JP2002091036A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法及び画像形成装置

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JP2002091036A
JP2002091036A JP2000275823A JP2000275823A JP2002091036A JP 2002091036 A JP2002091036 A JP 2002091036A JP 2000275823 A JP2000275823 A JP 2000275823A JP 2000275823 A JP2000275823 A JP 2000275823A JP 2002091036 A JP2002091036 A JP 2002091036A
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Hirobumi Nakayama
博文 中山
Tomoko Ishikawa
智子 石川
Itaru Ogawa
格 小川
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度の画像を得ることが出来る画像形成
方法及び装置を提供する。 【解決手段】 導電性支持体上に、CuKα線における
X線回析においてブラッグ角(2θ±0.2)27.3
°に最大回折ピークを示すオキシチタニウムフタロシア
ニンを電荷発生材料として用いた電荷発生層と、電荷移
動層が積層した感光層を有する電子写真感光体に対し、
デジタル像露光を行い、この像露光で形成された静電潜
像の現像に於いて、液体現像剤を用いることを特徴とす
る画像形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法及び
画像形成装置に関するものである。さらに詳しくは、プ
リンター、電子写真複写機、Faxなどで高品位な画像
を形成させる方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真法を利用した複写機、プリンタ
ー及びFaxなどの普及に伴い、近年では、より高品位
な印字物、印画物、例えば、オフセット印刷に匹敵する
様な高画質(高精細、高階調性)な画像が要求されてき
ている。高精細画像、特に、階調性や解像力を向上させ
ようとするために、1)1ドットを露光する時間が短く
なるために、感度が高い感光体を使用し、2)露光方式
はデジタル法でかつ記録密度(ドット/インチ(dp
i))を上げ、3)小粒径トナーを用いて現像する方式
が特開平3−37678号公報で報告されている。
【0003】更に詳しくは、同公報では上記1)、
2)、3)に対応した技術として、1)CuKα特性X
線(波長1.541Å)に対するX線回折においてブラ
ッグ角(2θ±0.2°)が27.3°に強いピークを
有するオキシチタニウムフタロシアニン類を感光体に使
用し、2)600dpi以上のデジタル露光、3)8μ
m以下のトナー、の技術を組み合わせることにより、高
精細、高階調性を有した画像が形成されるとの報告があ
る。
【0004】一方、液体現像方式は公知であり、例え
ば、特開平2−259778号公報、特開平2−262
174号公報その他、数多くの液体現像剤、液体現像装
置に関する発明が開示されている。
【0005】付言するが、上述の特開平3−37678
号公報では、トナー製法の特定、規定、記載がないが、
明細書中、イ)現像剤が撹拌、または輸送される、ロ)
磁性トナー粒子からなる1成分現像剤も用い得るが、磁
性キャリア粒子と非磁性トナー粒子の混合した二成分現
像剤が好ましいと記載され、使用されるトナーは汎用の
乾式製法で得られる粉体状のトナーを意味し、上記明細
書中、本発明の必須要素の一つである液体トナーを予想
させる記載は一切無い。
【0006】オフセット印刷に匹敵する高品位な画質
(通常は2000dpi以上が好ましく、更に好ましくは
2400dpi以上)の印字物、印画物を比較的少ない枚
数必要となった場合(枚葉印刷、低部数複写)、電子写
真方式のほうが、製版して印刷するよりも、圧倒的にコ
スト面、利便性に優れ、ユーザーの使用希望・目的にす
ぐ対応出来る、いわゆるオンデマンド性に富んでいる。
【0007】近年の、IT技術の飛躍的進展、画像読み
とり技術の大幅な向上、画像情報のネット化、デイスプ
レイの高密度化と相俟って、テレビ、ビデオから直接プ
リントアウトしたり、画像読みとりした電気信号を遠隔
地へ送り直接印字物、印画物を出すなど、様々な技術が
普及してきた。その際、写真並の画質要求(写真画面か
ら画像品位を保持したままでの印画物再生)他、ユーザ
ーの要求が多様化、個別化、特殊化、高級化してきてお
り、それらの時代要求に応えるべく、画像圧縮技術、電
送技術の進展と合わせ、高品位印字物、印画物をユーザ
ーにとって簡便に安価で早く供給する技術開発が望まれ
ている。しかしながら、このような時代要求に応えよう
としても、従来技術ではいくつもの課題が存在する。
【0008】例えば、前記特開平3−37678号公報
記載の技術を駆使しても、前記した高精細、高階調性と
いう目的には十分には応えられないことである。それ
は、まず、露光密度が600〜1800dpiでは達成
出来ない部分があるということである。即ち、印刷分野
において一般的に高品位品といえば画像記録密度が少な
くとも2000dpi以上、好ましくは2400dpi
以上ないと、印字物、印画物に高級感がない。当然、露
光密度もそれに対応して上げなければならない。従っ
て、感光体上の静電潜像密度が重要であり、そのために
も、露光密度は重要な因子である。
【0009】また同公報では、平均粒径8μ以下のトナ
ーを使用するとの記載があるが、例えば、粉体トナーの
場合、物理的に砕くためにいくら衝突盤に工夫を加えて
も、不定形粒子状態であり、またいくら分級操作を加え
ても、微粉トナーは必ず存在する。そもそも、粉砕トナ
ーはよほど分級精度を上げないかぎり、粒径分布が広
く、帯電分布が広がることは避けられず、結果、均一付
着せず、画像濃度が出ない場合がある。
【0010】また、微粉を含んだトナーであると、転写
工程ではトナー粒子にかかるクーロン力に比べて、感光
体との付着力(鏡像力、ファンデルワールス力などが支
配因子)が大きくなる。その為、転写時に感光体の上に
残る転写残トナーが発生する傾向があり、現像しても所
望の画像濃度が得にくく、高精細、高階調性を達成出来
ない。
【0011】次に、液体現像の問題点について言及す
る。液体現像剤(液体トナー)は、溶剤中、安定剤の存
在も手伝って、着色剤などが、極めて小粒径な粒子とし
て安定に存在でき、結果、原理上、高精細、高階調性を
有した印字物、印画物を提供できる可能性を有してい
た。しかし、液体現像方式は、現時点では、実用上、い
くつかの問題を抱えており、乾式現像方式に主流の座を
譲っている。
【0012】その理由の一つは、現像剤を溶解、微分散
するために用いられている有機溶剤の使用に伴う臭気等
の対環境性が挙げられる。また他の理由の一つは、液体
現像剤の供給手段が乾式現像剤のそれと比べて、複雑、
かつ、大型となる場合が多いことである。この2点はオ
フィスや一般家庭(個人使用)での普及を制限させてい
ると考えられるが、例えば臭気問題などは、溶剤の選
択、排気ファン、吸着装置、除臭装置の設置、完全閉鎖
系装置の開発などで解決することも可能であるが、例え
ば、簡便には複写装置自体を局所排気できる場所に設置
してもよい。
【0013】最近、禁煙コーナーなどが各オフィスに常
設され、局所排気装置などは安価で汎用的になってきた
し、一般家庭向きにも安価、コンパクト化された空気清
浄機などが予想以上に普及し、それほど大きな問題では
なくなってきた。とりわけ、近年、低枚数でよいから、
安価で、印刷品並の画質を有し、且つ、簡単にユーザー
の所望画像品位に応えられる(対顧客性)印字物、印画
物を要求(オンデマンド性)される印刷工場のような場
所では、局所排気装置も整っており、印刷、製本が複写
に代替可能な、印刷機/複写機の競合分野においては、
高精細、高階調性を有した高品位品を簡便、且つ安価に
提供できる画像形成方法、装置の開発に対する要求が大
変強い。しかし、従来技術によっては、この要求を完全
には応えることが上述した理由により困難であった。
【0014】
【発明が解決しようとするする課題】本発明の目的は、
高精細、高階調性を有した高画質、高品位な画像を形成
するための方法および装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決する手段】本発明の要旨は、導電性支持体
上に、CuKα線におけるX線回析においてブラッグ角
(2θ±0.2)27.3°に最大回析ピークを示すオ
キシチタニウムフタロシアニンを電荷発生材料として用
いた電荷発生層と、電荷移動層が積層した感光層を有す
る電子写真感光体に対し、デジタル像露光を行い、この
像露光で形成された静電潜像の現像に於いて、液体現像
剤を用いることを特徴とする画像形成方法に存する。
【0016】また、本発明の別の要旨は、少なくとも、
感光体、露光装置、液体現像剤を備えた画像形成装置で
あって、該感光体が導電性支持体上に、CuKα線によ
るX線回折において、ブラッグ角(2θ±0.2)2
7.3゜に最大回折ピークを有するオキシチタニウムフ
タロシアニンを含有する電荷発生層と、該露光装置がデ
ジタル像露光を行うものであることを特徴とする画像形
成装置に存する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の画像形成装置の一例を図を用いて説明す
るが、本発明の画像形成装置及びトナー画像の形成方法
は、以下の例に限定されるものではない。図1は本発明
に用いられる電子写真記録装置の一実施態様の要部構成
の概略図であり、感光体1、帯電装置2、露光装置3、
現像装置4、転写装置5、定着装置6、現像液タンク7
を有している。感光体1は、例えばアルミニウムなどの
導電体により形成され、外周面に感光導電材料を塗布し
て感光層を形成したものである。感光体1の外周面に沿
って帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5
がそれぞれ配置されている。
【0018】帯電装置2は、例えば周知のスコロトロン
帯電器、ローラー帯電器などよりなり、感光体1の表面
を所定電位に均一帯電する。露光装置3は、感光体1の
感光面にLED、レーザー光などで露光を行って感光体
1の感光面に静電潜像を形成するものである。
【0019】現像装置4においては、現像容器内に第一
現像ローラ41、及び第二現像ローラ42、更にリバー
スローラ43が配置され、第一現像ローラ41及び第二
現像ローラ42は、感光体1の表面と微小間隔をおいて
保持される。液体現像剤LTは、現像剤タンク7に蓄え
られ、ポンプ(図示せず)によってパイプ71を通り、
液体現像剤供給ノズル72から供給され、第一現像ロー
ラ41及び第二現像ローラ42により感光体1に運ばれ
る。感光体1上に潜像を形成するのに供しなかった液体
現像剤は、現像剤タンク7に回収され再利用される。
【0020】転写装置5は、感光体1に対向して配置さ
れた転写チャージャー、転写ローラー、転写ベルトなど
よりなる。この転写装置5は、トナーの帯電電位とは逆
極性で所定電圧値(転写電圧)を印加し、感光体1に形
成されたトナー像を記録紙Pに転写するものである。
【0021】用紙P上に転写されたトナーは、定着装置
6により必要に応じて加熱し、乾燥されて記録紙P上に
トナーが定着される。加熱する場合は、加熱定着を行う
場合は、定着ローラ61の内部にヒータランプ等の加熱
器62を設ける。
【0022】また、図示しないクリーニング装置によ
り、感光体1に付着している残留トナーを回収して利用
する。
【0023】以上のように構成された電子写真現像装置
では、次のようにして画像の記録が行われる。即ち、ま
ず感光体1の表面(感光面)は、帯電装置2によって所
定の電位(例えば−600V)に帯電される。続いて、
帯電されたのちの感光体1の感光面を記録すべき画像に
応じて露光装置3によって露光し、感光面に静電潜像を
形成する。そして、その感光体1の感光面に形成された
静電潜像の現像を現像装置4で行う。この他に、必要に
応じて感光体表面の除電装置、液体現像剤乾燥時に発生
する揮発性溶剤(キャリヤ)の回収装置等を設けても良
い。また、転写の際に、上記のように感光体から記録紙
に直接転写しても良いが、ドラム状またはベルト状の中
間転写体を介して段階的な転写を行っても良い。本発明
の画像形成方法または装置は、単色の画像を形成するも
のでも良いし、フルカラーなど複数の色の現像剤を組み
合わせて使用するものであっても良い。フルカラーの場
合、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、
K(黒)の4色を使用することが多い。この基本4色以
外に、「特色」として他の色の現像剤を使用しても良
い。また、フルカラーでなく、2〜3色の複数の色の現
像剤を組み合わせたものでも良い(黒と赤の2色等)。
なお、複数の色の現像剤を用いる場合、公知の手法に
従って組み合わせることが出来る。たとえば、各色それ
ぞれ専用の感光体を使用し、それぞれの周りに帯電・露
光・現像等のプロセスを独立に設けて現像までを平行処
理して次々に転写しても良いし、一つの感光体で現像剤
ないしは現像器のみ切り替えて色の数だけ帯電・露光・
現像・転写を繰り返しても良い。また、感光体上で帯電
・露光・現像を繰り返した後に一括転写する多重現像方
式でも良い。これらの内、本発明の目的とする高精細を
実現しようとする場合は、Y(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)、K(黒)のそれぞれの液体現像剤
に専用の感光体を使用する方式がより好ましい。
【0024】次に、本発明に用いられる液体現像剤につ
いて説明する。本発明に用いられる液体現像剤は、顔料
および樹脂を主成分とする着色粒子が絶縁性の担体液
(キャリア)に好ましくは0.1〜20重量%分散した
ものであり、着色粒子の平均粒径は通常5μm以下、好
ましくは0.3μm以上、更に好ましくは0.5μm以
上であり、また、好ましくは4μm以下、更に好ましく
は3μm以下である。着色粒子の平均粒径が0.3μm
未満の場合には、印字濃度が十分でなく、また印字物の
光沢が十分でないという問題が生じる場合がある。ま
た、平均粒径が5μmを超える場合には画素に対する着
色粒子の粒径が大きくなり、印字物の細線などに画像の
荒れを生じる場合がある。
【0025】着色粒子の平均粒径は、SHIMADZU
SA−CP3遠心分離粒度分布測定装置により測定で
きる。液体現像剤を分散媒で希釈し、測定機の吸光度測
定範囲に合致するようにし、そして、このサンプルを2
400RPM/分の加速回転モードでの吸光度の変化か
ら粒子分布を測定し、平均粒径をメディアン径で計算す
る。
【0026】本発明に用いられるな絶縁性の担体液とし
ては、通常、100℃以上300℃以下の温度範囲に沸
点を有し、且つ109Ω・cm以上の体積固有抵抗と3
以下の誘電率を有する公知の溶媒が使用でき、例えば脂
肪族炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素等
が挙げられる。揮発性、安全性、臭気等の観点から、オ
クタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン及びそ
の異性体、あるいはそれらの混合物が好ましく用いられ
る。
【0027】市販品の具体例としては、アイソパーL、
アイソパーM、アイソパーG(エクソン化学社製)、J
WS8947(エッソ石油社製)、アイソゾール400
(日本石油化学社製)、NP−LC、NP−HCS、N
P−SH(三井テキサコケミカル社製)、NAS−4
(日本油脂社製)などが好ましく、より好ましくはアイ
ソパーM、JWS8947、アイソゾール400、NP
−LC、NP−HCS、NP−SH、NAS−4、さら
に好ましくはJWS8947、NP−HCSが挙げられ
る。
【0028】担体液の体積固有抵抗は1011Ω・cm以
上が好ましく、1014Ω・cm以上が更に好ましい。体
積固有抵抗が上記範囲より著しく小さい場合、液体現像
剤中のトナーの電気泳動特性が十分には発現せず、潜像
の十分な現像が行なうことができない傾向にある。
【0029】また、沸点は180℃以上280以下であ
ることが好ましく、210℃以上260℃以下であるこ
とが更に好ましい。沸点が上記範囲より著しく低い場
合、感光体上で溶剤が揮発し、被転写体への転写時の現
像剤の状態が変化して転写が不安定になる傾向にあり、
上記範囲より著しく高い場合には、被転写体上のトナー
像の定着に要するエネルギーが大きくなり、装置構成上
好ましくない傾向にある。
【0030】本発明において、着色粒子は顔料もしくは
染料および樹脂を主成分とするが、顔料を樹脂中に分散
させた着色粒子が好ましい。着色粒子中の顔料の割合と
しては好ましくは5重量%以上30重量%以下、より好
ましくは10重量%以上25重量%以下である。顔料の
割合が5重量%未満の場合には着色力が不十分となり、
30重量%を超えた場合には定着性が不十分となって、
印字物の光沢などに問題が生じる場合がある。
【0031】本発明で用いられる結着樹脂としては、ア
ルキッド樹脂、スチレン樹脂、フェノール樹脂、アクリ
ル樹脂、スチレン−アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、
ロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性樹脂などが挙げ
られるが、ロジン変性樹脂を使用することが好ましい。
【0032】ロジン変性樹脂としては、酸価が50以上
250以下であり、軟化点が70℃以上150℃以下で
あり、ロジン中のガムロジンの割合が20%以上である
ことが好ましい。かかるロジン変性樹脂としては、ロジ
ン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フマル酸樹脂を使用
することが好ましく、具体例としては、荒川化学社製の
FGM−310,FGM−312、UNION CAP
社製のUNIREZ709,710,8112、811
5などが挙げられる。
【0033】ロジン変性樹脂の酸価が50未満では帯電
性が不良になることがあり、250を超えると絶縁性液
体に対する分散性が不良となる場合がある。ここでいう
酸価の測定は、「塗料ハンドブック」(岩井信次編 昭
和29年 産業図書発行)、第635頁の記載に従って
行なうことができる。また、ロジン変性樹脂の軟化点が
70℃未満では保存性が不良となり、150℃を超える
と定着性が不良となる場合がある。さらに、ロジン変性
樹脂のロジン中のガムロジンの割合が20%未満の場合
には白地汚れ性が不良となる場合がある。
【0034】顔料および染料は公知のものを用いること
ができるが、黒色系としては、カーボンブラック(市販
品では、例えば三菱化学社製#30、#40、#50、
MA−7、11、100、220、キャボット社製MO
NARCH800,900,MOGUL−L,BLAC
K PEARLS 130,REGAL330,40
0,660R、コロンビアカーボン社製Raven12
55,1020,1000など)の他、アルカリブルー
などをカーボンブラックと混合して使用することも可能
である。
【0035】黄色系としては、C.I.Pigment
Yellow−1,3,4,5,6,12,13,1
4,15,16,17,18,24,55,65,7
3,74,81,83,87,93,94,95,9
7,98,100,101,104,108,109,
110,113,116,117,120,123,1
28,129,133,138,139,147,15
1,153,154,155,156,168,16
9,170,171,172,173が挙げられ、C.
I.Pigment Yellow−12、13、1
4、17、81、95、109、154を使用すること
が好ましい。
【0036】紅色系としては、C.I.Pigment
Red−1,2,3,4,5,6,7,8,9,1
0,12,14,15,17,18,22,23,3
1,37,38,41,42,48:1,48:2,4
8:3,48:4,49:1,49:2,50:1,5
2:1,52:2,53:1,54,57:1,58:
4,60:1,63:1,63:2,64:1,65,
66,67,68,81,83,88,90,90:
1,112,114,115,122,123,13
3,144,146,147,149,150,15
1,166,168,170,171,172,17
4,175,176,177,178,179,18
5,187,188,189,190,193,19
4,202,208,209,214,216,22
0,221,224,242,243,243:1,2
45,246,247が挙げられC.I.Pigmen
t Red−31,48:3,57:1,81,122
が好ましい。
【0037】また、藍色系としては、C.I.Pigm
ent Blue−1,2,9,14,15,16,1
7:1,19,21,22,24,25,56,60,
61,63,64が挙げられC.I.Pigment
Blue−15が好ましい。また、上記以外の色素に加
えて、色彩の調整のために必要に応じてフタロシアニン
グリーン、オイルバイオレット、メチルオレンジ、メチ
ルバイオレット等の緑色系、紫色系、橙色系等の色素を
混合あるいは単独で用いることができる
【0038】本発明の液体現像剤は、必要に応じ、荷電
制御剤、分散安定剤その他の添加剤を含んでいても良
い。荷電制御剤としては、従来より静電荷像液体現像用
されている公知のものが使用でき荷電制御剤を適切に選
ぶことにより正、負いずれにも帯電させることができ
る。具体的には例えば、低分子量のレシチン、バリウム
ペテロネート、ナトリウムアルキルサクシネート、コバ
ルトナフテート、アルミニウムステアレート、コバルト
オクテート、ジルコニウムナフテート、4級アンモニウ
ム塩および3級アミンなどの他、高分子型荷電制御剤等
を用いることができる。
【0039】特に、使用するキャリア溶剤と結着樹脂そ
れぞれに相溶性のよい部位を合わせもつグラフト型両親
媒性ポリマーは電荷が安定であるため好ましい。キャリ
ア溶剤に可溶である部位としては、例えば、高級脂肪酸
ビニルエステル、ビニルアルキルエーテル、アクリル酸
アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステルなど
から重合されるポリマーが挙げられる。また、結着樹脂
に可溶性の部位としては、例えば、酢酸ビニル、塩化ビ
ニル、メタクリル酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸
メチル、アクリロニトリル、ジアルキルアミノアルキル
アクリレートなどから重合されるポリマーが挙げられる
がこれらに限定されない。他にも、このような両親媒性
ポリマーの例として、特公昭60−15063号公報に
示されたポリマーが知られている。液体現像剤中の荷電
制御剤の含量は特に限定されないが、液体現像剤中に
0.0001〜70重量%含まれることが好ましい。
【0040】本発明に用いられる分散安定剤としては、
ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスなどの
合成ワックスやモンタンワックス、カルナバワックスな
どの天然ワックスが好ましく用いられる。液体現像剤中
の分散安定剤の含量は特に限定されないが、0.001
〜10重量%含まれることが好ましい。本発明に用いら
れる液体現像剤は、例えば上述の成分をボールミル、サ
ンドミル、アトライター等で均一に分散して10%程度
の不揮発分を有する濃縮トナーを製造し、この濃縮トナ
ーを上記担体液で不揮発分が0.1〜2%程度となるよ
うに希釈して調整することができる。
【0041】次に本発明で用いられる感光体を説明す
る。本発明に用いられる感光体は、導電性支持体上に、
電荷発生層と電荷移動層が積層された積層型感光体であ
り、少なくとも、導電性支持体と電荷発生層、電荷移動
層から成る。電荷発生層と電荷移動層は、通常は、電荷
発生層の上に電荷移動層が積層された構成をとるが、逆
の構成でも良い。また、これらの他に、接着層、ブロッ
キング層等の中間層や、保護層など、電気特性、画像特
性、機械特性、液体現像剤に対する耐性の改良のための
層を設けても良い。導電性支持体としては周知の電子写
真感光体に採用されているものがいずれも使用できる。
【0042】導電性支持体は、具体的には例えばアルミ
ニウム、ステンレス、銅等の金属ドラム、シートあるい
はこれらの金属箔のラミネート物、蒸着物が挙げられ
る。更に、金属粉末、カーボンブラック、ヨウ化銅、高
分子電解質等の導電性物質を適当なバインダーとともに
塗布して導電処理したプラスチックフィルム、ブラスチ
ックドラム、紙、紙管等が挙げられる。また、金属粉
末、カーボンブラック、炭素繊維等の導電性物質を含有
し、導電性となったプラスチックのシートやドラムが挙
げられる。また、酸化スズ、酸化インジウム等の導電性
金属酸化物で導電処理したプラスチックフィルムやベル
トが挙げられる。アルミニウムの場合、陽極酸化皮膜等
を設けたものでも良い。
【0043】電荷発生層は、少なくともバインダーポリ
マー、及び電荷発生剤を含んでおり、本発明において
は、電荷発生剤としてオキシチタニウムフタロシアニン
が用いられる。この他に、必要に応じ有機光導電性化合
物、色素、電子吸引性化合物等を含んでいても良い。電
荷発生層に用いられるバインダーとしては、スチレン、
酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタク
リル酸エステル、ビニルアルコール、エチルビニルエー
テル等のビニル化合物の重合体及び共重合体、ポリビニ
ルアセタール、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリ
アミド、ポリウレタン、セルロースエステル、セルロー
スエーテル、フェノキシ樹脂、けい素樹脂、エポキシ樹
脂等が挙げられる。オキシチタニウムフタロシアニンと
バインダーポリマーとの割合は、特に制限はないが、一
般には、オキシチタニウムフタロシアニン100重量部
に対し、5〜500重量部、好ましくは20〜300重
量部のバインダーポリマーを使用する。
【0044】本発明の特徴の一つは、電荷発生剤とし
て、特定の結晶型オキシチタニウムフタロシアニンを用
いることにある。本発明に用いられる結晶型オキシチタ
ニウムフタロシアニンは、CuKα線によるX線回折に
おいてブラッグ角(2θ±0.2)27.3゜に最大回
折ピークを示すものである。
【0045】この結晶型オキシチタニウムフタロシアニ
ンは、例えば特開昭62−67094号公報の第2図
(同公報ではII型と称されている)、特開平2−82
56号公報の第1図、特開昭64−17066号公報の
第1図、特開昭63−20365号公報の第1図、電子
写真学会誌第92巻(1990年発行)第3号第250
〜258頁(同刊行物ではY型と称されている)に示さ
れたものであり、27.3°に最大回折ピークを示すこ
とが特徴である。また、この結晶型オキシチタニウムフ
タロシアニンは27.3°以外に通常7.4゜、9.7
゜、24.2゜にピークを示す。本明細書では、本発明
に用いられる結晶型オキシチタニウムフタロシアニン
を、学術発表での呼称に従いY型と呼ぶこととする。
【0046】回折ピークの強度は、結晶性、試料の配向
性、及び測定法により変化する場合があるが、粉末試料
のX線回折を行う場合に通常用いられるブラッグ−ブレ
ンターノの集中法による測定では、Y型結晶は27.3
°に最大回折ピークを有する。また、薄膜光学系(一般
に薄膜法あるい平行法とも呼ばれる)により測定された
場合、試料の状態によっては27.3°が最大回折ピー
クとならない場合があるが、これは結晶粉末が特定の方
向に配向しているためと考えられる。
【0047】本発明においては、感度を調節する等の目
的で、Y型オキシチタニウムフタロシアニン以外の電荷
発生剤を混合して用いても良いが、混合する場合には、
電荷発生物質がα型オキシチタニウムフタロシアニン
(例えば、Zeitschrift fur Kristallographie 159、第
173-183頁、(1982年出版)にPhase IIと
して示されている結晶型)、β型オキシチタニウムフタ
ロシアニン(例えば、Zeitschrift fur Kristallograph
ie 159、第173-183頁、(1982年出版)にPhas
e Iとして示されている結晶型)等のチタン含有フタ
ロシアニン系化合物とのみ混合するのであれば、電荷発
生剤中のY型オキシチタニウムフタロシアニンの割合は
通常30重量%以上であり、50%重量以上が好まし
く、70重量%以上が更に好ましい。また、チタン含有
フタロシアニン系化合物以外の電荷発生剤とも混合する
のであれば、電荷発生剤中のY型オキシチタニウムフタ
ロシアニンの割合は通常40重量%以上であり、60%
重量以上が好ましく、80重量%以上が更に好ましい。
【0048】電荷発生層の膜厚は、0.05〜5μm、
好ましくは0.1〜2μmである。電荷発生層から電荷
キャリアーが注入される。電荷移動層は、キャリアーの
注入効率と移動効率の高いキャリアー移動媒体を含有す
る。
【0049】電荷移動層は、少なくとも電荷輸送剤を含
んでおり、必要に応じ、酸化防止剤、増感剤、電子吸引
性化合物、可塑剤、流動性付与剤、すべり性改良剤、架
橋剤等の各種添加剤が含まれていても良い。酸化防止剤
の例としては、ヒンダードフェノール化合物、ヒンダー
ドアミン化合物などがあげられる。電荷輸送剤として
は、高分子化合物または低分子化合物が使用される。高
分子化合物の例としては、ポリ−N−ビニルカルバゾー
ル、ポリスチリルアントラセンのような複素環化合物や
縮合多環芳香族化合物を側鎖に有する高分子化合物等が
挙げられる。その他、下記の低分子化合物の例で示され
る化学構造を側鎖または主鎖に含有する高分子化合物も
使用可能である。低分子化合物の例としては、ピラゾリ
ン、イミダゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、
トリアゾール、カルバゾール等の複素環化合物、トリフ
ェニルメタンのようなトリアリールアルカン誘導体、ト
リフェニルアミンのようなトリアリールアミン誘導体、
フェニレンジアミン誘導体、N−フェニルカルバゾール
誘導体、スチルベン誘導体、ヒドラゾン化合物などが挙
げられ、特に、置換アミノ基やアルコキシ基のような電
気供与性基、あるいはこれらの置換基を有する芳香族環
基が置換した電子供与性の大きい化合物が挙げられる。
これらの内、分子内に式(I)、式(II)、式(II
I)、又は式(IV)で表される原子団を有する化合物
が好ましい。
【0050】
【化1】
【0051】電荷移動剤として好ましい化合物の具体例
を以下に示す。なお、下記の具体例の内、(A−1)〜
(A−14)は式(I)で表される原子団を有する化合
物であり、(B−1)〜(B−8)は式(II)で表さ
れる原子団を有する化合物であり、(C−1)〜(C−
5)は式(III)で表される原子団を有する化合物で
あり、(D−1)〜(D−3)は式(IV)で表される
原子団を有する化合物である。
【0052】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【0053】本発明においては液体現像剤を用いるの
で、感光体の劣化や感光体表面へのトナー固着を防止す
るため、感光体の最外層のバインダー樹脂は、液体現像
剤の担体液を考慮して選択する必要がある。担体液に炭
化水素系溶媒を用いる場合には、ポリエステルまたはポ
リカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂を
バインダー樹脂として用いるのが好ましい。あるいは架
橋性の樹脂を用いても良い。
【0054】電化輸送剤が高分子化合物の場合は、特に
バインダーポリマーを用いなくても良いが、可とう性の
改良等で混合することも行われる。低分子化合物の場合
は、成膜性改善のため、バインダーポリマーが用いら
れ、その使用量は、通常電荷輸送剤100重量部に対し
50〜3000重量部、好ましくは70〜1000重量
部の範囲である。電荷移動層にはこの他に、塗膜の機械
的強度や、耐久性向上のための種々の添加剤を用いるこ
とができる。このような添加剤としては、周知の可塑剤
や、種々の安定剤、流動性付与剤、架橋剤等が挙げられ
る。
【0055】次に、感光体に潜像を形成するために露光
を行う露光装置としては、レーザー光、LED光等によ
りデジタル露光を行う装置が用いられるが、上記のY型
オキシチタニウムフタロシアニンの吸光度を考慮する
と、波長530〜850nmのレーザー光またはLED
光を発する露光装置が好ましい。更に具体的には、53
2nm付近、635nm付近、650nm付近、780
nm付近、830nm付近のレーザー光を発する露光装
置が好ましい。また、これらの内、635nm付近、6
50nm付近、780nm付近のレーザー光を発する露
光装置が好ましい。
【0056】また、本発明の画像形成方法においては露
光密度は、通常行われる600〜1500ドット/イン
チでもよいが、感光体と液体現像剤の組み合わせの効果
を有効に利用するには、2000ドット/インチ以上、
更には4000ドット/インチ以上の露光密度が有利で
ある。
【0057】本発明においては、上述の高感度感光体
と、好ましくは体積平均粒径0.3〜4μmの着色剤粒
子を含有する液体現像剤の組み合わせて用い、高解像デ
ジタル露光を行うことにより、高精細の画像を形成する
ことができるものと考えられる。
【0058】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0059】(液体現像剤の調整)株式会社リコー製P
PCトナー タイプ1000をアイソパーGにて18倍
に希釈した(これをLT1とする)。上記と同じPPC
トナー タイプ1000をアイソパーGにて10倍に希
釈した(これをLT2とする)。
【0060】(感光体の製造) (オキシチタニウムフタロシアニンの製造例)常法に従
って合成したオキシチタニウムフタロシアニン100g
を2kgの濃硫酸に溶解し、20リットルの水にあけて
析出させて濾取し、十分水洗いを繰り返し(所望により
アンモニア水等の希アルカリ水を使用)アモルファス状
態のウェットペーストを得た。このウエットペースト2
gに、1,2−ジクロロエタン300gを加え、室温下
で3時間撹拌を行なった。メタノールで希釈して濾過
し、メタノール洗浄後、乾燥して、CuKα線によるX
線回折においてブラッグ角(2θ±0.2°)27.3
°に最大回折ピークを有するY型結晶を得た。
【0061】(感光体の製造−1)上記製造例で製造し
たオキシチタニウムフタロシアニン10部、ポリビニル
ブチラール5部を、1,2−ジメトキシエタン500部
と共に、サンドグラインダーミルで8時間分散した。ア
ルミニウムドラム(80mmΦ)に陽極酸化処理を施し
たものの上に、上記分散液を浸漬塗布により塗布し、膜
厚0.2μmのキャリア発生層を形成した。 次いでこ
の上に、電荷輸送剤として下記(E−1)の構造を有す
る化合物56重量部、下記(E−2)の構造を有する化
合物14重量部、およびパインダー樹脂としてビスフェ
ノールCとビスフェノールPとの共重合ポリカーボネー
ト樹脂100重量部を含む膜厚20μmの電荷移動層を
浸漬塗布により形成して、積層型感光層を有する電子写
真感光体を得た(これをPC1とする)。
【0062】
【化11】
【0063】(感光体の製造−2)感光体の製造−1に
おいて、オキシチタニウムフタロシアニンとしてβ型を
用いた以外は、感光体の製造−1と同様にして積層型感
光層を有する電子写真感光体を得た(これをPC2とす
る)。
【0064】(評価)市販の感光体ドラム評価装置(ジ
ェンテック株式会社製CYNTHIA)に、走査露光装
置(半導体レーザー:波長780nm、ビーム径φ8.
1μm、ビデオレート20MHz)、除電装置、スコロ
トロン帯電装置、液体現像装置をとりつけ、これに、上
述の感光体ドラム及び液体現像剤を装備した。4400
ドット/インチ(dpi)の露光密度で1ドットおき、
2ドットおき、3ドットおき又は4ドットおきでレーザ
ー光をON/OFFすることにより、4400dpi、
2200dpi、1470dpi及び1100dpi相
当の4本の副走査方向の細線パターンにてそれぞれ露光
し、画像形成を行った。なお、感光体の感度に合わせ
て、走査露光装置のレーザー光パワーは適宜調整した。
現像後乾燥した感光体表面上のトナー像を500倍の顕
微鏡写真により観察評価した。結果を第1表に示す。
【0065】[解像度イ]4本の細線により形成される空
隙を0.1mmの長さで観察し、隣り合う2本の細線が
不必要なトナーにより連結している箇所を数えた。連結
箇所が少ないほど、露光画像を忠実に再現していること
を意味する。 A:連結箇所 0〜3 B:連結箇所 3〜10 C:連結箇所 10〜20 D:連結箇所 21以上
【0066】[解像度ロ]4本の細線を0.1mmの長さ
で観察し、その細線が必要な位置にトナーが存在しない
ことにより分断されている箇所を数えた。分断箇所が少
ないほど、露光画像を忠実に再現していることを意味す
る。 A:分断箇所 0〜3 B:分断箇所 3〜10 C:分断箇所 10〜20 D:分断箇所 21以上
【0067】
【表1】
【発明の効果】上述した特定のチタニルフタロシアニン
を感光体に用いて、デジタル露光、液体現像剤を組み合
わせることにより、高解像度の画像が得られる画像形成
方法を提供することができる。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いられる画像形成装置の一例の概
略図である。主要構成部の概略図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電装置 3 露光装置 4 液体現像装置 5 転写装置 6 定着装置 7 現像液タンク 41 第一現像ローラ 42 第二現像ローラ 43 リバースローラ 61 定着ローラ 62 加熱器 71 パイプ 72 液体現像液供給ノズル 81 紙供給ローラ 82 分離ローラ LT 液体現像剤 P 記録紙(転写紙)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H068 AA19 AA37 BA39 FB07 FB13 FC05 FC08 2H069 DA03 FA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に、CuKα線における
    X線回析においてブラッグ角(2θ±0.2)27.3
    °に最大回折ピークを示すオキシチタニウムフタロシア
    ニンを電荷発生材料として用いた電荷発生層と、電荷移
    動層が積層した感光層を有する電子写真感光体に対し、
    デジタル像露光を行い、この像露光で形成された静電潜
    像の現像において、液体現像剤を用いることを特徴とす
    る画像形成方法。
  2. 【請求項2】 デジタル像露光が、記録密度2000ド
    ット/インチ以上である請求項1に記載の画像形成方
    法。
  3. 【請求項3】 液体現像剤中の着色剤粒子の体積平均粒
    径が0.3〜4μmである請求項1又は2に記載の画像
    形成方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも、感光体、露光装置、液体現
    像剤を備えた画像形成装置であって、該感光体が導電性
    支持体上にCuKα線によるX線回折において、ブラッ
    グ角(2θ±0.2)27.3゜に最大回折ピークを有
    するオキシチタニウムフタロシアニンを含有する電荷発
    生層と、該露光装置がデジタル像露光を行うものである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
    の少なくとも4色の液体現像剤を備え、各色の現像剤
    が、それぞれ専用の感光体を用いて現像するものである
    請求項4に記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005196192A (ja) * 2003-12-30 2005-07-21 Samsung Electronics Co Ltd 湿式電子写真用トナー組成物とその製造方法,その製造方法により製造された湿式電子写真用トナー組成物及び電子写真画像を形成する方法
JP2008268912A (ja) * 2007-03-28 2008-11-06 Kyocera Mita Corp 現像装置および画像形成装置
JP2009186970A (ja) * 2008-01-11 2009-08-20 Seiko Epson Corp 液体現像剤および画像形成装置

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JP2005196192A (ja) * 2003-12-30 2005-07-21 Samsung Electronics Co Ltd 湿式電子写真用トナー組成物とその製造方法,その製造方法により製造された湿式電子写真用トナー組成物及び電子写真画像を形成する方法
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