JP2002095110A - 車両用駆動装置 - Google Patents

車両用駆動装置

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JP2002095110A
JP2002095110A JP2000356311A JP2000356311A JP2002095110A JP 2002095110 A JP2002095110 A JP 2002095110A JP 2000356311 A JP2000356311 A JP 2000356311A JP 2000356311 A JP2000356311 A JP 2000356311A JP 2002095110 A JP2002095110 A JP 2002095110A
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vibration
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Tsutomu Samejima
勉 鮫島
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギアユニットに起因する振動や騒音を防止す
る。 【解決手段】 VVVF形インバータ12で制御され駆
動軸11aを有する駆動モータ11と車輪8,9に直結
された車軸7との間を一対の歯車からなるギアユニット
10で連結した車両用駆動装置において、駆動軸11a
のトルクを検出して第1のトルク検出信号を出力する第
1のトルク検出器13と、車軸7のトルクを検出して第
2のトルク検出信号を出力する第2のトルク検出器14
と、各トルク検出信号が零のときに判定信号を出力する
判定手段15と、判定信号を出力する出力手段16とを
備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ギアユニットで
発生する振動を低減させるようにした車両用駆動装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の車両用駆動装置を示す構成
図である。図6において、駆動モータ1はVVVF形イ
ンバータ2により制御される。駆動モータ1の発生した
トルクは駆動軸1aから、大小の一対の歯車(図示せ
ず)からなるギアユニット3を介して車軸4に伝達され
る。一般に、インバータ2により駆動モータ1をトルク
一定制御して加速し、車輪5,6が所定の回転数に達す
ると、駆動モータ1がトルクを発生しないようにして惰
行運転に移行する。しかし、惰行運転時においても駆動
モータ1、ギアユニット3内の歯車(図示せず)及び車
軸4は所定の回転数で回転している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用駆動装置
は以上のように構成されているので、惰行運転時には車
輪5,6に作用する摩擦力により車軸4に微小なトルク
が作用する。この状態では、ギアユニット3の一対の歯
車(図示せず)間にバックラッシは存在しない。そし
て、ギアユニット3内の摩擦のために駆動軸1aにはト
ルクが殆ど作用しない。しかし、車両が惰行運転時にギ
アユニット3の歯車(図示せず)間のトルクが零になる
場合が発生する。すなわち、駆動軸1a、ギアユニット
3内の歯車(図示せず)及び車軸4に作用するトルクが
すべて零になる。ギアユニット3内の一対の歯車(図示
せず)間には遊びがあるので、駆動軸1aと車軸4との
間はギアユニット3を介してトルクの伝達がない状態で
ある。このような状態で車両がレールの継ぎ目やポイン
ト等を通過すると、通過時のショックでギアユニット3
内の一対の歯車(図示せず)が互いに当接したり離れた
りして振動が発生する。これにより発生する振動は駆動
モータ1の回転数の整数倍を主成分とする振動数を有す
る。このようにして発生した振動は駆動モータ1を支持
している台車(図示せず)を介して伝達されると、振動
や騒音となって放射され乗客に不快感を与えるという問
題点があった。この発明は、ギアユニットに起因する振
動や騒音を防止することができる車両用駆動装置を提供
することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる車両用
駆動装置は、VVVF形インバータで制御され駆動軸を
有する駆動モータと車輪に直結された車軸との間を一対
の歯車からなるギアユニットで連結した車両用駆動装置
において、駆動軸のトルクを検出して第1のトルク検出
信号を出力する第1のトルク検出器と、車軸のトルクを
検出して第2のトルク検出信号を出力する第2のトルク
検出器と、各トルク検出信号が零のときに判定信号を出
力する判定手段と、判定信号を出力する出力手段とを備
えたものである。また、駆動軸のトルクを検出して第1
のトルク検出信号を出力する第1のトルク検出器と、車
軸のトルクを検出して第2のトルク検出信号を出力する
第2のトルク検出器と、ギアユニットの振動を検出して
振動検出信号を出力する振動検出器と、各トルク検出信
号が零のときに振動検出信号が判定レベルを超えたとき
判定信号を出力する判定手段と、判定信号を出力する出
力手段とを備えたものである。
【0005】また、駆動軸のトルクを検出して第1のト
ルク検出信号を出力する第1のトルク検出器と、車軸の
トルクを検出して第2のトルク検出信号を出力する第2
のトルク検出器と、各トルク検出信号が零のときに判定
信号を出力する判定手段と、判定信号によりインバータ
を制御して一対の歯車が当接するように、駆動モータに
微小の付加トルクを発生させる制御手段とを備えたもの
である。また、駆動軸のトルクを検出して第1のトルク
検出信号を出力する第1のトルク検出器と、車軸のトル
クを検出して第2のトルク検出信号を出力する第2のト
ルク検出器と、ギアユニットの振動を検出して振動検出
信号を出力する振動検出器と、各トルク検出信号が零の
ときに振動検出信号が判定レベルを超えたとき判定信号
を出力する判定手段と、判定信号によりインバータを制
御して一対の歯車が当接するように、駆動モータに微小
の付加トルクを発生させる制御手段とを備えたものであ
る。また、駆動軸のトルクを検出して第1のトルク検出
信号を出力する第1のトルク検出器と、車軸のトルクを
検出して第2のトルク検出信号を出力する第2のトルク
検出器と、各トルク検出信号が零のときに判定信号を出
力する判定手段と、車軸に駆動力を伝達する補助モータ
と、この補助モータを駆動する補助インバータと、判定
信号によりインバータを制御して一対の歯車が当接する
ように、駆動モータに微小の付加トルクを発生させると
共に、補助インバータを制御して付加トルクと同一の大
きさで反対方向の補助トルクを補助モータに発生させる
制御手段とを備えたものである。
【0006】また、駆動軸のトルクを検出して第1のト
ルク検出信号を出力する第1のトルク検出器と、車軸の
トルクを検出して第2のトルク検出信号を出力する第2
のトルク検出器と、ギアユニットの振動を検出して振動
検出信号を出力する振動検出器と、各トルク検出信号が
零のときに振動検出信号が判定レベルを超えたとき判定
信号を出力する判定手段と、車軸に駆動力を伝達する補
助モータと、この補助モータを駆動する補助インバータ
と、判定信号によりインバータを制御して一対の歯車が
当接するように、駆動モータに微小の付加トルクを発生
させると共に、補助インバータを制御して付加トルクと
同一の大きさで反対方向の補助トルクを補助モータに発
生させる制御手段とを備えたものである。また、振動検
出器は駆動軸の回転数の整数倍の振動成分を検出するよ
うにしたものである。さらに、付加トルクは正方向と負
方向とを0.5〜1Hzで交互に発生させるようにした
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は実施の形態
1の構成図である。図1において、7は台車(図示せ
ず)に回動自在に支持された車軸、8,9は車軸7に固
着された車輪、10は噛み合った一対の大歯車(図示せ
ず)と小歯車(図示せず)とが収容されたギアユニット
で、大歯車(図示せず)が車軸7に固着され、小歯車
(図示せず)が後述の駆動軸に固着されている。11は
台車(図示せず)に配置された駆動モータで、駆動軸1
1aがギアユニット10の小歯車(図示せず)に直結さ
れている。12はVVVF(可変電圧可変周波数)形イ
ンバータで、駆動モータ11に交流電力を供給する。1
3は歪みゲージ等を使用した第1のトルク検出手段で、
駆動軸11aのトルクを検出して第1のトルク検出信号
13aを出力する。14は歪みゲージ等を使用した第2
のトルク検出手段で、車軸7のトルクを検出して第2の
トルク検出信号14aを出力する。15は各トルク検出
信号13a、14aが入力される判定手段で、各トルク
検出信号13a,14aが零のときに判定信号15aを
出力する。16は判定信号15aが入力される出力手段
で、警報灯や警報音により警報を発する。
【0008】次に動作について説明する。図1におい
て、駆動モータ11がインバータ12により制御されて
トルクを出力し車両が加速されているとき、あるいは減
速制御されているときは、駆動モータ11が発生したト
ルクが駆動軸11aからギアユニット10を介して車軸
7へ伝達される。そして、各トルク検出器13,14か
ら零ではない各トルク検出信号13a,14aが出力さ
れているので、判定手段15から判定信号15aは出力
されない。そして、駆動モータ11が加速されて車両速
度が上昇して所定の速度に到達すると、インバータ12
から駆動モータ11への電力供給を止めて惰行運転に移
行する。そうすると、駆動モータ11がトルクを発生し
ていないので、駆動軸11a及び車軸7にはトルクが作
用していない。従って、各トルク検出器13,14の各
トルク検出信号13a,14aは零である。そこで、判
定手段15は各トルク検出信号13a,14aが零にな
っているので、判定信号15aを出力する。判定信号1
5aが入力された出力手段16から警報が出されたら、
乗務員が操作スイッチ(図示せず)を操作して、ギアユ
ニット10の歯車(図示せず)同士が接触する程度の付
加トルクを駆動モータ11が出力するようにインバータ
12に指令する。なお、歯車(図示せず)同士が接触す
る程度の付加トルクは、実験的に決定する。以上のよう
に、駆動モータ11の駆動軸11aのトルクを第1のト
ルク検出手段13で検出して第1のトルク検出信号13
aを出力し、車軸7のトルクを第2のトルク検出手段1
4で検出して第2のトルク検出信号14aを出力し、各
トルク検出信号13a,14aが零のときに判定手段1
5から判定信号15aを出力して、判定信号15aによ
り出力手段16から警報を出すことにより、乗務員がギ
アユニット10の歯車(図示せず)間に所定の付加トル
クを作用させることができるので、振動や騒音を防止す
ることができる。
【0009】実施の形態2.図2は実施の形態2の構成
図である。図2において、7〜14は実施の形態1のも
のと同様のものである。17はギアユニット10の振動
を検出する振動検出器で、振動検出信号17aを出力す
る。18は各トルク検出信号13a、14a及び振動検
出信号17aが入力される判定手段で、各トルク検出信
号13a,14aが零のときに振動検出信号17aが所
定の判定レベルを超えると判定信号18aを出力する。
なお、振動検出信号17aの判定レベルは、歯車の噛み
合わせ振動等による通常の低いレベルを除去できるよう
に設定されている。19は判定信号18aが入力される
出力手段で、警報灯や警報音により警報を発する。次に
動作について説明する。図3は図2の信号処理を示す説
明図である。図2及び図3において、図3(a)に示す
ように時間t0 から、駆動モータ11がインバータ12
により制御されてトルクを出力し車両が加速されている
とき、あるいは減速制御されているときは、発生したト
ルクが駆動軸11aからギアユニット10を介して車軸
7へ伝達されている。この場合は実施の形態1と同様に
零以上の各トルク検出信号13a,14aが出力されて
いるので、判定手段18から判定信号18aが出力され
ない。
【0010】そして、図3(b)に示すように時間t1
で車両速度が所定の速度に到達して惰行運転に移行する
と、駆動軸11a及び車軸7にはトルクが作用していな
いので、各トルク検出信号13a,14aは零である。
ここで、車両が惰行運転に移行した後に、図3(c)に
示すように時間t2 で振動検出器17から判定レベル以
上の振動検出信号17aが出力されたとする。すると、
判定手段18は図3(d)に示すように時間t2 でギア
ユニット10に振動が発生したと判定する。このとき、
各トルク検出信号13a,14aが零であり、振動検出
信号17aが入力されたので、判定信号18aを出力す
る。判定信号18aが入力された出力手段19から警報
が出されたら、図3(e)に示すように時間t3 で乗務
員が操作スイッチ(図示せず)を操作して、ギアユニッ
ト10の歯車(図示せず)同士が接触する程度の付加ト
ルクを駆動モータ11が出力するようにインバータ12
に指令する。
【0011】以上のように、各トルク検出信号13a,
14aが零のときに振動検出器17の振動検出信号17
aが判定レベルを超えたとき、判定手段18が出力した
判定信号18aにより出力手段19から警報が出される
ので、乗務員がギアユニット10の歯車(図示せず)間
に所定の付加トルクを作用させることができるため、振
動や騒音を防止することができる。実施の形態2におい
て、車両の惰行運転時には振動検出器17は種々の振動
を検出する。しかし、ギアユニット1の振動や騒音に主
として関連するのは、駆動軸11aの回転数の整数倍の
振動成分である。駆動軸11aの整数倍以外の振動成分
は突発振動や振動ノイズであることが多い。従って、振
動検出器17は駆動軸11aの回転数の整数倍の振動成
分のみを検出するようにすることによりデータ処理量を
減らすことができる。
【0012】実施の形態3.図4は実施の形態3の構成
図である。図4において、7〜15は実施の形態1のも
のと同様のものである。20は判定信号15aが入力さ
れる制御手段で、判定信号15aが入力されると、ギア
ユニット10の歯車(図示せず)同士が接触する程度の
微小の付加トルクを駆動モータ11が出力するようにイ
ンバータ12に指令する。次に動作について説明する。
図4において、車両が所定の速度に到達して惰行運転に
移行すると、駆動モータ11がトルクを発生していない
ので、駆動軸11a及び車軸7にはトルクが作用してい
ない。従って、各トルク検出信号13a,14aが零に
なっているので、判定手段15から判定信号15aが出
力される。制御手段20に判定信号15aが入力される
と、ギアユニット10の歯車(図示せず)同士が接触す
る程度の付加トルクを駆動モータ11が出力するよう
に、制御手段20がインバータ12に指令する。以上の
ように、各トルク検出信号13a、14aが零のときに
判定手段15から出された判定信号15aが制御手段2
0に入力されると、制御手段20がインバータ12に指
令して、ギアユニット10の歯車(図示せず)同士が接
触する程度の微小の付加トルクを駆動モータ11に適切
なタイミングで発生させて、ギアユニット10の歯車
(図示せず)間に所定のトルクを作用させるため、振動
や騒音を防止することができる。なお、実施の形態2に
おける判定手段18から出力された判定信号18aを図
4の制御手段20に入力して、駆動モータ11に付加ト
ルクを発生させるようにしても同様の効果を期待するこ
とができる。
【0013】実施の形態4.実施の形態3において、駆
動モータ11に正方向のトルク、即ち車輪8,9の回転
を加速する方向の付加トルクを継続して発生させると、
車両の速度が上昇するので、車両の速度上昇の許容範囲
内でトルクをギアユニット10の歯車(図示せず)に作
用させるのが良い。通常の惰行運転時は駆動モータ11
の回転数が2,000〜5,000回転/分(33〜8
3Hz)である。そして、振動や騒音は駆動モータ11
の回転数の整数倍を主成分としている。そこで、駆動モ
ータ11の付加トルクを駆動モータ11の回転数より十
分に低い周波数で、正方向及び負方向(車輪8,9の方
向を減速する方向)に切り替えることにより、駆動モー
タ11が外乱に影響されることなく制御を行うことがで
きる。実験の結果では、駆動モータ11が0.5〜1H
zで正方向の付加トルクと負方向の付加トルクとを交互
に発生するようにすることにより、安定した制御ができ
る。なお、駆動モータ11に負方向のトルク、即ち車輪
8,9の回転を減速する方向の付加トルクを継続して発
生させた場合には、車両の速度が低下するので、同様の
制御を行う。
【0014】実施の形態5.図5は実施の形態5の構成
図である。図5において、7〜15は実施の形態1のも
のと同様のものである。21は車軸7に装着された補助
モータで、車軸7に駆動力を伝達する。22は補助モー
タを駆動する補助インバータ、23は判定信号15aが
入力される制御手段で、判定信号15aが入力される
と、ギアユニット10の歯車(図示せず)同士が接触す
る程度の微小の付加トルクを駆動モータ11が出力する
ようにインバータ12に指令すると共に、インバータ1
2が発生する付加トルクと同一の大きさで、反対方向の
補助トルクを補助モータ21が発生するように補助イン
バータ22に指令する。次に動作について説明する。図
5において、車両が所定の速度に到達して惰行運転に移
行すると、駆動モータ11がトルクを発生していないの
で、駆動軸11a及び車軸7にはトルクが作用していな
い。従って、各トルク検出信号13a,14aが零にな
っているので、判定手段15から判定信号15aが出力
される。制御手段23に判定信号15aが入力される
と、ギアユニット10の歯車(図示せず)同士が接触す
る程度の付加トルクを間駆動モータ11が出力するよう
に、制御手段23がインバータ12に指令する。さら
に、制御手段23はインバータ12が発生する付加トル
クと同一の大きさで、反対方向の補助トルクを補助モー
タ21が発生するように補助インバータ22に指令す
る。
【0015】以上のように、各トルク検出信号13a、
14aが零のときに判定手段15から出された判定信号
15aが制御手段23に入力されると、制御手段23が
インバータ12及び補助インバータ22に指令して、ギ
アユニット10の歯車(図示せず)同士が接触する程度
の微小の付加トルクを駆動モータ11に適切なタイミン
グで発生させて、ギアユニット10の歯車(図示せず)
間に所定のトルクを作用させると共に、付加トルクと同
一の大きさで、反対方向の補助トルクを補助モータ21
に発生させるので、駆動系の出力トルクに影響を与える
ことなく、振動や騒音を防止することができる。なお、
実施の形態2における判定手段18から出力された判定
信号18aを図5の制御手段23に入力して、駆動モー
タ11に付加トルクを発生させると共に、付加トルクと
同一の大きさで、反対方向の補助トルクを補助モータ2
1が発生するようににしても同様の効果を期待すること
ができる。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、駆動モータの駆動軸
のトルクを第1のトルク検出手段で検出して第1のトル
ク検出信号を出力し、車軸のトルクを第2のトルク検出
手段で検出して第2のトルク検出信号を出力し、各トル
ク検出信号が零のときに判定手段から判定信号を出力し
て、判定信号により出力手段から警報を出すことによ
り、乗務員がギアユニットの歯車間に所定の付加トルク
を作用させることができるので、振動や騒音を防止する
ことができる。また、第1のトルク検出信号及び第2の
トルク信号が零のときに振動検出器の振動検出信号が判
定レベルを超えたとき、判定手段が出力した判定信号に
より出力手段から警報が出されるので、乗務員がギアユ
ニットの歯車間に所定の付加トルクを作用させることが
できるため、振動や騒音を防止することができる。
【0017】また、第1のトルク検出信号及び第2のト
ルク信号が零のときに判定手段から出された判定信号が
制御手段に入力されると、制御手段がインバータに指令
して、ギアユニットの歯車同士が接触する程度の付加ト
ルクを駆動モータに適切なタイミングで発生させて、ギ
アユニットの歯車同士が接触する程度の微小の付加トル
クを作用させるため、振動や騒音を防止することができ
る。また、第1のトルク検出信号及び第2のトルク信号
が零のときに振動検出器の振動検出信号が判定レベルを
超えたとき、判定手段が出力した判定信号が制御手段に
入力されると、制御手段がインバータに指令して、ギア
ユニットの歯車同士が接触する程度の微小の付加トルク
を駆動モータに適切なタイミングで発生させて、ギアユ
ニットの歯車間に所定の付加トルクを作用させるため、
振動や騒音を防止することができる。また、第1のトル
ク検出信号及び第2のトルク検出信号が零のときに判定
手段から出された判定信号が制御手段に入力されると、
制御手段がインバータ及び補助インバータに指令して、
ギアユニットの歯車同士が接触する程度の微小の付加ト
ルクを駆動モータに適切なタイミングで発生させて、ギ
アユニットの歯車間に所定のトルクを作用させると共
に、付加トルクと同一の大きさで、反対方向の補助トル
クを補助モータに発生させるので、駆動系の出力トルク
に影響を与えることなく、振動や騒音を防止することが
できる。
【0018】また、第1のトルク検出信号、第2のトル
ク検出信号および振動検出信号が零のときに判定手段か
ら出された判定信号が制御手段に入力されると、制御手
段がインバータ及び補助インバータに指令して、ギアユ
ニットの歯車同士が接触する程度の微小の付加トルクを
駆動モータに適切なタイミングで発生させて、ギアユニ
ットの歯車間に所定のトルクを作用させると共に、付加
トルクと同一の大きさで、反対方向の補助トルクを補助
モータに発生させるので、駆動系の出力トルクに影響を
与えることなく、振動や騒音を防止することができる。
また、振動検出器が駆動軸の回転数の整数倍の振動成分
を検出することによりデータ処理量を減らすことができ
るので、効率の良い制御を行うことができる。さらに、
正方向と負方向との付加トルクを0.5〜1Hzで交互
に発生させることにより、駆動モータが外乱に影響され
ることなく安定した制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2の構成図である。
【図3】 図2の信号処理を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態3の構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5の構成図である。
【図6】 従来の車両用駆動装置を示す構成図である。
【符号の説明】
7 車軸、8,9 車輪、10 ギアユニット、11
駆動モータ、11a 駆動軸、12 インバータ、13
第1のトルク検出器、14 第2のトルク検出器、1
5,18 判定手段、16,19 出力手段、17 振
動検出器、20,23 制御手段、21 補助モータ、
22 補助インバータ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VVVF形インバータで制御され駆動軸
    を有する駆動モータと車輪に直結された車軸との間を一
    対の歯車からなるギアユニットで連結した車両用駆動装
    置において、上記駆動軸のトルクを検出して第1のトル
    ク検出信号を出力する第1のトルク検出器と、上記車軸
    のトルクを検出して第2のトルク検出信号を出力する第
    2のトルク検出器と、上記各トルク検出信号が零のとき
    に判定信号を出力する判定手段と、上記判定信号を出力
    する出力手段とを備えた車両用駆動装置。
  2. 【請求項2】 VVVF形インバータで制御され駆動軸
    を有する駆動モータと車輪に直結された車軸との間を一
    対の歯車からなるギアユニットで連結した車両用駆動装
    置において、上記駆動軸のトルクを検出して第1のトル
    ク検出信号を出力する第1のトルク検出器と、上記車軸
    のトルクを検出して第2のトルク検出信号を出力する第
    2のトルク検出器と、上記ギアユニットの振動を検出し
    て振動検出信号を出力する振動検出器と、上記各トルク
    検出信号が零のときに上記振動検出信号が判定レベルを
    超えたとき判定信号を出力する判定手段と、上記判定信
    号を出力する出力手段とを備えた車両用駆動装置。
  3. 【請求項3】 VVVF形インバータで制御され駆動軸
    を有する駆動モータと車輪に直結された車軸との間を一
    対の歯車からなるギアユニットで連結した車両用駆動装
    置において、上記駆動軸のトルクを検出して第1のトル
    ク検出信号を出力する第1のトルク検出器と、上記車軸
    のトルクを検出して第2のトルク検出信号を出力する第
    2のトルク検出器と、上記各トルク検出信号が零のとき
    に判定信号を出力する判定手段と、上記判定信号により
    上記インバータを制御して一対の歯車が当接するよう
    に、上記駆動モータに微小の付加トルクを発生させる制
    御手段とを備えた車両用駆動装置。
  4. 【請求項4】 VVVF形インバータで制御され駆動軸
    を有する駆動モータと車輪に直結された車軸との間を一
    対の歯車からなるギアユニットで連結した車両用駆動装
    置において、上記駆動軸のトルクを検出して第1のトル
    ク検出信号を出力する第1のトルク検出器と、上記車軸
    のトルクを検出して第2のトルク検出信号を出力する第
    2のトルク検出器と、上記ギアユニットの振動を検出し
    て振動検出信号を出力する振動検出器と、上記各トルク
    検出信号が零のときに上記振動検出信号が判定レベルを
    超えたとき判定信号を出力する判定手段と、上記判定信
    号により上記インバータを制御して一対の歯車が当接す
    るように、上記駆動モータに微小の付加トルクを発生さ
    せる制御手段とを備えた車両用駆動装置。
  5. 【請求項5】 VVVF形インバータで制御され駆動軸
    を有する駆動モータと車輪に直結された車軸との間を一
    対の歯車からなるギアユニットで連結した車両用駆動装
    置において、上記駆動軸のトルクを検出して第1のトル
    ク検出信号を出力する第1のトルク検出器と、上記車軸
    のトルクを検出して第2のトルク検出信号を出力する第
    2のトルク検出器と、上記各トルク検出信号が零のとき
    に判定信号を出力する判定手段と、上記車軸に駆動力を
    伝達する補助モータと、この補助モータを駆動する補助
    インバータと、上記判定信号により上記インバータを制
    御して一対の歯車が当接するように、上記駆動モータに
    微小の付加トルクを発生させると共に、上記補助インバ
    ータを制御して上記付加トルクと同一の大きさで反対方
    向の補助トルクを上記補助モータに発生させる制御手段
    とを備えた車両用駆動装置。
  6. 【請求項6】 VVVF形インバータで制御され駆動軸
    を有する駆動モータと車輪に直結された車軸との間を一
    対の歯車からなるギアユニットで連結した車両用駆動装
    置において、上記駆動軸のトルクを検出して第1のトル
    ク検出信号を出力する第1のトルク検出器と、上記車軸
    のトルクを検出して第2のトルク検出信号を出力する第
    2のトルク検出器と、上記ギアユニットの振動を検出し
    て振動検出信号を出力する振動検出器と、上記各トルク
    検出信号が零のときに上記振動検出信号が判定レベルを
    超えたとき判定信号を出力する判定手段と、上記車軸に
    駆動力を伝達する補助モータと、この補助モータを駆動
    する補助インバータと、上記判定信号により上記インバ
    ータを制御して一対の歯車が当接するように、上記駆動
    モータに微小の付加トルクを発生させると共に、上記補
    助インバータを制御して上記付加トルクと同一の大きさ
    で反対方向の補助トルクを上記補助モータに発生させる
    制御手段とを備えた車両用駆動装置。
  7. 【請求項7】 振動検出器は駆動軸の回転数の整数倍の
    振動成分を検出することを特徴とする請求項2、請求項
    4又は請求項6に記載の車両用駆動装置。
  8. 【請求項8】 付加トルクは正方向と負方向とを0.5
    〜1Hzで交互に発生させることを特徴とする請求項3
    から請求項7のいずれか一項に記載の車両用駆動装置。
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