JP2002093720A - 半導体層の形成方法 - Google Patents

半導体層の形成方法

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JP2002093720A JP2000279557A JP2000279557A JP2002093720A JP 2002093720 A JP2002093720 A JP 2002093720A JP 2000279557 A JP2000279557 A JP 2000279557A JP 2000279557 A JP2000279557 A JP 2000279557A JP 2002093720 A JP2002093720 A JP 2002093720A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種の材料からなる基板上などにGaNなどの
薄膜や厚膜の半導体層を形成する場合において、煩雑な
工程を必要とすることなしに、当該半導体層中の構造欠
陥の欠陥密度、特に、貫通転位の転位密度を大幅に低減
させる。 【解決手段】基板上に半導体層を形成する半導体層の形
成方法において、基板上に半導体物質結晶よりなる三次
元核を低密度の核密度で生成する第1のステップと、上
記基板上に生成された前記三次元核を横方向成長モード
で結晶成長させ、上記三次元核を融合して半導体物質結
晶よりなる半導体層を上記基板上に形成する第2のステ
ップとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体層の形成方
法に関し、さらに詳細には、各種の材料からなる基板上
などに、例えば、GaN(窒化ガリウム)などの薄膜や
厚膜などのエピタキシャル半導体層を形成する際に用い
て好適な半導体層の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、青色波長域〜紫外波長域のような
短波長域における発光素子材料として、III−V族窒
化物半導体であるGaNが注目されており、GaN系薄
膜を材料とした青色発光ダイオード(LED)が実現さ
れるとともに、GaN系薄膜を材料とした青色レーザー
の研究が進められている。
【0003】なお、GaN系薄膜としては、GaNのみ
ならず、例えば、AlGaNやInGaNなどが知られ
ている。
【0004】こうしたGaN系薄膜を材料とした青色L
EDの発光の効率を向上させたり、GaN系薄膜を材料
とした青色レーザーを実現するためには、GaN系薄膜
中に存在する、例えば、ミスフィット転位やミスフィッ
ト転位によって生じる貫通転位のような転位あるいは粒
界などの構造欠陥を制御することが重要であると考えら
れている。
【0005】ところで、基板として広く使用されるサフ
ァイア(Al)や炭化シリコン(SiC)上に形
成されたGaN薄膜やAlGaN薄膜における欠陥密度
(単位面積当たりの構造欠陥の数)は、Al基板
上やSiC基板上に形成され実用化されている他のII
I−V族半導体(GaAs、InPなど)薄膜における
欠陥密度と比較すると、極めて高い値を示している。
【0006】このようなGaN系薄膜の欠陥密度の高さ
は、Al基板やSiC基板とGaN系薄膜の間の
格子定数差に起因するものであり、基板材料としてGa
N基板が存在しない現状においては、GaN系薄膜の欠
陥密度の高さは避け難い問題として指摘されていた。
【0007】また一方、Al基板やSiC基板は
GaN系薄膜に対して濡れ性が悪い。
【0008】従来、Al基板の濡れ性の悪さを改
善するためには、薄膜構造を模式的に示した図1に示す
ように、Al基板100上に、バッファー層とし
て600℃で低温成長させたGaNまたはAlNのアモ
ルファス層102を形成するようになされていた。そし
て、このGaNまたはAlNのアモルファス層102上
に、1080℃で結晶成長させたGaN薄膜(またはA
lGaN薄膜)104を形成していた。
【0009】また、SiC基板の濡れ性の悪さを改善す
るためには、薄膜構造を模式的に示した図2に示すよう
に、SiC基板100上に、バッファー層として114
0℃で成長させたAlN薄膜202を形成するようにな
されていた。そして、AlN薄膜202上に、1080
℃で結晶成長させたGaN薄膜(またはAlGaN薄
膜)204を形成していた。
【0010】こうしたGaNまたはAlNのアモルファ
ス層102を下地にしたGaN薄膜(またはAlGaN
薄膜)104は、下地のアモルファス層102がその後
の成長温度1080℃への昇温過程で結晶化された高密
度微小結晶を核として成長し融合する。
【0011】また、AlN薄膜202を下地にしたGa
N薄膜(またはAlGaN薄膜)204は、下地のAl
N薄膜202がアモルファスではなく粒界の細かい結晶
の集合体による微小核が高密度で密集しているものであ
り、その高密度微小結晶を核として成長し融合する。
【0012】上記した図1に示す薄膜構造において、厚
さ1nm以上のGaNのアモルファス層102上に1.
5μmの厚さのGaN薄膜104を形成した場合や、上
記した図2に示す薄膜構造において、厚さ1nm以上の
AlN薄膜202上に1.5μmの厚さのGaN薄膜2
04を形成した場合には、上記高密度微小結晶核の密度
に応じた結晶粒界が生じ構造欠陥である貫通転位が粒界
部に発生する。転位密度は10cm−2〜1010
−2と高密度であり、さらに、転位密度を大幅に低減
することが強く望まれていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな要望に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、各種の材料からなる基板上などにGaNなど
の薄膜や厚膜の半導体層を形成する場合において、煩雑
な工程を必要とすることなしに、当該半導体層中の構造
欠陥の欠陥密度、特に、貫通転位の転位密度を大幅に低
減させることができるようにした半導体層の形成方法を
提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、基板上に半
導体層を形成する半導体層の形成方法において、基板上
に半導体物質結晶よりなる三次元核を低密度の核密度で
生成する第1のステップと、上記基板上に生成された上
記三次元核を横方向成長モードで結晶成長させ、上記三
次元核を融合して半導体物質結晶よりなる半導体層を上
記基板上に形成する第2のステップとを有するようにし
たものである。
【0015】従って、本発明のうち請求項1に記載の発
明によれば、図3に示すように、第1のステップによ
り、基板10上に半導体物質結晶よりなる三次元核12
が低密度の核密度で生成される。
【0016】ここで、三次元核12には、図4(a)に
示すように、それぞれ貫通転位が存在している。
【0017】そして、第2のステップにより、図4
(b)に示すように、基板10上に生成された三次元核
12が横方向成長モードで結晶成長されて、三次元核同
士が融合されることになり、半導体物質結晶よりなる半
導体層14が基板10上に形成されることになるもので
ある。
【0018】換言すると、基板10上に形成された半導
体層14においては、三次元核12の周囲を埋めるよう
にして半導体物質結晶が横方向成長モードで結晶成長し
て、三次元核12同士が横方向成長モードで結晶成長す
る半導体物質結晶により融合されるので、観念的には図
4(c)において破線で示すように三次元核12は存在
しているが、その存在を視認することはできない。
【0019】このように、本発明のうち請求項1に記載
の発明によれば、横方向成長モードにより転位の伝播方
向が基板10の表面に平行した横方向になり、このため
半導体層14の表面まで達する貫通転位を著しく減少す
ることができる。
【0020】ここで、横方向成長モードとは、図5に示
すように、基板10に形成された三次元核12の高さ方
向(図5における矢印A方向)へ主に成長する通常モー
ドとは異なり、基板10に形成された三次元核12の横
方向(図5における矢印B方向ならびに矢印C方向)へ
主に成長するモードである。
【0021】この横方向成長モードとするには、例え
ば、通常モードよりも成長温度を1℃乃至200℃ほど
上昇させ、更に、III族原料であるTMGの供給量を
抑え、かつV族原料であるNHの供給量を上昇させれ
ばよい。
【0022】ここで、本発明のうち請求項2に記載の発
明のように、本発明のうち請求項1に記載の発明におい
て、上記第1のステップを、上記基板の温度が800℃
乃至1200℃において上記三次元核を気相成長させて
生成するものとすることができる。
【0023】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
のように、本発明のうち請求項1または請求項2のいず
れか1項に記載の発明において、上記第2のステップ
を、上記三次元核を融合して結晶粒界の大きい半導体物
質結晶を生成するものとすることができる。
【0024】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
のように、本発明のうち請求項1、請求項2または請求
項3のいずれか1項に記載の発明において、上記第2の
ステップは、通常の成長モードとは異なった横方向成長
レートが速い横方向成長モードにおいて、上記三次元核
を気相成長させることにより、上記三次元核を融合して
半導体物質結晶よりなる半導体層を形成するものとする
ことができる。
【0025】また、本発明のうち請求項5に記載の発明
のように、本発明のうち請求項4に記載の発明におい
て、上記横方向成長モードは、通常モードよりも1℃乃
至200℃高い成長温度かつ通常モードよりも低い縦方
向のグロースレートをもつ横方向成長モードするように
してもよい。
【0026】また、本発明のうち請求項6に記載の発明
のように、本発明のうち請求項1、請求項2、請求項
3、請求項4または請求項5のいずれか1項に記載の発
明において、上記半導体物質は、GaN,AlGaN、
AlN、InN、InGaN、またはInAlGaNで
あり、上記基板は、Al、SiC、Si、GaA
s、GaPまたはInPよりなるものとすることができ
る。
【0027】また、本発明のうち請求項7に記載の発明
は、基板上に半導体層を形成する半導体層の形成方法に
おいて、SiC基板上に材料ガスとしてTMGとNH
とを供給して、上記SiC基板上にGaN結晶よりなる
三次元核を低密度の核密度で生成する第1のステップ
と、上記三次元核が生成された上記SiC基板上に材料
ガスとしてTMGとNHとを供給して、上記SiC基
板上に生成された上記三次元核を横方向成長モードで結
晶成長させ、上記三次元核を融合してGaN結晶よりな
る半導体層を上記SiC基板上に形成する第2のステッ
プとを有するようにしたものである。
【0028】また、本発明のうち請求項8に記載の発明
のように、本発明のうち請求項7に記載の発明におい
て、上記第1のステップでは上記SiC基板を1080
℃に加熱し、上記第2のステップでは上記SiC基板を
1120℃に加熱するようにしてもよい。
【0029】また、本発明のうち請求項9に記載の発明
は、基板上に半導体層を形成する半導体層の形成方法に
おいて、有機金属化学気相堆積(MOCVD:Meta
lorganic Chemical Vapor D
eposition)法を用い、76torr(0.1
気圧)に減圧した結晶成長反応炉内において、SiC基
板を1080℃に加熱し、材料ガスとしてTMGとNH
とを用い、TMGのキャリアガスとしてHを用い、
上層フローとしてNを用い、TMGの流量を10sc
cmとし、NHの流量を2slmとし、Hの流量を
2slmとし、Nの流量を0.5slmとして、上記
SiC基板上に10秒以上同時供給し、上記SiC基板
上にGaN結晶よりなる三次元核を低密度の核密度で生
成する第1のステップと、上記三次元核が生成された上
記SiC基板を1120℃に加熱し、材料ガスとしてT
MGとNHとを用い、TMGのキャリアガスとしてH
を用い、上層フローとしてNを用い、TMGの流量
を5sccmとし、NHの流量を4slmとし、H
の流量を2slmとし、Nの流量を0.5slmとし
て、上記SiC基板上に10分以上同時供給し、上記S
iC基板上に生成された上記三次元核を横方向成長モー
ドで結晶成長させ、上記三次元核を融合してGaN結晶
よりなる半導体層を上記SiC基板上に形成する第2の
ステップとを有するようにしたものである。
【0030】そして、本発明のうち請求項10に記載の
発明のように、本発明のうち請求項1、請求項2、請求
項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求
項8または請求項9のいずれか1項に記載の発明におい
て、上記第1のステップを、上記基板上に上記三次元核
を10cm−2以下の低密度の核密度で生成するもの
とすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明による半導体層の形成方法の実施の形態の一
例を詳細に説明するものとする。
【0032】なお、この本発明による半導体層の形成方
法の実施の形態の一例においては、SiC基板上に半導
体層としてGaN結晶薄膜を形成する場合について説明
する。
【0033】ここで、SiC基板上に半導体層としてG
aN結晶薄膜を形成するには、横型の減圧(76Tor
r)した有機金属化学気相堆積(MOCVD:Meta
lorganic Chemical Vapor D
eposition)装置を用いることとするが、これ
に限られるものではないことは勿論であり、後述するよ
うに、MOCVD以外の分子線エピタキシ法(MBE:
MolecularBeam Epitaxy)などの
薄膜製造技術を用いてもよい。
【0034】図6には、MOCVD装置の概念構成説明
図が示されている。なお、図4(a)(b)(c)にお
いては、「基板」の符号を「10」とし、三次元核の符
号を「12」とし、「半導体層」の符号を「14」とし
ているが、図6においても、図4と同一あるいは相当す
る構成には、図4において用いた符号と同一の符号を付
して示すものとする。
【0035】このMOCVD装置300は、RF加熱コ
イル302により周囲を覆われた結晶成長反応炉304
内には、表面にGaN結晶薄膜を成長させる基板として
のSiC基板306を上面に配置するとともに当該Si
C基板306を加熱するためのサセプター308が配設
されている。
【0036】また、RF加熱コイル302にはRF電源
310が接続されており、さらに、RF電源310には
マイクロコンピューターにより構成されたRF制御装置
312が接続されている。
【0037】そして、RF制御装置312によって、R
F電源310はその出力を制御される。即ち、RF制御
装置312によりRF電源310からRF加熱コイル3
02への給電が制御されるものであり、RF加熱コイル
302はRF電源310からの給電に応じてサセプター
308を加熱することになる。
【0038】即ち、この結晶成長装置300において
は、RF電源310からRF加熱コイル302への給電
による渦電流誘起加熱により、サセプター308が加熱
されるものである。
【0039】なお、サセプター308は、例えば、カー
ボンなどにより形成されているものである。
【0040】一方、結晶成長反応炉304には、SiC
基板306上に形成するGaNの原料となる材料ガスや
キャリアガスなどの各種のガスを導入するためのガス導
入孔304aと、結晶成長反応炉304内に導入された
各種のガスを排出するためのガス排出孔304bとが形
成されている。
【0041】ここで、GaN結晶薄膜を形成するために
必要とされる材料ガスは、トリメチルガリウム(TM
G)およびアンモニア(NH)である。また、TMG
のキャリアガスは水素(H)であり、上層フローガス
としては窒素(N)である。
【0042】以上の構成において、まず、結晶成長反応
炉304内の圧力を76torr(0.1気圧)に減圧
する。
【0043】そして、サセプター308に配置されたS
iC基板10上にGaNの結晶薄膜を形成するために
は、キャリアガスとともにGaNの結晶薄膜を形成する
ために必要な原料となる材料ガスを、ガス導入孔304
aから76Torr(0.1気圧)に減圧された結晶成
長反応炉304内へ供給する。
【0044】この際に、サセプター308内に埋め込ま
れた熱電対(図示せず)のモニターに基づいて、RF制
御装置312により制御されたRF電源310からの給
電に応じてRF加熱コイル302によってサセプター3
08が加熱されており、加熱されたサセプター308か
らの熱伝導によって、SiC基板306も所定の温度に
加熱されることになるものである。
【0045】より詳細には、図7に示すように、第1ス
テップとして、SiC基板306を1080℃に加熱
し、TMGの流量を10sccmとし、NHの流量を
2slmとし、Hの流量を2slmとし、Nの流量
を0.5slmとして、SiC基板10上に10秒以上
同時供給し、SiC基板10上にGaN結晶よりなる三
次元核12を低密度の核密度で生成させる(図3および
図4(a)参照)。
【0046】なお、この際には、SiC基板10上に三
次元核12を10cm−2以下の低密度の核密度で生
成させることが好ましい。
【0047】図8(a)(b)には、GaN結晶よりな
る三次元核12が生成されたSiC基板10の電子顕微
鏡写真が示されている。
【0048】なお、図8(a)(b)に示す電子顕微鏡
写真において、色の薄い白色状の部位が三次元核12で
ある。
【0049】次に、三次元核12が生成されたSiC基
板10を1120℃に加熱し、TMGの流量を5scc
mとし、NHの流量を4slmとし、Hの流量を2
slmとし、Nの流量を0.5slmとして、SiC
基板10上に10分以上同時供給し、SiC基板10上
に生成された三次元核12を横方向成長モードで結晶成
長させ、三次元核12を融合してGaN結晶よりなる半
導体層14をSiC基板10上に形成させる(図4
(b)(c)および図5参照)。
【0050】ここで、図9(a)は、従来方法でSiC
基板上に形成された半導体層の平面の透過電子顕微鏡写
真である。像中の黒い微小な点がそれぞれ貫通転位に対
応しており、その密度は非常に高い。
【0051】一方、図9(b)は、上記のようにしてS
iC基板10上に形成された半導体層14の平面の透過
電子顕微鏡写真である。
【0052】図9(b)に示されているように、SiC
基板10上に形成された半導体層14の貫通転位の数が
従来よりも著しく減少している。
【0053】図10は、上記のようにしてSiC基板1
0上に形成された半導体層14の断面の透過電子顕微鏡
写真である。
【0054】このように、従来よりも貫通転位の数が著
しく減少するのは、横方向成長モードにより転位の伝播
方向がSiC基板10の表面に平行した横方向になり、
このため半導体層14の表面まで達する貫通転位を著し
く減少することができるものである。
【0055】なお、上記した実施の形態は、以下の
(1)乃至(3)に説明するように変形することができ
る。
【0056】(1) 上記した実施の形態においては、
薄膜製造方法としてMOCVDを用いるようにしたが、
これに限られるものではないことは勿論であり、MOC
VD以外の薄膜製造技術、例えば、図12(a)に示す
ような、MBE(Molecular Beam Ep
itaxy)、CBE(Chemical BeamE
pitaxy)、HVPE(Halide Vapor
Phase Epitaxy)、GSMBE(Gas
−source Molecular Beam Ep
itaxy)、MOMBE(Metalorganic
MBE)、LPE(Liquid Phase Ep
itaxy)、CVD(Chemical Vapor
Deposition)、スパッタリングまたは真空
蒸着法などの各種の薄膜製造技術を用いるようにしても
よい。
【0057】(2) 上記した実施の形態においては、
基板としてSiC基板を用いるとともに、半導体層を形
成するとして半導体物質GaNを用いたが、これに限ら
れることなしに、基板としてはAl、Si、Ga
As、GaPまたはInPを用い、半導体物質としては
AlGaN、AlN、InN、InGaNまたはInA
lGaNを用いてもよよい。
【0058】(3)上記した実施の形態ならびに上記
(1)乃至(2)に示す変形例は、適宜に組み合わせる
ようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、各種の材料からなる基板上などにGaNな
どの薄膜や厚膜の半導体層を形成する場合において、煩
雑な工程を必要とすることなしに、当該半導体層中の構
造欠陥の欠陥密度、特に、貫通転位の転位密度を大幅に
低減させることができるようになるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のAl基板上にGaNまたはAlN
のアモルファス層を介して形成されたGaN薄膜または
AlGaN薄膜の薄膜構造を模式的に示す説明図であ
る。
【図2】従来のSiC基板上にAlN薄膜を介して形成
されたGaN薄膜またはAlGaN薄膜の薄膜構造を模
式的に示す説明図である。
【図3】基板上に半導体物質結晶よりなる三次元核が低
密度の核密度で生成された状態を示す概念図である。
【図4】基板上に生成された半導体物質結晶よりなる三
次元核と横方向成長モードと転位との関係を示す概念図
であり、(a)は基板上に生成された三次元核を示し、
(b)は横方向成長モードにおける半導体層の形成を示
し、(c)は横方向成長モードに形成された半導体層を
示す。
【図5】結晶成長のモードとしての通常モードと横方向
成長モードとを示す説明図である。
【図6】MOCVD装置の概念構成説明図である。
【図7】結晶の成長時間と基板の温度と材料ガスの供給
との関係を示す説明図である。
【図8】(a)(b)は、GaN結晶よりなる三次元核
が生成されたSiC基板の電子顕微鏡写真である。
【図9】SiC基板上に形成された半導体層の平面の電
子顕微鏡写真であり、(a)は従来の方法によって形成
されたGaN薄膜のものであり、(b)は本手法によっ
て形成されたGaN薄膜のものである。
【図10】SiC基板上に形成された半導体層の断面の
電子顕微鏡写真である。
【符号の説明】
10 基板(SiC基板) 12 三次元核 14 半導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G077 AA03 BE11 BE13 BE15 DB08 ED06 5F041 AA11 AA40 CA33 CA35 CA37 CA40 CA46 CA64 5F045 AA04 AB09 AB14 AB17 AB18 AC08 AC12 AC15 AD14 AD15 AE25 AF02 AF03 AF04 AF09 BB12 BB16 CA11 CA12 DA52 DA67 DP04 EK03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に半導体層を形成する半導体層の
    形成方法において、 基板上に半導体物質結晶よりなる三次元核を低密度の核
    密度で生成する第1のステップと、 前記基板上に生成された前記三次元核を横方向成長モー
    ドで結晶成長させ、前記三次元核を融合して半導体物質
    結晶よりなる半導体層を前記基板上に形成する第2のス
    テップとを有する半導体層の形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体層の形成方法に
    おいて、 前記第1のステップは、前記基板の温度が800℃乃至
    1300℃において前記三次元結晶核を気相成長させて
    生成するものである半導体層の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれか1項
    に記載の半導体層の形成方法において、 前記第2のステップは、前記三次元核を融合して結晶粒
    界の大きい半導体物質結晶を生成するものである半導体
    層の形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3のい
    ずれか1項に記載の半導体層の形成方法において、 前記第2のステップは、通常の成長モードとは異なった
    横方向成長レートが速い横方向成長モードにおいて、前
    記三次元核を気相成長させることにより、前記三次元核
    を融合して半導体物質結晶よりなる半導体層を形成する
    ものである半導体層の形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体層の形成方法に
    おいて、 前記横方向成長モードは、通常モードよりも1℃乃至2
    00℃高い成長温度かつ通常モードよりも低い縦方向の
    グロースレートをもつ横方向成長モードである半導体層
    の形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4または請求項5のいずれか1項に記載の半導体層の形
    成方法において、 前記半導体物質は、GaN,AlGaN、AlN、In
    N、InGaN、またはInAlGaNであり、 前記基板は、Al、SiC、Si、GaAs、G
    aPまたはInPよりなるものである半導体層の形成方
    法。
  7. 【請求項7】 基板上に半導体層を形成する半導体層の
    形成方法において、 SiC基板上に材料ガスとしてTMGとNHとを供給
    して、前記SiC基板上にGaN結晶よりなる三次元核
    を低密度の核密度で生成する第1のステップと、 前記三次元核が生成された前記SiC基板上に材料ガス
    としてTMGとNHとを供給して、前記SiC基板上
    に生成された前記三次元核を横方向成長モードで結晶成
    長させ、前記三次元核を融合してGaN結晶よりなる半
    導体層を前記SiC基板上に形成する第2のステップと
    を有する半導体層の形成方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の半導体層の形成方法に
    おいて、 前記第1のステップでは前記SiC基板を1080℃に
    加熱し、 前記第2のステップでは前記SiC基板を1120℃に
    加熱するものである半導体層の形成方法。
  9. 【請求項9】 基板上に半導体層を形成する半導体層の
    形成方法において、有機金属化学気相堆積(MOCV
    D:Metalorganic Chemical V
    apor Deposition)法を用い、76to
    rr(0.1気圧)に減圧した結晶成長反応炉内におい
    て、 SiC基板を1080℃に加熱し、材料ガスとしてTM
    GとNHとを用い、TMGのキャリアガスとしてH
    を用い、上層フローとしてNを用い、TMGの流量を
    10sccmとし、NHの流量を2slmとし、H
    の流量を2slmとし、Nの流量を0.5slmとし
    て、前記SiC基板上に10秒以上同時供給し、前記S
    iC基板上にGaN結晶よりなる三次元核を低密度の核
    密度で生成する第1のステップと、 前記三次元核が生成された前記SiC基板を1120℃
    に加熱し、材料ガスとしてTMGとNHとを用い、T
    MGのキャリアガスとしてHを用い、上層フローとし
    てNを用い、TMGの流量を5sccmとし、NH
    の流量を4slmとし、Hの流量を2slmとし、N
    の流量を0.5slmとして、前記SiC基板上に1
    0分以上同時供給し、前記SiC基板上に生成された前
    記三次元核を横方向成長モードで結晶成長させ、前記三
    次元核を融合してGaN結晶よりなる半導体層を前記S
    iC基板上に形成する第2のステップとを有する半導体
    層の形成方法。
  10. 【請求項10】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8または
    請求項9のいずれか1項に記載の半導体層の形成方法に
    おいて、 前記第1のステップは、前記基板上に前記三次元核を1
    cm−2以下の低密度の核密度で生成するものであ
    る半導体層の形成方法。
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