JP2002092729A - 自動販売機の商品収納装置 - Google Patents

自動販売機の商品収納装置

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JP2002092729A
JP2002092729A JP2000279690A JP2000279690A JP2002092729A JP 2002092729 A JP2002092729 A JP 2002092729A JP 2000279690 A JP2000279690 A JP 2000279690A JP 2000279690 A JP2000279690 A JP 2000279690A JP 2002092729 A JP2002092729 A JP 2002092729A
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JP
Japan
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product
regulating member
guide plate
commodity
vending machine
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JP2000279690A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nakamura
善幸 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーペンタイン式商品収納装置において、缶
または瓶などの容器の販売する商品の胴径サイズと異な
る胴径サイズの商品の収納を商品投入口で阻止して、商
品通路内での商品詰まりや多本出等の搬出不良を防止す
る。 【解決手段】 側板2間に商品4を一列に収納する上下
方向に蛇行したサーペンタイン式の商品通路1と、商品
通路1の上端に設け、商品投入口5から転動姿勢で入れ
られた商品4を商品通路1内に案内する商品案内板3
と、商品案内板3の上方に配置され、商品案内板3を転
動する指定胴径サイズ以外の商品4の通過を阻止する規
制部材11とを設けたものであり、商品詰まりや多本出
等の搬出不良がなく確実に搬出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶、瓶詰め商品ま
たは、PET容器の商品を販売する自動販売機の商品収
納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の自動販売機の商品収納装
置は、その本体内部にサーペンタイン式の商品通路が前
後方向に複数列設けられ、その上方には、各商品通路に
通ずる商品案内板が配置されている。
【0003】各商品案内板の前面の商品投入口から商品
案内板を介して転がし入れられた商品は商品通路の上端
部から受け入れられ転動姿勢で収納されるが、指定胴径
サイズ以外の商品を商品投入口より投入したり、商品が
何らかの理由で商品案内板を縦姿勢で滑動したりした場
合、商品通路内または商品通路の上端部付近で商品詰ま
りを生じ、商品の未販売等が発生する。
【0004】そこで、従来から商品が縦姿勢で商品案内
板から商品通路に進入しようとすると、その進行を商品
通路の手前で阻止する手段が考案されている。従来の自
動販売機の商品収納装置としては特開昭59−9298
4号公報に示されているものがある。
【0005】以下、図面を参照しながら上記従来の自動
販売機の商品収納装置を説明する。
【0006】図8は、従来の自動販売機の商品収納装置
の要部側断面図である。図8において、商品通路1は、
垂設した一対の側板2間に上下方向に延在して形成され
ている。3は商品通路1の上方に設けられた商品案内板
である。商品案内板3は、後方ほど低く傾斜して設けら
れ、商品4が転動できるように配置されている。5は商
品案内板の前方に位置する商品投入口であり、商品案内
板3後方の商品通路1の上端部に山形に折り曲げ形成し
た板金製のガイド6が設けられている。
【0007】以上のように構成された自動販売機の商品
収納装置について、以下その動作を説明する。
【0008】まず、商品投入口5より転動姿勢で入れら
れた商品4は、商品案内板3を転動しガイド6と商品案
内板3との間を通過して、商品通路1に進入し横向きの
状態で上下方向に収納される。
【0009】しかし、商品案内板3において、何らかの
理由で縦姿勢となった商品4は、商品4の端部がガイド
6の正面に突き当たるとともに外囲面がガイド6の前端
部で押さえられて商品通路1への進行を阻止される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、サーペンタイン式の商品通路1を前後方
向に複数列設けた場合、後方ほど商品案内板3が長くな
り、商品4が転動姿勢から縦姿勢になりやすく、商品通
路1への進行を阻止されることが頻繁に生じ、その都
度、商品4を取り除く必要があり、商品4の収納作業効
率が悪かった。また、ガイド6で進行を阻止された商品
4に気が付かずに次の商品4を収納すると、あたかも転
動姿勢で収納されたかのように商品案内板3に商品4が
収納されてしまうという欠点があった。
【0011】また、胴径サイズの異なる商品4に合わせ
た商品案内板3の設定において、胴径サイズの小さい商
品4に設定し、胴径サイズの大きい商品4を入れると、
ガイド6でその進行を阻止することができるが、胴径サ
イズの大きい商品4に設定にし、間違えて胴径サイズの
小さい商品4を商品投入口5より入れた場合は、ガイド
6でその進行を阻止することができないため、商品通路
1内での商品詰まり等が発生したり、また、販売指示が
あると、多本出等の搬出不良を起こしてしまうという欠
点があった。
【0012】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、販売する商品の胴径サイズと異なる胴径サイズの缶
または瓶などの容器の商品を収納した場合にも、商品案
内板から商品通路への商品の通過を阻止し、商品詰まり
や多本出等の搬出不良がなく確実に搬出できる自動販売
機の商品収納装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、側板間に商品を一列に収納する上下方向に蛇
行したサーペンタイン式の商品通路と、前記商品通路の
上端に設け、商品投入口から転動姿勢で入れられた前記
商品を前記商品通路内に案内する前記商品案内板と、前
記商品案内板の上方に配置され、前記商品案内板を転動
する指定胴径サイズ以外の前記商品の通過を阻止する規
制部材とを設けたものであり、缶または瓶などの容器の
販売する商品の胴径サイズと異なる胴径サイズの商品を
収納した場合にも、商品案内板から商品通路への商品の
通過を阻止し、商品を商品案内板上から取り除くことに
より、商品詰まりや多本出等の搬出不良がなく確実に搬
出できるという作用を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、規制部材が、側板に軸着された第一規
制部材と前記第一規制部材の他端に回動自在に設けられ
た第二規制部材とからなり、前記第一規制部材に軸着さ
れた前記第二規制部材の他端の作動部は、前記第一規制
部材の前記側板に軸着された軸を中心に略同心円弧状に
回動すると、抑制手段により回動を阻止され、同心円弧
より小さい円弧でのみ回動できる構成としたことによ
り、缶または瓶などの容器の販売する商品の胴径サイズ
と異なる胴径サイズの商品を収納した場合にも、商品案
内板から商品通路への商品の通過を阻止し、商品を商品
案内板上がら取り除くことにより、商品詰まりや多本出
等の搬出不良がなく確実に搬出できるという作用を有す
る。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、商品案内板と規制部材
との距離を商品の胴径サイズに応じて調整できる設定手
段を設けたことにより、各胴径サイズに合わせた設定を
行うことにより、缶または瓶などの容器の販売する商品
の胴径サイズと異なる胴径サイズの商品を収納した場合
にも、商品案内板から商品通路への商品の通過を阻止
し、商品を商品案内板上がら取り除くことにより、商品
詰まりや多本出等の搬出不良がなく確実に搬出できると
いう作用を有する。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
のいずれかに記載の発明において、第一規制部材と第二
規制部材との連結部付近に前記第一規制部材の軸と略並
行に商品投入口側に凸となる段差を設けたことにより、
商品案内板を縦姿勢で滑動してきた商品の端部が接する
と、第一規制部材の回動が停止し商品案内板と第一規制
部材との間に胴径サイズ以上の隙間を確保できないた
め、商品はその進行を阻止され、商品を商品案内板上が
ら取り除くことにより、商品通路での商品詰りがなく確
実に商品が収納できるという作用を有する。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1から3
のいずれかに記載の発明に、第一規制部材と第二規制部
材との連結部付近に前記第一規制部材の軸と略並行に凹
となる段差を設けたことにより、商品案内板を縦姿勢で
滑動してきた商品の端部が凹部に接すると第一規制部材
の回動が停止し、商品案内板と第一規制部材との間に胴
径サイズ以上の隙間を確保できないため、商品はその進
行を阻止され、商品を商品案内板上がら取り除くことに
より、商品通路での商品詰りがなく確実に商品が収納で
きるという作用を有する。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項1から5
のいずれかに記載の発明に、さらに、同一軸に軸着した
第一規制部材と第二規制部材の回動範囲を、略一直線か
ら商品案内板を転動する商品に対して前記第一規制部材
と前記第二規制部材がくの字に当接する方向とするロッ
ク手段を設けたことにより、規制部材の不要な動作がな
く、販売する商品の胴径サイズと異なる胴径サイズの商
品を収納した場合にも、確実に商品案内板上で商品はそ
の進行を阻止され、商品を商品案内板上がら取り除くこ
とにより、商品通路での商品詰りがなく確実に商品が販
売できるという作用を有する。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項1から6
のいずれかに記載の発明に、さらに、第一規制部材は側
板に上下動自在に軸着され、軸の下支点は前記軸と商品
案内板との距離が、前記商品案内板を転動する商品の胴
径サイズより僅かに小さく、前記軸の上支点は前記商品
の胴径サイズより大きく設定されたことにより、転動姿
勢で軸に当接すると軸は長穴に沿って上方に移動し、商
品の胴径サイズ以上の通路を確保できるが、商品案内板
を縦姿勢で滑動してきた商品の端部が接すると、軸が長
穴に沿って移動せず商品案内板と第一規制部材との間に
胴径サイズ以上の隙間を確保できないため、商品はその
進行を阻止され、商品を商品案内板上がら取り除くこと
により、商品通路での商品詰りがなく確実に商品が販売
できるという作用を有する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による自動販売機の
商品収納装置の実施の形態について、図面を参照しなが
ら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符
号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0021】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による自動販売機の商品収納装置の要部側断面
図、図2は、同実施の形態による自動販売機の商品収納
装置の通常の胴径サイズの商品に応じた商品案内板の設
定時の動作を示す側面図、図3は、同実施の形態による
自動販売機の商品収納装置の胴径サイズの小さい商品に
応じた商品案内板の設定時の動作を示す側面図、図4
は、同実施の形態による自動販売機の商品収納装置の縦
姿勢で商品が滑動してきた時の動作を示す側面図、図5
は、同実施の形態による自動販売機の商品収納装置の規
制部材の斜視図を示している。
【0022】図1から図5において、7は、自動販売機
の本体であり、8は、本体前面の扉である。9は、本体
内部に設置された商品収納装置である。商品収納装置9
は、一対の側板2間に屈曲しながら上下方向に延在する
商品通路1を前後方向に複数列形成し、商品通路1の下
端には商品搬出装置10が設けられ、商品通路1の上方
には、各商品通路1に通ずる商品案内板3が配置されて
いる。商品案内板3は、後方ほど低く傾斜して設けら
れ、商品4が転動できるように配置されている。5は商
品案内板3の前方に位置する商品投入口である。
【0023】商品案内板3上方に位置し、商品投入口5
と商品通路1の上端部との中間部に軸着した規制部材1
1は、側板2に一端を軸着した第一規制部材12と、第
一規制部材12の他端に回動自在に設けられた第二規制
部材13より構成されている。第一規制部材12に回動
自在に設けられた第二規制部材13の他端の作動部14
は、側板2に設けた案内溝15に挿通している。
【0024】案内溝15はストッパ部15aと遊貫部1
5bとからなり、第二規制部材13の案内溝15に挿通
した作動部14は、第一規制部材12の側板2に軸着さ
れた軸16を中心に略同心円弧状に回動すると案内溝1
5のストッパ部15aに当接し回動を阻止される。
【0025】このとき第二規制部材13と商品案内板3
の距離が、転動する商品4の胴径サイズより小さくなる
ように設定されている。また、第二規制部材13の案内
溝15に挿通した作動部14は、第一規制部材12の側
板2に軸着された軸16を中心に同心円弧より小さい円
弧で回動した場合には、ストッパ部15aにより回動を
阻止されることなく案内溝15の遊貫部15bを移動す
ることができる。
【0026】また、商品案内板3は側板2に設けた移動
溝17に挿通するピン18により移動自在に設けられ、
胴径サイズの異なる2種類の商品4に応じて、商品案内
板3と規制部材11との距離を胴径サイズの異なる商品
4の胴径サイズの差の寸法分だけ移動できる構成となっ
ている。
【0027】また、第一規制部材12の第二規制部材1
3との連結部19付近に、第一規制部材12の軸16と
並行に角穴20を設けた構成となっている。
【0028】また、同一軸に軸着した第一規制部材12
と第二規制部材13の連結部19において、第一規制部
材12の連結部19から第一規制部材12の側板2に軸
着した軸16と反対方向に突片22を設け、第一規制部
材12と第二規制部材13が一直線となる位置で突片2
2が第二規制部材13に当接し、また、商品案内板3を
転動する商品4に第一規制部材12と第二規制部材13
がくの字に当接する方向に回動できる構成となってい
る。
【0029】以上のように構成された自動販売機の商品
収納装置について、以下その動作を説明する。
【0030】まず、商品投入口3より入れられた商品4
は、商品案内板3を転動して、第一規制部材12を回動
させる。これにより、商品案内板3と第一規制部材12
との距離が商品4の胴径サイズ以上確保される。
【0031】次に、第一規制部材12に連動して第二規
制部材13が作動することにより、商品案内板3と第二
規制部材13との距離が商品4の胴径サイズ以上確保さ
れ、商品4は規制部材11を通過し商品通路1に横向き
の状態で上下方向に収納される。そして、販売指令にも
とづいて搬出制御する商品搬出装置10の動作により、
商品4が販売される。
【0032】しかし、指定胴径サイズより小さい胴径サ
イズの商品4が商品投入口5より入れられた場合は、転
動する商品4により回転させられた第一規制部材12が
第二規制部材13を作動させるが、第二規制部材13の
案内溝15に挿通した作動部14が、第一規制部材12
の側板2に軸着された軸16を中心に略同心円弧状に回
動するため、案内溝15のストッパ部15aに抑制さ
れ、第一規制部材12の回動が阻止される。
【0033】これにより、商品案内板3と第二規制部材
12との距離が商品4の胴径サイズ以上確保されないた
め、商品4は商品案内板3と第二規制部材13とに当接
し進行を阻止される。
【0034】また、胴径サイズの異なる2種類の商品4
に合わせて、商品案内板3を移動溝17に沿って調整で
きることにより、胴径サイズの大きい設定にした場合に
は、商品投入口3より入れられた指定胴径サイズの商品
4は、商品案内板3を転動して、第一規制部材12を回
動させる。
【0035】これにより、商品案内板3と第一規制部材
12との距離が商品4の胴径サイズ以上確保される。
【0036】次に、第一規制部材12に連動して第二規
制部材13が作動することにより、商品案内板3と第二
規制部材13との距離が商品4の胴径サイズ以上確保さ
れ、商品4は規制部材11を通過し商品通路1に横向き
の状態で上下方向に収納される。
【0037】しかし、指定胴径サイズより小さい胴径サ
イズの商品4が商品投入口5より入れられた場合は、転
動する商品4により回転させられた第一規制部材12が
第二規制部材13を作動させるが、第二規制部材13の
案内溝15に挿通した作動部14が、第一規制部材12
の側板2に軸着された軸16を中心に略同心円弧状に回
動するため案内溝15のストッパ部15aに抑制され、
第一規制部材12の回動が阻止される。
【0038】これにより、商品案内板3と第二規制部材
12との距離が商品4の胴径サイズ以上確保されないた
め、商品4は商品案内板3と第二規制部材13とに当接
し進行を阻止される。
【0039】しかし、胴径サイズの小さい設定とし指定
胴径サイズの商品4を商品投入口5より入れた場合は、
胴径サイズの大きい商品4に合わせた設定時の胴径サイ
ズの大きい商品4の動作と同様であるが、指定胴径サイ
ズより大きい商品4を入れた場合は、第一規制部材12
の側板2に軸着した軸16と商品案内板3との距離が商
品4の胴径サイズより小さいため進行を阻止することが
できる。
【0040】更に、指定する小さい胴径サイズより胴径
サイズの小さい商品4を何らかの理由で入れた場合にも
第二規制部材13で進行を阻止できる。
【0041】また、商品案内板3を縦姿勢で滑動してき
た商品4の端部が第一規制部材12の角穴20に接する
と第一規制部材12の回動が停止し商品案内板3と第一
規制部材12との間に胴径サイズ以上の隙間を確保でき
ないため商品4はその進行を阻止される。
【0042】また、第一規制部材12の軸部に突片22
を設け、第一規制部材12と第二規制部材13が一直線
となる位置で突片22が第二規制部材13に当接し、第
一規制部材12と第二規制部材13が略一直線となるこ
とにより、商品案内板3を転動する商品4による、第一
規制部材12の回動と同時に、遊びなく第一規制部材1
2に連動して第二規制部材13が作動することができ
る。
【0043】このような構成であるため、缶または瓶な
どの容器の販売する商品の胴径サイズと異なる胴径サイ
ズの商品を収納した場合にも、商品案内板上で商品はそ
の進行を阻止されるため、商品通路入口部や商品通路内
での商品詰りがなく、搬出不良のない信頼性の高い自動
販売機の商品収納装置が提供できる。
【0044】(実施の形態2)図6は、本発明の実施の
形態2による自動販売機の商品収納装置の要部側断面図
である。
【0045】図6において、第一規制部材12の第二規
制部材13との連結部19付近に商品投入口5側に突出
するフランジ部21を第一規制部材12の軸16と並行
に設けた構成となっている。
【0046】本実施の形態は、実施の形態1による第一
規制部材12に設けた角穴20の代わりにフランジ部2
1を設けたものである。
【0047】以上のように構成された自動販売機の商品
収納装置について、以下その動作を説明する。
【0048】商品投入口5より入れられた商品4は、商
品案内板3を転動して、第一規制部材12を回動させ
る。これにより、商品案内板3と第一規制部材12との
距離が商品4の胴径サイズ以上確保される。
【0049】次に、第一規制部材12に連動して第二規
制部材13が作動することにより、商品案内板3と第二
規制部材13との距離が商品4の胴径サイズ以上確保さ
れ、商品4は規制部材11を通過し商品通路1に横向き
の状態で上下方向に収納される。そして、販売指令にも
とづいて搬出制御する商品搬出装置10の動作により、
商品4が販売される。
【0050】しかし、指定胴径サイズより小さい胴径サ
イズの商品4が商品投入口5より入れられた場合は、転
動する商品4により回転させられた第一規制部材12が
第二規制部材13を作動させるが、第二規制部材13の
案内溝15に挿通した作動部14が、第一規制部材12
の側板2に軸着された軸16を中心に略同心円弧状に回
動するため、案内溝15のストッパ部15aに抑制さ
れ、第一規制部材12の回動が阻止される。
【0051】これにより、商品案内板3と第二規制部材
12との距離が商品4の胴径サイズ以上確保されないた
め、商品4は商品案内板3と第二規制部材13とに当接
し進行を阻止される。
【0052】また、商品案内板3を縦姿勢で滑動してき
た商品4の端部が第一規制部材12のフランジ部21に
接すると第一規制部材12の回動が停止し商品案内板3
と第一規制部材12との間に胴径サイズ以上の隙間を確
保できないため商品4はその進行を阻止される。
【0053】このような構成であるため、缶または瓶な
どの容器の販売する商品の胴径サイズと異なる胴径サイ
ズの商品を収納した場合にも、商品案内板上で商品はそ
の進行を阻止されるため、商品通路入口部や商品通路内
での商品詰りがなく、搬出不良のない信頼性の高い自動
販売機の商品収納装置が提供できる。
【0054】(実施の形態3)図7は、本発明の実施の
形態3による自動販売機の商品収納装置の要部側断面図
である。
【0055】図7において、第一規制部材12は側板2
に設けた長穴23に上下動自在に軸着され、軸16の下
支点は軸16と商品案内板3との距離が、商品案内板3
を転動する指定胴径サイズの商品4の胴径サイズより僅
かに小さく、軸16の上支点は指定胴径サイズの商品4
の胴径サイズより大きく設定されている。
【0056】本実施の形態は、実施の形態1の側板2
に、さらに、第一規制部材12の軸16部に長穴23を
設けたものである。
【0057】以上のように構成された自動販売機の商品
収納装置について、以下その動作を説明する。
【0058】第一規制部材12の軸16に商品案内板3
を縦姿勢で滑動してきた商品4の端部が接すると、軸1
6が長穴23に沿って移動せず、商品案内板3と第一規
制部材12との間に胴径サイズ以上の隙間を確保できな
いため、商品4はその進行を阻止される。
【0059】しかし、転動姿勢で軸16に当接すると軸
16は長穴23に沿って上方に移動し、商品4の胴径サ
イズ以上の通路が確保される。そして、さらに転動する
ことによて第一規制部材12を回動させる。これによ
り、商品案内板3と第一規制部材12との距離が商品4
の胴径サイズ以上確保される。
【0060】次に、第一規制部材12に連動して第二規
制部材13が作動することにより、商品案内板3と第二
規制部材13との距離が商品4の胴径サイズ以上確保さ
れ、商品4は規制部材11を通過し商品通路2に横向き
の状態で上下方向に収納される。
【0061】しかし、指定胴径サイズより小さい胴径サ
イズの商品4が商品投入口5より入れられた場合は、転
動する商品4により回転させられた第一規制部材12が
第二規制部材13を作動させるが、第二規制部材13の
案内溝15に挿通した作動部14が、第一規制部材12
の側板2に軸着された軸16中心に略同心円弧状に回動
するため案内溝15のストッパ部15aに抑制され、第
一規制部材12の回動が阻止される。これにより、商品
案内板3と第二規制部材13との距離が商品4の胴径サ
イズ以上確保されないため、商品4は商品案内板3と第
二規制部材13とに当接し進行を阻止される。
【0062】このような構成であるため、缶または瓶な
どの容器の販売する商品の胴径サイズと異なる胴径サイ
ズの商品を収納した場合にも、商品案内板上で商品はそ
の進行を阻止されるため、商品通路上端部や商品通路内
での商品詰りがなく、搬出不良のない信頼性の高い自動
販売機の商品収納装置が提供できる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、商品案内
板の上方に配置され、商品案内板を転動する指定胴径サ
イズ以外の商品の通過を阻止する規制部材を設けたこと
により、缶または瓶などの容器の販売する商品の胴径サ
イズと異なる胴径サイズの商品を収納した場合にも、商
品案内板上で商品はその進行を阻止されるため、商品案
内板から商品通路への商品の通過を阻止し、商品詰まり
や多本出等の搬出不良がない。
【0064】また、規制部材は、側板に軸着された第一
規制部材と第一規制部材の他端に回動自在に設けられた
第二規制部材とからなり、第一規制部材に軸着された第
二規制部材の他端の作動部は、第一規制部材の側板に軸
着された軸を中心に略同心円弧状に回動すると、抑制手
段により回動を阻止され、同心円弧より小さい円弧での
み回動できる構成としたことにより、缶または瓶などの
容器の販売する商品の胴径サイズと異なる胴径サイズの
商品を収納した場合にも、商品案内板から商品通路への
商品の通過を阻止し、商品詰まりや多本出等の搬出不良
がない。
【0065】また、商品案内板と規制部材との距離を商
品の胴径サイズに応じて調整できる設定手段を設けたこ
とにより、胴径サイズの異なる商品に合わせた設定を行
うことにより、多種多様な商品が多く取り扱われる中
で、缶または瓶などの容器の販売する商品の胴径サイズ
と異なる胴径サイズの商品を収納した場合にも、商品案
内板から商品通路への商品の通過を阻止し、商品詰まり
や多本出等の搬出不良がない。
【0066】また、第一規制部材と第二規制部材との連
結部付近に商品投入口側に凸となる段差を設けたことに
より、商品案内板を縦姿勢で滑動してきた商品の進行が
阻止され、商品通路での商品詰りがなく確実に商品が収
納できる。
【0067】また、第一規制部材と第二規制部材との連
結部付近に第一規制部材の軸部と並行に凹となる段差を
設けたことにより、商品案内板を縦姿勢で滑動してきた
商品の進行が阻止され、商品通路での商品詰りがなく確
実に商品が収納できる。
【0068】また、同一軸に軸着した第一規制部材と第
二規制部材の回動範囲を、略一直線から商品案内板を転
動する商品に対して第一規制部材と第二規制部材がくの
字に当接する方向となるロック手段を設けたことによ
り、規制部材の不要な動作がなく、販売する商品の胴径
サイズと異なる胴径サイズの缶または瓶などの容器の商
品を収納した場合にも、確実に商品案内板上で商品はそ
の進行を阻止され、商品を商品案内板上がら取り除くこ
とにより、商品通路上端部や商品通路内での商品詰りが
なく確実に商品が収納できる。
【0069】また、第一規制部材は側板に上下動自在に
軸着され、軸の下支点は軸と商品案内板との距離が、商
品案内板を転動する指定胴径サイズの商品の胴径サイズ
より僅かに小さく、軸の上支点は指定胴径サイズの商品
の胴径サイズより大きく設定されたことにより、商品案
内板を縦姿勢で滑動してきた商品の進行が阻止され、、
商品を商品案内板上がら取り除くことにより、商品通路
上端部や商品通路内での商品詰りがなく確実に商品が収
納できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による自動販売機の商品
収納装置の要部側断面図
【図2】同実施の形態による自動販売機の商品収納装置
の通常の胴径サイズの商品に応じた商品案内板の設定時
の動作を示す側面図
【図3】同実施の形態による自動販売機の商品収納装置
の胴径サイズの小さい商品に応じた商品案内板の設定時
の動作を示す側面図
【図4】同実施の形態による自動販売機の商品収納装置
の縦姿勢で商品が滑動してきた時の動作を示す側面図
【図5】同実施の形態による自動販売機の商品収納装置
の規制部材を示す斜視図
【図6】本発明の実施の形態2による自動販売機の商品
収納装置の要部側断面図
【図7】本発明の実施の形態3による自動販売機の商品
収納装置の要部側断面図
【図8】従来の自動販売機の商品収納装置の要部側断面
【符号の説明】
1 商品通路 2 側板 3 商品案内板 4 商品 5 商品投入口 11 規制部材 12 第一規制部材 13 第二規制部材 14 作動部 15 案内溝 15a ストッパ部(抑制手段) 16 軸 17 移動溝(設定手段) 18 ピン(設定手段) 19 連結部 20 角穴(凹となる段差) 21 フランジ部(凸となる段差) 22 突片(ロック手段) 23 長穴

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側板間に商品を一列に収納する上下方向
    に蛇行したサーペンタイン式の商品通路と、前記商品通
    路の上端に設けられ商品投入口から転動姿勢で入れられ
    た商品を前記商品通路内に案内する商品案内板と、前記
    商品案内板の上方に配置され、前記商品案内板を転動す
    る指定胴径サイズ以外の前記商品の通過を阻止する規制
    部材とを有したことを特徴とする自動販売機の商品収納
    装置。
  2. 【請求項2】 規制部材は、側板に軸着された第一規制
    部材と前記第一規制部材の他端に回動自在に設けられた
    第二規制部材とからなり、前記第一規制部材に軸着され
    た前記第二規制部材の他端の作動部は、前記第一規制部
    材の前記側板に軸着された軸を中心に略同心円弧状に回
    動すると抑制手段により回動を阻止され、同心円弧より
    小さい円弧でのみ回動できる構成としたことを特徴とす
    る請求項1記載の自動販売機の商品収納装置。
  3. 【請求項3】 商品案内板と規制部材との距離を商品の
    胴径サイズに応じて調整できる設定手段を有したことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の自動販売機の
    商品収納装置。
  4. 【請求項4】 第一規制部材と第二規制部材との連結部
    付近であって前記第一規制部材の軸と略並行に、商品投
    入口側に凸となる段差を設けたことを特徴とする請求項
    1から3のいずれかに記載の自動販売機の商品収納装
    置。
  5. 【請求項5】 第一規制部材と第二規制部材との連結部
    付近であって前記第一規制部材の軸と並行に凹となる段
    差を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか
    に記載の自動販売機の商品収納装置。
  6. 【請求項6】 同一軸に軸着した第一規制部材と第二規
    制部材の回動範囲を、略一直線から商品案内板を転動す
    る商品に対して前記第一規制部材と前記第二規制部材が
    くの字に当接する方向となるロック手段を有したことを
    特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の自動販売
    機の商品収納装置。
  7. 【請求項7】 第一規制部材は側板に上下動自在に軸着
    され、軸の下支点は前記軸と商品案内板との距離が、前
    記商品案内板を転動する商品の胴径サイズより僅かに小
    さく、前記軸の上支点は前記商品の胴径サイズより大き
    く設定されたことを特徴とする請求項1から6のいずれ
    かに記載の自動販売機の商品収納装置。
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