JP2002308003A - リフト - Google Patents
リフトInfo
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- JP2002308003A JP2002308003A JP2001118323A JP2001118323A JP2002308003A JP 2002308003 A JP2002308003 A JP 2002308003A JP 2001118323 A JP2001118323 A JP 2001118323A JP 2001118323 A JP2001118323 A JP 2001118323A JP 2002308003 A JP2002308003 A JP 2002308003A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- platform
- push
- pull chain
- inner guide
- guides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プッシュプルチェーン22,22がむき出し
にならないリフトを提供することである。 【解決手段】 インナーガイド13,13に、プッシュ
プルチェーン22,22を走行させる凹部と、プッシュ
プルチェーン22,22を偏向させる滑車61,61を
設ける一方、上記プッシュプルチェーンの一端をプラッ
トホームに連結する連結部を、プラットホーム14の側
面とインナーガイド13,13との間に設け、プラット
ホーム14を昇降させるときに、上記滑車61によって
偏向させたプッシュプルチェーン22,22を、インナ
ーガイド13,13の凹部内を走行させる構成にしたこ
とを特徴とする。
にならないリフトを提供することである。 【解決手段】 インナーガイド13,13に、プッシュ
プルチェーン22,22を走行させる凹部と、プッシュ
プルチェーン22,22を偏向させる滑車61,61を
設ける一方、上記プッシュプルチェーンの一端をプラッ
トホームに連結する連結部を、プラットホーム14の側
面とインナーガイド13,13との間に設け、プラット
ホーム14を昇降させるときに、上記滑車61によって
偏向させたプッシュプルチェーン22,22を、インナ
ーガイド13,13の凹部内を走行させる構成にしたこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車椅子などを昇
降させるために用いる車両用のリフトに関する。
降させるために用いる車両用のリフトに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用のリフトに関して、本出
願人は特願2000−300840として既に特許庁に
提出している。この出願にかかるリフトは、図4に示す
ように、車両10の後部開口部11にリフトLを設けて
いる。このリフトLは、車両10に固定した本体12
と、この本体12に一端を回動自在に連係させた一対の
インナーガイド7,7と、これらインナーガイド7,7
に沿って移動可能に連係したプラットホーム14とから
構成されている。上記プラットホーム14は、水平状態
を保ちながらインナーガイド7,7に沿って昇降するよ
うにしている。そして、このように昇降するプラットホ
ーム14に車椅子Wを載せることによって、この車椅子
Wを車両10に載せたり、車両10から下ろしたりする
ようにしている。以下、このリフトを具体的に説明す
る。
願人は特願2000−300840として既に特許庁に
提出している。この出願にかかるリフトは、図4に示す
ように、車両10の後部開口部11にリフトLを設けて
いる。このリフトLは、車両10に固定した本体12
と、この本体12に一端を回動自在に連係させた一対の
インナーガイド7,7と、これらインナーガイド7,7
に沿って移動可能に連係したプラットホーム14とから
構成されている。上記プラットホーム14は、水平状態
を保ちながらインナーガイド7,7に沿って昇降するよ
うにしている。そして、このように昇降するプラットホ
ーム14に車椅子Wを載せることによって、この車椅子
Wを車両10に載せたり、車両10から下ろしたりする
ようにしている。以下、このリフトを具体的に説明す
る。
【0003】図5に示すように、本体12は、左右一対
のアウターガイド15,15を備えている。そして、こ
れらアウターガイド15,15内に、図6に示すよう
に、上記インナーガイド13,13とプラットホーム1
4を格納できるようにしている。上記アウターガイド1
5,15には、図7に示すように、下側レール16と上
側レール17とを設け、これら両レール16,17間
に、中間レール18を設けている。上記下側レール16
の先端側上面には、ストッパー19を形成している。ま
た、上記中間レール18の先端部分には、傾斜部20を
設けている。この傾斜部20と上記ストッパー19とに
よって、インナーガイド13,13を回動させる回動機
構を構成しているが、その作用については後で説明す
る。
のアウターガイド15,15を備えている。そして、こ
れらアウターガイド15,15内に、図6に示すよう
に、上記インナーガイド13,13とプラットホーム1
4を格納できるようにしている。上記アウターガイド1
5,15には、図7に示すように、下側レール16と上
側レール17とを設け、これら両レール16,17間
に、中間レール18を設けている。上記下側レール16
の先端側上面には、ストッパー19を形成している。ま
た、上記中間レール18の先端部分には、傾斜部20を
設けている。この傾斜部20と上記ストッパー19とに
よって、インナーガイド13,13を回動させる回動機
構を構成しているが、その作用については後で説明す
る。
【0004】上記アウターガイド15,15の上部に
は、チェーンガイド21,21を設けている。このチェ
ーンガイド21,21は、プッシュプルチェーン22,
22をガイドするものである。このプッシュプルチェー
ン22,22は、例えば図8,9に示すように、複数の
外側リンク部材23と、その内側に設けた複数の内側リ
ンク部材24とを、ピン25によって連結したものであ
る。
は、チェーンガイド21,21を設けている。このチェ
ーンガイド21,21は、プッシュプルチェーン22,
22をガイドするものである。このプッシュプルチェー
ン22,22は、例えば図8,9に示すように、複数の
外側リンク部材23と、その内側に設けた複数の内側リ
ンク部材24とを、ピン25によって連結したものであ
る。
【0005】上記外側リンク部材23および内側リンク
部材24は、図9に示すように、その上部に凸部26と
回転規制面27とを備え、一方のリンク部材の凸部26
先端が、隣合う他方のリンク部材の回転規制面27に当
接するようにしている。そして、このような状態で、プ
ッシュプルチェーン22が真っ直ぐな状態を保つように
している。このようにしたプッシュプルチェーン22
は、ピン25を支点にして、図面下方には曲がるが、反
対側には曲がらない。なぜなら、凸部26および回転規
制面27によって両者の相対回転が規制されているから
である。
部材24は、図9に示すように、その上部に凸部26と
回転規制面27とを備え、一方のリンク部材の凸部26
先端が、隣合う他方のリンク部材の回転規制面27に当
接するようにしている。そして、このような状態で、プ
ッシュプルチェーン22が真っ直ぐな状態を保つように
している。このようにしたプッシュプルチェーン22
は、ピン25を支点にして、図面下方には曲がるが、反
対側には曲がらない。なぜなら、凸部26および回転規
制面27によって両者の相対回転が規制されているから
である。
【0006】また、図5に示すように、プッシュプルチ
ェーン22は、その一端を上記プラットホーム14の連
結部47に固定し、その他方を従動スプロケット29と
駆動スプロケット30とを介してチェーンカセット31
内に収納するようにしている。上記駆動スプロケット3
0を電動モータMの回転軸に固定し、この電動モータM
の作動によって回転するようにしている。そして、この
駆動スプロケット30の回転方向に応じてプッシュプル
チェーン22を動かして、プラットホーム14に推力ま
たは引っ張り力を与えるようにしている。つまり、従動
スプロケット29、駆動スプロケット30、および電動
モータMによって、プッシュプルチェーンを引っ張った
り押したりする駆動機構を構成している。
ェーン22は、その一端を上記プラットホーム14の連
結部47に固定し、その他方を従動スプロケット29と
駆動スプロケット30とを介してチェーンカセット31
内に収納するようにしている。上記駆動スプロケット3
0を電動モータMの回転軸に固定し、この電動モータM
の作動によって回転するようにしている。そして、この
駆動スプロケット30の回転方向に応じてプッシュプル
チェーン22を動かして、プラットホーム14に推力ま
たは引っ張り力を与えるようにしている。つまり、従動
スプロケット29、駆動スプロケット30、および電動
モータMによって、プッシュプルチェーンを引っ張った
り押したりする駆動機構を構成している。
【0007】一方、上記インナーガイド13,13は、
図7に示すように、外側部材7と内側部材8とからな
り、外側部材7の直線部13bに、内側部材8をスライ
ド自在に組み付けている。また、外側部材7の基端部1
3aの側面には、第1、第2ローラ32,33を回転自
在に取り付けている。これら第1、第2ローラ32,3
3は、図6に示すように、インナーガイド13,13を
アウターガイド15内に格納したときに、図10に示す
ように、下側レール16と中間レール18とによってガ
イドされる。そして、このガイドされた状態を保ちなが
ら、水平方向に移動可能にしている。また、図示する状
態のときに、下側レール16と中間レール18とによっ
て第1、第2ローラ32,33が支持されて、インナー
ガイド13が水平を保つようにしている。
図7に示すように、外側部材7と内側部材8とからな
り、外側部材7の直線部13bに、内側部材8をスライ
ド自在に組み付けている。また、外側部材7の基端部1
3aの側面には、第1、第2ローラ32,33を回転自
在に取り付けている。これら第1、第2ローラ32,3
3は、図6に示すように、インナーガイド13,13を
アウターガイド15内に格納したときに、図10に示す
ように、下側レール16と中間レール18とによってガ
イドされる。そして、このガイドされた状態を保ちなが
ら、水平方向に移動可能にしている。また、図示する状
態のときに、下側レール16と中間レール18とによっ
て第1、第2ローラ32,33が支持されて、インナー
ガイド13が水平を保つようにしている。
【0008】上記のように基端部13a側で支持された
インナーガイド13,13は、その直線部13b側に、
下向きの力が作用している。したがって、インナーガイ
ド13,13が図示する状態から右方向に移動して、第
2ローラ33が中間レールの傾斜部20に達すると、こ
の傾斜部20の下面に第2ローラ33を押しつけなが
ら、インナーガイド13,13が第1ローラ32を支点
に回動し、直線部13bが下がり始める。そして、図1
1に示すように、第1ローラ32がストッパー19に接
するとともに、インナーガイド13,13に固定した凸
部34とアウターガイド15,15に設けた規制片35
とが接触すると、インナーガイド13,13が所定の角
度に保たれる。
インナーガイド13,13は、その直線部13b側に、
下向きの力が作用している。したがって、インナーガイ
ド13,13が図示する状態から右方向に移動して、第
2ローラ33が中間レールの傾斜部20に達すると、こ
の傾斜部20の下面に第2ローラ33を押しつけなが
ら、インナーガイド13,13が第1ローラ32を支点
に回動し、直線部13bが下がり始める。そして、図1
1に示すように、第1ローラ32がストッパー19に接
するとともに、インナーガイド13,13に固定した凸
部34とアウターガイド15,15に設けた規制片35
とが接触すると、インナーガイド13,13が所定の角
度に保たれる。
【0009】つまり、このインナーガイド13,13
は、所定の位置まで移動したときに、上記ストッパー1
9および傾斜部20からなる回動機構によって、外側部
材7の基端部13aに設けた第1ローラ32を支点に回
動し、このインナーガイド13,13の先端が下方に傾
斜した状態を保つ。なお、このインナーガイド13,1
3の外側部材7の基端部13a,13aには、図7に示
すようにピンPを固定している。このピンPの機能につ
いては後で詳しく説明する。
は、所定の位置まで移動したときに、上記ストッパー1
9および傾斜部20からなる回動機構によって、外側部
材7の基端部13aに設けた第1ローラ32を支点に回
動し、このインナーガイド13,13の先端が下方に傾
斜した状態を保つ。なお、このインナーガイド13,1
3の外側部材7の基端部13a,13aには、図7に示
すようにピンPを固定している。このピンPの機能につ
いては後で詳しく説明する。
【0010】また、上記したようにインナーガイド1
3,13は外側部材7と内側部材8とから構成されてい
るが、その具体的な組み付け構造を図15〜17に示
す。図15に示すように、外側部材7は、その断面がほ
ぼコの字になっていて、その内側に上側レール45と下
側レール44(図16参照)とを固定している。そし
て、これら上側レール44と下側レール45とによっ
て、プラットホーム14に設けた車輪39,40をガイ
ドするようにしている。
3,13は外側部材7と内側部材8とから構成されてい
るが、その具体的な組み付け構造を図15〜17に示
す。図15に示すように、外側部材7は、その断面がほ
ぼコの字になっていて、その内側に上側レール45と下
側レール44(図16参照)とを固定している。そし
て、これら上側レール44と下側レール45とによっ
て、プラットホーム14に設けた車輪39,40をガイ
ドするようにしている。
【0011】また、上記外側部材7には、内側部材8を
スライド自在に組み込んでいるが、この内側部材8は、
その断面をコの字にしている。この内側部材8にも下側
レールを48固定し、図16に示すように、この下側レ
ール48を外側部材7に設けた下側レール44と一列に
並べている。また、これら一列に並べた下側レール4
4,48の隣には、補助レール49を平行にして外側部
材7に固定している。そして、この補助レール49と下
側レール44,48とが走行方向にラップする部分によ
って、一方の下側レールから他方の下側レールに車輪4
0をスムーズに乗り移らせるようにしている。なお、図
示していないが、上記下側レール44,48および補助
レール49の端部には曲面を形成し、車輪40が各レー
ルに滑らかに乗るようにしている。
スライド自在に組み込んでいるが、この内側部材8は、
その断面をコの字にしている。この内側部材8にも下側
レールを48固定し、図16に示すように、この下側レ
ール48を外側部材7に設けた下側レール44と一列に
並べている。また、これら一列に並べた下側レール4
4,48の隣には、補助レール49を平行にして外側部
材7に固定している。そして、この補助レール49と下
側レール44,48とが走行方向にラップする部分によ
って、一方の下側レールから他方の下側レールに車輪4
0をスムーズに乗り移らせるようにしている。なお、図
示していないが、上記下側レール44,48および補助
レール49の端部には曲面を形成し、車輪40が各レー
ルに滑らかに乗るようにしている。
【0012】また、上記外側部材7には樹脂製のスライ
ド部材50,51a,51bを固定して、これらスライ
ド部材50,51a,51bによって内側部材8をスラ
イド自在にしている。このようにしてスライド自在にし
た内側部材8の基端には、図17に示すように連係孔5
2を形成している。この連係孔52の機能については後
で説明する。なお、上記補助レール49の長さは、イン
ナーガイド13が最も伸張したときにも、内側部材8の
下側レール48にラップするように設定している。
ド部材50,51a,51bを固定して、これらスライ
ド部材50,51a,51bによって内側部材8をスラ
イド自在にしている。このようにしてスライド自在にし
た内側部材8の基端には、図17に示すように連係孔5
2を形成している。この連係孔52の機能については後
で説明する。なお、上記補助レール49の長さは、イン
ナーガイド13が最も伸張したときにも、内側部材8の
下側レール48にラップするように設定している。
【0013】上記プラットホーム14は、図7に示すよ
うに、プレート部36と、このプレート部36の側面に
固定したサイド部材37,37と、これらサイド部材3
7,37に設けた車輪取付部38,38とから構成され
ている。上記車輪取付部38,38には、第1、第2車
輪39,40を回転自在に取り付けている。そして、こ
れら第1、第2車輪39,40を、上記インナーガイド
13,13のレール44,45,48,49によってガ
イドするようにしている。
うに、プレート部36と、このプレート部36の側面に
固定したサイド部材37,37と、これらサイド部材3
7,37に設けた車輪取付部38,38とから構成され
ている。上記車輪取付部38,38には、第1、第2車
輪39,40を回転自在に取り付けている。そして、こ
れら第1、第2車輪39,40を、上記インナーガイド
13,13のレール44,45,48,49によってガ
イドするようにしている。
【0014】また、上記車輪取付部38,38の連結部
47には、上記プッシュプルチェーン22,22の先端
を連結し、このプッシュプルチェーン22,22によっ
て、プラットホーム14に推力や引っ張り力を作用させ
るようにしている。さらに、上記サイド部材37,37
には、第3車輪41を回転自在に取り付けている。そし
て、図10に示すように、プラットホーム14が本体1
2内に格納されているときに、第2車輪40および第3
車輪41が下側レール16によってガイドされ、第1車
輪39が上側レール17によってガイドされるようにし
ている。
47には、上記プッシュプルチェーン22,22の先端
を連結し、このプッシュプルチェーン22,22によっ
て、プラットホーム14に推力や引っ張り力を作用させ
るようにしている。さらに、上記サイド部材37,37
には、第3車輪41を回転自在に取り付けている。そし
て、図10に示すように、プラットホーム14が本体1
2内に格納されているときに、第2車輪40および第3
車輪41が下側レール16によってガイドされ、第1車
輪39が上側レール17によってガイドされるようにし
ている。
【0015】さらにまた、上記サイド部材37,37の
側面には、高さの異なる第1、第2連係プレート42,
43を所定の間隔をあけて固定している。これら連係プ
レート42,43は、図10に示したように、プラット
ホーム14がインナーガイド13,13とともに本体1
2内に格納されているとき、図13に示すように、イン
ナーガイド13,13に設けたピンPを挟むようにして
いる。
側面には、高さの異なる第1、第2連係プレート42,
43を所定の間隔をあけて固定している。これら連係プ
レート42,43は、図10に示したように、プラット
ホーム14がインナーガイド13,13とともに本体1
2内に格納されているとき、図13に示すように、イン
ナーガイド13,13に設けたピンPを挟むようにして
いる。
【0016】したがって、図示する状態からプラットホ
ーム14が右方向に移動すると、一方の連係プレート4
2によってピンPが右方向に押されて、インナーガイド
13がプラットホーム14とともに右方向に移動する。
反対に、プラットホーム14が左方向に移動した場合に
は、他方の連係プレート43によってピンPが左方向に
押されて、インナーガイド13がプラットホーム14と
ともに左方向に移動する。つまり、上記連係プレート4
2,43とピンPによって、プラットホームと上記イン
ナーガイドとを連係させる連係機構を構成している。
ーム14が右方向に移動すると、一方の連係プレート4
2によってピンPが右方向に押されて、インナーガイド
13がプラットホーム14とともに右方向に移動する。
反対に、プラットホーム14が左方向に移動した場合に
は、他方の連係プレート43によってピンPが左方向に
押されて、インナーガイド13がプラットホーム14と
ともに左方向に移動する。つまり、上記連係プレート4
2,43とピンPによって、プラットホームと上記イン
ナーガイドとを連係させる連係機構を構成している。
【0017】また、上記インナーガイド13が回動した
場合には、ピンPの位置が図14に示すようになる。す
なわち、インナーガイド13が回動すると、ピンPの位
置がプラットホーム14に対して高くなる。そして、こ
のときのピンPの位置は、一方の連係プレート42の上
面よりも高く、他方の連係プレート43の上面よりも低
くなるように設定している。したがって、インナーガイ
ド13が回動した場合には、連係プレート42にピンP
が接触しないので、図示するようにプラットホーム14
だけが右方向に移動できるようになる。
場合には、ピンPの位置が図14に示すようになる。す
なわち、インナーガイド13が回動すると、ピンPの位
置がプラットホーム14に対して高くなる。そして、こ
のときのピンPの位置は、一方の連係プレート42の上
面よりも高く、他方の連係プレート43の上面よりも低
くなるように設定している。したがって、インナーガイ
ド13が回動した場合には、連係プレート42にピンP
が接触しないので、図示するようにプラットホーム14
だけが右方向に移動できるようになる。
【0018】そして、図14に示す状態からプラットホ
ーム14が左方向に移動すると、連係プレート43がピ
ンPに当接し、その後、プレート43によってピンPが
左方向に押される。このようにピンPが左方向に押され
ると、インナーガイド13が第1ローラ32を支点に回
動する。つまり、このピンPを連係プレート43で左方
向に押すことによって、インナーガイド13を水平に戻
すこともできるようにしている。なお、図7に示すよう
に、上記連係プレート42,43と第2車輪40との間
には、スプリングプランジャ53を固定している。この
スプリングプランジャ53は、その先端をスプリングの
弾性力によって突出させている。このスプリングプラン
ジャ53の機能についても後で詳しく説明する。
ーム14が左方向に移動すると、連係プレート43がピ
ンPに当接し、その後、プレート43によってピンPが
左方向に押される。このようにピンPが左方向に押され
ると、インナーガイド13が第1ローラ32を支点に回
動する。つまり、このピンPを連係プレート43で左方
向に押すことによって、インナーガイド13を水平に戻
すこともできるようにしている。なお、図7に示すよう
に、上記連係プレート42,43と第2車輪40との間
には、スプリングプランジャ53を固定している。この
スプリングプランジャ53は、その先端をスプリングの
弾性力によって突出させている。このスプリングプラン
ジャ53の機能についても後で詳しく説明する。
【0019】次に、この従来例の作用を説明する。ま
ず、図6に示した状態、すなわちインナーガイド13お
よびプラットホーム14を本体12に格納した状態か
ら、電動モータMを作動させると、プッシュプルチェー
ン22によってプラットホーム14に推力が与えられ
る。このとき、プラットホーム14とインナーガイド1
3,13とは、図10に示すように、ピンPと連係プレ
ート42によって連係されているので、プラットホーム
14と一体的にインナーガイド13も移動する。
ず、図6に示した状態、すなわちインナーガイド13お
よびプラットホーム14を本体12に格納した状態か
ら、電動モータMを作動させると、プッシュプルチェー
ン22によってプラットホーム14に推力が与えられ
る。このとき、プラットホーム14とインナーガイド1
3,13とは、図10に示すように、ピンPと連係プレ
ート42によって連係されているので、プラットホーム
14と一体的にインナーガイド13も移動する。
【0020】プラットホーム14とともにインナーガイ
ド13が図10中右方向に移動していくと、上記したよ
うに、所定の位置でインナーガイド13が回動し始め
る。そして、図11に示すように、インナーガイド13
がその第1ローラ32をストッパー19にぶつける位置
まで移動すると、このインナーガイド13が所定の傾斜
角度で保持される。このとき、インナーガイド13の傾
斜角度というのは、プラットホーム14のプレート部3
6と、プラットホーム14に設けた第1車輪39と第2
車輪40とを結ぶ線とで形成される角度とほぼ同じにし
ている。そして、これら第1、第2車輪39,40によ
る2点支持によって、プラットホーム14を水平状態に
保つようにしている。
ド13が図10中右方向に移動していくと、上記したよ
うに、所定の位置でインナーガイド13が回動し始め
る。そして、図11に示すように、インナーガイド13
がその第1ローラ32をストッパー19にぶつける位置
まで移動すると、このインナーガイド13が所定の傾斜
角度で保持される。このとき、インナーガイド13の傾
斜角度というのは、プラットホーム14のプレート部3
6と、プラットホーム14に設けた第1車輪39と第2
車輪40とを結ぶ線とで形成される角度とほぼ同じにし
ている。そして、これら第1、第2車輪39,40によ
る2点支持によって、プラットホーム14を水平状態に
保つようにしている。
【0021】また、インナーガイド13が上記のように
回動すると、アウターガイド15の下側レール16のレ
ール面と、インナーガイド13の下側レール44のレー
ル面とが一致し、アウターガイド15の上側レール17
のレール面とインナーガイド13の上側レール45のレ
ール面とが一致する。
回動すると、アウターガイド15の下側レール16のレ
ール面と、インナーガイド13の下側レール44のレー
ル面とが一致し、アウターガイド15の上側レール17
のレール面とインナーガイド13の上側レール45のレ
ール面とが一致する。
【0022】上記のようにしてインナーガイド13が回
動すると、図14に示したように連係プレート42の上
面よりも上方にピンPが移動して離脱するので、これ以
降は、プラットホーム14だけが右方向に移動してい
く。そして、このプラットホーム14に設けた第2車輪
40がアウターガイド15側の下側レール16からイン
ナーガイド13の下側レール44に乗り移る。また、こ
のとき第1車輪39も、アウターガイド15の上側レー
ル17からインナーガイド13の上側レール45に乗り
移る。
動すると、図14に示したように連係プレート42の上
面よりも上方にピンPが移動して離脱するので、これ以
降は、プラットホーム14だけが右方向に移動してい
く。そして、このプラットホーム14に設けた第2車輪
40がアウターガイド15側の下側レール16からイン
ナーガイド13の下側レール44に乗り移る。また、こ
のとき第1車輪39も、アウターガイド15の上側レー
ル17からインナーガイド13の上側レール45に乗り
移る。
【0023】このようにしてプラットホーム14がアウ
ターガイド15側からインナーガイド13側に完全に乗
り移ったら、それ以降は、インナーガイド13に沿って
プラットホーム14が水平状態を保ったまま斜め下方に
降りていく。そして、このプラットホーム14がある位
置まで降りてくると、このプラットホーム14に設けた
スプリングプランジャ53の先端が、インナーガイド1
3の内側部材8に設けた連係孔52に入るようにしてい
る。
ターガイド15側からインナーガイド13側に完全に乗
り移ったら、それ以降は、インナーガイド13に沿って
プラットホーム14が水平状態を保ったまま斜め下方に
降りていく。そして、このプラットホーム14がある位
置まで降りてくると、このプラットホーム14に設けた
スプリングプランジャ53の先端が、インナーガイド1
3の内側部材8に設けた連係孔52に入るようにしてい
る。
【0024】このようにスプリングプランジャ53の先
端が連係孔52に入ると、内側部材8とプラットホーム
14とが連結した状態になるので、内側部材8もプラッ
トホーム14と一体となって移動する。そのため、外側
部材7から内側部材8がスライドしながら出てくる。そ
して、この内側部材8の先端が地面にぶつかって、その
移動が規制されると、スプリングプランジャ53の先端
が連係孔52から抜ける。つまり、スプリングプランジ
ャ53の先端は、ある程度の力が作用するとスプリング
に抗して引っ込むようにしている。
端が連係孔52に入ると、内側部材8とプラットホーム
14とが連結した状態になるので、内側部材8もプラッ
トホーム14と一体となって移動する。そのため、外側
部材7から内側部材8がスライドしながら出てくる。そ
して、この内側部材8の先端が地面にぶつかって、その
移動が規制されると、スプリングプランジャ53の先端
が連係孔52から抜ける。つまり、スプリングプランジ
ャ53の先端は、ある程度の力が作用するとスプリング
に抗して引っ込むようにしている。
【0025】スプリングプランジャ53の先端が連係孔
52から抜けると、内側部材8とプラットホーム14と
の連結状態が解除される。そのため、それ以降は、プラ
ットホーム14のみが外側部材7と内側部材8とにガイ
ドされながら降りていく。そして、図12に示すよう
に、プラットホーム14を接地させることができる。つ
まり、内側部材8をスライド自在にすることによって、
接地面の高さにばらつきがある場合でも、プラットホー
ム14を確実に接地させることができるようにしてい
る。
52から抜けると、内側部材8とプラットホーム14と
の連結状態が解除される。そのため、それ以降は、プラ
ットホーム14のみが外側部材7と内側部材8とにガイ
ドされながら降りていく。そして、図12に示すよう
に、プラットホーム14を接地させることができる。つ
まり、内側部材8をスライド自在にすることによって、
接地面の高さにばらつきがある場合でも、プラットホー
ム14を確実に接地させることができるようにしてい
る。
【0026】また、図12に示すように、プラットホー
ム14が接地するまで下がった状態で、第1車輪39が
外側部材7から抜け出さないような寸法関係に設定して
いる。そして、第1車輪39を外側部材7によってガイ
ドして、第2車輪40を内側部材8によってガイドする
ようにしている。なお、第2車輪40を支点にしてプラ
ットホーム14が水平状態に保たれているので、内側部
材8の部分まで、外側部材7のような上側レールがなく
てもよい。
ム14が接地するまで下がった状態で、第1車輪39が
外側部材7から抜け出さないような寸法関係に設定して
いる。そして、第1車輪39を外側部材7によってガイ
ドして、第2車輪40を内側部材8によってガイドする
ようにしている。なお、第2車輪40を支点にしてプラ
ットホーム14が水平状態に保たれているので、内側部
材8の部分まで、外側部材7のような上側レールがなく
てもよい。
【0027】また、プッシュプルチェーン22,22の
先端が、プラットホーム14の連結部47に固定されて
いるため、図5に示すようにプラットホーム14を接地
させているとき、プッシュプルチェーン22は、アウタ
ーガイドに設けた滑車46,46によってガイドされた
後、下方に偏向されて、インナーガイド13と平行にな
っている。
先端が、プラットホーム14の連結部47に固定されて
いるため、図5に示すようにプラットホーム14を接地
させているとき、プッシュプルチェーン22は、アウタ
ーガイドに設けた滑車46,46によってガイドされた
後、下方に偏向されて、インナーガイド13と平行にな
っている。
【0028】プラットホーム14を地面に接触させた状
態で、そのプレート部36に車椅子Wを載せる。車椅子
Wをプラットホーム14に載せたら、電動モータMを作
動させて、プッシュプルチェーン22を引っ張る。プッ
シュプルチェーン22を引っ張ると、第1、第2車輪3
9,40がインナーガイド13にガイドされて、プラッ
トホーム14が水平の状態を保ちながら斜め上方に上昇
していく。
態で、そのプレート部36に車椅子Wを載せる。車椅子
Wをプラットホーム14に載せたら、電動モータMを作
動させて、プッシュプルチェーン22を引っ張る。プッ
シュプルチェーン22を引っ張ると、第1、第2車輪3
9,40がインナーガイド13にガイドされて、プラッ
トホーム14が水平の状態を保ちながら斜め上方に上昇
していく。
【0029】上記のようにプラットホーム14をインナ
ーガイド13に沿って上昇させていくと、プラットホー
ム14に設けたスプリングプランジャ53の先端が、イ
ンナーガイド13の内側部材8に設けた連係孔52に引
っかかる。そのため、内側部材8がスライドしながら外
側部材7に入っていく。そして、内側部材8が外側部材
7に収納されると、図示していないストッパー機構によ
って内側部材8の移動が規制される。このように内側部
材8の移動が規制されると、スプリングプランジャ53
の先端が連係孔52から抜けて、それ以降はプラットホ
ーム14のみが上昇していく。
ーガイド13に沿って上昇させていくと、プラットホー
ム14に設けたスプリングプランジャ53の先端が、イ
ンナーガイド13の内側部材8に設けた連係孔52に引
っかかる。そのため、内側部材8がスライドしながら外
側部材7に入っていく。そして、内側部材8が外側部材
7に収納されると、図示していないストッパー機構によ
って内側部材8の移動が規制される。このように内側部
材8の移動が規制されると、スプリングプランジャ53
の先端が連係孔52から抜けて、それ以降はプラットホ
ーム14のみが上昇していく。
【0030】そして、このプラットホーム14の第2車
輪40がアウターガイド15の下側レール16に乗り移
ると、図14に示すように、このプラットホーム14に
設けた連係プレート43の上面が、インナーガイド13
のピンPよりも高い位置にくる。そのため、この状態か
らプラットホーム14が左方向に移動すると、連係プレ
ート43によってピンPが左方向に押されて、インナー
ガイド13が第1ローラ32を支点に回動する。
輪40がアウターガイド15の下側レール16に乗り移
ると、図14に示すように、このプラットホーム14に
設けた連係プレート43の上面が、インナーガイド13
のピンPよりも高い位置にくる。そのため、この状態か
らプラットホーム14が左方向に移動すると、連係プレ
ート43によってピンPが左方向に押されて、インナー
ガイド13が第1ローラ32を支点に回動する。
【0031】したがって、プラットホーム14の移動に
ともなって、インナーガイド13が水平状態に戻りなが
ら左方向に移動していく。そして、図10に示すよう
に、プラットホーム14とインナーガイド13,13と
が本体12に完全に格納される。なお、上記インナーガ
イド13が水平に戻ったときには、そのピンPが、連係
プレート42と連係プレート43との間に収まるよう
に、ピンPおよびプレート42,43の取付位置を設定
している。
ともなって、インナーガイド13が水平状態に戻りなが
ら左方向に移動していく。そして、図10に示すよう
に、プラットホーム14とインナーガイド13,13と
が本体12に完全に格納される。なお、上記インナーガ
イド13が水平に戻ったときには、そのピンPが、連係
プレート42と連係プレート43との間に収まるよう
に、ピンPおよびプレート42,43の取付位置を設定
している。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、プッ
シュプルチェーン22の一端を、プラットホーム36の
車輪取付部38,38の上部に設けた連結部47,47
に連結しているため、図5に示すように、プラットホー
ム14を下降させたときに、プッシュプルチェーン22
がむき出しになる。そのため、このむき出しになったプ
ッシュプルチェーン22によってプラットホーム14に
乗っている人の服などを汚すおそれがあった。また、プ
ッシュプルチェーン22がむき出しになると、そこにゴ
ミなどが付着しやすくなる。そして、この付着したゴミ
をプッシュプルチェーン22がかみ込んだりすると、プ
ッシュプルチェーン22が滑らかに動かなくなるおそれ
もあった。この発明の目的は、プッシュプルチェーンが
むき出しにならないリフトを提供することである。
シュプルチェーン22の一端を、プラットホーム36の
車輪取付部38,38の上部に設けた連結部47,47
に連結しているため、図5に示すように、プラットホー
ム14を下降させたときに、プッシュプルチェーン22
がむき出しになる。そのため、このむき出しになったプ
ッシュプルチェーン22によってプラットホーム14に
乗っている人の服などを汚すおそれがあった。また、プ
ッシュプルチェーン22がむき出しになると、そこにゴ
ミなどが付着しやすくなる。そして、この付着したゴミ
をプッシュプルチェーン22がかみ込んだりすると、プ
ッシュプルチェーン22が滑らかに動かなくなるおそれ
もあった。この発明の目的は、プッシュプルチェーンが
むき出しにならないリフトを提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】この発明は、車両の開口
部の左右に配置した一対のアウターガイドと、これらア
ウターガイドの内側に設けるとともに、アウターガイド
に沿って移動可能にした一対のインナーガイドと、これ
らインナーガイド間に掛け渡すとともに、このインナー
ガイドおよび上記アウターガイドに沿って移動可能にし
たプラットホームと、このプラットホームと上記インナ
ーガイドとを連係させる連係機構と、一端をプラットホ
ームに連結したプッシュプルチェーンと、このプッシュ
プルチェーンに推力または引っ張り力を作用させる駆動
機構と、インナーガイドを所定の位置で回動させる回動
機構とを備えている。
部の左右に配置した一対のアウターガイドと、これらア
ウターガイドの内側に設けるとともに、アウターガイド
に沿って移動可能にした一対のインナーガイドと、これ
らインナーガイド間に掛け渡すとともに、このインナー
ガイドおよび上記アウターガイドに沿って移動可能にし
たプラットホームと、このプラットホームと上記インナ
ーガイドとを連係させる連係機構と、一端をプラットホ
ームに連結したプッシュプルチェーンと、このプッシュ
プルチェーンに推力または引っ張り力を作用させる駆動
機構と、インナーガイドを所定の位置で回動させる回動
機構とを備えている。
【0034】そして、上記プラットホームは、プッシュ
プルチェーンを介して駆動機構の推力または引っ張り力
を与えられると、連係機構によって連係されたインナー
ガイドとともに水平移動する一方、上記インナーガイド
は、所定の位置に達すると、回動機構によりその基端部
を支点に回動して先端が下方に傾斜した状態を保ち、こ
の傾斜したインナーガイドに沿って、上記連係機構によ
るインナーガイドとの連係が解除されたプラットホーム
が案内され、このプラットホームが水平状態に支持され
たまま昇降するリフトを前提とする。
プルチェーンを介して駆動機構の推力または引っ張り力
を与えられると、連係機構によって連係されたインナー
ガイドとともに水平移動する一方、上記インナーガイド
は、所定の位置に達すると、回動機構によりその基端部
を支点に回動して先端が下方に傾斜した状態を保ち、こ
の傾斜したインナーガイドに沿って、上記連係機構によ
るインナーガイドとの連係が解除されたプラットホーム
が案内され、このプラットホームが水平状態に支持され
たまま昇降するリフトを前提とする。
【0035】上記リフトを前提にしつつ、この発明は、
上記インナーガイドには、プッシュプルチェーンを走行
させる凹部と、プッシュプルチェーンを偏向させる滑車
を設ける一方、上記プッシュプルチェーンの一端をプラ
ットホームに連結する連結部を、プラットホームの側面
とインナーガイドとの間に設け、プラットホームを昇降
させるときに、上記滑車によって偏向させたプッシュプ
ルチェーンを、インナーガイドの凹部内を走行させる構
成にしたことを特徴とする。
上記インナーガイドには、プッシュプルチェーンを走行
させる凹部と、プッシュプルチェーンを偏向させる滑車
を設ける一方、上記プッシュプルチェーンの一端をプラ
ットホームに連結する連結部を、プラットホームの側面
とインナーガイドとの間に設け、プラットホームを昇降
させるときに、上記滑車によって偏向させたプッシュプ
ルチェーンを、インナーガイドの凹部内を走行させる構
成にしたことを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】図1〜3に示す実施例は、プッシ
ュプルチェーン22の取り付け位置と、このプッシュプ
ルチェーン22をガイドする部材やその取り付け位置を
変更したものである。プラットホーム14、インナーガ
イド13およびアウターガイド15などの基本的な構成
については前記従来例と同じである。以下では、上記プ
ッシュプルチェーン22に関連する構成について説明
し、従来と同じ構成要素については同じ符号を付しその
詳細な説明を省略する。
ュプルチェーン22の取り付け位置と、このプッシュプ
ルチェーン22をガイドする部材やその取り付け位置を
変更したものである。プラットホーム14、インナーガ
イド13およびアウターガイド15などの基本的な構成
については前記従来例と同じである。以下では、上記プ
ッシュプルチェーン22に関連する構成について説明
し、従来と同じ構成要素については同じ符号を付しその
詳細な説明を省略する。
【0037】図1に示すように、第1車輪39を支持す
る支持軸60の先端を突出させるとともに、この支持軸
60の先端側にプッシュプルチェーン22の一端を連結
している。また、プッシュプルチェーン22を偏向させ
る滑車61を、インナーガイド13,13の内側に取り
付けている。このようにすることによって、上記プッシ
ュプルチェーン22の幅方向の連結位置と、滑車61の
取り付け位置とを一致させている。すなわち、プッシュ
プルチェーン22の取り付け位置を幅方向にずらした分
だけ、滑車61の取り付け位置も幅方向にずらしてい
る。
る支持軸60の先端を突出させるとともに、この支持軸
60の先端側にプッシュプルチェーン22の一端を連結
している。また、プッシュプルチェーン22を偏向させ
る滑車61を、インナーガイド13,13の内側に取り
付けている。このようにすることによって、上記プッシ
ュプルチェーン22の幅方向の連結位置と、滑車61の
取り付け位置とを一致させている。すなわち、プッシュ
プルチェーン22の取り付け位置を幅方向にずらした分
だけ、滑車61の取り付け位置も幅方向にずらしてい
る。
【0038】また、アウターガイド15,15には、図
示していないチェーンガイドを設けている。このチェー
ンガイドも、その幅方向の取り付け位置を、上記滑車6
1の取り付け位置と一致させている。同様にして、従動
スプロケット29および駆動スプロケット30の取り付
け位置も、滑車61の取り付け位置と一致させている。
このようにすることによって、プッシュプルチェーン2
2,22の走行位置を、前記従来に比べて全体的に外側
にずらしている。そして、断面コの字形のインナーガイ
ド13,13内に、プッシュプルチェーン22を走行さ
せるようにしている。なお、この実施例では、断面コの
字形のインナーガイド13,13内にプッシュプルチェ
ーン22を走行させる構造にしているが、インナーガイ
ド13が断面コの字形でない場合、例えばインナーガイ
ド13,13が中実の場合には、このインナーガイド1
3,13に凹部を形成し、そこにプッシュプルチェーン
を走行させるようにしてもよい。
示していないチェーンガイドを設けている。このチェー
ンガイドも、その幅方向の取り付け位置を、上記滑車6
1の取り付け位置と一致させている。同様にして、従動
スプロケット29および駆動スプロケット30の取り付
け位置も、滑車61の取り付け位置と一致させている。
このようにすることによって、プッシュプルチェーン2
2,22の走行位置を、前記従来に比べて全体的に外側
にずらしている。そして、断面コの字形のインナーガイ
ド13,13内に、プッシュプルチェーン22を走行さ
せるようにしている。なお、この実施例では、断面コの
字形のインナーガイド13,13内にプッシュプルチェ
ーン22を走行させる構造にしているが、インナーガイ
ド13が断面コの字形でない場合、例えばインナーガイ
ド13,13が中実の場合には、このインナーガイド1
3,13に凹部を形成し、そこにプッシュプルチェーン
を走行させるようにしてもよい。
【0039】以上の構成によれば、図2に示すように、
プラットホーム14を下降させた場合、インナーガイド
13,13に設けた滑車61によって、プッシュプルチ
ェーン22が偏向された後、このインナーガイド13,
13に沿ってプラットホーム14側に導かれる。このと
き、滑車61によって偏向されたプッシュプルチェーン
22は、インナーガイド13,13内を走行するため、
プッシュプルチェーン22がむき出しになることがな
い。したがって、プッシュプルチェーン22に触れて服
が汚れたり、プッシュプルチェーン22にゴミが付着し
たりすることを防止できる。
プラットホーム14を下降させた場合、インナーガイド
13,13に設けた滑車61によって、プッシュプルチ
ェーン22が偏向された後、このインナーガイド13,
13に沿ってプラットホーム14側に導かれる。このと
き、滑車61によって偏向されたプッシュプルチェーン
22は、インナーガイド13,13内を走行するため、
プッシュプルチェーン22がむき出しになることがな
い。したがって、プッシュプルチェーン22に触れて服
が汚れたり、プッシュプルチェーン22にゴミが付着し
たりすることを防止できる。
【0040】図3は、上記プッシュプルチェーン22の
連結部分の具体的な構造を示したものである。車輪取付
部38に設けた支持軸60には、第1車輪39を回転自
在に取り付けている。また、この支持軸60には、連結
部材62をベアリング63によって回転自在に取り付け
ている。ただし、この連結部材62の取付部62aは、
第1車輪39に形成した凹部39a内に臨ませている。
そして、この取付部62aを、支持軸60の先端に取り
付けたナット64によって抜けないようにしている。そ
して、上記連結部材62に、プッシュプルチェーン22
をピン66によって連結している。
連結部分の具体的な構造を示したものである。車輪取付
部38に設けた支持軸60には、第1車輪39を回転自
在に取り付けている。また、この支持軸60には、連結
部材62をベアリング63によって回転自在に取り付け
ている。ただし、この連結部材62の取付部62aは、
第1車輪39に形成した凹部39a内に臨ませている。
そして、この取付部62aを、支持軸60の先端に取り
付けたナット64によって抜けないようにしている。そ
して、上記連結部材62に、プッシュプルチェーン22
をピン66によって連結している。
【0041】なお、上記ナット64は、連結部材62の
取付部62aを締め付けるものではなく、あくまでも連
結部材62の抜けを規制するためのものである。また、
このようにナット64を締め付けていないので、このナ
ット64の回転をピン65によって規制している。
取付部62aを締め付けるものではなく、あくまでも連
結部材62の抜けを規制するためのものである。また、
このようにナット64を締め付けていないので、このナ
ット64の回転をピン65によって規制している。
【0042】また、上記取付部材62は、プラットホー
ム14を昇降させるときに、支持軸60に対して回転す
るため、インナーガイド13など他の部材にぶつかるお
それがある。そこで、この実施例では、連結部材62の
寸法を、第1車輪39の直径よりも小さくしている。こ
のようにしておけば、支持軸60に対して連結部材62
が回転したとしても、この連結部材62の最大回転軌跡
が第1車輪の直径内に収まる。したがって、連結部材6
2が回転したときに、この連結部材62が他の部材に干
渉することを防止できる。
ム14を昇降させるときに、支持軸60に対して回転す
るため、インナーガイド13など他の部材にぶつかるお
それがある。そこで、この実施例では、連結部材62の
寸法を、第1車輪39の直径よりも小さくしている。こ
のようにしておけば、支持軸60に対して連結部材62
が回転したとしても、この連結部材62の最大回転軌跡
が第1車輪の直径内に収まる。したがって、連結部材6
2が回転したときに、この連結部材62が他の部材に干
渉することを防止できる。
【0043】
【発明の効果】この発明によれば、プラットホームを下
降させるときに、上記滑車によって偏向させたプッシュ
プルチェーンを、インナーガイドの凹部内を走行させる
構成にしたので、プッシュプルチェーンがむき出しにな
ることを防止できる。したがって、プッシュプルチェー
ンに触れて服がよごれたり、プッシュプルチェーンにゴ
ミが付着したりすることを防止できる。
降させるときに、上記滑車によって偏向させたプッシュ
プルチェーンを、インナーガイドの凹部内を走行させる
構成にしたので、プッシュプルチェーンがむき出しにな
ることを防止できる。したがって、プッシュプルチェー
ンに触れて服がよごれたり、プッシュプルチェーンにゴ
ミが付着したりすることを防止できる。
【図1】実施例の組み立て図である。
【図2】実施例の斜視図であり、プラットホーム14が
接地した状態を示す図である。
接地した状態を示す図である。
【図3】プッシュプルチェーン22を連結する部分の拡
大図である。
大図である。
【図4】リフトLを車両10に搭載した状態を示す側面
図である。
図である。
【図5】従来例を示す斜視図であり、プラットホーム1
4が接地した状態を示す図である。
4が接地した状態を示す図である。
【図6】プラットホーム14が格納された状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図7】組み立て図である。
【図8】プッシュプルチェーン22の平面図である。
【図9】プッシュプルチェーン22の側面図である。
【図10】機構を説明する模式図であり、プラットホー
ム14およびインナーガイド13が本体12に格納され
た状態を示す図である。
ム14およびインナーガイド13が本体12に格納され
た状態を示す図である。
【図11】機構を説明する模式図であり、インナーガイ
ド13が完全に回動した状態を示す図である。
ド13が完全に回動した状態を示す図である。
【図12】機構を説明する模式図であり、プラットホー
ム14が接地した状態を示す図である。
ム14が接地した状態を示す図である。
【図13】連係プレート42,43とピンPとの関係を
示す模式図であり、インナーガイド13が回動する前の
状態を示す図である。
示す模式図であり、インナーガイド13が回動する前の
状態を示す図である。
【図14】連係プレート42,43とピンPとの関係を
示す模式図であり、インナーガイド13が回動した状態
を示す図である。
示す模式図であり、インナーガイド13が回動した状態
を示す図である。
【図15】インナーガイド13の断面図である。
【図16】インナーガイド13のレールのラップ状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図17】インナーガイド13の部分拡大図である。
10 車両11 後部開口部13 インナーガイド14
プラットホーム15 アウターガイド19 この発明
の回動機構を構成するストッパー20 この発明の回動
機構を構成する中間レールの傾斜部22 プッシュプル
チェーン29 この発明の駆動機構を構成する従動スプ
ロケット30 この発明の駆動機構を構成する駆動スプ
ロケット42 この発明の連係機構を構成する連係プレ
ート43 この発明の連係機構を構成する連係プレート
52 この発明のディテント機構を構成する連係孔53
この発明のディテント機構を構成するスプリングプラ
ンジャ61 滑車P この発明の連係機構を構成するピ
ンM この発明の駆動機構を構成する電動モータ
プラットホーム15 アウターガイド19 この発明
の回動機構を構成するストッパー20 この発明の回動
機構を構成する中間レールの傾斜部22 プッシュプル
チェーン29 この発明の駆動機構を構成する従動スプ
ロケット30 この発明の駆動機構を構成する駆動スプ
ロケット42 この発明の連係機構を構成する連係プレ
ート43 この発明の連係機構を構成する連係プレート
52 この発明のディテント機構を構成する連係孔53
この発明のディテント機構を構成するスプリングプラ
ンジャ61 滑車P この発明の連係機構を構成するピ
ンM この発明の駆動機構を構成する電動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 憲道 東京都港区浜松町2−4−1 世界貿易セ ンタービル カヤバ工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 車両の開口部の左右に配置した一対のア
ウターガイドと、これらアウターガイドの内側に設ける
とともに、アウターガイドに沿って移動可能にした一対
のインナーガイドと、これらインナーガイド間に掛け渡
すとともに、このインナーガイドおよび上記アウターガ
イドに沿って移動可能にしたプラットホームと、このプ
ラットホームと上記インナーガイドとを連係させる連係
機構と、一端をプラットホームに連結したプッシュプル
チェーンと、このプッシュプルチェーンに推力または引
っ張り力を作用させる駆動機構と、インナーガイドを所
定の位置で回動させる回動機構とを備え、上記プラット
ホームは、プッシュプルチェーンを介して駆動機構の推
力または引っ張り力を与えられると、連係機構によって
連係されたインナーガイドとともに水平移動する一方、
上記インナーガイドは、所定の位置に達すると、回動機
構によりその基端部を支点に回動して先端が下方に傾斜
した状態を保ち、この傾斜したインナーガイドに沿っ
て、上記連係機構によるインナーガイドとの連係が解除
されたプラットホームが案内され、このプラットホーム
が水平状態に支持されたまま昇降するリフトにおいて、
上記インナーガイドには、プッシュプルチェーンを走行
させる凹部と、プッシュプルチェーンを偏向させる滑車
を設ける一方、上記プッシュプルチェーンの一端をプラ
ットホームに連結する連結部を、プラットホームの側面
とインナーガイドとの間に設け、プラットホームを昇降
させるときに、上記滑車によって偏向させたプッシュプ
ルチェーンを、インナーガイドの凹部内を走行させる構
成にしたことを特徴とするリフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001118323A JP2002308003A (ja) | 2001-04-17 | 2001-04-17 | リフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001118323A JP2002308003A (ja) | 2001-04-17 | 2001-04-17 | リフト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002308003A true JP2002308003A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18968734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001118323A Pending JP2002308003A (ja) | 2001-04-17 | 2001-04-17 | リフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002308003A (ja) |
-
2001
- 2001-04-17 JP JP2001118323A patent/JP2002308003A/ja active Pending
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