JP2002304368A - データ処理装置及びその装置におけるアクセス調停方法 - Google Patents

データ処理装置及びその装置におけるアクセス調停方法

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JP2002304368A JP2001106583A JP2001106583A JP2002304368A JP 2002304368 A JP2002304368 A JP 2002304368A JP 2001106583 A JP2001106583 A JP 2001106583A JP 2001106583 A JP2001106583 A JP 2001106583A JP 2002304368 A JP2002304368 A JP 2002304368A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセス優先順位の高いイニシエータには一
定のバンド幅を確保させながら、優先順位の低いイニシ
エータには、アクセスタイムを短縮させて高速に処理で
きるようにしたデータ処理装置及びその装置におけるア
クセス調停方法を提供する。 【解決手段】 バス1に接続されたアクセス優先順位の
高いCCDI/F3及びビデオI/F7と、CCDI/
F及びビデオI/Fよりアクセス優先順位の低いCPU
2と、CCDI/F、ビデオI/F及びCPUによるデ
ータアクセスが可能な共有メモリ4と、CPU、CCD
I/F及びビデオI/Fの共有メモリへのアクセスを調
停するアービタ8と、アービタの出力に基づいて共有メ
モリへのアクセスを制御するメモリコントローラ9とを
備え、CPUによるアクセスが行われたときから所定の
待ち時間が経過した後に、次のCPUのアクセスが行わ
れる如く調停するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バスに対する優
先順位の高いイニシエータのバンド幅を確保しながら優
先順位の低いイニシエータの共用メモリへのアクセスタ
イムを短縮できるようにしたデータ処理装置及びその装
置におけるアクセス調停方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のバスアーキテクチャ構造において
は、バスにCPUの他に多数の回路ブロック(CPUを
含め、これらはイニシエータと呼ばれている)、並びに
メモリが接続されていて、それらでバスを共有してい
て、それぞれバスに接続されている回路ブロックが、独
立して個別にデータの入出力等の要求を出せるようにな
っている。これにより、それぞれの回路ブロックを同様
に構成してバスに接続することにより、容易にシステム
を作成できるという利点が得られている。
【0003】このような構成のバスアーキテクチャ構造
において問題になるのは、各回路ブロックが独立して個
別にアクセス要求を出せるようになっているので、その
ままでは混乱が生じることである。そのため、アービタ
(調停回路)を設けて、いずれの回路ブロックに対して
優先してデータの入出力のアクセスを許可するかを調停
しなければならない。
【0004】その場合の調停方式としては、CPU並び
に回路ブロックに対してアクセスの優先度の順位をつ
け、アービタがその優先順位にしたがって調停を行う方
式と、CPU並びに回路ブロックには何も優先度の順位
をつけずに、要求の順番にアクセスを許可するというラ
ウンドロビン方式がある。また、上記優先度の順位を付
して調停を行わせる方式では、優先度の低い回路ブロッ
クは長時間に亘ってバスへのアクセスが与えられないと
いう事態が発生するため、これを防止する手法として、
優先度の順位と共に最大待ち時間を設定してやる手法が
知られている。この調停方式によれば、優先度の低いイ
ニシエータであっても、最大待ち時間を経過すると優先
度の最高のものに変換されるので、それにより優先度の
低いものに対して長時間に亘ってアクセス権が付与され
ないという事態の発生は回避される。
【0005】また、このような調停方法に関連する先行
技術として、特開平11−191075号公報には、複
数の装置によりメモリのような共有資源へのアクセスを
制御する共有資源アクセス・システムであって、記憶し
た基準優先順位の数値、待ち時間の数値、帯域幅の数値
及び処理能力の数値の中の一つを含む変数に基づいて、
資源アクセス要求への優先順位の数値をコード化する優
先順位エンコーダと、待ち状態の資源アクセス要求の優
先順位の数値を解読して比較し選出要求を決定する優先
順位デコーダと、待機中の資源アクセス要求に対する共
有資源の少なくとも一つのアドレスを解読するアドレス
・デコーダと、現在アクティブな資源アクセス要求と優
先順位デコーダからの選出要求との間で調停し出力を供
給する調停装置と、該調停装置からの出力に基づいて共
有資源へのアクセスを制御する資源コントローラとを備
えたものについて開示がなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に共有メモリへのアクセスの優先度と共に最大待ち時間
を設定した場合には、主にCPUの共有メモリへのデー
タアクセスに問題が生じる。この点について詳述する
と、まずCPUは一つの処理を終了しなければ、基本的
に次の処理へ進めない構造となっている。これに対し、
その他の回路ブロック(イニシエータ)はバッファを設
けることにより、バスへのアクセスの“待ち”を吸収す
ることができる。
【0007】すなわち、カメラシステム等においては、
CPUに最高の優先度をもたせると、常にCPUばかり
バスにアクセスするという事態が生じるので、他のCC
DI/Fなどの一定のレートで出力するイニシエータ
が、その出力を止められてしまい問題となる。そこで、
CPU以外のCCDI/Fなどのイニシエータのそれぞ
れに対し、最大待ち時間を設定してやらなければならな
くなる。しかしながら、これらのイニシエータに対する
最大待ち時間の設定は非常に複雑になり、その設定は困
難である。この問題を回避するため、非常にデータが混
み一定のデータレートを確保しなければならないCCD
I/Fなどのイニシエータに対して優先度を高く設定
し、そうではないCPUに対して優先度をそれより下位
に設定している。
【0008】したがって、このように優先順位を割り当
てた態様のバスアーキテクチャ構造において、優先順位
の低いCPUに最大待ち時間を設定してやると、CPU
がバス要求をした時点で直ちにバスにアクセスすること
ができ、バス権が渡されることができる状態になってい
るにも拘わらず、バス要求アクセスをした時点から設定
された最大待ち時間を経過しないとアクセス許可が得ら
れないという事態が発生し、CPUの処理性能を上げら
れないという問題が生じる。
【0009】本発明は、バスアーキテクチュア構造に対
して従来の優先順位と共に最大待ち時間を設定するとい
う方式を適用した場合における上記問題点を解消するた
めになされたもので、優先順位の高いイニシエータには
一定のバンド幅を確保させながら、優先順位の低いイニ
シエータにはアクセスタイムを短縮して高速に処理させ
ることができるようにしたデータ処理装置及びその装置
におけるアクセス調停方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に係る発明は、バスに接続され、画像デー
タに係る処理を行う第1のイニシエータと、該第1のイ
ニシエータよりも前記バスに対する優先順位の低い第2
のイニシエータと、前記第1のイニシエータ及び第2の
イニシエータによるデータアクセスが可能になされた共
有メモリと、前記第2のイニシエータから前記共有メモ
リへアクセスを行ったときを基準として前記第2のイニ
シエータによる前記共有メモリへの次のアクセスが優先
的に調停されるようになされた調停手段とでデータ処理
装置を構成するものであり、また請求項2に係る発明
は、請求項1に係るデータ処理装置において、前記調停
手段は、前記第2のイニシエータによるアクセスが行わ
れたときから所定時間が経過した後に次のアクセスを行
うように調停がなされることを特徴とするものであり、
また請求項5に係る発明は、請求項1に係るデータ処理
装置において、前記第2のイニシエータは、システムコ
ントローラからなることを特徴とするものであり、更に
請求項6に係る発明は、バスに接続された第1のイニシ
エータ及び該第1のイニシエータよりも前記バスに対す
るアクセス優先順位の低い第2のイニシエータと、前記
第1及び第2のイニシエータによるデータアクセスが可
能にされた共有メモリと、前記第1及び第2のイニシエ
ータの前記共有メモリへのアクセスを調停する手段とを
有するデータ処理装置におけるアクセス調停方法におい
て、前記第2のイニシエータから前記共有メモリへアク
セスを行ったときを基準として該第2のイニシエータに
よる前記共有メモリへの次のアクセスを優先的に調停す
ることを特徴とするものである。
【0011】このように構成されたデータ処理装置及び
それにおけるアクセス調停方法においては、優先順位の
低い第2のイニシエータから共有メモリへのアクセスを
行ったときを基準として該第2のイニシエータによる共
有メモリへの次のアクセスが優先的に調停されるよう
に、つまり優先順位の低い第2のイニシエータに対して
は、前回のアクセスからの所定の待ち時間を経過した後
に次のアクセスが行われるように調停がなされるので、
第2のイニシエータがバス要求した瞬間にバス権が渡さ
れる確率が高くなり、これにより優先順位の高い第1の
イニシエータのバンド幅を確保しながら、且つCPUな
どの優先順位の低い第2のイニシエータが不要な待ち時
間を要することのない高速アクセスの可能な、データ処
理装置及びその装置におけるアクセス調停方法を実現す
ることができる。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項2に係るデ
ータ処理装置において、前記調停手段は、前記第2のイ
ニシエータによるアクセスが行われたときから前記第1
のイニシエータによる所定の処理時間に基づいた時間が
経過した後に前記第2のイニシエータによるアクセスを
行うように調停がなされることを特徴とするものであ
る。このように調停手段を構成することにより、CCD
I/Fなどの第2のイニシエータの出力に余計なバッフ
ァを要することなく効率的に、第1及び第2のイニシエ
ータのメモリアクセスが可能となる。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項1に係るデ
ータ処理装置において、撮像により画像データを得る撮
像手段を更に有し、前記第1のイニシエータは、前記撮
像手段により得られた画像データに対してデータ処理を
行うようになされたことを特徴とするものである。この
ように構成することにより、CCDなどの撮像手段で得
られた画像データを処理する第1のイニシエータが共有
メモリへアクセスする場合でも、CPUなどの優先順位
の低い第2のイニシエータが無駄な待ち時間を要するこ
となくアクセス可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態について説明す
る。図1は、本発明に係るデータ処理装置及びその装置
におけるアクセス調停方法の実施の形態を、デジタルカ
メラシステムに適用した場合の構成例を示すブロック構
成図である。図1において、1は共有バス、2はCP
U、3は図示しないCCD撮像素子からの画像データを
出力するためのFIFOなどのバッファ等からなるCC
DI/F、4はCCD画像データを記憶するSDRAM
などからなる共有メモリ、5,6は共有メモリに記憶さ
れた画像データを読み出して画像処理する第1及び第2
の画像処理部、7は画像処理され再度共有メモリ4に記
憶されている画像データを読み出して、ビデオ信号とし
て出力するためのFIFOなどのバッファ等からなるビ
デオI/F、8は共有バス1にそれぞれ接続されている
CPU2,CCDI/F3,第1及び第2の画像処理部
5,6,ビデオI/F7からなる各イニシエータからの
個別のメモリアクセス要求への優先順位、並びに前回の
アクセスからの待ち時間を設定して、各イニシエータか
らのアクセスを調停し出力するアービタ(調停回路)、
9はアービタ8の出力に基づいて共有メモリ4へのアク
セスを制御するメモリコントローラである。
【0015】ここで、CPU2のバス要求に対する優先
順位は、CPU2以外のCCDI/F3やビデオI/F
7などの他のイニシエータの優先順位より低く設定され
ており、このCPU2は請求項1に係る発明における第
2のイニシエータに対応するものであり、CPU以外の
他のイニシエータは優先順位がCPU2より高い第1の
イニシエータに対応するものである。
【0016】次に、上記のように構成されている実施の
形態の動作について説明する。まず説明の都合上、本発
明に係る実施の形態の説明に先立ち、従来の優先度と最
大待ち時間を設定する方式を適用した場合における動作
を、図2の(A)に基づいて説明する。優先順位がCC
DI/F3やビデオI/F7より低く設定されているC
PU2が、該CPU2のプログラムに従ってデータリー
ドのために時点t11においてバス要求を行った場合、バ
ス要求時点t11から最大待ち時間TM 経過した時点t12
において、アービタ8からCPU2に対して第1の優先
順位が与えられバス1にアクセス可能となり、データリ
ード動作を開始する。CPU2によるデータリード動作
が終了後、再びCPU2以外の本来優先順位の高いCC
DI/F3やビデオI/F7などの第1のイニシエータ
がバス権を取得する。同様にして、時点t13において再
びCPU2がバス要求を行うと、バス要求時点時点t13
から最大待ち時間TM 経過する時点t14で、CPU2が
第1の優先順位に切り替わり、バス権が与えられてデー
タライト動作を実行する。
【0017】この場合、CPU2に対して設定される最
大待ち時間TM は、他の優先順位の高いイニシエータの
処理との関係上、かなり余裕をもって設定されている。
したがって、例えば、CPU2からバス要求が行われた
時点t11において、優先順位の高いCCDI/F3やビ
デオI/F7におけるバッファに空きがあって処理に余
裕がある場合には、直ちにCPU2にバス権を渡すこと
が可能である。しかしながら、この方式では、CPU2
に対しては最大待ち時間TM が設定されているため、そ
の時間TM の間CPU2は待たされることになり、CP
U2の処理が遅れてしまうという問題点があった。
【0018】これに対して、本発明においては、“最大
待ち時間”ではなく、“前回アクセスからの待ち時間”
を設定するものである。そして、CPU2の前回アクセ
スした時点からその設定時間が経過すれば、CPU2を
第1の優先順位とするものであり、次にその動作を図2
の(B)に基づいて説明する。時点t0 において、前回
のCPU2のバスへのアクセスが開始されたものとし、
それ以降時点t1 において、予め設定されている“前回
アクセスからの待ち時間”TO が経過し、アービタ8か
らCPU2に対して第1の優先順位が与えられる。しか
し、この動作例においては、この時点t1 では未だCP
U2からバス要求が出されておらず、引き続き本来優先
順位の高いCCDI/F3又はビデオI/F7がバス権
を保持している。
【0019】次いで、時点t2 (従来方式の時点t11
対応する)において、CPU2からバス要求がなされた
場合は、CPU2は既に第1の優先順位に切り替えられ
ているため、瞬時にバス権が与えられデータ転送が実行
される。CPU2によるデータ転送動作の終了後、再び
CPU2以外の本来優先順位の高いCCDI/F3やビ
デオI/F7などのイニシエータがバス権を取得し、処
理を実行する。
【0020】続いて、時点t3 において、CPU2の前
回アクセス開始から所定の待ち時間TO が経過し、同様
にCPU2に対して第1の優先順位が与えられる。この
時点t3 においては、この動作例では未だCPU2から
バス要求が出されておらず、引き続きCCDI/F3又
はビデオI/F7がバス権を保持している。次いで、時
点t4 (従来方式の時点t13に対応する)において、C
PU2からバス要求がなされた場合は、CPU2は既に
第1の優先順位に切り替えられているため、瞬時にバス
権が与えられデータ転送が実行される。
【0021】このように、前回のバスアクセス開始から
所定の待ち時間TO が経過している場合は、バス要求と
同時にCPU2には第1の優先順位が与えられ、バス権
を取得することになり、CPU2は待たされることな
く、バスにアクセスすることが可能となる。なお、当然
のことながら、前回アクセス開始から所定の待ち時間T
O 経過前、図示例では時点t1 又はt3 以前にCPU2
からバス要求がなされた場合は、待ち時間TO が経過す
るまで、すなわち図示例では時点t1 又はt3 まで、C
PUのバスアクセスは待たされる。
【0022】次に、アービタ8において予め設定される
“前回アクセスからの待ち時間”T O の設定について説
明する。この待ち時間TO の期間内に、CPU2のアク
セス処理の他に、CPU2より優先順位の高いCCDI
/FやビデオI/Fなどのイニシエータにおけるオーバ
ーフローの発生しないデータのバス転送処理を完了させ
ることが必要である。したがって、この待ち時間TO
少なくとも、CPU2の処理の他に、上記CCDI/F
やビデオI/Fなどの他のイニシエータの処理をオーバ
ーフローさせずに完了させる時間に設定しなければなら
ない。そして、このような待ち時間TO を設定すること
により、CPU2以外の他のイニシエータに対してオー
バーフローさせずにデータのバス転送処理の可能な一定
のバンド幅を確保させることができ、余分のバッファを
設けることなく効果的にメモリアクセスが可能となる。
【0023】なお、上記実施の形態では、前回アクセス
からの待ち時間の設定においては、前回アクセスの開始
時点からの待ち時間を設定したものを示したが、この前
回アクセスからの待ち時間は、前回アクセスの終了時点
からの時間として設定してもよい。このように待ち時間
を設定した場合は、この待ち時間内にCCDI/Fやビ
デオI/Fなどの他のイニシエータの処理をオーバーフ
ローさせずに完了させる時間に設定すればよい。
【0024】また、上記実施の形態では、CPU2から
アクセスする場合について説明をしたが、これに限ら
ず、データキャッシュを介してアクセスする場合にも同
様な効果が得られる。更に、データとしては、上記実施
の形態の画像データに限らず、一定のデータレートを保
証することを要する処理を行う場合にも利用できるもの
である。
【0025】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、請求項1,2,5及び6に係る発明によれば、アク
セス優先順位の低い第2のイニシエータから共有メモリ
へのアクセスを行ったときを基準として該第2のイニシ
エータへの次のアクセスが優先的に調停されるように構
成されているので、第2のイニシエータがバス要求した
瞬間にバス権が渡される確率が高くなり、優先順位の高
い第1のイニシエータのバンド幅を確保しながら、CP
Uなどのアクセス優先順位の低い第2のイニシエータの
高速アクセスを可能にするデータ処理装置及びその装置
におけるアクセス調停方法を実現することができる。ま
た請求項3に係る発明によれば、CCDなどの第2のイ
ニシエータの出力に余分なバッファを要することなく、
効率的な第1及び第2のイニシエータのメモリアクセス
が可能となる。また請求項4に係る発明にによれば、C
CDなどの撮像手段で得られた画像データが共有メモリ
へアクセスする場合でも、CPUなどの優先順位の低い
第2のイニシエータが無駄な待ち時間を要することな
く、アクセス可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ処理装置及びその装置にお
けるアクセス調停方法をデジタルカメラシステムに適用
した場合の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した構成例における本発明の動作及び
比較のため従来の方式を適用した場合の動作を説明する
ためのタイミング図である。
【符号の説明】
1 共有バス 2 CPU 3 CCDI/F 4 共有メモリ 5 第1の画像処理部 6 第2の画像処理部 7 ビデオI/F 8 アービタ(調停回路) 9 メモリコントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスに接続され、画像データに係る処理
    を行う第1のイニシエータと、該第1のイニシエータよ
    りも前記バスに対する優先順位の低い第2のイニシエー
    タと、前記第1のイニシエータ及び第2のイニシエータ
    によるデータアクセスが可能になされた共有メモリと、
    前記第2のイニシエータから前記共有メモリへアクセス
    を行ったときを基準として前記第2のイニシエータによ
    る前記共有メモリへの次のアクセスが優先的に調停され
    るようになされた調停手段とを有することを特徴とする
    データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記調停手段は、前記第2のイニシエー
    タによるアクセスが行われたときから所定時間が経過し
    た後に次のアクセスを行うように調停がなされることを
    特徴とする請求項1に係るデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記調停手段は、前記第2のイニシエー
    タによるアクセスが行われたときから前記第1のイニシ
    エータによる所定の処理時間に基づいた時間が経過した
    後に前記第2のイニシエータによるアクセスを行うよう
    に調停がなされることを特徴とする請求項2に係るデー
    タ処理装置。
  4. 【請求項4】 撮像により画像データを得る撮像手段を
    更に有し、前記第1のイニシエータは、前記撮像手段に
    より得られた画像データに対してデータ処理を行うよう
    になされたことを特徴とする請求項1に係るデータ処理
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のイニシエータは、システムコ
    ントローラからなることを特徴とする請求項1に係るデ
    ータ処理装置。
  6. 【請求項6】 バスに接続された第1のイニシエータ及
    び該第1のイニシエータよりも前記バスに対するアクセ
    ス優先順位の低い第2のイニシエータと、前記第1及び
    第2のイニシエータによるデータアクセスが可能にされ
    た共有メモリと、前記第1及び第2のイニシエータの前
    記共有メモリへのアクセスを調停する手段とを有するデ
    ータ処理装置におけるアクセス調停方法において、前記
    第2のイニシエータから前記共有メモリへアクセスを行
    ったときを基準として該第2のイニシエータによる前記
    共有メモリへの次のアクセスを優先的に調停することを
    特徴とするアクセス調停方法。
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