JP2002093507A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

Info

Publication number
JP2002093507A
JP2002093507A JP2000280059A JP2000280059A JP2002093507A JP 2002093507 A JP2002093507 A JP 2002093507A JP 2000280059 A JP2000280059 A JP 2000280059A JP 2000280059 A JP2000280059 A JP 2000280059A JP 2002093507 A JP2002093507 A JP 2002093507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lance
front retainer
terminal fitting
jig
hood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000280059A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3800492B2 (ja
Inventor
Takuji Akagi
琢士 赤城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2000280059A priority Critical patent/JP3800492B2/ja
Publication of JP2002093507A publication Critical patent/JP2002093507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3800492B2 publication Critical patent/JP3800492B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 規制部材の取り外し作業を円滑に行う。 【解決手段】 端子収容部12のキャビティ14内に
は、挿入される端子金具に係止可能なランス15が設け
られている。端子収容部12の前部を取り囲むフード部
13内には、前方から規制部を備えたフロントリテーナ
30が装着可能とされ、本係止位置に配されると、規制
部がランス14の撓み空間内に進入してランス14の撓
み変形を規制し、端子金具が二重係止される。フロント
リテーナ30を取り外す場合には、本体部31から前方
へ突設された一対の操作突片38のうちのいずれか一方
の操作突片38の引掛け溝40に治具50を引っ掛けて
引き抜く。この過程で、操作する側の操作突片38の対
向位置に配された他方の操作突片38がフード部13の
内側面に当接されることで、本体部31が真っ直ぐな姿
勢に支持されるから、フロントリテーナ30が円滑に引
き抜かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コネクタハウジングのフード部内
に前方からフロントリテーナを装着するタイプのコネク
タが知られている。このものは、ランスを備えたキャビ
ティの回りからフード部が前方へ突出して形成されるコ
ネクタハウジングと、キャビティの後方からランスを撓
ませつつ挿入され、正規深さに達したところで復帰した
ランスに係止されて抜け止めが図られる端子金具と、フ
ード部の前方から装着されてランスの撓み空間内に進入
することでランスの不用意な撓みを規制するフロントリ
テーナとを備えている。なお、この種のコネクタの一例
が特開平1−60980号公報に記載されている。
【0003】ところでこのようなコネクタにおいて、メ
ンテナンス等に際してフロントリテーナを取り外す場合
には、前方からフード部内に治具を突っ込んで、これを
フロントリテーナに形成された引掛け部に引っ掛けて引
き抜くようにしている。ところが、この引掛け部はフー
ド部の奥まった位置に配され、外部からは目視し辛いた
め、引掛け部に対する治具の引っ掛け作業は、手探りで
いわば作業者の勘によって行われていたため、作業性が
芳しくなかった。そこで、フロントリテーナ本体から引
掛け部を備えた突片をフード部の内周面に沿って前方へ
延出して形成し、引掛け部をフード部の入り口近くに配
するようにすれば、治具を引っ掛ける作業を目視により
確認しつつ簡単に行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今度は
フロントリテーナの抜き取り過程で問題が発生する可能
性がある。フード部の内周面に対するフロントリテーナ
の当接領域は、突片の対向側の方が突片側よりも突片の
長さ寸法分だけ短くなっているために、抜き取りに係る
力がフロントリテーナ本体に対して傾くような力として
作用してしまい、フロントリテーナの前進動作が円滑に
行われず、抜き取り作業が滞るおそれがあった。本発明
は上記のような事情に基づいて完成されたものであっ
て、規制部材の取り外し作業を円滑に行うことを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジン
グには、端子金具を収容可能なキャビティと、前記キャ
ビティ内に挿入される前記端子金具によって一旦撓まさ
れた後に復帰して端子金具に係止されるランスと、前記
ランスの撓み変形を許容する撓み空間と、前記キャビテ
ィの回りから前方へ突出するフード部とが備えられると
ともに、前記フード部内には、前記撓み空間内に進入さ
れることで前記ランスの撓み変形を規制可能な規制部材
が装着されるようになっており、この規制部材には、前
記フード部の内周面に沿って前方へ延出する突片が設け
られるとともに、その突片には、前記規制部材の取り外
し用の治具を引っ掛け可能な引掛け部が形成されている
ものにおいて、前記規制部材には、前記フード部の内周
面に当接される傾き防止片が前記突片と対向する位置に
配設されている構成としたところに特徴を有する。請求
項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記傾
き防止片には、前記治具を引っ掛け可能な引掛け部が設
けられているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>フード部内
に装着した規制部材を取り外す場合、フード部内に挿入
した治具を突片の引掛け部に引っ掛けて規制部材を引き
抜くようにする。このとき、引っ張り力が作用する突片
の対向側では、傾き防止片がフード部の内周面に当接さ
れることで、規制部材が真っ直ぐな姿勢に支持されるか
ら、引き抜きに伴う規制部材の傾きが起き難くなり、規
制部材の前方への移動動作が円滑なものとなる。これに
より、規制部材の取り外し作業性が良好なものとなる。
【0007】<請求項2の発明>突片の引掛け部に治具
を引っ掛けて規制部材を引き抜く過程において、万が一
に規制部材が傾いた場合でも、対向側の傾き防止片の引
掛け部に治具を引っ掛けて操作することで、規制部材を
真っ直ぐな姿勢へ戻すことができる。また、対向する2
箇所の引掛け部に治具をそれぞれ引っ掛けた状態で規制
部材を引き抜くことも可能であるから、規制部材を円滑
に取り外すことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図1
ないし図8によって説明する。この実施形態では、フロ
ントリテーナを備えた一極タイプのコネクタについて示
す。このコネクタは、図2に示すように、コネクタハウ
ジング10(以下、単にハウジング10という)内に、
後方(図2の右側)から端子金具11が挿入される一
方、前方(図2の左側)からフロントリテーナ30が装
着されるようになっている。なお、以下では、前後方向
の記載については、図2から図8における左側を前方と
し、右側を後方とする。また、上下方向の記載について
は、図1、図2、図4、図6を基準とする。
【0009】ハウジング10は、図2に示すように、電
線の端末に接続された端子金具11を収容可能な端子収
容部12と、端子収容部12の前半部分の回りから外側
へ張り出すとともに前方へ突出するフード部13とを備
えている。端子収容部12内には、後方から端子金具1
1を挿入可能なキャビティ14が前後に貫通して形成さ
れている。キャビティ14の下面側には、端子収容部1
2の底壁を切り欠くことで片持ち状のランス15がキャ
ビティ14内に突出して形成されている。このランス1
5は、キャビティ14内に挿入される端子金具11によ
り押圧されることで下方へ弾性変形可能とされ、端子金
具11がキャビティ14に対して正規深さまで挿入され
たところで、弾性復帰して端子金具11に係止されるよ
うになっている。ランス15の下方には、ランス15の
撓み変形を許容する撓み空間16が前方へ開放して形成
されている。また、キャビティ14の下部両側縁には、
図1及び図2に示すように、後方へ開放する一対の溝部
17が形成されており、この溝部17内に端子金具11
から側方へ突出して形成された一対の係合片18がそれ
ぞれ挿入可能とされるとともに、端子金具11が正規深
さに至ったところで、係合片18が溝部17の前端面に
係合して端子金具11の前止まりが図られるようになっ
ている。
【0010】フード部13は、端子収容部12の前部を
取り囲むとともに、さらにその前方へ突出する略角筒状
に形成されている。このフード部13内には、前方から
フロントリテーナ30がフード部13の内周面に沿って
装着されるようになっている。また、フード部13の図
示上部は、端子収容部12の前端位置と同じ位置で段付
き状に内側に窄むように形成されている。
【0011】フロントリテーナ30は、端子収容部12
の前部に被さるようにして装着される枠状の本体部31
を備えている。この本体部31のうちの底板には、その
幅方向の中央部分が撓み空間16内に進入可能とされて
おり、この部分が規制部32とされている。そして、こ
のフロントリテーナ30は、図2に示すように、規制部
32が撓み空間16の前方に避けた位置に配されて、ラ
ンス15の撓み変形を許容する仮係止位置と、図6に示
すように、規制部32が撓み空間16内に進入して、ラ
ンス15の撓み変形を規制する本係止位置との2位置間
を前後に移動可能とされるとともに、両位置にそれぞれ
保持されるようになっている。また、仮係止位置では、
本体部31が端子収容部12の直前位置に配されてお
り、本係止位置では、本体部31がフード部13と端子
収容部12の前部との間に嵌合されるとともに端子収容
部12の前部の周りを取り囲んで配されるようになって
いる。
【0012】本体部31の両側板における後端からは、
図3に示すように、一対のアーム33がそれぞれ後方へ
延出して形成されている。これら両アーム33は、その
内面が本体部31の内面と面一に形成され、端子収容部
12を挟み込むようにしてその外周面に当接可能とされ
ている。アーム33の内面における後端部からは、第1
係止突起34が内方へ突出して設けられている。これら
の第1係止突起34は、端子収容部12の両側壁を切り
欠いて形成された一対の第1係止溝19内にそれぞれ進
入可能とされるとともに、フロントリテーナ30が仮係
止位置に取り付けられた状態では、第1係止溝19の前
端面に係止されることで、フロントリテーナ30が仮係
止位置から前方(=フロントリテーナ30の抜け方向)
へ遊動されるのを規制できるようになっている。また、
端子収容部12には、フロントリテーナ30が仮係止位
置から本係止位置へ移動されるのに伴って、アーム33
を挿通可能なアーム挿通孔20が前後に貫通して形成さ
れている。
【0013】本体部31の天井板における後端からは、
図4及び図5に示すように、支持片35が後方へ延出し
て形成されている。この支持片35の内面は、本体部3
1の内面と面一に形成されるとともに、図2に示すよう
に、端子収容部12の上面に当接可能とされ、上記した
両アーム33と共に仮係止位置のフロントリテーナ30
を端子収容部12に対して真直な姿勢に保持できるよう
になっている。本体部31の天井板の内面における後
端、すなわち支持片35の直前位置には、第2係止突起
36が内方へ突出して形成されている。第2係止突起3
6は、図1に示すように、天井板の幅方向中央にやや間
隔を空けて一対設けられている。これら第2係止突起3
6は、図2に示すように、フロントリテーナ30が仮係
止位置に配されたときには、端子収容部12の天井壁の
前端面に係合されることで、フロントリテーナ30が仮
係止位置から後方へ遊動するのを規制できるようになっ
ている。そして、フロントリテーナ30が本係止位置に
配されたとき、第2係止突起36は、図6に示すよう
に、端子収容部12の天井壁を切り欠いて形成された一
対の第2係止溝21内にそれぞれ進入されるとともに、
第2係止溝21の前端面に係止されることで、フロント
リテーナ30が本係止位置から前方(=フロントリテー
ナ30の抜け方向)へ遊動されるのを規制できるように
なっている。また、上記した両係止溝は、それぞれ後方
へ開放して形成されている。
【0014】本体部31の側板における前端内面には、
図1及び図3に示すように、一対の張出部37が内側に
張り出して形成されている。これらの張出部37は、図
7に示すように、フロントリテーナ30が本係止位置に
配されたときに、端子収容部12の両側壁における前端
部に設けられた一対の係合凹部22にそれぞれ係合され
るようになっており、これによりフロントリテーナ30
が本係止位置から後方へ遊動されるのが規制されるよう
になっている。またこのとき、図6に示すように、支持
片35が端子収容部12に形成された逃がし溝23内に
進入されるようになっている。
【0015】さて、本体部31の側板における前端から
は、図4及び図5に示すように、一対の操作突片38が
前方へ延出して形成されている。両操作突片38は、互
いに対向する位置、言い換えると180度間隔の位置に
配設されており、その長さ寸法が本体部31の長さ寸法
の約2倍の大きさに設定されている。操作突片38は、
図3に示すように、その外面が本体部31の外周面と面
一に形成され、共にフード部13の内側面に当接される
ようになっている。これにより、フロントリテーナ30
におけるフード部13の内側面に対する長さ方向の当接
領域は、本体部31の長さ寸法分に操作突片38の長さ
寸法分を加えた大きさとなっている。また、これら両操
作突片38は、図4に示すように、本体部31における
上側に偏った位置に配設されており、この操作突片38
の高さ領域内に上記した第1係止突起34及び第2係止
突起36が配設されている。また、両操作突片38の前
端内縁には、テーパ面39が形成されている。
【0016】両操作突片38の内面における高さ方向の
略中央には、図2及び図3に示すように、所定幅の引掛
け溝40が後方へ開放してそれぞれ形成されている。こ
の引掛け溝40の深さは、操作突片38の厚さ寸法の半
分弱の大きさとされている。この引掛け溝40内には、
フロントリテーナ30をフード部13内から取り外すた
めの治具50が進入可能とされており、引掛け溝40の
前端面に治具50を引っ掛けることができるようになっ
ている(図8参照)。この治具50は、引掛け溝40と
ほぼ同じ幅を持った細長い柄の先端に鈎部51を設けた
形状となっている。鈎部51は、その後端面が垂直面と
されていて、引掛け溝40の前端面に引掛け可能となっ
ている。また、図1に示すように、本体部31の側板に
は、両引掛け溝40に対応した位置に一対の目印41が
形成されており、前方から目視により確認できるように
なっている。なお、上記した一対の操作突片38が特許
請求の範囲に記載した突片と傾き防止片とにそれぞれ相
当している。
【0017】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。フード部13内に前方
からフロントリテーナ30を嵌め入れ、フード部13の
内周面に沿って奥へ押し込んでいくと、第1係止突起3
4が端子収容部12の外側面に乗り上げるとともに、ア
ーム33がやや弾性変形され、図3に示すように、フロ
ントリテーナ30が仮係止位置に達したところで、アー
ム33が復帰して第1係止突起34が第1係止溝19内
に進入するとともに、その前端面に係止される。このと
き、図2に示すように、支持突片が端子収容部12の上
面に当接されるとともに、第2係止突起36が端子収容
部12の天井壁の前端面に係合される。これら両係止突
起によってフロントリテーナ30は仮係止位置から前後
方向に遊動不能な状態で保持される。この仮係止位置で
は、規制部32は撓み空間16の前方に退避して配され
ている。
【0018】続いて、キャビティ14の後方から端子金
具11を挿入すると、ランス15は、端子金具11に押
圧されることで一旦下方の撓み空間16内へ撓まされ
る。そして、端子金具11が正規深さに達するとともに
ランス15は弾性復帰して端子金具11に係止される。
その後、フロントリテーナ30を本係止位置へと移動さ
せると、図7に示すように、規制部32が撓み空間16
内に進入して、ランス15の下面側に係合されること
で、ランス15の不用意な撓み変形が規制される。もっ
て、端子金具11は二重に係止された状態に保持され
る。
【0019】フロントリテーナ30が本係止位置へ移動
されると、図6に示すように、第2係止突起36は端子
収容部12の上面に乗り上げてから、第2係止溝21内
に進入するとともにその前端面に係止される。このと
き、張出部37が係合凹部22に係合される(図7参
照)。これら第2係止突起36、張出部37及び支持突
片によりフロントリテーナ30は、本係止位置から前後
方向に遊動不能な状態で保持される。また、このとき第
1係止突起34は、第1係止溝19内をフロントリテー
ナ30の移動ストローク分だけ後退した位置に配されて
いる。
【0020】一方、メンテナンスなどの事情により、ハ
ウジング10から端子金具11を取り外す場合には、ま
ずフロントリテーナ30をハウジング10から取り外す
作業を行う。フード部13の前方からフロントリテーナ
30を取り外すための治具50を挿入し、治具50をい
ずれか一方(図8の奥側)の操作突片38の引掛け溝4
0内に進入させる。このとき、図1に示すように、目印
41を目視して引掛け部の位置を確認できるから、治具
50を引掛け溝40内に進入させる作業が簡単に行うこ
とができる。また、操作突片38の前端のテーパ面39
によって治具50がスムーズに引掛け溝40に案内され
る。そして、図8に示すように、鈎部51を引掛け溝4
0の前端面に引っ掛けた状態で、治具50を引っ張るよ
うにして操作することでフロントリテーナ30を引き抜
く。
【0021】引き抜きに伴って、フロントリテーナ30
がフード部13の内周面に沿って前方へ移動される過程
では、本体部31と両操作突片38の外周面がフード部
13の内周面に摺接される。このとき、治具50で操作
する側の操作突片38にのみ操作力が作用するために、
フロントリテーナ30には引き抜き操作力が片利きの状
態で作用することになるが、引っ掛けた側の対向側(図
8の手前側)の操作突片38がフード部13の内側面に
当接されていることで、本体部31が真っ直ぐな姿勢に
支持されるから、本体部31がその軸線を幅方向に傾け
るように変位し難くなって、フロントリテーナ30がフ
ード部13内を円滑に移動される。これにより、フロン
トリテーナ30の取り外し作業を円滑に行うことができ
る。
【0022】この引き抜き過程において、万が一にフロ
ントリテーナ30が傾いて、引き抜き作業が滞った場合
には、それまでに操作していた操作突片38の対向側
(図8の手前側)の操作突片38の引掛け溝40に治具
50を引っ掛けて操作することにより、フロントリテー
ナ30の傾きを修正することができる。
【0023】フロントリテーナ30の移動動作に伴っ
て、第1係止突起34及び第2係止突起36は、それぞ
れ第1係止溝19及び第2係止溝21の前端面に引っ掛
かった状態から、強制的に端子収容部12の外面側へ乗
り上げるように変位して、その係止状態が解除される。
【0024】そして、ハウジング10からフロントリテ
ーナ30が取り外されることで、ランス15の前方スペ
ースが開放されるから、ランス操作用の治具(図示せ
ず)をフード部13内に挿入して、ランス15を撓み空
間16へ向けて撓み変形させつつ、キャビティ14から
端子金具11を後方へ引き抜くようにする。端子金具1
1を外し終わったら、フロントリテーナ30を再度仮係
止位置に装着しておくと、紛失のおそれがない。端子金
具11を装着する場合は、上記した手順を再度踏めばよ
い。
【0025】ところで、フロントリテーナ30を取り外
す際には、2本の治具50を用意して、両方の操作突片
38の引掛け溝40に治具50を引っ掛けて行うように
しても良い。このようにすれば、引き抜き操作力がフロ
ントリテーナ30に対して片利きに作用することがな
く、より円滑にフロントリテーナ30を取り外すことが
できる。
【0026】以上説明したように本実施形態によれば、
一対の操作突片38が互いに対向する位置に設けられる
とともにフード部13の内側面に当接されているから、
いずれか一方の操作突片38の引掛け溝40に治具50
を引っ掛けてフロントリテーナ30を引き抜く場合で
も、本体部31が真っ直ぐな姿勢に支持され、もってフ
ロントリテーナ30の取り外し操作を円滑に行うことが
できる。
【0027】しかも、両操作突片38にそれぞれ引掛け
溝40を設けることにより、万が一にフロントリテーナ
30が傾いた場合でも、反対側の操作突片38の引掛け
溝40に治具50を引っ掛けて操作することで、フロン
トリテーナ30の傾きを修正することができるから、円
滑に取り外し作業を行うことができる。
【0028】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、大きさや形状が同一の操
作突片を一対設けるようにした場合を示したが、両者の
大きさや形状が異なっていても良く、そのようなものも
本発明に含まれる。 (2)上記した実施形態では、両方の操作突片に引掛け
溝を設けるようにした場合を示したが、少なくともいず
れか一方の操作突片に引掛け溝が配されていれば、引き
抜き操作は可能であるから、いずれか一方側については
引掛け溝を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコネクタの正面図
【図2】ハウジングにフロントリテーナを仮係止位置に
装着した状態を示す側断面図
【図3】ハウジングにフロントリテーナを仮係止位置に
装着した状態を示す平断面図
【図4】リテーナの側断面図
【図5】リテーナの平面図
【図6】ハウジングにフロントリテーナを本係止位置に
装着した状態を示す側断面図
【図7】ハウジングにフロントリテーナを本係止位置に
装着した状態を示す平断面図
【図8】治具によりフロントリテーナをハウジングから
取り外す作業を示す平断面図
【符号の説明】
10…ハウジング 11…端子金具 13…フード部 14…キャビティ 15…ランス 16…撓み空間 30…フロントリテーナ(規制部材) 38…操作突片(突片または傾き防止片) 40…引掛け溝(引掛け部) 50…治具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングには、 端子金具を収容可能なキャビティと、 前記キャビティ内に挿入される前記端子金具によって一
    旦撓まされた後に復帰して端子金具に係止されるランス
    と、 前記ランスの撓み変形を許容する撓み空間と、 前記キャビティの回りから前方へ突出するフード部とが
    備えられるとともに、 前記フード部内には、前記撓み空間内に進入されること
    で前記ランスの撓み変形を規制可能な規制部材が装着さ
    れるようになっており、この規制部材には、前記フード
    部の内周面に沿って前方へ延出する突片が設けられると
    ともに、その突片には、前記規制部材の取り外し用の治
    具を引っ掛け可能な引掛け部が形成されているものにお
    いて、 前記規制部材には、前記フード部の内周面に当接される
    傾き防止片が前記突片と対向する位置に配設されている
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記傾き防止片には、前記治具を引っ掛
    け可能な引掛け部が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載のコネクタ。
JP2000280059A 2000-09-14 2000-09-14 コネクタ Expired - Lifetime JP3800492B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000280059A JP3800492B2 (ja) 2000-09-14 2000-09-14 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000280059A JP3800492B2 (ja) 2000-09-14 2000-09-14 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002093507A true JP2002093507A (ja) 2002-03-29
JP3800492B2 JP3800492B2 (ja) 2006-07-26

Family

ID=18764963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000280059A Expired - Lifetime JP3800492B2 (ja) 2000-09-14 2000-09-14 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3800492B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011119073A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタの製造方法及びコネクタ
JP2012238470A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2013247057A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011119073A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタの製造方法及びコネクタ
JP2012238470A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2013247057A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3800492B2 (ja) 2006-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4186866B2 (ja) コネクタ
JP2001291557A (ja) コネクタ
JP2008293938A (ja) コネクタ及びショート端子
JP2003007388A (ja) コネクタ
JP2005259363A (ja) コネクタ
JP4304474B2 (ja) コネクタ
JP2003007389A (ja) コネクタ
JP2005019282A (ja) コネクタ
JP2001160448A (ja) コネクタ
JP2005005109A (ja) 端子金具
JP2006107820A (ja) コネクタ
JP4254482B2 (ja) コネクタ
JPH0636236U (ja) コネクタ
JP2002093507A (ja) コネクタ
JP2005005127A (ja) コネクタ
JP2002008763A (ja) コネクタ
JP2001160447A (ja) コネクタ
JP4577201B2 (ja) コネクタ
JP2003272750A (ja) コネクタ
JP2005135847A (ja) コネクタ
JP2008235050A (ja) コネクタ
JP2005158418A (ja) コネクタ
JP2003068387A (ja) コネクタ
JP2006120417A (ja) コネクタ
JP2004063324A (ja) 端子金具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051011

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3800492

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140512

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term