では3個の)位置決め被係止孔84、85及び86が
形成されている。位置決め被係止孔84は、先に述べた
位置決め被係止孔60(図16参照)と実質上同じ構成
を有しているので説明は省略する。位置決め被係止孔8
4の小径円弧部84a(図16において小径円弧部60
aに相当)の各々の周縁は1個の仮想円上に存在するよ
う形成されているが、該仮想円の直径は、上記位置決め
係止ピン70の直径と同じ又は位置決め係止ピン70よ
りもわずかに小径に形成されている。位置決め被係止孔
84は、複数の小径円弧部84aの周縁が上記位置決め
係止ピン70に嵌合させられるので、後側板部材44
の、現像ハウジング10の後側壁16に対する位置決め
が、ガタなく、したがって高い精度で正確に遂行される
ことを可能にするものである。また嵌合操作も容易とな
る。位置決め被係止孔84は、現像剤適用手段20の軸
方向に見て、現像剤適用手段20の支持軸の軸心SCと
感光体ドラム4の支持軸4aの軸心DCを通る直線L1
に直交しかつ現像剤適用手段20の支持軸の軸心SCを
通る直線L2上又はその近傍であって、該軸心SCの近
傍に配置されている(実施形態では、ほぼ直線L2上に
配置されている)。実施形態において、位置決め被係止
孔84は、図14において、軸心SCの左斜め上方位置
に配置されている。
【0030】位置決め被係止孔85は、現像剤適用手段
20の軸方向に見て、上記直線L1に平行に延在しかつ
相互に間隔をおいて平行に対向する一対の内壁を備えた
長孔から形成されている。実施形態において、長孔の下
端は後側板部材44の下端に開放されているので、正し
くはスリットであろうが、本発明においてその機能は実
質上長孔と変わらないので、本明細書においては、スリ
ットも長孔の範疇に含むものとして、長孔と称すること
とする。位置決め被係止孔85の幅は、上記位置決め係
止ピン72の直径と同じ又は若干小さく規定されてい
る。位置決め被係止孔85は、図14において、長孔8
0に対し若干左斜め下方に間隔をおいた位置であって、
上記直線L1に対し右方に若干の間隔をおいた位置に配
置されている。位置決め被係止孔86は、現像剤適用手
段20の軸方向に見て、現像剤適用手段20の支持軸の
軸心SCと感光体ドラム4の支持軸4aの軸心DCを通
る直線L1に平行に延在しかつ相互に間隔をおいて平行
に対向する一対の内壁を備えた長孔から形成されてい
る。位置決め被係止孔86の幅は、上記位置決め係止ピ
ン74の直径と同じ又はわずかに小さく規定されてい
る。位置決め被係止孔86は、図14において、長孔8
0に対し左斜め下方に間隔をおいた位置であって、上記
直線L1に対し左方に相当の間隔をおいた位置に配置さ
れている。
【0031】後側板部材44にはまた、複数の(実施形
態では3個の)取付孔87、88及び89が形成されて
いる。取付孔87は、位置決め被係止孔84の近傍に、
位置決め被係止孔84に対し間隔をおいて配置されてい
る(実施形態においては、位置決め被係止孔84に対
し、図14において左方に間隔をおいて配置されてい
る)。取付孔88は、位置決め被係止孔85の近傍に、
位置決め被係止孔85に対し間隔をおいて配置されてい
る(実施形態においては、位置決め被係止孔85に対
し、図14において右方に間隔をおいて配置されてい
る)。取付孔89は、位置決め被係止孔86の近傍に、
位置決め被係止孔86に対し間隔をおいて配置されてい
る(実施形態においては、位置決め被係止孔86に対
し、図14において上方に間隔をおいて配置されてい
る)。なお上記取付孔87、88及び89は、後側板部
材44を後側壁16にビス止めするための取付孔であ
る。上記位置決め被係止孔84、85及び86は、後側
壁16の位置決め係止ピン70、72及び74に実質上
整合し、また上記取付孔87、88及び89は後側壁1
6のねじ孔76、78及び79に実質上整合するよう配
置されている。
【0032】図8を参照して、例えば、ABS等の適宜
の合成樹脂から一体成形することができる上記軸受体4
6は、板形状をなす本体部46aを備え、本体部46a
には、一対の軸受部46b及び46cが所定の軸心間隔
をおいて一体に形成されている。軸受部46bの軸心は
現像剤適用手段20の支持軸の軸心SCと一致し、また
軸受部46cの軸心は感光体ドラム4の支持軸4aの軸
心DCと一致するよう形成されている。軸受部46b及
び46cは、本体部46aの片面(図8において裏面側
の片面)から延び出す円筒部を備えている。軸受部46
bは上記スリーブ22の回転支持軸22aの先端部を回
動自在に支持するための軸受部であり、また軸受部46
cは感光体ドラム4の支持軸4aの他端部を回動自在に
を支持するための軸受部である。軸受部46b及び46
c内には、適宜の合成樹脂からなる円筒状軸受部材が圧
入されている。本体部46aには取付孔46d及び46
eが形成されている。取付孔46d及び46eは、軸受
体46を後側板部材44にビス止めするための取付孔で
あって、後側板部材44のねじ孔81及び83に整合す
るよう配置されている。以上のように構成された軸受体
46は、取付孔46d及び46eが後側板部材44のね
じ孔81及び83に整合させられた状態でビス90及び
91をねじ孔81及び83に係合させることにより、後
側板部材44に締結される。
【0033】図6及び図9〜図11を参照して、先に述
べたとおりにして軸受体42が取り付けられた前側板部
材40は、軸受部42bが現像剤適用手段20の固定支
持軸24aに嵌合させられると共に、位置決め被係止孔
60が位置決め係止ピン48に嵌合され、そして位置決
め被係止孔62が位置決め係止ピン50に嵌合されるこ
とにより、現像ハウジング10の前側壁14の所定位置
に自動的に位置決めされかつ仮装着される。前側板部材
40の、現像ハウジング10の前側壁14に対する位置
決め及び仮装着は、ほぼワンタッチのきわめて容易な操
作で遂行される。また組立工数が少なく、組立性に優れ
ている。取付孔64及び66は前側壁14のねじ孔52
及び54に実質上整合して位置付けられるので、ねじ孔
52及び54にビス92及び93を係合させることによ
り、前側板部材40は現像ハウジング10の前側壁14
の所定位置に締結される(本装着される)。位置決め係
止ピン48及び50、位置決め被係止孔60及び62
は、前側板部材40の、現像ハウジング10の前側壁1
4に対する位置決め手段を構成する。また、ねじ孔52
及び54、ビス92及び93等は、前側板部材40を前
側壁14に固着するための固着手段を構成する。
【0034】図8及び図12〜図14を参照して、先に
述べたとおりにして軸受体46が取り付けられた後側板
部材44は、軸受部46bが現像剤適用手段20の回転
支持軸22aに嵌合させられると共に、位置決め被係止
孔84が位置決め係止ピン70に嵌合され、位置決め被
係止孔85が位置決め係止ピン72に嵌合され、そして
位置決め被係止孔86が位置決め係止ピン74に嵌合さ
れることにより、現像ハウジング10の後側壁16の所
定位置に自動的に位置決めされかつ仮装着される。後側
板部材44の、現像ハウジング10の後側壁16に対す
る位置決め及び仮装着は、ほぼワンタッチのきわめて容
易な操作で遂行される。また組立工数が少なく、組立性
に優れている。取付孔87、88及び89は後側壁16
のねじ孔76、78及び79に実質上整合して位置付け
られるので、ねじ孔76、78及び79にビス94、9
5及び96を係合させることにより、後側板部材44は
現像ハウジング10の後側壁16の所定位置に締結され
る(本装着される)。位置決め係止ピン70、72及び
74、位置決め被係止孔84、85及び86は、後側板
部材44の、現像ハウジング10の後側壁16に対する
位置決め手段を構成する。また、ねじ孔76、78及び
79、ビス94、95及び96等は、後側板部材44を
後側壁16に固着するための固着手段を構成する。
【0035】上記したとおりにして、前側板部材40が
現像ハウジング10の前側壁14の所定位置に装着さ
れ、後側板部材44が現像ハウジング10の後側壁16
の所定位置に装着された後、感光体ドラム4を前側壁1
4及び後側壁16間に、軸受体42の軸受部42c及び
軸受体46の軸受部46cを介して回転自在に支持す
る。感光体ドラム4の装着は次のとおりにして行なわれ
る。すなわち、感光体ドラム4を前側板部材40及び後
側板部材44間における、軸受体42の軸受部42c
と、軸受体46の軸受部46cとの間にそれらとほぼ同
軸上に位置付ける。次いで、軸受部46c、感光体ドラ
ム4及び軸受部42cの順に駆動軸である支持軸4aを
嵌合させる。感光体ドラム4内の両端部には端壁が配設
され、端壁の各々の軸心部には貫通孔が形成されてい
る。支持軸4aの一端部は端壁の一方の貫通孔に相対回
転自在に嵌合されるが、支持軸4aの他端部は端壁の他
方の貫通孔に相対回転できないように嵌合されて駆動結
合される。支持軸4aの、感光体ドラム4、前側板部材
40及び後側板部材44に対する軸方向の位置決め及び
相対移動の規制は、周知の手段により適宜に行なわれる
ことはいうまでもない。以上のとおりにして感光体ドラ
ム4の支持軸4aが軸受部42c及び46cに嵌合支持
されるだけで、感光体ドラム4の支持軸4aの軸心と現
像剤適用手段20の支持軸(22a、24a)の軸心と
の間の距離が所定値に設定され、したがって、感光体ド
ラム4の周表面と現像剤適用手段20のスリーブ部材2
2の周表面との間の所定の隙間が、組立バラツキを発生
させることなく、容易かつ確実に高い精度で得ることが
可能になる。また感光体ドラム4の組立において、従来
における如く、組立治具を使用して、感光体ドラム4及
びスリーブ部材22の周表面間の隙間を調整しながら行
なう必要がなくなるので、感光体ドラム4の組立が簡単
となり、組立工数が低減されるので組立性が向上させら
れる。なお、上記クリーニング装置6及び帯電器8は前
側板部材40及び後側板部材44間に配設されている
(図6において、帯電器8は図示が省略されている)。
【0036】図9〜図14を参照して、上記したよう
に、前側板部材40の位置決め被係止孔60及び62
を、前側壁14の位置決め係止ピン48及び50に嵌合
させるだけで、現像ハウジング10の前側壁14に対す
る位置決め及び仮装着が自動的に遂行される。同様に、
後側板部材44の位置決め被係止孔84、85及び86
を、後側壁16の位置決め係止ピン70、72及び74
に嵌合させるだけで、現像ハウジング10の後側壁16
に対する位置決め及び仮装着が自動的に遂行される。そ
の結果、従来における如く、組立治具を使用して、前側
板部材40及び後側板部材44の、現像ハウジング10
に対する位置決めを行なう必要がなくなるので、前側板
部材40及び後側板部材44の、現像ハウジング10に
対する組立が簡単となり、組立工数が低減されるので組
立性が向上させられる。また、前側板部材40及び後側
板部材44の、現像ハウジング10に対する位置決めが
容易かつ確実に遂行されるので、組立が容易で組立工数
が少なく、組立性に優れ、しかも、感光体ドラム4及び
スリーブ部材22の周表面間の所定の隙間を、組立バラ
ツキを発生させることなく、高い精度で得ることができ
る。更にはまた、画像形成ユニット100の輸送時の振
動、あるいは落下等の衝撃によって、感光体ドラム4及
びスリーブ部材22の周表面間の所定の隙間の変化を確
実に防止して、所定のとおりに維持することができる。
【0037】前側壁14の位置決め係止ピン48及びこ
れに対応する、前側板部材40の位置決め被係止孔60
と、後側壁16の位置決め係止ピン70及びこれに対応
する、後側板部材44の位置決め被係止孔84とは、現
像剤適用手段20の軸方向に見て、現像剤適用手段20
の支持軸(22a、24a)の軸心SCと感光体ドラム
4の支持軸4a軸心DCを通る直線L1に直交しかつ現
像剤適用手段20の支持軸(22a、24a)の軸心S
Cを通る直線L2上又はその近傍であって、該軸心SC
の近傍に配置されている。一般的に、前側板部材40及
び後側板部材44を現像ハウジング10に装着するに際
しては、前側板部材40及び後側板部材44と現像ハウ
ジング10との間に相対回転が生ずる傾向が存在する。
しかしながら、本発明においては、上記のように構成さ
れているので、現像剤適用手段20の支持軸(22a、
24a)の軸心SCの、感光体ドラム4及びスリーブ部
材22の周表面の接線方向(上記直線L2の延在方向)
への相対変位(軸受22b、軸受24b等のガタによる
相対変位)を十分確実にかつ効果的に防止することがで
きる。軸心SCの該接線方向の相対変位は、わずかであ
っても、感光体ドラム4及びスリーブ部材22の周表面
間の該隙間の変化は大きくなるので、該接線方向の相対
移動を厳しく規制することは該隙間の変動を防止する上
で効果的であるといえる。その結果、感光体ドラム4及
びスリーブ部材22の周表面間の所定の隙間を、組立バ
ラツキを発生させることなく、容易かつ確実に高い精度
で得ることを可能にするものである。なお、感光体ドラ
ム4の支持軸4aの軸心DCと現像剤適用手段20の支
持軸の軸心SCとが相互に接近し又は離隔する方向の相
対変位(上記直線L1方向の相対変位)は、軸受体42
及び46によって十分確実にかつ効果的に防止される。
【0038】前側板部材40の位置決め被係止孔60
は、周方向に等角度間隔をおいて形成された複数の小径
円弧部60aを備え、小径円弧部60aの各々の周縁
は、対応する位置決め係止ピン48と同じ直径又はわず
かに小さな直径を有する1個の仮想円上に存在するよう
形成され、また、後側板部材44の位置決め被係止孔8
4は、周方向に等角度間隔をおいて形成された複数の小
径円弧部84aを備え、小径円弧部84aの各々の周縁
は、対応する位置決め係止ピン70と同じ直径又はわず
かに小さな直径を有する1個の仮想円上に存在するよう
形成されている。位置決め被係止孔60は、複数の小径
円弧部60aの周縁が上記位置決め係止ピン48に嵌合
させられるので、前側板部材40の、前側壁14に対す
る位置決めが、ガタなく、したがって高い精度で正確に
遂行されることを可能にするものである。また、位置決
め被係止孔60の、位置決め係止ピン48に対する嵌合
操作も容易となる。同様に、位置決め被係止孔84は、
複数の小径円弧部84aの周縁が上記位置決め係止ピン
70に嵌合させられるので、後側板部材44の、後側壁
16に対する位置決めが、ガタなく、したがって高い精
度で正確に遂行されることを可能にするものである。ま
た、位置決め被係止孔84の、位置決め係止ピン70に
対する嵌合操作も容易となる。
【0039】前側板部材40の位置決め被係止孔62、
後側板部材44の位置決め被係止孔85及び86は、現
像剤適用手段20の軸方向に見て、現像剤適用手段20
の支持軸の支持軸の軸心SCと感光体ドラム4の支持軸
4aの軸心DCを通る直線L1に平行に延在しかつ相互
に間隔をおいて平行に対向する一対の内壁を備えてい
る。したがって、前側板部材40の位置決め被係止孔6
2が前側壁14の位置決め係止ピン50に嵌合され、後
側板部材44の位置決め被係止孔85及び86が後側壁
16の位置決め係止ピン72及び74に嵌合されたと
き、前側板部材40及び後側板部材44が現像ハウジン
グ10に対して、現像剤適用手段20の支持軸(22
a、24a)の軸心SCが該接線方向へ相対変位しよう
とする相対回転を十分確実にかつ効果的に防止すること
ができる。その結果、感光体ドラム4及びスリーブ部材
の周表面間の所定の隙間を、組立バラツキを発生させる
ことなく、容易かつ確実に高い精度で得ることを可能に
するものである。
【0040】前側板部材40の位置決め係止ピン50、
後側板部材44の位置決め係止ピン72は、現像剤適用
手段20の軸方向に見て、現像剤適用手段20の支持軸
(22a、24a)の軸心SCと感光体ドラム4の支持
軸4aの軸心DCを通る直線L1に平行に延在しかつ相
互に間隔をおいて平行に対向する一対の内壁を有するス
リット50a、72aが軸心中央部に形成されている。
この構成は、前側板部材40及び後側板部材44が現像
ハウジング10の所定位置に位置決めされたときの組付
誤差を、感光体ドラム4及びスリーブ部材22の周表面
間の該隙間を変化させることなく吸収することを可能に
するものである。
【0041】前側板部材40を締結するための前側壁1
4のねじ孔52及び54は、位置決め係止ピン48及び
50の近傍に間隔をおいて配置され、また、後側板部材
44を締結するための後側壁16のねじ孔76、78及
び79は、位置決め係止ピン70、72及び74の近傍
に間隔をおいて配置されている。その結果、現像ハウジ
ング10の前側壁14に対し所定の位置に位置決めされ
た前側板部材40及び後側壁16に対し所定の位置に位
置決めされた後側板部材44を、該位置にしっかりと締
結・固着することができる。この構成は、画像形成ユニ
ット100の輸送時の振動、あるいは落下等の衝撃によ
って、前側板部材40及び後側板部材44の現像ハウジ
ング10に対する変位を確実に防止することができるの
で、感光体ドラム4及びスリーブ部材22の周表面間の
所定の隙間の変化を確実に防止して、所定のとおりに維
持することを可能にするものである。
【0042】上記画像形成ユニット100は図示しない
複写機に離脱自在に装着されて使用される。なお、現像
装置2による現像作用を含む、複写機による複写作用そ
れ自体は周知の作用を利用することでよく、またそれ自
体は本発明の特徴をなすものではないので、説明は省略
する。なお、図示の実施形態においては、磁性キャリア
とトナーとからなる現像剤が使用されているが、磁性ト
ナーのみからなる現像剤が使用される他の実施形態も成
立する。
【0043】
【発明の効果】本発明による画像形成ユニットによれ
ば、感光体ドラム及びスリーブ部材の周表面間の所定の
隙間を、組立バラツキを発生させることなく、容易かつ
確実に高い精度で得ることを可能にする。また、組立治
具を使用することなく、感光体ドラムを組み立てても、
感光体ドラム及びスリーブ部材の周表面間の所定の隙間
を、組立バラツキを発生させることなく、容易かつ確実
に高い精度で得ることを可能にする。更にはまた、組立
が容易で組立工数が少なく、組立性に優れ、しかも、感
光体ドラム及びスリーブ部材の周表面間の所定の隙間
を、組立バラツキを発生させることなく、高い精度で得
ることを可能にする。更にはまた、輸送時の振動、ある
いは落下等の衝撃によって、感光体ドラム及びスリーブ
部材の周表面間の所定の隙間の変化を確実に防止して、
所定のとおりに維持することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された画像形成ユニットの
実施形態を示す横断面概略図。
【図2】図1に示す画像形成ユニットに備えられた現像
装置の現像ハウジングを、ある角度から見た斜視図。
【図3】図2に示す現像ハウジングを、別の角度から見
た斜視図。
【図4】図1に示す画像形成ユニットに備えられた現像
装置の幅方向前端部であって長手方向両端部における一
部を部分的に示す斜視図。
【図5】図1に示す画像形成ユニットの一部を分解して
示す部分斜視図。
【図6】図5に示す画像形成ユニットの一部において、
軸受体を前側板部材に装着した状態を示す部分斜視図。
【図7】図1に示す画像形成ユニットの他の一部を分解
して示す部分斜視図。
【図8】図7に示す画像形成ユニットの他の一部におい
て、更に別の部材を加えた状態を分解して示す部分斜視
図。
【図9】図1に示す画像形成ユニットにおいて、現像ハ
ウジングに前側板部材を装着した状態の要部を概略的に
示す構成図であって、現像ハウジングの前側壁側から見
た構成図。
【図10】図9に示す現像ハウジングの構成図。
【図11】図9に示す前側板部材の構成図。
【図12】図1に示す画像形成ユニットにおいて、現像
ハウジングに後側板部材を装着した状態の要部を概略的
に示す構成図であって、現像ハウジングの後側壁側から
見た構成図。
【図13】図12に示す現像ハウジングの構成図。
【図14】図12に示す後側板部材の構成図。
【図15】図10に示す現像ハウジングに配設されてい
る位置決め係止ピンの一つを拡大して示す図。
【図16】図11に示す前側板部材に配設されている位
置決め被係止孔の一つを拡大して示す図。
【符号の説明】
2 現像装置 4 感光体ドラム 4a 支持軸 10 現像ハウジング 14 前側壁 16 後側壁 20 現像剤適用手段 22 円筒状スリーブ部材 22a 回転支持軸 24 静止永久磁石部材 24a 固定支持軸 40 前側板部材 42 軸受体 44 後側板部材 46 軸受体 48、50、70、72、74 位置決め係止ピン 60、62、84、85、86 位置決め被係止孔 100 画像形成ユニット SC 現像剤適用手段の支持軸の軸心 DC 感光体ドラムの支持軸の軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巴 哲郎 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 (72)発明者 田名辺 謙一 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 (72)発明者 川北 浩隆 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 (72)発明者 木下 浩 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 Fターム(参考) 2H035 CB04 CD07 CD11 CD14 2H071 BA04 BA13 BA16 DA08 DA15 2H077 AD02 AD06 BA07 BA08 GA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持軸を備えた感光体ドラム及び現像装
    置を備え、現像装置は、両側壁を備えた現像ハウジング
    と、支持軸を備えかつ該支持軸の両端部が軸受を介して
    両側壁の前端部間に支持されて感光体ドラムの周表面に
    現像剤を適用するための現像剤適用手段とを備えた画像
    形成ユニットにおいて、 両側壁には側板部材が配設され、側板部材の各々には、
    一対の軸受部が所定の軸心間隔をおいて一体に形成され
    た軸受体が装着され、現像剤適用手段の支持軸の両端部
    は更に軸受体の各々における軸受部の一方に嵌合支持さ
    れ、感光体ドラムはその支持軸の両端部が軸受体の各々
    における軸受部の他方に嵌合支持され、側板部材の各々
    は、位置決め手段を介して対応する側壁の所定位置に位
    置決めされた状態で、固着手段により固着される、こと
    を特徴とする画像形成ユニット。
  2. 【請求項2】 位置決め手段は、側壁の各々から現像ハ
    ウジングの長手方向外側に延び出す複数の位置決め係止
    ピンと、側板部材の各々に形成された複数の位置決め被
    係止孔とから構成され、側板部材の各々の位置決め被係
    止孔が、対応する側壁の、対応する位置決め係止ピンに
    嵌合される、請求項1記載の画像形成ユニット。
  3. 【請求項3】 側壁の各々における位置決め係止ピンの
    一つ及び該位置決め係止ピンの一つに対応する、側板部
    材の各々における位置決め被係止孔の一つは、現像剤適
    用手段の軸方向に見て、現像剤適用手段の支持軸の軸心
    と感光体ドラムの軸心を通る直線に直交しかつ現像剤適
    用手段の支持軸の軸心を通る直線上又はその近傍であっ
    て、現像剤適用手段の支持軸の軸心の近傍に配置されて
    いる、請求項2記載の画像形成ユニット。
  4. 【請求項4】 側板部材の各々における位置決め被係止
    孔の該一つは、周方向に等角度間隔をおいて形成された
    複数の小径円弧部を備え、小径円弧部の各々の周縁は、
    対応する位置決め係止ピンの該一つと同じ直径又はわず
    かに小さな直径を有する1個の仮想円上に存在するよう
    形成されている、請求項3記載の画像形成ユニット。
  5. 【請求項5】 側板部材の各々における他の位置決め被
    係止孔は、現像剤適用手段の軸方向に見て、現像剤適用
    手段の支持軸の軸心と感光体ドラムの軸心を通る直線に
    平行に延在しかつ相互に間隔をおいて平行に対向する一
    対の内壁を備えている、請求項3又は請求項4記載の画
    像形成ユニット。
  6. 【請求項6】 側壁の各々における他の位置決め係止ピ
    ンのうちの一つは、現像剤適用手段の軸方向に見て、現
    像剤適用手段の支持軸の軸心と感光体ドラムの軸心を通
    る直線に平行に延在しかつ相互に間隔をおいて対向する
    一対の内壁を有するスリットが軸心中央部に形成されて
    いる、請求項3又は請求項4記載の画像形成ユニット。
  7. 【請求項7】 固着手段は、側壁の各々に形成された複
    数のねじ孔と、該ねじ孔の各々に係合しうる複数のビス
    から構成され、ねじ孔は、それぞれ、位置決め係止ピン
    の各々の近傍に間隔をおいて配置されている、請求項2
    〜6のいずれか1項に記載の画像形成ユニット。
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