JP2002091902A - バス調停方法及び情報処理装置 - Google Patents

バス調停方法及び情報処理装置

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JP2002091902A
JP2002091902A JP2000277730A JP2000277730A JP2002091902A JP 2002091902 A JP2002091902 A JP 2002091902A JP 2000277730 A JP2000277730 A JP 2000277730A JP 2000277730 A JP2000277730 A JP 2000277730A JP 2002091902 A JP2002091902 A JP 2002091902A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のバスマスタが同一のバスに接続されて
いる情報処理装置に於いて、バス調停時にバスマスタが
待ち状態になる回数を減らす。 【解決手段】 バス100は、複数の単位バスに分割さ
れている。バスマスタ2−i(1≦i≦4)は、バス使
用要求時、使用要求する単位バスの数に関する情報を含
むバス使用要求をバスアービタ1に出力する。バスアー
ビタ1は、バスマスタ2−iからバス使用要求が送られ
てきた時、使用要求された数以上の単位バスが未使用で
ある場合は、未使用の単位バスの中から使用要求された
数の単位バスを選択し、選択した単位バスの使用権を要
求元のバスマスタ2−iに与え、そうでない場合は、上
記バス使用要求を保留状態にする。この保留状態にした
バス使用要求に対する処理は、単位バスを解放するバス
マスタが発生した時に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のバスマスタ
が同一のバスに接続されている情報処理装置のバス調停
技術に関し、特にバスを複数の単位バスに分割して使用
できるようにすることにより、バス調停時に待ち状態に
なるバスマスタの数を減らし、システムとしての性能向
上を図ることができるバス調停技術に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のバスマスタが同一のバスに接続さ
れている情報処理装置に於いては、バスアービタにより
各バスマスタからのバス使用要求を調停するようにして
いる。従来の一般的なバスアービタは、或るバスマスタ
からバス使用要求があった場合、バスが未使用であれ
ば、要求元のバスマスタに対してバスの使用権を与え、
バスが使用中であれば、バスが解放されるのを待って使
用権を与えるというものであった。このため、バスの使
用権を与えられたバスマスタAが、全バス幅の内の一部
のみしか使用しない場合であっても、他のバスマスタB
からのバス使用要求は、バスマスタAがバスを解放する
まで待たされることになる。例えば、バスマスタAが4
バイト構成のバスの内の1バイトしか使用しておらず、
且つバスマスタBが必要とするバス幅が1バイトの場合
であっても、バスマスタBのバス使用要求は待たされる
ことになる。その間、バスマスタBは、待ち状態とな
り、システム性能が低下してしまう。
【0003】そこで、このような問題点を解決するた
め、バスを複数の単位バスに分割し、各バスマスタにバ
ス使用権を与える際、バスマスタが必要としているバス
幅を考慮して単位バス単位でバス使用権を与えるという
技術が提案された(例えば、特開平5−282242号
公報)。
【0004】以下に4バイト構成のバスを、それぞれが
1バイト構成の4個の単位バスに分割した場合を例にと
って上記した従来の技術を説明する。バスに接続されて
いる各バスマスタは、バスの使用権を得る際、必要とす
るバス幅を含むバス使用要求をバスアービタに対して出
力する。今、例えば、4個の単位バスが全く使用されて
いない状態に於いて、バスマスタA,Bがバス幅1バイ
トを含むバス使用要求を順次出力したとする。バスマス
タAからバス幅1バイトを含むバス使用要求が送られて
くると、バスアービタは、未使用の単位バスが4個、要
求されたバス幅が1バイト(要求された単位バスが1
個)であり、未使用の単位バス数が要求された単位バス
数以上であるので、未使用の単位バスの内の1つ(例え
ば、第0バイト目の単位バス)の使用権をバスマスタA
に与える。その後、バスマスタBからバス幅1バイトを
含むバス使用要求が送られてくると、バスアービタは、
未使用の単位バスが3個、要求された単位バスが1個で
あるので、例えば、未使用の単位バスの内の、第1バイ
ト目の単位バスの使用権をバスマスタBに与える。この
従来の技術によれば、複数のバスマスタに、同時にバス
の使用権を与えることが可能になり、バスマスタが待機
状態になる回数を減らすことができるので、システム性
能を向上させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の技術には、次のような問題点があった。今、例えば、
4個の単位バスが全て未使用の状態に於いて、バスマス
タA,B,Cからバス幅3バイト,2バイト,1バイト
を含むバス使用要求が順次出力されたとする。バスアー
ビタは、バスマスタAからバス幅3バイトを含むバス使
用要求が送られてくると、未使用の単位バスが4個、要
求された単位バスが3個であり、未使用の単位バス数が
要求された単位バス数以上であるので、例えば、第0バ
イト目〜第2バイト目の単位バスの使用権をバスマスタ
Aに与える。その後、バスマスタBからバス幅2バイト
を含むバス使用要求が送られてくると、未使用の単位バ
スが1個、要求された単位バスが2個であり、要求され
た単位バス数の方が未使用の単位バス数よりも大きいの
で、バスマスタBからのバス使用要求を保留状態にす
る。その後、バスマスタCからバス幅1バイトを含むバ
ス使用要求が送られてくると、先行するバスマスタBか
らのバス使用要求が保留状態になっているので、バスマ
スタCからのバス使用要求も保留状態にする。その後、
バスマスタAがバスを解放すると、バスアービタは、保
留状態のバスマスタB,Cからのバス使用要求を順次処
理し、バスマスタBに例えば第0バイト目,第1バイト
目の単位バスの使用権を与え、バスマスタCに例えば第
2バイト目の単位バスの使用権を与える。
【0006】このように上述した従来の技術では、先行
するバス使用要求が保留状態になっている場合、後続の
バス使用要求も無条件で保留状態にしているため、待機
状態となるバスマスタ数を充分に減らし、システム性能
を充分に高めることが困難であった。つまり、バスマス
タCがバス使用要求を出力した時点に於いては、1個の
単位バスが未使用になっており、バスマスタCにこの未
使用の単位バスの使用権を与えるようにすれば、バスマ
スタCが待機状態になることを防ぐことができるが、上
述した従来の技術では、先行するバス使用要求が保留状
態になっている場合、後続のバス使用要求も無条件で保
留状態にするようにしているため、バスマスタCが待機
状態になってしまい、システム性能を充分に高いものに
することが困難であった。
【0007】そこで、本発明の目的は、先行するバス使
用要求が保留状態になっている場合に於いても、後続の
バス使用要求の要求元バスマスタにできる限りバス使用
権を与えることにより、システム性能を更に高いものに
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のバス調停方法
は、上記目的を達成するため、複数の単位バスに分割さ
れたバスと、該バスに接続された複数のバスマスタと、
該複数のバスマスタからのバス使用要求を調停するバス
アービタとを有する情報処理装置に於けるバス調停方法
であって、前記バスマスタは、前記バスの使用要求時、
使用要求する単位バスの数に関連する情報を含むバス使
用要求を前記バスアービタに対して出力し、前記バスア
ービタは、前記バスマスタからバス使用要求が送られて
きた時、該バス使用要求によって使用要求された数以上
の単位バスが未使用である場合は、未使用の単位バスの
中から前記使用要求された数の単位バスを選択して該選
択した単位バスの使用権を要求元のバスマスタに与え、
そうでない場合は、前記バス使用要求を保留状態にし、
バスを解放するバスマスタが発生した時、保留順が古い
保留状態のバス使用要求から順番に、そのバス使用要求
によって使用要求された数以上の単位バスが未使用であ
れば、未使用の単位バスの中から前記使用要求された数
の単位バスを選択し、該選択した単位バスの使用権を要
求元のバスマスタに与えるという処理を行う。
【0009】この構成によれば、先行するバス使用要求
が保留状態にされても、後続のバス使用要求が必要とす
る単位バス数以上の単位バスが未使用であれば、後続の
バス使用要求の要求元バスマスタにバス使用権を与える
ことができるので、バスマスタが待機状態になる回数を
減らし、システム性能を高めることができる。
【0010】上記したバス調停方法を実施するのに好適
な装置として、本発明の情報処理装置は、複数の単位バ
スに分割されたバスと、該バスに接続された複数のバス
マスタと、該複数のバスマスタからのバス使用要求を調
停するバスアービタとを備えた情報処理装置であって、
前記各バスマスタが、前記バスの使用要求時、使用要求
する単位バスの数に関連する情報を含むバス使用要求を
前記バスアービタに対して出力するバス使用要求手段を
備え、前記バスアービタが、前記バスマスタからバス使
用要求が送られてきた時、該バス使用要求によって使用
要求された数以上の単位バスが未使用であれば、未使用
の単位バスの中から前記使用要求された数の単位バスを
選択して該選択した単位バスの使用権を要求元のバスマ
スタに与え、そうでなければ、前記バス使用要求を保留
状態にし、バスを解放するバスマスタが発生した時、保
留順の古いバス使用要求から順番に、そのバス使用要求
によって使用要求された数以上の単位バスが未使用であ
れば、未使用の単位バスの中から、前記使用要求された
数の単位バスを選択し、該選択した単位バスの使用権を
要求元のバスマスタに与えるという処理を行うバス使用
許可手段を備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
【実施例の構成】図1は本発明の情報処理装置の一実施
例を示すブロック図であり、バス100を介して、バス
アービタ1と、複数のバスマスタ2−1〜2−4と、複
数のバススレーブ3−1,3−2とが相互に接続されて
いる。尚、図1に於いては、バスアービタ1とバスマス
タ2−1との間でやり取りされるバス使用要求信号BR
−1,バス使用要求幅信号W1−1〜W4−1,バス使
用許可位置信号P0−1〜P3−1,バス使用許可信号
BG−1しか図示していないが、バスアービタ1と他の
バスマスタ2−2〜2−4との間でも同様の信号がやり
取りされる。また、以下の説明に於いては、バスアービ
タ1とバスマスタ2−i(1≦i≦4)との間でやり取
りする信号は−iを付すものとする。従って、バス使用
要求信号BR−3と記した場合には、バスマスタ2−3
が出力するバス使用要求信号を示し、バス使用許可信号
BG−4と記した場合には、バスマスタ2−4に対する
バス使用許可信号を示すことになる。
【0013】バス100は、4バイト構成のバスであ
り、それぞれが1バイト構成の第0バイト〜第3バイト
の4個の単位バスに分割されている。
【0014】バスマスタ2−1は、バス使用要求手段2
0と、バス使用許可信号受信手段25と、バス使用許可
位置信号受信手段26と、バス使用許可位置解読手段2
7と、データ転送実行手段28とを備えている。
【0015】バス使用要求手段20は、バスの使用要求
時、使用要求する単位バスの数に関連する情報を含むバ
ス使用要求を前記バスアービタに対して出力する機能を
有するものであり、バス使用要求信号生成手段21と、
バス使用要求信号送出手段22と、バス使用要求幅信号
生成手段23と、バス使用要求幅信号送出手段24とか
ら構成される。
【0016】バス使用要求信号生成手段21は、バスマ
スタ2−1内でバスの使用要求が発生した場合、バス使
用要求信号送出手段22に対してバス使用要求信号BR
−1の送出を指示する機能を有し、バス使用要求信号送
出手段22は、上記指示に従ってバスアービタ1に対し
てバス使用要求信号BR−1を送出する機能を有する。
また、バス使用要求信号生成手段21は、バスマスタ2
−1がバス100を解放する場合、バス使用要求信号送
出手段22に対してバス使用要求信号BR−1の送出停
止を指示する機能を有し、バス使用要求信号送出手段2
2は、上記指示に従ってバス使用要求信号BR−1の送
出を停止する機能を有する。
【0017】バス使用要求幅信号生成手段23は、バス
マスタ2−1内でバスの使用要求が発生した場合、使用
するバス幅が何バイトであるのかをバス使用要求幅信号
送出手段24に指示する機能を有し、バス使用要求幅信
号送出手段24は、上記指示に従ってバス使用要求幅信
号W1−1〜W4−1の内の何れか1つを送出する機能
を有する。尚、本実施例に於いては、バス使用要求幅信
号送出手段24は、使用するバイト幅として1バイト,
2バイト,3バイト,4バイトが指示された場合、それ
ぞれバス使用要求幅信号W1−1,W2−1,W3−
1,W4−1を送出する。また、バス使用要求幅信号生
成手段23は、バスマスタ2−1がバス100を解放す
る場合、バス使用要求幅信号送出手段24に対してバス
使用要求幅信号W1−1〜W4−1の出力停止を指示す
る機能を有し、バス使用要求幅信号送出手段24は、上
記指示に従ってバス使用要求幅信号W1−1〜W4−1
の出力を停止する機能を有する。
【0018】バス使用許可信号受信手段25は、バスア
ービタ1から出力されるバス使用許可信号BG−1を受
信すると、使用許可位置解読手段27に対して解読開始
を指示する機能を有する。バス使用許可位置信号受信手
段26は、バスアービタ1からのバス使用許可位置信号
P0−1〜P3−1を受信する機能を有する。バス使用
許可位置解読手段27は、バス使用許可信号受信手段2
5により解読開始が指示されると、バス使用許可位置信
号受信手段26の受信結果に基づいて、使用許可された
単位バス(使用権の与えられた単位バス)を認識する機
能を有する。データ転送実行手段28は、バス使用許可
位置解読手段27が認識した単位バスを使用してデータ
を転送する機能を有する。また、データ転送実行手段2
8と、データの転送先になるバススレーブ3−1,3−
2との間には、使用するバス単位を通知するための専用
の信号線281a,281bが設けられている。
【0019】ここでは、バスマスタ2−1の構成,機能
のみを説明したが、他のバスマスタ2−2〜2−4も同
様の構成,機能を有している。
【0020】バスアービタ1は、バス使用要求信号受信
手段11と、使用単位バス数解読手段12と、バス使用
許可手段13と、要求保留部14と、バス使用状況管理
手段15と、バス使用許可位置信号送出手段16と、バ
ス使用許可信号送出手段17とから構成されている。
【0021】バス使用状況管理手段15は、その内部に
設けられているバス使用状況管理テーブル151を用い
て、バス100を構成する各単位バスの使用状況を管理
する。図2は、バス使用状況管理テーブル151の内容
例を示す図であり、この例は、第0,第1バイト目の単
位バスがバスマスタ2−1によって使用され、第2バイ
ト目の単位バスがバスマスタ2−3によって使用され、
第3バイト目の単位バスが未使用であることを示してい
る。また、バス使用状況管理テーブル151の更新は、
各バスマスタ2−1〜2−4から送られてくるバス使用
要求信号BR1〜BR4,各バスマスタ2−1〜2−4
へのバス使用許可信号BG−1〜BG−4及び各バスマ
スタ2−1〜2−4へのバス使用許可位置信号P0−1
〜P3−4に基づいて行い、使用状況を未使用にする更
新を行った場合は、バス使用許可手段13に対して単位
バスが解放されたこと(バスを解放したバスマスタが発
生したこと)を通知する。
【0022】バス使用要求信号受信手段11は、バスの
使用権を要求するバスマスタ2−iからのバス使用要求
信号BR−iを受信した場合、使用単位バス数解読手段
12に要求元のバスマスタ2−iの識別子を渡す機能を
有する。
【0023】使用単位バス数解読手段12は、バス使用
要求信号受信手段11から要求元のバスマスタ2−iの
識別子が渡された場合、バスマスタ2−iからのバス使
用要求幅信号W1−i〜W4−iに基づいて、バスマス
タ2−iが使用要求している単位バスの数nを求め、そ
の数nとバスマスタ2−iの識別子とをバス使用許可手
段13に渡す機能を有する。
【0024】バス使用許可手段13は、下記(a)〜
(e)の機能を有する。
【0025】(a)使用単位バス数解読手段12から要
求元のバスマスタ2−iの識別子と、バスマスタ2−i
が使用要求している単位バスの数nとが渡されたとき、
バス使用状況管理テーブル151の内容に基づいて、使
用要求されている単位バス数n以上の未使用の単位バス
が存在するか否かを判定する機能。 (b)機能(a)によってn個以上の未使用の単位バス
が存在すると判定された場合、バス使用許可信号送出手
段17に対してバス使用許可信号BG−iの送出を指示
する機能。 (c)機能(a)によってn個以上の未使用の単位バス
が存在すると判定された場合、未使用の単位バスの中か
らn個の単位バスを選択し、バス使用許可位置信号送出
手段16に対してバス使用許可位置信号P0−i〜P3
−iの内の、上記選択した単位バスに対応する信号の送
出を指示する機能。例えば、第0バイト目の単位バスの
みを選択した場合には、バス使用許可位置信号P0−i
の送出を指示し、第2バイト目,第3バイト目の単位バ
スを選択した場合には、バス使用許可位置信号P2−
i,P3−iの送出を指示する。 (d)機能(a)によってn個以上の未使用の単位バス
が存在しないと判定された場合は、使用単位バス数解読
手段12から渡された要求元のバスマスタ2−iの識別
子と使用要求された単位バスの数nとを含むバス使用要
求を要求保留部14に格納する機能。 (e)バス使用状況管理手段15から単位バスの解放が
通知された場合、要求保留部14に格納されている保留
順が古いバス使用要求から順番に、そのバス使用要求が
使用要求する単位バス数以上の未使用の単位バスが存在
すれば、未使用の単位バスの中から上記使用要求された
数の単位バスを選択し、選択した単位バスの使用権を要
求元のバスマスタに与える処理を行う機能。
【0026】バス使用許可位置信号送出手段16は、バ
ス使用許可手段13からの指示に従ってバス使用許可位
置信号P0−i〜P3−iを送出する機能を有する。
【0027】バス使用許可信号送出手段17は、バス使
用許可手段13からの指示に従ってバス使用許可信号B
G−iを送出する機能を有する。
【0028】
【実施例の動作】次に、本実施例の動作について詳細に
説明する。
【0029】バスマスタ2−1内にバス使用要求が発生
すると、バス使用要求信号生成手段21がバス使用要求
信号送出手段22に対してバス使用要求信号BR−1の
送出を指示すると共に、バス使用要求幅信号生成手段2
3が、使用するバス幅が何バイトであるのかをバス使用
要求幅信号送出手段24に指示する(図3,A1,A
3)。これにより、バス使用要求信号送出手段22が、
バスアービタ1に対してバス使用要求信号BR−1を出
力すると共に、バス使用要求幅信号送出手段24が、バ
ス使用要求幅信号W1−1〜W4−1の内の、使用要求
するバス幅に対応する信号を出力する(A2,A3)。
今、例えば、使用要求するバス幅が2バイトであるとす
ると、バス使用要求幅信号送出手段24は、バス使用要
求幅信号W2−1を出力することになる。
【0030】バスアービタ1内のバス使用要求信号受信
手段11は、バスマスタ2−1からのバス使用要求信号
BR−1を受信すると、使用単位バス数解読手段12に
要求元のバスマスタ2−1の識別子を渡す(図4,B
1)。
【0031】これにより、使用単位バス数解読手段12
は、バスマスタ2−1からのバス使用要求幅信号W1−
1〜W4−1に基づいて、バスマスタ2−1が使用要求
している単位バス数を求め、この単位バス数と、バスマ
スタ2−1の識別子とをバス使用許可手段13に渡す
(B2)。この例の場合、バス使用要求幅信号W2−1
のみが出力されているので、使用単位バス数解読手段1
2は、単位バス数「2」とバスマスタ2−1の識別子と
をバス使用許可手段13に渡すことになる。
【0032】バス使用許可手段13は、単位バス数
「2」が渡されると、バス使用状況管理テーブル151
を参照し、使用要求された単位バス数「2」以上の未使
用の単位バスが存在するか否かを判定する(B3)。
【0033】そして、使用要求された単位バス数「2」
以上の未使用の単位バスが存在しない場合(B3がN
O)は、使用単位バス数解読手段12から渡された要求
元のバスマスタ2−1の識別子と使用要求された単位バ
ス数「2」とを含むバス使用要求を要求保留部14に格
納する(B7)。
【0034】これに対して、使用要求された単位バス数
「2」以上の未使用の単位バスが存在する場合(B3が
YES)は、バス使用許可信号送出手段17に対して、
要求元のバスマスタ2−1へバス使用許可信号BG−1
を送出することを指示する(B4)。更に、ステップB
4に於いては、未使用の単位バスの中から、使用要求さ
れた単位バス数「2」の単位バスを選択し、バス使用許
可位置信号送出手段16に対して、バス使用許可位置信
号P0−1〜P3−1の内の、上記選択した単位バスに
対応する信号の送出を指示する。未使用の単位バスの中
から、使用要求された数の単位バスを選択する場合に
は、例えば、下位バイトの単位バスを優先的に選択す
る。今、例えば、第0バイト目の単位バスが使用中で、
第1バイト目〜第3バイト目の単位バスが未使用である
とすると、バス使用許可手段13は、第1バイト目,第
2バイト目の単位バスを選択し、バス使用許可位置信号
送出手段16に対して、バス使用許可位置信号P1−
1,P2−1の送出を指示することになる。
【0035】これにより、バス使用許可信号送出手段1
7は、バス使用許可信号BG−1を送出し、バス使用許
可位置信号送出手段16は、バス使用許可位置信号P1
−1,P2−1を送出する(B5)。
【0036】バス使用状況管理手段15は、バス使用許
可信号BG−1,バス使用許可位置信号P1−1,P2
−1 が送出されると、バス使用状況管理テーブル151
に登録されている各単位バスの使用状況の内の、第1バ
イト目,第2バイト目の単位バスの使用状況を「未使
用」から「バスマスタ2−1が使用中」に更新する(B
6)。
【0037】バスアービタ1から送出されたバス使用許
可信号BG−1及びバス使用許可位置信号P1−1,P
2−1は、それぞれバスマスタ2−1内のバス使用許可
信号受信手段25及びバス使用許可位置信号受信手段2
6で受信され、バス使用許可信号受信手段25は、バス
使用許可信号BG−1を受信すると、バス使用許可位置
解読手段27に解読開始を指示する(図3,A5)。
【0038】これにより、バス使用許可位置解読手段2
7は、バス使用許可位置信号受信手段26の受信結果に
基づいて、使用権が与えられた単位バスを求め、その単
位バスをデータ転送実行手段28に通知する(A6)。
この例の場合、バス使用許可位置信号受信手段26では
バス使用許可位置信号P1−1,P2−1を受信してい
るので、バス使用許可位置解読手段27は、データ転送
実行手段28に第1バイト目,第2バイト目の単位バス
の使用権が与えられたことを通知する。
【0039】データ転送実行手段28は、使用権の与え
られた単位バス(第1,第2バイト目の単位バス)が通
知されると、データの転送先(例えば、バススレーブ3
−1)に、データの転送に使用する単位バスを信号線2
81aを介して通知した後、第1バイト,第2バイト目
の単位バスを使用してデータ転送を行う(A7)。
【0040】図5はデータ転送実行手段28の構成例を
示すブロック図であり、バス使用位置通知部281と、
転送データが格納される4バイト構成のレジスタ282
と、データ転送部283とが設けられている。尚、レジ
スタ282には、nバイト構成のデータを転送する場
合、その第0バイト〜第(n−1)バイトに転送データ
が格納される。
【0041】バス使用位置通知部281は、バス使用許
可位置解読手段27から使用権の与えられた単位バス
(第1バイト目,第2バイト目の単位バス)が通知され
ると、データ転送先(例えばバススレーブ3−1)に、
信号線281aを介してデータ転送に使用する単位バス
(第1バイト目,第2バイト目の単位バス)を通知し、
その後、データ転送部283にデータ転送開始を指示す
る。これにより、データ転送部283は、レジスタ28
2の第0バイト〜第(n−1)バイトに格納されている
転送データを、それぞれ(使用権が与えられた最も下位
側の単位バス)〜(使用権が与えられた最も上位側の単
位バス)に出力する。従って、この例の場合、データ転
送部283は、レジスタ282の第0バイト,第1バイ
トに格納されているデータを、それぞれ第1バイト目,
第2バイト目の単位バスに出力することになる。
【0042】図6はバススレーブ3−1の構成例を示す
ブロック図であり、データ受信部31と、受信データが
格納されるレジスタ32とを備えている。
【0043】データ受信部31は、データ転送実行手段
28から信号線281aを介して、第1バイト目,第2
バイト目の単位バスを使用してデータ転送を行うことが
通知されると、第1バイト目,第2バイト目の単位バス
上のデータを受信し、それらをそれぞれレジスタ32の
第バイト0,第1バイト目に格納する。
【0044】次に、バス解放時の動作について説明す
る。
【0045】今、例えば、第1バイト目,第2バイト目
の単位バスを使用してデータ転送を行っていたバスマス
タ2−1がデータ転送を完了したとすると、バスマスタ
2−1内のバス使用要求信号生成手段21が、バス使用
要求信号送出手段22に対してバス使用要求信号BR−
1の送出停止を指示し、バス使用要求幅信号生成手段2
3が、バス使用要求幅信号送出手段24に対してバス使
用要求幅信号W2−1の送出停止を指示する。これによ
り、バス使用要求信号送出手段22,バス使用要求幅信
号送出手段24が、バス使用要求信号BR−1,バス使
用要求幅信号W2−1の送出を停止する。
【0046】バスアービタ1内のバス使用状況管理手段
15は、バスマスタ2−1からバス使用要求信号BR−
1が送出されなくなると、バス使用状況管理テーブル1
51に登録されている各単位バスの使用状況の内、「バ
スマスタ2−1が使用中」となっている第1,第2バイ
ト目の単位バスの使用状況を「未使用」に更新する(図
7,C1)。
【0047】次に、バス使用状況管理手段15は、バス
使用許可信号送出手段17に対して、バスマスタ2−1
へのバス使用許可信号BG−1の送出停止を指示する
(C2)。これにより、バス使用許可信号送出手段17
は、バス使用許可信号BG−1の送出を停止する。
【0048】その後、バス使用状況管理手段15は、バ
ス使用許可手段13に対して、単位バスが解放されたこ
とを通知する(C3)。
【0049】これにより、バス使用許可手段13は、要
求保留部14に格納されている未注目のバス使用要求の
内の、最も格納順が古いバス使用要求に注目する(C
4)。尚、バス使用要求には、前述したように要求元の
バスマスタ2−iの識別子と、使用要求されている単位
バスの数とが含まれている。
【0050】その後、バス使用許可手段13は、現在注
目中のバス使用要求が使用要求している単位バス数以上
の単位バスが未使用であるか否かを、バス使用状況管理
テーブル151の内容に基づいて判断する(C6)。
【0051】そして、使用要求されている単位バス数以
上の、未使用の単位バスが存在しないと判断した場合
(C6がNO)は、ステップC4の処理に戻る。
【0052】これに対して、使用要求されている単位バ
ス数以上の、未使用の単位バスが存在すると判断した場
合(C6がYES)は、バス使用許可信号送出手段17
に対して、注目中のバス使用要求の要求元バスマスタ2
−iへバス使用要求信号BG−iを送出することを指示
する(C7)。更に、ステップC7に於いては、未使用
の単位バスの中から、注目中の使用要求が使用要求して
いる数の単位バスを選択し、バス使用許可位置信号送出
手段16に対して、要求元バスマスタ2−iへのバス使
用許可位置信号P0−i〜P3−iの内の、上記選択し
た単位バスに対応する信号の送出を指示する。今、例え
ば、使用要求されている単位バス数が「1」で、未使用
の単位バスの内の、第2バイト目の単位バスを選択した
とすると、バス使用許可位置信号P2−iの送出を指示
することになる。
【0053】これにより、バス使用許可信号送出手段1
7は、バス使用許可信号BG−iを出力し、バス使用許
可位置信号送出手段16は、バス使用許可位置信号P2
−iを出力する(C8)。その後、バス使用許可手段1
3は、現在注目しているバス使用要求を要求保留部14
から削除する(C9)。
【0054】また、バス使用状況管理手段15は、バス
使用許可信号BG−i及びバス使用許可位置信号P2−
iが出力されると、バス使用状況管理テーブル151に
登録されている第2バイト目の単位バスに対する使用状
況を「未使用」から「バスマスタ2−iが使用中」に更
新する(C10)。その後、再びステップC4の処理が
行われる。
【0055】以上の処理が繰り返し行われ、要求保留部
14に未注目のバス使用要求がなくなると(C5がN
O)、処理終了となる。尚、バス使用状況管理手段15
から単位バスの解放が通知された時点に於いて、要求保
留部14にバス使用要求が格納されていない場合も、ス
テップC5の判断結果がNOとなり処理終了となる。
【0056】次に、具体例を挙げて本実施例の動作につ
いて説明する。
【0057】今、例えば、バス100を構成する第0バ
イト目〜第3バイト目の4個の単位バスが全く使用され
ていない状態に於いて、図8のタイミングチャートに示
すように、バスマスタ2−1が、時刻t1に於いてバス
使用要求信号BR−1,バス使用要求幅信号W1−1
(1個の単位バスを要求する信号)を送出し、バスマス
タ2−2が、時刻t4に於いてバス使用要求信号BR−
2,バス使用要求幅信号W1−2(1個の単位バスを要
求する信号)を送出し、バスマスタ2−3が、時刻t7
に於いてバス使用要求信号BR−3,バス使用要求幅信
号W1−3(1個の単位バスを要求する信号)を送出
し、バスマスタ2−4が、時刻t10に於いてバス使用
要求信号BR−4,バス使用要求幅信号W1−4(1個
の単位バスを要求する信号)を送出したとする。
【0058】バスアービタ1は、バスマスタ2−1から
1個の単位バスを要求するバス使用要求信号BR−1,
バス使用要求幅信号W1−1が加えられた時刻t1に於
いては、未使用の単位バス数が「4」であるので、時刻
t2に於いて、バス使用許可信号BG−1を送出すると
共に、第0バイト目の単位バスを示すバス使用許可位置
信号P0−1を送出する。また、バスマスタ2−2から
1個の単位バスを要求するバス使用要求信号BR−2,
バス使用要求幅信号W1−2が加えられた時刻t4、バ
スマスタ2−3から1個の単位バスを要求するバス使用
要求信号BR−3,バス使用要求幅信号W1−3が加え
られた時刻t7、及びバスマスタ2−4から1個の単位
バスを要求するバス使用要求信号BR−4,バス使用要
求幅信号W1−4が加えられた時刻t10に於いては、
未使用の単位バス数がそれぞれ「3」,「2」,「1」
であるので、時刻t5に於いてバス使用許可信号BG−
2,バス使用許可位置信号P1−2を送出し、時刻t8
に於いてバス使用許可信号BG−3,バス使用許可位置
信号P2−3を送出し、時刻t11に於いてバス使用許
可信号BG−4,バス使用許可位置信号P3−4を送出
する。以上の処理により、バスマスタ2−1,2−2,
2−3,2−4に、それぞれ第0バイト目,第1バイト
目,第2バイト目,第3バイト目の単位バスの使用権が
与えられ、4台のバスマスタ2−1〜2−4が同時にバ
ス100を使用することが可能になる。
【0059】また、例えば、バス100を構成する4個
の単位バスが全て未使用である時に、図9のタイミング
チャートに示すように、バスマスタ2−1が時刻t1に
於いてバス使用要求信号BR−1,バス使用要求幅信号
W1−1(1個の単位バスを要求する信号)を送出し、
バスマスタ2−2が時刻t4に於いてバス使用要求信号
BR−2,バス使用要求幅信号W2−2(2個の単位バ
スを要求する信号)を送出し、バスマスタ2−3が時刻
t7に於いてバス使用要求信号BR−3,バス使用要求
幅信号W1−3(1個の単位バスを要求する信号)を送
出し、バスマスタ2−4が時刻t9に於いてバス使用要
求信号BR−4,バス使用要求幅信号W2−4(2個の
単位バスを要求する信号)を送出したとする。
【0060】バスアービタ1は、バスマスタ2−1から
1個の単位バスを要求するバス使用要求信号BR−1,
バス使用要求幅信号W1−1が加えられた時刻t1、バ
スマスタ2−2から2個の単位バスを要求するバス使用
要求信号BR−2,バス使用要求幅信号W2−2が加え
られた時刻t4及びバスマスタ2−3から1個の単位バ
スを要求するバス使用要求信号BR−3,バス使用要求
幅信号W1−3が加えられた時刻t7に於いては、未使
用の単位バス数がそれぞれ「4」,「3」,「1」であ
るので、時刻t2に於いてバス使用許可信号BG−1,
バス使用許可位置信号P0−1を出力し、時刻t5に於
いてバス使用許可信号BG−2,バス使用許可位置信号
P1−2,P2−2を出力し、時刻t8に於いてバス使
用許可信号BG−3,バス使用許可位置信号P3−3を
出力する。以上の処理により、バスマスタ2−1に第0
バイト目の単位バスの使用権が、バスマスタ2−2に第
1バイト目,第2バイト目の単位バスの使用権が、バス
マスタ2−3に第3バイト目の単位バスの使用権が与え
られる。
【0061】しかし、バスマスタ2−4から2個の単位
バスを要求するバス使用要求信号BR−4,バス使用要
求幅信号W2−4が加えられた時刻t9に於いては、未
使用の単位バス数が「0」であるので、その要求は保留
状態にされる。その後、時刻t10に於いてバスマスタ
2−1が第0バイト目の単位バスを解放するが、未使用
の単位バス数は「1」にしかならず、使用要求されてい
る単位バス数「2」より少ないので、上記要求は保留状
態のままとなる。その後、時刻t13に於いて、バスマ
スタ2−2が第1バイト目,第2バイト目の単位バスを
解放すると、未使用の単位バス数が「3」となり、使用
要求されている単位バス数「2」以上となるので、バス
アービタ1は、時刻t14に於いて、バスマスタ2−4
に対してバス使用許可信号BG−4を送出すると共に、
バス使用許可位置信号P0−4,P1−4を送出する。
これにより、バスマスタ2−4に、第0バイト目,第1
バイト目の単位バスの使用権が与えられる。
【0062】また、例えば、バス100を構成する4個
の単位バスが全て未使用である時に、図10のタイミン
グチャートに示すように、バスマスタ2−1が時刻t1
に於いてバス使用要求信号BR−1,バス使用要求幅信
号W3−1(3個の単位バスを要求する信号)を送出
し、バスマスタ2−2が時刻t4に於いてバス使用要求
信号BR−2,バス使用要求幅信号W2−2(2個の単
位バスを要求する信号)を送出し、バスマスタ2−3が
時刻t7に於いてバス使用要求信号BR−3,バス使用
要求幅信号W1−3(1個の単位バスを要求する信号)
を送出したとする。
【0063】バスアービタ1は、バスマスタ2−1から
3個の単位バスを要求するバス使用要求信号BR−1,
バス使用要求幅信号W3−1が加えられた時刻t1に於
いては、未使用の単位バス数が「4」であるので、時刻
t2に於いて、要求元のバスマスタ2−1に対してバス
使用許可信号BG−1を出力すると共に、バス使用許可
位置信号P0−1,P1−1,P2−1を送出する。こ
れにより、バスマスタ2−1に、第0〜第2バイト目の
単位バスの使用権が与えられる。
【0064】その後、時刻t4に於いて、バスマスタ2
−2から2個の単位バスを要求するバス使用要求信号B
R−2,バス使用要求幅信号W2−2が加えられるが、
この時点に於ける未使用の単位バス数は「1」であり、
要求されている単位バス数「2」よりも少ないので、こ
の要求は保留状態にされる。
【0065】その後、時刻t7に於いて、バスマスタ2
−3から1個の単位バスを要求するバス使用要求信号B
R−3,バス使用要求幅信号W1−3が加えられると、
バスアービタ1は、未使用の単位バス数「1」と要求さ
れている単位バス数「1」とが等しいので、時刻t8に
於いて、バスマスタ2−3に対してバス使用許可信号B
G−3を送出すると共に、バス使用許可位置信号P3−
3を送出する。これにより、バスマスタ2−3に第3バ
イト目の単位バスの使用権が与えられる。
【0066】その後、時刻t13に於いて、バスマスタ
2−1が第0バイト目,第1バイト目,第2バイト目の
単位バスを解放すると、未使用の単位バス数が「3」と
なるので、バスアービタ1は、時刻t14に於いて、要
求が保留されているバスマスタ2−2に対して、バス使
用許可信号BG−2を送出すると共に、バス使用許可位
置信号P0−2,P1−2を送出する。これにより、バ
スマスタ2−2には、第0バイト目,第1バイト目の単
位バスの使用権が与えられる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、先行す
るバス使用要求が保留状態になっても、後続のバス使用
要求が必要とする単位バス以上の単位バスが未使用であ
れば、後続のバス使用要求の要求元バスマスタにバス使
用権を与えるようにしているので、バスマスタが待機状
態になる回数を減らし、システム性能を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】バス使用状況管理テーブル151の内容例を示
す図である。
【図3】バスマスタ2−1〜2−4の処理例を示す流れ
図である。
【図4】バス使用要求が発生した時のバスアービタ1の
処理例を示す流れ図である。
【図5】データ転送実行手段28の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図6】バススレーブ3−1の構成例を示すブロック図
である。
【図7】バス解放時のバスアービタ1の処理例を示す流
れ図である。
【図8】実施例の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図9】実施例の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図10】実施例の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1…バスアービタ 11…バス使用要求信号受信手段 12…使用単位バス数解読手段 13…バス使用許可手段 14…要求保留部 15…バス使用状況管理手段 151…バス使用状況管理テーブル 16…バス使用許可位置信号送出手段 17…バス使用許可信号送出手段 2−1〜2−4…バスマスタ 20…バス使用要求手段 21…バス使用要求信号生成手段 22…バス使用要求信号送出手段 23…バス使用要求幅信号生成手段 24…バス使用要求幅信号送出手段 25…バス使用許可信号受信手段 26…バス使用許可位置信号受信手段 27…バス使用許可位置解読手段 28…データ転送実行手段 281…バス使用位置通知部 281a,281b…信号線 282…レジスタ 283…データ転送部 3−1,3−2…バススレーブ 31…データ受信部 32…レジスタ 100…バス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の単位バスに分割されたバスと、該
    バスに接続された複数のバスマスタと、該複数のバスマ
    スタからのバス使用要求を調停するバスアービタとを有
    する情報処理装置に於けるバス調停方法であって、 前記バスマスタは、 前記バスの使用要求時、使用要求する単位バスの数に関
    連する情報を含むバス使用要求を前記バスアービタに対
    して出力し、 前記バスアービタは、 前記バスマスタからバス使用要求が送られてきた時、該
    バス使用要求によって使用要求された数以上の単位バス
    が未使用である場合は、未使用の単位バスの中から前記
    使用要求された数の単位バスを選択して該選択した単位
    バスの使用権を要求元のバスマスタに与え、そうでない
    場合は、前記バス使用要求を保留状態にし、 バスを解放するバスマスタが発生した時、保留順が古い
    保留状態のバス使用要求から順番に、そのバス使用要求
    によって使用要求された数以上の単位バスが未使用であ
    れば、未使用の単位バスの中から前記使用要求された数
    の単位バスを選択し、該選択した単位バスの使用権を要
    求元のバスマスタに与えるという処理を行うことを特徴
    とするバス調停方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバス調停方法に於いて、 前記バスマスタは、前記バスアービタによって使用権が
    与えられた単位バスを使用してデータを転送する際、そ
    のデータの転送先に対してデータの転送に使用する単位
    バスを通知してからデータの転送を開始し、 前記転送先は、前記バスマスタから通知された単位バス
    上のデータを受信することを特徴とするバス調停方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のバス調停方法に
    於いて、 前記各単位バスの幅は、1バイトであることを特徴とす
    るバス調停方法。
  4. 【請求項4】 複数の単位バスに分割されたバスと、該
    バスに接続された複数のバスマスタと、該複数のバスマ
    スタからのバス使用要求を調停するバスアービタとを備
    えた情報処理装置であって、 前記各バスマスタが、 前記バスの使用要求時、使用要求する単位バスの数に関
    連する情報を含むバス使用要求を前記バスアービタに対
    して出力するバス使用要求手段を備え、 前記バスアービタが、 前記バスマスタからバス使用要求が送られてきた時、該
    バス使用要求によって使用要求された数以上の単位バス
    が未使用であれば、未使用の単位バスの中から前記使用
    要求された数の単位バスを選択して該選択した単位バス
    の使用権を要求元のバスマスタに与え、そうでなけれ
    ば、前記バス使用要求を保留状態にし、バスを解放する
    バスマスタが発生した時、保留順の古いバス使用要求か
    ら順番に、そのバス使用要求によって使用要求された数
    以上の単位バスが未使用であれば、未使用の単位バスの
    中から、前記使用要求された数の単位バスを選択し、該
    選択した単位バスの使用権を要求元のバスマスタに与え
    るという処理を行うバス使用許可手段を備えたことを特
    徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の情報処理装置に於いて、 前記バスマスタが、 前記バスアービタによって使用権が与えられた単位バス
    を使用してデータを転送する際、そのデータの転送先に
    対してデータの転送に使用する単位バスを通知してから
    データ転送を開始するデータ転送実行手段を備え、 前記データの転送先は、前記データ転送実行手段によっ
    て通知された単位バス上のデータを受信する構成を有す
    ることを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の情報処理装置に
    於いて、 前記各単位バスの幅は、1バイトであることを特徴とす
    る情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009508247A (ja) * 2005-09-14 2009-02-26 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ バス調停に関する方法及びシステム
US7610414B2 (en) 2004-06-17 2009-10-27 Fujitsu Limited Data transfer method and system, input/output request device, and computer-readable recording medium having data transfer program recorded thereon

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