JP2002090553A - 多心光テープファイバコードの分岐部 - Google Patents
多心光テープファイバコードの分岐部Info
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Abstract
イバコードの分岐部を提供する。 【解決手段】 先端部11が4心光テープファイバ3と樹
脂シース4との間に差し込まれ単心光ファイバ心線6に
添うように配置された補強板11を有することにより、分
岐部10における補強板11と4心光テープファイバ3の単
心光ファイバ心線6との間が密着するので、4心光テー
プファイバコード5の樹脂シース4が回転しても単心光
ファイバ心線6にねじれが加わりにくくなり、単心光フ
ァイバ心線6の光学特性劣化や断線が防止される。4心
光テープファイバ3と樹脂シース4との間に差し込まれ
る先端部11aが4心光テープファイバ3の幅と略等しい
幅Wを有し、先端部11aの挿入長さが一定となるように
先端部11a以外の部分の幅が先端部11aより広く形成さ
れているので、品質が均一な分岐部が得られる。
Description
イバコードの分岐部に関する。
ドの分岐部の透視図であり、図6は図5に示した分岐部
のA−A線断面図である。
力繊維2を縦添えした4心光テープファイバ3の外層に
樹脂シース4を施した4心光テープファイバコード5の
樹脂シース4の一部を除去して4本の単心光ファイバ心
線6に分岐する分岐部であって、樹脂シース4の端部か
ら単心光ファイバ心線6が挿通される分岐チューブ7の
端部にわたって添うように配置された長方形の補強板8
を有し、熱収縮チューブ9で覆われたものである。
て説明する。
本の分岐チューブ7を整列配置させ接着剤等で固定して
おく。4心光テープファイバコード5の樹脂シース4の
一部を除去し、共通の被覆を除去して4本の単心光ファ
イバ心線6を露出させた後、補強板8の分岐チューブ7
に4本の各単心光ファイバ心線6をそれぞれ個別に通線
し、分岐チューブ7全体を束ねる。
め、露出した4本の単心光ファイバ心線6と4心光テー
プファイバコード5の樹脂シース4及び4本の分岐チュ
ーブ7を一括して接着剤付きの熱収縮チューブ9で覆
う。このとき、分岐チューブ7と4心光テープファイバ
コード5との間に加わる引っ張り力(コードの延線作業
時等)が単心光ファイバ心線6に直接加わらないように
するため、4心光テープファイバコード5と単心光ファ
イバ心線6との間にまたがる補強板8を単心光ファイバ
心線6と平行になるように取付けることにより分岐部1
が得られる。
プファイバコード5の樹脂シース4は、図6に示すよう
に楕円断面形状を有しているため、補強板8に対して回
転しやすい。このため、図5に示した従来の4心光テー
プファイバコードの分岐部1は、4心光テープファイバ
コード5と分岐チューブ7との間でねじれが発生するこ
とがあった。
学特性の劣化や断線を引き起こすおそれがあり、たとえ
ねじれが小さくてもねじれが長期にわたって加わると、
単心光ファイバ心線6の光学特性劣化や断線のおそれが
ある。
るため、分岐部1の組立作業では、単心光ファイバ心線
6にねじれが生じないように慎重な作業が要求され、作
業時間短縮のネックになっていた。また、単心光ファイ
バ心線6の小さなねじれについては完全に無くすことが
難しいため、均一な品質の分岐部1を得ることは容易で
はなく、単心光ファイバ心線6の信頼性上の問題となっ
ていた。
し、品質が均一で信頼性の高い多心光テープファイバコ
ードの分岐部を提供することにある。
に本発明の多心光テープファイバコードの分岐部は、抗
張力繊維を縦添えした多心光テープファイバの外層に樹
脂シースを施した多心光テープファイバコードの樹脂シ
ースの一部を除去して複数の単心光ファイバ心線に分岐
する分岐部において、多心光テープファイバと樹脂シー
スとの間に先端部が差し込まれ単心光ファイバ心線に添
うように配置された補強板を有するものである。
イバコードの分岐部の補強板は、多心光テープファイバ
と樹脂シースとの間に差し込まれる先端部が多心光テー
プファイバの幅と略等しい幅を有すると共に、先端部の
挿入長さが一定となるように先端部以外の部分の幅が先
端部より広く形成されているのが好ましい。
イバコードの分岐部の補強板の先端部は楔状に形成され
ているのが好ましい。
ァイバと樹脂シースとの間に差し込まれ単心光ファイバ
心線に添うように配置された補強板を有することによ
り、分岐部における補強板と多心光テープファイバの単
心光ファイバ心線との間が密着するので、多心光テープ
ファイバコードの樹脂シースが回転しても単心光ファイ
バ心線にねじれが加わりにくくなり、単心光ファイバ心
線の光学特性劣化や断線が防止される。
スとの間に差し込まれる先端部が多心光テープファイバ
の幅と略等しい幅を有し、先端部の挿入長さが一定とな
るように先端部以外の部分の幅が先端部より広く形成さ
れているので、品質が均一な分岐部が得られる。
とにより、多心光テープファイバと樹脂シースとの間に
補強板を差し込むのが容易になり、製造時の作業能率が
向上する。
図面に基づいて詳述する。
ドの分岐部の一実施の形態を示す透視図であり、図2は
図1に示した分岐部の補強板の説明図である。図3は図
1のB−B線断面図、図4は図1のC−C線断面図であ
る。なお、図5、6に示した従来例と同様の部材には共
通の符号を用いた。
張力繊維2を縦添えした4心光テープファイバ3の外層
に樹脂シース4を施した4心光テープファイバコード5
の樹脂シース4の一部を除去して4本の単心光ファイバ
心線6に分岐する分岐部であって、4心光テープファイ
バ3と樹脂シース4との間に先端部11aが差し込ま
れ、単心光ファイバ心線6が挿通される分岐チューブ7
の端部にわたって単心光ファイバ心線6に添うように配
置された補強板11を有し、熱収縮チューブ9で覆われ
たものである。
テープファイバ3と樹脂シース4との間に差し込まれる
先端部11aが4心テープファイバ3の幅と略等しい幅
Wを有し、先端部11aの挿入長さが一定となるように
先端部11a以外の部分の幅が先端部11aより広く形
成された略凸字平面形状を有している。また、補強板1
1の先端部11aは断面が楔状に形成されている。
て説明する。
ス4を所定の長さに除去し、4心光テープファイバ3を
露出させる。このとき、4心光テープファイバコード5
に縦添えされている抗張力繊維2は樹脂シース4の除去
端から約10mm残して切断・除去する。
プファイバコード5は、分岐のために共通の被覆を除去
し4本の単心光ファイバ心線6に分離する。
本の分岐チューブ7は、図2に示すように予め補強板1
1上に整列配置した後、接着剤(もしくは熱収縮チュー
ブ)12等で固定しておく。
分岐チューブ7に挿通し、全単心光ファイバ心線6の挿
通が終了した後、単心光ファイバ心線6に小曲がりが起
きないように注意しながら分岐チューブ7を4心光テー
プファイバコード5に接近させ、補強板11の先端部
(テーパ部)11aを、4心光テープファイバコード5
の樹脂シース4に段差部が突き当たるまで挿入する。
化された補強板11と、4心光テープファイバコード5
とを樹脂シース4に挿入することで、両者間のねじれが
起こらないため、容易に分岐部の組立ができる。また、
補強板11に段差を設けることにより、樹脂シース4へ
の挿入長さが一定に保たれ、均一な品質の分岐部10を
得ることができる。
コード5の樹脂シース4内部に挿入した補強板11の先
端部11aの幅Wを、樹脂シース4の内壁長辺幅とほぼ
等しくすることで、樹脂シース4と補強板11との間の
ねじれを防止することができる。
1aを楔断面形状に形成することにより、樹脂シース4
内で4心光テープファイバ3に小曲がり等が起こらず、
光学特性が劣化することを防止することができる。
バ心線6の線膨張係数に近い材質によって形成すること
が望ましく、例えば単心光ファイバ心線6と同系統のガ
ラス、ガラス粉、ガラス繊維入り樹脂、ニッケル合金等
の低膨張金属等が用いられる。但し、温度変動が少ない
環境下での使用に限定される場合はこの限りではなく、
一般的な樹脂材料やアルミニウム等の金属材料を用いて
も良い。
スと4心光テープファイバとの間に補強板の先端部を挿
入するので、4心光テープファイバコードと分岐チュー
ブとの間にねじれが起こらず、ねじれの修正等の作業が
不要となり、作業性が向上する。
断線や損失増加等の光学特性の劣化が無く、信頼性の高
い、しかも均一な品質の分岐部が得られる。
イバコードの分岐部について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、3心以下の光テープファイ
バコードであっても、5心以上の多心光テープファイバ
コードであっても適用できる。
な優れた効果を発揮する。
ァイバコードの分岐部の提供を実現することができる。
の一実施の形態を示す透視図である。
透視図である。
バコード) 6 単心光ファイバ心線 7 分岐チューブ 9 熱収縮チューブ 10 分岐部 11 補強板 11a 先端部
Claims (3)
- 【請求項1】 抗張力繊維を縦添えした多心光テープフ
ァイバの外層に樹脂シースを施した多心光テープファイ
バコードの上記樹脂シースの一部を除去して複数の単心
光ファイバ心線に分岐する分岐部において、上記多心光
テープファイバと上記樹脂シースとの間に先端部が差し
込まれ上記単心光ファイバ心線に添うように配置された
補強板を有することを特徴とする多心光テープファイバ
コードの分岐部。 - 【請求項2】 上記補強板は、上記多心光テープファイ
バと上記樹脂シースとの間に差し込まれる先端部が上記
多心光テープファイバの幅と略等しい幅を有すると共
に、先端部の挿入長さが一定となるように先端部以外の
部分の幅が先端部より広く形成されている請求項1に記
載の多心光テープファイバコードの分岐部。 - 【請求項3】 上記補強板の先端部は楔状に形成されて
いる請求項1または2に記載の多心光テープファイバコ
ードの分岐部。
Priority Applications (1)
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JP2000288887A JP3885477B2 (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 多心光テープファイバコードの分岐部 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009175480A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Tohoku Furukawa Denko Kk | 光ファイバ分岐モジュール |
JP2017215438A (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | 株式会社フジクラ | 光ファイバケーブル分岐部材及び光ファイバケーブル分岐構造 |
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2000
- 2000-09-19 JP JP2000288887A patent/JP3885477B2/ja not_active Expired - Fee Related
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