JP3766377B2 - バス制御装置及び情報処理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部バスと内部ユニットとを少なくとも備えたバス制御装置、特には、CPUとローカルメモリとの間に介在して、CPUと内部ユニットによる内部バスの使用を制御するバス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図13を用いて従来からのバス制御装置について説明する。図13は、従来のバス制御装置の一例を示す構成図である。図13に示すように、バス制御装置91は、内部バス96と、外部インターフェース92と、メモリインターフェース94と、複数の内部ユニット93とを備えている。外部インターフェース92、メモリインターフェース94、及び複数の内部ユニット93は、内部バス96に接続されている。
【0003】
メモリインターフェース94は、内部バス96の使用調停を行なうためのバスアービタ95を備えている。外部インターフェース92は、システムバス101を介して、外部のCPU100に接続されている。メモリインターフェース94は、外部のローカルメモリ102に直接接続されている。
【0004】
CPU100がローカルメモリ102にアクセスを行なう場合、先ず、外部インターフェース92に対してアクセスを実行する。CPU100からのアクセスを受けると、外部インターフェース92は、バスアービタ95に対して内部バス96の使用を要求する。複数の内部ユニット93のいずれもが内部バス96を使用していない場合は、バスアービタ95は、外部インターフェース92に対して内部バス96の使用を許可する。
【0005】
内部バス96の使用が許可されると、外部インターフェース92は、内部バス96側ではメモリインターフェース94を介してローカルメモリ102とデータ転送を行ない、又システムバス101側ではCPU100とデータ転送を行なう。
【0006】
なお、図13において、97aは内部ユニット93が内部バス96の使用を要求するためのバス要求信号であり、97bは外部インターフェース92が内部バス96の使用を要求するためのバス要求信号である。また、98aは、内部ユニット93に内部バス96の使用を許可するためのバス許可信号であり、98bは外部インターフェース92に内部バス96の使用を許可するためのバス許可信号である。
【0007】
ここで、外部インターフェース92がバスアービタ95に対して内部バス96の使用を要求したときに、いずれかの内部ユニット93が既に長期に渡って内部バス96を連続的に使用して、メモリインターフェース94を介してローカルメモリ102とデータ転送を行っている場合がある。この場合、CPU100における待機時間が長くなり、結果としてシステム全体のパフォーマンスが低下してしまう。
【0008】
このような問題を解決するため、複数の装置で共有される共有メモリが複数個設けられたシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このシステムでは、複数の装置が同時にデータの書き込みや読み出しを実行することができるため、待機時間が長くなってシステム全体のパフォーマンスが低下するのが抑制される。
【0009】
【特許文献1】
特開昭63−181068号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のシステムでは、1つのシステムを構成するために複数の共有メモリが必要となるため、コストが増大するという問題がある。
【0011】
本発明の目的は、複数の共有メモリを必要とせずに、CPU等の外部装置とローカルメモリとの間のアクセスの待機時間を短くして、システム全体のパフォーマンスを向上させ得るバス制御装置、及びこれを用いた情報処理システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にかかる第1のバス制御装置は、外部の装置に外部のシステムバスを介して接続される外部インターフェースと、内部ユニットと、外部のローカルメモリに接続されるメモリインターフェースと、前記外部インターフェース及び前記内部ユニットと前記メモリインターフェースとの間を少なくとも接続する内部バスとを有するバス制御装置であって、前記メモリインターフェースは、前記外部インターフェース及び前記内部ユニットによる前記内部バスの使用状況を監視し、前記内部ユニットが前記内部バスを使用していない場合に、前記外部インターフェースのみが前記内部バスを使用できる優先区間を設定し、前記優先区間において前記内部ユニットによる前記内部バスの使用を制限させることを特徴とする。
【0013】
上記第1のバス制御装置においては、前記メモリインターフェースが、前記外部インターフェース及び前記内部ユニットによる前記内部バスの使用要求に対して調停を行なうバスアービタと、前記バスアービタによって行なわれた調停の結果に基づいて前記内部バスの使用状況を監視する優先区間管理部とを有し、前記優先区間管理部は、前記内部ユニットが前記内部バスを使用していない場合に、前記バスアービタ及び前記外部インターフェースに対して、前記外部インターフェースのみに前記内部バスの使用を許可する旨を通知して、前記優先区間を設定し、前記バスアービタは、前記優先区間が設定されている間、前記内部ユニットによる前記内部バスの使用を制限する態様とするのが好ましい。
【0014】
また、上記第1のバス制御装置の上記態様においては、前記メモリインターフェースが、前記優先区間の長さを特定する情報を格納する優先区間設定レジスタを有し、前記優先区間管理部が、前記優先区間設定レジスタに格納された前記情報に基づいて、前記優先区間を設定するのが好ましい。
【0015】
更に、上記第1のバス制御装置の上記態様においては、前記内部ユニットが、前記バスアービタに対して、前記内部バスの使用を要求すると共に、転送を予定しているデータ量を通知する機能を有しており、前記バスアービタが、前記優先区間中に、前記内部ユニットから前記内部バスの使用要求と前記転送を予定しているデータ量の通知とを受けた場合に、予め設定されたデータ量と、前記転送を予定しているデータ量とを比較し、前記転送を予定しているデータ量が前記予め設定されたデータ量以下であるならば、前記優先区間中において前記内部ユニットによる前記内部バスの使用を認めるのが好ましい。
【0016】
また、上記第1のバス制御装置の上記態様においては、前記優先区間管理部による前記内部バスの使用状況の監視が、前記バスアービタによって行なわれた調停の結果を予め設定された頻度で確認することによって行なわれており、前記頻度は、前記外部の装置によって設定されているのが好ましい。
【0017】
次に、上記目的を達成するために本発明にかかる第2のバス制御装置は、外部の装置に外部のシステムバスを介して接続される外部インターフェースと、複数の内部ユニットと、外部のローカルメモリに接続されるメモリインターフェースと、前記外部インターフェース及び前記内部ユニットと前記メモリインターフェースとの間を接続する内部バスとを有するバス制御装置であって、前記複数の内部ユニットのうち一部の内部ユニットは、前記内部バスを介して前記メモリインターフェースに転送するデータを分割して転送する機能を有し、前記メモリインターフェースは、前記分割された全てのデータの転送を終了するまでの間、前記一部の内部ユニット以外の他の内部ユニットによる前記内部バスの使用を制限し、且つ、前記外部インターフェースによる前記内部バスの使用を許可することを特徴とする。
【0018】
上記第2のバス制御装置においては、前記一部の内部ユニットが分割転送通知部を有し、前記分割転送通知部は、前記データを分割して転送する場合に、前記分割された全てのデータの転送を終了するまでの間、前記メモリインターフェースに対して、分割されたデータが転送中であることを通知する機能を有し、前記メモリインターフェースが、前記外部インターフェース及び前記内部ユニットによる前記内部バスの使用要求に対して調停を行なうバスアービタを有し、前記バスアービタは、前記分割されたデータが転送中であることを通知されている間、前記他の内部ユニットによる内部バスの使用を制限し、且つ、外部インターフェースによる内部バスの使用を許可するのが好ましい態様である。
【0019】
上記第2のバス制御装置の上記態様においては、前記一部の内部ユニットが、前記データの分割数を設定するための情報を格納する分割数設定レジスタを有しており、格納された前記情報に基づいて前記データを分割するのが好ましい。
【0020】
更に、上記第2のバス制御装置の上記態様においては、前記外部インターフェース及び前記他の内部ユニットが、前記バスアービタに対して、前記内部バスの使用を要求すると共に、転送を予定しているデータ量を通知する機能を有しており、前記バスアービタが、前記分割されたデータが転送中であることを通知されている間に、前記外部インターフェース及び前記他の内部ユニットのうちの一方又は両方から、前記内部バスの使用要求と前記転送を予定しているデータ量の通知とを受けた場合に、予め設定されたデータ量と、前記転送を予定しているデータ量とを比較して、前記一方又は両方が前記予め設定されたデータ量以下のデータ量の転送を予定しているかどうかを判定し、前記予め設定されたデータ量以下のデータ量の転送を予定していると判定されたものに対して、前記分割されたデータが転送中であることを通知されている間、前記内部バスの使用を認めるのが好ましい。
【0021】
次に、上記目的を達成するために本発明にかかる情報処理装置は、上記第1及び第2のいずれかのバス制御装置と、前記バス制御装置の外部インターフェースにシステムバスを介して接続されたCPUと、前記バス制御装置のメモリインターフェースに接続されたローカルメモリとを有することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1にかかるバス制御装置及び情報処理システムについて、図1〜図2を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態1にかかるバス制御装置及び情報処理システムの構成について図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかるバス制御装置及び情報処理システムを示す構成図である。
【0023】
図1に示すように、本実施の形態1のバス制御装置1は、外部インターフェース2と、内部ユニット3と、メモリインターフェース4と、内部バス7とを有している。また、本実施の形態1にかかる情報処理システムは、外部インターフェース2を外部のシステムバス13を介して外部の装置であるCPU11に接続し、メモリインターフェース4を外部のローカルメモリ12に直接接続することによって構成されている。
【0024】
内部バス7は、外部インターフェース2とメモリインターフェース4との間、及び各内部ユニット3とメモリインターフェース4との間を接続するバスである。内部バス7は、CPU11及び内部ユニット3がローカルメモリ12にアクセスするのに使用される。
【0025】
内部ユニット3は、情報処理システムの用途に合わせて種々の処理を行なう。例えば、情報処理システムが、カーナビゲーションシステムに使用される場合では、内部ユニット3としては、地図の描画を行ないその結果をローカルメモリに格納する描画ユニット、ローカルメモリに格納された画像を外部の表示装置に出力する画像表示ユニット、及び外部の映像入力装置からビデオ入力信号を取り込みローカルメモリに格納するビデオ入力ユニット等が挙げられる。また、この場合、CPU11とローカルメモリ12との間で転送されるデータとしては、CPU11が情報処理システムを制御するための命令や、情報処理システムがローカルメモリに格納した画像データ等が挙げられる。なお、本実施の形態1では、内部ユニット3は複数個設けられているが、本発明はこれに限定されず、単一であっても良い。
【0026】
本実施の形態1では、メモリインターフェース4は、バスアービタ5と優先区間管理部6とを有している。バスアービタ5は、外部インターフェース2及び内部ユニット3による内部バス7の使用要求に対して調停を行なう。
【0027】
外部インターフェース2による使用要求は、外部インターフェース2からメモリインターフェース4に送信されているバス要求信号9bを、CPU11がローカルメモリ12に対してアクセスを行なう際にアサートすることによって行なわれている。また、内部ユニット3による使用要求は、内部ユニット3からメモリインターフェース4に送信されているバス要求信号9aを、内部ユニット3がローカルメモリ12にアクセスを行なう際にアサートすることによって行なわれている。
【0028】
調停の結果、外部インターフェース2に内部バス7の使用を認める場合は、バスアービタ5は、外部インターフェース2に送信しているバス許可信号10bをアサートする。一方、また、内部ユニット3による使用を認める場合は、メモリインターフェース4から内部ユニット3に送信されているバス許可信号10aをアサートする。
【0029】
優先区間管理部6は、バスアービタ5によって行なわれた調停の結果に基づいて内部バス7の使用状況を監視する。優先区間管理部6による監視は、常時行なうこともできるし、一定時間毎に行なうこともできる。優先区間管理部6は、監視の結果、いずれの内部ユニット3も内部バス7を使用していないと判断した場合は、バスアービタ5及び外部インターフェース2に対して、外部インターフェース2のみに内部バス7の使用を許可する旨を通知して、外部インターフェース2のみが内部バス7を使用できる区間(優先区間)を設定する。
【0030】
具体的には、優先区間管理部6は、いずれの内部ユニット3も内部バス7を使用していないと判断した場合は、バスアービタ5及び外部インターフェース2に送信している優先区間通知信号8をアサートさせることによって、優先区間を設定する。つまり、優先区間通知信号8のアサートが継続されている間が、優先区間となる。
【0031】
優先区間通知信号8がアサートされている間は、バスアービタ5は、外部インターフェース2のみに内部バス7の使用を認め、内部ユニット3による内部バス7の使用を制限する。具体的には、バスアービタ5は、外部インターフェース2に出力しているバス許可信号10bをアサートさせ、内部ユニットに出力しているバス許可信号10bをネゲートする。
【0032】
優先区間は、外部インターフェース2からの使用要求が終了した後、即ち、バス要求信号9bがネゲートされた後、優先区間通知信号8をネゲートすることによって終了する。
【0033】
また、外部インターフェース2は、優先区間が設定されると、例えば割り込み信号14によって、CPU11に対して、内部バス7に優先区間が設定されたことを通知する。なお、本実施の形態1では、内部バス7とは別に、優先区間通知信号8を外部インターフェース2に送信するための配線が設けられている。この配線は外部インターフェース2とメモリインターフェース4とを直接接続している。
【0034】
次に、本実施の形態1にかかるバス制御装置の動作について図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態1にかかるバス制御装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。図2において、信号は全てローアクティブ、即ちローレベルのとき真であるものとする。
【0035】
図2に示すように、タイミングT0〜T6で、バスアービタ5は外部インターフェース2及び内部ユニット3の使用要求に対して通常の調停を行なう。タイミングT0〜T6は通常区間である。
【0036】
タイミングT6で、優先区間管理部6は、外部インターフェース2とバスアービタ5に対して優先区間通知信号8をアサートすることによって、優先区間を開始することを通知する。優先区間通知信号8を受信した外部インターフェース2は、CPU11に対して割り込み信号14を出力して、優先区間が開始されることを通知する。
【0037】
タイミングT7で、CPU11からのアクセスを受けた外部インターフェース2は、バスアービタ5に対してバス要求信号9bをアサートすることによって、外部インターフェース2が内部バス7を使用することを要求する。
【0038】
一方、内部ユニット3は、タイミングT6で既にバスアービタ5に対してバス要求信号9aをアサートすることによって、内部ユニット3が内部バス7を使用することを要求している。しかし、タイミングT6で、優先区間管理部6から優先区間通知信号8がアサートされているため、バスアービタ5は内部ユニット3からの要求を無視する。
【0039】
タイミングT8で、バスアービタ5は、外部インターフェース2に対してバス許可信号10bをアサートすることによって、外部インターフェース2が内部バス7を使用することを許可する。これにより外部インターフェース2は内部バス7を使用してデータの転送を行なう。
【0040】
データの転送が終了すると、タイミングT10で、外部インターフェース2は、バスアービタ5に対してバス要求信号9bをネゲートする。バス要求信号9bのネゲートにより、外部インターフェース2による使用要求が終了したと判断したバスアービタ5は、タイミングT11で、外部インターフェース2に対してバス許可信号10bをネゲートする。
【0041】
バス許可信号10bのネゲートを確認した優先区間管理部6は、タイミングT12で、外部インターフェース2とバスアービタ5に対して優先区間通知信号8をネゲートすることによって、優先区間が終了することを通知する。通知を受けた外部インターフェース2は、CPU11に対して割り込み信号14を出力することによって、優先区間が終了することを通知する。
【0042】
タイミングT12〜T17で、通常区間に戻り、バスアービタ5は、タイミングT1〜T5と同様に、外部インターフェース2及び内部ユニット3の使用要求に対して通常の調停を行なう。
【0043】
以上の構成により、本実施の形態1にかかるバス制御装置及び情報処理システムを用いれば、優先区間管理部6が優先区間を設定している間、バスアービタ5は外部インターフェース2に対してのみ内部バス7の使用を許可することができる。このため、CPU11は、ローカルメモリ12へのアクセスを少ない待ち時間で行なうことができので、システム全体のパフォーマンスの向上を図ることができる。
【0044】
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2にかかるバス制御装置及び情報処理システムについて、図3〜図4を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態2にかかるバス制御装置及び情報処理システムの構成について図3を用いて説明する。図3は、本発明の実施の形態2にかかるバス制御装置及び情報処理システムを示す構成図である。
【0045】
図3に示すように、本実施の形態2のバス制御装置及び情報処理システムは、メモリインターフェース22の構成及び機能が異なる以外は、実施の形態1のバス制御装置及び情報処理システムと同様である。本実施の形態2では、メモリインターフェース22は、バスアービタ5及び優先区間管理部23に加えて、優先区間設定レジスタ24を備えている。バスアービタ5は実施の形態1と同様のものである。
【0046】
本実施の形態2では、CPU11によって優先区間の長さが設定され、設定された優先区間の長さを特定する情報が優先区間設定レジスタ24に格納される。優先区間管理部23は、優先区間設定レジスタ24に格納された情報に基づいて、優先区間を設定する。
【0047】
CPU11による優先区間の長さの設定は、例えば、アクセスの回数やデータ量等によって行なわれる。具体的には、アクセスの回数によって優先区間の長さを設定する場合は、CPU11は、優先区間中に認める外部インターフェース2によるアクセス回数を設定し、設定したアクセス回数を優先区間設定レジスタ24に格納させる。この場合は、優先区間中に、設定された回数のアクセスが外部インターフェース2によって行なわれ、最後のアクセスが終了したときに優先区間が終了する。
【0048】
また、データ量によって優先区間の長さを設定する場合は、CPU11は、優先区間中に外部インターフェース2とメモリインターフェース22との間で転送されるデータ量を設定し、設定したデータ量を優先区間設定レジスタ24に格納させる。この場合は、優先区間中に、外部インターフェース2とメモリインターフェース22との間で設定されたデータ量の転送が行われ、最後のデータの転送が終了したときに優先区間が終了する。
【0049】
次に、本実施の形態2にかかるバス制御装置の動作について図4を用いて説明する。図4は、本発明の実施の形態2にかかるバス制御装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。図4において、信号は全てローアクティブであるものとする。また、図4は、CPUによる優先区間の長さがアクセスの回数によって設定されている場合を示しており、設定されたアクセスの回数は2回である。
【0050】
図4に示すようにタイミングT0〜T4で、バスアービタ5は、外部インターフェース2及び内部ユニット3の使用要求に対して通常の調停を行なう。タイミングT0〜T4は通常区間である。
【0051】
タイミングT4で、優先区間管理部23は、外部インターフェース2とバスアービタ5に対して優先区間通知信号8をアサートすることによって、CPU優先区間を開始することを通知する。外部インターフェース2は、CPU11に対して割り込み信号14を出力して、優先区間が開始されることを通知する。
【0052】
タイミングT5で、CPU11からのアクセスを受けた外部インターフェース2は、バスアービタ5に対してバス要求信号9bをアサートすることによって、外部インターフェース2が内部バス7を使用することを要求する。
【0053】
一方、内部ユニット3は、タイミングT4で既にバスアービタ5に対してバス要求信号9aをアサートすることによって、内部ユニット3が内部バス7を使用することを要求している。しかし、タイミングT4で、優先区間管理部23から優先区間通知信号8がアサートされているため、バスアービタ5は内部ユニット3からの要求を無視する。
【0054】
タイミングT6で、バスアービタ5は、外部インターフェース2に対してバス許可信号10bをアサートすることによって、外部インターフェース2が内部バス7を使用することを許可する。これにより外部インターフェース2は内部バス7を使用してデータの転送を行なう。
【0055】
データの転送が終了すると、タイミングT7で、外部インターフェース2は、バスアービタ5に対してバス要求信号9bをネゲートする。バス要求信号9bのネゲートにより、外部インターフェース2による使用要求が終了したと判断したバスアービタ5は、タイミングT8で、外部インターフェース2に対してバス許可信号10bをネゲートする。
【0056】
なお、実施の形態1では、バスアービタ5が外部インターフェース2に対してバス許可信号10bをネゲートした後、優先区間も終了されていたが、本実施の形態2では、アクセス回数を2回として優先区間が設定されているため、まだ優先区間は終了されていない。
【0057】
タイミングT9で、CPU11からの二度目のアクセスを受けた外部インターフェース2は、バスアービタ5に対して二度目のバス要求信号9bをアサートすることによって、外部インターフェース2が内部バス7を使用することを要求する。
【0058】
タイミングT10で、バスアービタ5は、外部インターフェース2に対して二度目のバス許可信号10bをアサートすることによって、外部インターフェース2が内部バス7を使用することを許可する。これにより外部インターフェース2は内部バス7を使用して二度目のデータの転送を行なう。
【0059】
二度目のデータの転送が終了すると、タイミングT11で、外部インターフェース2は、バスアービタ5に対してバス要求信号9をネゲートする。バス要求信号9bのネゲートにより、外部インターフェース2による二度目の使用要求が終了したと判断したバスアービタ5は、タイミングT12で、外部インターフェース2に対してバス許可信号10bをネゲートする。
【0060】
外部インターフェース2が内部バス7に対して一連のアクセスを2回完了したため、タイミングT13で、優先区間管理部23は、外部インターフェース2とバスアービタ5に対して優先区間通知信号8をネゲートすることによって、優先区間を終了することを通知する。通知を受けた外部インターフェース2は、CPU11に対して割り込み信号14を出力することによって、CPU優先区間を終了することを通知する。
【0061】
タイミングT13〜T17で、通常区間に戻り、バスアービタ5は、タイミングT1〜T3と同様に、外部インターフェース2及び内部ユニット3の使用要求に対して通常の調停を行なう。
【0062】
以上の構成により、本実施の形態2にかかるバス制御装置及び情報処理システムを用いた場合も、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態2では、CPU11が優先区間の長さを自由に設定できるため、CPU11とローカルメモリ12との間で転送されるデータの転送量に応じて、優先区間の長さを設定でき、バス制御装置の汎用性を高めることができる。
【0063】
例えば、CPU11が、情報処理システムによってローカルメモリに格納された大容量の画像データを、ローカルメモリから読み出して画像処理を行なうような場合、CPU優先区間を長く設定することによって画像処理が遅延するのを抑制することができる。
【0064】
(実施の形態3)
次に本発明の実施の形態3にかかるバス制御装置及び情報処理システムについて、図5〜図6を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態3にかかるバス制御装置及び情報処理システムの構成について図5を用いて説明する。図5は、本発明の実施の形態3にかかるバス制御装置及び情報処理システムを示す構成図である。
【0065】
図5に示すように、本実施の形態3のバス制御装置及び情報処理システムは、内部ユニット32及びメモリインターフェース33の構成及び機能が、実施の形態1のバス制御装置及び情報処理システムと異なっている。本実施の形態3では、優先区間中において、予め定められたデータ量の転送について内部ユニット32による内部バス7の使用が認められる。それ以外の点では、実施の形態1と同様である。なお、本明細書でいう「データ量」とは、ワード数等によって特定されるデータの大きさをいう。
【0066】
具体的には、本実施の形態3においては、メモリインターフェース33は、バスアービタ34及び優先区間管理部6に加えて、許容データ量設定レジスタ35を備えている。許容データ量設定レジスタ35には、優先区間中において内部ユニット32による転送が許容されるデータ量を特定する情報が格納される。優先区間管理部6は実施の形態1と同様のものである。
【0067】
また、本実施の形態3では、優先区間中において内部ユニット32による転送が許容されるデータ量は、CPU11によって設定されている。CPU11が設定した許容データ量は、許容データ量設定レジスタ35に格納される。
【0068】
内部ユニット32は、バスアービタ34に対して内部バス7の使用を要求する際に、転送を予定しているデータ量を通知する。具体的には、内部ユニット32は、バス要求信号9aをアサートさせると同時に、データ量通知信号36をバスアービタ34に出力して、転送を予定しているデータ量を通知する。
【0069】
バスアービタ34は、優先区間中に、内部ユニット32から内部バス7の使用要求と転送を予定しているデータ量の通知とを受けた場合は、許容データ量設定レジスタ35に格納されているデータ量と、通知を受けたデータ量との比較を行なう。比較の結果、内部ユニット32が転送を予定しているデータ量が、許容データ量設定レジスタ35に格納されたデータ量以下であるならば、バスアービタ34は、優先区間中における内部ユニット32による内部バス7の使用を認める。
【0070】
なお、本実施の形態3においても、バスアービ34タは、実施の形態1と同様に、外部インターフェース2及び内部ユニット32による内部バス7の使用要求に対して調停を行なう。
【0071】
次に、本実施の形態3にかかるバス制御装置の動作について図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態3にかかるバス制御装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。図6において、信号は全てローアクティブであるものとする。また、図6において、バスアービタ34が転送を許容するデータ量は2ワードである。ただし、内部バス7を介して、一度に転送されるデータの最小単位を1ワードとする。バスアービタ34は、データ量が2ワード以下の場合は、内部ユニット32に対して内部バス7の使用を許可する。
【0072】
図6に示すように、タイミングT1で、優先区間管理部6は、外部インターフェース2とバスアービタ34に対して優先区間通知信号8をアサートすることによって、優先区間を開始することを通知する。優先区間通知信号8を受信した外部インターフェース2は、CPU11に対して割り込み信号14を出力して、優先区間が開始されることを通知する。
【0073】
タイミングT2で、CPU11からのアクセスを受けた外部インターフェース2は、バスアービタ34に対してバス要求信号9bをアサートすることによって、外部インターフェース2が内部バス7を使用することを要求する。
【0074】
更に、タイミングT3で、バスアービタ34は、外部インターフェース2に対してバス許可信号10bをアサートすることによって、外部インターフェース2が内部バス7を使用することを許可する。これにより外部インターフェース2は内部バス7を使用してデータの転送を行なう。
【0075】
データの転送が終了すると、タイミングT6で、外部インターフェース2は、バスアービタ34に対してバス要求信号9bをネゲートする。バス要求信号9bのネゲートにより、外部インターフェース2による使用要求が終了したと判断したバスアービタ34は、タイミングT7で、外部インターフェース2に対してバス許可信号10bをネゲートする。
【0076】
また、タイミングT4で、内部ユニット32は、バス要求信号9aをアサートすると同時に、データ量が2ワードであることを示す転送データ量通知信号36を送信している。
【0077】
このため、バスアービタ34は、バス許可信号10bをネゲートすると同時に、内部ユニット32に対してバス許可信号10bをアサートする。これにより、データ量が2ワードであることを示す転送データ量通知信号36を送信した内部ユニット32に対して、内部バス7の使用が許可される。
【0078】
データの転送が終了し、内部ユニット32がタイミングT8で、バスアービタ34に対してバス要求信号9aをネゲートすると、バスアービタ34は、タイミングT9で、内部ユニット32に対してバス許可信号10aをネゲートする。
【0079】
タイミングT12で、CPU11からのアクセスを受けた外部インターフェース2は、バスアービタ5に対して、再度バス要求信号9bをアサートすることによって、外部インターフェース2が内部バス7を使用することを要求する。
【0080】
更に、タイミングT13で、バスアービタ34は、外部インターフェース2に対してバス許可信号10bをアサートすることによって、外部インターフェース2が内部バス7を再度使用することを許可する。
【0081】
データの転送が終了すると、タイミングT14で、外部インターフェース2は、バスアービタ34に対してバス要求信号9bをネゲートする。続いて、タイミングT15で、バスアービタ34は、外部インターフェース2に対してバス許可信号10bをネゲートする。
【0082】
一方、内部ユニット32は、タイミングT10で、再度、バスアービタ5に対してバス要求信号9aをアサートすることによって、内部バス7を使用することを要求しているが、転送を予定しているデータ量は5ワードである。このため、バスアービタ34は、内部ユニット32からの要求を無視している。
【0083】
タイミングT16で、優先区間管理部6は、外部インターフェース2とバスアービタ34に対して優先区間通知信号8をネゲートすることによって、優先区間が終了することを通知する。通知を受けた外部インターフェース2は、CPU11に対して割り込み信号14を出力することによって、優先区間が終了することを通知する。この後、通常区間に戻り、バスアービタ34は、外部インターフェース2及び内部ユニット32の使用要求に対して通常の調停を行なう。
【0084】
以上のような構成により、本実施の形態3にかかるバス制御装置及び情報処理システムを用いた場合は、優先区間中においても内部ユニット32からローカルメモリ12へのアクセスが可能になる。また、優先区間中において、内部ユニット32からローカルメモリ12へと転送できるデータ量は制限されている。このため、CPU11からローカルメモリ12へのアクセスの待ち時間を少なくしつつ、内部ユニット32による処理も進めることができるので、システム全体のパフォーマンスの向上を図ることができる。
【0085】
(実施の形態4)
次に本発明の実施の形態4にかかるバス制御装置及び情報処理システムについて、図7を参照しながら説明する。図7は、本発明の実施の形態4にかかるバス制御装置及び情報処理システムを示す構成図である。
【0086】
図7に示すように、本実施の形態4のバス制御装置及び情報処理システムは、メモリインターフェース42の構成及び機能が異なる以外は、実施の形態1のバス制御装置及び情報処理システムと同様である。本実施の形態4では、メモリインターフェース42は、バスアービタ5及び優先区間管理部43に加えて、優先区間頻度設定レジスタ44を備えている。バスアービタ5は実施の形態1と同様のものである。
【0087】
優先区間頻度設定レジスタ44には、優先区間管理部43がバスアービタ5によって行なわれた調停の結果を確認する頻度が設定されており、優先区間管理部43は、設定された頻度で調停結果を確認することによって、内部バス7の使用状況を監視する。また、優先区間管理部43が調停結果を確認する頻度は、本実施の形態4では、CPU11によって、CPU11のローカルメモリ12へのアクセス頻度に応じて設定される。
【0088】
確認の結果、いずれの内部ユニット3も内部バス7を使用していなければ、優先区間管理部43は、実施の形態1と同様に、優先区間通知信号8をアサートさせて優先区間を設定する。
【0089】
このため、本実施の形態4では、CPU11によるローカルメモリ12へのアクセス頻度に応じて、優先区間を設定することができる。よって、例えば、描画コマンドのような頻繁に更新される必要のあるデータを、CPU11がローカルメモリ12との間で転送する場合には、調停の結果を確認する頻度を高くして、CPU11における処理速度の低下を抑制することができる。このことから、本実施の形態4によれば、汎用性の高いバス制御装置を得ることができると言える。
【0090】
なお、本実施の形態4でいう頻度としては、時間が挙げられる。優先区間管理部43は、優先区間頻度設定レジスタ44に設定された時間毎に調停結果を監視する。
【0091】
(実施の形態5)
次に本発明の実施の形態5にかかるバス制御装置及び情報処理システムについて、図8〜図9を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態5にかかるバス制御装置及び情報処理システムの構成について図8を用いて説明する。図8は、本発明の実施の形態5にかかるバス制御装置及び情報処理システムを示す構成図である。
【0092】
図8に示すように、本実施の形態5においても、バス制御装置は、実施の形態1と同様に、外部インターフェース2と、内部ユニット52及び53と、メモリインターフェース56と、内部バス7とを有している。また、本実施の形態5にかかる情報処理システムも、外部インターフェース2を外部のシステムバス13を介して外部の装置であるCPU11に接続し、メモリインターフェース56を外部のローカルメモリ12に直接接続することによって構成されている。
【0093】
但し、本実施の形態5においては、内部ユニット53は、実施の形態1で示した内部ユニットと同様の内部ユニット52と異なり、内部バス7を介してメモリインターフェース56に転送するデータを分割して転送する機能を有している。
【0094】
また、内部ユニット53は、分割転送通知部54を備えている。分割転送通知部54は、分割されたデータを内部バス7によって転送する場合に、分割された全てのデータの転送を終了するまでの間、メモリインターフェース56に対して、分割されたデータが転送中であることを通知する。
【0095】
分割されたデータが転送中である旨の通知は、本実施の形態5では、分割転送通知部54からメモリインターフェース56に送信する分割転送通知信号55をアサートすることによって行なわれている。また、内部ユニット53による使用要求は、内部ユニット53からメモリインターフェース56に送信されているバス要求信号9cをアサートすることによって行なわれている。
【0096】
なお、内部ユニット52及び外部インターフェース2による使用要求は、実施の形態1と同様に行なわれている。また、以下の説明においては、内部ユニット53は、内部ユニット52と区別するため、「特定内部ユニット」53と呼ぶ。
【0097】
メモリインターフェース56は、実施の形態1と同様に、外部インターフェース2、内部ユニット52、及び特定内部ユニット53による内部バス7の使用要求に対して調停を行なうバスアービタ57を有している。但し、本実施の形態5では、バスアービタ57は、分割された全てのデータの転送を終了するまでの間、即ち、分割転送通知信号55がアサートされている間、外部インターフェース2及び特定内部ユニット53に対してのみ内部バス7の使用を許可し、内部ユニット52に対しては内部バス7の使用を制限する。
【0098】
なお、バスアービタ57は、特定内部ユニット53による使用を認める場合は、メモリインターフェース56から特定内部ユニット53に送信されているバス許可信号10cをアサートする。内部ユニット52及び外部インターフェース2による使用を認める場合は、実施の形態1と同様である。
【0099】
次に、本実施の形態5にかかるバス制御装置の動作について図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態5にかかるバス制御装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。図9において、信号は全てローアクティブであるものとする。また、図9では、特定内部ユニット53は、内部バス7を介してメモリインターフェース56に転送するデータを二つに分割する。
【0100】
図9に示すように、タイミングT0〜T2で、バスアービタ57は通常の調停を行なう。タイミングT0〜T2は通常区間である。タイミングT1で、特定内部ユニット53は、バスアービタ57に対してバス要求信号9cをアサートする。
【0101】
特定内部ユニット53からのバス要求信号9cがアサートされると、タイミングT2で、バスアービタ57は特定内部ユニット53に対してバス許可信号10cをアサートして、特定内部ユニット53にデータ転送を許可する。同時にタイミングT2において、分割転送通知部54は、分割転送通知信号55をアサートする。
【0102】
特定内部ユニット53は、図9の例では転送するデータを2つに分割して転送するため、タイミングT4でバス要求信号9cをネゲートし、タイミングT5で内部バス7を開放する。特定内部ユニット53が内部バス7を開放すると、バスアービタ57は、タイミングT5で、調停を行なう。
【0103】
この時、分割転送通知信号55がアサートされているため、バスアービタ57は、内部ユニット52からのバス要求信号9aによる使用要求を無視する。一方、バスアービタ57は、外部インターフェース2からのバス要求信号9bによる使用要求を受け入れ、タイミングT6で、外部インターフェース2へのバス許可信号10bをアサートする。
【0104】
データの転送が終了した外部インターフェース2は、タイミングT8で、バス要求信号9bをネゲートする。バス要求信号9bがネゲートされると、バスアービタ57は、タイミングT9で、外部インターフェース2へのバス許可信号10bをネゲートして、内部バス7を開放する。
【0105】
外部インターフェース2が内部バス7を開放すると、バスアービタ57は、タイミングT10で、調停を行なう。この場合も、未だ分割転送通知信号55がアサートされているため、内部ユニット52からのバス要求信号9aによる使用要求を無視する。一方、タイミングT8で、特定内部ユニット53からバス要求信号9cがアサートされているため、特定内部ユニット53からの使用要求を受け入れ、タイミングT10でバス許可信号10cをアサートする。
【0106】
タイミングT13において、特定内部ユニット53による全ての分割されたデータの転送が終了するため、特定内部ユニット53は、バス要求信号9cをネゲートする。同時にタイミングT13において、分割転送通知部54は、分割転送通知信号55をネゲートする。この後、タイミングT13〜T18で、バスアービタ57は通常の調停を行なう。
【0107】
以上のような構成により、本実施の形態5にかかるバス制御装置及び情報処理システムでは、分割転送通知信号55がアサートされている間、バスアービタ57によって、内部ユニット52による内部バス7の使用を制限することができる。このため、本実施の形態5においても、実施の形態1と同様に、CPU11がローカルメモリ12にアクセスする場合の待ち時間を少なくすることができる。
【0108】
例えば、特定内部ユニット53が、ローカルメモリ12上の画像データを外部の表示装置に転送して画像を表示させる画像表示ユニットである場合では、特定内部ユニット53とローカルメモリ12との間のデータ転送が外部の表示装置に依存する所望の期間内に完了する必要がある。この場合、本実施の形態5によれば、CPU11がローカルメモリ12との間で転送するデータ量によっては、上記所望の期間内に特定内部ユニット53とローカルメモリ12との間のデータ転送が完了でき得るため、システム全体のパフォーマンスの向上を図ることができる。
【0109】
(実施の形態6)
次に本発明の実施の形態6にかかるバス制御装置及び情報処理システムについて、図10を参照しながら説明する。図10は、本発明の実施の形態6にかかるバス制御装置及び情報処理システムを示す構成図である。
【0110】
本実施の形態6にかかるバス制御装置及び情報処理システムにおいては、分割転送通知部54を備えた特定内部ユニット62が、更に、分割数設定レジスタ63を備えている。これ以外の点では、実施の形態5と同様である。
【0111】
分割数設定レジスタ63には、転送するデータの分割数を設定するための情報が格納されている。特定内部ユニット62は、分割数設定レジスタ63に格納された情報に基づいて、転送するデータを分割し、分割されたデータ毎にバス要求信号9cをアサートして内部バス7の使用要求を行なう。
【0112】
本実施の形態6において、分割数設定レジスタ63に格納される情報としては、例えば、一度の内部バス7へのアクセスにおいて転送が許容されるデータ量や、特定内部ユニット62がメモリインターフェース56にアクセスできる回数(アクセス数)等が挙げられる。
【0113】
前者の場合、特定内部ユニット62は、分割後の各データが許容されるデータ量以下となるように分割を行ない、分割の数だけメモリインターフェース56にアクセスして転送を行なうことになる。また、後者の場合は、データの転送を設定されたアクセス数の回数に分割して行なうことになる。
【0114】
以上のような構成により、本実施の形態6にかかるバス制御装置及び情報処理システムでは、CPU11のデータ転送の頻度や、特定の内部ユニット62又はCPU11が転送するデータの重要度に応じて、特定内部ユニット62がローカルメモリ12に一度のアクセスで転送するデータ量やアクセス数を自由に設定できる。このため、汎用性の高いバス制御装置を得ることができると言える。
【0115】
(実施の形態7)
次に本発明の実施の形態7にかかるバス制御装置及び情報処理システムについて、図11〜図12を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態7にかかるバス制御装置及び情報処理システムの構成について図11を用いて説明する。図11は、本発明の実施の形態7にかかるバス制御装置及び情報処理システムを示す構成図である。
【0116】
本実施の形態7にかかるバス制御装置及び情報処理システムは、実施の形態6と同様に、外部インターフェース72、内部ユニット73、特定内部ユニット62、内部バス7、及びメモリインターフェース74を備えている。
【0117】
但し、本実施の形態7では、分割された全てのデータの転送を終了するまでの間において、一定の条件下で内部ユニット73に対しても使用を認めることができる。このため、外部インターフェース72、内部ユニット73、及びメモリインターフェース74の機能が、実施の形態6と異なっている。特定内部ユニット62は、実施の形態6と同様のものである。
【0118】
具体的には、本実施の形態7においては、外部インターフェース72及び内部ユニット73は、メモリインターフェース74のバスアービタ75に対して、内部バスの使用を要求すると共に、転送を予定しているデータ量を通知する機能を有している。図11において、77aは内部ユニット73がデータ量を通知するために出力する転送データ量通知信号であり、77bは外部インターフェース72がデータ量を通知するために出力する転送データ量通知信号である。
【0119】
また、本実施の形態7では、バスアービタ75は、分割されたデータが転送中であることを通知されている間に、外部インターフェース72及び内部ユニット73のうちの一方又は両方から、内部バス7の使用要求と転送を予定しているデータ量の通知とを受けた場合は、予め設定されたデータ量と、転送を予定しているデータ量との比較を行なう。バスアービタ75は、この比較によって、外部インターフェース72及び内部ユニット73の一方又は両方が予め設定されたデータ量以下のデータ量の転送を予定しているかどうかを判定する。
【0120】
判定の結果、外部インターフェース72及び内部ユニット73の一方又は両方が、予め設定されたデータ量以下のデータ量の転送を予定している場合は、バスアービタ75は、予め設定されたデータ量以下のデータ量の転送を予定しているものに対して、分割されたデータが転送中であることを通知されている間、内部バス7の使用を認める。
【0121】
一方、予め設定されたデータ量を上回るデータ量の転送が予定されている場合は、バスアービタ75は、予め設定されたデータ量を上回るデータ量を通知したものからの使用要求を無視する。
【0122】
また、本実施の形態7では、分割されたデータが転送中であることを通知されている間に、外部インターフェース72及び内部ユニット73による転送が認められるデータ量は、CPU11によって設定される。この設定されるデータ量は、外部インターフェース72と内部ユニット73とで異なっていても良いし、システム内に複数の内部ユニット73がある場合には、内部ユニット73ごとに異なっても良い。更に、メモリインターフェース74は許容データ量設定レジスタ76を備えており、CPU11が設定したデータ量を特定する情報は、許容データ量設定レジスタ76に格納される。
【0123】
次に、本実施の形態7にかかるバス制御装置の動作について図12を用いて説明する。図12は、本発明の実施の形態7にかかるバス制御装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。図12において、信号は全てローアクティブであるものとする。また、図12でも、図9の例と同様に、特定内部ユニット62は、内部バス7を介してメモリインターフェース74に転送するデータを二つに分割する。
【0124】
図12に示すように、タイミングT0〜T2で、バスアービタ75は通常の調停を行なう。タイミングT0〜T2は通常区間である。タイミングT1で、特定の内部ユニット62はバスアービタ75に対してバス要求信号9cアサートする。
【0125】
特定内部ユニット62からのバス要求信号9cがアサートされると、タイミングT2で、バスアービタ75は特定の内部ユニット62に対してバス許可信号10cをアサートして、特定内部ユニット62にデータ転送を許可する。同時にタイミングT2において、分割転送通知部54は分割転送通知信号55をアサートする。
【0126】
特定内部ユニット62は、図12の例でも転送するデータを2つに分割して転送するため、タイミングT4でバス要求信号9cをネゲートし、タイミングT5で内部バス7を開放する。特定内部ユニット62が内部バス7を開放すると、バスアービタ75は、タイミングT5で、外部インターフェース72及び内部ユニット73からのバス使用要求に対して調停を行なう。
【0127】
但し、この時、分割転送通知信号55がアサートされている。このため、バスアービタ75は、外部インターフェース72及び内部ユニット73が転送を予定しているデータ量と、許容データ量設定レジスタ76に格納されているデータ量とを比較し、判定を行なう。判定の結果、転送を予定しているデータ量が許容データ量設定レジスタ76に格納されているデータ量を上回る使用要求を無視する。
【0128】
図12の例では、タイミングT5において、外部インターフェース72及び内部ユニット73が転送を予定しているデータ量は、ともに許容データ量設定レジスタ76に格納されているデータ量以下である。このため、バスアービタ75は外部インターフェース72及び内部ユニット73からのバス使用要求に対して調停を行なう。
【0129】
また、この時、バスアービタ75は、優先順位を決定する。図12の例では、外部インターフェース72のバス使用要求の優先度が高いため、バスアービタ75は、タイミングT6で、外部インターフェース72に対してバス許可信号10bをアサートする。なお、優先順位の決定方法としては、例えば、予め優先順位を定めておく方法や、時間的に優先順位を変化させる方法等が挙げられる。
【0130】
データの転送が終了すると、外部インターフェース72は、タイミングT8でバス要求信号9bをネゲートする。更に、タイミングT9で、バスアービタ75は内部バス7を解放する。
【0131】
タイミングT10において、バスアービタ75は、バス要求信号9aをアサートしている内部ユニット73に対してバス許可信号10bをアサートする。バス許可信号10bがアサートされると、内部ユニット73はデータの転送を行なう。データの転送が終了すると、内部ユニット73は、タイミングT11でバス要求信号9aをネゲートする。バス要求信号9aがネゲートされると、バスアービタ75は、タイミングT12で、バス許可信号10bをネゲートして、内部バス7を解放する。
【0132】
タイミングT12において、特定内部ユニット62は、更にバス要求信号9cをアサートしているため、バスアービタ75は、タイミングT13で、特定内部ユニット62に対するバス許可信号10cをアサートする。
【0133】
特定内部ユニット62は、データ転送を完了すると、タイミングT15で、バス信号9cをネゲートする。バス要求信号9cがネゲートされると、バスアービタ75は、タイミングT16で、バス許可信号10cをネゲートして、内部バス7を解放する。
【0134】
これと同時にタイミングT16において、分割転送通知部54は分割転送通知信号55をネゲートする。タイミングT16からT18で、バスアービタ75は通常の調停を行なう。
【0135】
以上のような構成により、本実施の形態7にかかるバス制御装置及び情報処理システムでは、分割転送通知信号55がアサートされている間において、一定の条件の下で、内部バス7に接続された全ての構成部分が内部バス7を使用することができるため、システム全体のパフォーマンスの向上を図ることができる。
【0136】
また、外部インターフェース72及び内部ユニット73が転送できるデータ量は、特定内部ユニット62のデータ転送の重要度や頻度に応じて自由に設定できるため、バス制御装置の汎用性を高めることができる。
【0137】
以上の実施の形態1〜7において、バス制御装置は単一の半導体集積回路によって実現されている。但し、本発明はこれに限定されず、バス制御装置1は、例えば、外部インターフェース、内部ユニット、メモリインターフェースがそれぞれ別の半導体集積回路によって構成され、各半導体集積回路を基板に実装することによって実現されていても良い。
【0138】
【発明の効果】
以上のように本発明にかかるバス制御装置及び情報処理システムによれば、CPU等の外部装置からのアクセスを優先させることができるため、従来のように余分なメモリを設けることなく、外部装置がローカルメモリにアクセスする際の待ち時間を低減して、システム全体のパフォーマンスの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるバス制御装置及び情報処理システムを示す構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1にかかるバス制御装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の実施の形態2にかかるバス制御装置及び情報処理システムを示す構成図である。
【図4】本発明の実施の形態2にかかるバス制御装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の実施の形態3にかかるバス制御装置及び情報処理システムを示す構成図である。
【図6】本発明の実施の形態3にかかるバス制御装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の実施の形態4にかかるバス制御装置及び情報処理システムを示す構成図である。
【図8】本発明の実施の形態5にかかるバス制御装置及び情報処理システムを示す構成図である。
【図9】本発明の実施の形態5にかかるバス制御装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図10】本発明の実施の形態6にかかるバス制御装置及び情報処理システムを示す構成図である。
【図11】本発明の実施の形態7にかかるバス制御装置及び情報処理システムを示す構成図である。
【図12】本発明の実施の形態7にかかるバス制御装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図13】従来のバス制御装置の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1、21、31、41、51、61、71 バス制御装置
2、72 外部インターフェース
3、52、73 内部ユニット
4、22、33、42、56、74 メモリインターフェース
5、34、57、75 バスアービタ
6、23、43 優先区間管理部
7 内部バス
8 優先区間通知信号
9a、9b、9c バス要求信号
10a、10b、10c バス許可信号
11 CPU
12 ローカルメモリ
13 システムバス
14 割り込み信号
24 優先区間設定レジスタ
35、76 許容データ量設定レジスタ
36 データ量通知信号
44 優先区間頻度設定レジスタ
53、62 特定内部ユニット
54 分割転送通知部
55 分割転送通知信号
63 分割数設定レジスタ
77a、77b 転送データ量通知信号

Claims (10)

  1. 外部の装置に外部のシステムバスを介して接続される外部インターフェースと、内部ユニットと、外部のローカルメモリに接続されるメモリインターフェースと、前記外部インターフェース及び前記内部ユニットと前記メモリインターフェースとの間を少なくとも接続する内部バスとを有するバス制御装置であって、
    前記メモリインターフェースは、前記外部インターフェース及び前記内部ユニットによる前記内部バスの使用要求に対して調停を行なうバスアービタと、前記バスアービタによって行なわれた調停の結果に基づいて前記内部バスの使用状況を監視する優先区間管理部とを有し、
    前記内部ユニットは、前記バスアービタに対して、前記内部バスの使用を要求すると共に、転送を予定しているデータ量を通知する機能を有し、
    前記優先区間管理部は、前記内部ユニットが前記内部バスを使用していない場合に、前記バスアービタ及び前記外部インターフェースに対して、前記外部インターフェースのみに前記内部バスの使用を許可する旨を通知して、前記外部インターフェースのみが前記内部バスを使用できる優先区間を設定し、
    前記バスアービタは、
    前記優先区間中に、前記内部ユニットから前記内部バスの使用要求と前記転送を予定しているデータ量の通知とを受けた場合に、予め設定されたデータ量と、前記転送を予定しているデータ量とを比較し、
    前記転送を予定しているデータ量が前記予め設定されたデータ量以下であるならば、前記優先区間中において前記内部ユニットによる前記内部バスの使用を認め、
    前記転送を予定しているデータ量が前記予め設定されたデータ量を超えているならば、前記優先区間が設定されている間、前記内部ユニットによる前記内部バスの使用を制限することを特徴とするバス制御装置
  2. 外部の装置に外部のシステムバスを介して接続される外部インターフェースと、内部ユニットと、外部のローカルメモリに接続されるメモリインターフェースと、前記外部インターフェース及び前記内部ユニットと前記メモリインターフェースとの間を少なくとも接続する内部バスとを有するバス制御装置であって、
    前記メモリインターフェース、前記外部インターフェース及び前記内部ユニットによる前記内部バスの使用要求に対して調停を行なうバスアービタと、前記バスアービタによって行なわれた調停の結果を前記外部の装置によって設定された頻度で確認することによって、前記内部バスの使用状況を監視する優先区間管理部とを有し、
    前記優先区間管理部は、前記内部ユニットが前記内部バスを使用していない場合に、前記バスアービタ及び前記外部インターフェースに対して、前記外部インターフェースのみに前記内部バスの使用を許可する旨を通知して、前記外部インターフェースのみが前記内部バスを使用できる優先区間を設定し、
    前記バスアービタは、前記優先区間が設定されている間、前記内部ユニットによる前記内部バスの使用を制限することを特徴とするバス制御装置
  3. 前記メモリインターフェースが、前記優先区間の長さを特定する情報を格納する優先区間設定レジスタを有し、
    前記優先区間管理部が、前記優先区間設定レジスタに格納された前記情報に基づいて、前記優先区間を設定する請求項1または2記載のバス制御装置。
  4. 前記内部ユニットが、前記バスアービタに対して、前記内部バスの使用を要求すると共に、転送を予定しているデータ量を通知する機能を有しており、
    前記バスアービタが、
    前記優先区間中に、前記内部ユニットから前記内部バスの使用要求と前記転送を予定しているデータ量の通知とを受けた場合に、予め設定されたデータ量と、前記転送を予定しているデータ量とを比較し、
    前記転送を予定しているデータ量が前記予め設定されたデータ量以下であるならば、前記優先区間中において前記内部ユニットによる前記内部バスの使用を認める請求項2記載のバス制御装置。
  5. 前記優先区間管理部による前記内部バスの使用状況の監視が、前記バスアービタによって行なわれた調停の結果を予め設定された頻度で確認することによって行なわれており、
    前記頻度は、前記外部の装置によって設定されている請求項記載のバス制御装置。
  6. 外部の装置に外部のシステムバスを介して接続される外部インターフェースと、複数の内部ユニットと、外部のローカルメモリに接続されるメモリインターフェースと、前記外部インターフェース及び前記内部ユニットと前記メモリインターフェースとの間を接続する内部バスとを有するバス制御装置であって、
    前記複数の内部ユニットのうち一部の内部ユニットは、前記内部バスを介して前記メモリインターフェースに転送するデータを分割して転送する機能を有し、
    前記メモリインターフェースは、前記分割された全てのデータの転送を終了するまでの間、前記一部の内部ユニット以外の他の内部ユニットによる前記内部バスの使用を制限し、且つ、前記外部インターフェースによる前記内部バスの使用を許可することを特徴とするバス制御装置。
  7. 前記一部の内部ユニットが分割転送通知部を有し、
    前記分割転送通知部は、前記データを分割して転送する場合に、前記分割された全てのデータの転送を終了するまでの間、前記メモリインターフェースに対して、分割されたデータが転送中であることを通知する機能を有し、
    前記メモリインターフェースが、前記外部インターフェース及び前記内部ユニットによる前記内部バスの使用要求に対して調停を行なうバスアービタを有し、
    前記バスアービタは、前記分割されたデータが転送中であることを通知されている間、前記他の内部ユニットによる内部バスの使用を制限し、且つ、外部インターフェースによる内部バスの使用を許可する請求項6記載のバス制御装置。
  8. 前記一部の内部ユニットが、前記データの分割数を設定するための情報を格納する分割数設定レジスタを有しており、格納された前記情報に基づいて前記データを分割する請求項6記載のバス制御装置。
  9. 前記外部インターフェース及び前記他の内部ユニットが、前記バスアービタに対して、前記内部バスの使用を要求すると共に、転送を予定しているデータ量を通知する機能を有しており、
    前記バスアービタが、
    前記分割されたデータが転送中であることを通知されている間に、前記外部インターフェース及び前記他の内部ユニットのうちの一方又は両方から、前記内部バスの使用要求と前記転送を予定しているデータ量の通知とを受けた場合に、
    予め設定されたデータ量と、前記転送を予定しているデータ量とを比較して、前記一方又は両方が前記予め設定されたデータ量以下のデータ量の転送を予定しているかどうかを判定し、
    前記予め設定されたデータ量以下のデータ量の転送を予定していると判定されたものに対して、前記分割されたデータが転送中であることを通知されている間、前記内部バスの使用を認める請求項7記載のバス制御装置。
  10. 請求項1〜9いずれかに記載のバス制御装置と、前記バス制御装置の外部インターフェースにシステムバスを介して接続されたCPUと、前記バス制御装置のメモリインターフェースに接続されたローカルメモリとを有することを特徴とする情報処理システム。
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