JP2002089371A - ロータリ絞り弁式気化器 - Google Patents

ロータリ絞り弁式気化器

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JP2002089371A
JP2002089371A JP2000285748A JP2000285748A JP2002089371A JP 2002089371 A JP2002089371 A JP 2002089371A JP 2000285748 A JP2000285748 A JP 2000285748A JP 2000285748 A JP2000285748 A JP 2000285748A JP 2002089371 A JP2002089371 A JP 2002089371A
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JP
Japan
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throttle valve
passage
rotary
hole
outlet
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Application number
JP2000285748A
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English (en)
Inventor
Atsushi Takano
淳 高野
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Walbro Japan Inc
Original Assignee
Walbro Japan Inc
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Publication date
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気路とは別のアイドル専用通路を吸気が流
れるようし、機関の安定したアイドル運転が得られるよ
うにした、ロータリ絞り弁式気化器を得る。 【解決手段】 気化器本体2にこれを横貫する吸気路7
と交差する上下方向の弁室8を設け、弁室8に絞り孔2
2を有するロータリ絞り弁21を回動可能かつ昇降可能
に嵌挿する。ロータリ絞り弁21の加速方向への回動に
より絞り孔22と吸気路7との開度を増加させ、同時に
ロータリ絞り弁21の上昇により燃料室40から絞り孔
22へ突出する燃料供給管31の燃料噴孔31aの開度
を増加させる。吸気路7の入口7aと出口7bとを結ぶ
アイドル専用通路Aを設け、ロータリ絞り弁21のアイ
ドル位置で、絞り孔22の出口を吸気路7の出口7bか
ら遮断し、かつアイドル専用通路Aの途中に連通させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は刈払機などの携帯作
業機に搭載される内燃機関のロータリ絞り弁式気化器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のロータリ絞り弁式気化器は吸気路
に対するロータリ絞り弁の絞り孔の開度(連通度)によ
り燃料量を制御しているが、ロータリ絞り弁のアイドル
位置では吸気路の入口からロータリ絞り弁の絞り孔を経
て吸気路の出口へ流れる空気ないし吸気の流れが不安定
になる。つまり、燃料は絞り孔に配設された燃料供給管
の燃料噴孔から吸気路の出口へと吸引されるが、吸気路
の出口の一側方(絞り孔の出口と反対側)には吸気の流
れが生じない淀みが生じ、空気の流れが不安定になるた
めに燃料の霧化が悪く、混合気の流量と濃度にバラツキ
ないし変動が生じ、機関の安定したアイドル運転が損わ
れ、特に機関と気化器が傾斜した時に混合気の濃度が激
しく変動し、機関が不調を来すことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
問題に鑑み、ロータリ絞り弁のアイドル位置で吸気路と
は別のアイドル専用通路を吸気が流れるようし、機関の
安定したアイドル運転が得られるようにした、ロータリ
絞り弁式気化器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の構成は気化器本体にこれを横貫する吸気路
と交差する上下方向の弁室を設け、該弁室に絞り孔を有
するロータリ絞り弁を回動可能かつ昇降可能に嵌挿し、
ロータリ絞り弁の加速方向への回動により前記絞り孔の
吸気路に対する開度を増加させ、同時に前記ロータリ絞
り弁の上昇により燃料室から前記絞り孔へ突出する燃料
供給管の燃料噴孔の開度を増加させるロータリ絞り弁式
気化器において、前記吸気路の入口と出口とを結ぶアイ
ドル通路を設け、前記ロータリ絞り弁のアイドル位置
で、前記絞り孔の出口を前記吸気路の出口から遮断し、
かつ前記アイドル通路の途中に連通させることを特徴と
する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明では吸気路とは別の、吸気
路の入口と出口を結ぶアイドル専用通路(バイパス通
路)を気化器本体の側壁部に設けて空気ないし吸気の流
れを安定化させ、吸気路からロータリ絞り弁の絞り孔を
通過する吸気の負圧により燃料供給管から吸引した(エ
アブリードした)燃料を霧化したうえアイドル専用通路
の途中へ導くことにより、混合気の流量と濃度(空燃
比)のバラツキないし変動を抑える。つまり、燃料噴孔
の開度を調整するニードルの感度を低下させ(鈍感に
し)、アイドル運転の性能を向上する。
【0006】
【実施例】図1,2に示すように、ロータリ絞り弁式気
化器は気化器本体2の端部のフランジ4,3に設けた通
孔6,5を貫通する左右1対のボルトにより、フランジ
4に図示してない空気清浄器を、フランジ3に断熱管を
それぞれ突き合せて機関の吸気ポートへ結合される。気
化器本体2を横貫する吸気路7と直交して、上下方向の
円筒形の弁室8が設けられ、弁室8に絞り孔22を有す
るロータリ絞り弁21が回動可能かつ昇降可能に支持さ
れる。気化器本体2の下部には定圧燃料室40が設けら
れ、該定圧燃料室40からロータリ絞り弁21の底部を
貫通して絞り孔22へ、燃料噴孔31aを有する燃料供
給管31が突出される。ロータリ絞り弁21に支持した
ニードル32が燃料供給管31へ嵌挿される。戻しばね
37の力に抗してロータリ絞り弁21を、アイドル位置
(図1を参照)から時計方向へ回動すると、吸気路7に
対する絞り孔22の開度が増加し、同時に公知のカム機
構によりロータリ絞り弁21がニードル32と一緒に上
昇し、燃料供給管31の燃料噴孔31aの開度が増加
し、機関の出力が増大する。
【0007】本発明は機関のアイドル運転での燃料量の
バラツキないし変動をなくし、安定した回転が得られる
ように、気化器本体2の一側壁に吸気路7の入口7aか
ら出口7bへ至る通路9,10からなるアイドル専用通
路Aを設け、アイドル専用通路Aの途中に、ロータリ絞
り弁21のアイドル位置での絞り孔22の出口に連通す
る通路11を接続したものである。アイドル専用通路A
の入口側には空気量を調整する空気ジエツト9aを設け
る。ロータリ絞り弁式気化器の他の構成については、例
えば特願平6−29164号などにより公知であるの
で、説明を省略する。
【0008】ロータリ絞り弁21のアイドル位置で、絞
り孔22の入口は吸気路7の入口7aに僅かに連通する
が、絞り孔22の出口は吸気路7の出口7bに連通しな
い。このため、吸気路7の入口7aの通路面積よりも出
口7bの通路面積は狭くなつている。
【0009】機関のアイドル運転で、空気清浄器から入
口7aへ入つた吸気の一部は、空気ジエツト9a、通路
9,10を経て出口7bへ流れる。吸気の残部は絞り孔
22を通過する時、燃料供給管31の燃料噴孔31aか
ら燃料が吸引され、絞り孔22で燃料の霧化が促進され
る。空気と燃料の混合気は通路11,10、出口7bを
経て機関へ供給される。通路10の途中では混合気の流
れの乱れや淀みがなく、安定した燃料量が機関へ供給さ
れる。
【0010】機関の高速運転では、絞り孔22の吸気路
7に対する開度が増加し、絞り孔22と通路11との間
が遮断されるので、吸気路7から絞り孔22を流れる空
気と燃料供給管32からの燃料とが混合して吸気路7の
出口7bへ流れる。
【0011】
【発明の効果】本発明は上述のように、気化器本体にこ
れを横貫する吸気路と交差する上下方向の弁室を設け、
該弁室に絞り孔を有するロータリ絞り弁を回動可能かつ
昇降可能に嵌挿し、ロータリ絞り弁の加速方向への回動
により前記絞り孔の吸気路に対する開度を増加させ、同
時に前記ロータリ絞り弁の上昇により燃料室から前記絞
り孔へ突出する燃料供給管の燃料噴孔の開度を増加させ
るロータリ絞り弁式気化器において、前記吸気路の入口
と出口とを結ぶアイドル通路を設け、前記ロータリ絞り
弁のアイドル位置で、前記絞り孔の出口を前記吸気路の
出口から遮断し、かつ前記アイドル通路の途中に連通さ
せるものであるから、アイドル運転での混合気の流れが
円滑になり、かつロータリ絞り弁の絞り孔での燃料供給
管からのエアブリードにより混合気の濃度(混合気の空
燃比)が希釈されるので、混合気の濃度のバラツキない
し変動が抑えられ、燃料供給管に対するニードルの位置
に対する燃料量の感度が鈍化するので、燃料量のバラツ
キないし変動がなくなり、特に気化器が傾斜しても安定
したアイドル運転が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロータリ絞り弁式気化器の平面断
面図である。
【図2】同ロータリ絞り弁式気化器の側面断面図であ
る。
【符号の説明】
A:アイドル専用通路 2:気化器本体 3:フランジ
4:フランジ 5:通孔 6:通孔 7:吸気路 7
a:入口 8:弁室 7b:出口 9:通路 9a:空
気ジエツト 10:通路 11:通路 21:ロータリ
絞り弁 21a:弁軸 22:絞り孔 31:燃料供給
管 31a:燃料噴孔 32:ニードル36:蓋板 3
7:戻しばね 38:燃料ジエツト 39:逆止弁 4
0:定圧燃料室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気化器本体にこれを横貫する吸気路と交差
    する上下方向の弁室を設け、該弁室に絞り孔を有するロ
    ータリ絞り弁を回動可能かつ昇降可能に嵌挿し、ロータ
    リ絞り弁の加速方向への回動により前記絞り孔の吸気路
    に対する開度を増加させ、同時に前記ロータリ絞り弁の
    上昇により燃料室から前記絞り孔へ突出する燃料供給管
    の燃料噴孔の開度を増加させるロータリ絞り弁式気化器
    において、前記吸気路の入口と出口とを結ぶアイドル通
    路を設け、前記ロータリ絞り弁のアイドル位置で、前記
    絞り孔の出口を前記吸気路の出口から遮断し、かつ前記
    アイドル通路の途中に連通させることを特徴とするロー
    タリ絞り弁式気化器。
  2. 【請求項2】前記アイドル通路を気化器本体の側壁に設
    け、前記アイドル通路の入口側に空気ジエツトを備え
    た、請求項1に記載のロータリ絞り弁式気化器。
JP2000285748A 2000-09-20 2000-09-20 ロータリ絞り弁式気化器 Pending JP2002089371A (ja)

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