JP2002093724A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JP2002093724A
JP2002093724A JP2000281371A JP2000281371A JP2002093724A JP 2002093724 A JP2002093724 A JP 2002093724A JP 2000281371 A JP2000281371 A JP 2000281371A JP 2000281371 A JP2000281371 A JP 2000281371A JP 2002093724 A JP2002093724 A JP 2002093724A
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leg
heat treatment
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magnet
rotating
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Takashi Shigeoka
隆 重岡
Takeshi Sakuma
健 佐久間
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーティクルの発生を抑制できると共に、被
処理体の回転数を上げることができる熱処理装置を提供
する。 【解決手段】 処理容器32内にて円筒体状の脚部40
の上端に設けた載置台38上に載置した被処理体に対し
て所定の熱処理を行なう熱処理装置において、前記脚部
には、回転用磁石手段60と浮上用磁石手段70を設
け、前記処理容器には、前記浮上用磁石手段に磁気的に
浮上力を付与する浮上用電磁石手段74を設けると共
に、前記回転用磁石手段に対向させて前記回転用磁石手
段に回転力を付与する回転用コイル手段62を設ける。
これにより、パーティクルの発生を抑制できると共に、
被処理体の回転数を上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
被処理体を載置する載置台が回転する熱処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路を製造するため
には、半導体ウエハ等のシリコン基板に対して成膜処
理、アニール処理、酸化拡散処理、スパッタ処理、エッ
チング処理等の各種の熱処理が複数回に亘って繰り返し
行なわれる。この場合、集積回路の各素子の電気的特性
や製品の歩留り等を高く維持するためには、上述したよ
うな各種の熱処理は、ウエハの表面全体に亘ってより均
一に行なわれることが要求され、このためには、熱処理
の進行はその時のウエハ温度に大きく依存して左右され
ることから、熱処理時においてウエハ温度の面内均一性
を高く、且つ精度良く維持しなければならない。
【0003】このように、ウエハ温度の面内均一性を高
く維持する手法としては、従来において種々提案されて
いるが、その中でも比較的有効な手段として、例えば枚
葉式の熱処理装置を例にとれば、半導体ウエハを載置す
る載置台を回転(自転)させて温度ムラの発生をできる
だけ抑制するようにした手法が広く知られている。この
ような従来の熱処理装置の一例を図11及び図12を参
照して説明する。図11は従来の熱処理装置の一例を示
す概略構成図である。図11において、真空引き可能に
なされた処理容器2内には、リング状に中央が開口され
た載置台4を有しており、この上面の内周側に半導体ウ
エハWの裏面周縁部を接触させてこれを支持するように
なっている。この載置台4は、円筒体状の脚部6の上端
に固定されており、また、この脚部6は処理容器2の底
部にリング状の軸受8を介して支持されて、円形脚部8
の周方向へ回転移動(自転)可能になされている。
【0004】そして、この脚部6の内周面にはその周方
向に沿ってラック10が取り付けられている。また、容
器底部の下方に設けた駆動モータ12からは、駆動軸1
4が容器底部を気密に貫通して設けられ、この駆動軸1
4の先端に固定したピニオン16を上記ラック10に歯
合させており、これにより上記脚部6及びこれと一体と
なった載置台4を回転するようになっている。また、処
理容器4の天井部には、気密に設けた例えば石英ガラス
よりなる透過窓18が設けられ、更に、この上方に加熱
手段として例えば複数の加熱ランプ20を設けて、この
ランプ20からの熱線でウエハWを所定の温度に加熱す
るようになっている。この加熱時に前述のように載置台
4を回転させることによってこの上に載置されたウエハ
Wが自転しつつ加熱されるので、ウエハの面内温度の均
一性をある程度向上させることが可能となる。
【0005】図12は従来の熱処理装置の他の一例を示
す概略構成図である。図11に示す装置例の場合には、
上述したように、処理容器2内でラック10とピニオン
16を歯合させて脚部6を回転させるようにしたが、図
12に示す装置例の場合には、脚部6の外周面側に例え
ば一対の回転用磁石22を設け、そして処理容器2の底
部外側に、リング状の磁石回転体24をリング状の軸受
26を介して回転可能に取り付け、この磁石回転体24
の内側に、処理容器2の側壁を隔てて上記回転用磁石2
2と対向するように駆動磁石26を固定している。これ
により、上記駆動磁石26と上記回転用磁石22とは磁
気的に結合することになる。そして、上記磁石回転体2
4の外周面に設けたラック10に、駆動モータ12によ
り回転されるピニオン16を歯合させており、従って、
この磁石回転体24を回転させて、上記駆動磁石26を
処理容器2の周方向へ回転することにより、上記駆動磁
石26に上記回転用磁石22は磁気結合しているので、
駆動磁石26の回転に追従して、脚部6及びウエハWも
回転することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図11
及び図12に示した従来の装置例にあっては、共に、熱
処理時にウエハWが回転(自転)されるので、ウエハ温
度の面内均一性をある程度は向上させることが可能であ
る。しかしながら、図11に示す装置例の場合には、処
理容器2内においてラック10とピニオン16とが機械
的に歯合しているので、この部分から微細なパーティク
ルが発生することは避けられず、歩留り低下の原因とな
っていた。また、図12に示す従来の装置例にあって
は、処理容器2内にはラック10とピニオン16を設け
ていないので、図11に示す装置例と異なってパーティ
クルの発生の問題は生じないが、載置台4を回転させる
ために、処理容器2の外側に配置した寸法の大きな磁石
回転体24を回転させなければならない。このため、振
動等の発生原因になったり、或いは温度の面内均一性を
高めるためにはできるだけウエハWの回転数を上げた方
がよいが、上記磁石回転体24が重量物のためにそれ程
回転数を上げることができない、といった問題もあっ
た。
【0007】更には、上記両装置例は共に、軸受8によ
って脚部6が回転可能に支持されていることから、軸受
8から金属汚染や歩留り低下の原因となるパーティクル
が発生するのみならず、軸受8の機械的限界により、そ
れ程回転数を上げることができず、例えば最大回転数が
100rpm程度であり、この点よりもウエハの面内温
度の均一性をある程度以上高めることが困難である、と
いった問題もあった。本発明は、以上のような問題点に
着目し、上記した問題点を選択的に、或いは全て解決す
るために提案されたものである。本発明の目的は、パー
ティクルの発生を抑制できる熱処理装置を提供すること
にある。本発明の他の目的は、パーティクルの発生を抑
制できると共に、被処理体の回転数を上げることができ
る熱処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
処理容器内にて円筒体状の脚部の上端に設けた載置台上
に載置した被処理体に対して所定の熱処理を行なう熱処
理装置において、前記脚部は、処理容器内にその周方向
に沿って回転可能に支持され、前記脚部には、回転用磁
石手段を設け、前記処理容器には、前記回転用磁石手段
に対向させて、前記回転用磁石手段に磁気的に回転力を
付与する回転用コイル手段を設けるように構成したもの
である。これにより、熱処理時には、処理容器に設けた
回転用コイル手段に所定の電流を流すことによって、モ
ータ原理と同様に内部に回転磁界が生じ、これに追従し
て、脚部に設けた回転用磁石手段に回転力が付与され、
脚部及びこれに一体的に設けた載置台も回転して被処理
体を回転することが可能となる。従って、被処理体の温
度の面内均一性を向上させることができる。また、回転
用コイル手段によって発生する回転磁界は、機械的手段
によって回転磁界を形成する従来の装置例と異なって、
その回転数を容易に高くすることができるので、載置台
すなわち被処理体の回転数もその分高くすることがで
き、被処理体の面内温度の均一性を一層高くすることが
可能となる。
【0009】請求項2に係る発明は、処理容器内にて円
筒体状の脚部の上端に設けた載置台上に載置した被処理
体に対して所定の熱処理を行なう熱処理装置において、
前記脚部には、回転用磁石手段と浮上用磁石手段を設
け、前記処理容器には、前記浮上用磁石手段に磁気的に
浮上力を付与する浮上用電磁石手段を設けると共に、前
記回転用磁石手段に対向させて前記回転用磁石手段に回
転力を付与する回転用コイル手段を設けるように構成し
たものである。これにより、熱処理時には、浮上用コイ
ル手段と浮上用磁石手段との間の磁気作用により脚部全
体を磁気的に浮上させることができ、更に、回転用コイ
ル手段と回転用磁石手段との間の磁気作用により上記脚
部を回転させることができる。従って、脚部は、磁気浮
上した状態で回転するので、軸受などの回転摩耗部分が
なくなってパーティクルの発生及び金属汚染の発生を抑
制でき、しかも、浮上した状態で回転するので、軸受等
の機械的特性に基づく回転数の制限がなくなり、この脚
部、すなわち被処理体の回転数を更に上げることができ
るので、その分、被処理体の温度の面内均一性を一層高
めることが可能となる。
【0010】請求項3に係る発明によれば、処理容器内
にて円筒体状の脚部の上端に設けた載置台上に載置した
被処理体に対して所定の熱処理を行なう熱処理装置にお
いて、前記脚部には、回転用磁石手段と浮上用磁石手段
を設け、前記処理容器には、前記浮上用磁石手段に磁気
的に浮上力を付与する浮上用電磁石手段を設け、前記処
理容器の外側に、前記回転用磁石手段と磁気的に結合し
て前記処理容器の周方向に沿って回転可能になされた外
側回転磁石手段を設けるように構成したものである。こ
れにより、熱処理時には、浮上用コイル手段と浮上用磁
石手段との間の磁気作用により脚部全体を磁気的に浮上
させることができ、そして、回転用磁石手段と外側回転
磁石手段とが磁気的に結合して、脚部すなわち被処理体
を回転することができる。この場合には、脚部は、磁気
浮上した状態で回転するので、軸受などの回転摩耗部分
がなくなってパーティクルの発生及び金属汚染の発生を
抑制できる。また、請求項4に規定するように、前記浮
上用磁石手段は、前記脚部の内周側に設けられ、前記処
理容器の容器底部は前記脚部の内側に凸状に屈曲させて
形成されており、前記浮上用電磁石手段は前記屈曲され
た容器底部に設けられているようにしてもよい。
【0011】また、請求項5に規定するように、前記浮
上用電磁石手段の近傍には、前記脚部の高さ方向の位置
を検出するための高さ位置検出センサ部を設け、前記高
さ検出センサ部の出力値に基づいて前記浮上用電磁石手
段への電流を制御して前記脚部の高さ方向の位置を調整
する高さ制御部を設けるように構成するようにしてもよ
い。これによれば、磁気浮上している脚部の高さ位置を
常に適正な位置に調整することが可能となる。更に、請
求項6に規定するように、前記処理容器には、前記脚部
との間で水平方向に磁力を作用させる複数の水平力電磁
石手段を設けると共に、この水平力電磁石手段の近傍に
前記脚部の水平方向の位置を検出するための水平位置検
出センサ部を設け、前記水平位置検出センサ部の出力値
に基づいて前記水平力電磁石手段への電流を制御して前
記脚部の水平方向の位置調整を行なう水平制御部を設け
るように構成してもよい。これによれば、磁気浮上して
いる脚部の水平方向の位置を常に適正な位置に調整する
ことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る熱処理装置
の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は本発
明の熱処理装置の第1実施例を示す構成図、図2は図1
中のA−A線矢視断面図である。図示するように、この
熱処理装置30は、例えばステンレススチールやアルミ
ニウム等により円筒体状に成形された処理容器32を有
している。この処理容器32の上部側壁には、この処理
容器32内へ必要な処理ガスを導入するための処理ガス
導入手段として処理ガスノズル34が設けられ、これに
対向する容器側壁には排気口36が設けられており、こ
の排気口36には図示しない真空ポンプ等を介設した真
空排気系を接続して処理容器32内を真空引き可能とし
ている。
【0013】上記処理容器32内には、被処理体を支持
するための例えば円形リング状になされた載置台として
ガードリング38が設けられており、このガードリング
38は円筒体状に成形された脚部40の上端に接合され
ている。そして、上記カードリング38は、その内側上
端部を断面L字状にその周方向に沿ってリング状に切り
欠くことによって、ウエハ保持部42を形成しており、
このウエハ保持部42に被処理体としての半導体ウエハ
Wの裏面周縁部を当接させてこれを支持するようになっ
ている。上記脚部40の下端部は、大口径の軸受、例え
ばスラスト軸受44を介して容器底部46に設置されて
おり、従って、この脚部40はその周方向へ回転(自
転)可能になされている。ここで、上記脚部40は、磁
性体、例えばパーマロイ或いは磁性体ステンレスにより
形成され、また、上記ガードリング38は、ウエハ温度
が、熱処理にもよるが最大1000℃程度の高温になる
ので耐熱性に優れたセラミックス、例えばSiCにより
形成され、更には、このガードリング38と脚部40と
の接続部48には、この脚部40に設けられる後述する
磁石等を熱的に保護する目的で断熱材料、例えば石英ガ
ラスを用いている。
【0014】一方、処理容器32の天井部は開放されて
おり、この部分には、例えばOリング等のシール部材5
0を介して透明な石英製の透過窓52が気密に取り付け
られている。そして、この透過窓52の外側にはランプ
箱54が設けられると共に、このランプ箱54内には、
加熱手段として複数、図示例では3個の加熱ランプ56
が設置されており、これからの熱線により処理容器32
内の半導体ウエハWを加熱するようになっている。そし
て、処理容器32の底部46に複数の放射温度計58を
設け、この放射温度計58で求められたウエハ温度に基
づいて上記各加熱ランプ56の温度をフィードバック制
御することにより、ウエハを所定の温度に維持するよう
になっている。
【0015】このように構成された熱処理装置に、本発
明の特徴とする回転用磁石手段60と回転用コイル手段
62とが設けられる。具体的には、図2にも示すように
上記回転用磁石手段60は、例えば永久磁石よりなり、
ここでは上記脚部40の外周面にその直径方向へ離間さ
せて一対設けられている。また、上記回転用コイル手段
62は、上記処理容器32の内壁面に、その周方向に沿
って所定の間隔(電気角)で配置された複数のコイル部
64よりなる。このコイル部64は、水平レベルにおい
て上記回転用磁石手段60と僅かな間隙を隔てて対向す
るように設置されている。そして、各コイル部64には
例えば所定の位相差の交流電流をその周方向に沿って順
次流すことができるように構成されており、これによ
り、処理容器32内の底部に速度調整可能になされた回
転磁界MGを形成し得るようになっている。従って、こ
の回転磁界MGに磁気的に吸引された回転用磁石手段6
0は、この回転磁界MGの回転に追従するような吸引を
受けるので、これにより、脚部40は回転(自転)でき
るようになっている。尚、回転用磁石手段60の数やコ
イル部64の数は、ここでは単に一例を示したに過ぎ
ず、例えば更に増加させるようにしてもよい。
【0016】ここで図1に戻って、上記コイル部64や
回転用磁石手段60は、それ程耐熱性には優れていない
ので、処理容器32の側壁には、例えば冷却媒体を流し
てこれを冷却する冷却ジャケット66が設けられてい
る。尚、図中、68は半導体ウエハWを搬出入する際に
開閉されるゲートバルブであり、また容器底部46に
は、ウエハWの搬入搬出時に昇降される図示しないリフ
タピンも設けられる。
【0017】次に、以上のように構成された本発明装置
の動作について説明する。まず、予め真空状態に維持さ
れた処理容器32内へ、図示しないロードロック室等か
ら開放されたゲートバルブ68を介して半導体ウエハW
を搬入し、このウエハWを図示しないリフタピンを駆動
することによってガードリング38のウエハ保持部42
に載置して保持させる。そして、ウエハWの搬入が完了
したならば、ゲートバルブ68を閉じて処理容器32内
を密閉すると共に、処理容器32内を真空引きしつつ処
理ガスノズル34から処理すべきプロセスに対応した所
定の処理ガスを処理容器32内へ導入し、所定のプロセ
ス圧力を維持する。例えば熱処理として成膜処理を行な
うならば、成膜ガスをN2 等のキャリアガスと共に処理
容器32内の処理空間Sへ導入する。
【0018】この時、容器天井部に設けてある加熱ラン
プ56を駆動し、これにより加熱ランプ56から放射さ
れた熱線は天井部に設けた透過窓52を介して処理空間
Sに入射し、更に、半導体ウエハWの上面に照射されて
これを所定の温度まで加熱昇温し、その温度に維持す
る。これと同時に、処理容器32の内壁下部に配置した
回転用コイル手段62の各コイル部64に所定の位相差
の交流電流を順次流すことにより内部に所定の速さの回
転磁界MG(図2参照)を形成する。これにより、脚部
40に設けた回転用磁石手段60は、回転磁界MGの回
転に追従して移動するので、この脚部40及びガードリ
ング38は回転することになる。従って、ガードリング
38上に支持される半導体ウエハWは熱処理期間に亘っ
て回転しているので、ウエハ温度の面内均一性を向上さ
せることができる。
【0019】この場合、上記回転用コイル手段によって
発生する回転磁界MGは、従来装置において機械的手段
によって回転磁界を形成した場合と異なって、その回転
数を容易に高くすることができる。例えば、直径300
mmのウエハを処理する場合において従来装置にあって
は例えば最大100rpm程度の速度であったが、本発
明の装置例の場合には、例えば最大250rpm程度ま
で速度を上げることができ、従って、その分、半導体ウ
エハの面内温度の均一性を高くすることが可能となる。
【0020】次に、本発明装置の第2実施例について図
3乃至図8を参照して説明する。図3は本発明装置の第
2実施例を示す構成図、図4は図3中に示す載置台と脚
部を示す部分破断斜視図、図5は図3中のB−B線矢視
断面図、図6は図3中のC−C線矢視断面図、図7は脚
部の高さ位置制御系を示すブロック構成図、図8は脚部
の水平位置制御系を示すブロック構成図である。尚、図
1及び図2に示す構成部分と同一構成部分については同
一符号を付して説明を省略する。この第2実施例が、先
に説明した第1実施例と大きく異なる点は、先の第1実
施例の場合には、脚部40の下端は軸受44を介して容
器底部46(図1参照)に支持されて回転可能になされ
ていたが、この第2実施例ではこの脚部を接触によりど
こにも支持されず、磁気浮上させて回転可能にした点に
ある。また、ここでは容器底部46を円筒状の脚部40
の内側へ凸状に上方へ屈曲させて成形して、上部が平坦
な天井部となる円筒状に形成している。
【0021】まず、脚部40の外周面の下部に回転用磁
石手段60を設け、これと僅かな間隙を隔てて対向する
処理容器32の内壁面に複数のコイル部64よりなる回
転用コイル手段62を設け、これらの磁気的相互作用に
より脚部40に対して回転力を付与する点は前述した第
1実施例の場合と同様である。この第2実施例における
円筒体状の脚部40の下端は、上方へ凸状に成形された
容器底部46のフランジ部分46Aに接合されてはおら
ず、これより離間して浮上可能になされている。具体的
には、図4にも示すように、上端にガードリング38を
取り付けた円筒体状の脚部40の略中段には、その内周
面に沿って円形リング状の浮上用磁石手段70が鍔状に
取り付け固定されている。この浮上用磁石手段70は、
例えば薄板により円形リング状になされた永久磁石より
なり、水平方向に内周側へ延びている。
【0022】また、ここではこの浮上用磁石手段70の
極性を上面がN極、下面がS極と仮定する。そして、処
理容器32の側壁は、先に説明した第1実施例の場合よ
りは少し肉厚になされており、また、凸状の容器底部4
6の側壁も少し肉厚になされている。そして、この容器
底部46の側壁の外周側には、上記鍔状の浮上用磁石手
段70を遊嵌状態で収容できる大きさとなるように水平
方向へ断面凹部状に形成された磁石収容凹部72が設け
られている。この磁石収容凹部72は、当然の如く円筒
状の容器底部46の周方向に沿ってリング状に形成され
ている。そして、この磁石収容凹部72の所定の位置に
は、上記浮上用磁石手段70に対して磁気的に浮上力を
付与する複数の浮上用電磁石手段74が設けられてい
る。
【0023】この第2実施例の場合には、図5にも示す
ように容器底部46の周方向に沿って等間隔で3つの浮
上用電磁石手段74を設けている。各浮上用電磁石手段
74は、上記浮上用磁石手段70を上下に挟み込むよう
にして配置された上側コイル部76A、76B、76C
と下側コイル部78A、78B、78C(図7参照)よ
りそれぞれなり、各コイル部76A〜76C、78A〜
78Cに対して個別独立的に電流を制御して発生する電
磁石の力、例えば反発力を調整できるようになってい
る。この場合、図7にも示すように、脚部40、すなわ
ち浮上用磁石手段70を浮上させるためには、上記各コ
イル部76A〜76C及び78A〜78Cに、電磁石に
よって上記浮上用磁石手段70に対して反発力を生ぜし
めるような方向に電流を流す。
【0024】図7に示す場合には、上側コイル部78A
〜78Cの下面にN極が発生し、下側コイル部78A〜
78Cの上面にS極が発生しており、共に浮上用磁石手
段70に対しては反発力が付与され、これを浮上させて
いる。尚、脚部40、ガードリング38及びウエハW等
の重量物を浮上させ得るだけの電磁力を発生させるた
め、上側コイル部76A〜76Cよりも下側コイル部7
8A〜78Cにより多くの電流を流す。そして、各下側
コイル部78A〜78Cの近傍には、これらに並ばせて
高さ位置検出部80A、80B、80Cを設置してい
る。これらの高さ位置検出部80A〜80Cは、例えば
浮上用磁石手段70との間の容量変化により距離を求め
る容量型距離計やレーザ光の送受信機を備えたレーザ型
距離計などよりなり、それぞれの位置において浮上用磁
石手段70との間の高さ距離82A、82B、82Cを
求めるようになっている(図7参照)。そして、各高さ
位置検出部80A〜80Cの出力値は高さ制御部84へ
入力されており、ここでは上記各高さ距離82A、82
B、82Cが予め定められた一定値を維持するように電
力源86に向けて制御信号を送るようになっており、こ
れにより電力源80は各コイル部76A〜76C及び7
8A〜78Cの供給電流を調整し、高さレベルを制御す
ることになる。
【0025】一方、処理容器32の下部内周壁には、図
6にも示すように、その周方向に沿って等間隔で複数、
図示例では3つの水平力電磁手段90A、90B、90
Cを配置している。尚、この水平力電磁手段の数は位置
安定化のためには3つ以上であればよく、この数量には
限定されない。そして、各水平力電磁手段90A〜90
Cに対して個別独立的に電流を制御して発生する電磁
力、すなわち吸引力を調整できるようになっている(図
8参照)。そして、各水平力電磁手段90A〜90Cの
近傍には、これらに並ばせて水平位置検出センサ部92
A、92B、92Cを設置している。これらの水平位置
検出センサ部92A〜92Cは、前記した高さ位置検出
センサ部80A〜80Cと同様な容量型距離計やレーザ
型距離計などを用いることができ、それぞれの位置にお
いて脚部40との間の水平距離94A、94B、94C
を求めるようになっている(図8参照)。そして、各水
平位置検出センサ部92A〜92Cの出力値は、水平制
御部96へ入力されており、ここでは上記各水平距離9
4A〜94Cが同じ値になるように電力源98に向けて
制御信号を送るようになっている。この結果、電力源9
8は各水平力電磁手段90A〜90Cへの供給電流を調
整し、上記脚部40の水平方向における位置調整を行な
うようにっている。
【0026】次に、以上のように構成された第2実施例
の動作について説明する。この第2実施例において、脚
部40に対して回転力を付与する場合には、脚部40に
設けた回転用磁石手段60とこれに対向して配置した回
転用コイル手段62の各コイル部64との間の磁気的相
互作用によって回転力を付与する点は、先の第1実施例
の場合と同じである。この第2実施例の特徴とする点
は、この脚部40が磁気的に浮上している点である。す
なわち、容器底部46の磁石収容凹部72に設けた3つ
の各浮上用電磁石手段74の上側コイル部76A〜76
C及び下側コイル部78A〜78Cに電流を流して両コ
イル部間に位置する浮上用磁石手段70との間で反発力
を生ぜしめ、この反発力によって浮上用磁石手段70及
びこれに一体的に取り付けられている脚部40を浮上さ
せる。従って、脚部40は、磁気的に浮上された状態で
回転されることになる。この場合、脚部40や浮上用磁
石手段70が処理容器32の内壁面と接触或いは衝突し
ないようにするために、この高さ位置及び水平位置の調
整を行なわなければならない。
【0027】まず、高さ調整に関しては、図7に示すよ
うに各下側コイル部78A〜78Cに対応させて設けた
高さ位置検出部80A〜80Cからは、それぞれの位置
において浮上用磁石手段70との間の高さ距離82A〜
82Cが計測により求められ、高さ制御部84へ入力さ
れている。そして、この高さ制御部84は、電力源86
を介して各コイル部76A〜76C及び78A〜78C
に供給する電流を個別的に制御し、各高さ距離82A〜
82Cを一定値に維持することになる。これにより、脚
部40は回転しつつその高さ位置が常に一定となるよう
に安定的に制御される。また、水平方向の位置調整に関
しては、図8に示すように各水平力電磁石手段90A〜
90Cに対応させて設けた水平位置検出センサ部92A
〜92Cからは、それぞれの位置において脚部40との
間の水平距離94A〜94Cが計測により求められ、水
平制御部96へ入力されている。そして、この水平制御
部96は、電力源98を介して各水平力電磁石手段90
A〜90Cに供給する電流を個別的に制御することによ
り各吸引力を平衡にし、各水平距離94A〜94Cが全
て同じ値になるように制御する。これにより、脚部40
は回転しつつ水平方向の位置調整が高い精度で行なわれ
ることになる。
【0028】以上のように、脚部40は磁気浮上した状
態で安定的に回転されるので、軸受等を用いないで非接
触で支持されることになり、パーティクルの発生や金属
汚染の問題を大幅に改善することが可能となる。また、
上述のように脚部40を非接触で回転できることから、
回転速度を大幅に向上でき、例えば250rpm程度ま
で向上できるので、ウエハ温度の面内均一性も大幅に向
上させることができる。更には、回転支持のために軸受
を用いていないことから、回転に伴って発生する振動も
抑制することが可能となる。
【0029】ここで、脚部(ウエハ)40の回転数とウ
エハ温度の面内均一性との関係をシミュレーションした
ので、その評価結果について説明する。図9は脚部(ウ
エハ)の回転数とウエハ面内における温度分布との関係
を示すグラフである。尚、ウエハ温度は1100℃に設
定している。これによれば、ウエハの回転数が増加する
に従って温度分布は次第に小さくなっており、特に回転
数が120rpmを超えて大きくなると、温度分布は
0.59以下になっている。従って、ウエハを高い速度
で回転可能な本発明装置によれば、ウエハ温度の面内均
一性を一層大幅に向上できることが確認できた。また、
この場合には容器底部46を凸状に成形した結果、この
天井部に設けた放射温度計58とウエハWとの間の距離
が非常に小さくなり、その結果、ウエハ温度を精度良く
計測することができるので、その分、ウエハ温度の制御
性を向上させることができる。尚、上記実施例におい
て、図7に示すように高さ位置検出部80A〜80Cを
下側コイル部78A〜78Cの近傍に設けたが、これを
上側コイル部76A〜76Cの近傍に設けてもよいのは
勿論である。
【0030】次に、本発明装置の第3実施例について図
10を参照して説明する。図10は本発明装置の第3実
施例を示す構成図である。尚、図10において先に説明
した構成部分と同一部分については同一符号を付してそ
の説明を省略する。この第3実施例が脚部40を磁気浮
上させている点は先に説明した第2実施例と同じであ
り、第2実施例と大きく異なる点は、脚部40を回転さ
せる回転力を付与するために、図12において説明した
機構を用いた点である。従って、この第3実施例におい
ては、図3に示したような磁気浮上のための浮上用磁石
手段70及び浮上用電磁石手段74を設けているが、回
転用コイル手段62(図3参照)は設けていない。この
替わりに、処理容器32の外側に外側回転磁石手段98
を設けている。具体的には、この外側回転磁石手段98
は、この処理容器32の下部の外側に、処理容器32の
隅部をこれより僅かに離間させて覆うようにして設けた
断面L字状になされた磁石回転体24を有している。こ
の磁石回転体24の下部内側端部は、軸受、例えばスラ
スト軸受26を介して上記容器底部46の下面周縁部に
取り付けられており、従って、この磁石回転体24自体
もその周方向へ自転可能になされている。そして、この
磁石回転体24の上端の内側面には、その周方向に沿っ
て適宜間隔ずつ離間させて例えば永久磁石よりなる駆動
磁石26が設けられると共に、これに対向する上記脚部
40の外側面に設けられて、上記駆動磁石24と反対の
極性となる回転用磁石手段60と磁気結合するようにな
っている。尚、上記駆動磁石26として電磁石コイルを
用いてもよい。
【0031】これにより、上記駆動磁石26と回転用磁
石手段60とは磁気的に結合して磁気カップリングを形
成するようになっている。従って、この磁石回転体24
を処理容器32の周方向へ回転させることによって、磁
気カップリングされている脚部40もこれに追従して回
転(自転)することになる。この場合、上記磁石回転体
24の下部側面には、その周方向に沿ってラック10が
形成されており、このラック10には駆動モータ12に
よって回転するピニオン16が歯合されて、上述のよう
に磁石回転体24を回転し得るようになっている。この
第3実施例によれば、第2実施例の場合と同様に、脚部
40は磁気浮上した状態で安定的に回転されるので、軸
受等を用いないで非接触で支持されることになり、パー
ティクルの発生や金属汚染の問題を大幅に改善すること
が可能となる。また、上述のように脚部40を非接触で
回転できることから、回転速度を大幅に向上でき、例え
ば250rpm程度まで向上できるので、ウエハ温度の
面内均一性も大幅に向上させることができる。更には、
回転支持のために軸受を用いていないことから、回転に
伴って発生する振動も抑制することが可能となる。
【0032】尚、以上の実施例では、加熱手段として加
熱ランプを用いた装置を例にとって説明したが、これに
限定されず、抵抗加熱ヒータを用いた装置例にも適用で
きる。また、加熱手段を処理容器の天井部に設けた装置
例に限らず、これを載置台内或いは載置台の下方に設け
た構造の熱処理装置にも適用することができる。また、
載置台構造としてリング状のガードリングのみならず、
薄板円板状の載置台、或いはアルミ等により円柱状にな
された載置台の場合にも本発明を適用し得る。
【0033】更には、処理ガスの供給方法としては、本
実施例のように処理容器の側壁より処理ガスを導入す
る、いわゆるサイドフロー供給方式に限定されず、天井
部にシャワーヘッド部を設けてこれより処理ガスを供給
する、いわゆるシャワーヘッド供給方式を用いてもよ
い。また、ここでは熱処理として成膜処理を例にとって
説明したが、これに限定されず、本発明はアニール処
理、スパッタ処理、エッチング処理等の他の熱処理を行
なう装置にも適用できるのは勿論である。更には、被処
理体としては、半導体ウエハに限定されず、LCD基
板、ガラス基板等を処理する場合にも本発明を適用する
ことができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱処理装
置によれば、次のように優れた作用効果を発揮すること
ができる。請求項1に係る発明によれば、熱処理時に
は、処理容器に設けた回転用コイル手段に所定の電流を
流すことによって、モータ原理と同様に内部に回転磁界
が生じ、これに追従して、脚部に設けた回転用磁石手段
に回転力が付与され、脚部及びこれに一体的に設けた載
置台も回転して被処理体を回転することができる。従っ
て、被処理体の温度の面内均一性を向上させることがで
きる。また、回転用コイル手段によって発生する回転磁
界は、機械的手段によって回転磁界を形成する従来の装
置例と異なって、その回転数を容易に高くすることがで
きるので、載置台すなわち被処理体の回転数もその分高
くすることができ、被処理体の面内温度の均一性を一層
高くすることができる。請求項2に係る発明によれば、
熱処理時には、浮上用コイル手段と浮上用磁石手段との
間の磁気作用により脚部全体を磁気的に浮上させること
ができ、更に、回転用コイル手段と回転用磁石手段との
間の磁気作用により上記脚部を回転させることができ
る。従って、脚部は、磁気浮上した状態で回転するの
で、軸受などの回転摩耗部分がなくなってパーティクル
の発生及び金属汚染の発生を抑制でき、しかも、浮上し
た状態で回転するので、軸受等の機械的特性に基づく回
転数の制限がなくなり、この脚部、すなわち被処理体の
回転数を更に上げることができるので、その分、被処理
体の温度の面内均一性を一層高めることができる。請求
項3及び4に係る発明によれば、熱処理時には、浮上用
コイル手段と浮上用磁石手段との間の磁気作用により脚
部全体を磁気的に浮上させることができ、そして、回転
用磁石手段と外側回転磁石手段とが磁気的に結合して、
脚部すなわち被処理体を回転することができる。この場
合には、脚部は、磁気浮上した状態で回転するので、軸
受などの回転摩耗部分がなくなってパーティクルの発生
及び金属汚染の発生を抑制できる。請求項5に係る発明
によれば、磁気浮上している脚部の高さ位置を常に適正
な位置に調整することができる。請求項6に係る発明に
よれば、磁気浮上している脚部の水平方向の位置を常に
適正な位置に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱処理装置の第1実施例を示す構成図
である。
【図2】図1中のA−A線矢視断面図である。
【図3】本発明装置の第2実施例を示す構成図である。
【図4】図3中に示す載置台と脚部を示す部分破断斜視
図である。
【図5】図3中のB−B線矢視断面図である。
【図6】図3中のC−C線矢視断面図である。
【図7】脚部の高さ位置制御系を示すブロック構成図で
ある。
【図8】脚部の水平位置制御系を示すブロック構成図で
ある。
【図9】脚部(半導体ウエハ)の回転数とウエハ面内に
おける温度分布との関係を示すグラフである。
【図10】本発明装置の第3実施例を示す構成図であ
る。
【図11】従来の熱処理装置の一例を示す概略構成図で
ある。
【図12】従来の熱処理装置の他の一例を示す概略構成
図である。
【符号の説明】
30 熱処理装置 32 処理容器 38 ガードリング(載置台) 40 脚部 44 軸受 56 加熱ランプ 60 回転用磁石手段 62 回転用コイル手段 64 コイル部 70 浮上用磁石手段 72 磁石収容凹部 74 浮上用電磁石手段 76A〜76C 上側コイル部 78A〜78C 下側コイル部 80A〜80C 高さ位置検出部 84 高さ制御部 90A〜90C 水平力電磁石手段 92A〜92C 水平位置検出センサ部 96 水平制御部 98 外側回転磁石手段 W 半導体ウエハ(被処理体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 CA02 HA59 JA45 LA04 LA06 LA07 MA28 MA29 MA30 MA32 5F045 BB02 BB15 DP04 EF05 EJ04 EJ09 EK05 EK12 EK21 EM02 EM09 EM10 EN04 GB15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器内にて円筒体状の脚部の上端に
    設けた載置台上に載置した被処理体に対して所定の熱処
    理を行なう熱処理装置において、前記脚部は、処理容器
    内にその周方向に沿って回転可能に支持され、前記脚部
    には、回転用磁石手段を設け、前記処理容器には、前記
    回転用磁石手段に対向させて、前記回転用磁石手段に磁
    気的に回転力を付与する回転用コイル手段を設けるよう
    に構成したことを特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 処理容器内にて円筒体状の脚部の上端に
    設けた載置台上に載置した被処理体に対して所定の熱処
    理を行なう熱処理装置において、前記脚部には、回転用
    磁石手段と浮上用磁石手段を設け、前記処理容器には、
    前記浮上用磁石手段に磁気的に浮上力を付与する浮上用
    電磁石手段を設けると共に、前記回転用磁石手段に対向
    させて前記回転用磁石手段に回転力を付与する回転用コ
    イル手段を設けるように構成したことを特徴とする熱処
    理装置。
  3. 【請求項3】 処理容器内にて円筒体状の脚部の上端に
    設けた載置台上に載置した被処理体に対して所定の熱処
    理を行なう熱処理装置において、前記脚部には、回転用
    磁石手段と浮上用磁石手段を設け、前記処理容器には、
    前記浮上用磁石手段に磁気的に浮上力を付与する浮上用
    電磁石手段を設け、前記処理容器の外側に、前記回転用
    磁石手段と磁気的に結合して前記処理容器の周方向に沿
    って回転可能になされた外側回転磁石手段を設けるよう
    に構成したことを特徴とする熱処理装置。
  4. 【請求項4】 前記浮上用磁石手段は、前記脚部の内周
    側に設けられ、前記処理容器の容器底部は前記脚部の内
    側に凸状に屈曲させて形成されており、前記浮上用電磁
    石手段は前記屈曲された容器底部に設けられていること
    を特徴とする請求項2または3記載の熱処理装置。
  5. 【請求項5】 前記浮上用電磁石手段の近傍には、前記
    脚部の高さ方向の位置を検出するための高さ位置検出セ
    ンサ部を設け、前記高さ検出センサ部の出力値に基づい
    て前記浮上用電磁石手段への電流を制御して前記脚部の
    高さ方向の位置を調整する高さ制御部を設けるように構
    成したことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記
    載の熱処理装置。
  6. 【請求項6】 前記処理容器には、前記脚部との間で水
    平方向に磁力を作用させる複数の水平力電磁石手段を設
    けると共に、この水平力電磁石手段の近傍に前記脚部の
    水平方向の位置を検出するための水平位置検出センサ部
    を設け、前記水平位置検出センサ部の出力値に基づいて
    前記水平力電磁石手段への電流を制御して前記脚部の水
    平方向の位置調整を行なう水平制御部を設けるように構
    成したことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記
    載の熱処理装置。
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