JP2002095702A - リフト - Google Patents

リフト

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JP2002095702A
JP2002095702A JP2000288411A JP2000288411A JP2002095702A JP 2002095702 A JP2002095702 A JP 2002095702A JP 2000288411 A JP2000288411 A JP 2000288411A JP 2000288411 A JP2000288411 A JP 2000288411A JP 2002095702 A JP2002095702 A JP 2002095702A
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platform
inner guide
guides
roller
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JP2000288411A
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Hiroshi Hirayama
弘 平山
Hiroshi Iizuka
洋 飯塚
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナーガイド13の回動時の衝撃を緩和す
る。 【解決手段】 図13に示すように、インナーガイド1
3の回動終端部分において、インナーガイド13に設け
た第2ローラ33に制動力を作用させる押圧案内手段R
を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車椅子などを昇
降させるために用いる車両用のリフトに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用のリフトに関して、本出
願人は特願2000−226492号出願にかかわる発
明を、すでに特許庁に提出している。なお、本発明は、
上記既出願にかかわる発明の改良に関するもので、リフ
トとしての全体構成は、既出願にかかわる発明とほとん
ど同じである。つまり、本発明は、既出願にかかわる発
明に、緩衝機構を付加した点に特徴を有するもので、そ
の他は上記既出願の発明と同一である。したがって、従
来のリフトの説明に関しては、緩衝機構を除いた部分の
本発明における実施例の説明をそのまま援用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記既出願の発明は、
そのインナーガイドをアウターガイドから自重で回動さ
せるようにしているので、その回動時の衝撃が大きいと
いう問題があった。この発明の目的は、インナーガイド
の回動時の衝撃を緩和したリフトを提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、車両の開
口部の左右に配置した一対のアウターガイドと、これら
アウターガイドの内側に設けるとともに、アウターガイ
ドに沿って移動可能にした一対のインナーガイドと、こ
れらインナーガイド間に掛け渡すとともに、このインナ
ーガイドおよび上記アウターガイドに沿って移動可能に
したプラットホームと、このプラットホームと上記イン
ナーガイドとを連係させる連係機構と、プラットホーム
の移動方向に応じて推力または引っ張り力を与える駆動
機構と、インナーガイドを所定の位置で回動させる回動
機構とを備えている。そして、上記プラットホームは、
駆動機構により推力または引っ張り力を与えられると、
連係機構によって連係されたインナーガイドとともに水
平移動する。一方、上記インナーガイドは、所定の位置
に達すると、回動機構によりその基端部を支点に回動し
て先端が下方に傾斜した状態を保ち、この傾斜したイン
ナーガイドに沿って、上記連係機構によるインナーガイ
ドとの連係が解除されたプラットホームが案内され、こ
のプラットホームが水平状態に支持されたまま昇降する
構成にしている。かつ、上記インナーガイドの回動終端
におけるショックを緩和する緩衝機構を設けている。
【0005】第2の発明は、インナーガイドの基端部
に、アウターガイド内を転動する一対のローラを設ける
とともに、アウターガイド側であって、インナーガイド
がアウターガイドの終端部分に到達して回動する関係位
置に、上記ローラに押圧力を作用させながら案内する押
圧ガイド板からなる緩衝機構を設けている。第3の発明
は、インナーガイドまたはアウターガイドのいずれかに
ダンパーを設け、このダンパーを緩衝機構としている。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜16にこの発明の実施例を
示す。図1に示すように、車両10の後部開口部11に
は、リフトLを設けている。このリフトLは、車両10
に固定した本体12と、この本体12に連係する一対の
インナーガイド13,13と、これらインナーガイド1
3,13に連係するプラットホーム14とから構成され
ている。上記本体12は、図2に示すように、左右一対
のアウターガイド15,15を備えている。そして、こ
れらアウターガイド15,15内に、図3に示すよう
に、上記インナーガイド13,13とプラットホーム1
4が格納できるようにしている。
【0007】上記アウターガイド15,15には、図4
に示すように、下側レール16と上側レール17とを設
け、これら両レール16,17間に、中間レール18を
設けている。上記下側レール16の先端側上面には、ス
トッパー19を形成している。また、上記中間レール1
8には、その先端部分に傾斜部20を設けている。この
傾斜部20と上記ストッパー19とによって、この発明
の回動機構を構成するが、その機能については、後で詳
しく説明する。
【0008】上記アウターガイド15,15の上部に
は、チェーンガイド21,21を設けている。このチェ
ーンガイド21,21は、プッシュチェーン22,22
をガイドするものである。このプッシュチェーン22,
22は、例えば図5,6に示すように、複数の外側部材
23と、その内側に設けた複数の内側部材24とを、ピ
ン25によって連結したものである。
【0009】上記外側部材23および内側部材24は、
図6に示すように、その上部に凸部26と回転規制面2
7とを備え、一方の部材の凸部26先端が、隣合う他方
の部材の回転規制面27に当接するようにしている。そ
して、このような状態で、プッシュチェーン22が真っ
直ぐな状態を保つようにしている。このようにしたプッ
シュチェーン22は、ピン25を支点にして、図面下方
には曲がるが、反対側には曲がらない。なぜなら、凸部
26および回転規制面27によって、両者の相対回転が
規制されているからである。
【0010】また、図2に示すように、プッシュチェー
ン22は、その一端を上記プラットホーム14の連結部
47に固定し、その他方を従動スプロケット29と駆動
スプロケット30とを介してチェーンカセット31内に
収納するようにしている。上記駆動スプロケット30
は、電動モータMの回転軸に固定されていて、この電動
モータMの作動によって回転する。そして、この駆動ス
プロケット30の回転方向に応じてプッシュチェーン2
2が移動し、プラットホーム14に推力または引っ張り
力を与えるようにしている。なお、上記プッシュチェー
ン22、従動スプロケット29、駆動スプロケット3
0、電動モータMによってこの発明の駆動機構を構成し
ている。
【0011】一方、上記インナーガイド13,13は、
図4に示すように、基端部13aと直線部13bとから
なり、基端部13aの側面に第1、第2ローラ32,3
3を回転自在に取り付けている。これら第1、第2ロー
ラ32,33は、図3に示すように、インナーガイド1
3,13をアウターガイド15内に格納したときに、図
7に示すように、下側レール16と中間レール18とに
よってガイドされる。そして、このガイドされた状態を
保ちながら、水平方向に移動可能にしている。また、図
示する状態のときに、下側レール16と中間レール18
とによって第1、第2ローラ32,33が支持されて、
インナーガイド13の直線部13bが水平を保つように
している。
【0012】上記のように基端部13a側で支持された
インナーガイド13,13は、その直線部13b側に、
下向きの力が作用している。したがって、インナーガイ
ド13,13が図示する状態から右方向に移動して、第
2ローラ33が中間レールの傾斜部20に達すると、こ
の傾斜部20の下面に第2ローラ33を押しつけなが
ら、インナーガイド13,13が第1ローラ32を支点
に回動し、直線部13bが下がり始める。そして、図8
に示すように、第1ローラ32がストッパー19に接す
るとともに、インナーガイド13,13に固定した凸部
34とアウターガイド15,15に設けた規制片35と
が接触すると、インナーガイド13,13が所定の角度
に保もたれる。
【0013】つまり、このインナーガイド13,13
は、所定の位置まで移動したときに、上記ストッパー1
9および傾斜部20からなる回動機構によって、その基
端部13a側に設けた第1ローラ32を支点に回動し、
このインナーガイド13,13の先端が下方に傾斜した
状態を保つ。なお、このインナーガイド13,13の基
端側13a,13aには、図4に示すようにピンPを固
定している。このピンPの機能については後で詳しく説
明する。
【0014】上記インナーガイド13,13は、その直
線部13b、13bの断面をコの字にして、下側レール
44と上側レール45とを形成している。そして、これ
ら両レール44,45によって、プラットホーム14に
設けた車輪39,40をガイドするようにしている。以
下では、プラットホーム14について説明する。プラッ
トホーム14は、図4に示すように、プレート部36
と、このプレート部36の側面に固定したサイド部材3
7,37と、これらサイド部材37,37に固定した車
輪取付部材38,38とから構成されている。そして、
上記車輪取付部材38,38に、第1、第2車輪39,
40を回転自在に取り付けて、これら第1、第2車輪3
9,40を、上記インナーガイド13,13のレール4
4,45よってガイドするようにしている。
【0015】また、上記取付部材38,38には、上記
プッシュチェーン22,22の先端を連結し、このプッ
シュチェーン22,22によって、プラットホーム14
に推力や引っ張り力を作用させるようにしている。さら
に、上記サイド部材37,37には、第3車輪41を回
転自在に取り付けている。そして、図7に示すように、
プラットホーム14が本体12内に格納されているとき
に、第2車輪40および第3車輪41が下側レール16
によってガイドされ、第1車輪39が上側レール17に
よってガイドされるようにしている。
【0016】さらにまた、上記サイド部材37,37の
側面には、高さの異なる第1、第2連係プレート42,
43を所定の間隔をあけて固定している。これら連係プ
レート42,43は、図3に示したように、プラットホ
ーム14がインナーガイド13,13とともに本体12
内に格納されているとき、図10に示すように、これら
連係プレート42,43間にインナーガイド13,13
側に設けたピンPが位置している。
【0017】したがって、図示する状態からプラットホ
ーム14が右方向に移動すると、一方の連係プレート4
2によってピンPが右方向に押されて、インナーガイド
13がプラットホーム14とともに右方向に移動する。
反対に、プラットホーム14が左方向に移動した場合に
は、他方の連係プレート43によってピンPが左方向に
押されて、インナーガイド13がプラットホーム14と
ともに左方向に移動する。つまり、上記連係プレート4
2,43とピンPによって、この発明の連係機構を構成
している。
【0018】また、上記インナーガイド13が回動した
場合には、ピンPの位置が図11に示すようになる。す
なわち、インナーガイド13が回動すると、ピンPの位
置がプラットホーム14に対して高くなる。そして、こ
のときのピンPの位置は、連結プレート42の上面より
も高く、連結ピン43の上面よりも低くなるように設定
している。したがって、インナーガイド13が回動した
場合には、連結プレート42にピンPが接触しないの
で、図示するようにプラットホーム14だけが右方向に
移動できるようになる。
【0019】そして、図11に示す状態からプラットホ
ーム14が左方向に移動すると、連結プレート43がピ
ンPに当接し、この当接した後、ピンPが左方向に押さ
れる。このようにピンPが左方向に押されると、インナ
ーガイド13が第1ローラ32を支点に回動する。つま
り、このピンPを連結プレート43で左方向に押すこと
によって、インナーガイド13を水平に戻すこともでき
るようにしている。以上の構成は、前記した既出願の発
明と同様である。
【0020】次に、この実施例の最大の特徴である緩衝
機構について説明する。上記緩衝機構は、図13〜16
に示すように、アウターガイド15の内側に、この発明
の緩衝機構としての押圧案内手段Rを設けている。上記
押圧案内手段Rは、押圧ガイド板48に設けたシャフト
49を、アウターガイド15の内側に固定した支持部材
50に摺動自在に支持させている。そして、この支持部
材50と上記押圧ガイド板48との間にスプリング51
を介在させ、通常は、押圧案内手段Rが図示の状態を保
つようにしている。
【0021】押圧案内手段Rが上記のように図示の状態
を保っているときには、押圧ガイド板48が、上記イン
ナーガイド13の回動終端部分における第2ローラ32
の回動軌跡内に位置するようにしている。また、この押
圧ガイド板48は、その両側に反り返り部48aを設
け、上記図示の状態において、この反り返り部48a
が、中間レール18の傾斜部20に連続する関係位置を
保つようにしている。なお、図中符号52、52は、ア
ウターガイド15の内側に固定した一対のガイド板支持
部材で、これらガイド板支持部材52、52で押圧ガイ
ド板48の反り返り部48aを挟むようにして進退自在
に支持している。
【0022】この実施例の押圧案内手段Rは、上記のよ
うに構成したので、例えば、インナーガイド13が図1
3に示す位置、すなわち、第1ローラ34がストッパー
19に接近して、インナーガイド13が回動し始める位
置に到達すると、第2ローラ33が中間レール18の傾
斜部20の先端にさしかかる。そして、インナーガイド
13がさらにストッパー19方向に移動すれば、第2ロ
ーラ33が、図14に示すように、押圧ガイド板48の
反り返り部48aに当たる。この状態から、図15に示
すように、第1ローラ32がストッパー19に当たる
と、今度は、第2ローラ33が回動軌跡を描きながら、
押圧ガイド板48をスプリング51に抗して押しのけ
る。そして、凸部34が規制片35に当たるまで、第2
ローラ33は回動軌跡を描きながら移動する。
【0023】上記のように第2ローラ33が、スプリン
グ51のバネ力に抗して押圧ガイド板48を押しのける
過程で、そのバネ力が第2ローラ33に対する制動力と
して作用する。この第2ローラ33に対する制動力がイ
ンナーガイド13の回動時の衝撃を緩和することにな
る。
【0024】次に、この実施例の作用を説明する。ま
ず、図3に示した状態、すなわちインナーガイド13お
よびプラットホーム14を本体12に格納した状態か
ら、電動モータMを作動させると、プッシュチェーン2
2によってプラットホーム14に推力が与えられる。こ
のとき、プラットホーム14とインナーガイド13,1
3とは、図10に示すように、ピンPと連係プレート4
3によって連係されているので、プラットホーム14と
一体的にインナーガイド13も移動する。
【0025】プラットホーム14とともにインナーガイ
ド13が図7中右方向に移動していくと、上記したよう
に、インナーガイド13が回動し始める。そして、図8
に示すように、インナーガイド13がその第1ローラ3
2をストッパー19にぶつけるまで移動すると、このイ
ンナーガイド13が所定の傾斜角度で保持される。この
とき、インナーガイド13の傾斜角度というのは、プラ
ットホーム14のプレート部36と、プラットホーム1
4に設けた第1車輪39と第2車輪40とを結ぶ線と、
で形成される角度とほぼ同じにしている。そして、これ
ら第1、第2車輪39,49による2点支持によって、
プラットホーム14を水平状態に保てるようにしてい
る。
【0026】また、上記したようにインナーガイド13
が回動すると、そのインナーガイド13に対して、前記
した押圧案内手段Rによる制動力が作用するので、イン
ナーガイド13はゆっくりと回動し、その回動時の衝撃
を緩和する。さらに、インナーガイド13が上記のよう
に回動すると、アウターガイド15の下側レール16の
レール面と、インナーガイド14の下側レール面44と
が一致し、アウターガイド15の上側レール17のレー
ル面とインナーガイド14の上側レール面45とが一致
する。
【0027】上記のようにしてインナーガイド13が回
動すると、図11に示したように連係プレート42の上
面よりも上方にピンPが移動して離脱するので、これ以
降は、プラットホーム14だけが右方向に移動してい
く。そして、このプラットホーム14に設けた第2車輪
40がアウターガイド15側の下側レール16からイン
ナーガイド13の下側レール44に乗り移る。また、こ
のとき第1車輪39も、アウターガイド15の上側レー
ル17からインナーガイド13の上側レール45に乗り
移る。
【0028】このようにしてプラットホーム14がアウ
ターガイド15側からインナーガイド13側に完全に乗
り移ったら、それ以降は、インナーガイド13に沿って
プラットホーム14が水平状態を保ったまま斜め下方に
降りていく。なお、インナーガイド13の傾斜角度を、
プラットホーム14に設けた第1車輪39と第2車輪4
0とを結ぶ角度と同じにしているので、上記のようにプ
ラットホーム14がアウターガイド15側からインナー
ガイド13側に乗り移るときに、このプラットホーム1
4が傾いたりせず、常に水平な状態を保つ。
【0029】そして、図1に示した状態、すなわちプラ
ットホーム14を地面に接触させた状態で、そのプレー
ト部36に車椅子Wを載せる。このように車椅子Wを載
せたら、電動モータMを作動させて、プッシュチェーン
22を引っ張ると、第1、第2車輪39,40がインナ
ーガイド13にガイドされて、プラットホーム14が水
平の状態を保ちながら斜め上方に上昇していく。このよ
うにプラットホーム14を斜め上方に上昇させれば、車
椅子Wに座っている人の頭部も斜め上方に上昇してい
く。したがって、車椅子Wに座っている人の頭部が車両
の後部ハッチにぶつかったりしない。
【0030】また、図2に示すように、アウターガイド
に設けた滑車46,46によって、プッシュチェーン2
2,22の走行方向が下方に偏向されている。そして、
この偏向されたプッシュチェーン22,22は、インナ
ーガイド13に平行に導かれて、その先端がプラットホ
ーム14の連結部47に固定されている。そのため、プ
ラットホーム14には、プッシュチェーン22,22の
水平方向の引っ張り力Tがそのまま作用している。
【0031】ここで、プラットホーム14の自重と積載
荷重とを合計した荷重をm、斜面と平行な分力をa、斜
面と直角な分力をbとすると、図12に示すように、プ
ラットホーム14を引っ張る力Tというのは、その傾斜
方向の分力a以上であれば足りる。この傾斜方向の分力
aというのは、上記合計荷重mよりも小さい。つまり、
同じ荷重のものを、垂直方向に持ち上げる場合よりも、
小さい力で引っ張ることができる。したがって、この実
施例によれば、プラットホーム14を垂直方向に持ち上
げる場合よりも、電動モータMの出力を小さくすること
ができ、その分、この電動モータMを小型化できる。
【0032】また、上記プラットホーム14は、第1、
第2車輪39,40によって、斜面を転動する構成にし
たので、上記斜面と直角な分力bによって生じる摩擦力
が、転がり摩擦力となる。転がり摩擦力は、滑り摩擦力
よりも十分小さい。したがって、この実施例によれば、
プラットホーム14を円滑かつより小さな引っ張り力で
移動させることができ、その分、電動モータMの出力も
小さくて済む。
【0033】上記プラットホーム14をインナーガイド
13に沿って上昇させて、その第2車輪40がアウター
ガイド15の下側レール16に乗り移ると、図11に示
すように、このプラットホーム14に設けた連結プレー
ト43の上面が、インナーガイド13のピンPよりも高
い位置にくる。そのため、この状態からプラットホーム
14が左方向に移動すると、連係プレート43によって
ピンPが左方向に押されて、インナーガイド13が第1
ローラ32を支点に回動する。
【0034】したがって、プラットホーム14の移動に
ともなって、インナーガイド13が水平状態に戻りなが
ら左方向に移動していく。そして、図7に示すように、
プラットホーム14とインナーガイド13,13とが本
体12に完全に格納される。なお、上記インナーガイド
13が水平に戻ったときには、そのピンPが、連係プレ
ート42と連係プレート43との間に収まるように、ピ
ンPおよびプレート42,43の取付位置を設定してい
る。
【0035】上記実施例では、プッシュチェーン22、
22を用いて、プラットホーム14に推力または引っ張
り力を与えているが、プッシュチェーンに変えて、シリ
ンダなどを用いてもよい。この場合、プラットホーム1
4を水平方向に動かすシリンダと、プラットホームをイ
ンナーガイド13に沿って斜めに動かすシリンダとを、
シーケンス制御するようにすればよい。ただし、この実
施例にように、プッシュチェーン22,22を用いれ
ば、これら一対のプッシュチェーン22,22を同軸ス
プロケットで駆動させることができる。つまり、電動モ
ータMが1台で足り、コスト的に有利である。
【0036】なお、上記実施例では、緩衝機構として第
2ローラ33に制動力を作用させる押圧案内手段Rを用
いたが、例えば、凸部34または規制片35のいずれか
に図示していないダンパーを設け、このダンパーの緩衝
作用で、インナーガイド13の回動時の衝撃を緩和する
ようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】第1の発明のリフトによれば、インナー
ガイドの回動時の衝撃を緩和できるので、異常な騒音が
発生したりしない。第2の発明のリフトによれば、押圧
案内手段という簡単な構成で、ガイドローラを接触案内
しながらインナーガイドの回動時の衝撃を緩和できる。
第3の発明のリフトによれば、既製品のダンパーを使用
できるので、それだけコストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のリフトRを車両1に搭載した状態を示
す側面図である。
【図2】実施例を示す斜視図であり、プラットホーム1
4が接地した状態を示す図である。
【図3】実施例を示す斜視図であり、プラットホーム1
4が格納された状態を示す図である。
【図4】実施例を組み立てる前の状態を示す分解図であ
る。
【図5】プッシュチェーン22の平面図である。
【図6】プッシュチェーン22の側面図である。
【図7】実施例の機構を説明する模式図であり、プラッ
トホーム14およびインナーガイド13が本体12に格
納された状態を示す図である。
【図8】実施例の機構を説明する模式図であり、インナ
ーガイド13が完全に回動した状態を示す図である。
【図9】実施例の機構を説明する模式図であり、プラッ
トホーム14が接地した状態を示す図である。
【図10】連係プレート42,43とピンPとの関係を
示す模式図であり、インナーガイド13が回動する前の
状態を示す図である。
【図11】連係プレート42,43とピンPとの関係を
示す模式図であり、インナーガイド13が回動した状態
を示す図である。
【図12】プラットホーム14を引っ張るときの力の関
係を示した説明図である。
【図13】緩衝機構である押圧案内手段の作動状況を示
す部分拡大図である。
【図14】緩衝機構である押圧案内手段の作動状況を示
す部分拡大図である。
【図15】緩衝機構である押圧案内手段の作動状況を示
す部分拡大図である。
【図16】緩衝機構である押圧案内手段の作動状況を示
す部分拡大図である。
【符号の説明】
10 車両 11 後部開口部 13 インナーガイド 14 プラットホーム 15 アウターガイド 19 この発明の回動機構を構成するストッパー 20 この発明の回動機構を構成する中間レールの傾斜
部 22 この発明の駆動機構を構成するプッシュチェーン 29 この発明の駆動機構を構成する従動スプロケット 30 この発明の駆動機構を構成する駆動スプロケット 42 この発明の連係機構を構成する連係プレート 43 この発明の連係機構を構成する連係プレート P この発明の連係機構を構成するピン M この発明の駆動機構を構成する電動モータ R この発明の緩衝機構を構成する押圧手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の開口部の左右に配置した一対のア
    ウターガイドと、これらアウターガイドの内側に設ける
    とともに、アウターガイドに沿って移動可能にした一対
    のインナーガイドと、これらインナーガイド間に掛け渡
    すとともに、このインナーガイドおよび上記アウターガ
    イドに沿って移動可能にしたプラットホームと、このプ
    ラットホームと上記インナーガイドとを連係させる連係
    機構と、プラットホームの移動方向に応じて推力または
    引っ張り力を与える駆動機構と、インナーガイドを所定
    の位置で回動させる回動機構とを備え、上記プラットホ
    ームは、駆動機構により推力または引っ張り力を与えら
    れると、連係機構によって連係されたインナーガイドと
    ともに水平移動する一方、上記インナーガイドは、所定
    の位置に達すると、回動機構によりその基端部を支点に
    回動して先端が下方に傾斜した状態を保ち、この傾斜し
    たインナーガイドに沿って、上記連係機構によるインナ
    ーガイドとの連係が解除されたプラットホームが案内さ
    れ、このプラットホームが水平状態に支持されたまま昇
    降する構成にし、かつ、上記インナーガイドの回動終端
    におけるショックを緩和する緩衝機構を設けたリフト。
  2. 【請求項2】 インナーガイドの基端部に、アウターガ
    イド内を転動する一対のローラを設けるとともに、アウ
    ターガイド側であって、インナーガイドがアウターガイ
    ドの終端部分に到達して回動する関係位置に、上記ロー
    ラに押圧力を作用させながら案内する押圧ガイド板から
    なる緩衝機構を設けた請求項1記載のリフト。
  3. 【請求項3】 インナーガイドまたはアウターガイドの
    いずれかにダンパーを設け、このダンパーを緩衝機構と
    した請求項1記載のリフト。
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CN114681216A (zh) * 2020-12-25 2022-07-01 中国科学院沈阳自动化研究所 一种伤病员收纳转运机构
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