JP2002087563A - カーブベルトコンベヤ - Google Patents

カーブベルトコンベヤ

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JP2002087563A JP2000277041A JP2000277041A JP2002087563A JP 2002087563 A JP2002087563 A JP 2002087563A JP 2000277041 A JP2000277041 A JP 2000277041A JP 2000277041 A JP2000277041 A JP 2000277041A JP 2002087563 A JP2002087563 A JP 2002087563A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扇形形状を有する床板に対して無端ベルトが
内側にずれ込むことを防止することができ、且つ、簡単
な操作で無端ベルトの取り外しが可能なカーブベルトコ
ンベヤを提供することが課題である。 【解決手段】 中間ローラ7と補助ローラ11とにより
無端ベルト6の往路側を挟み付け、中間ローラ7と駆動
ローラ9とにより無端ベルト6の復路側を挟み付け、駆
動ローラ9を回転させることにより、無端ベルト6を駆
動させる。また、キャッチクリップ27により、補助ロ
ーラユニット12を係合し、キャッチクリップ29によ
り床板5をコンベヤフレーム4に対して係合する。従っ
て、2つのキャッチクリップ29を操作することによ
り、容易に床板5から無端ベルト6を取り外すことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送物の搬送方向
を変更するために使用するカーブベルトコンベヤに係
り、特に、無端ベルトが円弧の内側にずれ込むこと無
く、且つ、容易に無端ベルトを着脱することを可能とす
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、搬送物の仕分け用に用いられる
ベルトコンベヤは、直線的な搬送だけでは、必要とする
箇所へ搬送物を搬送することができないので、コンベヤ
経路上の適宜箇所には、搬送物の搬送方向を変更するた
めの、カーブベルトコンベヤが配置されている。
【0003】カーブベルトコンベヤは、例えば、仰角9
0度の扇形を成す床板に、平面視扇形形状をなす無端ベ
ルトを係合させ、この無端ベルトを駆動させることによ
り、該無端ベルトの上に載置された搬送物を、搬送方向
を変化させながら送り出すものである。
【0004】また、例えば、食品や薬品の仕分け用に用
いられるベルトコンベヤは、装置全体を清潔に保つこと
が必要であり、特に、食品や薬品を載せるための無端ベ
ルトは、定期的に取り外して洗浄する必要がある。
【0005】このため、従来より、分解洗浄が可能なカ
ーブベルトコンベヤが種々開発されており、例えば、特
開平11−59837号公報(以下、従来例という)に
記載されたカーブベルトコンベヤが知られている。
【0006】この従来例に記載されたカーブベルトコン
ベヤは、扇形形状をなす基盤に、平面視扇形形状をなす
カーブ用の無端ベルトを取り付け、更に、この扇形形状
の外周部適所に駆動ローラ、及び、2個のピンチローラ
からなる駆動手段を設置することにより、該カーブベル
トを駆動させるように構成している。
【0007】即ち、上側のピンチローラと駆動ローラと
で無端ベルトの往路側を挟持し、下側のピンチローラと
駆動ローラとで無端ベルトの復路側を挟持し、且つ、各
ピンチローラの向きを、カーブベルトを外側に押し出す
方向に向けることにより、カーブベルトが扇形基板の内
側方向にずれ込むことを防止している。更に、扇形の内
周側近傍に設けた装着ボルトを取り外し、無端ベルトを
挟み付ける3つのローラを固定するためのスプリングを
外せば、無端ベルトを基盤から取り外すことができるの
で、無端ベルトの洗浄を行うことができる。
【0008】ところが、前述した従来例に記載されたカ
ーブベルトコンベヤでは、上側のピンチローラと下側の
ピンチローラとの間に駆動ローラを設置しており、この
駆動ローラは、無端ベルトの往路側と復路側との間に配
置されることになるので、往路側と復路側との間に広い
スペースが必要となる。また、装着ボルトを緩め、且つ
スプリングを外すことにより、無端ベルトを取り外すこ
とができるものの、装着ボルトの取り付け、及び取り外
しには工具を必要とし、また、装着ボルトを取り外すこ
とにより、種々の部品が分解されるので、洗浄後の無端
ベルトを再度装着する際には、多くの労力が必要になる
という欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
におけるカーブベルトコンベヤでは、無端ベルトの往路
側と復路側の間に駆動ローラを設置し、2つのピンチロ
ーラで無端ベルトを挟み付ける構成としているので、無
端ベルトの往路側と復路側との間が広く空いてしまい、
見栄えが悪いという欠点がある。また、無端ベルトを取
り外す際には、装着ボルトを緩める必要があるので、洗
浄時に多くの労力を要するという問題があった。
【0010】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、カーブ用の無端ベルトの着脱を容易に行うことがで
き、且つ、該無端ベルトの往路側と復路側との間隔を狭
くすることのできるカーブベルトコンベヤを提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、コンベヤフレーム上
に設置された扇形の床板に、平面視扇形の無端ベルトを
掛け渡し、該無端ベルトを駆動させることにより、搬送
物の搬送方向を変更しながら搬送可能なカーブベルトコ
ンベヤにおいて、前記無端ベルトの往路側を上側から押
さえる第1のローラと、前記無端ベルトの復路側を下側
から押さえる第2のローラと、前記無端ベルトの往路側
と復路側の間に配置され、前記第1のローラとの間で前
記無端ベルトの往路側を挟み、前記第2のローラとの間
で前記無端ベルトの復路側を挟む第3のローラと、を有
し、前記第3のローラの回転軸は、前記扇形をなす床板
の中心方向を向いて配置され、前記第1のローラの回転
軸は、該第1のローラが回転した際に、前記無端ベルト
の往路側を扇形の外周方向へ向けて移動させるように、
前記第3のローラの回転軸に対して傾斜して配置され、
前記第2のローラの回転軸は、該第2のローラが回転し
た際に、前記無端ベルトの復路側を扇形の外周方向へ向
けて移動させるように、前記第3のローラの回転軸に対
して傾斜して配置され、前記第2のローラを前記第3の
ローラ側に付勢させ、第2のローラを駆動させることに
より、前記無端ベルトを駆動させることが特徴である。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、前記床板
は、扇形形状の外周側略中央部にて、前記コンベヤフレ
ームに第1のヒンジで連結され、且つ、該第1のヒンジ
を軸としてこの床板をコンベヤフレームの上方へ持ち上
げる方向に付勢する付勢手段が前記コンベヤフレームに
設置され、前記床板は、扇形形状の内周側にて、第1の
着脱手段を用いて前記コンベヤフレームに連結可能とさ
れたことを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記付勢手段
は、スプリングで構成され、該スプリングにて前記第1
のヒンジの回転中心よりも下側の部位を引っ張ることに
より、前記床板を前記コンベヤフレームの上方に持ち上
げることを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の発明は、前記第1のロー
ラは、ローラ収納ケース内に配置され、該ローラ収納ケ
ースは、平面視扇形をなすコンベヤフレームの外周側略
中央部にて、第2のヒンジで連結され、且つ、前記第1
のローラを前記第3のローラに押圧した状態で、前記ロ
ーラ収納ケースを前記コンベヤフレームに連結可能とす
る第2の着脱手段を具備したことを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の発明は、前記第3のロー
ラは、上下方向に若干距離移動可能であることを特徴と
する。請求項6に記載の発明は、前記第1の着脱手段、
第2の着脱手段は、共にキャッチクリップであることを
特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明が適用されたカーブベ
ルトコンベヤ1の構成を示す側面図、図2は同平面図、
図3は図1中の矢印「Y1」方向から見た要部側面図、
図4は図1中の矢印「Y2」方向から見た要部側面図で
ある。
【0017】図示のように、このカーブベルトコンベヤ
1は、コンベヤ本体2と、該コンベヤ本体2を支持する
ための架台3とに大別して構成されている。架台3は、
ベース51と、該ベース51に立設される支柱52、及
び梁材53から構成され、コンベヤ本体2を支持してい
る。更に、ベース51には、高さ調整用のアジャスタ5
4が取り付けられている。
【0018】コンベヤ本体2は、平面視略扇形形状をな
すコンベヤフレーム4と、やはり平面視略扇形形状をな
しコンベヤフレーム4上に取り付けられる床板5と、こ
の床板5に巻き付けられる平面視略扇形形状の無端ベル
ト6と、を有している。
【0019】床板5の、外周部近傍の略中心部(両端部
からほぼ等距離となる部位)には、中間ローラ(第3の
ローラ)7を係止するための、中間ローラユニット8が
取り付けられており、この中間ローラユニット8の下方
には、駆動ローラ(第2のローラ)9を有する駆動ロー
ラユニット10が配置され、更に、中間ローラユニット
8の上方には、補助ローラ(第1のローラ)11を有す
る補助ローラユニット12が配置されている。
【0020】図5は、コンベヤフレーム4上に床板5が
取り付けられた様子(即ち、床板5から無端ベルト6を
取り外した状態)を示す平面図であり、同図に示すよう
に、床板5の、中間ローラユニット8が取り付けられる
部位には、矩形状の開口部13が形成され、該開口部1
3から、中間ローラユニット8に取り付けられた中間ロ
ーラ7が床面5の上側に若干突出するようになされてい
る。この際、中間ローラ7は、若干距離上下方向に移動
可能に構成されている。
【0021】図12〜図14は、床板5に取り付けられ
る中間ローラユニット8の構成を示す説明図であり、図
12は平面図、図13は側面図、図14は正面図を示
す。図示のように、中間ローラユニット8は、床板5の
開口部13近傍の下面側にボルト・ナット14により固
定される断面L字形状のブラケット15を2個有し、更
に、該ブラケット15に形成された長孔16(図14参
照)に回転動を阻止されて軸支される回転軸17、及び
該回転軸17に対して回転動が可能な中間ローラ7を具
備している。そして、図13,図14に示されるよう
に、回転軸17が長孔16のほぼ中央に位置していると
きに、中間ローラ7の上端部が開口部13の上側に若干
突出するようになされている。また、この長孔16によ
り、中間ローラ7が若干距離上下方向に移動することが
できるようになされている。
【0022】図9〜図11は、駆動ローラユニット10
の構成を示す説明図であり、図9は側面図、図10は平
面図、図11は正面図を示す。図示のように、該駆動ロ
ーラユニット10は、減速モータで構成される駆動モー
タ19と、該駆動モータ19の出力軸に軸支される駆動
ローラ9と、コンベヤフレーム4にボルト20を用いて
固定される2本の断面L字状ブラケット21と、2本の
ブラケット21間を掛け渡すように配置される2本のバ
ネ受け軸22と、該2本のバネ受け軸22間を渡すよう
に配置される2枚の板バネ23と、を有している。
【0023】更に、2枚の板バネ23上には、水平面2
4aと垂直面24bとからなる基台24が設置され、該
基台24の垂直面24bにボルト25にて駆動モータ1
9が取り付けられる。また、2枚の板バネ23は、2本
のバネ受け軸22の上に載置される構成となっているの
で、駆動モータ19を持ち上げることにより、容易にバ
ネ受け軸22から取り外すことができる。
【0024】また、図1に示すように、補助ローラユニ
ット12は、コンベヤフレーム4の下部にて、ヒンジ
(第2のヒンジ)26により軸支されており、更に、キ
ャッチクリップ(第2の着脱手段)27によりコンベヤ
フレーム4に固定されている。図7は、補助ローラユニ
ット12、及び床板5を取り外す様子を示す説明図であ
り、図示のように、キャッチクリップ27による係合を
解除することにより、補助ローラユニット12をヒンジ
26を中心として回転させることができる。これによ
り、補助ローラ11と中間ローラ7とによる無端ベルト
6の挟み付けを解除することができる。
【0025】更に、図1に示すように床板5は、該床板
5の外周側でコンベヤフレーム4に対してヒンジ(第1
のヒンジ)28により軸支されており、床板5の内周側
に取り付けられたキャッチクリップ(第1の着脱手段)
29により、コンベヤフレーム4に対して係止される構
成とされている。
【0026】図6は、コンベヤフレーム4内部の様子を
示す説明図であり、図1及び図6に示すように、床板5
の外周側には、ヒンジ28の下方に係止突起30が形成
されており、該係止突起30の先端部には、スプリング
(付勢手段)31の一端側が連結されている。また、コ
ンベヤフレーム4の適所には、ブラケット32が固定さ
れ、該ブラケット32にはアジャスタ33が取り付けら
れている。そして、このアジャスタ33の先端部にスプ
リング31の他端側が連結されている。
【0027】また、床板5の、内周側端部に取り付けら
れたキャッチクリップ29により、床板5がコンベヤフ
レーム4に対して固定されるようになされている。従っ
て、キャッチクリップ29による係合を解除すると、床
板5は、スプリング31の付勢力により、ヒンジ28を
中心として回転し、図7に示すように、上側に持ち上げ
られる。
【0028】図8は、補助ローラ11と中間ローラ7と
で無端ベルト6の往路側(上側)を挟み、駆動ローラ9
と中間ローラ7とで無端ベルト6の復路側(下側)を挟
んだ様子を示す説明図(即ち、図1の要部拡大図)、図
15はこれを模式的に示す斜視図であり、図示のよう
に、キャッチクリップ27(図8)で補助ローラユニッ
ト12をコンベヤフレーム4に固定し、且つ、キャッチ
クリップ29(図1)で床板5をコンベヤフレーム4に
固定した状態では、補助ローラ11、中間ローラ7、及
び駆動ローラ9により、無端ベルト6の往路側、及び復
路側を一定の摩擦力で挟み付けることができるので、こ
の状態で、駆動モータ19を回転させることにより、無
端ベルト6を駆動させることができる。
【0029】また、図15に示すように、中間ローラ7
の回転軸方向に対し、補助ローラ11、及び駆動ローラ
9の回転軸が所定角度傾斜して配置されている。即ち、
中間ローラ7の回転軸は、扇形形状をなす床板5の中心
方向(図5のL1方向)を向いており、これに対して、
補助ローラ11の回転軸は、無端ベルト6の往路側を、
扇形の外方向へ移動させるように中間ローラ7の回転軸
に対して傾斜している。同様に、駆動ローラ9の回転軸
は、無端ベルト6の復路側を、扇形の外方向へ移動させ
るように中間ローラ7の回転軸に対して傾斜している。
【0030】従って、中間ローラ7と補助ローラ11と
のなす角度と、中間ローラ7と駆動ローラ9とのなす角
度は逆向きとなる。この際、両角度の大きさ(絶対値)
は、同一としても良いし、異なるように設定することも
できる。なお、図1に示す符号55はコントロールボッ
クスであり、駆動モータ19の起動、停止を制御するこ
とができる。
【0031】次に、前述のように構成された本実施形態
の動作について説明する。床板5に無端ベルト6を取り
付け、更に、補助ローラユニット12、及び駆動ローラ
ユニット10をセットした状態では、駆動ローラユニッ
ト10に搭載された板バネ23(図9〜図11参照)の
付勢力により、駆動ローラ9が上側に押し付けられるの
で、無端ベルト6の往路側、及び復路側がそれぞれ、中
間ローラ7と補助ローラ11との間、及び中間ローラ7
と駆動ローラ9との間に一定の圧力で挟み付けられる。
このとき、中間ローラ7の回転軸17は、長孔16に軸
支されるので(図14参照)、該中間ローラ7が上下方
向に微調整されて、無端ベルト6の往路側を挟み付ける
力と、復路側を挟み付ける力とが略同一となるように設
定される。
【0032】この状態で駆動モータ19を回転させる
と、駆動ローラ9が回転駆動されるので、無端ベルト6
の復路側を摩擦駆動させることができ、更に、中間ロー
ラ7に回転動力が伝達されて、該中間ローラ7が回転駆
動するので、中間ローラ7と補助ローラ11との間に挟
み付けられた無端ベルト6の往路側が摩擦駆動されるこ
とになる。
【0033】この際、図15に示したように、補助ロー
ラ11は、中間ローラ7に対して若干角度傾斜してお
り、同様に、駆動ローラ9は、中間ローラ7に対して若
干角度傾斜しているので、無端ベルト6の往路側、及び
復路側をそれぞれ扇形形状の外方向に向けて駆動するこ
とができ、無端ベルト6が扇形の内側へ徐々にずれ込む
ことを防止することができる。これにより、安定に扇形
形状をなす床板5上で無端ベルト6を駆動させ、該無端
ベルト6の上に載置された物品を搬送することができ
る。
【0034】また、無端ベルト6が汚れた場合等、該無
端ベルト6を取り外す必要がある場合には、まずキャッ
チクリップ27を取り外すことにより、図7に示すよう
に補助ローラユニット12を上方へ持ち上げる。する
と、3つのローラ7,9,11(図1)による無端ベル
ト6の挟み付けが解除されるので、床板5に対して無端
ベルト6が緩められる。
【0035】この状態で、キャッチクリップ29による
係合を解除すると、スプリング31の付勢力により床板
5を上側に持ち上げる方向へ力が作用するので、図7に
示すように、床板5が上方へ持ち上げられる。そして、
この状態で無端ベルト6を床板5から容易に取り外すこ
とができる。
【0036】従って、操作者は、キャッチクリップ27
及びキャッチクリップ29を取り外すという極めて簡単
な操作で無端ベルト6を緩めることができ、更に、該無
端ベルト6を床板5から取り外すことができる。従っ
て、頻繁な無端ベルト6の洗浄が必要な場合において
は、極めて有用である。
【0037】また、駆動モータ19は、板バネ23をバ
ネ受け軸22上に載置しているだけであるので(図9,
図10参照)、床板5を持ち上げた後、駆動モータ19
を持ち上げて簡単に該駆動モータ19を取り外すことが
できる。
【0038】そして、分解洗浄が終了し、再度組み立て
る際には、まず駆動モータ19をバネ受け軸22の上に
載置する。そして、床板5に無端ベルト6を係合させ、
この状態で、ヒンジ28にて床板5を回転させてコンベ
ヤフレーム4の上面側に床板5を移動し、キャッチクリ
ップ29でコンベヤフレーム4に固定する。
【0039】次いで、ヒンジ26にて補助ローラユニッ
ト12を回転させて、補助ローラ11を無端ベルト6上
の所定位置まで移動させ、この状態でキャッチクリップ
27を係合する。その結果、無端ベルト6の往路側、及
び復路側がそれぞれ中間ローラ7と補助ローラ11との
間、及び中間ローラ7と駆動ローラ9との間に一定の圧
力で挟み付けられるので、駆動モータ19を回転させる
ことにより、無端ベルト6を駆動させることができる。
【0040】このようにして、本実施形態におけるカー
ブコンベヤ1では、中間ローラ7の回転軸に対し、補助
ローラ11及び駆動ローラ9の回転軸がそれぞれ傾斜し
て配置されているので、無端ベルト6対して外側(扇形
形状の外周側)に向く力を加えることができる。従っ
て、無端ベルト6が扇形の内側に徐々にずれ込むという
問題を回避することができる。
【0041】また、キャッチクリップ27による係合を
解除することにより、補助ローラユニット12を取り外
すことができ、更に、キャッチクリップ29による係合
を解除することにより、床板5を上方に持ち上げること
ができるので、無端ベルト6の取り外し、及び取り付け
の作業を極めて簡便に行うことができる。よって、食品
や薬を搬送する場合等、無端ベルト6の清潔性が要求さ
れる場合には、簡単に取り外して洗浄することができる
ので、極めて有用である。更に、駆動モータ19を容易
に取り外すことができるので、駆動ローラ9、中間ロー
ラ7の洗浄を容易に行うことができる。また、メンテナ
ンスの作業を容易に行うことができる。
【0042】また、駆動モータ19が、無端ベルト6の
復路側の下側に設置されるので、無端ベルト6の往路側
と復路側との間の間隔を狭くすることができ、見栄えを
良くすることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るカー
ブベルトコンベヤでは、第3のローラの回転軸方向に対
し、第1のローラの回転軸、及び第2のローラの回転軸
がそれぞれ傾斜して配置されているので、無端ベルトが
扇形形状をなす床板の内側に徐々にずれ込むという問題
を回避することができる。また、無端ベルトの復路側の
下部に配置された第2のローラを駆動させて、第1のロ
ーラ、第3のローラを回転させる構成であるので、無端
ベルトの往路側と復路側との間の間隔を狭くすることが
でき、見栄えを良くすることができる。
【0044】更に、第2の着脱手段による係合を解除す
ることにより、ローラ収納ケースを取り外すことがで
き、且つ、第1の着脱手段による係合を解除することに
より、床板をコンベヤフレームの上方へ持ち上げること
ができるので、床板から無端ベルトを容易に取り外すこ
とができ、無端ベルトの頻繁な洗浄が必要な場合に極め
て有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るカーブベルトコンベ
ヤの側面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るカーブベルトコンベ
ヤの平面図である。
【図3】図1における「Y1」矢視図である。
【図4】図1における「Y2」矢視図である。
【図5】コンベヤフレーム、及び床板の様子を示す平面
図である。
【図6】コンベヤフレーム内部に搭載される駆動ユニッ
トの構成を示す説明図である。
【図7】補助ローラユニット、及び床板を取り外す様子
を示す説明図である。
【図8】駆動ローラ、中間ローラ、補助ローラで、無端
ベルトの往路側、復路側を駆動させる様子を示す説明図
である。
【図9】駆動ユニットの側面図である。
【図10】駆動ユニットの平面図である。
【図11】駆動ユニットの正面図である。
【図12】中間ローラの平面図である。
【図13】中間ローラの側面図である。
【図14】中間ローラの正面図である。
【図15】3つのローラにより無端ベルトを駆動させる
様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 カーブベルトコンベヤ 2 コンベヤ本体 3 架台 4 コンベヤフレーム 5 床板 6 無端ベルト 7 中間ローラ(第3のローラ) 8 中間ローラユニット 9 駆動ローラ(第2のローラ) 10 駆動ローラユニット 11 補助ローラ(第1のローラ) 12 補助ローラユニット 13 開口部 14 ボルト・ナット 15 ブラケット 16 長孔 17 回転軸 19 駆動モータ 20 ボルト 21 ブラケット 22 バネ受け軸 23 板バネ 24 基台 24a 水平面 24b 垂直面 25 ボルト 26 ヒンジ(第2のヒンジ) 27 キャッチクリップ(第2の着脱手段) 28 ヒンジ(第1のヒンジ) 29 キャッチクリップ(第1の着脱手段) 30 係止突起 31 スプリング(付勢手段) 32 ブラケット 33 アジャスタ 51 ベース 52 支柱 53 梁材 54 アジャスタ 55 コントロールボックス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベヤフレーム上に設置された扇形の
    床板に、平面視扇形の無端ベルトを掛け渡し、該無端ベ
    ルトを駆動させることにより、搬送物の搬送方向を変更
    しながら搬送可能なカーブベルトコンベヤにおいて、 前記無端ベルトの往路側を上側から押さえる第1のロー
    ラと、前記無端ベルトの復路側を下側から押さえる第2
    のローラと、前記無端ベルトの往路側と復路側の間に配
    置され、前記第1のローラとの間で前記無端ベルトの往
    路側を挟み、前記第2のローラとの間で前記無端ベルト
    の復路側を挟む第3のローラと、を有し、 前記第3のローラの回転軸は、前記扇形をなす床板の中
    心方向を向いて配置され、 前記第1のローラの回転軸は、該第1のローラが回転し
    た際に、前記無端ベルトの往路側を扇形の外周方向へ向
    けて移動させるように、前記第3のローラの回転軸に対
    して傾斜して配置され、 前記第2のローラの回転軸は、該第2のローラが回転し
    た際に、前記無端ベルトの復路側を扇形の外周方向へ向
    けて移動させるように、前記第3のローラの回転軸に対
    して傾斜して配置され、 前記第2のローラを前記第3のローラ側に付勢させ、第
    2のローラを駆動させることにより、前記無端ベルトを
    駆動させることを特徴とするカーブベルトコンベヤ。
  2. 【請求項2】 前記床板は、扇形形状の外周側略中央部
    にて、前記コンベヤフレームに第1のヒンジで連結さ
    れ、且つ、該第1のヒンジを軸としてこの床板をコンベ
    ヤフレームの上方へ持ち上げる方向に付勢する付勢手段
    が前記コンベヤフレームに設置され、 前記床板は、扇形形状の内周側にて、第1の着脱手段を
    用いて前記コンベヤフレームに連結可能とされたことを
    特徴とする請求項1に記載のカーブベルトコンベヤ。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段は、スプリングで構成さ
    れ、該スプリングにて前記第1のヒンジの回転中心より
    も下側の部位を引っ張ることにより、前記床板を前記コ
    ンベヤフレームの上方に持ち上げることを特徴とする請
    求項2に記載のカーブベルトコンベヤ。
  4. 【請求項4】 前記第1のローラは、ローラ収納ケース
    内に配置され、該ローラ収納ケースは、平面視扇形をな
    すコンベヤフレームの外周側略中央部にて、第2のヒン
    ジで連結され、且つ、前記第1のローラを前記第3のロ
    ーラに押圧した状態で、前記ローラ収納ケースを前記コ
    ンベヤフレームに連結可能とする第2の着脱手段を具備
    したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1
    項に記載のカーブベルトコンベヤ。
  5. 【請求項5】 前記第3のローラは、上下方向に若干距
    離移動可能であることを特徴とする請求項1〜請求項4
    のいずれか1項に記載のカーブベルトコンベヤ。
  6. 【請求項6】 前記第1の着脱手段、第2の着脱手段
    は、共にキャッチクリップであることを特徴とする請求
    項4または請求項5のいずれかに記載のカーブベルトコ
    ンベヤ。
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