JP2023116116A - 基板を処理する方法および装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023116116000001
【課題】基板を載置するステージに冷却部を直接接触させて基板を冷却し、冷却部をステージから離間させた状態でステージを回転させつつ複数の基板の処理を行う際に、基板間の処理の不均一を抑制しつつ高スループットで処理が可能な方法および装置を提供する。
【解決手段】基板を処理する方法は、ステージを冷却部に直接接触させた状態で冷却部を目標温度に冷却し、ステージを初期冷却温度まで冷却することと、ステージを昇温させることと、ステージの温度が定常冷却温度に達した時点で、ステージの温度を定常冷却温度に制御することと、定常冷却温度のステージ上に基板を載置し、ステージを冷却部から離間させた状態でステージを回転させながら、複数の基板に対して連続して基板処理を行うこととを有する。
【選択図】図7

Description

本開示は、基板を処理する方法および装置に関する。
半導体基板等の基板の処理装置、例えば成膜装置として、極低温が必要な処理が存在する。例えば、高い磁気抵抗比を有する磁気抵抗素子を得るために、超高真空かつ極低温の環境下において磁性膜を成膜する技術が必要とされる。
超高真空環境下において基板を極低温にかつ均一に冷却するための技術として、特許文献1には、回転しているステージと冷凍伝熱体の隙間に冷却ガスを供給しつつ、冷凍機の冷熱を、冷凍伝熱体を介してステージに供給する技術が記載されている。そして、特許文献1には、さらに、ステージを所定温度までプリヒートした後、複数の基板に対して連続して処理を行うことが記載されている。
特開2021-34695号公報
本開示は、基板を載置するステージに冷却部を直接接触させて基板を冷却し、冷却部をステージから離間させた状態でステージを回転させつつ複数の基板の処理を行う際に、基板間の処理の不均一を抑制しつつ高スループットで処理が可能な方法および装置を提供する。
本開示の一態様に係る方法は、基板を載置するステージに冷却部を直接接触させて基板を冷却し、冷却部をステージから離間させた状態でステージを回転させつつ基板を処理する方法であって、前記ステージを前記冷却部に直接接触させた状態で前記冷却部を目標温度に冷却し、前記ステージを初期冷却温度まで冷却することと、前記ステージを昇温させることと、前記ステージの温度が定常冷却温度に達した時点で、前記ステージの温度を前記定常冷却温度に制御することと、前記定常冷却温度の前記ステージ上に基板を載置し、前記ステージを前記冷却部から離間させた状態で前記ステージを回転させながら、複数の基板に対して連続して基板処理を行うことと、を有する。
本開示によれば、基板を載置するステージに冷却部を直接接触させて基板を冷却し、冷却部をステージから離間させた状態でステージを回転させつつ基板の処理を行う際に、基板間の処理の不均一を抑制しつつ高スループットで処理が可能な方法および装置が提供される。
一実施形態に係る基板を処理する方法を実施することができる基板処理装置の一例を示す概略断面図である。 基板処理装置における定常状態の基板Wの処理を説明するための図である。 基板処理により温度が上昇したステージを初期冷却温度に冷却するための時間の具体例を示す図である。 図1の基板処理装置により通常のシーケンスで連続成膜を行う場合のステージの温度の推移を説明するための図である。 図1の基板処理装置において、ステージを冷却部から離間させることによるステージの自然昇温を検証した結果を示す図である。 ステージの温度を上昇させる加熱手段の一例を示す図である。 第1の処理シーケンス例を示すフローチャートである。 第1の処理シーケンス例を示す温度チャートである。 第2の処理シーケンス例を示すフローチャートである。 第2の処理シーケンス例を示す温度チャートである。
以下、添付図面を参照して実施形態について具体的に説明する。
<処理装置>
最初に、一実施形態に係る基板を処理する方法を実施することができる基板処理装置の一例について説明する。図1は、このような基板処理装置の一例を示す概略断面図である。
図1に示す基板処理装置100は、例えば、真空雰囲気を形成し、処理ガスによる基板処理を実行する真空処理容器10の内部において、半導体ウエハ等の基板Wに対して所望の成膜を行う装置である。基板処理装置は、基板Wに対してPVD(physical vapor deposition)成膜を行うスパッタリング装置として構成される。
基板処理装置100は、真空処理容器10と、ステージ20と、ターゲット部30と、冷却部40と、回転駆動部50と、昇降部70と、温度測定機構80と、制御部90とを有する。
真空処理容器10は、その内部で基板Wに対して成膜処理を行うためのものである。真空処理容器10には、真空ポンプ等を有する排気装置13が接続されており、排気装置13を作動させることにより、その内部が真空排気されるように構成されている。真空処理容器10には、処理ガス供給装置(図示せず)から、スパッタ成膜に必要な処理ガス(例えばアルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、ネオン(Ne)等の希ガスや窒素(N)ガスが供給される。
ステージ20は基板Wを載置するものであり、真空処理容器10内の下部に設けられている。ステージ20は、基板Wが載置される載置部21と、載置部21の下に設けられた伝熱部22とが積層した構造を有しており、載置部21と伝熱部22は熱伝導性の高い材料、好適には銅(Cu)により形成されている。載置部21は静電チャックを含み、静電チャックは、誘電体膜内に埋設されたチャック電極21aを有する。チャック電極21aには、配線33を介して直流電圧が印加されるようになっている。これにより、基板Wを静電吸着する。ステージ20には、温度測定機構(図示せず)が設けられており、ステージ20の温度がモニタされるようになっている。また、ステージ20には基板Wを昇降するための昇降ピン(図示せず)がステージ20の上面に対して突没自在に設けられている。
ステージ20には、伝熱ガスを供給する伝熱ガス供給管24が設けられている。伝熱ガス供給管24は、載置部21を貫通し、ガス孔25から基板Wの裏面と載置部21の上面との間にHeガス等の伝熱ガスを供給する。これにより、基板Wの下面と載置部21の上面との間の空間の熱伝導率を高め、基板Wの冷却効率を向上させることができる。
ターゲット部30は、真空処理容器10内のステージ20の上方に、ステージ20と対向するように設けられており、複数のターゲットホルダ31を有している。ターゲットホルダ31は、水平面に対して傾斜角θで傾斜した状態で真空処理容器10内に固定されている。各ターゲットホルダ31の下面には、ターゲットTが取り付けられる。ターゲットホルダ31は水平に固定されてもよい。
ターゲット部30は、ターゲットホルダ31に電圧を印加する電源(図示せず)を有している。電源は直流電源であっても高周波電源であってもよい。電源からターゲットホルダ31を介してターゲットTに直流電圧または高周波電圧が印加されると、真空処理容器10の内部にプラズマが発生し、真空処理容器10内に供給された希ガス等がイオン化される。そして、希ガスイオン等によりターゲットTがスパッタリングされる。スパッタリングされたターゲットTの原子もしくは分子は、ステージ20に保持されている基板Wの表面に堆積し、所望の膜が成膜される。
基板Wに対してターゲットTを傾斜させることにより、ターゲットTからスパッタされたスパッタ粒子の基板Wへの入射角を調整することができ、基板Wに成膜された膜の膜厚の面内均一性を高めることができる。ステージ20を昇降させてターゲットTと基板Wの間の距離を変化させ、基板Wに対するスパッタ粒子の入射角を調整することもできる。
ターゲットTの数は特に限定されないが、一つの基板処理装置100にて異種材料により形成される異種膜をシーケンシャルに成膜する観点から、組成が異なる複数のターゲットTが設けられていることが好ましい。
冷却部40は、冷凍装置41と、冷凍装置41の上に設けられた接続プレート42とを有する。冷凍装置41は、冷凍機43とコールドリンク44とを有し、冷凍機43の上にコールドリンク44が積層された構成となっている。接続プレート42は、ステージ20の伝熱部22と接離可能に設けられている。
冷凍機43は、コールドリンク44を保持し、コールドリンク44の上面を、例えば、-30℃以下で、-200℃程度の極低温に冷却することが可能となっており、第1支持部材45に支持されている。冷凍機43には、冷却能力の観点から、GM(Gifford-McMahon)サイクルを利用する形態が好ましい。
コールドリンク44は、冷凍機43の上に固定されておりその上部が真空処理容器10の内部に収容されている。コールドリンク44は、熱伝導性の高い銅(Cu)等により形成されており、略円柱状をなしている。冷凍機43およびコールドリンク44は、ステージ20の中心軸CLにその中心が一致するように配置されている。
回転駆動部50は、回転装置51と、駆動伝達部52とを有し、ステージ20を回転させる。
回転装置51は、ロータ53と、ステータ54とを有するダイレクトドライブモータで構成される。ロータ53は、後述するスリップリング66の回転体64と同軸に延在する略円筒状を有し、回転体64に固定されている。ステータ54は、その内径がロータ53の外径よりも大きい略円筒状を有する。ロータ53が回転すると、後述するようにして駆動伝達部52を介してステージ20が、コールドリンク44に対して相対的に回転する。ステータ54は支持部材69に固定され、ロータ53は支持部材69に対して回転となっている。なお、回転装置は、ダイレクトドライブモータ以外の形態であってもよく、サーボモータと伝達ベルトを備えている形態等であってもよい。
駆動伝達部52は、ステージ20を支持する外筒57、磁性流体シール部63、スリップリング66等を有する。
外筒57は、コールドリンク44の上部の外周面を覆うように配設されており、その上部が真空処理容器10の内部に進入し、真空処理容器10の内部においてステージ20を支持する。外筒57は、コールドリンク44の外径よりも僅かに大きい内径を有する円筒部55と、円筒部55の下面において外径方向に延びるフランジ部56とを有し、円筒部55がステージ20を直接支持する。円筒部55とフランジ部56は、例えばステンレス等の金属により形成されている。
フランジ部56の下面には、断熱部材58が接続されている。断熱部材58は、フランジ部56と同軸に延在する略円筒状を有し、フランジ部56の下面に固定されている。断熱部材58は、アルミナ等のセラミックスにより形成されている。
磁性流体シール部63は、断熱部材58の下面に設けられている。磁性流体シール部63は、回転部59と、内側固定部60と、外側固定部61と、加熱源62とを有する。回転部59は、断熱部材58と同軸に延在する略円筒状を有し、断熱部材58の下面に固定されている。すなわち、回転部59は、断熱部材58を介して外筒57に接続されている。この構成により、断熱部材58によって外筒57が有する冷熱の回転部59への伝熱が遮断されることになり、磁性流体シール部63の磁性流体の温度の低下によるシール性能の悪化や結露の発生を抑制できる。
内側固定部60は、コールドリンク44と回転部59との間において、磁性流体を介して設けられている。内側固定部60は、その内径がコールドリンク44の外径よりも大きく、その外径が回転部59の内径よりも小さい略円筒状を有する。外側固定部61は、回転部59の外側において、磁性流体を介して設けられている。外側固定部61は、その内径が回転部59の外径よりも大きい略円筒状を有する。加熱源62は、内側固定部60の内部に埋め込まれており、磁性流体シール部63の全体を加熱する。
このように、磁性流体シール部63は、磁性流体の温度の低下によるシール性能の悪化や結露の発生を抑制できる。そして、以上の構成により、磁性流体シール部63では、回転部59が、内側固定部60と外側固定部61に対して気密状態で回転自在となっている。すなわち、外筒57は、磁性流体シール部63を介して回転自在に支持されている。
外側固定部61の上面と真空処理容器10の下面との間には、略円筒状のベローズ67が設けられている。ベローズ67は、上下方向に伸縮自在な金属製の蛇腹構造体である。ベローズ67は、コールドリンク44の上部、外筒57の下部、および断熱部材58を包囲し、減圧状態に保持される真空処理容器10の内部空間と真空処理容器10の外部空間とを分離する機能を有する。
磁性流体シール部63の下方には、スリップリング66が設けられている。スリップリング66は、金属リングを含む回転体64と、ブラシを含む固定体65とを有する。回転体64は、磁性流体シール部63の回転部59と同軸に延在する略円筒状を有し、回転部59の下面に固定されている。固定体65は、その内径が回転体64の外径よりも僅かに大きい略円筒状を有する。スリップリング66は、直流電源(図示せず)と電気的に接続されており、直流電源から供給される電力を、固定体65のブラシと回転体64の金属リングを介して、配線33に供給する。この構成により、配線33にねじれ等を発生させることなく、直流電源からチャック電極に電位を与えることができる。なお、スリップリング66は、ブラシ構造以外の構造であってもよく、例えば、非接触給電構造や、無水銀や導電性液体を有する構造等であってもよい。
スリップリング66を構成する回転体64は、上述した回転装置51のロータ53を支持する。これにより、ロータ53が回転すると、駆動伝達部52を構成する回転体64、回転部59、外筒57を介して、ステージ20が、コールドリンク44に対して相対的に回転する。
冷凍機43とコールドリンク44の周囲には、真空断熱二重構造を有する断熱体68が設けられている。図示例では、断熱体68は、冷凍機43とロータ53との間、およびコールドリンク44の下部とロータ53との間に設けられている。この構成により、冷凍機43とコールドリンク44の冷熱がロータ53に伝熱されることを抑制できる。断熱体68は、第2支持体69に支持されている。
昇降部70は、第1昇降装置71と第2昇降装置72とを有している。第1昇降装置71は、第1支持部材45を昇降し、第1支持部材45を介して冷却部40を昇降するように構成されている。また、第2昇降装置72は、第2支持部材69を昇降し、第2支持部材69、回転装置51、駆動伝達部52を介してステージ20を昇降するように構成されている。昇降部70は、第1昇降装置71により冷却部40を昇降し、第2昇降装置72によりステージ20を昇降することにより、ステージ20の伝熱部22と、冷却部40の接続プレート42との間を接離可能に構成されている。第1支持部材45の上面と第2支持部材69との下面の間には、冷凍機43を包囲する略円筒状のベローズ76が設けられている。ベローズ76は、ベローズ67と同様に、上下方向に伸縮自在な金属製の蛇腹構造体である。
温度測定機構80は、ステージ20の基板Wの載置の妨げとならない部分に設けられた温度検出用接触部81と、ステージ20の下方の真空処理容器10の底部に取り付けられた温度検出部82とを有する。温度検出部82は、温度センサを有し、温度測定時以外は温度検出用接触部81と離隔した位置に設けられている。温度検出部82が温度検出用接触部81に接触することによりステージ20の温度が測定可能となっている。温度検出用接触部81は、ステージ20の昇降により、温度検出部82と接離可能となっている。温度検出用接触部81と温度検出部82の位置を対応させ、ステージ20を下降させて、温度検出用接触部81を温度測定部82に接触させることによりステージ20の温度測定が行われる。
制御部90は、コンピュータからなり、基板処理装置の各構成部を制御するCPUからなる主制御部と、入力装置と、出力装置と、表示装置と、記憶装置とを有する。主制御部は、ターゲット部30の電源、処理ガス供給装置、昇降部70の第1昇降装置71および第2昇降装置72、冷凍機43等を制御し、温度測定機構80に基づいてステージ20の温度も制御する。また、主制御部は、記憶装置に設けられた記憶媒体から呼び出された処理レシピに基づいて、基板処理装置100に設定された動作を実行させる。
<基板処理方法>
次に、基板処理装置100において実施される基板処理方法について説明する。
図2は基板処理装置100における定常状態の基板Wの処理を説明するための図である。まず、真空処理容器10内を真空排気した状態で、図2(a)に示すように、昇降部70により冷却部40とステージ20とを接触させ、冷却部40の冷凍機43を作動させる。これにより、冷却部40の温度が低下し、冷却部40によりステージ20が冷却される。具体的には、例えば、第1昇降装置71により冷却部40を上昇させることにより、冷却部40の伝熱部22と冷却部40の接続プレート42とを接触させ、この状態で冷凍機43を作動させ、冷凍機43の冷熱によりステージ20が所定の冷却温度に冷却される。
そして、真空搬送室から基板搬送装置(いずれも図示せず)により、特定温度(常温以上、例えば75℃)に保持された基板Wを真空処理容器10内に搬送し、図2(b)に示すように、ステージ20上に載置する。このとき、チャック電極21aに直流電圧を印加し、基板Wを静電吸着するとともに、基板Wの裏面に伝熱ガスを供給する。これにより、基板Wが冷却される。
次いで、図2(c)に示すように、第1昇降装置71により冷却部40を下降させてステージ20と冷却部40を離間させ、基板Wを載置したステージ20を回転装置51により駆動伝達部52を介して回転させつつ、成膜処理を行う。
成膜処理に際しては、基板Wの位置がターゲットTと所定間隔となる処理位置になるようにステージ20の高さを調整し、真空処理容器10内を処理圧力に調整する。そして、回転装置51により基板Wを載置したステージ20を回転させた状態で、真空処理容器10内に処理ガスを導入しつつ、電源(図示せず)からターゲットTに電圧を印加する。これにより、処理ガスのプラズマが生成され、プラズマ中のイオンによってターゲットTがスパッタされる。スパッタされたターゲット材料の原子または分子は、ステージ20に保持された基板Wの表面に堆積し、所望の膜、例えば、高い磁気抵抗比を有するTMR素子用の磁性膜を成膜することができる。このときのステージ20の温度は、温度測定機構80によりモニタされる。
成膜処理後、図2(d)に示すように、ステージ20の吸着を解除し、昇降ピン(図示せず)により基板Wを基板ステージ20から離間させて基板Wを搬出する。このとき、昇降部70によりステージ20と冷却部40とを接触させることにより、次の基板Wが搬入されるまでの待ち時間にステージ20を冷却する。
このような一連の処理シーケンスを、複数の基板Wに対して連続して実施する。このとき、ステージ20は冷却部40に接触して冷却されるので短時間かつ高精度で極低温に冷却することができ、冷却されたステージ20により基板Wを極低温に冷却することができる。成膜処理の際には、基板Wが載置されたステージ20を回転させるために冷却部40から離間させる。このため、成膜処理の際に、ステージ20の温度が上昇する。
温度が上昇したステージ20は、次の基板Wの成膜処理の前にステージ20を冷却部40に接触させることにより冷却されるが、ステージ20の温度を初期冷却温度まで冷却するためには、数十分という長時間を要することが判明した。図3に具体例を示す。ここでは、84Kのステージに基板を載置して、ステージ温度が86Kまで上昇した場合、冷却部をステージに接触させて冷却して元の84Kに戻るまでに、約20分(1200sec)かかることがわかる。このため、通常のシーケンスで連続成膜を行う場合には、連続成膜処理の過程でステージ20の温度が初期冷却温度まで冷却しきれず、ステージ20に熱が蓄積してその温度が徐々に上昇し、長時間経過後にある温度で熱平衡状態となって飽和し、温度が安定する。
例えば、冷却部40(冷凍機43)の温度が69Kで所望のスループットで連続処理を行う場合、図4に示すように、ステージ20の温度が初期冷却温度である75Kから徐々に上昇し、約2時間後(基板46枚処理に相当)に約20K高い95Kで熱平衡状態となって飽和し、温度が安定する。
このように、処理開始後のステージ20の温度が熱平衡状態に達するまでの数十枚の基板は温度が安定しないため、基板間の処理の不均一が生じる。このため、ステージ20の温度が熱平衡状態で安定するまでの数十枚の基板は製品としては使用できず、長時間の事前準備として行われることとなり、複数の基板に対する連続処理のスループットを低下させる要因となる。
そこで、本実施形態では、ステージ20の温度が熱平衡状態で安定するまでの間の基板処理を行うことなく、ステージ20の温度を熱平衡状態の定常冷却温度に制御して基板Wの連続処理を行う。
その際の具体的な処理シーケンスとしては、以下の第1の処理シーケンス例と第2の処理シーケンス例を挙げることができる。
[第1の処理シーケンス例]
最初に、第1の処理シーケンス例について説明する。
第1の処理シーケンス例では、冷却部40を目標温度まで冷却させ、ステージ20を初期冷却温度まで冷却してから、ステージ20の温度を熱平衡状態の定常冷却温度まで上昇させ、その温度で複数の基板Wに対する連続処理を行う。
ステージ20の温度を上昇させる手法としては、典型的には、ステージ20を冷却部40から離間させることによるステージ20の自然昇温を利用することを挙げることができる。基板処理装置100は、冷却部40とステージ20とが接離可能な構造を有していることから、このようなステージ20を冷却部40から離間させることによるステージ20の昇温を容易に行うことができる。
図5は、ステージ20を冷却部40から離間させることによるステージ20の自然昇温を検証した結果を示す図である。ここでは、ステージ20の温度が冷却部40(冷凍機43)により冷却された初期冷却温度(78K)から、ステージ20を冷却部40から離間させることにより、ステージ20の温度を熱平衡状態の定常冷却温度に相当する95~98Kまで昇温させている。図5に示すように、ステージ20を冷却部40から離間させることにより約60分でステージ20の温度が初期冷却温度から熱平衡状態の定常冷却温度まで上昇している。このことから、ステージ20を冷却部40から離間させることにより、効率的にステージ20の温度を熱平衡状態の温度にできることがわかる。
ステージ20の温度を上昇させる他の手法としては、ヒータ等の加熱手段によりステージ20を強制的に加熱する手法を挙げることができる。例えば、図6に示すように、ステージ20にヒータ110を設けて、ステージ20を加熱することで、ステージ20の温度を上昇させることができる。
ステージ20を加熱手段により加熱する手法をとる場合、ステージ20を冷却部40に接触した状態で行ってもよいが、冷却部40に影響を与えない観点から、図6で図示するように、ステージ20を冷却部40から離間させた状態で加熱することが好ましい。ステージ20を冷却部40から離間させた状態で加熱手段によりステージ20を加熱することにより、ステージ20を冷却部40から離間させることによる温度上昇効果と、加熱手段による温度上昇効果の両方を奏することができる。これにより、より短時間でステージを熱平衡状態の温度とすることができる。
第1の処理シーケンス例について図7および図8を参照してより具体的に説明する。図7は第1の処理シーケンス例を示すフローチャート、図8は第1の処理シーケンス例を示す温度チャートである。
まず、ステージ20を冷却部40に接触させた状態で冷凍機43を作動させて冷却部40を目標温度まで冷却し、ステージ20を初期冷却温度まで冷却する(ステップST1)。ステップST1では、冷凍機43を作動させて室温にある冷却部40の冷却を開始し、冷却部40を目標温度(例えば70K)まで冷却し、伝熱によりステージ20を初期冷却温度(例えば75K)で安定させる。
次に、ステージ20の温度を上昇させる(ステップST2)。ステップST2では、上述したように、ステージ20を冷却部40から離間させることによるステージ20の自然昇温を利用すること、または、ヒータ等の加熱手段によりステージ20を強制的に加熱することによりステージ20の温度を上昇させることができる。ステージ20を冷却部40から離間させることと、加熱手段で強制的に加熱することを併用してもよい。これにより、単にステージ20を冷却部40から離間させることによるステージ20の自然昇温の場合よりも短時間でステージ20の温度を定常冷却温度まで上昇させることができる。
次に、ステージ20の温度が熱平衡状態の温度である定常冷却温度に達した時点で、ステージ20の温度を定常冷却温度に制御する(ステップST3)。この際の温度制御は、温度測定機構80によりモニタされる温度に基づいて制御部90によりなされる。このときの温度制御は、例えば、±1Kといった精度で行い得る。制御部90は、温度測定機構により検出された温度に基づいて、ステージ20と冷却部40とを接離させることにより、ステージ20の温度制御を行う。例えば、温度測定機構によりステージ20の温度が狙い温度よりも1K高くなったことが検出された際には、冷却部40を上昇させてステージ20に接触させ、ステージ20を冷却させる。一方、狙い温度よりも1K低くなったことが検出された際には、冷却部40をステージ20から離間させて昇温させる。ステージ20の昇温は加熱手段(例えばヒータ110)で行ってもよく、冷却部40からの離間と加熱手段での加熱とを併用して行ってもよい。このような制御を繰り返してステージ20の温度を定常冷却温度に安定させる。なお、この際の温度制御の精度は、要求に応じて適宜設定される。
ステップST3により、ステージ20の温度が定常冷却温度で安定した後、図2に示す手順に基づき、複数の基板Wに対して連続して成膜処理を行う(ステップST4)。
ステップST1~ステップST4の処理シーケンスは、制御部90に予め記憶された処理レシピに従って実行される。
第1の処理シーケンス例によれば、冷却部40によりステージ20を初期冷却温度に冷却した後、ステージ20を冷却部40から離間すること、または加熱手段によりステージ20を定常冷却温度に昇温する。このため、ステージ20が定常冷却温度に達するまでの基板処理が不要となり、基板間の処理の不均一を抑制することができる。また、ステージ20が定常冷却温度に達するまでの時間も短く、高スループットで処理が可能である。
[第2の処理シーケンス例]
次に、第2の処理シーケンス例について説明する。
第2の処理シーケンス例では、冷凍機43を作動させ冷却部40を冷却し、その過程でステージ20の温度が熱平衡状態の温度に達した時点でステージ20の温度をその温度に制御し、冷却部40が目標温度まで冷却された時点で複数の基板Wに対する連続処理を行う。
第2の処理シーケンス例について図9および図10を参照してより具体的に説明する。図9は第2の処理シーケンス例を示すフローチャート、図10は第2の処理シーケンス例を示す温度チャートである。
まず、ステージ20を冷却部40に接触させた状態で冷凍機43を作動させて冷却部40を冷却し、それによりステージ20を冷却する(ステップST11)。
次に、ステージ20の温度が熱平衡状態の温度である定常冷却温度に達した時点で、ステージ20の温度を熱平衡状態の定常冷却温度に制御する(ステップST12)。この際の温度制御は、温度測定機構80によりモニタされる温度に基づいて制御部90によりなされる。このときの温度制御は、例えば、±1Kといった精度で行い得る。制御部90は、例えば、温度測定機構によりステージ20の温度が狙い温度よりも1K高くなったことが検出された際には、冷却部40を上昇させてステージ20に接触させ、ステージ20を冷却させる。一方、狙い温度よりも1K低くなったことが検出された際には、冷却部40をステージ20から離間させて昇温させる。ステージ20の昇温は加熱手段で行ってもよく、冷却部40からの離間と加熱手段での加熱とを併用して行ってもよい。このような制御を繰り返してステージ20の温度を定常冷却温度に安定させる。なお、この際の温度制御の精度は、要求に応じて適宜設定される。
次に、ステップST12においてステージ20の温度を制御した状態で、冷却部40(冷凍機43)が目標温度に達したことを検出する(ステップST13)。
冷却部40(冷凍機43)が目標温度に達したことが検出された時点で、図2に示す手順に基づき、複数の基板Wに対して連続して成膜処理を行う(ステップST14)。
ステップST11~ステップST14の処理シーケンスは、制御部90に予め記憶された処理レシピに従って実行される。
第2の処理シーケンス例によれば、冷却部40によりステージ20を冷却する途中で、ステージ20の温度を定常冷却温度に制御する。このため、ステージ20が定常冷却温度に達するまでの基板処理が不要となり、基板間の処理の不均一を抑制することができる。また、ステージ20を定常冷却温度に昇温するための時間がかからないので、第1の処理シーケンス例よりもさらに高スループットの処理が可能である。
<他の適用>
以上、実施形態について説明したが、今回開示された実施形態は、全ての点において例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の特許請求の範囲およびその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
例えば、上記実施形態では、基板処理としてTMR素子に用いられる磁性膜のスパッタ成膜を例にとって説明した。しかし、基板を保持するステージに冷却部を接触させてステージを直接冷却し、冷却部をステージから離間した状態でステージを回転しつつ基板を処理するものであれば、上記実施形態に限定されない。
また、上記実施形態では、基板として半導体ウエハを用いた例を示したが、半導体ウエハに限らず、FPD(フラットパネルディスプレイ)基板や、セラミックス基板等の他の基板であってもよい。
10;真空処理容器
20;ステージ
30;ターゲット部
40;冷却部
43;冷凍機
44;コールドリンク
50;回転駆動部
70;昇降部
71;第1昇降装置
72;第2昇降装置
80;温度測定機構
90;制御部
100;基板処理装置
W;基板

Claims (16)

  1. 基板を載置するステージに冷却部を直接接触させて基板を冷却し、冷却部をステージから離間させた状態でステージを回転させつつ基板を処理する方法であって、
    前記ステージを前記冷却部に直接接触させた状態で前記冷却部を目標温度に冷却し、前記ステージを初期冷却温度まで冷却することと、
    前記ステージを昇温させることと、
    前記ステージの温度が定常冷却温度に達した時点で、前記ステージの温度を前記定常冷却温度に制御することと、
    前記定常冷却温度の前記ステージ上に基板を載置し、前記ステージを前記冷却部から離間させた状態で前記ステージを回転させながら、複数の基板に対して連続して基板処理を行うことと、
    を有する、方法。
  2. 前記ステージを昇温させることは、前記冷却部を前記ステージから離間させることにより行う、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステージを昇温させることは、前記ステージを加熱手段により加熱することにより行う、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ステージを昇温させることは、前記冷却部を前記ステージから離間させつつ、前記ステージを加熱手段で加熱することにより行う、請求項1に記載の方法。
  5. 基板を載置するステージに冷却部を直接接触させて基板を冷却し、冷却部をステージから離間した状態でステージを回転させつつ基板を処理する方法であって、
    前記ステージを前記冷却部に直接接触させた状態で前記冷却部により前記ステージを冷却することと、
    前記ステージの温度が定常冷却温度に達した時点で、前記ステージの温度を前記定常冷却温度に制御することと、
    前記ステージの温度を制御した状態で、前記冷却部が目標温度に達したことを検出することと、
    前記定常冷却温度の前記ステージ上に基板を載置し、前記ステージを前記冷却部から離間させた状態で前記ステージを回転させながら、複数の基板に対して連続して基板処理を行うことと、
    を有する、方法。
  6. 前記ステージの温度を前記定常冷却温度に制御することは、温度測定機構により検出された前記ステージの温度に基づき、前記ステージと前記冷却部とを接離させることにより行う、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記冷却部は、前記ステージの下方に設けられた冷凍機と、前記冷凍機の冷熱を前記ステージに伝熱するコールドリンクとを有する、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記基板処理は、前記ステージを真空容器内に配置し、真空状態で、前記真空容器内の前記ステージの上方に配置されたターゲットからのスパッタ粒子を基板上に堆積させるスパッタ成膜である、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 基板を処理する装置であって、
    回転可能に設けられ、基板が載置されるステージと、
    前記ステージに対し接離可能に設けられた冷却部と、
    前記ステージと前記冷却部とを接離させる機構と、
    前記ステージを回転させる回転機構と、
    前記ステージを昇温させる手段と、
    基板に処理を施す処理機構と、
    制御部と
    を有し、
    前記制御部は、
    前記ステージを前記冷却部に直接接触させた状態で前記冷却部を目標温度に冷却し、前記ステージを初期冷却温度まで冷却することと、
    前記ステージを昇温させることと、
    前記ステージの温度が定常冷却温度に達した時点で、前記ステージの温度を前記定常冷却温度に制御することと、
    前記定常冷却温度の前記ステージ上に基板を載置し、前記ステージを前記冷却部から離間させた状態で前記ステージを回転させながら、複数の基板に対して連続して基板処理を行うことと、
    が行われるように当該装置を制御する、装置。
  10. 前記ステージを昇温させる手段は、前記冷却部と前記ステージを接離させる昇降装置を有し、前記冷却部と前記ステージを離間させることにより、前記ステージを自然昇温させる、請求項9に記載の装置。
  11. 前記ステージを昇温させる手段は、前記ステージを加熱する加熱手段を有する、請求項9に記載の装置。
  12. 前記ステージを昇温させる手段は、前記冷却部と前記ステージを接離させる昇降装置と、前記ステージを加熱する加熱手段を有し、前記ステージを昇温させることは、前記冷却部を前記ステージから離間させつつ、前記ステージを加熱手段で加熱することにより行う、請求項9に記載の装置。
  13. 基板を処理する装置であって、
    回転可能に設けられ、基板が載置されるステージと、
    前記ステージに対し接離可能に設けられた冷却部と、
    前記ステージと前記冷却部とを接離させる機構と、
    前記ステージを回転させる回転機構と、
    基板に処理を施す処理機構と、
    前記ステージの温度を制御する
    制御部と
    を有し、
    前記制御部は、
    前記ステージを前記冷却部に直接接触させた状態で前記冷却部により前記ステージを冷却することと、
    前記ステージの温度が定常冷却温度に達した時点で、前記ステージの温度を前記定常冷却温度に制御することと、
    前記ステージの温度を制御した状態で、前記冷却部が目標温度に達したことを検出することと、
    前記定常冷却温度の前記ステージ上に基板を載置し、前記ステージを前記冷却部から離間させた状態で前記ステージを回転させながら、複数の基板に対して連続して基板処理を行うことと、
    が行われるように当該装置を制御する、装置。
  14. 前記制御部は、温度測定機構により検出された前記ステージの温度に基づき、前記ステージと前記冷却部とを接離させることにより前記ステージの温度を前記定常冷却温度に制御する、請求項9から請求項13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記冷却部は、前記ステージの下方に設けられた冷凍機と、前記冷凍機の冷熱を前記ステージに伝熱するコールドリンクとを有する、請求項9から請求項14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 前記ステージは真空容器内に配置され、前記処理機構は、前記真空容器内の前記ステージの上方に配置されたターゲットと、前記ターゲットに電圧を印加する電源と、を有するスパッタ部を有し、前記ターゲットからのスパッタ粒子を基板上に堆積させるスパッタ成膜を行う、請求項9から請求項15のいずれか一項に記載の装置。
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