JP2002097998A - 鋳ぐるみ用ライナおよびシリンダブロックの製造方法 - Google Patents

鋳ぐるみ用ライナおよびシリンダブロックの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダボア間距離の短いシリンダブロック
に用いられた場合にもブロック本体に亀裂を生じにくい
鋳ぐるみ用ライナ、およびこの鋳ぐるみ用ライナを用い
たシリンダブロックの製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の鋳ぐるみ用ライナ1は、複数個
のシリンダが並設されたシリンダブロックのシリンダラ
イナとして用いられるもので、外周面から延びる多数の
トゲ11を有し、かつシリンダブロックのシリンダボア
間21にはトゲ11の除去された部分が設けられている
ことを特徴とする。本発明のシリンダブロックの製造方
法は、外周面の全周から延びる多数のトゲ11を有する
複数個の原ライナを並設保持した状態で原ライナ相互の
間に位置するトゲ11を除去して鋳ぐるみ用ライナ1を
作製し、この並設保持状態を維持しつつ鋳ぐるみ用ライ
ナ1を鋳型に取り付け、ダイカスト法により鋳ぐるむこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダブロック
におけるシリンダライナとして用いられる鋳ぐるみ用ラ
イナ、およびこのライナを用いたシリンダブロックの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用のシリンダブロックとして、
鋳鉄等からなるシリンダライナをアルミニウム合金等で
鋳ぐるみ鋳造したものが知られている。このシリンダラ
イナには、アルミニウム合金等からなる部分(以下、
「ブロック本体」ともいう。)との密着性確保や、鋳鉄
とアルミニウム合金との凝固収縮差による残留応力の分
散等の目的から、通常は外周面に凹凸が設けられてい
る。例えば特開平3−133558号公報には、外周面
にネジ状の溝を形成し、この溝にショットピーニング加
工を施してその一部を窪ませることにより、ライナとブ
ロック本体との密着性を確保するとともに湯流れ性を向
上させたシリンダライナが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、上記のように外
周面に凹凸が設けられたシリンダライナの他の例とし
て、外周面から延びる多数のトゲを有するものがある。
この「トゲ状ライナ」あるいは「スパイニーライナ」
は、外周面をネジ状等としたライナに比べて残留応力の
分散性能に優れる等の特徴を有する。
【0004】しかし、シリンダブロックの小型化等の目
的からシリンダボア間の距離を短縮すると、シリンダボ
ア間において隣接するライナの外周同士が接近してこの
部分のブロック本体が薄くなるため、この部分の強度が
不足し、鋳造時の残留応力等により亀裂が発生しやすく
なる。また、上記トゲ状ライナの鋳ぐるみにおいては、
トゲの細部にまで溶湯を行き渡らせるため通常はダイカ
スト法が用いられるが、このダイカスト法によると鋳造
装置のプランジャスリーブ内等において初期凝固片が発
生しやすい。この初期凝固片が溶湯とともにシリンダボ
ア間に進入すると、この部分のブロック本体の強度が低
下して亀裂発生の原因となる。
【0005】本発明の目的は、シリンダボア間距離の短
いシリンダブロックに用いられた場合にもブロック本体
に亀裂を生じにくい鋳ぐるみ用ライナ、およびこの鋳ぐ
るみ用ライナを用いたシリンダブロックの製造方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の鋳ぐるみ用ライナは、複数個のシリ
ンダが並設されたシリンダブロックにおいてシリンダラ
イナとして用いられる鋳ぐるみ用ライナであって、上記
鋳ぐるみ用ライナは外周面から延びる多数のトゲを有
し、かつ上記シリンダブロックのシリンダボア間に相当
する範囲には上記トゲの除去された部分(以下、「トゲ
除去部」ともいう。)が設けられていることを特徴とす
る。
【0007】請求項1記載の鋳ぐるみ用ライナは、例え
ば、発泡性の塗型層を備えた鋳型を用いた遠心鋳造法に
より、外周面の全周にわたって多数のトゲを有する原ラ
イナ(トゲ状ライナ)を製造し、その後、上記原ライナ
から所定範囲のトゲを除去して「トゲ除去部」を形成す
ることにより得られる。
【0008】上記トゲの長さ(トゲ除去部以外の部分に
あるトゲの長さ)は、通常0.3mm〜5mmの範囲で
あり、0.5〜3mmの範囲であることが好ましく、1
〜2mmであることがより好ましい。トゲの長さが0.
3mm未満では、ブロック本体からの抜け止め効果や、
残留応力を分散させる効果等が不足する恐れがある。
【0009】上記トゲ除去部は、ライナの軸方向長さの
全体に設けられてもよく、一部長さに設けられてもよ
い。通常は、このトゲ除去部の長さがライナ全長の60
%以上であることが好ましく、70%以上であることが
より好ましく、80%以上であることがさらに好まし
い。トゲ除去部の長さがライナ全長の100%未満であ
る場合、トゲ除去部以外の部分(すなわち、外周にトゲ
のある部分)は、シリンダブロックの下端となる側(通
常は溶湯の流入側に相当する)に設けられていることが
好ましい。なお、トゲ除去部は連続して一箇所に設けら
れてもよく、複数の部分に分割されていてもよいが、通
常は連続して設けることが好ましい。トゲ除去部が分割
されている場合にはその合計長さが上記範囲であること
が好ましい。
【0010】一方、上記トゲ除去部の幅は特に限定され
ないが、例えば図7に示すように、「トゲ除去部12が
なかったと仮定した場合に隣接する鋳ぐるみ用ライナ1
から延びる仮想トゲ11’が互いに交叉する範囲」L1
よりも内側であって、このL1とほぼ同等あるいはL1
より短い幅L2とすることが好ましい。この場合には、
トゲ除去部12の幅方向の両側に、隣接する鋳ぐるみ用
ライナ1から延びるトゲ11同士が近接するトゲ密集部
13が形成され、鋳造時においてこのトゲ密集部13が
フィルタとして機能することにより、シリンダボア間2
1への初期凝固片22の進入を防止または抑制すること
ができる。L2の好ましい範囲は0.7L1〜1.2L
1であり、より好ましくは0.8L1〜1.1L1であ
る。このトゲ密集部13は、図3に示すように、鋳ぐる
み用ライナ1の周方向の溶湯3の流れに対して例えば3
mm角以上(より好ましくは2mm角以上)の異物を除
去可能な密度のトゲ11を有するものとすることによ
り、初期凝固片22の進入防止による強度向上の効果を
十分に発揮することができる。
【0011】なお、トゲ除去部の形成において「トゲを
除去する」とは、トゲを根元から除去する場合と、トゲ
の先端から一部長さまでを除去する場合との双方を含む
意味である。例えば、上記トゲ除去部の全範囲において
トゲが根元まで除去されていてもよく、上記トゲ除去部
の一部範囲では根元まで除去され他の範囲ではトゲの一
部長さが残っていてもよく、上記トゲ除去部の全範囲に
おいてトゲの根元付近が残っていてもよい。図1はトゲ
の先端から一部長さまでを除去した場合を示し、図7は
トゲを根元から除去した場合を示している。また、トゲ
の「除去」とは、トゲの除去前に比べてライナの外周面
からトゲの先端までの距離を小さくすることをいい、例
えばトゲを切削除去する、トゲを潰すまたは倒す(曲げ
変形させる)等の方法を用いることができる。トゲの切
削除去は、例えばエンドミル等を用いて行うことができ
る。
【0012】請求項2記載のシリンダブロックの製造方
法は、請求項1記載の鋳ぐるみ用ライナを用いたシリン
ダブロックの製造方法であって、外周面の全周から延び
る多数のトゲを有する複数個の原ライナを並設保持し、
この並設保持状態において上記原ライナ相互の間に位置
する上記トゲを除去して上記鋳ぐるみ用ライナを作製
し、該並設保持状態を維持しつつ該鋳ぐるみ用ライナを
鋳型に取り付け、ダイカスト法により鋳ぐるむことを特
徴とする。
【0013】外周面の全周にトゲを有する原ライナは、
回転方向に対称であるため、回転方向に対して位置決め
する必要はない。一方、鋳ぐるみ用ライナにおいてはト
ゲ除去部の形成により回転方向の対称性が失われている
ので、この鋳ぐるみ用ライナを鋳型に取り付ける際は回
転方向の位置決めを行う必要がある。請求項2記載の製
造方法によると、回転方向に対称な原ライナを並設保持
し、そのまま(ライナを回転方向に位置ズレさせること
なく)トゲの除去および鋳型への取り付けを行うので、
鋳ぐるみ用ライナの回転方向の位置決めが容易である。
【0014】なお、本発明の鋳ぐるみ用ライナを用いた
シリンダブロックの製造方法としては、請求項2以外の
方法を用いることもできる。例えば、(1)原ライナに
対し個別に(並設保持せずに)トゲの除去処理を施して
鋳ぐるみ用ライナを製造し、トゲ除去部の位置を考慮し
て回転方向の位置決めを行いながら各鋳ぐるみ用ライナ
を鋳型に取り付ける方法、(2)請求項3記載のよう
に、個別に製造された鋳ぐるみ用ライナを回転方向に位
置決めしながら並設配置し、この並設配置された複数個
の鋳ぐるみ用ライナをチャック等で並設保持して、その
まま(回転方向に位置ズレさせることなく)鋳型に取り
付ける方法、等が挙げられる。上記(1)、(2)のよ
うにトゲ除去部を設ける工程を個別に行う場合には、ト
ゲの除去作業が容易であり、またトゲ除去部の形状およ
び形成範囲等に関する設計の自由度が高いという利点が
ある。
【0015】本発明の鋳ぐるみ用ライナによると、シリ
ンダボア間におけるブロック本体の厚さ(すなわち、隣
接するライナの外周面同士の距離)が3.5mm以下、
より好ましくは3mm以下であるシリンダブロックにつ
いても、亀裂等の発生を防止することができる。この部
分におけるブロック本体の厚さの下限は特に限定されな
いが、通常は2.5mm以上である。なお、本発明の鋳
ぐるみ用ライナは、ダイカスト法以外の鋳造方法による
シリンダブロックの製造にも利用することができる。ダ
イカスト法においては一般に初期凝固片が発生しやすい
ため、本発明の鋳ぐるみ用ライナを採用することによる
効果が特によく発揮される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明をさら
に具体的に説明する。 (実施例1)図4に示すように、発泡性の塗型層を有す
る鋳型を用いた遠心鋳造法により製造された鋳鉄製の原
ライナ1’は、外周面1aの全周にわたって多数のトゲ
11を有する。この原ライナ1’の形状(トゲを除く)
は、内径82.0mm、外径85.0mm、高さ129
mmの円筒形である。そして、トゲ11の長さは1〜2
mmであって、この長さは外周面1aからトゲ11の先
端までの距離とほぼ等しい。
【0017】この鋳ぐるみ用ライナ1を用いたシリンダ
ブロックの製造方法について、図5を用いて説明する。
すなわち、供給機41から供給される原ライナ1’を搬
送機42により加工機43へと運び、加工機43の図示
しない治具により、複数個の原ライナ1’をボア中心間
隔87.5mmで並設保持する。隣接する原ライナ1’
の外周面1aの間隔は2.5mmである。この並設保持
状態において、図5における下方から隣接する原ライナ
1’の間に加工刃431を挿入することにより、図1に
示すように、シリンダボア間21に位置していたトゲ1
1を切削除去して厚さ2.5mm、幅15mm、長さ1
00mmのトゲ除去部12を形成し、複数個の鋳ぐるみ
用ライナ1を得る。なお、図1では簡略化のために隣接
する二つのライナのみを示している。
【0018】次いで、この並設保持状態を維持しつつ、
複数個の鋳ぐるみ用ライナ1をロボットアーム44によ
り加工機43の上方からチャックし、鋳ぐるみ用ライナ
1の方向性を保ったまま鋳型51のシリンダ形成部分に
取り付ける。この方法によると、原ライナ1’にトゲ除
去加工を施す工程および得られた鋳ぐるみ用ライナ1を
鋳型51に取り付ける工程においてライナの並設保持状
態が維持されているので、鋳ぐるみ用ライナ1の回転方
向の位置決めが容易である。その後、シリンダブロック
の製造に用いる他の鋳型、中子等を所定位置にセット
し、ダイカスト法によりアルミニウム合金の溶湯を注入
して、図1に示すように、鋳ぐるみ用ライナ1がブロッ
ク本体2により鋳ぐるまれた構造のシリンダブロックを
鋳造する。隣接する鋳ぐるみ用ライナ1は、トゲ除去加
工時と同様に、ボア中心間隔87.5mmである。
【0019】外周面の全周に長さ1〜2mmのトゲを有
するライナをシリンダブロックの鋳造に用いた場合に
は、隣接するライナの外周面の間隔が例えば4mm以下
になると、シリンダボア間21においては両側のライナ
から延びるトゲが過剰に密集する。このため、シリンダ
ボア間21においてブロック本体2の強度が不足し、亀
裂等が発生してしまう。これに対して、本実施例の鋳ぐ
るみ用ライナ1にはトゲ除去部12が形成されているの
で、隣接する鋳ぐるみ用ライナ1の外周面1aの間隔を
2.5mmとしても、シリンダボア間21においてブロ
ック本体2は2.5mmという十分な肉厚をとることが
できる。
【0020】また、この鋳造時において、図3に示すよ
うに、トゲ除去部12の両側に形成されたトゲ密集部1
3がフィルタとして機能することにより、初期凝固片2
2のシリンダボア間21への進入が防止される。また、
図2に示すように、鋳造時における鋳ぐるみ用ライナ1
の下端1b(溶湯の注入側)にはトゲ除去部12が形成
されておらず、この部分のトゲ11により、シリンダボ
ア間21の下方からの初期凝固片22の進入も防止する
ことができる。これにより、シリンダボア間21のブロ
ック本体2が初期凝固片22の混入の少ない健全なもの
となるので、この部分の強度が向上し、亀裂の発生等が
防止される。
【0021】(実施例2)実施例1の鋳ぐるみ用ライナ
によりシリンダブロックを製造する他の方法について、
図6を用いて説明する。この実施例2では、供給機41
から供給される原ライナ1’を搬送機42により加工機
43へと運び、この加工機43の備える図示しないエン
ドミルにより原ライナ1’を個別に加工して、実施例1
と同形状のトゲ除去部12を有する鋳ぐるみ用ライナ1
を得る。次いで、得られた鋳ぐるみ用ライナ1を搬送機
42により台座45上に運び、複数個の鋳ぐるみ用ライ
ナ1を並設配置する。そして、ロボットアーム44によ
りこれらの鋳ぐるみ用ライナ1を並設保持し、実施例1
と同様に鋳型51に取り付けてダイカスト法によりシリ
ンダブロックを鋳造する。
【0022】
【発明の効果】本発明の鋳ぐるみ用ライナは、シリンダ
ボア間に相当する範囲に設けられたトゲ除去部により、
このライナをシリンダブロックに用いた際、トゲ除去部
を設けない場合に比べてシリンダボア間の肉厚を大きく
することができる。このため、シリンダボア間距離を短
くしてもブロック本体に亀裂等を生じにくいので、シリ
ンダブロックの小型化を図ることができる。本発明のシ
リンダブロックの製造方法によると、本発明の鋳ぐるみ
用ライナの製造および鋳型への取り付け工程において、
ライナの回転方向の位置決めが容易である。また、本発
明の他のシリンダブロックの製造方法によると、トゲ除
去部を設ける工程を個別に行うことにより、トゲの除去
作業が容易化され、またトゲ除去部の形状、範囲等の設
定の自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋳ぐるみ用ライナを用いたシリンダブ
ロックを示す横断面図である。
【図2】図1のII方向矢視図である。
【図3】鋳造時における溶湯の流れを説明するもので、
図1の拡大図である。
【図4】原ライナを示す横断面図である。
【図5】実施例1のシリンダブロックの製造方法を示す
模式的説明図である。
【図6】実施例2のシリンダブロックの製造方法を示す
模式的説明図である。
【図7】トゲ除去部の好ましい形成範囲を示す模式的説
明図である。
【符号の説明】
1;鋳ぐるみ用ライナ、1’;原ライナ、1a;外周
面、11;トゲ、12;トゲ除去部(トゲの除去された
部分)、13;トゲ密集部、2;ブロック本体、21;
シリンダボア間、22;初期凝固片、51;鋳型。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16J 10/04 F16J 10/04 (72)発明者 河井 宏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 門野 英彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 石川 雅之 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3G024 AA21 AA26 GA02 GA06 HA07 3J044 AA01 AA18 BA02 BA04 CC17 DA09 EA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のシリンダが並設されたシリンダ
    ブロックにおいてシリンダライナとして用いられる鋳ぐ
    るみ用ライナであって、 上記鋳ぐるみ用ライナは外周面から延びる多数のトゲを
    有し、かつ上記シリンダブロックのシリンダボア間に相
    当する範囲には上記トゲの除去された部分が設けられて
    いることを特徴とする鋳ぐるみ用ライナ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の鋳ぐるみ用ライナを用い
    たシリンダブロックの製造方法であって、 外周面の全周から延びる多数のトゲを有する複数個の原
    ライナを並設保持し、この並設保持状態において上記原
    ライナ相互の間に位置する上記トゲを除去して上記鋳ぐ
    るみ用ライナを作製し、該並設保持状態を維持しつつ該
    鋳ぐるみ用ライナを鋳型に取り付け、ダイカスト法によ
    り鋳ぐるむことを特徴とするシリンダブロックの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の鋳ぐるみ用ライナを用い
    たシリンダブロックの製造方法であって、 外周面の全周から延びる多数のトゲを有する原ライナの
    上記トゲを除去して上記鋳ぐるみ用ライナを作製し、該
    鋳ぐるみライナを回転方向に位置決めしながら並設配置
    し、この並設配置された上記鋳ぐるみライナを並設保持
    し、該並設保持状態を維持しつつ該鋳ぐるみ用ライナを
    鋳型に取り付け、ダイカスト法により鋳ぐるむことを特
    徴とするシリンダブロックの製造方法。
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