JP4638074B2 - カーブベルトコンベヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送物の搬送方向を変更するために使用されるカーブベルトコンベヤに関し、特に、コンベヤに備えられる扇形ベルトを本体に対して容易に着脱できるようにしたカーブベルトコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、搬送物を搬送するベルトコンベヤにおいて、搬送方向を変更する場合には、カーブベルトコンベヤが使用されている。このカーブベルトコンベヤは、中心角が90度又は180度の扇形をなす上部フレームに、扇形状の無端ベルト(以下、扇形ベルトという)を掛け渡し、この扇形ベルトを走行駆動させることにより、コンベヤライン上の搬送物の搬送方向を変更させるようになっている。このようなコンベヤを用いて食品や薬品等の物品を搬送するときには、コンベヤライン全体を清浄に保っなど衛生面において十分注意することが必要とされ、特に、扇形ベルトは定期的に取り外して洗浄することが行われている。
【0003】
このため、分解掃除ないし洗浄が可能なカーブベルトコンベヤが種々開発されており、例えば、特開平1−59837号公報に記載されたカーブベルトコンベヤが知られている。このカーブベルトコンベヤは、扇形状をなす基板に、扇形ベルトが取り付けられ、さらに、該ベルトの外周部適所に駆動ローラ、及び2個のピンチローラからなる駆動手段を備えている。扇形状基板の内周側近傍に設けた装着ボルトを取り外し、また、扇形ベルトを挟み付けている3つのローラを固定するためのスプリングを外すことにより、ベルトを基板から取り外して洗浄できるようになっている。
【0004】
しかしながら、前記特開公報に記載されたカーブベルトコンベヤは、装着ボルトを緩め、かつスプリングを外すことにより、扇形ベルトを取り外すことができるようにした構成となっており、従って、装着ボルトの取り付け及び取り外しには工具が必要であり、また、装着ボルトを取り外すことにより、他の部品も分解されることとなり、洗浄後に扇形ベルトを再度装着する際に、多くの時間と労力が必要になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなコンベヤにおいて、駆動ローラを板ばねで常時上方へ押上げ付勢させておく方式とすることも可能であるが、部品点数も多く、組立てや一部分解によるベルト外しの際にも多くの時間を必要とする。また、従来のカーブベルトコンベヤにおいては、ベルトが内周側に引き込まれないようにベルトの外周側にガイド桟あるいはガイドローラを設けていた。そのため、ベルトが高価になると同時にベルト交換が容易に行えなかった。また、扇形ベルトを洗浄する際に、多くの時間と労力を要するということ、及びそのための余計な手段を設けなければならない等の問題を有している。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、カーブベルトコンベヤの扇形ベルトを容易に着脱できるようにしたカーブベルトコンベヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、コンベヤフレームに扇形ベルトを掛け渡し、扇形ベルトの外周側において中間ローラとピンチローラによりベルト往き側を挟む一方、中間ローラと駆動ローラによりベルト帰り側を挟み付けて、フレーム上に扇形ベルトを走行させるようにしたカーブベルトコンベヤにおいて、上部フレームを下部フレームに対し上方に開くようにしたものである。
すなわち、前記上部フレームの扇形外周縁における中央部分と下部フレーム前部との間にヒンジを設けて、下部フレームに対し上部フレームを開閉自在に取付け;扇形外周縁の中央部分に相当する下部フレームの前部にキャッチクリップを設けて、往き側ベルトの外周近くに圧接するピンチローラユニットを着脱自在に係止すると共に、前記上部フレームの内周側に内側ベルトガイドを設けて下部フレームの後部に着脱自在に係止し;前記キャッチクリップの係合を解除してピンチローラユニットを取り外し、内側ベルトガイドの係合を解除して上部フレームを下部フレームに対し上方へ開かせたのち、扇形ベルトを上部フレームの内周側に向け移動させることでベルト取外しを可能とした。
また、ピンチローラユニットは、上部カバーと、上部カバーの側板と、上部カバー内に軸支されて上部フレームにおける扇形外周縁近くの中央に組み付けられるピンチローラと、前記側板の外面に設けたフック付きのスライドガイドとから構成させ、下部フレームの外周端に一対の取付板を立設し、該取付板には前記側板外面のスライドガイドを挿合させる溝と、前記フックに係合するキャッチクリップハンドルを設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明カーブベルトコンベヤの側面図、図2は平面図を示す。このコンベヤは、上部フレーム1に扇形ベルト6を掛け渡し、扇形ベルトの外周側において中間ローラ8とピンチローラ9によりベルト往き側6aを挟む一方、中間ローラ8と駆動ローラ7によりベルト帰り側6bを挟み付けて、フレーム上に扇形ベルト6を走行させるようにすると共に、上部フレーム1を下部フレーム2に対し上方に開くようにしたものである。なお、図中、3は脚ユニット、4aはT形架台、4bは脚、10は駆動ローラユニット、20は中間ローラユニット(図8)、30はピンチローラユニット、O1は扇形ベルト6の回動中心、68はコントローラ、70はベルト走行方向である。
【0008】
上部フレーム1は、往き側ベルト6aの走行面、すなわちスライドベッドとなるもので、平面より見てほぼ扇形ではあるが、その外周側(大径側)中央に適宜長さの直線縁部5を有し、上部フレーム1の両端には先端ガイド受け52、53を設けてベルトを案内する先端ガイド50、50を支持している。また、直線縁部5の左右に形成させた折曲げ翼辺5a、5aと上部フレーム1の後端(扇形ベルトの内側)の尾部軸受板13との間にリターンローラ54、54を設ける。
折曲げ翼辺5a、5aには往き側ベルト6aの外周部を覆う上部ベルトカバー16、16を開閉自在に取付ける(図2、5)一方、上部フレーム1の後端にフレーム受けの折曲げ上縁48に向けボルト45を螺合して内側ベルトガイド44を取外し自在に組付ける(図1、2、4)。
下部フレーム2は、扇形ベルトの外周側に前板41、内周側にフレーム受け42を起立させており、前板41の上縁と、上部フレームの直線縁部5との間にヒンジ47を設けて下部フレームに対し上部フレーム1を上開き自在に枢着している(図5)。
【0009】
扇形外周縁の中央部分に相当する下部フレーム1の前部にキャッチクリップ34を設けて、往き側ベルトの外周近くに圧接するピンチローラユニット30を着脱自在に係止する。
すなわち、キャッチクリップ34は、図1ないし3に示すように、下部フレーム1の前板41に突出させた左右の取付板33、33と、各取付板33に固着したスプリング34c付きのクリップハンドル34bと、ピンチローラユニット30における上部カバー31の左右の側板32に設けたフック34aとから構成される。また、側板32、32の中央縦方向にビス36、36を用いてスライドガイド35、35を設け、その下端に前記フック34aをそれぞれ固着する。これに対応して、左右の取付板33の中央上半部にはフック側のスライドガイド35、35を挿合する溝46、46を形成させている。
【0010】
上部フレーム1における直線縁部5の下に上部フレームの傾斜保持手段60を設ける。傾斜保持手段は、図4、5に示すように、直線縁部5の下方に垂下させたアーム61、架台4aの回動支点65に支持したリンク63とからなり、リンク63は先端側方にピン64を突出させている。通常、リンク63は架台4aの回動支点65によって垂れ下がっている(図4)が、上部フレーム1の上開き時にはリンク63を上方に回動して先端ピン64をアーム61にあけた孔62に係合して上部フレーム1の傾斜状態を保持する。傾斜保持手段としては、図示例のものに限らずガスシリンダ、ダンパなどを採用することができる。
【0011】
図1、2及び3はクリップハンドル34bを起立させスプリング34cの弾力によりフック34a に掛け止めた状態を示している。また、図5について後述するように、キャッチクリップ34の係合を解除してピンチローラユニット30を取り外したのち、ボルト45を緩め内側ベルトガイド44を取外し、保持手段60を作動させ上部フレーム1を上方へ開かせた状態で、扇形ベルト6を上部フレーム1の内周側に向け移動させることによってベルト6の取り外しが可能となる。
【0012】
(駆動ローラユニット) 図6に示すように、下部フレーム2にほぼ中央に、モータブラケット11と、ギヤドモータ12と、モータの出力軸(ローラ軸)17に軸支される駆動ローラ7とより構成される駆動ユニット10が配置される。
モータブラケット11は、下部フレーム2の上面で、かつ下部フレーム中央と扇形ベルトの回動中心O1とを結ぶ線に対し平面から見てベルト走行方向に所定角(例えばθ=5〜7.5゜又はそれ以上)傾けて組付ける。このため、モータブラケット11のセンタに対し所定の角度位置ズレした位置に複数のボルト孔14をあけている。図6は、4つのボルト孔14にそれぞれボルト15(図1、5)を通して扇形ベルト6の回動中心O1とを結ぶ線に対し逆方向に傾け(−θ)た状態で固着した場合を示す。
【0013】
(中間ローラユニット) 中間ローラユニット20は、上部フレーム1の外周近くに形成した矩形状の開口部21と、開口部21近くの上部フレーム下面にボルト18、ナット19を用いて取付けたL字形ブラケット22、22と、ブラケット22、22のフランジ部に形成された縦長孔23、23に回り止めされて横架されたスペーサ24付きのローラ軸28と、ローラ軸28に回転自在に支持された中間ローラ8とからなる。中間ローラ8の上面は、開口部21から僅かに突出して上部フレーム1の上側に走行するベルト6aの裏面に接するようにに配置される(図8及び9)。
【0014】
(ピンチローラユニット) ピンチローラユニット30は、図1ないし3及び図5に示すように、上部フレーム1における扇形外周縁中央に組付ける上部カバー31と、該上部カバー内に設けた支持ブラケット37、支持ブラケット37に軸支されたピンチローラ9と、上部フレームの外周側に当たる上部カバー31の一方に設けた一対の側板32、32と、各延長片に設けたフック付きのスライドガイド35、35とから構成される。
このピンチローラユニット30は、前述のように、上部フレーム1の側板32に形成したスライドガイド35を、上部フレーム側の取付板33の溝46に挿合したうえ、キャッチクリップ34を係合させることで組付ける。
ピンチローラの支持ブラケット37は、図7に示すように、中央にローラ軸39を通してピンチローラ10を支持し、両端のフランジ部にはローラ軸を中心にして角度θのズレをもたしてビス孔25、25を開け、ビス26、26を用いてカバー31に固着されている(図1、2)。
【0015】
上部フレーム1の外周部近くに、前述のように、中間ローラ8を軸支した中間ローラユニット20を取付け、その下方には、駆動ローラ7を有する駆動ローラユニット10が配置され、さらに、中間ローラユニット20の上方には、ピンチローラ(又は補助ローラ)9を有するピンチローラユニット30が配置されている。O2はベルトを挟んで各ローラ相互の接点を結ぶ基準線である。図9は扇形ベルトを挟んで駆動ローラ、中間ローラ及びピンチローラを組付けた状態の拡大断面図である。
【0016】
図9は駆動ローラ7、中間ローラ8及びピンチローラ9の取り付け傾斜角度の関係を示す斜視図である。図9に示すように、扇形ベルト6の中心線と同軸上に配置された中間ローラの回転軸18を基準とし、往き側ベルト6aを挟んで中間ローラ8の上部に配置されるピンチローラの軸19の投影軸線を平面から見てベルト走行方向に+θ°傾け、また、帰り側ベルト6bを挟んで中間ローラの下部に配置される駆動ローラ軸17を−θ°傾けて配置する。O1は扇形ベルトの回動中心である基準点であり、O2は3つのローラ7、8、9がベルト6に接する位置の投影基準点である。
図示のように、駆動ローラ7の軸17、ピンチローラ9、及び駆動ローラ7の各々の回転軸(駆動ローラ軸)17は、中間ローラ8の回転軸方向に対し、平面から見て所定角(例えばθ=5〜7.5゜)傾斜して配置されている。すなわち、中間ローラ軸28は、扇形状をなす上部フレームの中心方向を向いており、これに対し、ピンチローラ軸39は、ベルト6の往き側を扇形の外方向へ移動させるように中間ローラ8の軸28に対して所定の角度を有して傾斜している。このように、中間ローラを挟んで上下のローラ7、9を傾けて組むことによりベルト6に張りを持たせて扇形ベルトの内側に寄りやすい走行傾向を矯正するものである。
【0017】
(動作)次に、前述のように構成されたコンベヤの動作について説明する。
ピンチローラ9の作用により、扇形ベルトの往き側6aがピンチローラ9と中間ローラ8との間に一定の圧力で挟み付けられ、同時に、ピンチローラ9の作用により、中間ローラ8が下側に押しつけられるので、扇形ベルトの帰り側6bが、中間ローラ8と駆動ローラ7との間に一定の圧力で挟み付けられる。中間ローラ8の軸28は、ブラケットの長孔23に軸支されているので、中間ローラ8が上下方向に微調整されて、ベルト6の往き側を挟み付ける力と、帰り側を挟み付ける力とが略同一となるよう設定される。
この状態で駆動ローラ7が駆動されると、扇形ベルトの帰り側6bが摩擦駆動せしめられ、さらに、中間ローラ8に動力が伝達されて、中間ローラ8とピンチローラ9との間に挟み付けられたベルトの往き側6aが摩擦駆動される。
【0018】
図9に示したように、ピンチローラ9は、中間ローラ8に対して若干の角度を有して傾斜しており、同様に、駆動ローラ7は、中間ローラ8に対して若干の角度を有して傾斜しているので、ベルト6の往き側及び帰り側をそれぞれ扇形形状の外方向に向けて駆動することができる。これにより、安定して上部フレーム1の上に扇形ベルト6を走行させることができる。
【0019】
(ベルト外し) ベルト6が汚れた場合など、ベルト6を取外す必要がある場合には、まず、キャッチクリップ34の係合を解除し、スライドガイド35を溝46から引き抜いて、ピンチローラユニット30を取付板33より上方に取り外す。それにより、3つのローラ7、8,9による扇形ベルト6の挟み付けが解除され、上部フレーム1に対してベルト6が緩められる。なお、ピンチローラユニト30に上部カバー31を有しているため、運転中は勿論、取外した後も内部が露出せず、また内部への物や手指のかみ込みを防止している。
上記のように、上部フレーム1の内周側に当たる内側ベルトガイド44を取外すと、上部フレーム5は前板41のヒンジ47を回転軸として所定角度上方へ開かせるので、ベルト6を上部フレーム1から内周側に向かって引き出すことにより取り外すことができる。
【0020】
(再組立) 分解洗浄が終了し、再度組み立てる際には、前述と逆の操作、すなわち、開き状態の上部フレーム1に、ベルト6をその外周側の方から挿合したうえ、上部ベルトカバー16をベルトの外周側に接近させる一方、上部フレーム1の後端のボルト45を用いて内側ベルトガイド44を固定する。
次いで、ピンチローラユニット30における上部カバー31のスライドガイド35、35を、取付板33、33の溝46、46に挿合して組付けて、キャッチクリップ34のフックハンドル34bを上向きに回動して先端をフック34aに係合させたのち、上部フレーム1の扇形内周側のボルト45で内側ベルトガイド44を固定することにより、再組立を終える。組立により、ベルト6は中間ローラ8、ピンチローラ9および駆動ローラ7とにより一定の圧力で挟み付けられるので、駆動モータ12の駆動により、ベルト6を走行させることができる。
【0021】
本実施例では、扇形ベルト6の中心線と同軸上に配置された中間ローラの回転軸28を基準とし、往き側ベルト6aを挟んで中間ローラ8の上部に配置されるピンチローラ軸39の投影軸線を平面から見てベルト走行方向に+θ°傾け、また、帰り側ベルト6bを挟んで中間ローラの下部に配置される駆動ローラ軸17を走行方向に対しθ°傾けて矢印70の方向にベルトを走行させる場合を示したが、ピンチローラ軸を−θ°、駆動ローラ軸を+θ°傾けた位置に設定できる孔(図示省略)をあけてビス止めし、かつモータ12を逆転させることによりベルト6を逆方向に走行させることが可能である。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカーブベルトコンベヤでは、ほぼ扇形をなす上部フレームで扇形ベルトを支持し、扇形ベルトの外周縁近くで、中間ローラとピンチローラによりベルト往き側を挟むと共に、中間ローラと駆動ローラによりベルト帰り側を挟み付けているので、ベルトがたるむことなくスムーズに走行させることができる。
また、上部フレームは下部フレームの前板に設けたヒンジにより上方に開閉自在に取付けられ、ピンチローラユニットは下部フレームの側板との間に設けたキャッチクリップによりベルト外周側に係止され、上部フレームの内周側は内側ベルトガイドにより下部フレームに係止されているので、ベルトの点検や洗浄・交換時には、キャッチクリップの係合を解除してピンチローラユニットを取り外したのち、内側ベルトガイドの係合を解除することで上部フレームを上方へ開かせて扇形ベルト外しを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るカーブベルトコンベヤの側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の左側面図である。
【図4】図1の右側面図である。
【図5】ピンチローラユニットを取付けた上部カバーと内側ベルトカバーを取外して上部フレームを上方に開かせた状態の拡大側面図である。
【図6】図5のA−A線より矢印方向に見た平面図である。
【図7】ピンチローラ支持ブラケットの底面図である。
【図8】駆動ローラ、中間ローラ及びピンチローラの組付部分の拡大断面図である。
【図9】駆動ローラ、中間ローラ及びピンチローラの取り付け傾斜角度とベルト走行の関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 上部フレーム 2 下部フレーム
3 脚ユニット 4a T形架台 4b 脚
5 直線縁部 5a 折曲げ翼辺 5b 後板
6 扇形ベルト 7 駆動ローラ
8 中間ローラ 9 ピンチローラ
10 駆動ローラユニット 11 モータブラケット
12 ギヤードモータ 13尾部軸受板
14 ボルト孔 16 上部ベルトカバー
15 ボルト 17 駆動ローラ軸
20 中間ローラユニット 21 開口部
22 L形ブラケット 23 長孔
24 スペーサ 25 ビス孔
26 ビス 28 中間ローラ軸
30 ピンチローラユニット 31 上部カバー
32 側板 33 取付板
34 キャッチクリップ 34a フック
34b クリップハンドル 34c スプリング
35 スライドガイド 36 ビス
37、51 ブラケット 39 ピンチローラ軸
41 フレームの前板 42 フレーム受け
44 内側ベルトガイド 45 ボルト
46 溝 47 ヒンジ
48 フレーム受けの折曲げ上縁 50 先端ガイド
52、53 先端ガイド受け 54 リターンローラ
55 軸受け用ブラケット 56 軸受け
60 傾斜保持手段 61 傾斜保持用アーム
62 孔 63 リンク
64 ピン 65 回動支点
68 コントローラ 70 ベルト走行方向
Claims (2)
- コンベヤの上部フレームに扇形ベルトを掛け渡し、扇形ベルトの外周側において、中間ローラとピンチローラによりベルト往き側を挟む一方、中間ローラと駆動ローラによりベルト帰り側を挟み付けて、フレーム上に扇形ベルトを走行させるようにしたカーブベルトコンベヤにおいて、
上部フレームの扇形外周縁における中央部分と下部フレーム前部との間にヒンジを設けて、下部フレームに対し上部フレームを開閉自在に取付け、
下部フレームの前部にキャッチクリップを設けて、往き側ベルトの外周近くに圧接するピンチローラユニットを着脱自在に係止すると共に、前記上部フレームの内周側に内側ベルトガイドを設けて下部フレームの後部に着脱自在に係止し、
前記キャッチクリップの係合を解除してピンチローラユニットを取外すと共に、内側ベルトガイドをとり外して上部フレームを上方へ開かせたのち、扇形ベルトを上部フレームの内周側に向け移動させることでベルト取外しを可能としたことを特徴とするカーブベルトコンベヤ。 - 前記ピンチローラユニットは、上部カバーと、上部カバーの側板と、上部カバー内に軸支されて上部フレームにおける扇形外周縁近くの中央に組み付けられるピンチローラと、前記側板の外面に設けたフック付きのスライドガイドとからなり、
前記下部フレームの外周端に一対の取付板を立設し、該取付板には前記側板外面のスライドガイドを挿合させる溝と、前記フックに係合するキャッチクリップハンドルを設けたことを特徴とする請求項1に記載のカーブベルトコンベヤ。
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