JP3317150B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP3317150B2
JP3317150B2 JP19889496A JP19889496A JP3317150B2 JP 3317150 B2 JP3317150 B2 JP 3317150B2 JP 19889496 A JP19889496 A JP 19889496A JP 19889496 A JP19889496 A JP 19889496A JP 3317150 B2 JP3317150 B2 JP 3317150B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に関
し、特に共有メモリに対して複数の処理装置から送付さ
れた優先度の異なるリクエストの調停が行われる情報処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の情報処理装置では、各々が
主記憶装置を有する複数の処理装置が該主記憶装置とは
独立したメモリ装置に接続され、これら複数の処理装置
が該メモリ装置を共有するよう構成される。この独立し
たメモリ装置は拡張記憶装置と呼ばれ、主記憶装置とは
物理的にも独立した装置として設けられる。
【0003】このような情報処理装置では、複数の処理
装置の各々の主記憶装置とメモリ装置との間でデータの
転送が行われる。このデータ転送を指示する命令は同期
転送命令と非同期転送命令とに分類できる。同期転送は
転送完了まで次の命令を実行せず待ち合わせを行うもの
であり、非同期転送は入出力命令と同様に転送の終了を
待たずに次の命令や他のプロセスを実行するものであ
る。転送量が少なくてプロセス切替時間よりも転送待ち
時間の方が短い場合には同期転送が、転送量が多い場合
には非同期転送が用いられる。
【0004】非同期転送の場合転送中であっても他のプ
ロセスの処理を実行できるが、同期転送では転送中は命
令の処理が中断されてしまうという問題がある。このた
め、同期転送は非同期転送に比べ優先度が高く設定され
る。
【0005】この同期転送の優先度を高くするための構
成の一例が特開平63−64144号公報に開示されて
いる。この従来技術の構成では、一つの処理装置におい
て、同期転送および非同期転送のそれぞれに対応して制
御データが格納されるデータ転送制御レジスタを設け、
非同期転送の実行中に同期転送が要求された場合には直
ちに非同期転送の実行を中断して同期転送を実行させて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
一つの処理装置における同期転送および非同期転送の優
先度制御の最適化が図られるだけであり、複数の処理装
置における同期転送および非同期転送の優先度制御の最
適化は考慮されていないため、依然として最適化が図ら
れないという問題がある。
【0007】また、同期転送を最優先する方法では、非
同期転送が長時間待たされることがあり、全体としての
性能は低下してしまうという問題がある。
【0008】本発明の目的は、複数の処理装置からのリ
クエストの優先度制御を最適に行える情報処理装置を提
供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、データ転送の
優先度による調停を適切なバランスで行わせるようにす
ることにある。より具体的には、非同期転送が長時間待
たされることなく、同期転送には十分な優先度を与える
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の情報処理装置は、複数の処理装置とこの複数
の処理装置に接続された共有メモリ装置とを有し、前記
複数の処理装置と前記共有メモリ装置との間でデータ転
送を行う情報処理装置であって、前記複数の処理装置の
各々は、優先度の異なる複数のリクエストを送出する送
出手段を含み、前記共有メモリ装置は、前記複数の処理
装置から連続して受け付けた各リクエストの前記優先
度、送付元の前記処理装置および送付先のアドレスに基
づき前記複数のリクエストを調停する調停手段を含む。
【0011】また、本発明の他の情報処理装置は、前記
調停手段は前記連続して受け付けた前記リクエストが優
先度が高く、かつ、同一の送付元からの連続した送付先
アドレスに対するものであることを判定する判定手段を
含み、前記判定手段の判定結果に基づいて調停を行うこ
とを特徴とする。
【0012】また、本発明の他の情報処理装置は、前記
判定手段を前記複数の処理装置に対応して複数設け、該
複数の判定手段の判定結果に応じて対応する前記複数の
処理装置の装置番号を出力する判定出力手段を含む。
【0013】また、本発明の他の情報処理装置は、複数
の処理装置とこの複数の処理装置に接続された共有メモ
リ装置とを有し、前記複数の処理装置と前記共有メモリ
装置との間でデータ転送を行う情報処理装置であって、
前記複数の処理装置の各々は、優先度の異なる複数のリ
クエストを送出する送出手段を含み、前記共有メモリ装
置は、前記複数の処理装置から連続して受け付けた各リ
クエストの前記優先度、送付元の前記処理装置および送
付先のアドレスに基づき前記複数のリクエストを調停す
る第1の調停手段と、前記優先度に従わずに前記複数の
リクエストを調停する第2の調停手段と、前記第1の調
停手段および前記第2の調停手段とを選択する選択手段
とを含む。
【0014】また、本発明の他の情報処理装置は、前記
選択手段は前記第1の調停手段の調停結果に基づいて選
択をすることを特徴とする。
【0015】また、本発明の他の情報処理装置は、前記
第1の調停手段は前記連続して受け付けた前記リクエス
トが優先度が高く、かつ、同一の送付元からの連続した
送付先アドレスに対するものであるときに有効であるこ
とを示す判定手段を含み、前記選択手段は前記判定手段
からの判定結果が有効を示すときに前記第1の調停手段
を選択することを特徴とする。
【0016】また、本発明の他の情報処理装置は、前記
選択手段は前記判定手段からの判定結果が無効を示すと
きに前記第2の調停手段を選択することを特徴とする。
【0017】また、本発明の他の情報処理装置は、前記
第2の調停手段は前記リクエストの到着順に基づいた調
停をおこなうことを特徴とする。
【0018】また、本発明の他の情報処理装置は、複数
の処理装置とこの複数の処理装置に接続された共有メモ
リ装置とを有し、前記複数の処理装置と前記共有メモリ
装置との間でデータ転送を行う情報処理装置にであっ
て、前記複数の処理装置の各々は、優先度を示す情報が
付加されたリクエストを送出する送出手段を含み、前記
共有メモリ装置は、前記複数の処理装置から連続して受
け付けた各リクエストに付加された前記優先度の情報に
基づいて調停する調停手段を含む。
【0019】また、本発明の他の情報処理装置は、前記
送出手段は連続して送出する前記リクエストが優先度が
高く、かつ、同一の送付元からの連続した送付先アドレ
スに対するものであるときに前記優先度を示す情報を前
記リクエストに付加することを特徴とする請求項9記載
の情報処理装置。
【0020】また、本発明の他の情報処理装置は、共有
メモリ装置と、優先度の異なる複数のリクエストを送出
する複数の処理装置と、前記複数の処理装置から連続し
て受け付けた各リクエストの前記優先度、送付元の前記
処理装置および送付先のアドレスに基づき前記複数のリ
クエストを調停して前記共有メモリ装置に送出する調停
手段とを含む。
【0021】また、本発明の他の情報処理装置は、前記
送出手段は同期転送のリクエストおよび非同期転送のリ
クエストを送出し、前記同期転送のリクエストは前記非
同期転送のリクエストに比べ優先度が高く設定されてい
ることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】次に本発明の情報処理装置につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1を参照すると、本発明の情報処理装置
の一実施例は、一つの共有メモリ装置10と、共有メモ
リ装置10に接続された複数の処理装置11、・・・お
よび12とから構成される。
【0024】複数の処理装置11、・・・および12は
それぞれ命令処理装置111、・・・および121と、
主記憶装置112、・・・および122とを有してい
る。複数の処理装置11、・・・および12ではそれぞ
れ個別のプログラムが動作している。
【0025】命令処理装置111、・・・および121
は、それぞれに接続された主記憶装置112、・・・お
よび122と共有メモリ装置10との間のデータ転送を
指示するための転送命令を実行する。転送命令には同期
転送命令と非同期転送命令とがある。同期転送命令は、
命令処理装置111、・・・および121が転送指示を
した後、該転送が完了するまでアイドル状態で待ち合わ
せを行い、次の命令や別のプロセスの実行に移らない同
期転送を指示するものである。非同期転送命令は、命令
処理装置111、・・・および121が転送指示を行っ
た後、直ちに次のプロセスに処理を移す非同期転送を指
示するものである。
【0026】共有メモリ装置10は共有メモリ101
と、複数の処理装置11、・・・および12が接続され
るポート群103と、このポート群103を介して複数
の処理装置11、・・・および12から受け取られるリ
クエストを受け付け調停して共有メモリに送出する調停
回路とを含む。
【0027】共有メモリ101にはプログラム間で共有
されるデータ、複数の処理装置11、・・・および12
が協調して動作するときに用いられるセマフォや複数の
処理装置11、・・・および12のそれぞれが有する主
記憶装置に格納しきれないデータ等が格納されている。
【0028】ポート群103は複数の処理装置11、・
・・および12のそれぞれに対応したポート1031、
・・・および1032を有する。ポート1031、・・
・および1032はそれぞれ対応する複数の処理装置1
1、・・・および12に接続される。
【0029】調停回路102は複数の処理装置11、・
・・および12からポート1031、・・・および10
32を介して与えられたリクエストが競合した場合に該
リクエストの優先順位を決定して調停するものである。
該調停は、複数の処理装置から連続して受け付けたリク
エストの優先度、送付元の処理装置および送付先のアド
レスに基づいて行われる。具体的には、複数の処理装置
11、・・・および12の各々から連続して送付された
リクエストのうち、同期転送のリクエストであり、か
つ、同じ処理装置からの連続した送付先アドレスに対す
るものであるときにはこのリクエストを優先するよう調
停する。
【0030】図2を参照すると、処理装置11は転送回
路113を含む。転送回路113はデータ転送に用いら
れるバッファ1130および1131と、転送制御回路
1132と、共有メモリ装置10へのインタフェース回
路1133とを有している。
【0031】転送制御回路1132は命令処理装置11
1からの転送指示を受け共有メモリ装置10と処理装置
11との間のデータ転送を制御する。
【0032】バッファ1130および1131は主記憶
装置112と共有メモリ装置10との間に接続されデー
タ転送のバッファリングを行う。バッファ1130およ
び1131と共有メモリ装置10との間にはインタフェ
ース回路1133が接続されている。バッファ1130
および1131を交互に使用することにより、インタフ
ェースのバンド幅を最大限に生かした転送を行う。
【0033】他の処理装置も処理装置11と同様の構成
を有している。
【0034】図3を参照すると、命令処理装置111、
・・・および121が転送命令を実行したときに転送制
御回路1132に送出する転送指示30は、データ転送
の種別cmd301、転送データ長length30
2、共有メモリの転送開始アドレスstart add
ress303および主記憶装置の転送開始アドレスs
tart address304を含む。
【0035】データ転送の種別cmd301は転送命令
が同期転送命令および非同期転送命令のいずれであるの
かを示す。また、このデータ転送の種別cmd301は
転送の方向も示す。
【0036】転送データ長length302は1回の
転送により転送されるデータの量を示すものである。転
送データ長length302の示すデータ量は1ブロ
ック分のデータ量よりも大きいものであるため、ブロッ
ク転送を複数回繰り返して転送データ長length3
02の示すデータ量の転送を実現する。
【0037】図4を参照すると、共有メモリ装置10に
対する転送のリクエストはリードおよびライトについて
それぞれ2種類の優先度が定められ4種類定義されてい
る。リードは共有メモリ装置10から主記憶装置112
へのデータ転送を、ライトは主記憶装置112から共有
メモリ装置10へのデータ転送をそれぞれ意味する。優
先度はブロック転送リクエストが同期転送を示していれ
ば高優先、非同期転送を示していれば低優先のリクエス
トを指定するものとする。
【0038】図5を参照すると、調停回路102は複数
の連続処理判定回路1021と、調停器1022と、エ
ンコーダ1023と、選択器1025とを含む。連続処
理判定回路1021は複数の処理装置に対応して複数設
けられる。
【0039】連続処理判定回路1021は複数の処理装
置から連続して受け付けたリクエストの優先度、送付元
の前記処理装置および送付先のアドレスに基づき、該連
続して受け付けたリクエストが優先度が高く、かつ、同
一の送付元からの連続した送付先アドレスに対するもの
であることを判定する。
【0040】連続処理判定回路1021はリクエスト連
続性判定回路10211と論理積回路10212とから
なる。リクエスト連続性判定回路10211は現在転送
が行われているリクエストとこのリクエストに続いて受
け付けた後続リクエストとからこれらのリクエストが連
続する送付先のアドレスに対して同一の処理装置から送
付されたものであるかを判定する。この判定には図3に
示される共有メモリの転送開始アドレスstart a
ddress303および主記憶装置の転送開始アドレ
スstart address304を用いることがで
きる。論理積回路10212はリクエスト連続性判定回
路10211から与えられる判定結果と同期転送を実行
中である旨を示す同期転送信号とから、連続して受け付
けたリクエストが優先度が高く、かつ、同一の送付元か
らの連続した送付先アドレスに対するものであるか否か
を示す判定結果を送出する。
【0041】エンコーダ1023は複数の連続処理判定
回路1021の判定結果に応じて対応する複数の処理装
置の装置番号を出力する。
【0042】調停回路102はリクエストの優先度に従
わずに複数のリクエストの調停を行う調停器1022を
含む。優先度に従わない調停とは複数のリクエストを到
着順等により公平に調停するものである。
【0043】選択器1025はエンコーダ1023を介
して得られる連続処理判定回路1021の調停結果と調
停器1022による調停結果とを選択して出力する。選
択器1025は連続処理判定回路1021の判定結果に
基づいて制御される。複数の連続処理判定回路1021
のいずれかによる判定結果が有効を示すとき、すなわ
ち、複数の処理装置のいずれかから送付先アドレスが連
続する同期転送のリクエストが与えられたときに、選択
器1025はエンコーダ1023を介して得られる連続
処理判定回路1021の調停結果を選択するように制御
される。一方、複数の連続処理判定回路1021のいず
れの判定結果も無効であることを示している場合には、
選択器1025は調停器1022からの調停結果を選択
するように制御される。具体的には複数の連続処理判定
回路1021からの出力が論理和回路1024に入力さ
れ、この論理和回路1024の出力により選択器102
5は制御される。
【0044】本実施例では連続処理判定回路1021を
設け、連続して受け付けたリクエストが優先度が高く、
かつ、同一の送付元からの連続した送付先アドレスに対
するものであるか否かを判定させたが、この判定の判定
結果に相当する情報をリクエスト自体に付加させてもよ
い。すなわち、複数の処理装置の各々が連続して送出す
る前記リクエストが優先度が高く、かつ、同一の送付元
からの連続した送付先アドレスに対するものである旨を
示す情報をリクエストに付加して送出してもよい。この
場合、調停回路102は複数の処理装置から連続して受
け付けたリクエストに付加された情報に基づいて調停を
行う。
【0045】次に本実施例の動作について説明する。
【0046】図2および6を参照すると、ステップ60
1において命令処理装置111は同期転送命令を実行
し、転送回路113に対して転送指示を与える(ステッ
プ602)。ステップ603において、命令処理装置1
11は転送が終了するまで待ち状態にはいる。転送が終
了した後、ステップ604において後続命令に移行す
る。
【0047】図2および7を参照すると、ステップ70
1において命令処理装置111は非同期転送命令を実行
し、転送回路113に対し転送指示を与える(ステップ
702)。ステップ703において、命令処理装置11
1は転送の終了を待つことなく後続命令に移行する。
【0048】図2および図8を参照すると、ステップ8
02において転送制御回路1132は命令処理装置11
1から転送指示を受信すると、共有メモリ装置10に対
してブロックリードのリクエストを発行し、読み出した
データをバッファに格納する(ステップ803)。ステ
ップ804において、転送制御回路1132は主記憶装
置112に対して書き込みを指示し、バッファのデータ
を主記憶装置112に書き込む。ステップ805におい
て、転送すべきデータがまだ残っているか否かを判定
し、まだ残っている場合にはステップ803に戻る。ス
テップ805において、転送すべきデータがない場合に
は命令処理装置111に終了報告を行う(ステップ80
6)。
【0049】図1を参照すると、調停回路102は、ア
イドル状態において複数の処理装置からリクエストを受
け付けた場合には同期転送のブロック転送を優先的に選
択するように調停する。このとき、優先度が同一であれ
ば、すなわち、リクエストがともに同期転送要求である
かまたはリクエストがともに非同期転送要求であれば、
リクエストは例えば先着順等により公平に調停される。
【0050】また、同期転送のブロック転送終了時点で
次に処理するリクエストを選択する場合には、優先度に
よらず先着順等のような公平な調停が行われる。この調
停で同期転送が選ばれた場合、後続して送付されたリク
エストが同期転送のリクエストであり、かつ、同じ処理
装置からの連続した送付先アドレスに対するリクエスト
であれば、当該リクエストを優先するよう調停する。
【0051】図9を参照すると、従来の調停により処理
装置0、1および2からの共有メモリ装置10に対する
リクエストの競合が調停される状況が示される。従来の
リクエスト調停では、同期転送のリクエストと非同期転
送のリクエストとが競合する場合、常に同期転送のリク
エスト91を優先して受け付けるように調停する。この
ため、同期転送に対する処理94のみが実行され、処理
装置2から送出された非同期転送のリクエスト92に対
する処理は実行されず待ち続ける。
【0052】図10を参照すると、本実施例による調停
により処理装置0、1および2からの共有メモリ装置1
0に対するリクエストの競合が調停される状況が示され
る。
【0053】同期転送に対する処理94−1終了した
後の調停96−1では、優先度によらず先着順等による
公平な調停が行われ非同期転送のリクエスト92が選択
される。これにより非同期転送に対する処理95−1が
実行される。この非同期転送に対する処理95−1は1
ブロック分転送されると終了し、調停9−2が行われ
る。
【0054】調停96−2では、同期転送のリクエスト
91−1が選択される。調停回路102が同期転送のリ
クエスト91−1に続いて受け付けたリクエストが同期
転送のリクエストであり、かつ、同じ処理装置からの連
続した送付先アドレスに対するリクエストであるため、
同期転送のリクエスト91−1による一連のブロック転
送が全て終了するまでこの転送が継続される。このと
き、他のリクエストによる割り込みは抑止される。
【0055】調停96−3では、同期転送のリクエスト
91−2および非同期転送のリクエスト92のうち、同
期転送のリクエスト91−2が選択される。調停回路1
02が同期転送のリクエスト91−2の次に受け付けた
リクエストが、同期転送のリクエストであり、かつ、同
じ処理装置からの連続した送付先アドレスに対するリク
エストであるために、同期転送のリクエスト91−2に
よる一連のブロック転送が全て終了するまでこの転送が
継続される。
【0056】調停96−4では、同期転送のリクエスト
91−3および非同期転送のリクエスト92のうち、非
同期転送のリクエスト92が選択される。非同期転送の
処理95−2は1ブロック分の転送のみで終了する。
【0057】調停96−6では、非同期転送のリクエス
ト92が選択される。この非同期転送のリクエスト92
に続くリクエストとして、同期転送のリクエストを受け
付けていないため、調停回路102は非同期転送のリク
エスト92を続けて選択する。
【0058】本実施例では、非同期転送のリクエストに
対する転送処理は1ブロック分の転送で終了するものと
したが、複数ブロック分の転送を行わせるようにしても
よい。
【0059】また、本実施例では、リクエストが同期転
送および非同期転送である場合について説明したが、こ
れに限定されず高優先度のリクエストおよび低優先度の
リクエストが競合する場合であれば同様に適用できる。
【0060】さらに、本実施例では、同期転送および非
同期転送の指示は命令処理装置111、・・・および1
21から転送回路113に対して送出されるものとした
が、非同期転送は入出力処理のように図示していない入
出力装置に指示を出し、該入出力装置により転送回路1
13を起動させるようにしてもよい。これは、独立した
入出力プロセッサを備えた構成により大量のデータを非
同期転送により転送するときに有効である。
【0061】また、本実施例では、調停回路102を共
有メモリ装置10の内部に設けたが、共有メモリ装置1
0の外部に設けられていてもよい。この場合も調停回路
102の構成は上記実施例におけるものと同様である。
【0062】以上のように、本実施例では、同期転送の
ブロック転送終了時点において次に処理するリクエスト
を選択する場合に、複数の処理装置11、・・・および
12の各々から連続して送付されたリクエストが同期転
送のリクエストであり、かつ、同じ処理装置からの連続
した送付先アドレスに対するリクエストであれば、当該
リクエストを優先するよう調停し、リクエストが同期転
送のリクエストではないか、同じ処理装置からのリクエ
ストではないか、または、連続した送付先アドレスに対
するリクエストではない場合には先着順等のような公平
な調停を行う調停回路が設けられている。このため、同
一の処理装置からの連続する同期転送と単一の非同期転
送とが対等に調停される。この結果、非同期転送が長時
間待たされることがなくなるため、全体の性能を向上さ
せることができる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、連続して受け付けたリクエストが優先度が高
く、かつ、同一の送付元からの連続した送付先アドレス
に対するものである場合には優先度に従う調停が行わ
れ、これ以外の場合には優先度に従わない調停が行われ
るため、同一の処理装置からの連続する同期転送と単一
の非同期転送とが対等に調停され、その結果、非同期転
送が長時間待たされずに、同期転送に十分な優先度をあ
たえることができるので、全体の性能を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1における処理装置11の詳細を示すブロッ
ク図である。
【図3】転送指示の詳細を示す図である。
【図4】リクエストの詳細を示す図である。
【図5】図1における調停回路102の詳細を示す図で
ある。
【図6】同期転送命令実行時の動作を示すフローチャー
トである。
【図7】非同期転送命令実行時の動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】転送制御回路の動作を示す図である。
【図9】従来のリクエスト調停を示す図である。
【図10】本発明によるリクエスト調停を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 共有メモリ装置 11、・・・および12 処理装置 101 共有メモリ 102 調停回路 103 ポート群 111、・・・および121 命令処理装置 112、・・・および122 主記憶装置 113 転送回路 1130、1131 バッファ 1132 転送制御回路

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の処理装置とこの複数の処理装置に
    接続された共有メモリ装置とを有し、前記複数の処理装
    置と前記共有メモリ装置との間でデータ転送を行う情報
    処理装置において、 前記複数の処理装置の各々は、優先度の異なる複数のリ
    クエストを送出する送出手段を含み、 前記共有メモリ装置は、前記複数の処理装置から連続し
    て受け付けた各リクエストの前記優先度、送付元の前記
    処理装置および送付先のアドレスに基づき前記複数のリ
    クエストを調停する調停手段を含み、 前記調停手段は前記連続して受け付けた前記リクエスト
    が優先度が高く、かつ、同一の送付元からの連続した送
    付先アドレスに対するものであることを判定する判定手
    段を含み、 前記判定手段の判定結果に基づいて調停を行うことを特
    徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記判定手段を前記複数の処理装置に対応
    して複数設け、該複数の判定手段の判定結果に応じて対
    応する前記複数の処理装置の装置番号を出力する判定出
    力手段を含むことを特徴とする請求項記載の情報処理
    装置。
  3. 【請求項3】 複数の処理装置とこの複数の処理装置に
    接続された共有メモリ装置とを有し、前記複数の処理装
    置と前記共有メモリ装置との間でデータ転送を行う情報
    処理装置において、 前記複数の処理装置の各々は、 優先度の異なる複数のリクエストを送出する送出手段を
    含み、 前記共有メモリ装置は、 前記複数の処理装置から連続して受け付けた各リクエス
    トの前記優先度、送付元の前記処理装置および送付先の
    アドレスに基づき前記複数のリクエストを調停する第1
    の調停手段と、 前記優先度に従わずに前記複数のリクエストを調停する
    第2の調停手段と、前記第1の調停手段および前記第2
    の調停手段とを選択する選択手段とを含むことを特徴と
    する情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は前記第1の調停手段の調
    停結果に基づいて選択をすることを特徴とする請求項
    記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の調停手段は前記連続して受け
    付けた前記リクエストが優先度が高く、かつ、同一の送
    付元からの連続した送付先アドレスに対するものである
    ときに有効であることを示す判定手段を含み、 前記選択手段は前記判定手段からの判定結果が有効を示
    すとき、またはアイドル状態のときに前記第1の調停手
    段を選択することを特徴とする請求項記載の情報処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記選択手段は前記判定手段からの判定
    結果が無効を示し、かつアイドル状態でないときに前記
    第2の調停手段を選択することを特徴とする請求項
    載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の調停手段は前記リクエストの
    到着順に基づいた調停をおこなうことを特徴とする請求
    記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 複数の処理装置とこの複数の処理装置に
    接続された共有メモリ装置とを有し、前記複数の処理装
    置と前記共有メモリ装置との間でデータ転送を行う情報
    処理装置において、 前記複数の処理装置の各々は、優先度を示す情報が付加
    されたリクエストを送出する送出手段を含み、 前記共有メモリ装置は、前記複数の処理装置から連続し
    て受け付けた各リクエストに付加された前記優先度の情
    報に基づいて調停する調停手段を含むことを特徴とする
    情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記送出手段は連続して送出する前記リ
    クエストが優先度が高く、かつ、同一の送付元からの連
    続した送付先アドレスに対するものであるときに前記優
    先度を示す情報を前記リクエストに付加することを特徴
    とする請求項記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記送出手段は同期転送のリクエスト
    および非同期転送のリクエストを送出し、前記同期転送
    のリクエストは前記非同期転送のリクエストに比べ優先
    度が高く設定されていることを特徴とする請求項1、
    または記載の情報処理装置。
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